人狼物語 三日月国


175 【ペアソロRP】爽秋の候 【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

[メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ

視点:


【雲】 妖もどき 辰沙

 
 
 『……子ども……?
  どうして、こんなところに……』

 
 
(D17) 2022/09/20(Tue) 16:43:20

【雲】 妖もどき 辰沙

――寮から街へ――

[ 朝食の片づけを済ませて、
 部屋の外で彼女の着替えが終わるのを待って。
 諸々を済ませた頃には十一時前になっていたか。


 寮の門を出ようとしたところで、
 ちょうどすれ違うようにして顔見知りに会う。 ]


 『あ、先生だ!』


[ 彼女のいうほうへ視線を向けると
 此方とは反対に寮のほうへと入っていく人物。
 彼にも姿が見えるよう――といっても彼のことだから
 隠形していても僕の気配は察知しているだろう――実体化して
 人前に姿を現す。

 たまたま通りかかった学生たちの何人かが
 中空から突然現れた僕の姿に驚いたような声を上げる。
 それに構わず、目の前の教師に小さく目礼してみせた。 ]
(D19) 2022/09/20(Tue) 22:21:59

【雲】 妖もどき 辰沙



 …先生、今日は。


[ 真浄寺 陽仁。
 この学園の教師であり、この国でも有数の現役退魔師であり、
 ―――そして、幼少期に故郷を失った彼女を引き取り、
 この学園に入学させた保護者でもある。

 …そして、僕にとってはどうにも苦手な人だ。 ]
(D20) 2022/09/20(Tue) 22:22:33

【雲】 妖もどき 辰沙



 『やぁ辰沙。
 相変わらずシャイボーイだね君は。
 もう少し顔の筋肉を柔らかくしないと
 女の子にモテないよ?』

 …。


[ もにもにと頬を不躾に摘ままれて揉まれる。
 どうしてこの師弟はやることがそっくりというか、
 似てほしくないところばかり似てしまうんだろう? ] 


 『お?
  辰沙も成長してるんだなぁ。
  ちゃんと考えてることが顔に出るようになったね』

 『あ、先生もわかりますか!?
 辰沙だって、ちゃんと成長してるんです』


[ ……やめよう?
 そこで僕を弄る方向で一致団結するの、本当にやめよう?
 必死でぺちぺち、頬を揉む手を払ってから。 ]
(D21) 2022/09/20(Tue) 22:23:40

【雲】 妖もどき 辰沙



 …それより、ここに貴方がいるのは少し珍しいのでは?

 『あ、そういえばそうだね』


[ 彼は寮監ではないし、職員寮に入っているわけでもない。
 郊外の住宅街に今は奥さんと一緒に暮らしている。
 見たところ、彼女の様子を見に来たとか
 用事があるというわけでもなさそうだ。 ]


 『あー、わかっちゃった?
 実はねー、ここ数日天文科のほうでちょっと色々あってね。
 ゆうべは徹夜で詰めてたのさ。
 で、ついさっき一段落ついたんで
 これから仮眠室で惰眠を貪りにいくところだよ』
(D22) 2022/09/20(Tue) 22:26:24

【雲】 妖もどき 辰沙


 …。本当に?

 『ほんとだよ!?なに疑っちゃってんの?
 よりによって君が!!』

 『んー…でも先生だものね……』

『ちょっとちょっと!!
 なに理音ちゃんまで先生のこと疑っちゃってるのさ?』


 …。

 『んーなになに?
 日頃の行いが悪いからだ、って?』


[ 心外だーと言わんばかりに
 僕の顔から胸元までずずず、と、舐めるように
 先生が視線を走らせる。

 いや、まぁ、うん。
 当たらずとも遠からずですね先生。 ]
(D23) 2022/09/20(Tue) 22:27:00

【雲】 妖もどき 辰沙



 『……はー。
 とりあえず、先生に信用がないことはよくわかりました。

 それはそれとして、二人はデートかい?
 なら、楽しんでおいで。
 たまには人並みに羽を伸ばすことも重要だからね』


[ 言いながら、彼の大きな手が僕の頭の上へ。
 一瞬身構えるものの、その手は優しく僕の頭へ載せられて
 わしゃわしゃと軽く頭を撫でられた。
 隣にいた彼女にも同じように――彼女に対しては、
 髪型が乱れないように軽く触れる程度に――頭を撫でて。

 にかっと、如何にも人の悪そうな笑みを浮かべてから
 ひらり手を振って建物のほうへと歩いていった。 ]*
(D24) 2022/09/20(Tue) 22:27:44

【雲】 妖もどき 辰沙

 
 
 …そんなに泣かないでよ。

[ どんな顔をすればいいのかわからなくて。
 ひとまず案内された席に彼女を座らせれば、
 ハンカチと水の入ったコップを差し出す。

 他の人たちにこの状態を見られたらなんて思われるか。
 此方を気遣ってボックス席に案内してくれた店員さんには
 素直に感謝しかない。 ]
(D32) 2022/09/20(Tue) 23:38:28

【雲】 妖もどき 辰沙


 ……僕に?


[ 正直彼女の言葉がピンと来なくて戸惑ってしまう。>>D34
 どう考えても、僕が彼と似ているとは思わない。
 強いて言えば色合いがほんの少し似ているかもしれないけど。


 でも、似ているというのなら。 ]


 僕は寧ろ、君のほうが彼に似ていると思うよ。


[変なところで人間離れした献身を発揮するところとか、特に。]


 …。
(D35) 2022/09/20(Tue) 23:44:29

【雲】 妖もどき 辰沙

[ 正直、はじめての事態に
 どう声をかけたらいいのかわからなかったから、
 よしよしと、先程先生がしていたように彼女の頭を撫でる] 


 ……僕は、きっとヒーローにはなれない。


[ どちらかといえば、
 僕はラスボス側の存在ではないだろうか?

 何より、僕は命を賭してまで誰かを守ろうと思ったり
 あの映画の主人公のように誰かを『好き』になったり、
 大切になんてできないと思うから。

 ―――…たった一人、目の前のを除いて。

 もしも明日、世界が滅ぶとして。
 自分の命と引き換えに、その世界が救われるとして。

 僕はそのとき自分の命を差し出せるとは
 どうしても思えない。

 ずっと、人間たちから『  』と呼ばれてきた。
 彼等のことを思い出すたび、胸の奥を深く抉られるような
 この身を焼かれるような、どうしようもない、
 やり場のない感情が心を苛む。 ]
(D36) 2022/09/20(Tue) 23:45:57

【雲】 妖もどき 辰沙

 
 
 ……理音。


[ いつもことあるごとに彼女が僕にそうするように、
 
いつか幼い彼女にそうしたように

 彼女の頬に自分の手を添える。 

 僕は、きっとあんな献身的な行動はとれない。
 ヒーローなんてものにはきっとなれない。
 なりたいとも、思わない。

 ―――それでも。

 もしも君が望むことがあったなら。
 或いは彼女が危機に陥って、僕の命一つで
 それらを贖うことができたなら。

 ―――…そのときは、きっと。
 僕は命を投げ出すことを選んでしまうだろう。 ]
(D37) 2022/09/20(Tue) 23:47:19

【秘】 妖もどき 辰沙 → 落ちこぼれ退魔師 渡守 理音

 
 
[ ―――…だって、君は。
 僕に『あたたかさ』を与えてくれた人だから。 ]
 
 
(-7) 2022/09/20(Tue) 23:48:56

【雲】 妖もどき 辰沙

 
 
 ……うまく、いえないけれど。
 でも、約束する。 
 
 これから先、なにかあったとしても
 僕は必ず、君のところに帰ってくる。

[ 僕の帰るところは、君がいるところなんだ。
 この世界だけじゃない。
 この星の外にだって、他の宇宙にだって、
 他に帰るべきところなんてない。 ]

 だから、約束。**
(D38) 2022/09/20(Tue) 23:56:43