人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

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【墓】 中等部 バラニ

いつものように皆が揃っていることを確認する声も。
見えなくなってしまった者の代わりとして働く姿も。

今まで朝食に欠くことのなかった明朗快活な少年の姿はどこにもない。

ともすれば喧しいとも称された少年のいない空間は、
不気味なほどに静けさに包まれているように感じられるか。
(+3) 2022/05/04(Wed) 21:18:39

【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニ

駆け出した少■は、いないと聞いたばかりにもかかわらず、あなたとエルナトの暮らす部屋へと向かった。
開かない扉を叩き、枯れた声であなたを呼んだ。
扉を叩く手は、あなたを呼ぶ声は、徐々に力を失って。
項垂れそうになって。
座り込みそうになって。
けれど、少■は再び駆け出した。
どこへ向かえばいいのかはわからない。
それでも、立ち止まってはいられなかった。

少■はあなたの姿を探して、施設中を駆けずり回る。

『いつも通り』を捨てて、懸命に。
(-9) 2022/05/04(Wed) 21:31:24

【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ

いない、返事も帰ってこない。
彼らの暮らす部屋にも、何処にも。
何処を探しても、バラニの姿を見つけることはできない。

少なくとも午前中の間は、あなたがいくら懸命に少年の事を探してもその行いは徒労に終わることになってしまうだろう。
(-12) 2022/05/04(Wed) 21:44:15

【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニ

あんな別れ方をしたのに、どんな顔をして会えばいいんだろう。
朝、目覚めたときに抱いた不安は、今、別の不安に塗り替えられた。
あなたの教えてくれたあれが、もし、本当なら。
あなたが酷いことをされたのなら。
あなたが苦しんでいるのなら。
少■はそれに耐えることができない。
少■があなたにできることなど、何ひとつないのだとしても。
ただ、そばにいたかった。

授業にだって出席せず。
頽れそうになる脚を叱咤して。
少■はそれこそ、日が暮れるまであなたの姿を探すだろう。
それが無意味な行いだとしても。
何度だって同じところを確認し、狂ったように、ずっと。
(-15) 2022/05/04(Wed) 21:56:39

【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ

あなたの行いが実を結ぶのは、日が傾き始めたその頃。
午前中はどこを探しても見つからなかったバラニは、ふらりと姿を現す。

ちょうど部屋に戻ろうとするところなのだろうか。
どこか足取りも重たげにしながら、ゆっくりと周囲を警戒するようにしているようだが。
(-20) 2022/05/04(Wed) 22:34:30

【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニ

立ち止まれば折れてしまうから、急き立てられるように、恐怖から逃げるように。
休まず走り続けて、そのうちに。
遂に枯れ果てたかとさえ思った涙が、再びこぼれる。
あれこそ探し求めた姿に違いない。
或いは、焦がれるあまりに幻覚を見ているのかもしれない。
それでも。

「…………バラニ、」
「————バラニ」

潰れた醜い声が、あなたを呼ばう。
(-26) 2022/05/04(Wed) 23:42:31

【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ

どこか隠れるようにしながら部屋に戻ろうとしていたところに。
間違いなく自分の名前が呼ばれたのを聞いて、咄嗟にそちらに顔を向けた。

「……シャルロッテくん?」

こちらは驚いたような調子で、あなたの名前を呼び返して。

「私を、探していたのかね……?
 そんなになるまで、必死になって……」

心配そうにあなたを見つめるその姿は、以前のバラニと何も変わらないようにも思える。
むしろ、昨日の出来事があったことを考えるといつも通りすぎるほどだ。

目立つような外傷も見当たらず、酷いことをされたかもしれないというのは杞憂なのかもしれないとも思えるほどだが。

ただひとつだけ、以前のバラニと比べて明らかに違うところがある。
あなたとそう変わらないほどだったはずの背の丈が伸びているのだ。
(-29) 2022/05/05(Thu) 0:19:48
バラニは、夕食の頃には、いつの間にか部屋に戻っている。
(c1) 2022/05/05(Thu) 2:19:40

【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニ

あなたの前へやってきて、ようやく少■は足を止めた。
荒く息をつき、その様子を確認する。
外傷はどうやら見当たらない。
あれはやはり噂にすぎなかったのだろうか。
けれど少■は、校舎裏に打ち捨てられた防護服を見た。


「……っ、そ、う、だよ、…………」
「バラニが、いないから」
「酷い目に遭ってるんじゃないかって、怖くなって」

あなたの様子は以前と変わりなく見えた。
昨日、あんな別れ方をしてしまったのに。
それは少■があんまりにも慌てているから、驚きが先に立ってのことだろうか。
けれどなにか、違和感がある。


「——————」

近付くことで顕著になったその違和感に、少■は首を傾ぐ。
そう変わらなかった筈の目線が合っていない。……たった一晩で?

「……ねえ、
なんだか、背が、伸びた、?」
(-58) 2022/05/05(Thu) 4:29:24

【秘】 司書 エルナト → 中等部 バラニ

「…………バラニ!!」

夕刻過ぎ。
寝る準備も始めなければ、と思い部屋に戻ったところで、
居なくなったと思っていた存在が居ることに驚きの声を上げて。
とたとたと、長くも無い距離を小走りで詰める。

「どこ行ってたの!心配したんだよ。」


「…………大丈夫……………?」


という心配の言葉は。
神隠しの噂を嫌でも想起してしまうから。
なにも、なかったのかと、鷹色の目が君を見つめる。
(-61) 2022/05/05(Thu) 6:45:10

【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ

「……」
「言われてみれば……確かにそうかもしれない……」

近づくことでその差はバラニにもはっきりと認識することができた。
首を傾げる君を少し見下ろすような形になりながら、どこか戸惑うように見つめて……その手を静かに取って。
(-64) 2022/05/05(Thu) 9:31:05

【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ

不安も緊張も、何もなかった。

あんなに感じていたものがさっぱり失せてしまったよう。
けれども、それに対しても不思議だとしか思うことができなかった。


「心配をかけてしまったようですまないね……」
「だがこの通り、私は健在だよ……先生たちと、大事な話をしていてね」

つい先日、君に不確かな情報を与えてしまった。
それが原因となり、これほどまでに君を心配させてしまった。

そのことを恥じねばならないという思いばかりが先に浮かんでくる。
君の頼りになるよう、立派な大人にならねばならないというのにと。
(-65) 2022/05/05(Thu) 9:32:22

【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ

「父上が、私に早く戻ってきて欲しいとのことでね……」
「病気の治療も……これからは、積極的に行おうということになった」

つい先日、あんなことを言ったばかりだと言うのにね、と少し気恥ずかしそうに笑う。
その姿はすっきりと晴れやかなものにも見えるが、どこか空虚なものであり。

「背が伸びたのは、きっとその影響だと思う」
「私の抱えている病気は精神と身体が密接に関わりあってるものだったから」

クロノくんの抱えるものと、似たようなものかなと。
下級生を引き合いに出して、背が伸びた理由を語って見せたのだった。
(-66) 2022/05/05(Thu) 9:33:52

【秘】 中等部 バラニ → 司書 エルナト

「……ああ、エルナトくん」

どこかぼんやりとしている様子だったが、あなたの驚く声と小走りでこちらに詰め寄ってくる姿を見れば少し申し訳無さそうに笑みを浮かべて。

「先生たちと大切な話をしていたのだよ……それが少し長引いてね」
「心配させてすまないね……置き手紙でも残していけばよかったか」

何しろ急な出来事だったものだからと、気まずそうに頬を掻く。
寝台に腰掛けていたところから立ち上げて、アピールするように両手を広げて。

「もちろん大丈夫さ、ご覧の通りね!」
「そして……
 ふふ、それだけでないのだけれど……わかるかな、エルナトくんに」

昨日の意趣返しだと言わんばかりにどこか悪戯っぽく笑いながらあなたに問いかける。

今まで座っていたからはっきりわからなかったけれど、明らかに背丈があなたより大きくなっていることなんて、すぐにわかることだ。
(-67) 2022/05/05(Thu) 9:52:57

【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニ

あの日あたたかかった少■の手は、今、酷く冷えている。
跳ね回る心臓が厭な音を立ててうるさい。
おんなじように手を握っているのに。
それは、勇気を出して触れたあの瞬間の心地よさとは、あまりにもかけ離れた感覚だった。

「……『酷いこと』は、なかった?」

やっぱり先生お父さんは、いつも正しい。
————本当に?


「家族に認められると、バラニはうれしい?」

望まれるなら、それはいいことだ。
————本当に?


「バラニの病気って、何?
早く治ると、バラニはうれしい?」

跡を継ぐためには病を治さなければと、そのためにあなたはここへ来たのに。
快方へ向かっていると言うのなら、それは喜ぶべきことの筈なのに。

————本当に?


息がくるしい。
(-83) 2022/05/05(Thu) 13:08:33

【秘】 司書 エルナト → 中等部 バラニ

「大事な話って…………そんな夜通し……」

それだけのわけが無いじゃないか、と。
思いはすれども口には出せない。
傷を抉ってしまいかねないから。

それから、立ち上がる君を。
見つめた時に、いつもより首が痛いことに気づく。

わかるかなって。
わからないわけがないでしょう。
昨日もお話したのに。毎日見てるのに。


「……どうしたの、その体。」

笑う君とは対称的に、少年は眉を下げたままだった。
(-84) 2022/05/05(Thu) 13:25:42

【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ

酷く冷えたその手。
息を詰まらせて苦しそうな表情を浮かべる君を見れば、力にならなければと思う。

けれど、昨日まで感じていたような胸が裂けそうになる苦しみは、今はどこにも。

君が嬉しければ、私も嬉しい。君が悲しければ、私も悲しい。
そのように感じていたはずの気持ちを、どこか他人事を見るような感覚すらある。

力になりたいと思う気持ちは嘘ではない。
けれど、心から湧き上がり、身を焦がすような熱が君の身体を暖かくなどしない。


「……なかったとも、安心したまえよ」

優しい調子で、努めて君を安心させようと微笑みながら言葉を紡ぐ。

「嬉しいとも、家督を継ぐに相応しい立派な男にならねばと思っていたのだから」

つい先ほどのように、少し気まずそうには言うけれど。
そこに籠っていたはずの強い想いは感じられない、どこか軽い調子のままだ。

けれども。

(-87) 2022/05/05(Thu) 15:06:54

【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ

「…………」

自らの病症について尋ねられると、ようやく少しばかりに困ったように眉を顰める。

「それは、言えないことなんだ……すまないけれどね」

何か言えない事情があるのか、言いたくない理由があるのか、そこまでは伺い知れない。
いずれにしても、君からそう尋ねられて、バラニがそれを拒んだのは紛れもない事実だ。

「嬉しいかどうかは、少し……わからないけれど。
 これでも、よかったのかもしれないとは思うよ」
(-88) 2022/05/05(Thu) 15:08:36

【秘】 中等部 バラニ → 司書 エルナト

「ふふ、やっぱり君にはすぐ気付かれてしまうね」

流石に30とまでは言えないがね、と肩を竦めながら。
その背丈は目測でも、10cmほどは大きくなっている。

一晩で成長したと言うには、あまりに奇妙だけれど。

「父上が、私に早く戻ってきて欲しいとのことでね」
「病気の治療も……積極的に行うことになったんだ」

大事な話というのも間違いではないだろうと、言葉を添えて。

「背が伸びたのも、きっとその影響なのだろうね。
 私の抱える病は……精神が身体に影響を及ぼすものなのだから」

そう語るバラニの様子は、一見すればいつも通り……ともすれば、いつも以上に快活なものに見える。
けれども、嬉々として語った話の内容は、あなたと昨晩語りあったことを思えば違和感を感じさせる。

それはまるで、彼が言った魔法の薬を飲んだかのようで。

飲まないと強く宣言していたはずのバラニの言動を考えると、これほど不自然なことがあるだろうか。

(-91) 2022/05/05(Thu) 15:40:09

【秘】 中等部 バラニ → 司書 エルナト

そして、不意に何かを思い出したようにあなたの方を確かに見つめて。

「そうだ、エルナトくん」

「……君は冗談だと言っていたけれど」
「もしそれが本当だったのなら、考えさせてくれと言った件、私は構わないよ」

にこりと笑顔を浮かべながら、何の躊躇いもなく言い放った。
考えさせて欲しいと言ってから、さほど時間も経ってはいないというのに。

「君は私の大切な友人だもの、苦しい思いをしているのなら力になりたいんだ」

その言葉には間違いなく、あなたを親しく思う気持ちと力になりたいという意思が籠っている。
けれど、昨日まではそこにあった不安や躊躇いは、綺麗さっぱりなくなってしまったかのよう。

どこか様子がおかしいまま穏やかに微笑んで、あなたの返事が如何なるものかを、待っている。
(-92) 2022/05/05(Thu) 15:40:53

【秘】 司書 エルナト → 中等部 バラニ

10cm。
少しだけ見下ろしていた目線が、今は少しだけ見上げるものに。
友が、宣言通りに成長している。
その事象は喜ばしいものなのに、それにかかった時間があまりに短すぎるから、何一つと喜べない。

柱に傷をつけて、互いの身長を競い合うような。
そんな数年を経て、見上げたかった。


「積極的にって……なにをしたのさ。」
「君が立派な大人になりたがってるのは知っていたけれど。」
「そんな簡単になれるものじゃ……なりたいわけじゃなかったはずでしょ。」

だって、そんなすぐに大きくなれるなら。
君は何のために、存在を隠してまで初等部の頃からここに居て。
中等部まで、健気に地道に、立派になろうと努力してきたのか。
"そんな風になりたくなかった"から、頑張ってきたんじゃないのか?

「……なんでそんな元気でいられるの。」

何も分からない。
不気味さすら、感じてしまう。

(-96) 2022/05/05(Thu) 17:33:54

【秘】 司書 エルナト → 中等部 バラニ

それから、唐突に言われる言葉に。
尚更に少年は怪訝そうに眉を顰めて。
鷹の目が、じっと見据える。

「…言ってる意味が分かってるの?」

偽りのない言葉だという事は分かる。
元々君は、あんまり嘘が付けないタイプだと思ってる。

だから、不気味だ。

昨日とあまりに違いすぎる。
まるで別人になったのか、あるいはまっとうな感性が消えてしまったのか。

「……汗も、涙も、口の中に溜まった唾液も。」
「血液も、尿も…………精液だって。」
「僕に捧げられるって事?何の戸惑いもなく?」

ゆっくりとした口調で、羅列する。
普通なら吐き気すら催すくらいの内容だ。
昨日までの君なら、気持ち悪そうな顔を浮かべたかもしれない。


「……君が何でそうなったのか、わかるまでは。」
「いらないかな。」

今、気持ち悪そうな顔を浮かべているのは。
少年の方だった。
(-97) 2022/05/05(Thu) 17:34:18

【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニ

あなたはやっぱり優しい。

酷いことがなかったのなら、それに越したことはない。
言えないにしろ、言いたくないにしろ、それならそれで、無理に尋ねるつもりはない。

けれど。
冷えた指先に力を込めて、きゅっとあなたの手を握る。

昨日のことを気にしている風でもないのに、どうして今日、あなたはこんなにも違ってしまっているのだろう。
未来の話をするあなたは、昨日、もっと強い想いを、確かな意志を持っていた筈だ。
少■へ向けてくれた感情はともかく、それさえ見当たらないのはどうしてだろう。

「――バラニ、やっぱりへんだよ」

病が早く治ることをうれしいのかどうかもわからないだなんて。
これでもよかったのかもしれないだなんて。
そんな曖昧な言い方しかできないのなら、それは。
少■には、納得できないことだった。
(-113) 2022/05/05(Thu) 20:18:01

【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニ

/*
こんばんは!
ところでこちら、反魂師ですので反魂される準備をしておいてください。

今のところ考えている手段は、シャルロッテが大人に働きかけて回り、そのうちの誰かがたまたまお願いをきいてくれて、バラニの治療が中和されるといったような方向です。
シャルロッテの独断によって断行されるので、この秘話がどう転がっても反魂は行われる見込みです。
(-114) 2022/05/05(Thu) 20:20:03

【秘】 中等部 バラニ → 司書 エルナト

「何を、と言われれば色々、と答えざるを得ないのだが。
 今の状態を診てもらったり、薬を飲んだりはしたかな」

それだけで、これ程までに時間を要するはずはない。
彼が多くを語らないだけで『大事な話』とやらには、様々なものが含まれているのだろう。

「ああ、うむ、そうだったね……確かにそうだった、のだけど」

そんな風になりたいはずじゃなかったのだろうと。
そう尋ねられれば、その言葉を肯定しながらもどこか、気まずそうにしながら。
(-128) 2022/05/05(Thu) 22:33:22

【秘】 中等部 バラニ → 司書 エルナト

「……わからないのだよ、今は。
 どうして私はあんなに悩んで、不安になっていたのか」

ぽつり、と不思議だとでも言うように言葉を漏らして。
”そんな風になりたくなかった”から、ずっと頑張ってきたのを忘れてしまったわけではない。

けれど、わからなくなってしまったのだ。

どうしてそう思っていたのかが。
あんなに苦しく思っていたのか、嫌だと思っていたのか。

彼の抱いた想いと地道な努力はいともたやすく踏みにじられた。
どうしてその想いを抱いていたのかも、深い霧の中に隠されてしまったのだ。


「……まあ、これも、病気が良くなったからなのかも知れないね」

だからこそ、このように能天気な事も言えてしまった。

何も分からないのは、あなたと同じなのだが。
(-129) 2022/05/05(Thu) 22:34:50

【秘】 中等部 バラニ → 司書 エルナト

いらないかな、と聞けば、そうかね、とだけ返事をする。
気持ち悪そうな顔を浮かべられても、今の彼は特別何かを思うわけでもないようで。

「もし気が変わることがあれば、いつでも申したまえよ」

と、それだけ。
その後、彼から改めてそのような提案がされることはなく。

まるで人が変わってしまったかのように気味が悪いものがあるが。
その中で何かひとつ、特別に以前のバラニとは違うことがあるとすれば。

何やら薬のようなものを飲んでいることだろうか。

あなたが知る限り、バラニが今までそんなものを服用している姿を見せたことなど、一度たりともなかったのだが。
(-130) 2022/05/05(Thu) 22:36:46

【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ

/*
ご連絡ありがとうございます、あなた反魂師でしたのね。
もちろん、甘んじて反魂を受け入れますわよ……(お嬢様化)

現状は、その方法でも大した支障はありませんわ。

今のバラニは不安や恐怖のようなストレスになる感情を無理矢理押さえつけられている状態なので、中和されれば戻った反動で少し不安定になるかもしれませんけれど……

それと、もう薄々察してらしてるかもしれないけれどPL発言でCOしておくと、バラニの病気は不安や恐怖で身体が女の子になっていく類のものですわ。
もしも地雷だとしたら、まだ軌道修正はできますのでお申し付けくださいまし。

反魂に関して何か良いアイデアが思い浮かびましたら共有致しますわね。

返信にはまだまだお時間をいただきますから、ゆっくりお待ちになってね。

それでは、ごめんあそばせ……
(-131) 2022/05/05(Thu) 22:50:01

【秘】 司書 エルナト → 中等部 バラニ

「良くなった…かも、しれないけれど………」

良くなることが、良い事なのか。
わからない。
君が変わってしまったことが。
過去の苦悩を、努力を、何もかもを忘れることが。
そうして今を明るく過ごすことが。
良い事かが分からない。

少年はやっぱり、悲し気に眉を下げた。
それは、親愛なる友人が、変わってしまったという、
どうしようもない喪失感から。
ではない。


「……まぁ。」
「………それでも、元気なら良かったよ。」
「おかえり。」

もう帰ってこないのかもと思っていたから。
随分遅れた言葉を、ようやく告げた。

(-135) 2022/05/05(Thu) 23:07:00

【秘】 司書 エルナト → 中等部 バラニ

以前はこんな表情をすれば、そっけない態度を取れば、
何かと慌てて詰め寄ってきてくれたものだけれど。
今はまるで、大人たちのような。
暖かくも冷たくもない反応ばかりが返ってくる。

その中で、見つけたとびきりの変化。

「……バラニ………それなに?」

見覚えのない光景。
いつだって何かを飲む姿を見せるのは自分の方だった。
じっと、君を見つめて答えを待つ。
(-137) 2022/05/05(Thu) 23:10:01

【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニ

/*
やった〜♡

なんかココ性別がベキボキになっててサイコーですわね……サイコーですので、何も問題ございません。
反魂の方法についても、より都合のよいものがあればエモやら何やら追求して参りましょうね。

こちら常に置き気味ですのでゆっくり考えて下さいまし。
お付き合いありがとう……kiss……。
(-147) 2022/05/06(Fri) 0:18:29