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【人】 日差しにまどろむ ダニエラピザのことなど知りもしない女が足を止めたのは、とあるサンドイッチ店。 「あい、どおも」 代金を支払い、包まれた商品を受け取る。 チャバタを縦に半分に切り、具材は野菜と生ハムにチーズ。 そんなオーソドックスなサブマリンサンドイッチ。 「また来まあす」 口髭の店主に手を振った。 店主の気前が良ければ味もいい。 そんな良店であるからこそ、足を運ぶのももう幾度目か。 レシートを財布に仕舞い、店先を離れる。 その足取りは、決して機敏とは言い難い。 それでも、確保したブランチのためと、また見回りへ返っていく。 #街中 (44) 2023/09/08(Fri) 22:21:19 |
【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 黒眼鏡受け取ったレシートを一瞥。 大まかな内容を読み取ってから、財布に仕舞う動作までのどこにも、不自然な点は存在しなかった。 (-338) 2023/09/08(Fri) 22:24:51 |
【人】 コピーキャット ペネロペ「ばぁかたれ。レオーネは一つ前の名前だってえの。 今はペネロペだ、ペ・ネ・ロ・ペ!」 冗談混じり、笑い混じりに傍のアソシエーテを軽く小突く。 猫被りが名前を変えた後によくある、いつも通りのやり取り。 下っ端いじりではない。決して。 「ちっと出てくる。街ブラだ。 なあに今生の別れでもないんだからそんな顔すんなって。 良い子にお留守番くらいできるだろcucciolo」 オーバーサイズのパーカーの袖をひらと振って出ていく。 新たに可決された法案は、多くの者の知る所ではない。 今は、まだ。 #アジト (46) 2023/09/08(Fri) 22:34:25 |
【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ『先生』の視線の先には子供達が3人、4人。 男女混じった仲良しグループだ。 授業を熱心に聞いてははしゃぐ、可愛くて…… 愚かな子供達だ。頬が緩み、足を向ける。 「おはよう諸君!今日のニュースは何だい?」 寄ってきた子供をにこやかに抱きあげて、背中を叩く。 言葉の中から真っ当な情報だけ拾い上げ脳内でくっつけて。 「あ〜ピザ屋の新作かあ」 自分で買いに行くには遠いし割とどうでもいいなあ。 心中で呟いて、代わりに口からはお礼の言葉。 「ありがとう諸君。さあ、先生はこれから お散歩の時間だ。お前達は遊んでくるといい。またな」 情報は目と足と耳で。ついでに、植え込みだとか シャッターの隙間、看板の裏に『虫』を貼り付ける。 「さあて、本命はどこに転がってるかなあ」 今日も白衣を靡かせて、ブーツの底で地面を叩く先生は。 大きな欠伸をしながらおまわりさんがたとは 別の意味を持って辺りを見回り始めた。 #街中 (47) 2023/09/08(Fri) 22:46:27 |
【人】 門を潜り ダヴィード目を覚ます。顔を洗う。髪を整える。 昨日のうちに準備をしておいたシャツはぴんと糊がきいていて、 袖を通すとどこか爽快な気分になる。 小さなカップに濃い珈琲を淹れて、部屋に満ちる匂いと共に早朝の目覚めの一杯を楽しんで―――― とは、ならず。 人々が仕事の合間、昼食を楽しんでいる時間にようやく起きた男は、時計をたっぷり睨んでから大きなため息を吐いた。 「はぁあ〜〜〜〜…………? とりあえず……めし……?」 のろのろと身なりを整えて、やるべきことを指折り数える。 今日の予定は昨日の写真の現像とあといくつかの雑用。 靴に足を捻じ込んでどうにか目を覚ました男は、とりあえずいい匂いのする方へと歩き出した。 #街中 (48) 2023/09/08(Fri) 22:47:07 |
【人】 コピーキャット ペネロペ「ありがとうございますっ」 呪文じみた長々とした注文を終えた後にカップを受け取る。 巷の女はこれで喜ぶらしい。意味わからん。 一応それらしく写真を撮ってSNSにアップなどもしておいた。 「今日はどこに行こうかなあ」 ストローを咥えて一口。これでもかってくらい甘ったるい。 勤め先が開くのは日が沈む頃から。 それまでは顔を売る序でに街の様子を見る時間にあてる。 そう決めて、知った顔や、見知らぬ顔が無いか。 カップ片手に喧騒の流れていく方へ足を向けた。 #街中 (49) 2023/09/08(Fri) 23:01:47 |
【人】 pasticciona アリーチェバス停の側。野暮な視線も度々感じる人が行き交う歩道で、 警察官は腰の曲がったお婆さんの話を困り顔で聞いていた。 「ええ、ええ……わかります、お婆さん。 私もこの間、スーパーで1週間分の食材をカゴに山積みに したときに限ってお財布を忘れてしまって……」 「え?お前の話は聞いてない? ご、ごめんなさい…… はい……確かに、詐欺と疑われて傷付きましたよね…… でもこのバスを逃すと、ほら。 お孫さんとの待ち合わせに遅れてしまい──……あっ」 ずっと老婆に差し出し続けていた往復のバス代は その言葉を聞くやいなや乱雑に鷲掴みにされ、 老婆はふんぞり返るようにバスの中へと横柄に去っていく。 行動の速さに呆然としながらもどこか安堵した様子で、ふぅ、と力ない笑みを浮かべながら去り際の老婆に声をかける。 「Buona giornata」 #街中 (50) 2023/09/08(Fri) 23:10:27 |
【人】 口に金貨を ルチアーノ商店街の人混みを靴の音を鳴らして通り過ぎていく。 香るチーズに店子の声、視線の先にはピザ屋を見ている同僚の姿があった。 あれなら片手で食べられる食事には入るか?と、誰かの顔も思い浮かべた。 「お前まで食いっぱぐれる気はないよなあ」 背後からロメオの肩を叩き、もう片方の紙袋を抱えた手に力を入れる。 太陽が登る間普段は忙しくアジト内を回っている男は珍しい休憩時間を過ごしていた。 「Ciao、ロメオ。今日の餌探しも順調か? そうだ急ぎの用はないが、夜連絡が取れるようにしていてくれえ。外からかけるからなあ」 然程重要でもない連絡事項、足を止めさせるほどでもない為言いたいことを言えばその場は去るつもりで。 そのままピザ屋よりも街の喧騒の方へと視線をやればまた手元の紙袋を抱え直した。 #商店街 (51) 2023/09/08(Fri) 23:39:54 |
【独】 日差しにまどろむ ダニエラ/* さて黒眼鏡さんのお店にはいつ行こうかな。 白で行きたいけどこの様子だと難しいか〜?でも白で行くなら村開始時の今しかないんだよな〜〜〜 (-340) 2023/09/08(Fri) 23:47:51 |
【人】 渡りに船 ロメオ>>51 ルチアーノ 「うわっ」 「何何……ああ、先輩。ども。いや、餌って……」 風景に気を取られていたから、不意に肩を叩かれればビクリと揺れる。 驚いた顔でそちらを向けば少し開いた眼はすぐにふっと緩んだ。 「あー、夜すね。分かりました。予定空いてるんで、必ず」 視線は持っている紙袋に、そして貴方の顔に。 どんな連絡にだってロメオはいつも二つ返事だし、今もそうだ。 迷う素振りもなく頷いて了解を示した。 そして今は貴方を引き止める理由もない。 「じゃ、連絡待ってまーす」 そのまま見送る姿勢を取って、 きっと今度は遠ざかる貴方の背を見て。 ……食いっぱぐれないようにそろそろピザでも買おうかと思った。 こちらもまたその場を離れるんだろう。 #商店街 (52) 2023/09/08(Fri) 23:58:12 |
【秘】 路地の花 フィオレ → オネエ ヴィットーレ「ヴィー」 「買い出し行ってきたわ、レモンとミルクと……」 頼まれたものをバーのカウンターに置いていく。 今日はマフィアの仕事が入っていないので、いつもよりも露出の低い格好をしている。 「あとね、秋になってきのこのピザが出てたから買ってきたの。一緒に食べない?」 2人分あるのよ、と笑って。紙につつまれたピザを1切れ差し出している。 よくある日常の風景。 (-342) 2023/09/09(Sat) 0:01:50 |
【独】 日差しにまどろむ ダニエラ/* 明日の朝になってからお店には行こうかな。 今日はどうしよっかな〜〜〜〜ミネちゃんとも遊びたいしニーノくんとも遊びたいしニコロさんとも遊びたいしリヴィオさんとも遊びたい (-341) 2023/09/09(Sat) 0:04:06 |
【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ業務を終えた夕刻後。 こつこつと革靴の底が、モーテルの床を鳴らした。 「ミネ」 「やほ」 省エネの名を欲しいままにした短な挨拶。 約2週間ぶりの来訪は、もちろん手土産のチョコレートと共に。 島内で少しは名のあるチョコラテリアの紙袋を提げ、気怠げな口許が一瞬笑んだ。 (-343) 2023/09/09(Sat) 0:09:53 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロいつもあなたがお世話している庭園に姿を見せている。 まだ日が沈む素振りを見せていない、夕刻前。 後頭部で一つに結んだ髪を揺らしながら、今日もいるだろうかと辺りを見渡している。 すぐに見つからなければ、暫くそこに咲いたばかりの秋の花を見ている事だろう。 鮮やかな赤のチェローシア、小さな花が株を覆うほどに咲き誇るセッテンブリーノ……目についたそれらを、愛おしそうに眺めている。 (-344) 2023/09/09(Sat) 0:20:36 |
フィオレは、でもやっぱり、と店主さんにチーズクリームピザも一切れお願いした。これは、この場で食べていくのだ。 (a22) 2023/09/09(Sat) 0:43:38 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノそれは夜の帳はとっくに降りてしまってからのこと。 あなたがいつものようにバーに訪れたなら、男は静かに視線を送り、やぁ、と手を上げた。 「うん……、そろそろキミが来るんじゃないかと思ってたよ」 揺らすグラスの中では半分より下に作られた水面が波紋を作っていて、男が店に入ってからいくらか時間が経った事が伺える。 飲酒をしてるからには仕事は終わったのだろう。 一人で暮らす部屋に帰って寝る前に、酒なり薬なり入れないと寝れる気もしないのだから仕方ない。そんな生活はもう何年も続いている。 とはいえ、言葉の割にはあなたを待っていたというわけでもない。 女といるのが分かればそしらぬふりをするのだが、一人でいるのを見ると決まって声をかけるのが男の習慣だった。 (-345) 2023/09/09(Sat) 0:47:43 |
【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ「あーっはっはっはっはっはっは!! ブースト!ブースト!ブースト!3!2!お!エーコ!」 べふん!投げ捨てたゲームのコントローラが 人をダメにするクッションに着弾した音だ。 客が来ないのをいい事に、モーテル受付の向こうは すっかり城と化しているが、その城の全部を放って モーテル兼城の主はカウンターへと飛びついた。 「相変わらずだな元気そうじゃんよいしょっといってえああこれでいいかにしても仕事も順調っぽいなその様子だとおいおいしかもお土産付きかよもー毎回毎回俺の好きなものばっかり持ってきて俺の事大好きかなまあ俺はエーコの事大好きだけどねとりあえず座んなよあやっべクッション洗濯してんだった代わりの奴持ってくるわ一瞬待っててくれよああお待たせいや本当その顔見ると安心するよ2週間ぶりくらいかおっといけないいつもの癖でつい喋りすぎた。やほ!」 対照的にエネルギーの全てをここに注ぎ込むような挨拶だ。 その表情は緩みっぱなしで、目元のクマはかなり深い。 付き合いから察するに3徹目と言った所だろうか。 それだけして尚この熱量。カウンターをアクション映画も かくやと言う勢いで飛び越え、足を引っかけ床を転がり、 その勢いのまま立ち上がると壁際の上等な椅子を引きずって あなたの席だとカウンター前に設置した。 自分はそのすぐ傍でカウンターに寄りかかり、 そこでようやく最後のやほ!に辿り着く。 そう、カンターミネは一連の流れの間、喋り続けていた。 「あー、あー。そろそろセーブしよう。 愛し君よご機嫌麗しゅう。無事の再会が嬉しいよ。 どうだい、そっちは?」 (-346) 2023/09/09(Sat) 0:50:00 |
ロメオは、やっとピザを買いに。これとこれと後これと。はい。ありがとうございます。え、おまけ? やったあ。 (a23) 2023/09/09(Sat) 0:56:11 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → 路地の花 フィオレ「あら、ありがとフィオレちゃん♡ 助かるわ〜!あの人ミルクを入れたお酒じゃないと嫌がるから〜」 首 輪 付 き 場末のバー『Collare』 夜からの営業であるそこは、昼から夕刻にかけては 従業員のみの時間だ。 と言っても、このバーの従業員はマスターであるヴィットーレと お手伝いの貴方しかいないので、必然的に 二人だけの時間となるのだけれど。 「まぁ♡ちょうどお腹空いてたのよ〜♡ じゃあお言葉に甘えちゃおうかしら♡ お返しになにかあげましょうか?」 何かを貰う代わりに何かご褒美を。 これもまたよくある日常の一つ。 (-347) 2023/09/09(Sat) 0:59:59 |
カンターミネは、情報収集と食事より先に新作ゲームを買った。帰ったらやるぞ〜 (a24) 2023/09/09(Sat) 1:00:04 |
【独】 路地の花 フィオレ「………」 「また、こうやって探しに来ちゃってる」 「でも、嫌な予感がするの」 「あの人にもしもがあったら嫌」 「……私なんかじゃ嫌かもしれないけど」 「だけどもう、そろそろ……」 私は綺麗な花なんかじゃない。 人に選ばれるような、誰かの目に留まるような。そんな花にはなれない。 道の隅で静かに揺れる、雑草。 踏まれてもしぶとく生きる……ただそれだけの、とりえのない小さな花なのだから。 (-348) 2023/09/09(Sat) 1:04:05 |
【人】 オネエ ヴィットーレ「 あっら〜〜〜〜〜〜♡ このお洋服かわいい♡ でもアタシにはちょ〜っとサイズが小さいかしら? んもぅ!なんで女の子のお洋服って こんなにちっちゃいのかしら!」 「あら!こっちの鞄も可愛いじゃない♡ 色もアタシのお気に入りのリップグロスにそっくり♡ 買っちゃおうかしら〜♡」 オネエは街中で、きゃいきゃいしていました。 #街中 (54) 2023/09/09(Sat) 1:07:13 |
【人】 花浅葱 エルヴィーノ>>53 リヴィオ 「最近好きですね、それ」 ひとつ上の先輩がショーウィンドウで髪をセットし直してるのに突っ込む気は欠片もないらしい。 最近毎日色んなヘアピンを着けていることを、男は知っている。 流石に女児が好むような可愛らしいヘアピンを初めて見た時は少々驚いたのだが……それも最初だけの話で。 ピザのいい香りが鼻をくすぐるが、買いに行くのも食べるのも面倒だと肩をすくめて、道路に飛び出してしまいそうな子供の肩を叩いて誘導した。 マフィアとの対立が嘘のように平和な日だ。 #街中 (55) 2023/09/09(Sat) 1:13:11 |
【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ「おー……」 よく回る舌だなあと感心することこの間数回。 跳んだり転げたり目にも楽しい。 それ以上の感想を抱かない程度には毒されている。 「んんー、ぼちぼち……?お仕事はあ、順調〜」 「ミネは元気い?……元気そお。」 有難く椅子に腰掛ける。 上等な座面がぽふとお臀を支えた。 「取り敢えず、はい。」 袋の中にはシックな箱のトリュフアソート。 無難なチョイスだ。こういうことで冒険をするタイプではない。 つまり、きっと幾度か前にも持ってきて、気に入って貰えた品だ。 差し出す女の小指の爪にはマリーゴールドのエナメル。 数ヶ月くらい前から、気に入っているのかよく付けている。 (-349) 2023/09/09(Sat) 1:16:18 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ「モテる男は時間を作るのも大変だな」 あなたに向けてか自己評価か。 軽く手を上げて甘めのカクテルとカプレーゼを頼んでひと席開けて座った。 「そんな憂い顔をして。仕事でどれだけ悩まされているのやら」 適当な話の相槌を打ちながらやってきた酒に真っ先に口をつけた。 ルチアーノも仕事は終えているというサインだ、いつもの放浪癖の延長で酒を飲みきにきたのだとあなたはもう良くわかっている。 (-351) 2023/09/09(Sat) 1:30:06 |
【人】 無敵の リヴィオ>>55 エルヴィーノ 「あぁ、エルじゃないか!今日も元気そうで何よりだ」 馴染みのある声にショーウィンドウの方を向いたまま手を振る。 突っ込まれなければそのまま、君ならそれを知っているはずだ。 「これは……せっかくの貰い物で俺に似合うからね。 こうして使う方が物も輝くだろう?」 勿論一番輝いているのは俺だけどね。 補足するまでもないのでわざわざ言いはしない。 後輩である君なら言わずとも言いたいことは分かるだろうし。 道路の飛び出してしまいそうな子の肩を叩き、 誘導する様子を確認すれば、そこでようやく振り返った。 「それで?君も見回りの途中かい? その途中に俺に出会うなんてラッキーだね」 (56) 2023/09/09(Sat) 1:33:23 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>54 ヴィットーレ 「……あっ!」 ぷらぷらとウィンドウショッピング中、というていで。 街中を見て回っているうちにあなたの姿を見掛け、 そちらへ少し早足に寄って行く。 「Ciao! ヴィットーレちゃん、お買い物中ですか?」 今は偶然店の外で出会したバーのママと通う客。 そういうふうに装って、視線の先を覗き込んだ。 「この鞄、かわいいですねっ。この靴も!」 「お店を見るともう秋物の時期なんだなあって感じますねっ。 ヴィットーレちゃんは今秋の流行り、何色だと思います?」 #街中 (57) 2023/09/09(Sat) 1:41:23 |
【秘】 路地の花 フィオレ → オネエ ヴィットーレ「こだわりがあるお客さんは大変ね?」 ミルクなら多少在庫が余っていても、使い道がそれなりにあるのが救いだろうか。 カウンター内の冷蔵スペースに買ってきたものを入れてしまって。 今日は一旦夕方に外に出るつもりだから、それまで準備を手伝うと伝えているだろう。 「そう思って買ってきたの。まだあったかいから、そのまま食べて大丈夫だと思うわよ」 一枚渡して、一枚は手に持ったまま。 誰もいないのを良いことに、カウンターの椅子に腰掛けてしまおう。あなたのお向かいの席だ。 「あら、じゃあどうしようかしら……」 「おすすめのネイルを塗ってもらおうかしら。ヴィーが塗ってくれるネイル、好きなの」 ふふ、と子供っぽくわらって。 色も質感も、全部お任せしてしまうつもり。 (-352) 2023/09/09(Sat) 1:48:05 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 路地の花 フィオレ「荷物の山が歩いてる」 そんなふうに街中で唐突に掛かった声は、きっと耳慣れている筈だ。 もしあなたがその声の方を向くのならその視線は上を向くんだろう。 視界を遮りそうになっているその荷物よりも高い位置から、瓶底眼鏡があなたを見下ろしていた。 あなたと同じファミリーのロメオだ。 いつも無造作に降ろされていた髪は緩く項の辺りで結ばれている。 適当なよれたTシャツに新品のカーディガンを羽織っているものだから、少しちぐはぐな格好かもしれない。 小脇にはピザ屋の紙袋。 「大変そう。持ちましょうか」 声を掛けた理由はそれだけ。荷物持ち志願だった。 勿論断ってもいいのだし、断られてもロメオはきっと平気な顔をしている。 (-353) 2023/09/09(Sat) 1:49:30 |