58 【R18】しんこんりょこう
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
[ガウンと一緒にずり落ちた肩紐さえも色っぽくて
もっと彼女の姿を見ていたかったけれど
性器だけじゃなくて視覚まで刺激されて
自分で思うより早く限界を迎えることになった。
……瑠璃人に触れるよりも早く出してしまったことに
ちょっと矜持がそわつくけれど。
独身の時はさらしを巻いて、男物のパンツ履いてた瑠璃人が
柔らかそうな下着を纏って、ペニスを咥えるという
変わりようを見れたのだから
プライドぐらい何だ、と開き直る。
せっかくの綺麗な下着にも子種をかけてしまって
申し訳ないと思ったはずなのに……
瑠璃人は視線を泳がせた後に、放出した熱を救い取って
あ、と思った時には舐めていた。
さっきまでおれを愛撫してくれていた赤い舌が
ちろりと覗いて心臓が跳ねる。
首傾げてるけど変な味しなかっただろうか……
止めなくてごめんという気持ちと
でも絶対クソ不味いのに舐めてくれるのって
すごく滾る……という背徳感とで
果てたはずのペニスに再び熱が集められた。]
[初めて触れたときは、瑠璃人の体は緊張していて
挿入る場所なんか無いんじゃないかと
心配するほどだったけれど。
触れずとも蜜をあふれさせて、おれに擦り付ける姿が
心を許してくれたんだ、と伝えてくれる。
大切な部分を守るには頼りない薄さの布をずらすと
それだけでも瑠璃人が敏感に跳ねて
性能のいい耳が水音を拾った。
ガウンを解いて、甘い声で「しよ」とねだられれば
おあずけなんて上級者なことはできなくて
堪え性もなく瑠璃人を貫いた。]
[ざわざわと快感が背筋を撫でるのを楽しみながら
瑠璃人の痴態も堪能しようとしたけれど
困惑した表情で、腰が引かれた。
どうしたんだろう、と疑問が浮かびもしたけれど
それ以上に逃げられたくなくて、ガウンを下したその手で
瑠璃人の腰を支えて、ぐ、と俺に押し付ければ
重力の力も借りて、瑠璃人の一番奥を膨れた先端で抉る。
瑠璃人は、上背こそあるけれど、柔らかくほっそりとしていて
まさか彼女が体重を気にしているなんて思いもよらなかった。
肌を隠していたものを取り払ってしまえば
改めてこの体位のいいところに気づく。
すごい。全部見える。
ぼうっと見惚れていると、唐突に瑠璃人に告白されて
ぴゃっと髪が逆立った。]
ぅ……
[うれしい、と言葉にする前に弱点に唇を押し当てられて
羽毛の無い丸裸の皮膚に、お揃いの痕をつけられる。
最初は残らなかったけど、今では上手につけられるようになって
誰からでも見える場所にいくつも痕を刻まれた、
絶対に仕事着の上からも見えだろうけど気にしない。
それよりも、彼女がおれにマーキングしてくれることがうれしかった。]
[同じように痕をつけるよりも、瑠璃人の頭が遠ざかるのが早かった。
少し勿体ない気もするけれど、お返しのキスはまた後でしよう。
腰を支える手の、その股に瑠璃人が指を重ねて
柔らかい腰に食い込んでいた紐を解く。
はら、と薄い下着がずり落ちて、
肌にはえっちな赤い線だけが残った。]
え……だめなの?
瑠璃人の可愛いところ、いろいろ見えるから
このまましたい……
[このままするのか、と
複雑そうに問われてきょとんとする。
さっきも困惑している様子だったし
何か気がかりなことがあるのかもしれないけれど……
恥じらう姿も可愛いけど、せっかくなら楽しんでもらいたい。
それから、自信のあるラッコ姿なら
俺を見て見てって言えるんだから
もっと褒めれば喜んでくれるのかな、と思い立った。]
[「こことか、」と言いながら手を伸ばして、
瑠璃人の乳房を下から持ち上げる。
さっきから気になってたけど、この下着裏地が無い……
一緒に買いに行ったときにずらずらと並んでいた
詐欺みたいにカップが分厚いブラジャーじゃない。]
えろい下着着た瑠璃人が、おれの上で腰振るとことか
透けたブラのなかで乳首立てておっぱい揺らしてるのとか、
気持ちいいところ擦ったときに瑠璃人がよがるのも
全部一度に見れて、すっごくいい……
[瑠璃人自身の乳房が、暖かい色の光に照らされて
下から見上げると、強調されて、浮き上がってさえ見える。
突き上げるたびに、たぷん、とミルクみたいな丸みが柔く跳ねて
串刺しにされたままの瑠璃人が悩まし気に顔をゆがめる。]
[すり、と親指を乳首に這わせて、薄い布越しにくにくにと愛でる。
親指の腹で何度も下側から擦り上げれば
汗ばんだ肌が、レースを隔ててもなお手に吸い付くようで
あまり腰を動かさなくてもどんどん息が上がっていく。]
どこを見ても、きれいで……
すごく、そそる。
[肌のあちこちにおれがつけた後が散っている。
生々しく色づく真新しい痕も、
うっすらと消えかかった懐かしい痕も。
どこに目を向けても、おれの痕が残っている。]
[自由だったほうの手で、一つ一つ記憶を辿るように痕をなぞって
胸の谷間から下が左右に割れた──シャツ? キャミソール?
おしゃれな呼び方がわからないけど、そこに手を差し入れる。
くびれたわき腹を指先で伝い降りて
丸く膨れたお尻をさすった。]
それとも、瑠璃人はいや?
すっごい濡れてるから、気持ちいいのかと思ってたけど……
[勘違いだったらすみません、何しろ経験が少ないもんで……
瑠璃人が下を外してくれたから
お尻に直接触れることができる。
手の甲にはくすぐったい生地の感触を感じながら
滑らかな肌をすりすりと楽しんでいたら
結合部からあふれる蜜で指先が濡れた。]
……おれはもっとしたいし、もっと触りたい……
こことかも……
[誰だって触れられたくない場所はあると分かっていても
瑠璃人の全てに触れたい、と願ってしまう。
その欲求は強くて、彼女自身から拒絶されない限り
止まれそうにはない。
瑠璃人のものか、おれのものかわからない蜜を
何も溢れていない後ろの孔に塗りつける。
初めて抱いた時から気になっていたそこは
性交ではなく排泄のためのものだと今では理解しているけれど。
聞くところによるとそちらでも気持ちよくなれる御仁もいるのだとか。
無理強いはしたくないけれど、どんな反応するのかも見たい……
後ろは性交用じゃない、なんていうのはためらう理由にならなくて。
だいいちそれ言い出したら口もおっぱいも
瑠璃人にくっついてるちっこいペニスもえっち用じゃないし。]
ここも、触ってみたい……
前だけじゃなくて、後ろでもおれを受け入れたとき、
瑠璃人がどんな反応するのか、知りたい……
[ここからは蜜は出せないようだから
傷をつけないように、ぬめる指をこすりつけながら。
大丈夫そうだったら、中指を慎重に挿し入れただろう。]*
[お互いに恥ずかしい思いを隠したり吐息や表情で伝えてしまいながら、情欲を溢れさせたり
痕にしたりしてわかりやすくかたちに残した。
抵抗したっていいのにそうしなかった事や、
今なら空中のイカミミさえキャッチできそう!と思わせるくらいに嬉しい反応や、
俺の拙い愛撫で照れながらも気持ちよくなってくれた事や……
どれも嬉しかったし、繋がる事は俺も望んだけれど、
思わぬ体勢でなされたから、遠慮が勝った。
腰を引いたけれど、抜けそうもないところまでだったのに、
ホウスケの手によってまた彼のもとに引き寄せられる。
ぐぷっと敏感なところを押し広げられながら擦られる感覚と、奥まで当てられる快感に、細く息を呑む音が喉から上がる。
強引、だな……
生理的な悦もさる事ながら、
力強く腰を抱かれた事にもどきどきする……]
[ラッコ時より10から20kgくらい重いぞ俺、今。
重くない筈ないと思うのに、
当然の様に乗らせてくれるところも、
俺の中の女の部分が妙にくすぐられると言うかなんと言うか……
俺も惚けてるみたいなものだから、
ホウスケのぼうっとした視線もお構いなしに、
気持ちを言葉と唇に乗せて伝えてしまう。
ホウスケは髪の毛を逆立たせて、かわいく反応してくれる。
痕をつける場所はわきまえない。
俺自身も店で指摘された事があるくせに、
目の前で「ホウスケくん、首に痕があるよ」とか言われてるのを見ない限り気付かないだろう]
[下はホウスケの昂りを受け入れてるし、
胸を開いて半端な格好に脱がしたホウスケの首に赤色を散らしたし、俺の中にも先走る欲望というものがあるらしく、
ホウスケに紐を解いてもらいたいと誘った。
これだけ見ればやる気まんまんラッコだろうに、
「このまま?」と確認したものだから、
ホウスケはきょとんと瞬いた。
だって重いだろ、と言おうと思ったけど、
その前に何か鳴き出した、このふくろう。
色々?色々ってなんだ色々って……]
んっ、
え、な、な、……な、に、言って……
[伸ばされたホウスケの手が、
薄布しか纏っていない胸を持ち上げる。
別にそこはホウスケのものだし、触ってくれていいんだけど……
何恥ずかしい事言ってるんだと顔が熱くなって、持ち上げられた胸の先が視界に入って、ようやくそこがすっけすけな事に気付く。
いや着た時の感触で気付けって話かもしれないけど、気付けなかったものは仕方ない。
勃ち上がった胸先がレースを押し上げて色を主張までしていて、
もう、言葉を失って今更片手で胸を隠したけれど、
ずくんと何度か腰を突き上げられると体勢が保てなくて、結局乳房を大きく揺らしながら手をまたホウスケの横につく事になる]
ぅ、う……
[透けた乳首を優しく擦られて、
慈しみを感じる様な愛撫なのに、
恥ずかしさもあるのか、布が擦れる感触が刺激になるのか、直に触られるよりももしかしたら気持ちいいかもしれなくて、上がる声は消え入りそうになる。
肌の色を隠すくすんだ青色に紛れるピンクを、
ホウスケの指が的確に摘まんでいて、
俺の視点から見てもひどく官能的な画だった。
ここからでも見えるホウスケの吸った痕もあるし。
ホウスケの上がる息で聴覚も犯されて、
気付けば俺も肌が汗ばんでいた]
ん……
[また恥ずかしい事をこの男は言う。
何て返せばいいかわからないから、口をきゅ、と引き結ぶ。
「きれい」だとはラッコの時にはあまり言われないから、どう受け取っていいか未だにわからない。むずむずする、けど、嬉しさ故に湧き起こるむずむずな気がする。
這い回るホウスケの手がどこへ行くのかとそわそわと期待に震えていたら、臀部に回された。
ぴく、と震えたけれど、
「すっごい濡れてる」とか言われてびくっと震えた。
言及されたからなのか、栓をされた状態でも蜜が溢れるくらい湧き上がった気がする。気のせいかもしれないけど]
[いやじゃないしきもちいいけど、
すっごい濡れてる、は肯定したくなくて、
いや挿入れてるホウスケにはわかってるんだろうけど、
そこに頷きたくなかったから黙ってしまった。
それでもホウスケは気分を害する事なく後ろの曲線を撫でてくれて、こちらもくすぐったい様な、でも優しい気持ちよさに目をとろんと溶かしていたら、]
え?
ホウスケ……
[濡れた指先で後ろの深いところに触れられて、
言葉でもはっきり指されて、彼の意図を理解する。
恐怖や嫌悪より驚きでびく、と跳ねたけれど、
緊張で余計に締まった後孔と連動する様に、ホウスケを咥え込んだ雌孔もきゅうと狭まった。
よりホウスケのかたちと熱がわかる様で、
とくとくとときめく心臓に合わせて、息を整える]
……はいらなくても、
がっかりするなよ?
[ふ、と笑って断りを入れた。
触りたいと、知りたいと言ってくれるホウスケの言葉は嬉しいけど、いつも俺を抱いて悦んでくれるのもわかってるけど、そこでいやらしい事をするのは未知の行為なので、前置きをしてから頑張ってみる事にした。
恥ずかしい……とは思う。
けれどなんかもう触られてしまっているし……
どちらかというと、はいらないかもという心配の方が強い。
さっきまで身体を乗っからせる事を気にしていたのはどこかへ吹っ飛んで、今はホウスケの指に集中した]
[お尻ごと締まっていた緊張をなんとか宥めて、
ぬるぬると解される裏の孔の力を抜く。
……皺に触れられるのは流石に気恥ずかしい。
秘かに羞恥にも耐えながら、
ゆっくりと指が沈んでくるのを受け入れた]
ぁ、……んっ………やぁ……
[秘処とはまた違った押し広げられる感覚にぞくぞくと背中が粟立つ。奇妙な感覚だった。
違和感も強かったけれど、入り口が広がる時は確かに快感が上回った。
それが自分で受け入れ難くて首を振ったけれど、
ふぅふぅと息を荒げながら、「きもちいい……」と小さく呟いた。
ホウスケに乗っかったまま、腰をはしたなく揺らして、
前も後ろも深く咥え込もうとする。
後ろの孔は指が深まれば異物感が強くなって、
う、と呻いたけれど、]
……掻き、まぜて……
[自身の口に指を入れて唾液で濡らして、
後ろの孔に挿し込まれたホウスケの指にぺとっと触れて、
頼りない潤滑油を分けた]
[女の孔みたいに一人でぐちょぐちょにする事はできなかったけど、愛しい男の指でぐりぐりと刺激されれば、不浄の孔でも少しの痛みと共に快楽が育って、声にも表情にも色が乗る。
前の孔も塞がっている圧迫感と充足感、
勝手に揺れる腰とか溢れる愛液とか、
ぜんぶホウスケに支配されている感覚とか、
そういうものに溺れてしまって、泳ぎが下手なラッコは声が抑えられなくなって、]
あっ、あ、 ぁ、 っ
ホウスケ、
ほう、す、け………
[振り切れた快楽が目尻から涙を零れさせ、
ホウスケの胸を熱く濡らす。
俺の反応を見たいって言ってくれたホウスケがどんな顔をしているのか、涙で滲んでよく見えない……]
……ぁ、だめ……
── ひっ…… ぅ……
[やがて知っている感覚が迫って来て、
あ、終わってしまう、と思ったけれど、
今回はそれを超えてしまったんだろうか。
ぷしゅ、と前の孔から何かが溢れ出した。
困惑する俺を差し置いて、自分の意思を離れた液体は咥え込んだホウスケごと彼の身体をぼたぼたと濡らしたし、大きく、やがて小さく痙攣する身体は一人で支え切れず、ホウスケの上に崩れ落ちる]
……あ?
……ごめん、ホウスケ、俺………
[荒い息のまま、自分のものじゃないみたいな身体を少し浮かせる。
何が起こったのかわからないけれど、
ホウスケと……多分寝具も濡らしてしまった事を謝りながら、ぼんやりと、ホウスケの頬に手を伸ばした。
ぺと、と彼の頬を濡らしたのは、
俺の唾液か、それとも潮か。*]
[瑠璃人がラッコ時より重くなってたって気にならない。
おれだって5、60倍ぐらいになってるからだろうか。
まぁその辺の
ご都合主義
理由まではわからないけれど……
瑠璃人がお店で痕がついてるの指摘されたのは
まぁ……そうだろうなって思うけど(確信犯)。
もしもおれが誰かから指摘されたら「うん」って
ちょっと得意げにほほ笑んじゃうかもしれない。
館長はまぁ大丈夫だろ気づかなさそ……いやどうかな。
たまにシモいことには察しよかったりするから。
いずれにしても、みんな大人だし
揶揄うのはコンプラ違反だから大した問題じゃない、
唯一「るみかさん」だけはめちゃくちゃ弄ってきそうだけど]
[瑠璃人がどれだけ魅力的か伝えたくて、
瑠璃人がこのままだとまずい理由を主張する前に遮った。
しゃべりすぎたかな、と少し反省。ごめん鳥類だからつい。
だけど、長々としたさえずりに瑠璃人は顔を赤らめた。
初めて自分の格好に気づいたみたいに
──いやさすがにそんなことはないか──
ともかく、瑠璃人は慌てて、自分の乳房を隠そうとする。
触れているおれの手をうまく振り払えなかったらしくて
かえって瑠璃人の胸にむにゅんと抱き込まれる形になった。
もっと見たかったけれど、その仕草も酷く煽情的だ。
興奮して思わず瑠璃人の奥を突き上げれば
一つ遅れて、隠されていてもなお乳房が跳ねる。
その様子も何度でも見たくなって
反応のいいところを探して突き上げていれば
やがて瑠璃人が姿勢を崩し、
体重を支えるように手をついたから
かえって見せつけるように乳房を晒した。
全然重たくないけれど……仮に重たかったとしても
こんなの見せられて、いったんやめよ、
とか言えるオスは絶滅危惧種のラッコよりも少ないだろう。]
[可愛い、とうわごとのようにつぶやきながら
瑠璃人の先端に触れて、おれの動きに従って
変わる形にも夢中になりながら
女の子の体を確かめる。
性別一つでこうも形も、感じ方も、
表情までも変わるんだろうか。
違うのは乳房だけじゃなくて、お尻の丸みもだけど。
きれいだ、という言葉は、
瑠璃人に喜んでもらいたいのもあったけど
何度触れても夢みたいで、確かにこれは現実なんだと
自分で確かめる意味合いもあった。
表情や、皮膚の揺らぎや、堪えきれない時に上がる声から
いつも悦んでくれているとは思うけれど……
濡れていたって、よがっていたって
本当のところは瑠璃人にしか分からないから
ちょっと不安になって確認を取った。
気を使って言えなかったけど実は嫌でしたなんて悲劇は
今日もあちこちで起きてるわけですし。
瑠璃人の中はぬるぬると熱くて
おれの精気をすべて搾り取らんばかりに締め付けてくる。
それでも痛くないのは、やっぱり濡れているからだ。
……返事はもらえなかったけど。
時々瑠璃人は、やけに可愛く黙り込む。
それが制止の意図を持っていたとしても
今回だって行為を止めることはできなかった。]
[おれを受け入れてくれている場所と同じように
目じりも溶かしていた瑠璃人が、
後菊に触れると、はっきりと動揺した。
……やっぱだめですか?
一瞬、「何言ってるんだこの変態」とか
蔑まれるかなって身構えたけど
心の広い瑠璃人は、緩く笑って受け入れてくれた。]
……うん!
[やった、と小さく漏れるのは止められない。
満面の笑みでうなずいて、
許可を取るよりも早く、ちゃっかり触れていた指を
本人の許可ももらったし、と図々しく擦りつけた。]
[蜜を吐かないそこは硬直していて、
触れるたびに緊張するようにおれのことも締め付けるから
それだけでも気持ちがいい。
だけど、このままじゃ何も入りそうにないから、]
瑠璃人、息吐いて……そう、上手…… ん、
……ぁ、いけそ……
[一緒になって呼吸を整えながら、
デリケートな皺を丹念に撫で上げていれば
やがてするりと緊張がほぐれて、潜り込めそうな余地が生まれた。
つぷ、と弱く抵抗の声を上げてから
おれの侵入を受け入れる。
爪を切ってもらっておいてよかった……
短くなった爪で、瑠璃人の内壁を傷つけないように
慎重に、丁寧に沈めていく。
痛いかもしれないから、奥まで挿入するつもりはなかったのに
瑠璃人がはっきりと「きもちいい」と呟いて
いやらしく腰まで揺らすものだから
つい、一番長い指を、根元まで沈めてしまった。]
[ん、と、瑠璃人と同じタイミングで呻いて、
指を曲げないように、慎重に引き抜こうとしたけれど
自分で指を咥えて、おれの指に潤滑油を与えて、
あまつさえ動くこと請うてくる瑠璃人に
思わず感嘆の声がもれた。]
わ、ぁ……瑠璃人、やらし……
[瑠璃人の濡れたくちびると、濡れた指が、
生き物みたいにちろちろと光って
おれの意識をとらえて離さない。
それから、自分の失言に気づいて]
……誉め言葉だからね……
[言い訳みたいに付け加えた。
……揶揄を警戒されて、今みたいなえろいこと
言ってくれなくなったら寂しいし……]
[できるだけゆっくり、強い刺激で壊さないように
抜き差しを繰り返すつもりだったけれど。
かき混ぜて、と言われてしまえば
単純なおれはそうしたくなる。]
あっ、 ぅ、 ……瑠璃人……かわいい。
後ろでも、こんなえろい声出して、
前も、 ん…… おれでいっぱいにしてて……
[差し込んだ指の腹を柔壁に押し当てると
くぷ、と淫らな音が鳴る。
薄い肉の壁越しに、瑠璃人の平たくて狭いおなかの中が、
おれのペニスで満たされているのがわかる。
感触を確かめるようにぐにぐにと後孔をまさぐれば
瑠璃人の声が、動きが、どんどん艶を帯びて、
いっそ苦し気にさえ見えた。
普段の知性を今は忘れて、
海の中で揺らぐようにゆらゆらと腰を泳がせる瑠璃人は
おれの本能を呼び覚まして、狂ってしまいそうだ。]
[身もだえしながらも全部でおれを受け止めてくれる瑠璃人に
愛おしさや、征服欲や、暖かい愛情も暴力的な欲望も
何もかもが一緒くたになって胸からあふれ出していく。
自分でも持て余すほど渦巻く心を何度も押し付ければ
やがて瑠璃人の目から、あの星屑みたいなきれいな涙が
頬にきらきらとした道を作る。
それは燃えていて、おれの胸に落ちると熱く散った。
どこか遠く、空をふわふわと漂っているような目つきに
もっと高く、と半ば意地になって、
前でも後ろでも押し上げていれば
瑠璃人の全身が、くわえ込んだおれごとギュッと緊張した。]
── あっ、 ん……!
[果ててしまいそうになったけれど、
本能に視覚を明け渡してしまうのがもったいなくて
一瞬たりとも瑠璃人を見逃すまいと、歯を食いしばった。
さっき、瑠璃人に出してもらってなかったら
射精していただろう。]
[眉間に皺を寄せながら耐えていれば
耳が聞きなれない音を拾った。
男と違って射精できないはずの彼女から
勢いをもって熱い何かが噴き出している。
何が起こったのかわからぬままに
正体のわからぬそれをぼとぼとと腹に浴びて
だけどそんな狭い面積じゃ受け止めきれなくて
腰の横から寝具に伝い落ちた。
その間にも瑠璃人は大きく痙攣していて、
やがて噴出が落ち着くとともにその波も小さくなると
飛び終えた彼女が、くたりと俺に体重を預けた。]
[頬に添えられた手が、何かで濡れている。
すり、と頬ずりで甘えて、さっきから気になってたそれを
ぺろりと舐めとった。
色も薄いし、尿のにおいも味もしない……とろっとした汗に近い。]
しょっぱい……瑠璃人、潮、吹いたの?
[さすが海の生き物。
潮吹くのはクジラとかイルカだと思ってたけど
ラッコも吹けるんだ……
まぁ、それはともかく。]
[全部見たい、というおれのわがままに
精一杯答えてくれた瑠璃人がいじらしくて
腰を支えていたほうの手で瑠璃人の背中を抱き寄せた。]
……すごくかわいかった……
[満ち足りた顔で頬笑みながら、すりすりと頬を摺り寄せる。
挿入したままの指を引き抜くと、ちゅぽ、と淫らな音が鳴った。]
[呼吸が落ち着いてきたころに
猛ったままのおれを、一度引き抜いた。
栓を失った膣から、おれの精液が混ざってない分
いつもよりは少ない粘液がとろりとあふれ出す。
うわ出してなくてもこんなに濡れてるんだ……えっち……
改めて見ると、あちこちがすごいありさまだった。
瑠璃人のえっちな下着には精液がかかってるし
その辺に脱ぎ捨てられたガウンも、
寝具だってびしょびしょに濡れているし
広い部屋全体に淫らなにおいがこもっている。
後で片付けとかしなくちゃいけないんだろうけど
とりあえず今は、と
すっかり氷の解けたベットサイドの水分を与えあって
身を清めるために、入ったばかりのお風呂に向かった。
もちろん二人で。(確定)]
[ぱさ、と青くてえっちな下着が落ちる。
着たまましていて、脱がしそびれたものだから……
いやつけたままのも最高だったんだけど
脱がす瞬間だって興奮するから、そこはやらせてもらった、
ちなみにおれは何の変哲もない下着なので
なんの未練もなくさっさと脱いだ。
ありがとうとてもえっちでしたと心の中で下着を拝みながら
この下着は洗濯機に突っ込まないようにしよう……
「そういえば、これどうしたの?」と、
さっきまでは興奮しすぎて聞きそびれていたことを
今更問いかけたりしつつ。]
[お風呂の中は、外の景色を楽しむためか
天井からの照明がついていない。
転ばないようにと足元に設置された照明は
部屋の中と同じように、暖かい色をしていた。
だけど、照明は少なくたって
昼の生き物の瑠璃人にとっても暗すぎはしないだろう。
外に向かう壁一面がガラスになっていて
月明かりが青白く差し込んで湯舟の中を照らしている。
月光は水の中で乱反射して、青く揺蕩う水面の模様が
ゆらぎながら浴室の中を彩っていた。
お互いの体を清めあって湯船に浸かれば
瑠璃人のぽよんとしたおっぱいが浮力で持ち上がって
思わず揉み倒した。こんな……こんな眼福なことが……
しかし残念ながらおれは五分でのぼせた。(梟の行水)]
うー……瑠璃人、よくそんな長いこと浸かってられるね……
[ざっと体を拭くと、
浴室内の壁際に設置されたソファ(耐水素材)に転がって
ゆだりながら湯船の中の瑠璃人を見下ろす。
洗面所のウォーターサーバーから持ってきた水がおいしい。
しかし客室ごとにこんなの置かれてるとかしゃらくさいホテルだ……
大事な部分にはちゃんとタオルを巻いています、念のため。
ソファは、窓ガラスに接した隅っこにL字型に設置されていた。
座りながらも景色を楽しめるようにという配慮かもしれない。
ちなみに背もたれはない。]
[やがて瑠璃人が湯船から上がってくると
湯冷ましに、と少しマシになった顔で隣を勧めた。
キンと冷えた水を渡して、
外の景色なんかについて世話話をしたけれど
瑠璃人の上気した肌を見ていたらまたむらむらしてきて
だんだん上の空になっていった。]
瑠璃人……
……もっかいシたいナー……
[とん、と汗をかいた紙コップを置いて
まだ瑠璃人が欲しい、と身勝手な願いを伝える。
だって仕方ないじゃないか男の子だもの。]
さっきの瑠璃人、すごくえろかったし……
また見たい……
[おれの体もタオルを押し上げて、そう主張している。
今度はおれが瑠璃人の肩に手をかけてのしかかった。]
さっきさ……お尻いじられて
瑠璃人、気持ちよさそうにしてたから……
[ちゅ、と口づけをして、瑠璃人の目をのぞき込む。
体を密着させると、タオル越しにもわかる高ぶりも
瑠璃人のおなかにくっついた。]
お尻にも挿入れたいナ〜って……
[つくづく欲深い生き物ですみません。]
[しぶられようが何しようが
拝み倒して頼めば瑠璃人は許してくれたと思う。
ベッドに戻る時間も惜しくて
前から挿入は難しそうだったから
瑠璃人には膝立ちで後ろを向いてもらった。
ちょうど、外を向くような格好だ。
背もたれが無いから、瑠璃人は窓ガラスに手を当てて
体制を支えることになる。
ちょっと触ってみたら、北海道の本気防寒窓ガラスは
暖かくこそはなかったけれど、冷たくない。ぬるい。
風邪をひかせることは無さそうだ。
お尻の、たぶん動物によってはしっぽがある部分のくぼみに
猛りをすりすりと擦り付けながら]
はいんなくてもがっかりしないし、
無理そうだったら、やめるから……
[多分。二個目の宣言は自信ないままに約束した。
でも実際、瑠璃人が痛そうだったら
おれにはとても続けられないと思う……]
[指でさえ、はいるかわからない、と
瑠璃人は心配そうにしていたから
まだ挿入は試みない。
後ろからだと、きれいなうなじやきれいな背中が見れる。
一切抵抗できない無防備な背中を見せてくれるのも興奮する……
すりすりと瑠璃人のお尻におれをこすりつけていれば
まだ足りない、とばかりに先端からよだれがあふれ出す。
それを時折、さっきまで指をいれてた場所に塗り付けながら
瑠璃人の胸に腕を回して、たぷたぷと乳房を持ち上げた。
痛がらせたくはないから、
今までに見つけた瑠璃人の気持ちいい場所を
丹念に探ろうとする。
上半身を支えていないほうの手は
瑠璃人の腰に回して、中心を探った。]
ここも、あったかかった……
[ちゅく、とさっきまで入れてた場所に中指を沈めて
感触を確かめるように探った後に、
名残惜しさを感じながらも一度は引き抜く。]
[まだぬるぬると熱い蜜を、貝の奥に潜む真珠に塗り付けて
後ろを暴くには足りない潤滑油を、たくさんあふれ出させようとする。
何度も擦り上げて、芯をくにくにと押しながら
時折蜜を集めては、
先端を押し当てたままの後ろの孔に塗り付ける。
後ろはさっきよりはほぐれているけど
やっぱり、指より大きなものを入れるのはきつそうだ……
無防備なうなじに赤い痕を残しながら
辛抱強く、ゆらゆらと先端を押し付けていると
きゅ、と入り口がすぼまって、
少しだけおれの先端が食い込んだ。]
[剝き出しの亀頭が粘膜の予兆を感じ取って
ん、と身じろぎをひとつ。
とろりとあふれ出した涎が瑠璃人の中に流れ込んだ。]
あっ……ぅ、んん、
[先走りが潤滑油になって、ちゅぶ、と泡立つ。
柔らかい水音とともに、ぬるぬるの粘膜がおれを受け入れ始めて
凶悪なまでの締め付けに、
乳房に触れていたほうの手を放して、
窓ガラスにつかせた瑠璃人の手に重ねた。
加減も考えずに体重をかけてしまったからか、
瑠璃人から力が抜けたのか、
瑠璃人の上半身が前に倒れて、ガラスへと押し付けられる。
ふにゅん、と吸盤みたいに柔らかく形を変える乳房に
外側から見てもすっごいえろいだろうな……と
やましい妄想がちらついた。]
挿入った……よ、瑠璃人……
よく、頑張ったね……
[先端の膨れたところを飲み込んでくれた時に、
耳を優しく噛んでねぎらった。
それから、重ねた手をぎゅっと握って
全部沈めようと、さらに腰を押し進めた。]
[ん、ん、と深く押し進めるたびに、細く喘ぎ声が漏れてしまう。
頭の奥がゆだったみたいにぼうっとする。
顔を見れないのが、この体制の寂しいところだよな……と
回らない頭で残念がりながら顔を上げると、
窓ガラスにうっすらと瑠璃人が映っていて、
余裕の無い表情のまま、思わずふふっと笑った。
ラッキー。鏡ほどしっかりは見えないけれど……]
[こつ、と根元まで飲み込ませると、大きく息をついた。
流したばかりの汗が、ぽとぽとと髪を伝う。
真珠に添えたままの指先を、緩く擦りながら
しっとりと濡れた髪に一つ、口づけを落とした。]
すご……い、瑠璃人、
こっちでもおれのこと呑んじゃった……
[負担が大きいだろうから、本当に小さく揺するにとどめる。
それよりも、すでに気持ちよさを覚えたほうの場所で奉仕しようと
むき出しにした真珠をすりすりと親指で愛でながら
中指と人差し指を、前のほうに沈めていく。
ゆっくりと前を抽送して、瑠璃人の揺らぐ息遣いや、熱や、
まばらに上がる色っぽい声を堪能していたけれど
そのうちにそれだけでは我慢できなくなって、
揺する動きが大きくなっていった。]
瑠璃人、 っぁ、……るり、と、
[浴室の中だと、淫らな水音も、喘ぎ声も、ことさら大きく響く。
耳がいいおれには、それがあまりにも心地よくて、
頭の中まで瑠璃人でいっぱいになっていきながら、
何度も瑠璃人の名前を呼ぶ。
あまり動かないように、と思っていたはずなのに、
気が付いたころには、
亀頭の見えるぎりぎりまで引き抜いては、
奥底までぐりぐりと押し当てていた。]**
[普段は俺の長い話にホーホー頷いているばかりいるのに、身体を重ねる時はホウスケはお喋りだ。……俺があまりに口が回らないものだから、余計にそう感じるのかもしれないけど。
でもこういう時に「かわいい」とか、他にも何だかいやらしい事をよく喋るのは、どんな隠し技なんだよと思う。
この時も配慮もくそもない言い方で衣装の卑猥さを指摘してきて(俺視点)、初めて自分の格好に気付いて──ホウスケの手も巻き込んでしまいながら──俺は胸を隠した。
不本意に俺の胸に強く押し付けさせる事になったホウスケの手だったが、そこからの刺激より、もっと強いものが少し下の方から与えられる。
この体勢のまま突き上げられた事に驚きもしたし、
思わず上げた嬌声も、支え切れなかった乳房の揺れも、
ホウスケを悦ばせてしまった様だった。
興奮を灯した瞳に射抜かれながら、
好いところを抉られて悩ましげに見つめ返した。
ホウスケは言葉も腕力も使わず、
善がらせる事で俺の身体を操る様で、ちょっと……
悔しい……]
[手が胸から外れてしまって、
再び晒した薄模様越しの乳首を擦られて、
その後には臀を撫でられて、快感をひとつずつ積まれる。
「可愛い」とか「きれい」とか褒められれば、幸福が積まれる。
どちらも何故か恥ずかしさもセットなのが腑に落ちないのだけど、いつか慣れる時が来るのだろうか……
慣れたら、
ホウスケを不安に思わせる事がなくなるのだろうか。
今は、ホウスケの不安を感じ取る事すらできてないのだけど]
[濡れた指先が後ろの孔を擦って、
間違って触れたんじゃなくてココを使いたいのだとホウスケがはっきりと口にしたけど、
ホウスケが俺を求めてくれているからだと思えば嫌な気もせず。
排泄の孔に興味が湧いた事にも軽蔑なんて浮かばず、
だから頷いたけれど、
「うん!」とにっこにこ笑顔を見せられれば、
……ちょっと引いた。
なんだその満面の笑み。
それは理解不能から来る感情で、
露骨に嫌だと顔に出さなければ、
有頂天のホウスケにはきっと伝わらなかっただろう。
そしてその感情も一時のものだった様だ。
俺の強張りが解けずともホウスケは気持ちがよさそうで、
何でなんだと思ったけれど、
縮まる膣壁が教えてくれるホウスケの興奮と、
乱れながらも優しい声で教えてくれるその導きに宥められて、
恋人同士でも夫婦でも、
経験しない人たちもいるらしい行為に手を染めた。
そして「触ってみたい」を超えさせたのは俺だった]
[違和感を超えて「きもちいい」を伝えて、
快楽を、ホウスケを求めて、指も全部沈めてもらった。
入り口をこじ開けられた時ほどの快感はないのに、
ホウスケとならもっと気持ちよくなれる気がして、
自分の口から滑りを足した。
ホウスケの口からはいやらしいという意の言葉が出た。
僅かに眉を開き、「え……」と、唇だけ動いた。
確かに。言われれば、正気の沙汰じゃないだろう。
けれどそれ以上何か思う前に、ホウスケが言葉を足してくれる。
何かこんなシーンは前にもあった気がする……]
ふふ、
[それを思い出したからか、きらきらの瞳のホウスケが今更ながらに面白かったからか。少しだけいつもの調子で笑った]
[望み通りにホウスケは指で体内を混ぜてくれた。
言葉で俺の思考も淫らに狂わせながら、
お腹の中と一緒に俺を攻め、身体も、脳も、心も支配する。
痛い様な、
苦しい様な、
気持ちいい様な、
飛んでしまいそうな、不安定な海を一緒に泳いでいる。
ぽたぽたと、空を飛ぶものの様に上から涙でホウスケの肌を濡らして、目一杯の質量と愛情を受ければ、
強い快感と共に、堪えきれなかったものが器から溢れた。
目は瞬いたり伏せたり細めたりしていたから
視界はちかちかしていたけれど、
歯を食いしばるホウスケの姿が目に、
耳にはホウスケの喘ぎ声がやけに残ったまま、
弛緩した身体で彼に被さった]
し、お……?
俺は……くじらじゃない……
[頬を撫でようと思った手は彼の頬を濡らし、
彼の頬ずりでなでなでの体裁をとる。
しょっぱいとかしおとか言われて、ぼんやりと首を傾げる。
何言ってんだこの子と思ったけど、
傍から見たら俺が何言ってんだ案件だろう。
俺は何かよくわからないけど粗相をしたんだと思っている。
羞恥よりまだ怠さが勝っている間に背を抱かれて、
また重ねられた「かわいい」にじんわりと満たされ、
かわいい笑顔で頬を合わせられて、ふわりと癒される。
指を引き抜いた時の音や、
塞ぐものがなくなった前の孔から溢れた蜜の量や、
それを纏うホウスケの濡れた肉棒や、
お互いの格好やベッドの上の状況には、
どうしたって別の感情が湧いたけれど]
[このまま寝る訳にはいかないのは同意する。
お風呂に入ったのにもう一度お風呂に、とは、
宿直室のあの一夜と同じコースだ……
ふつうにレースのベビードールを肩紐から脱ぎかけたけど、
ホウスケに止められて、
ホウスケが脱がしたがったから、「え?うん……」とちょっと首を傾げつつも頷いた。
腰の紐を解いてほしがったくせに、
改めて脱がされるとなると照れた。
でも何だか、妙に心地のよいくすぐったさがあった。
しかし問い掛けを耳にすると固まった。
「………聞くな」とそっぽ向いて先に浴場へ向かったが、
湯に浸かるとさっさと忘れて機嫌を直した。
さっきはあのベビードールの事で頭がいっぱいでゆっくりできなかった分、やわらかい明かりや落ち着く景色や気持ちの休まる湯を堪能した。
湯の中でホウスケが胸を揉んで来て、
最初は「んっ」と反応してしまったけれど、なんかめちゃくちゃ揉んでくるから、いや別にいいんだけど、自分だけ揉まれている不公平感に手を伸ばして、もぎゅ、とホウスケの分身を揉んだ。
にぎにぎ……
それが原因でなくとも、
梟の行水のホウスケはさっさと上がってしまった]
[のぼせた様子でソファに転がるホウスケに、
湯に浸かるのは疲労回復に効果があるんだぞとかぺらぺら語る。
しかし浴室にソファがあるのはすごい。
ハンモックも。何の為にあるんだ?
ハンモックはふくろう用だろうと勝手に解釈したが。
湯船から上がると、その不思議なソファに誘われた。
そのへんにあったタオルを巻いて横に座って、
ホウスケの注いでくれた水と他愛ない話で涼んでいたら、
色付いた瞳でホウスケが見上げて来た。]
……ホウスケ、
[そうだよな、最後、ホウスケ射精してなかったもんな。
思わずホウスケの喉へ、柔らかくなんてなさそうな胸へ、細くも締まったお腹へ視線を下ろし、そうして不自然に持ち上がったタオルを見てしまう。
肩に手を置かれて乗っかられても座った姿勢のまま、
目線はホウスケの顔へと持ち上がった。
降って来た口付けに、数瞬、目を閉じたけど、
お腹に当てられる熱に瞳を覗き返した。
うん、と頷こうとしたけど、
リクエストを聞いて、ぽかんと口が開いた]
[なんで。そんな。また。
きもちいいって言ったけど、それはきっと前後の両方を責められたからで。
そもそも指でもギリギリだったと思う、あれより太いものなんて入ると思わない。
……しかし、口で説明するには憚られる事も多くて、
結局はまたこんな時だけ上手に喋るふくろうに根負けしたか。
というか何でそんなに情熱を燃やす。
また若干引きつつも、
ホウスケの望む場所で、望む体勢を取る。
タオルの結び目が解けかけたので、ちょっと迷ったけど、取り払って横に置いておく事にした。
それは、ラッコの交尾で一般的な体勢ではない。
いやまあ、ラッコとして交尾した事ないし、
同種族の交尾もまともに見た事がないけど。
経験があったならより抵抗が強かったかもしれないけれど……
ホウスケの顔が見られないどころか、
何をされるか確認しづらいこの体勢は、純粋に少し不安になる]
うん……っ
……はやく、ホウスケ……
[脂肪の薄いところにホウスケの硬い皮膚や筋を感じながら、
ホウスケのふたつの誓約に頷く。
外を向いてガラスに手を当て、肩越しにホウスケを振り返りながら急かした。……奇妙に恥ずかしいから、はやく、そんなの気にならないところまで連れていってほしい]
[それでも、いきなり挿入されたい訳ではなかったから、
ホウスケの丁寧な進め方に文句を言う事はなかっただろう。
じれったくはあったけど。
ずっと後ろを向いている訳にもいかないし、どうせよく見えないから基本的には前を向いていた。緊張と、もしかしたら期待や興奮で落ち着かなくなってきた吐息がガラスを曇らせる。
段々とお湯ではないもので濡れる感触に肩を震わせ、
ホウスケの腕に抱かれて、乳房を震わせた。
触れられていなくてもあっという間に胸の先が勃ち上がって、火照った頬が更に赤くなる]
ひ、ゃ……ぁ、 ああ……
[後ろの孔ばかり気にしていたから、
潤った蜜壺に指を挿し込まれて甘い声が上がった。
紅い粒と一緒に弄られて、蜜は彼の手に好きなだけ与えられた。
後ろの孔から下生えまでぐちょぐちょに濡らされて、まだ強い刺激を与えられた訳じゃないのにこんなになってしまう事に
頭が茹だった。
ご褒美の様な赤をうなじに刻まれて、
聞き分けの良い子の様に肌が柔らかくなってゆく。
前の孔と違って簡単に開かないけれど、
ずっと擦り当てられていると、ぴくぴくとくすぐったくなってくる。息を吸った様なすぼまりは、奥へと誘う様な動きになった]
[ひぅ、と喉の奥が鳴る。
ホウスケの身じろぎを感じた後、
急に増えた水分を後ろの孔で吸い込んだ。
それで全部ではなかったらしくて、
じわじわと新たに濡らされていく感触に、
あ、はいる、とぼんやり思う。
頑張らなくても自然と力が抜けて、入り口が拡がっていく。
初めてホウスケに抱かれた時、
身体を開かれる感覚に驚いた。
けれど、ここは元々こんな風に拡がる様にできていないから、違和感も苦痛も別格だった。前の孔はホウスケのものが嵌る感覚があったのに、こっちは無理にホウスケのかたちに変えられる感覚だ。
ホウスケも平静ではいられないのか、
胸の下を支えていた手を俺の手に重ねて、挿入が進んだ分か、身を寄せて来た。
抗うほどの元気がなくて、ガラスへ寄り掛かってしまう。
乳房が押し付けられて、苦しくはないけれど、
暗くてよく見えないけれど、誰か居る様な気がして、そしてこんな痴態を見られてしまっている様な気がして、
恥ずかしい、と思うのに振り払う事もできずに、
ぎゅうと目を閉じて震えた]
っう、う……
[挿入ったと言われたけど、
耳を食まれて簡単にときめいたけど、
え、まだ少しだよな?と疑問がちらつく。
手を握られながら腰をぐぷ、と近付けられて、
そうか、先端が挿入ればあとは簡単なのか、と息を吐いた]
ぁ、あッぁ 、
[簡単……とは考えが甘かった。
よく考えればそこから根元の方が太いんだ。
裂けちゃう、と思ったけど、入り口とホウスケ自身がぬるぬるなおかげでそうはならなかった。
奥へと迫りくる圧迫感に荒く、時に細い息を吐きながら、
ホウスケの長さ分、身体のなかのかたちを変えられる悦びにも似た感情に顔を蕩けさせた。
曇った鏡みたいなガラス越しにホウスケがそれを見ている事や、笑い声を漏らした事にも気付かないまま]
[やがて腰が当たる感覚があって、心底驚いた。
ホウスケの指先と口付けに宥められながら、ゆっくりと振り向くと、上気した頬に、髪からは汗を滴らせるホウスケが感嘆の声を上げた。
本当だすごい、って返そうとしたけど、
小さく揺すられるだけで、喋る事すら億劫になってしまった。
どう動いたらいいか、俺はどう動きたいのかと迷っている間に、
敏感な、快楽を得る為の処を擦られてびくんと揺れる。
いきなり二本挿入れられても簡単に呑み込んで、
ゆっくりとした動きでも、指から滴るほどに蜜を生み出した。
さっきと前後で挿入れてるものが逆だけど、
両方にホウスケを咥えているのは一緒だ。
色んな事に、顔も胸もおなかも熱くなるばかりだった]
ふぁ……ッ あっ、んっ
[段々と大きく揺すられる様になって、
呼吸は苦し気に、
けれど上がる声はひどく甘ったるく、
ガラスに映る瞳は色に狂っていった]
[引き抜かれると縋る様に腰を突き出し、
奥まで埋められるとびくんびくんと震える様は、
快感を覚えたと言っていいだろう。
くるしい、きもちいい、ホウスケのかたちだ、と声にはならなかった言葉が頭の中でぐるぐるしている。
前の孔からは何度も小さく潮を噴いて、けれどぐったりと崩れる事もできずに長い快感に晒されている]
ぉ、……おかしく、なっちゃう……
ホウスケ……っ
ほうすけ……… ほうすけ……
[もう何も考えられなくなった快楽の海の中で、
名前を呼んでくれる愛おしい人を呼ぶ事だけが道標になっていた。
できるだけ、なんとか後ろを振り返ってみようとしながら、
彼が果てるまでは、彼を受け入れられる体勢で待ち続けた。**]
[くったりと脱力した瑠璃人は、
おれの頬に手を当てながらも
くじらじゃないと否定した。
「だよね……」とうなずいたものの
じゃあこれはなんなんだろうと不思議がる。]
おしっこじゃなさそうだけど……
[人間の体って奥深い……
とにかく、べしょべちょに濡れてしまったから
(それはそれで興奮したのだけど)
風邪をひく前にと風呂へと向かった。
瑠璃人のベビードールをしゅるりとほどくと
食い込んだ紐の痕が目にまぶしい。
とってもかわいかったし
もしやおれが喜ぶようなのを買ってくれた!? 内緒で!?
などと明後日の方向に幸せな勘違いをしていたのだけれど。
真実は知らされなかったから
都合のいいように解釈してウキウキした。
お湯の中で瑠璃人のおっぱいをむにむにしてたら
瑠璃人が負けじとおれのおれを握ってきて、
「ギャッ
」触り倒したくせに触られると動転した。
いつもより早くのぼせたのもあって早々に退散する。
お湯の中で出すと固まるわ排水溝詰まるわで大変だって
あだ名が「白龍」のやつから聞いたことあるし……]
[瑠璃人はお湯が苦痛じゃないみたいで、
なんなら気持ちよさそうで
「疲労……回復……?」ぐったりしたまま反芻する。
だけど、瑠璃人がお湯から上がるころには
おれもちょっと元気になっていた。
いろんな場所が。
果ての無い願望を伝えると
瑠璃人はじろじろとおれの体を見つめてきて
ちょっとソワっとした。
いや本当おれはさんざん見ておいて
何言ってんだって話だけど……
それでも、瑠璃人を欲しがる心が、羞恥に勝った。
完全に予想外だったらしく、ぽかんと口が開いて
さっきは気づけなかったドン引き顔も色濃くなった。
まぁわかる。おれだって人間の交尾を聞いた時は
こすり合わせるだけじゃないことにドン引きしたし……
だけど男には時として引けない勝負どころッてもんがある、
今がまさにそうだ。
なんだかんだ押しには弱い瑠璃人は
警戒しながらも、しなやかな背中をおれに向けた。
ぺたぺたと瑠璃人の張りのあるお尻に
猛った場所を擦り付けると、
瑠璃人が、ふくろうと違って回らない首で
必死におれを振り返りながらねだってきた。
……負担を和らげるようにゆっくり、と思っていたのに
切羽詰まったような声でねだられると
我慢が一層苦しくなる……]
[瑠璃人の言葉にもだらだらと涎を垂らしながら
なかなか挿入らない孔にくぷ、くぷ、と押し付ける。
さっきまではおれを振り返っていた瑠璃人は
首が疲れたのか、ガラスに頬を添えていた。
不浄の孔を弄られている瑠璃人は、
抵抗らしい抵抗もせずに
本来は見えない吐息の軌跡さえガラスに残しては
肩や乳房を震わせる。
ガラス面に触れそうなほどに勃ち上がった先端も弄りたくて
なんで人間は手が二本しかないんだろうと呆然と思う。
貴重な一本は大切な場所に触れると
甘ったるい声が上がって、徐々に緊張がほぐれ始めて、
瑠璃人の体はこんな場所さえもおれを受け入れる準備をしてくれて
誘われるままに、成す術もなく瑠璃人の肌を求めた。]
[押し当てた場所と同じように、
瑠璃人ののどが窄まって音を出す。
押し当てた場所は、酷く狭くて、
破裂しそうな熱と、ぎゅうぎゅうと締め付けてくる圧に
痛みさえ感じるぐらいだ。
それでも、当然のことながら負担は瑠璃人の方が大きくて
抗いもせずにガラスへと体を押し付ける。
瑠璃人が目を閉じて、いっそ苦し気な表情で堪えていると
長いまつげがふるふると震えて、そこからも目が離せなくなる。
……なんでもそうだけど、最初が一番大変で
返しみたいになっている部分さえ挿入ってしまえば
あとは抵抗は少ないだろうと、ねぎらいの言葉をかけたのだけど……
さらに奥に押し進めれば、瑠璃人の息遣いは一層苦し気になって、
……適当なこと言って悪かったなとも思うのに、妙に興奮してしまう。
瑠璃人の表情も、後ろからでは見えないとあきらめていたのに
予想外にガラスにうっすらと映り込んでいて
苦しそうなのに、上気した頬や、悩まし気に寄った眉は
悦びも感じているように見えて……
負担を強いていると分かっていながらも
どんどん理性が失われていった。]
[初めて触れた時は指の一本さえ入っていかなかった場所は
今ではすっかり濡れそぼって
急に触れても二本の指を迎えてくれた。
ざらざらとした肉の甘さを知っている。
ここに触れて、かき混ぜて、味わって、
それでもなお瑠璃人が足りない。
いくら触れても暴き足りなくて
不浄の孔の肉までも味わっていれば
彼女はますます色づいていく。
かつて、女扱いしないでほしいと頼んできた瑠璃人は、
今では女の子の部分を、すっかりおれに任せてくれる。
あんなに性に疎いくせに、体の方はすっかり馴染んで
甘い声で、香りで、蜜で、体の全てを使っておれを誘う。
うれしいけれど、おれの理性は引き剝がされて
苦しそうな顔や声よりも、甘さばかりを信じてしまって
オスを受け入れるようにはできていない器を
夢中になって貪った。]
[瑠璃人の体からは、お風呂と、彼女自身の熱で
湯気が出ているのか。
瑠璃人を押し付けたところだけ、曇ったガラスが晴れている。
さっきも聞いた潮の音を、何度も耳が拾い上げて
指がふやけるほどに、潮と蜜のたまりで膝が滑るほどに
瑠璃人を責めてしまいながら、
それでもやめることができなかった。]
[おかしくなっちゃうなんて言われても
うわごとのようにおれの名を呼んで
振り返って求めようとしてくれるから
嬉しいとしか思えない。]
瑠璃人、 ぅ、 …… ぅ、
かわい、ぃ、 瑠璃人、
もっと、おかしくなっ て 、
変になるところも、 おれに 見せ、て、
[おれがおかしくなっているように
瑠璃人も狂ってしまえばいい。
何度も震えては、芯を失ったように崩れようとする体を
無理にガラスに押し付けては、苦し気な孔を突き上げて
苦しそうな姿勢で振り返る彼女に口づけて、
肺の中の息さえも奪った。]
── ん、 ……ッ!
[甘ったるい吐息を吸えば、頭が真っ白に塗りつぶされた。
思わず、重ねた手をぎゅうと握って、
少しも逃げられないようにさらに強くガラスに固定すると
尻の丸みも胸の丸みも押しつぶして、
誰も触れたことのない最奥を目指して
指も、腰も、ぐぅっと押し付ける。
全部が心臓になってしまったみたいに、全身を震わせて
せりあがる思いを、鼓動とともに愛しい瑠璃人へと受け渡す。
どく、どく、と熱く脈打つ魂は
果てはあるのかと思うほどに長くて──
自分でも持て余すほどのそれを、全て瑠璃人に搾り取られながら、
徐々におれの体からも、力が抜けていった。]*
[ホウスケとは友達の関係から随分変わってしまって、
スキンシップもちょっと性的なものも増えたとはいえ、
男女の関係なく話せる空気が残っている事が嬉しい。
ホウスケと話したり話を聞いてもらったり、
一緒にいられるのが楽しい。
そしてそんな相手であるホウスケだからこそ、
ふとした時に女として求められる事を、
嫌悪なく受け入れられた。
今回はちょっと引いてしまったけれど。
他の奴相手ならイセエビやホタテやカニやウニやらを手土産に土下座されたってこんな願い聞き入れない。
ホウスケの前でだって沸騰しそうなくらい恥ずかしい、全裸でお尻を向けるなんて格好を晒しながら、早く欲しいとおねだりする様な言葉を口にしてしまう。
同じくはやる気持ちを抑えた様な表情のホウスケが、
熱い肌で、呼吸で、指で俺の身体を支配していく。
湯上りに勝るほど身体が火照るのも、息を何度も吐くのも、ホウスケの指や、床さえぐしゃぐしゃに濡らすのも何ひとつ堪えられなかった。
乱暴とは程遠くも暴力的な異物感を受け入れ、
芽吹いた快楽に徐々に自我が保てなくなっていった]
[崩れそうになる膝と背をギリギリで奮わせているおかげで何とか人間の様に見えるだろうけれど、言葉は惚けているし涙や汗や愛液や潮を溢れさせてどろどろだし、もはや情欲の塊の様で……このままふたりで溶けて、
ひとつの生き物になれそうな気すらした]
ホウ、スケ…… あ、ッん
[それでもホウスケに突かれると、
嬌声を上げてきもちいいと伝えた。
おかしくなっていいと言ってくれるから。
変なところも見せてと言ってくれるから。
ガラスとホウスケに挟まれながら無茶苦茶にされている事に、確かに悦を感じてしまった。苦しい体勢で口を塞がれたって、きもちいい。余裕なんて一切ないけれど、キスをしたまま、ふふっと笑った。
ホウスケが、こっちの孔でも欲望を擦って、俺の内臓を抉りながら気持ちよくなってくれる事が嬉しかった。
溢れる「すき」を伝える間もなくホウスケが呻いて、
握る手に力が込められた。
「ぁ、」と声に出す間にガラスにしっかり押し付けられ、その分、肌も、繋がった身体の中もぴったりとくっつく。
心臓の酷い音をガラスに聞かせながら、
孕む事のない器官さえ愛しい人の子種を欲しがったのか、
熱い欲望を、搾り取る様に受け入れた。
ただでさえキツい腸内が、
ホウスケに注がれる白い圧で更に身体を責め立てる。
満たされ過ぎるくらいに満たされたおなかと、その溢れる快感は女の孔を逃げ場所にしてぷしゅ、ぴゅく、とまた透明な液体を零れさせた。
さっき伝えられなかった分、ホウスケが精で俺のなかを更に拡げている間、「すき。すき、」と湧いた頭の中で繰り返していた。
繰り返していた時間は長く、
お尻に出されたというのに、やけに幸福な気持ちだった]
ふ……ぅ、……はぁっ、はぁ、
[びくびくとホウスケと一緒に震えていたけれど、
直腸のなかの震えがおさまってくると、
荒い呼吸を抑える事もままならないで、すっかり温もってしまったガラスにくたりと身体を預ける。
そこは髪から滴った汗や股から噴いたもので濡れていて、ベッドと同じく卑猥な現場が出来上がってしまっていた。
まだ身体が自分のものではない様な気分で、
背後のホウスケの頭に手を伸ばす。
なでなでと撫でたけれど、
「がんばったな」?何か変だな。
「いっぱいでたな」?何だそのアニマルビデオみたいなセリフ。
「めちゃくちゃだな」?その通りなんだけど、どんな顔をしていいかわからない。
適切っぽい言葉が浮かばなくて、ホウスケが後孔の栓を抜くまでただ撫でていようとしただろう。
男根が引かれれば精液も一緒にずるりと抜けて、
ん、と身震いする。
孔は無事閉じたけど……なんかちょっと、ぴくぴくと薄っすら開いてる様な気がするし、まだ拡がっている様な腸も含め、ちがう器官になってしまった様だ……。*]
[ホウスケがまだくったりしている内に、
さり気ない手つきで、
菊孔から溢れたホウスケの子種を手で掬った。
ぬるりと前へ持って来て、
その指をくちゅ、と膣へ少し沈めた。
……こっちじゃないと、孕めないから。
はっきりと口にはするまい。
なんか、重いと思われたら嫌だし………]
[そして、]
……洗う。
[ホウスケのホウスケをきゅ、と握った。
先程にぎにぎして赤い悲鳴を上げさせた事などお構いなしだった。でも一応加減はしたってか、優しく持ち上げる感じで触れていた。
お尻は洗ってたけど、流石になかまでは俺には洗えてなかったので。
そのなかに突っ込んだホウスケの性器だってきれいじゃないだろう、と、「いやだ、絶対洗う」と譲らなかっただろう。**]
[瑠璃人の狭い孔を二つともこじ開けて
粘膜同士をこすり合わせていれば
あぁ……と感嘆の息を上げた。
ほどけていく。おれと瑠璃人の体の境目が、
緩んで、潤んで、ほどけていく。
本来それは、真っ当な生活を送るのに無くてはならない境界だ。
けれど瑠璃人は、その境界を溶かしてしまって、
そうすると他のことなど何も考えられなくなる。
体中の全ての孔をおれで埋めてしまいたい。
彼女を白く塗りたくって
絶え間なく潮を噴く彼女の海をまさぐって
人の言葉も、ラッコの鳴き声も奪い取って、
それでも彼女は、おれの名前だけは忘れないでくれる。
繋がった体を通して、おれが受け容れられて、赦されていく。
ずり落ちる体をガラスに縫い付けて
命をつなぐもう一つの孔もおれで塞いでしまえば
体中が、彼女とつながれる歓喜に震えた。]
[びく、びく、と、さらなる許しを請うように、
孕まぬ孔にさえも子種を解き放てば
狭い孔を限界まで広げていたからか、
杭を抜かずとも、逃げ場を無くした白濁が
噴きこぼれて茂みを濡らす。
同時に、何も出していないはずの前の孔からも
音を立てて蜜があふれ出した。
指といわず、腿といわず、膝といわず、
お互いの体液ですっかりべとべとにしながら、]
……は、 ぁ…… 、
[きもちよかった、と言葉にならぬ声で呟いて、
ぽす、と瑠璃人の肩に頭をのせた。]
[彼女のぬくもりを感じながら
時間をかけて頭が回り始める。
興奮を全て瑠璃人に明け渡してしまえば、
胸からあふれ出るのは、狂おしいほどの愛おしさと
大層な罪悪感だ。
はいらなくてもがっかりしないとか
無理そうだったらやめるとかいう条件をつけて
しぶる瑠璃人に我儘を通したくせに
結構無理に、思うままに動いてしまった気がする……
それもこれも瑠璃人が可愛いすぎるからだ、
瑠璃人がおれをおかしくしたんだ……とは
……事実なのだけれど、
あまりにも強姦魔理論過ぎて言えない……
言葉も見つからず、杭を引き抜けぬまま
時折ぽた、と水音を響かせていると
瑠璃人が手を挙げた。
びく、と一瞬震えたけど、
拳は甘んじて受けよう……と身動きせずにいたら
予想外に頭を撫でられて「ん……」と身じろぎした。
それは……ちょっと思いつきもしなかった……
幼子にそうするようにふわふわと頭を撫でられれば
妙に恥ずかしくなってしまった。]
……瑠璃人…… 抜くよ、
[結局、謝るタイミングも逃した後、
一つ声をかけてから、ずるりと杭を引き抜く。
ぬる、と音を立てて指と杭を抜けば
前からはとろりとした蜜の残渣が、
ピンク色のお尻の穴からはぴゅ、とおれの精液が噴き出して
搾り取られたものが猛烈な勢いで産生されるのを感じた。
ちょっとめくれてしまったおしりが
ぴくぴくと痙攣している様子なんか、
また誘われているみたいに見える……絶対違うんだろうけど。]
[まだふわふわと夢を見ているような心地で
瑠璃人が子種を救うのをぼうっと眺めていた。
うわ瑠璃人えろいなぁ、とか
思ったより出たな(ふんす)とか
しょうもないことを考えて、阿呆な顔を晒していたら
瑠璃人の長くて細い指が、くちゅ、と雌の孔に沈んだ。
意図が理解できなくて、呆けたままに眺めること数舜。]
[あることに思い当って、まさか、と顔が熱くなる。
さんざん勝手に出しておきながら、
どこかで負い目も感じていた。
絶滅危惧種の彼女に、孕めるかも分からないオスが番うことを。
ラッコの種を誇りに思う彼女から
ラッコを産む機会を奪うことを。
……彼女の心を疑うわけではないけれど、
不安になってしまうものは仕方がない。
臆病な心を胸に秘めたまま
それでも変わらずに種を蒔き続けた。
自らおれの子種を埋める仕草は
はっきりと「おれの子を産みたい」と
示してくれているようで……
とてもうれしいはずなのに
何を言ったらいいのかわからなくて、
結局、言葉を見つけられないまま
ぎゅうと再び瑠璃人を抱きしめた。
──あぁ、この子には敵わない。]
[だから、]
ひゃ、あぁッ!?
[果てたばかりの場所をきゅ、と
握られればことさらにびっくりした。
いったいいつのまにそんな技法を!? と
甘い声とともに投げかけた。
いや痛くないけど、痛くないけど、
イッたばっかで敏感なんです!]
……いい! 自分で洗えるから!
[第一ちょっともったいない!
だけど、妙にその時の瑠璃人は妙に押しが強くて]
──ならおれも瑠璃人の洗う!
[とアリクイの威嚇ポーズで宣言した、ぶらぶら。]
[洗うたびにぐっちゃぐちゃになっていく体を今度こそ清めて
名残惜しさに涙を流しながら(比喩)
窓ガラスのえろい瑠璃拓や
とんでもないことになったソファを洗い流し
部屋に戻るともう一つの惨状を思い出した。
寝れない……いやおれは平気だとしても瑠璃人の寝る場所がない。
というか場所があったとしてお寄り添って寝たい……
けれど、おれたち二人でこのベッドを片付けるのは無理そうで
結局はスタッフに頼むことになる、どこかで聞いた話だ。
部屋は広かったけど、
スタッフが情事の汁でべしゃべしゃのベッドを片付けている間
同じ空間の中でくつろぐような強い心は持っていなかったので
結局は部屋を出て暖炉のある待合室でのんびりすることになる。
無理させた後に外に出させてすみません……]
| [その頃にはすっかり遅くなっていて 他の客は誰もいなかった。 暖炉のゆらゆらと赤い光を眺めて 心地よい熱に煽られていると つい、ふくろうの姿に戻ってしまった。 羽がよく乾きそうだし……
瑠璃人はどうだっただろうか。 ラッコに戻っていたらお互いに毛繕いをしあって 人間の姿のままだったら 軽い体で今度は瑠璃人に甘えて 部屋が整うのを待っただろう。]* (0) 2021/03/02(Tue) 22:00:55 |
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る