人狼物語 三日月国


45 【R18】雲を泳ぐラッコ

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【独】 在原 治人

/*
村建てさまのせいじゃないです。>>-170
もちろん、ながれんのせいでも全くなく>>-173
気にさせてしまってたら、すみませんーーーー><

「13日が最終日!」の認識はちゃんとあったのに
なぜ間違えてしまったのか?
自分でも 謎だらけですーーーー 恥ずかしい、、、

みなさん珍しく挨拶なさってない、不思議だな?って考えたり
PC画面の右下に 日付も出ているのに
どうして たどり着けなかったのか、、、


恋は盲目。
アクスルくんにめろめろだから、仕方ない。
初めてだし、自覚したばかりだしね。 へへ。
(-186) 2020/10/12(Mon) 22:58:39
アクスルは、あわわわわわわ。。。。
2020/10/12(Mon) 23:02:14

在原 治人は、めろめろめろめろーん。。。。
2020/10/12(Mon) 23:07:58

【独】 アクスル

/*
最後三行に猛烈に照れてしんでしまった
かわいい。。。。かわいいーーーー


いやしかしリフルくんの反応尊いな
これは折本に収まらない熱くて厚い薄い本が出来る
(-187) 2020/10/12(Mon) 23:08:29
アクスルは、かわいさ手加減して💢💢💢💢
2020/10/12(Mon) 23:08:55

【独】 牧師 リフル

/*
贅沢覚えさせたのは全然問題ないですわー
働いたら買えるんだよ、って勤労の精神を鍛えるいい機会
にきびさんすぐ恋愛モード入れない、男の時は愛なしせっくす余裕だってのも覚えておくんだな(脳みそグリグリ

野生ラッコ見に行きたいね
リフルのママはよくわからんが

>>-186
よかったwいやよくないけど、ふふってなるw

>>-187
ありがとーうーー 恋愛とも違いそうな関係ってか感情がね、リフルは似合うのではないかという考えモニャモニャ
(-188) 2020/10/12(Mon) 23:18:58

【人】 アジダル



 [ 嘲笑うでもなく、呆れるでもなく。
  戻ってきた言葉たちに肩を竦めただけに留める。>>60
  自分の事を知っているかのような口ぶりには>>61
  僅かに警戒するような反応は見せていた。 ]


   気味悪い方がここいらじゃ真っ当なんだよな。

   人助け結構。施すもご自由に。
   ただしそんなものを受け取りたいかと思うかは
   また別の話しなんだぜ。


 [ タダより高いものはなく、
  純粋な感情ほど信用ならないものはない。

  今や廃墟になった教会の、
  Take freeの篭に入ったパンよりも
  生ごみ袋の減りの方が速かった。

  悪意と策略に篭絡された街に於いては
  下心がある程度が丁度いいのだ。
  それは例え味方の内であったとしても。 ]

  
  
(77) 2020/10/13(Tue) 0:06:50

【人】 アジダル



 [ 画面の向こうにいた英雄は太陽を背負っていた。
  真っ新な拳を祈るように振るい、
  守る手を開いて弱きものに伸ばしていた。

  それを取れるのは守られる人が他人を信じられるからだ。
  生憎と路地裏ではそんな感情は疾うに売り切れている。 ]


   それに、もう俺は人を殺しているし。


 [ 路地裏の角裏、伸びる影に隠れて立つ体を見降ろせば
  真っ新な服を赤に濡らした昨日が見えて
  奪うばかりの人間がうつっていた。

  英雄を名乗るには黒に潰され過ぎているが
  取引をするには十分な信用が見えるのだろう。

  精一杯の振る舞いを糾弾する良心を殺したから、
  小さくかぶりをふって。 ]

  
(78) 2020/10/13(Tue) 0:06:56

【人】 アジダル



 [ 人にやさしくされた分だけ。
  生き延びて嬉しかった分だけ。
  ただ他人に受け渡してやりたいとはあまりに不遜な感情。

  ただそれが真実であるという事実だけが
  片付け忘れた死体のように重く転がっている。 ]


   
いい加減、
がっかりしたか?


 [ どうでも良さそうな声色は何重にか重なって
  さっさと通り過ぎ。 ]

  
(79) 2020/10/13(Tue) 0:07:00

【人】 アジダル



  [ そうして、目的の為に手段を択ばなかった皺寄せは
   きっと長いこと留まり続けていたのだろう。 ] 

 
(80) 2020/10/13(Tue) 0:07:03

【人】 アジダル



  [  …………。
    当然の報いだと理解していた。
    男はそれだけの事をしてきたのだ。
    捕虜の口を割る役目を担い、
    酷なことを他人に強いてきた。

    同じ宿に二人で入り、
    一人だけ出るようなことだってあった。

    けれど。

    彼らなりの落とし前としての行動だったのだろう。
    拷問にしては甘い遺体の損壊具合と
    ほどなくして泣きだした赤子の健康状態を見れば
    いっそやさしくされていた方だと気づいていた。

    けれど。

    それは勝者を定める戦争でなく、
    雌雄を決する諍いでもなかった。

    ワンターンずつ入れ替わるゲームのように、
    規定も、協定も、権能も、目的も、条件も、何も。
    何もない。
    子供の喧嘩よりも単純な癇癪で、
    蹂躙されてしまったのは、。  ]

  
(81) 2020/10/13(Tue) 0:07:08

【人】 アジダル



  [  だからヒーローには相応しくなかった。
    過ちと知って尚、怨恨の連鎖を断ち切るのが
    取るべき道だと理解しておいて尚、
    男は銃を捨てようとはしなかった。     ]

  
(82) 2020/10/13(Tue) 0:07:13

【人】 アジダル



 [ 観測者の姿が目に入りなどしないかのように景色は廻る。
  
  ふらふらと歩みながらあらゆる反撃を行い、
  暴虐と呼ぶに相応しい復讐を撒き散らし。
  自分のボスに潰れる程殴られても、
  生まれて初めてめぶいた自分だけの殺意を
  持て余しているかのように関係者を根絶やした。

   最後の一駒を撃ち抜いた空虚を背負い、帰った拠点。
   こちらに手を伸ばして笑う娘を見て、
   漸く一粒涙が、落ちる。 ]

 
(83) 2020/10/13(Tue) 0:07:18

【人】 アジダル



   Fra l’acqua del mare e la spiaggia
   Allora sarà il mio vero amore...



 [ 柔らかな髪を優しく撫でて、
  喉を握り潰した慟哭は
  擦れた歌声の形をしていた。 ]

  
(84) 2020/10/13(Tue) 0:11:49

【人】 アジダル



  Ditele di mieterlo con un falcetto di cuoio
  Prezzemolo, salvia, rosmarino e timo



 [ 明滅して、
  揺り籠の赤子は少女へと成って、 ]

 
(85) 2020/10/13(Tue) 0:14:38

【人】 アジダル



  E di legare i covoni con rametto d'erica
  Allora sarà il



 [ 明滅して、
  髪の伸びた少女は小さなまま男に手を振って、 ]

 
(86) 2020/10/13(Tue) 0:16:35

【人】 アジダル



  
Mio  vero   ...amore.



 [ 明滅して、
  行き先の知れない船に乗って消えていった。 ]
  
(87) 2020/10/13(Tue) 0:18:58
アジダルは、coin
2020/10/13(Tue) 0:19:22

【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ

[六年前に焦がれていた姿とは違う、
今のリフルが屋敷に迎えに来てくれた>>D41

……使用人のシャツとパンツに
髪をまとめたリボンがワンポイントの
動きやすくまとめた身軽な姿から

ローブに義手の大部分を隠しているのに、
落ち着いた黒とそこだけ光る片メガネの
色々あって落ち着いたような姿……]

 
あ、こっちのがかっこいいかも……


[呆気なく次の恋に燃料をくべそうになって、
私の中で私が喧嘩する]


 「もうしんどいから諦めるんじゃなかったの!?」
   なにを聞き分けいい子してるんです?
   諦められないからやり直したんですぅ〜。
   一緒にいて嬉しいんでしょう?
 「ぶりっ子に死を!」

[皆さん頭の中で天使と悪魔の声がすると仰いますが、
私は阿呆と莫迦の声が聞こえます。
この恋もだめかもしれないというのに、
なにを楽しんでいるんだか。

……まあいいや放っておこう。
ルミさまに移さないように深く深くに埋めておこう]
(D47) 2020/10/13(Tue) 1:30:01

【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ

 うん。うん……
 あら、リフルはチョコが少ない方がいいの。
 ルミさまがチョコ多いの食べられるわね?

[ちらりと「ちち」を確認する。
リフルうそつき。
お姫様に譲ってるんでしょう。
……知らないところで父親してるんだ。

嬉しそうにちちとクッキーの話をしてくれる彼女>>D42は、
これから行くクッキー屋にも興味をもってくれたようで、
2人でリフルを挟んで歩く道でもおいしい話に花が咲く。

ねえ、ってリフルに話を振れば、たまたま視線が重なって]

 そう、ね。
 ガラスだから光が入るときれいよ。
 きっと気に入ってもらえると思うの。
 
[距離感に戸惑いながら、
久しぶりに萌黄の目を見つめた。
リフルの瞳みたいなイエローグリーンのガラス玉が欲しくて、
こっそり屋敷を抜け出したのは5年前だったかしら。
庭のパラソルに付けて、萌黄越しに見る庭もいいものですよ。

……と言いかけて、ちょっと口ごもった。
なんだかベタ惚れエピソードっぽいから黙っておこう。
先の恋はなかったことにしたんだ。
なにより、今日のリフルは父親の顔をしているんだから、
困らせることはやめておきましょう。]
(D48) 2020/10/13(Tue) 1:30:52

【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ

[おいしいクッキーを堪能して>>D43
どこかで習ったように食べ歩きをしようと思ったけれど、
試食の口が甘いままだし、と、
可愛いものを沢山そろえたお店にお姫様をお連れした。

クッキーのおまけは、後で親子で分けてもらえればいい。]

[くるくる回るルミさまのダンスに
まあすてき、ってハミングを乗せる。
作りかけの3拍子のメロディーを、
彼女の動きにあわせてリズムを変える。
つまづきそうになったらテンポを落として手を支え、
ステップが戻ればテンポも戻す。

なにやら抗議が飛んできたから
可愛いでしょう?って歌を止めた。
お姫様なら]

 きっと『ドレスも』似合うのに

[一部ハモったルミさまと顔を見合わせて、ねーって言った]

 リフルで遊ぶのも程々にしましょうね。
 気に入ってもらえて良かった。
 是非その衣装で収穫祭も楽しんでください。

[親子が秋のお祭りに出かける時間はあるのかしら。
リフルの方を伺ってみれば、ありがとう、と聞こえた。
慈愛がこもっていればルミさまのことだなって解ったから、
頷きだけを返した]
(D49) 2020/10/13(Tue) 1:32:40

【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ

[オレンジ色の空の下で彼の冷たい温度に触れている。
これ以上踏み込めないのは、まだ怖いから。
前は手を繋ぐくらい思い切れたのにね。
思い切ったから、歩幅が合わなかったのだろうか]


 「ちちー、メグさぁん、お空見てー>>D44


[可愛く空の上を見ているお姫様が、
もうだれも呼ばなくなったあだ名を呼んだ。
まず心を読まれたかと思って彼女を見た。
そして、視線が私を避けているリフルを見た>>D55
リフルなら私がメグなのを知っているけど、
どうしてルミさまに教えたんだろう。
答え合わせは困ったものを見つけられたような顔した
リフルがしてくれた。]
(D50) 2020/10/13(Tue) 1:35:00

【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ


 ……っ

[メグ、と口にだされて>>D45足がすくむ。
騒いでいた阿呆と莫迦の私も縮こまった。
違う気持ちなんて、期待ばかり膨らんで断れない。
シャーリエじゃない私は、まだ居ていいんだろうか]

[メグって呼ばれて出てきた小さな頃の私だけが、
背の高かったお姉さまを見上げる気持ちのまま空を見た]
(D51) 2020/10/13(Tue) 1:36:17

【人】 サティ家次期当主 シャーリエ


 あ……


[空に浮かぶ茜色に白と茶色の毛並みの生き物がいた。
それは、水面を割るように雲に潜ってこっちにやってくる。
手を伸ばすには遠すぎるところで、
短い手から奇跡のかけらを零して帰って行った]


 流れ星……

 
(88) 2020/10/13(Tue) 1:36:56

【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ

[ほら見て、って彼の方を向いて緩んだ心の隙間に、
もう長く聴いていない名前>>-183が刺さる。
さんづけで呼ばれることなんてなかった。
ぎこちなく手を握られることなんてなかった。
この人は他の人とは違うんだって、うなずいてしまった。

はふ、と力が抜けたようにその場に座り込む。
離れてしまってもまだ冷たい右手で、
ルミさまを手招きする。]


 
リフルの好きなこと、教えて?



[これからの作戦会議は素早く内密に。
リフルに起こされるよりも前に秘密を二言交わして、
急いで立ち上がった。
年頃の女子には急に立ちくらみがあるのよ、って顔で、
何でもないって笑うけど、
優しい笑顔>>D46で見つめられてしまっては、
顔が火照るのをどうしようもないんだ。

――私、またこの人のこと忘れられなくなるんだ。

奇跡の流れ星はまだ降っていたけれど、
視線は空を向かないまま、奇跡の日は暮れていった]
(D52) 2020/10/13(Tue) 1:40:03

【雲】 サティ家次期当主 シャーリエ

[それからずっと後の日。
2人をピアノの部屋に招いた。
譜面台には一枚の手書き譜が乗っている。

あまりにも恥ずかしい歌詞を書き作曲したのは
エリックという男性。
ということにした私なのは、気が付かれても認めない方針]

[外国語で書かれた詩は私にも歌いづらいが、
ルミさまにもわからない。と思っている。
外国を旅したリフルは聴いて理解してしまうんだろうか]

[修正のあとがおびただしい譜を開けば、
Je te veux《あなたがほしい》>>3:D47のタイトルが現れる。
息を吸い込んでペダルを踏み込み、
3拍子>>D49の甘い和音をピアノに歌わせて、歌をうたった]
(D53) 2020/10/13(Tue) 1:40:58

【秘】 サティ家次期当主 シャーリエ → 牧師 リフル

[Je te veux]

 金の天使 陶酔の果実 魅惑の瞳
 その身を投げてくれ。おまえが欲しい
 恋人になってくれ。
 僕のつらい気持ちをいやすために
 来ておくれ、ああ、女神さま
 僕は、2人が幸せになれる、
 かけがえのない瞬間を求めている


 美しいきみの髪は 光の輪をはなっている
 それは優美な金髪で、 偶像の髪のようだ
 僕の心がきみのものになればいい
 そしてきみの唇をぼくのものに!
 きみのからだが僕のものになればいい
 そして僕の肉体すべてを、きみのものに!


 いつも抱き合っていよう 同じ炎に焼かれよう
 愛の夢の中で 僕たちは魂を交換しよう …………

**
(-189) 2020/10/13(Tue) 1:42:09

【人】 志隈

[考えの違いはよくあることだ。
警戒の色には僅かに何とも言えないような顔をした。>>77
現在のアジダルの産物と考えれば、
明かしてもいいようになる気分は察してほしいものだ。]

気まぐれで施される食物……餌の方が多いって事か。
善意の方が警戒されると言うなら、
俺がここの治安を良く見誤ってたようだな。

[見誤ってたとしても考えは変わらないが。
籠に入ったパンの方が減らない事は知らないし、
それに合わせて施し方を変えてるかどうかも、
特に気にする事では無い。

気に食わないだけだと言った。
人扱いされない兵隊を沢山見れば見るほどに、
俺達は一人の人間だと叫ぶ仲間がいて、
そんな環境で育った価値観もあるだろう。
takefreeと書かれてれば生ゴミよりそちらを選ぶ。
例えば自分が殴られたとしても、
あの人に安全な物を食べさせる方が優先された。

郷に入れば郷に従えと、この場所では彼の方が通用したとしても、
此方は“旅行者”でしかないのだし。]
(89) 2020/10/13(Tue) 1:50:42

【人】 志隈

[人を殺したと言えば、
そうだろうなと驚きもせずに頷いた。>>78
俺も殺してるとも一応告げて、
戦わなければならない世界には慣れ過ぎた。
それがどうかしたという顔を浮かべ。
路地裏に倒れる人間に眉一つ歪めないような男は、
相談相手には不適だ。
善意を知識として知っていても善人ではない。
ヒーローだって悪人を倒すからいいだろとは言っておく。
ヒーローより英雄は、
人殺しで呼ばれる事もあるなんて思い出したが。]

あんたにがっかりする事は別にないな。

[何故そう思った、と
また答えが返らなそうだと考えながら問うた。
理由があっても無くても、がっかりはしない。
憧れの混じった視線で見ているからもあるだろうし、
怯えて泣き出しても新鮮に変換される。
青い姿に呆れるは有り得るが、今の現状では思いつかない。

貰った分の優しさを伝えてるなら立派な物だと言うだろうか。
行動に関しては元より言う気がない。
相手が自分より人の心を持っているのは知ってる。]
(90) 2020/10/13(Tue) 1:50:59

【人】 志隈

[目まぐるしく世界は変わっていく。>>83
見慣れているとは言え眉を顰める怨嗟。復讐劇。

もしも。あの人が殺されたとしても復讐には走らない。
あんな殺意を持って奮う事は出来ないだろう。
ただ憐れみ、その魂の救いを願うだけ。
当然のように復讐される世界だとも考えてはなかった。
因果応報と巡るとしても、軍の仕事なら躊躇なく銃を撃ち、
復讐と言われても素直に身に受ける気もない。



甘ったるい声で人を愛せるあんたには、
酷な事だったんだろう。
慟哭が、それだけの愛を物語る。
同じだけ娘も愛したのだろう。

手放すしかないと言うが、
本当にそれしか無かったのかとは何度も思ってしまう。
危険に晒したくない気持ちには同意し、
逆にあの人に関する事を言われれば聞く耳が無いので、
一応納得はしてるものの。
成長していく少女の姿を見送る。
大切な物を失ってしまったあんたには、
彼女こそが必要で救いになっただろうにと痛ましい。
表情は変えずに、
“あんたは幸せになるべきだ”と気持ちを強くした。]*
(91) 2020/10/13(Tue) 1:51:16

【独】 志隈

/*
寝落ちしそうなので返せる所だけ返しつつ、
村建て同村ありがとうございます。
皆様お幸せにと置きつつ、素敵なのを見させて頂きありがとうございました。
(-190) 2020/10/13(Tue) 1:55:19

【人】 志隈

──起きた後、近い内に──

あんたは、俺の恩人なんだろうな。
あんたがいたから、全部は捨てずに済んでいるし、
俺は俺として生きていられる。

…もしあの人に会うなら、あんたも一緒に行ってくれないか。
そうやって助けられたんだと紹介したい。
細かいことは言えないがな。

[何も思い出しはしないが、
ほんの少しの温かさが胸に湧いていた。>>2:=6
辛いことなど何もなかった。
あの人が幸せならそれで良かった。
あんただって甘えるなとそう言うはずだと考えていた。
苦笑めいた顔が優しさの様な物に見えた淡い夢。


“名前を呼びたい”なんて言われなければと眉を寄せていた為、
当時は素直に言うに至らなかったが、気が向いた。

無理強いをするつもりはなかった。
一人で行けと言われれば、
ビジネスライクな関係を築いてくるだろうか。
もう子供は子供ではなく、
あの人には変わりなく仕事がある。]
(92) 2020/10/13(Tue) 1:55:36

【人】 志隈

[……アジダルに抱く思いは恋愛感情なのだろう。
それだけではないが、それも含んでいる。
あの人への思いの違いを表すには一番しっくりは来た。

幸せにしたいと願い、
幸せになる姿を見届けるつもりだ。
そうして誰かがあんたを幸せにして、
自分が邪魔になると思えば、
また別の国に行ってもいい。
──と、強がっても心に痛みは伴っている。
離れたい訳ではないし、無理やり皮膚を剥がすような物だ。
それでも、やらなきゃならないならやる。

体温と匂いと、近付く事で掻き乱されるのはあんただけ。
不毛でも思い続ける事は苦ではない。
無愛想な中に甘さを薄く滲ませ見つめ続けるだろう。

恨むなら扉を開いた自分の迂闊さを恨め。
あれは俺の所為じゃない。
誰かと間違えて甘い色を落として、
自覚するほど更に広げたのだって、
寝ぼけてたあんたの所業だ。

だから、悪びれる気もなく。
寝てる時に唇でも奪ったらどうするのかと、
そんな悪巫山戯を考えそうなくらいには開き直る。

女装ランウェイの良さは未だにわからず惑っている。
汗と年の匂いを重ねたノーマルなあんたの方が好みなのは自覚した。]*
(93) 2020/10/13(Tue) 1:55:47

【人】 Cucciolo アジダル



 [ 自業自得だ、と、
  男は土に立って吐き捨てる。

  傘もささず濡れるに任せた雨の中、
  質のいい服を着ろと教えた人のいる
  6フィート下の箱へ。

  後方の建物では誰も喪服など纏わず、
  次のトップを誰にするかばかりを議論している。
  有力候補であった男が女一人殺された程度で
  使い物にならなくなったのは、彼らにとって
  想定外で好都合だったようだ。

   所詮温い故郷の出身、
   ボスに囲われてただけのガキ、
   血を絶やさないよう、

  かまびすしい有象無象共を、男に世話になった
  十数人の仲間たちと元金色毛虫の青年が
  その拳を以って黙らせている。

  彼が気にかけた男の方にはその喧騒は届いていない。
  最初から墓と男しかいないかのように
  その空間はしとしとと静まり返っていた。

──これは、決別、の。
] 


 
(94) 2020/10/13(Tue) 1:58:36