【墓】 がらんどう ゲイザー【ソロール】 経済的に貧しい者たちが身を寄せ合って暮らす、人によっては『貧民街』と呼ぶであろう区画。 そこに女の死骸が転がっていた。うつ伏せに倒れている。 結んでいた髪は解け、服は惨めに汚されており、女の肌には無数の傷や痣が刻まれていた。 特に酷いのは腕だ。料理人の命とも呼べる右腕は折られ変色し腫れ上がり、その先の指も一本ずつ丁寧に壊されている。 執拗に続いた暴力の名残りが女に覆い被さっていたが、周囲には女のものではない食いちぎられた指や斬り捨てられた体の一部が無数に撒き散らされている。その中に女が愛用していた短剣も混じっていることから、ある程度抵抗したことが分かるだろう。 【→】 (+15) 2021/04/26(Mon) 23:17:41 |
【墓】 がらんどう ゲイザー 暴行を加えたのは『女が邪魔だと判断して殺した人間の関係者・またその者たちに雇われた冒険者』だ。 自分の好いている相手を狙っていると勘違いした女に殺された人間の関係者。 女は殺すたびに死体を処分し、時に『どこかへ引き渡して証拠を隠滅していた』が完璧とまではいかなかったようだ。関係者たちは女が起こした騒ぎに紛れ、徒党を組んで女を襲った。 故に、これは報復である。故に、これはあり得た結末である。 自業自得、因果応報。そんな言葉がよく似合う最期だった。 醜い肉塊となった女の首筋に、ぞっとするほど鮮やかで美しいΘの痕が浮かんでいる。 (+16) 2021/04/26(Mon) 23:18:03 |
【墓】 がらんどう ゲイザー>>+14 「……ルヴァさんですか?」 すん、と泣く声が止まった。 「………………。ごめんなさい、しくじりました。 連れ出そうと思ってたお父さんが憲兵に事情聴取されてたんです。でも割り込んだ野次馬の人がお父さんの胸ぐら掴んだの見て……カッとなって殴っちゃって、そこから色んな人に追いかけられて……最後は……」 力なく言葉を紡ぎ続ける。吹けば飛んで消えてしまいそうなか細い声。 「……私、幸せ全部なくしちゃいました。お父さんとはもう結ばれません。 ルヴァさんから貰った領収書も、必死に守りましたけど……きっと遺体を片付けられる時に捨てられる。私にはもう何もありません。 ……ごめんなさい、ルヴァさん」 (+17) 2021/04/26(Mon) 23:24:41 |
がらんどう ゲイザーは、メモを貼った。 (c11) 2021/04/26(Mon) 23:29:41 |
ゲイザーは、ルヴァのほうを見ていない。三角座りですんすん泣いている。 (c12) 2021/04/26(Mon) 23:30:44 |
ゲイザーは、ごめんなさい素でキファさんとルヴァさんの名前間違えました。私ったらうっかり。 (c13) 2021/04/26(Mon) 23:31:09 |
ゲイザーは、誰も見ずに俯いて泣き続けている。 (c15) 2021/04/26(Mon) 23:36:51 |
がらんどう ゲイザーは、メモを貼った。 (c16) 2021/04/26(Mon) 23:38:57 |
【墓】 がらんどう ゲイザー>>+18 ルヴァ 「……いりません」 答える。感情などどこにもない。 嬉しい≠熈楽しい≠焉B 苦しい≠熈悲しい≠焉B 幸せ≠セって。 「仮想のものだったとしても……私の気持ちは紛れもなく本物だった。確かにお父さんに恋をして、愛したかった。でももう結ばれません。もう、どうでもいいんです。全部。何もかも」 もう、どこにもない。 私には、何もない。 「だからルヴァさんの手間も、時間も、領収書も全部無駄にしてしまいます。私に構わずもっと有意義に時間を使ってください。ここ、他にも人いるみたいですから」 (+19) 2021/04/26(Mon) 23:53:54 |
ゲイザーは、誰も見ていない。 (c19) 2021/04/26(Mon) 23:55:05 |
ゲイザーは、誰も見ていない。 (c21) 2021/04/26(Mon) 23:59:06 |
【秘】 がらんどう ゲイザー → 壊れた時報 キュー300G分いっぱい使って買ったキャンディです。きっと貴方の元には飴がいくつも残っているでしょう。 女は沢山罪を重ねてきた罪人です。性格だってお世辞にもいいとは言えません。だから時折人を見下したり、悪く言うことだって多かった。 でも、ペカンパイ作りが心から楽しかったように。 貴方との、“ゲイザーの知るキュー”とのひとやすみは。 確かに女にとって休みとなるひとときでした。 * 死亡ロール終わってから返そうと思ったけど、読めば読むほど綺麗にまとまってて返さない方がいいのではってなったのだわ!素敵なまとめ方、ありがとう……素敵でした……ところでありがとう太文字回避ってなに!?!? (-41) 2021/04/27(Tue) 0:05:09 |
【墓】 がらんどう ゲイザー>>+21 ルヴァ 「……私やルヴァさんがここにいるみたいに、今まで死んだ人たちだっているかもしれないじゃないですか。ルヴァさんと仲良かった人達に挨拶とか出来るでしょう。 こんな人間の隣にいたら私への愚痴とか罵倒とかルヴァさんに飛び火するかもしれませんよ。キファさんとか、キファさんとかあと……キファさんとか」 隣に座る音がしても女は顔をあげなかった。覇気のない声が淡々と流れる。 (+22) 2021/04/27(Tue) 0:11:41 |
【墓】 がらんどう ゲイザー>>+25 ルヴァ 「……。キファさんとは、その……。沢山喧嘩しました……」 ヤベー女レズバトルキャットファイトが行われていた。色々あった。そこだけばつが悪そうに更に声量が落ちた。 「……幸せじゃない人を幸せに、ですか。それなら私一生幸せになりませんよ。ルヴァさんはさっさと見限るべきです。商人なら目利きできるでしょう? もう私には自分がどうやったら幸せになるのか分かりませんし、そもそも要りません」 へんなひと、と最後にぽつりと落とされる。貴方が当分このままなように、女も今のところは当分このままだろう。 (+27) 2021/04/27(Tue) 0:32:23 |
ゲイザーは、ハマルはどうしているだろうか、と頭の片隅で一瞬考えた。 (c24) 2021/04/27(Tue) 1:32:37 |
ゲイザーは、キューは、アンチクショウに虐められていないか、一瞬心配した。 (c25) 2021/04/27(Tue) 1:33:08 |
ゲイザーは、暫く泣いてようやく、隣にいる人に聞きたいことを思い出し始めた。 (c26) 2021/04/27(Tue) 1:34:26 |
ゲイザーは、いつもの調子だったのなら「サダルさん主張激しいですね」と毒づいている。今、それは叶わないけれど。 (c27) 2021/04/27(Tue) 1:38:05 |
【秘】 がらんどう ゲイザー → 気分屋 ルヴァ聞こえますか……聞こえますか気泡オネエ…… ウチの最悪超絶面倒臭女が非常にご迷惑をおかけしております……いやほんとご迷惑をおかけしております……アタイ気泡オネエの為ならいくらでも自決できるわ…… 話したい事が生まれたのであとでタイミング見て話したいのだけど、さっきまでやっていたやりとりって続きあるかしら……あれで一旦〆でおk?(念のため言うけど催促ではないのよ……注意書きなのだわ……) (-81) 2021/04/27(Tue) 1:48:57 |
【秘】 がらんどう ゲイザー → 気分屋 ルヴァありがとう気泡オネエ…申し訳なさすぎて胃がちくちくするけどアタイは…ルヴァのこと…愛しているのよ…………ありがとう気泡オネエ………… 耐えきれなくなって泣きつきにきた田中 (-85) 2021/04/27(Tue) 1:57:00 |
【墓】 がらんどう ゲイザー>>ルヴァ 「…………ルヴァさん。いますか」 おもむろに俯き続けていた女がぼそぼそと喋った。 顔をずっと伏せている為、貴方が隣にいるかも分からない。 衣ずれの音が耳に入っていたかもしれないが、本当かどうかそれは彼女しか分からない。 (+37) 2021/04/27(Tue) 1:59:43 |
ゲイザーは、かすかな声で呟いた。「最期どころか死んでからもお世話になってしまいましたね、メレフさん」 (c30) 2021/04/27(Tue) 2:00:51 |
【秘】 がらんどう ゲイザー → 気分屋 ルヴァごめんなさいね……本当は……もっとアクションログと装飾沢山使う予定だったの……リアルの都合で時間がなくて……よよよ……「ゲイザーは殴られ続けた」×3とちゃんと白チャロールで「私のたった一つの幸せを奪わないで」って叫んで領収書を守りたかったしそのあと「ゲイザーは死体になっても殴られ続けた」×3ってやりたかったのだわ……無念よ…… (-89) 2021/04/27(Tue) 2:09:46 |
【墓】 がらんどう ゲイザー>>+38 ルヴァ 「聞きたいことがあるんです。あの死に方でよかったですか? ルヴァさん、死ぬ前に何か言ってましたけどよく聞こえなくて……なるべく希望に沿えたらと思っていましたけど、もししてほしかった事をやり切れていなかったら、申し訳ないなと」 答えをきちんと聞きたかったからなのだろうか、さっきよりは少し聞き取りやすい声量で問いを投げた。 (+39) 2021/04/27(Tue) 2:14:12 |
ゲイザーは、もどかしさ≠ェ芽生えた。 (c38) 2021/04/27(Tue) 2:37:11 |
【墓】 がらんどう ゲイザー>>+42 ルヴァ 「 そうでしたか。それはどうも。苦しまない絞殺なんて殆どした事ありませんでしたから、それは何より。 ……。いや、聞きたいのはそれだけじゃなくて。何か言いかけたでしょう。『あのね』って。言った後、確かに何か喋ってたでしょう」 案の定、聞きたかった部分が聞けず不満そうな色がわずかに滲んだ。俯いていても分かりやすい。 (+44) 2021/04/27(Tue) 2:41:20 |
【独】 がらんどう ゲイザー『絹ノ道』って最初商人ギルドだからシルクロードが元ネタだと思ってたけど おまえ ルヴァ カイコガ カイコガ………… (-103) 2021/04/27(Tue) 2:43:00 |
【墓】 がらんどう ゲイザー>>+45 ルヴァ 「……?言ってないことにされた?あ〜……」 ここに来た瞬間嫌でも理解してしまった事を思い出す。 理解してなお出てくる感想は、世界への憎悪だった。 「あのクソッタレなAI、随分融通ききませんね。腹立たしい。終わったら廃棄処分の嘆願でもしましょうか」 俯いたまま毒づき始める。それくらい世界が嫌いだった。 「……そう思うと。私の恋も愛も、やっぱり設定でしかなかったのかな。 ここ来た直後、『また』結ばれなかったって思ったんです。既に失恋をしたわけでも前世の記憶があるわけでもないのに。でも『また』と思うってことは……やっぱり……」 言葉尻が萎み、そして。 「この感情、全部設定なんでしょうか。 ……『また』を感じたことのない、ルヴァさんへの信頼も? ……………いやだな 」 (+47) 2021/04/27(Tue) 3:01:44 |
ゲイザーは、怒り≠ェちょっと湧いてきた。 (c40) 2021/04/27(Tue) 3:03:21 |
ゲイザーは、電波を出す。「サルガスの馬ーーー鹿ッ!!!」 (c41) 2021/04/27(Tue) 3:04:35 |
ゲイザーは、思わず顔を上げてルヴァを睨んだ。 (c43) 2021/04/27(Tue) 3:59:00 |
【墓】 がらんどう ゲイザー>>+49 ルヴァ 「ん゛あ゛あ゛なんですかなんで聞いてるんですか!耳ざとい!それに『そっか〜』ってなんですか腹立つなあもう!」 耐えかね顔を上げて噛み付いた。真っ赤に泣き腫らした目が貴方を恨みがましく睨んでいる。泣いていたので怖くはないが。 「リセット。そんな可能性もあるんですね……。 ……嫌ですよ。当然じゃないですか。一番信頼してた……してるんですから。今まで友達とか信頼できる人とかそういうのいなかったし」 不満たらたらで吐き捨てた。 「ふうん。…………テスト終わったら、ですけど。 そういうの、もやもやしているところ全部聞いてもいいですか?」 (+50) 2021/04/27(Tue) 4:02:23 |