情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【独】 口に金貨を ルチアーノ/* ひとりごとぼやく時間がなかった。 猫しかしてない男。 こいつは黒い男と白い男に性癖と価値観を歪ませられたのに理性だけはしっかり残った猫の男です。 にゃーん。 黒眼鏡が上司時代に振り回され、次の上司に躾けられてなにかに目覚める。 誰かに飼われたい人間だけど、飼われるって普通じゃないし社会人がバブになるのは理性がないから流石に自重して真面目に暮らしている。 真面目人間だがやることなすことたまに自由になる。命令することや誰かを抱えることは多分すごく苦手。 大事にしたいものを失ったりなにかに失敗すると怖いから。家猫。 (-1) 2023/09/11(Mon) 21:03:02 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ「それを言ったら、食事を気にしない僕もこっちじゃ異端みたいじゃないか」 気にしないと言うよりは、食べようと思ってないだけなのだが。 深めに酔うといくらか眠れるから、夜は殆ど食べない。 朝は深酒のせいで食欲が湧かない。 食事をあまりとらない原因なんてそれでしかないのだけど。 一番の問題は、それをあまり気にしてないから、他人の追求も面倒くさくて”忘れた”なんて言うのだ。 グラスを取りそこねる様子を見れば「もう酔った?」と、愉しげにグラスを弾いては音を立てた。 大分酔いが回ってるのはお互い様で、頬には既に赤みが差している。 「おや。僕は結婚なんて興味もないし、飼ってみようかな、猫。 飼われてみるのも一興だけど……何処にでも付き合ってくれるのなら、このまま近くに泊まっていくかい?」 部屋までの帰りを気にしなければ、もっと飲める。 あなたとなら、何も思い出すこと無く安心して眠れる気さえするのだから不思議な話だった。 (-2) 2023/09/11(Mon) 21:04:47 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ「周りの環境が異端を決めるんだよ、諦めな。 あー……今日は俺が払ってやるよ。次はお前な」 くつくつ笑いながら会計のために金を握る準備をしようとしていたが、向けられた言葉に片目を開けた。 「結婚に興味はもっとけ色男、いくらでも選び放題だろうに」 「ああ? 泊まり……? ……このホテルにしろお、他は認めんぞ」 訝しげな声をだしつつも、反対はしないのか近所のホテルを一つあなた宛にメッセージで送った。 示されたホテルは古くもなく新しくもなく、場所も近くで治安も程よい地理に建っているだろう。都合好く覚えているのも彼の才能である。 (-6) 2023/09/11(Mon) 21:22:52 |
【念】 口に金貨を ルチアーノ「金が関わる分確かな情報を出してるからなあ? パンの好みぐらいなら時間で変わる可能性もあったが」 手元の手帳と睨み合いっ子をしていた男は声をかけられれば、あなたに視線を向き直して話に応じた。 「そんなもんで信用すんのかー……あー。 一応使える伝全部に手回しをした。個人を調べるなら一日一件が限界、だな。 だが調べるために動いているうちに、此処も俺のこともバレやすくなる。 ……日が経つほど盗聴されたり突入つされるリスクがある、気を配ってくれ」 「大体女一人で大層なことを考えてるが、他の協力者はいるのか? そもそも個人か、誰かの差し金なのかぐらい聞いてもいいか」 自分の身内を売る戸惑いのなさの理由を聞いてやりたいのをぐっとこらえて、協力者としての質問をした。 雇っている人数や手間で相手の規模がわかるだろう。 もしかしたらあなたは更に大きな企業に雇われているのかもしれないし、と。 (!1) 2023/09/11(Mon) 22:09:05 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ「おや、奢ってくれるのならお言葉に甘えようかな。 いいよ、次は僕が奢ろう」 次の約束が出来るのはいいことだ。 別に日取りを決めたりするわけではないけれど、ここに居ればまたこうして会うことは出来るのだ。 「ええ……キミほどじゃないでしょ。常に違う女引っ提げてるくせに」 「ホテルなら酔いなんて気にせず飲めるし……。ふは、キミの勧めならここに決めてしまおう」 場所は良好、何も不安はない。 本当に付き合ってくれるんだと、思わす漏れ出た笑いに声が出て。 あなたの会計を待って、指定されたホテルに向かうだろう。 これは多分、僕とあなたの生きる場所が分かれてしまってからは初めてのことだ。 (-11) 2023/09/11(Mon) 22:23:19 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノふらつく足取りで歩けばあなたに支えられたり、はたまた逆をしたりしながら店の外へ。 まだ飲むのか、と持ち帰りのボトルも買ってから目的地へと向かっていった。 「……知らんのかぁ? 俺はこのあたりじゃ結婚したくない男で有名だぞ」 「付き合いたいとは良く言われるがなあ」 そうしてチェックインをして、あてがわれた部屋にたどり着き。 まず、まっすぐに向かったのはベッドだ。 シワ一つないシーツを確認すればすぐに倒れ込み、だらしなく力を抜いた姿ですぐにでも眠るような姿勢をとっていた。 (-31) 2023/09/12(Tue) 2:20:28 |
【念】 口に金貨を ルチアーノ「美人に心配されてんのに尻尾巻いて逃げるのは好まんのだけどねえ」 いつもなら問題なく進む個人情報の習得になにか引っかかるものがあった。 誰かが情報漏えいをあえて阻止しようとするような。 はたまた狙うような視線が見えるような、それがあると知って辞められるものでもないのだが。 「んじゃあ、聞き方変えるかあ…… その立場でお嬢さんは好き好んで摘発するのかい」 「……万が一心が痛むってんならあ勝手に調べて来て不要な情報は知らせん。 もし、少しでも愉悦や達成感を感じられそうというのなら――」 「調べたいお仲間を指名してくれえ、別に料金は変えんよ」 男にとって眼の前の女性は賢く、芯があるように見えた。 故に気になってしまう、その瞼の奥で何を考えているのかと。 もしくは、自分と同じ様に 何も感じていない のかと。こうして直接聞かねば中々読めないのだ、あなたの心中もこの騒動の発端も。 男はマフィア側でありながらこの騒動に感情的に何かを思うことはなかった。 ただ何故その思考に至ったかを知りたい、そんな一つの欲望で危ない橋を渡ろうとしている。 (!3) 2023/09/12(Tue) 3:10:06 |
【人】 口に金貨を ルチアーノ街中で噂されている三日月島の温泉の話題に足を止める。 レジャーとしても観光としても人気のそこは老若男女問わず行きかう場所になっているが、自分が向かうとなれば人より少しだけ足が重かった。 「温泉には興味があるんだがなあ」 ため息を吐いていると突如聞こえてきた ねこ! という声に反射で跳ねて思わず足元を見る、流石に居たりはしない。代わりに聞いたことのある声が続けて聞こえてきたので顔をあげれば、視線の先に随分明るめの二人組が目に入った。 あいつ眼鏡……かけるんだな。 「……驚いた」 ふと時計を見れば次の約束の時間が着実に迫っている。 彼らの話は気になったが立ち聞きも悪いだろうと、一度伸びをすれば欠伸をかみ殺し街中を再び歩きだした。 #街中 (35) 2023/09/12(Tue) 8:02:17 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノチェックインしたホテルは、観光客用の高級ホテル……ではなく一般市民が利用するクラスのもの。 それでもあなたが選んだホテルとなればそれなりの値段はして、清潔感と広さをもったいい部屋なんだろう。 あなたが沈んで軋んだ音を立てた大きなベッドも、成人した男が二人並んで寝ても余裕の広さだ。 「浮気するって思われてるんでしょ、このホテルは御用達かい」 それでも、自分なら浮気されないと妙な自信を持って結婚を願う女はいそうなものだが。 女を侍らせてるのは見ても、本気の付き合いをしてるように見えたことはないから、確かにあなたの言う通りなのかもしれない。 「寝るならシャワーくらい浴びれば良いのに」 女と居るわけではないからそんなものなのだろうけれど、わざとらしく笑いながら嗜めると「スーツしわになるよ」と、あなたの上着を脱がせてハンガーにかけた。 いつもお洒落なあなたのことだ。チェックアウトしたら一度は帰るだろうけれど、しわくちゃの服を着て帰るのは嫌だろう。 自分もまたスーツを同じようにハンガーにかけて、あなたの隣にゆっくりと腰を下ろした。 「ねぇ。ルチアは飼ってるのかい、猫。 それともこれから飼う予定?」 (-40) 2023/09/12(Tue) 8:50:27 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ「……浮気はしないぞ……。 三ヶ月以上愛してやれないだけだ」 されるがままに貴方に体を委ねつつ脱がされた上着に一度だけ視線をやる。シャワーの言葉に少し反応したがそれだけ。 直ぐにその瞳も閉じてやってきた体重の沈みに合わせて体を揺らした。 「……ホテルは初めて使った、俺を誘う人間も少ないからなあ。 猫も飼ってない、今後飼う予定もつもりもない。 面倒見きれないからな、今も部下で十分だ」 (-51) 2023/09/12(Tue) 14:26:35 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ「うわ、最低なセリフ聞いたな……」 何故3ヶ月限定なのか。 とはいえ、付き合うという形すら取ろうと思わない自分よりは少しはマシかも知れない。 ……などと、心の何処かで思った。 「へぇ……? いつも使ってるんだと思ってた。 驚いたな、じゃあ彼女の家か車がほとんどってことかい」 あれだけ侍らせてるし、お金も持ってるのだから、ゆっくり寝れるホテルを選んでると思ってたのだ。勝手に。 それでも、猫の予定がないのには少しばかり気をよくして、愉しげにベッドにうつ伏せにベッドに転がって手を伸ばした。 避けられなければ、あなたの柔らかそうな薄茶の髪を撫でるだろう。 「じゃ、今夜はこのベッドとキミの懐を僕が温めてあげようかな」 互いに酔いは十分に回っているらしい。 (-53) 2023/09/12(Tue) 16:11:20 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ/* 秘話中に失礼します。今すごく眠いです。 仕事が休みだった事をいいことに昼寝してました、シエスタですね。 それはそれとして……お伝えするタイミングを測っていたのですが、ゆっくりしすぎて日が変わってしまいそうな気がしてきたのでお知らせをば。 ぱんぱかぱーん >>>あなたは決闘者に選ばれました<<< というわけで果たし状をですね……ルチアーノくんにお出ししたいと思っております。 ギスギスしたいなどという考えではなく、互いの過去についてのあれこれとか……出来たら楽しいな、なんて思ったのですが。 なにか不都合などがなければ、どうぞよろしくお願いしたいと思っております。いかがでしょうか。 (-54) 2023/09/12(Tue) 16:51:41 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ/* おはようございます。 シエスタはいいですね、お休みの日ぐらいゆっくり休まれてください。 それはそうと決闘者でしたか、受けて立ちます。 どちらが先に検挙されるかのチキンレース頑張りましょう。 窓のシチュエーションが良くわかりませんが、その都度考えることにします。よろしくお願いします。 (-56) 2023/09/12(Tue) 17:19:28 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ/* ありがとうございます。おかげさまでゆっくり休めました。 決闘者の件もありがとうございます。 殺意マシマシの職から移動してきたもので、こちらもまだ手探りではありますが、折角の諜報員に覗かれてるのふたりの窓ですし、何か出来ればいいと思っています。 なにか事件を起こしてみても楽しそうですね。 過去で思い出しましたが、エルヴィーノの過去に登場する半身不随になった女性の名前は「ラーラ」ということにしました。 名前がないと不便だと始まって気づいたもので……。 ルチアーノくんも知っている女の子であったでしょうから、使っていただいて構いません。 (-57) 2023/09/12(Tue) 17:54:52 |
【人】 口に金貨を ルチアーノ>>38 テオドロ 「おわっ、テオドロか?」 まさか知り合いに独り言を聞かれてると思わず足を止めた。 そもそも後で連絡をしようとしていた相手だ、少しの都合など融通させるかいつもの店で会う約束を取り付けようと体を向ける。 「Ciao,その姿は久しぶりに見たが今日もいかしてるな。 しかし悪いなあ、温泉よりも三日月島に因縁があるもんだから一人ではお断りなんだ。 テオドロが一緒に付き合ってくれでもすれば話は別だがなあ。 こういう時は気を張るような女相手より、お前みたいなやつと行くほうがほうが気分が晴れる」 先程までのまごつきを誤魔化すように口の端を上げて調子良く話す。 あなたが行かないのなら行かない、とわかりやすい主張。機嫌良さげに植木鉢に向き合うその姿に目を細めた。 #街中 (62) 2023/09/12(Tue) 18:12:52 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ電話で呼び出しをされた時には予定が入っていたものだから、埋め合わせは必要?なんて言って。 朝を回ってからあなたの元に長年の部下は足を運んだのだろう。 今日は珍しく手土産も持って。近くまで来たのなら、電話を耳にあてる。 「Pronto,ルチアーノ様?」 「お部屋の近くまで来てるわ、入っても?それとも、外で過ごす方がお好みかしら」 わざとらしく恭しい口調で話してみせた。 (-72) 2023/09/12(Tue) 22:37:37 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ「何を聞きたいのか測りかねるが…… 俺は一人で寝る方が好きだし、車の掃除も定期的にしている分で十分なほど保てていると思っている。 ないとは言わんがな、……それこそ手を出すのはその期間中に一人程度だ」 両手に花を抱え歩いている男がいつも纏わすのは、女物ではなく彼自身の香水の香りだ。 「っ……な、ぁ?」 ふ、と。貴方が眼の前に来たことよりも髪を撫でられると明らかに体を強張らせるように動きを止めた。 しかしそのまま止めさせる様子もなく、普段の酔いとも違う雰囲気を見せただろうか。なにか言いたげにしているのは確かだろう。 「……俺は安くないぞ……」 そうして絞り出すように溢した言葉は、眠気のせいか緩く投げかけられて柔らかな布団に沈んでいった。 (-84) 2023/09/12(Tue) 23:49:27 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ「何を聞きたいかって……そりゃ、そういうコトでしょ。 あれだけ侍らせた女性に甘ったるいセリフ聞かせてるんだし、さぞ経験豊富なのかと思って」 これも酔った勢いというやつだ。 思ってたよりも随分と身持ちが堅いようで、本当に? と首を傾げて。 横に寝転んだからこそわかる香水の香りが思いの外心地よくて、柔らかな髪も手触りが良いものだから、ふわり、とその表情を緩めた。 「キミこそ何か言いたげな顔してどうしたの。 キミが安くないのは知ってるけど……幼馴染のよしみでこうしてタダで普段来ない場所でも付き合ってくれてるんでしょ」 あぁ、眠そうで無防備な顔が、昔を思い出すね。 「それとも……僕に何か望むことでも?」 だから、別に。 この言葉がもう聞こえてなくたって構わない。 少しだけこの夜が勿体なくて、残念に思うだけだ。 (-89) 2023/09/13(Wed) 0:09:06 |
【人】 口に金貨を ルチアーノ>>64 テオドロ 「文句なんて言うもんか。 むしろそんな貴重な時間を貰えることが光栄だなあ」 表の顔は放浪息子、休みを合わせる方向にすんなり了承するし、あなたの言い分は正しいと心地よく言葉を返してみせた。 たとえ日付が遠い日になろうと、そこが温泉地でなくなったとしても、共に出掛ける為の口実が残っただけ上々である。 「酒か食事を奢るぐらいの礼は用意するさ。 デートできる日を待っているよ園芸の君、ああそうだ」 立ち去る前に思い出したとても大事なことを伝えておこう。 自分と違って貴方は真摯で真面目な男であるから、予め。 「俺の約束より女の誘いが入ったらそっちを優先させろよお。 前に聞いてきた贈り物を送りたい女の件でも、何でもな」 #街中 (86) 2023/09/13(Wed) 0:19:48 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ「……フィオレか。 惜しかったな、この間はクリーニング代を奢られ損ねて。 今日は日が暮れるまで外に出ない予定だ」 貴方への電話の応対はいつも通りに、しかし先日よりも少し疲れを滲ませて。 少し咳払いをしながら扉の方まで向かえば、普段と変わらぬ姿で部屋へと招いた。 「中にどうぞ、可憐な妖精さん」 (-96) 2023/09/13(Wed) 0:47:09 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ「俺は浮気をしないからな……。 それでもエルよりよっぽど経験豊富のつもりはあるぞお」 三ヶ月ぐらいは、と。別れれば別の人間にうつるというかのように。 そうでもないのなら特定の誰かと共に夜を過ごすことも少ないのかもしれないと思うだろう。 「撫でられて驚いたんだよ。 ……理由が聞きたいわけじゃない、気にするな」 嫌悪ではなく、驚いていたと。頭を撫でる程度のスキンシップをそこまで気にするような男であっただろうか。 「それにお前に特別望むことなんてないよ」 「たとえなにかがあっても、……それはお前じゃなくたって良いことだ」 考えれば考えるほど貴方以外の余計なことに思考が行って目を瞑る。 これ以上目が冴えてしまわないように早く夢の中へと入っていきたい気分であった。 (-98) 2023/09/13(Wed) 1:03:48 |
【念】 口に金貨を ルチアーノ「俺はメンタリストでも飯屋でもないただの便利な男だがあ。 お前さんから考え事をしていると食事を抜く人間の気配がする。 ひっつかまる前に倒れないでくれよお、雇い主様。 信頼関係とかどうでもいいから」 無感動か、感情が乗っている方か、何方の感情の素であるかなど男にとっては些事だ。 貴方が少なくともこの会話の中で隠そうとしたものがあり、 何かが揺れていることだけがなんとなく分かった、それだけでいい。 女心というモノを見るのは慣れている、正しくさばけるかは置いておいて、だ。 今日で感じたことは、目の前の人間はどことなくストレスを一人でためるような人間に見えたことだ。 「ああそうだな、もうターゲットが決まってるなら。 そいつは除いておこう、その都度教えてくれ。 あとはあいつも要らんか……奴が大層な仕事を任されるわけもない。 」リヴィオやニコロも……でかい仕事任されないだろ…… 誰にするかを決めあぐねていたが自分で選ぶことになりそうだ。 知人の警察の悪口をいいつつ手元の手帳に視線を戻し、あなたの話に耳を傾ける。 (!6) 2023/09/13(Wed) 7:27:37 |
【念】 口に金貨を ルチアーノ「ニーノ・サヴィア……? あー、聞く名前だな……」 手元にある手帳には、現在多くの警察の名がある。 頁をいくつか捲り聞かせてもらった名前を見つければその文字列に指を止めた。 名前に年齢、少し調べればわかる程度の最低限の情報。 個人的な縁は無いが、自分の部下や同僚とも仲がいいと記述があった名前だ。 「……あの金髪のガキか」 多分思い浮かんでいる顔であっているだろう。 敢えて問わずとも何故また彼を、という感情を声色ににじませて貴方の顔を見た。返事がなくとも、構わないが。 (!7) 2023/09/13(Wed) 7:29:06 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ「僕より経験豊富なのは否定しないよ。 って、……そんなに驚くことかい?」 そういった欲は薄い方だし、必要があれば事もなげに女を買うことはあるが、特定の人物を作ったことはない。 振り払うのが面倒だと淡々とするとはいえ、普段は他人に触れたいとも触れられたいとも思わないのだ。 だからきっと、今夜のこれはイレギュラーで、特別なことで。 「そっか」 子供の頃は手だって繋いだしハグだってしていたのにと言葉を漏らして息をつくと、ぽんぽんと最後にその頭を軽く叩く。 何も望まれないのは、それはそれで少しだけ物悲しさを感じて、やっぱり僕も酔いが回っていることを自覚した。 「ほら、寝るならちゃんとベッドにあがりなよ」 知ってる? 自堕落な自分がこんな世話を焼くなんて珍しいことなんだからね。 打算も計算もありゃしない。 これはきっと、気を許した幼馴染だからこそのこと。 あなたがそれに甘んじて従うならば「ゆっくりお休み」と、あなたを深い眠りに誘おうとするだろう。 (-109) 2023/09/13(Wed) 7:47:04 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡「ドライブは楽しかったかあ? 黒眼鏡の旦那」 それはドライブが終わってしばらく先であったかもしれないし、何度かあったであろう離席後のことだ。 貴方の縄張りにやってきた男は、主のいないそこに居座り適当に手帳を広げている。 しばらくして聞こえてきた音に顔をあげず声を投げかけた。 何度も聞いた足音だ、隠す気が無ければ間違えることもない。 「アポなしで悪いですねえ。 切羽詰まった内容でもないんだが面倒事をかかえちまってな。 すこーしばかり頼りに来たんだ。……もしかして、今忙しい仕事でも抱えていたりするか?」 (-110) 2023/09/13(Wed) 7:55:21 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ男が誰かと愛を語らう三ヵ月。 その期間は実際には数週間であったり、それこそ少しはそれ以上も続いたかもしれない。 その数字は誰しもが抱く飽きというもの、何かの決まり事でもないただそれが訪れるまでの期間だ。 ただ全ての感情に誠実に続くと思わないものに制限をつけただけ。 「しばらく、…… 撫でるやつがいなかったんだよ 」普段なら言わないことも、貴方だからだとかそんな損得を考える余裕もない。 ここまで世話を焼かせたことも記憶にない。 だからだろうか、自分が何を言っているかもあまりわかっていないが、明日の朝に後悔する自分が居る事だけがわかった。 「また……」 貴方から発せられる声の指示だけを聞けば最低限の動きで再びベッドにもぐりこむ。寝息が聞こえてくるのもそのあとすぐに。 そうして声をかけるまで、些細なことでは起きることもなく気分良さそうにあなたの傍で眠り続けたことだろう。 (-114) 2023/09/13(Wed) 8:29:45 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ恋人は別れればそこでおしまい。夫婦も友人も分かれてしまえば終りが来るものだ。 あなたは知っているだろうか。 幼馴染という関係に区切りも期間もありはしないということを。 進む道が分かれてしまった今も、たとえこれから絶交しようとも、幼馴染であるという関係は変わることがないのだ。 それはきっと、血縁以外の他にはない特別なことで。 「……無理して大人になるから……」 眠ってしまった顔を見つめて、そんな事を呟く。 撫でる相手が居ないのは、無条件に愛してくれる親がいなくなってしまったから。 厳しいマフィアの環境で使い捨てられないように背伸びをしていたからこその事なんだろう。 「また、って…… なんだよ 」また撫でて欲しいということなんだろうか。 本当に? 発言の意図は、発した本人にしかわからないことだ。 眠りに落ちたあどけない顔のあなたにそんな事は聞けやしないから、諦めたように深く息をついて同じように布団に潜り込む。 あなたが纏う香水の心地いい香りと、不思議と感じる安心感が眠気を誘って。 そう長い時間が経たぬ間に、寝息が一つ増えただろう。 朝までぐっすり眠りに落ちてしまったのは、実に10年ぶりのことだった。 (-119) 2023/09/13(Wed) 9:20:39 |
【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ「おう、来るなら来ると連絡しろよ」 自分だって、あんまりアポをとる性質ではない。 黒眼鏡のお気に入り、赤のフィアット500がガレージに滑り込む。 丸みのあるどこかユーモラスなフォルムは、黒眼鏡が乗るには小さすぎるようにも思える。 窮屈そうに車体から降りて、ばたんと扉を締めて、指先でちゃりちゃりとキーをまわしながらあなたに歩み寄る。 「いいや、仕事はいつも通り。 つまりは珈琲をいれる時間はあるってことだ。 お前も飲むだろ? まあ、入れよ」 そのままあなたの前亜を通り過ぎて、店の正面…カウンターの方へと向かう。 そこは自動車修理工と喫茶店を適当に混ぜ合わせたような、妙な内装だ。 壁際のボードに車のキーをかけながら、テキバキと手際よく珈琲の準備を始める。 「面倒ってことは、女だな。 まったく、女に手を出すのは気を付けな」 サイフォンに火をかけながら、にやにやと笑っている。 (-120) 2023/09/13(Wed) 9:25:27 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ――あなたが目覚めた時。 そこには、すり寄るようにして眠る男の姿があっただろう。 これもまた、 一人を選んでいた男にとってはありえないもの。 (-121) 2023/09/13(Wed) 9:26:10 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノはぁい、と間延びした返事。 仕事が絡んでいなければ気を張る必要もないから、そのまま電話を切ってしまって。 「ありがとう、紳士な殿方」 「お疲れみたいね、何かあったのかしら」 日頃の塵が積もって山となった可能性もあるだろうけれど。 電話口の声色が気になって、何となしに問いかけを投げた。 (-128) 2023/09/13(Wed) 10:43:31 |