人狼物語 三日月国


109 毒房のその先で

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視点:


プロローグ

【人】 犬井 ぐる

狂宴から幾つもの時が過ぎた。

少年探偵として活躍していた彼の家は、もう一人の為のものじゃない。
共に歩む家族として少年二人と共に過ごしていたある日のこと。

かつて同じ施設で過ごした旧知の仲である少年が遊びに来た。

無機質な視線たちはもうない。ここにあるのはありふれた、けれど愛おしい毎日だけ。
さあ、今日はどう過ごそうか。
(0) 2021/11/14(Sun) 21:58:55
到着: 貴戸 高志

【人】 貴戸 高志

「久しぶりだな」

仏頂面は相変わらずだ。
その固い様子とは裏腹に、声も内側も穏やかなもの。

来たばかりの頃はどうしても緊張が残っていたが、今はそれもなく。
さも当たり前といった様子で玄関に立ち客人を迎え入れるだろう。この一軒家に住む家族の一人として。

「元気そうで何よりだ。ゆっくりしていくといい。
 俺は歓迎しよう」
(1) 2021/11/14(Sun) 22:07:06
到着: 迷彩 リョウ

【人】 迷彩 リョウ

いらっしゃ〜い!


二階から慌ただしい足音と共に、住民のひとりが降りてくる。
数年前に比べれば随分と背丈が伸びていた。

「オレねー、オセロとか色々できるようになったよ!
 あと味噌汁できるようになったし、ごはん炊けるし……」

話したい事は沢山あるらしい。
きっと夜遅くまで付き合わされるはずだ。
(2) 2021/11/14(Sun) 22:29:17
到着:探偵 闇谷 暁

【人】 探偵 闇谷 暁


あれから時も経ち、
生活の傍らで探偵業を再開し、生計を立てている。
少年院を出てすぐは苦難ばかりであったが、
今はある程度軌道に乗り安定し始めている──そんな愛すべき毎日の、とある日。

大欠伸をしながら、客人を迎える。

「来たか。
 部屋は多いから、好きに過ごしてくれ。
 仕事部屋だけ荒らさないで貰えると助かる。」
(3) 2021/11/14(Sun) 22:31:48
到着: 鏡沼 創

【人】 鏡沼 創

「久しぶりぃ。しばらくおじゃましま〜す。

え〜。リョウちゃんすごいじゃーん。
ご飯、美味しかったら食べるねぇ」

美味しくなかったらチェンジで。
そう言った少年も、以前より多少は伸びただろうか。
間延びした口調や厚かましさに変化は見られない。

「心配しなくても荒らしたりしないよぉ。
馬に蹴られる趣味はないからねぇ」
(4) 2021/11/14(Sun) 22:43:27