人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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視点:


【秘】 残氷 の エアハート → 埃運び オーウェン

 
「まあ残念ではありますが……
 そもそも私、そこまでわかりにくい人間と思いませんが。
 良くも悪くも直情的な部類と思いますし」

言いながら店員を引き留めてエールとつまみを注文する。
重ねて何か頼んでも特に何も言わないだろう。

「好きじゃないですか?でも“万が一”を考えると、
 空気がお洒落だったり静かな場所よりは、
 何を聞かれても問題がない場所の方がいいでしょう?」

下手に口を滑らせても危険が無いのはそうだろう。
そも、この男も2回の部屋を“尋問”の際に使ったばかりだ。
幹部級の構成員ならば命の危機でも盗み聞きを試みる輩もいるだろうが、恐らく自分達はそこまで地位が高くもないだろう。きっと。

「そうなっても別に黙っておきますけどね。
 仲いい相手にはそこまで非情でもないですよ。私。

 じゃあ気が変わる前に聞くとしますか。
 
何で猫語だったんです?」


そこ?と言う点からいきなり始まった。
(-17) 2021/12/12(Sun) 21:55:41

【人】 埃運び オーウェン


「……」

人間味の失せたようなツラの男を、横目で見て。
そして次に張り紙を見る。
つまらなさそうで、どうでもよさそうでいて、

だけどそれでも、心は揺れ動くもの。

「さて次は誰だろうな。
 俺か。それともお前か、あるいは他の誰かか。
 ああ面倒だ面倒だ……どうせこんなもん鬱憤溜まった政府の憂さ晴らしに違いねえってのに」

不平不満ばかり出てくる。威勢のいい罵言のひとつやふたつ、とっとと捻りだしたいのに出てこなかった。
(5) 2021/12/12(Sun) 22:26:36

【秘】 仮面の役者 フランドル → 埃運び オーウェン

 
「そうかい」

言葉を待つ、暫しの沈黙の後。
貴方の答えを聞き届けた後、かつん、もう一度踵を鳴らし。

「なら、やはりそう遠いものでもないらしいな。
 
お貴族様と下賤の民の合いの子。

 "不義の子"もまた、上には捨てられ下には疎まれる。
 君は君で私は私だ、何も同じというつもりも無いが。
 考えようによっては、同輩とも言えなくはないだろうさ」

声色は、変わらず世間話のようなもの。
同類への情を滲ませる事も、腫れ物に触るようにする事も無く。
ただ事実を事実であると提示しているだけ。

同情や仲間意識が欲しいわけでも、与えたいわけでもない、が。
知らないよりは、知っていた方が行く納得もあるだろう。
何より一方的に明かすというのもフェアではないと思うわけだ。

「まあ、そこらは仕事には持ち込まないけれどもね。
 結局私はよそ者、この街にも君にも大した思い入れは無い。
 こうして敢えて問うたのも、
 君がこんな危ない橋を渡るって事に納得が欲しかっただけ。」

「望むらくは。
 せめて君が生きている間にここが崩れる事を願っておくよ。
 その後に君が、こことは何の関係も無い
 何処か遠い所で生きていけたなら、もっと良い」
(-54) 2021/12/13(Mon) 3:30:41

【人】 埃運び オーウェン



「……」
(12) 2021/12/13(Mon) 11:26:16
オーウェンは、ノアベルトの名を力一杯壁にぶつけようとしましたが、
(a11) 2021/12/13(Mon) 11:26:45

オーウェンは、猫じゃらしを見て、忌々しげに舌打ちをしました。
(a12) 2021/12/13(Mon) 11:26:58

【人】 埃運び オーウェン


>>13 スカリオーネ

「はいただいま。依頼ということなら問題なく。
 部屋の前を汚しやがったクソバカ掃除屋未満のせいで、
 一刻も早く婆さんに金叩きつけてやんなきゃならなくなったんでね、マジで助かる」

ミンチにされたくなきゃジッとしてろクズ野郎、
とひと蹴り入れながら担ぎ上げて。

「……こうしてる間にも、
 明日は来るもんだから……ままならねえな」

誰かが虐げられ、誰かが蜜を啜り。
街並みは変わらない顔を見せていることに、心底辟易した。
(18) 2021/12/13(Mon) 14:05:16

【秘】 埃運び オーウェン → 木偶の坊 エドゥアルト


「……ハァ〜〜〜ッ……俺は!
 俺のより良い日々だけしか望んじゃあいない!
 この街のことが嫌いで!壊したくなっただけなんだよ!!

 少し優しくしてやったくらいで勘違いするなよ!?最初っからお前らのことはどうでもいいんだ、それは星歴が何億経ち、幾度変わっても変わらない……!!」

辛抱堪らないといった様子で、思わず声を荒げて、拒絶を露わにする。そう、拒絶だ。街に対する嫌悪は……今目の前には向いていない。

きりきりと胸が痛む。帽子を抑えてた右手は襟元を握って。

「俺は革命を望む奴らのことだって、本質的にゃどうだっていい……どうだっていいんだ」

歯を食いしばるようにして、声を絞り出す。数刻の沈黙を挟んで。

「……なあエドゥアルト。お前の言う誰かの『より良い日々』は……俺にとってのより良い日々になるのかよ?

 俺にとっての良い日々は、
 俺以外の誰が望んでくれるんだよ。

 それが、俺が今ここにいる¢Sてだ……違うか?」
(-90) 2021/12/13(Mon) 14:24:30

【秘】 埃運び オーウェン → 残氷 の エアハート


「確かにな。リスクは最大限に減らすべきというところには頷いてやる。だがまあ……
 ……ま、断じて好きとは言ってやらないがな」

適当なつまみを追って頼んで。
どことなくピリピリとした警戒心を漂わせているのは、
やはり慣れない場所に居心地が悪いと思っているからか。

「あっそ。何だって構いやしないけど……
 
何で真っ先に聞くのがそれなんだよ!!

 
 いや別に……盗み聞きされた時俺だってバレなきゃなんでもよかったけど、それで思いついたのが猫だっただけ。
 悪いかよ。俺に猫とか全然似合わねえだろ」
(-99) 2021/12/13(Mon) 18:38:44

【秘】 残氷 の エアハート → 埃運び オーウェン


「二階に私が使ってる部屋がありますから、
 気が散るならそちらでも構いませんけど。

 オーウェン、それはそれで変に警戒するかなと、
 そう思ったからまず酒場の方に呼んだんですよ」

騒がしさ、と言う意味では大分減るだろうし、
別に料理も頼めば届けてくれるのだが。
何となく宅飲み系は好きではないと思っていたらしい。

「いえ、一番気になっていたので……
 今後どちらかに何かあっても、他の話ならまだしも、
 『何で猫口調だったの?』と聞く機会ないですよ」

どちらかが捕まったとして、必死に聞く台詞がそれでは
革命軍はただの馬鹿な組織と思われかねない。

「そうでもないですけどね。私と貴方は猫気質では?
 
アホンドルは蝙蝠とか言ってるけど犬ですし。

 何より普通嫌いな動物を騙りはしないかなと思って。
 つまり、
何らかの獣人
の可能性もあるのかな?と」
(-100) 2021/12/13(Mon) 19:17:42

【秘】 埃運び オーウェン → 仮面の役者 フランドル


「フゥ〜ン。私情を挟むような奴なら真っ先に斬り捨てるのを考えるところだった。
 ああそうだ。でも、おたくみたいな奴がいるってことも、俺がいま革命に与している理由にはなる。

 感情からくるものではあるけど、それは哀れみだとかそういう話じゃなくて……行動原理に基づいたものだ」

事実として提示したように、
その事実で突き動かされる者もいる。
決して情を挟んだわけではない。当たり前の話だ。

「普段なら踏み込むなだの言ってやるとこだけどな、
 信用に必要ってんならしかたない。いらない不信感が無くなるなら俺にとっても有益だし。

 ……お前の幸運や未来は祈ってやらない。
 だから勝手にしろ。俺は、そうするから」
(-101) 2021/12/13(Mon) 20:00:05

【秘】 埃運び オーウェン → 残氷 の エアハート


「クソ、まあ合ってるから腹立たしい。
 別にいいよここで。ここ以外無いんだし。
 気が散るっつってもいつもと足して変わらない」

「普通に一理あることも言うなよ……
 つっても猫には別に思い入れがあるわけじゃ、
 ……いや野良猫には結構絡まれるけどもよ」

もしかしたら無意識のうちに、
それを思い出して選んだりしたのかもしれない。

「犬と比べたらそれもそうか。……
 獣人、獣人ね。遠いモンじゃあない。
 隠してるつもりもないしひけらかしてもいない。

 仕事の邪魔にはなるから、
 見た目だけは隠してるとも言えるが──」

部屋の中だろうと押えてた帽子のつばを押し上げれば、
有鱗種独特の細い瞳孔と鮮やかな虹彩、
それを覆う鱗が、遮るものを無くして。

「つかフランドルとの確執は見えないとこでやってくれ。
 俺は人付き合いが好きじゃないのに痴話喧嘩ともなりゃ賭ける気すら起きねえ」
(-102) 2021/12/13(Mon) 20:11:02

【秘】 木偶の坊 エドゥアルト → 埃運び オーウェン

「…………そうか。それが、貴方の本音か?」

勘違いなどしていないと、エドゥアルトはゆっくりと首を振る。
貴方が声を荒げようとも、拒絶されようとも、動じる様子は全く見せなかった。まるでそれが当たり前かのように。

「……壊したいのなら、壊せばいい。
 それが貴方のより良い日々に繋がるのなら。
 それでこの街が少しでもマシになるのなら
 おれの知るひともきっと、否定はしない。
 おれは貴方を否定しにきたわけじゃない」

先の言葉通り、話を聞きたかっただけ。
誰かにとってのより良い日々が他の誰かにとってのより良い日々になるとは限らないことくらい、学がなくともわかっている。

「オーウェン。おれは、貴方にだって良い日々を
 送ってほしいと、そう思っている。
 言っただろう、邪魔をするつもりはない、と」

エドゥアルトは、誰かの役に立ちたい。
それがエドゥアルトの生き方だ。それ以外を知らない生活を送って来た。自分のことだけを考える貴方とは逆であっても『より良い日々』を革命に望むことに否定はない。

エドゥアルトは人の味方であろうと思っているが
そのひとがエドゥアルトの味方である必要はないと思っている。
(-105) 2021/12/13(Mon) 21:05:57

【秘】 仮面の役者 フランドル → 埃運び オーウェン


「私情だけじゃあ生きていけないし仕事も成り立たない。
 けれど私情抜きでは前にも後ろにも進めない。
 一貫した信念の根底にあるのは結局は私情なんだろう。
 それが悪い事とも思いやしないが、なあ。

 まったくもって、この世というものは生き辛い
 この街に居ると、どうにもそう思わされる。」

誰に言うでもなく、殆ど独白のように長台詞を咏んで。

「──言われずとも。
 どっち付かずの
"卑怯な蝙蝠"
は、自由にやらせてもらうさ」

これもきっと、貴方のそれとそう変わりない。
たとえ、その結末が寓話的なものであったとしても。
互いに"勝手にする"だけだ。初めから、ずっと。

「さて、長話も何だしそろそろ招かれざる客はお暇しよう。
 君がこうして幾らか腹の底を明かしてくれた分、
 これからは──仕事の上では、君の事を信用できそうだ。

 ではね、未知なるオーウェン«Unknown»。
 "野良猫"に宜しく頼むよ」

役者騙りはいつも通り、堂々とした笑みのまま。
席を立ち、一度、ひらりと手を振って。
そのまま貴方の部屋を後にして行くだろう。
(-112) 2021/12/13(Mon) 22:35:41

【秘】 残氷 の エアハート → 埃運び オーウェン

「いいですね、懐かれるのは。
 私はどちらかと言うと競争相手でしたから、
 貰った名じゃなく名乗るとしても猫や鼠は避けましたね。

 ……こっそり餌あげたりしてません?」

猫に囲まれた時のオーウェンを想像して思わず問うた。
何となくそんな妄想が脳裏をよぎったので。

「──有鱗種?」

やや気の抜けた声色が返ってきた。
別段不快や嫌悪はなく、かといって喜びでもなく。
要するに見慣れない為どう反応していいか分かっていない。

「失礼、どう反応すべきか迷っていたら固まりました。
 いえ、別段気にする性質ではないんですが、
 『仕事の邪魔』と仰ったので、なんらかのこう、
 不都合でもあるのかな、と内心で唸ってました」

「……それに関してはすみません。
 余計に貴方を人間嫌いにさせたくありませんし」

一応は自覚があったらしい。素直に謝った。
しかしながら、有鱗種については腕を組んで考えている。

「有鱗種なら尚更。何故、革命軍に?
 この国の政府、異種族への差別政策を敷いていたとか?」
(-114) 2021/12/13(Mon) 23:52:28

【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 埃運び オーウェン

「買ってるさ。ま、俺はどんな酒でも別に構わんのだが」

からからと笑いながら、不機嫌そうなあなたの顔を見ながらも、少し意外そうな顔。そして、楽しげな笑みを深めた。

「そう。まァ、楽しいところだったが、いよいよ”清く”なりそうだ。良くも悪くも、ずっと夢に揺蕩うことはできない。

逆に、黄金と夢を得るものも最終的には少なくなるだろうさ。
ここは肥え過ぎたんだろうよ。貴族か、悪党か……。
どちらにしろ、楽しいだけの日々はもう終わりそうだ。
俺はここで、底の底まで落ちる奴を見るのも、
夢を掴んだ奴を見るのも好きだったのだよ、逆にな。

……そういうお前は?ここが好きそうには見えんが。何故残る?」

興味本位なのかもしれない。
が、目を細めて尋ねる表情は、愉快なだけではないのだろう。
尋ねるのは情報だ。
なら、この男はそれで飯を食っている。


その表情の意味を、はたして、この男が知っていたかどうか。
(-128) 2021/12/14(Tue) 3:40:43

【秘】 埃運び オーウェン → 木偶の坊 エドゥアルト


「……ッチ、クソが」

感情を吐き出せば、後に残るのは、
もう何もない。ひたすらな、無力感。

「だったらそれでいい。邪魔する気がないなら、
 俺も、おたくにどうこうする気なんかない。
 好きにどっかいっちまえばいい、んで……」

憑き物が落ちたように。顔からは険しさが抜け、
胸元を握りしめていた手の強張りもいくらか軽くなった。
自分が革命に望んでいたものは、きっと。

「お前は馬鹿みたいに、飯を選ぶのに悩んでたらいい。
 悩んで、考えて、その上で動くのは、
 それができるやつらに任せてたらいいさ。

 いつ俺が見てられなくなるかわかんねえから、
 そっから先自分で考える努力をするための頭と。
 人に頼る、頼れる相手を選ぶための目。

 それくらいは鍛えて置け。今のうちにな」

どのみち今ここで停滞しては、手に入らないものだ。
(-157) 2021/12/14(Tue) 15:22:47

【秘】 埃運び オーウェン → 残氷 の エアハート


「バッ……だ、誰がそんなことするかよ!
 大体ンなことしたら糞尿で街が汚れるだろうが。
 …………………… ……………………」

何かを思い返して、苦々し気に顔を歪める。
断じて餌をやってはいないが、
それは苦渋の決断によるもの……といった様子。

「焼け爛れた傷とかに比べたら可愛いものだろうが、
 大まかはヒトだというのに、目立つ所の鱗を曝け出して配達なんかしてたら……余計な奴に絡まれたり、あるいは怪訝な目で見られたり。そういうの、全部面倒だ。

 だから隠してる。それだけ。

 何だかんだ言って種族だけの差別は、俺色んな街見てきたなかじゃあまりないしな……種族だけ、ならだが。
 合いの子はその点不便なんだよ、半端なトカゲ野郎とか何度言われてきたことか」

最終的には埃運びに落ち着いたが。
結局人は貧富だけでなく、何らかの理由をつけて蔑んだり優劣をつけたりせずにはいられないものだ。

「まあ慣れ切っちまって部屋ん中でまで隠してるけどな……視る力の衰えには敵わん」
(-162) 2021/12/14(Tue) 15:47:32

【秘】 埃運び オーウェン → 吟遊詩人 フェリックス


「ああ勿論嫌いだ、殴ってブチ壊してえくらい。
 でもまだ仕事が残ってる。それが終わるまでは残るさ。

 ここよりよっぽど上等な酒場も娼館もある街は、
 正直?そんな珍しいもんでもねえしな?」

帽子の鍔を押し下げて、
睨みつけるような表情で情報屋≠フ顔を捉える。

「清く≠ネるから出る、ね。
 悪趣味だな。おたくみてえなのは、
 確かに今のヨルムンガンドによっぽど相応しい。

 ……お前の配達先には興味が出てきた。
 覚えておいてやるよ。運ぶ日、その時は」
(-164) 2021/12/14(Tue) 15:59:36

【赤】 埃運び オーウェン

「本音を言うと、吟遊詩人をいきたいんだけど……
 奴はコネで護られてるフシがあるからにゃあ。
 全く、好きに尋問もできないなんて。
 中間管理職はいっつも貧乏クジばかり引くにゃ。

 ……接点があるところからいくならミズチでいく。
 でも、それは積極的な理由じゃないにゃ。
 だから誰か浮かんだらそれでいい、にゃん」

「……この後の身の振り方は、考えなければな。
 ここから連鎖して、とかお話にもならない」

/*
こちらも似たようなもんです。一日延長して助かった……と思いつつ、暫定の相手は↑言っておきますね。
(*2) 2021/12/14(Tue) 20:24:30
オーウェンは、何だか酒が不味くなった。部屋の前のクリーニングが済んでないからか。
(a31) 2021/12/14(Tue) 22:31:08

【秘】 残氷 の エアハート → 埃運び オーウェン


「こんな汚い街で今更そこは気にするんですね。
 それこそ掃除屋やその見習いのお仕事でしょう。
 案外雇用が生まれていいかも知れませんよ」

猫、可愛いですよね。と同意している。
苦渋の決断で餌を渡せないのを想像して微笑ましい目。

「……半分だけ、流れている、か。
 それは、大変でしょうね。……分かるとは言えませんが、
 同じく別の血が流れている子の苦労は聞いた事があります」

自分はひたすら貴族を憎み呪っていたけれど、
彼ら「半分」の者にとっては、現在も進行している話で。
そう思うと、苦労を偲んで溜息の一つだって出てしまう。

「苦労の形も、その重さも比較にならないでしょう。
 私もこの国で言う“下級市民”の出ですから、
 他人にどうにもならない生まれで何か言われる──
 その鬱陶しさは、少しは理解できる部類と思います。

 でも、やはり不思議ですよ。ねえオーウェン。
 貴方は私ほど、何かを恨んでいるように感じられない。
 確かに人付き合いを避けていますが、
 逆に言えばこの世界の差別と上手く付き合っている。

 ……革命軍に入る理由が、見当たらなく思えます。
 一体どうして?」
(-203) 2021/12/14(Tue) 22:54:29

【秘】 埃運び オーウェン → 残氷 の エアハート

           ・・・・・
「ああ──そいつの話は知っている。
 苦労の共有もした。俺達革命軍は……
 ある程度息苦しさを抱えているものだな。
 同情してはやらないけど、………」

猫の話も、考えて。
ああそうだ。この街には、と。

「……確かに、誰を強く恨んだことはないな。
 おたくの言う通り、俺は最大限にこの街に順応してるさ。
 仕事さえしてりゃそれなりに蜜は吸える。

 酒場で馬鹿どもとバカ騒ぎするのも……
 何だかんだ言って、悪くないとさえ思ってやる」

良いものだ、と思えるものは沢山あったりする。
どれだけクソッタレた世の中でヒーコラ働いても、
それでもいいかな、と思えることは、ある。

「だが俺は……それでも、この街のことが嫌いなんだ。
 黄金と夢に魅せられた貴族や下賤の民は、厄介事ばかり起こしやがる。

 上が肥え、下が絞られ、そのしわ寄せは……辿っていけば、その先にあるのは、俺ら冒険者だ。
 悪党どもが暴れればケツを拭き、稼いでる奴らは紙一つでコキ使って来る。俺達は……真の意味で蔑ろにされているのは俺達なんじゃないか?そう思ったら──」

(-214) 2021/12/15(Wed) 0:38:52

【秘】 埃運び オーウェン → 残氷 の エアハート


「ここにある、誰かの誇りを──四方に運んでた。
 ……俺はどうでもいいんだよ、黄金と夢の為に犠牲になる下層市民なんか。

 この街が壊れたら、冒険者はもっと遠くへ羽搏ける。
 ひっくり返るなり、あるいはより締め上げがひどくなって都市が立ちいかなくなりゃ……俺はそれでいい」

顔を近づけて、目を細めて、そう囁く。
嗤っていた。けれどそれは、どことなく疲れのある笑み。
まるでその勘定に。羽搏く者に自分を含めるのを、とうに諦めたような。

「反感を抱くならそれでいい。付き合いきれねえってんならそれだって別に構いやしない。
 俺もなんでここまで話しちまったもんだか……酒の席の気紛れ、ってことでひとつ、勘弁してくれ」
(-218) 2021/12/15(Wed) 0:47:28

【人】 埃運び オーウェン

#蟹討伐

「バッカデカ。」

ストレートな感想が出てしまった。
ポーションもマジックアイテムも、
鞄に入るだけ持って来たが……足りるものなのか。

足りるかどうかじゃない、ド迫力のスケールが、
今まさに目の前にある。
それこそ詩とかで聞いた歩く大陸か何かだ。

すう───と息を吸って、ホイッスルを吹くと、
まるで怪鳥の鳴き声を思わせるような金切り音が、
《黄金の海》に響き渡る───!

「ッ〜〜っと。注意忘れた。まあいいか、大した音でもないしこんくらい。
 あんなんにできることといったらサポートだか、ら!」

地割れに巻き込まれる間一髪のところで鈍臭く飛び退き、
何処からともなく飛んできた大鷲に片腕を掴ませて、
冒険者達の群れから斜め横に逸れたほうへ行く。

「いやあいつ
バカどころか大馬鹿力過ぎるだろ。

 本当に必要かなあ他の有象無象……」
(27) 2021/12/15(Wed) 1:04:45

【秘】 木偶の坊 エドゥアルト → 埃運び オーウェン

「そうか──信じるのか、おれのことばを。
 けど……貴方がなぜ、あんなに苦しそうだったのかは、わからない……」

じ、と。胸元を押さえる手を見て、でかいくせに下から覗き込むように屈んで見上げる。自分で考える頭があったって、それは想像しかできない。

「どうでもいいのでは、なかったのか。
 ……貴方は、むずかしいひとだ」

ふ、と短く息を吐く。

エドゥアルトは、自由が苦手だ。
飯を選ぶのに苦労をするのも、それに近しい。

あなたがどんなつもりで言っていようと
きっと、その助言に対する抱く感情は、感謝だった。
(-260) 2021/12/15(Wed) 12:18:14

【赤】 埃運び オーウェン

/*
構いませんわ。参りましてよ〜
(*5) 2021/12/15(Wed) 19:09:09

【秘】 埃運び オーウェン → 錆鉄御納戸 ミズチ

/*襲撃予告です〜 お忙しいようなら返事なりなんなりでもいただければ。でも無くても大丈夫みたいです。


「……ミズチ。いるかミズチ」

冷淡な声で、酒場か部屋の近くでその名前を呼ぶ。
悪い夢を見た文句を言いに来たのか、それとも。

今度は自分が探す側になるとは、と独りごちた。
(-271) 2021/12/15(Wed) 19:12:47
オーウェンは、あえて何も触れない。
(a46) 2021/12/15(Wed) 19:13:12

【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 埃運び オーウェン

「ここに」

 部屋の扉に向けて声を掛けたあなたの視界の外から現れた。丁度戻ったところだったらしい。

「どうした、オーウェン」

 夢見の文句にしては妙なタイミングだ。別の用事だろうかと考えている。

/*
おはようございます、目ん玉飛び出ました。大丈夫です。おはようございます。
(-276) 2021/12/15(Wed) 20:27:32

【秘】 埃運び オーウェン → 錆鉄御納戸 ミズチ


歩み寄って、寄って……すれ違う寸前まできて。
耳元に唇を近づけて、言う。

「……お前に尋問をしに来たんだ。
 悪いなミズチ、ただ、甘ったれた考えを否定しに来たわけじゃない。
 妙な真似をしなきゃ手荒な真似もする気はない」

それはどこか困っているような、迷っているような。
それでも何かを成さなければならない人の、追い詰められた顔を、配達屋はしていた。
(-282) 2021/12/15(Wed) 20:50:09