情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → また、歌う カンターミネ「Quando si ama, anche i sassi diventano stelle.」 ささやかな声がいう。 「ありがとお、…ミネ。」 「ちゃあんと、覚えとくよお。」 「ミネが、あたしを守ろうとしてくれてること」 「でも、ねえ。」 「ミネたちのためじゃないと、あたし頑張れないからあ」 「…ミネたちのためだから、頑張れるんだあ、あたし。」 ダニエラ・エーコは、ノッテの一員だ。 だけどそのことを知る人間は殆どいない。 それでもノッテのために、――あなたたちが逮捕されたあとも、頑張れたのは。 あなたたちの“家族”を、守りたいと思い続けたから。 「…だからあ、ミネはあ」 「挫けそうなとき、あたしの心を守っててえ」 「ミネのためならあ、石も星なの。苦しいことも苦しくない。」 「…それよりミネを売る方が、あたしはもっと、苦しいなあ。」 女は歌う。静謐で神聖な、愛の歌。 「…そおいうのは、だめ?」とちいさく、その歌は続いた。 (-430) 2023/09/25(Mon) 21:58:44 |
ダヴィードは、メッセージを送ってから、やっぱりちょっと恥ずかしくなった。 (a24) 2023/09/25(Mon) 22:02:54 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 傷入りのネイル ダニエラ男は何も暴力を趣味にしているわけではない。 誰彼構わず当たり散らす野蛮な人間ではない。 だから、従順な態度を好ましく思ったはずだ。 貴方の足が揺れるのは気にならない。 それがこちらの脛を蹴り飛ばすのでなければ。 貴方が口を開かないのも気にしない。 わざわざ煽り飛ばしてくるより幾らもましだ。 「A.C.Aのメンバーに盗聴器を仕掛けたと。」 「事実か。」 とん。 紙面を叩く。叩くペン先はまだ引っ込められている。 貴方が何かを口にすれば、それを書きつけるつもり。 (-431) 2023/09/25(Mon) 22:07:55 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡「……救わせてくれん奴らが何言ってもなあ」 拗ねているだけだ、本当の傷には触れさせない、そんな態度に。 「おー、何もかも腐ってるこの世の中にはもう驚かん。 それよりも俺はあんたがどこまで手を回してるのかが怖くなってきた」 「俺のこともどうしたいんだか」 多分どうもしない、これまで通りにほうっておくだけ。 だけど数人に俺の根幹が知れ渡ってるような気がした、 本当に気がするだけで、確信はないのだが……何のつもりだ……。 甘えたがりの姿なぞ見せた人間なんて片手もいなくて。 本当にわかるところは全てわかられているのだから末恐ろしい。 「あー」 「…………なかったよ」 ずっと調べられたのに手を出さなかったのは自分だ。 本当に少しでも嫌われたくなくて、離れたくなかったから。 最近はどうでも良くなっていればいいと願っていたからだが。 手遅れであろうと構わない、端から解決なんてしないのだから。 溢れる知識欲と、信頼の先にまっているもの、 その日のいつか、全てを知りきったとしても 自分たちの関係性は何ら変わることはない。もう、信じられた。 (-432) 2023/09/25(Mon) 22:15:26 |
【秘】 幕の中で イレネオ → corposant ロメオ「それはお前たちの方だろう。」 「野蛮で。」 「横暴で。」 「低俗で。」 「自分たちの利権しか考えていない。」 かつん。かつん。 その音が嫌いだ。 この男は真面目で善良な警官である。 普段は、こうまで人に言葉の刃を向けることはない。 普段であれば。 「マフィアは抜け道を通るのが上手いからな。」 「正義はどうしても後手に回る。」 「必要な措置だよ。」 先回りのネズミ捕り。 虫が湧く前の除虫剤。 それと同じだ、と。 男は言う。 (-433) 2023/09/25(Mon) 22:19:55 |
【秘】 また、歌う カンターミネ → 門を潜り ダヴィード端末はきっと、今は警察に押収されている事だろう。 であるならば、そのメッセージが本人に届くのはまだ先の話。 しかし、それを読んだ時の『先生』は 送った今この瞬間でもありありと浮かぶだろう。 『ははぁん。故郷で待つ子供みたいな事言ってるな。 そこまで言われちゃ歌わない訳にもいかないなあぁ? 精々リクエストを考えておくんだな、アッハッハ!』 そんな風な言葉と共に、にやける顔が。 果たして本人が帰って、或いはメッセージが返ってくるまで、 あと何日かかるやら……。 (-434) 2023/09/25(Mon) 22:21:00 |
【秘】 幕の中で イレネオ → リヴィオ/* 諸々了解しました。ありがとうございます! では方向性としてはマフィアの内通者であることを聞き出そうとしている感じで。何もしていない人に拷問するのは……の点ですが、ご心配ありがとうございます。大丈夫です、全く気にせず完遂出来ますので見ていてください。 ダニエラちゃんのネイルについても承知しました! ご丁寧にありがとうございます。 ではリヴィオくんの体調や見た感じの雰囲気? 状態? についてもう少し知れると嬉しいので、お手数でなければそういう描写を交えた「取調室に向かうロール」を始めて頂ければと思います。難しそうなら伝えて頂ければこちらから開始します! (-435) 2023/09/25(Mon) 22:24:54 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 幕の中で イレネオさて確かに。 女はあなたの言葉に素直に従い静かになった。 それを 従順 と呼ぶならそれできっと正しい。「……。」 ぷら、ぷら。足を揺らして。 あなたの問いからほんの少し、たった頃。 「…あー。」 「もしかしてえ」 「もう、口を慎まなくてもいい時間ですう?」 へらりと笑った。 やはり変わらぬ、デスクの態度で。 「なら、こおいう堅苦しいの、ヤなんですよねえ。」 「…それより何で、イレネオさんは逮捕されたのに自由にしてるんですかあ?」 (-436) 2023/09/25(Mon) 22:26:37 |
【秘】 マスター エリカ → コピーキャット ペネロペ「ああ」 迷わずの答えが返った。 どうしてとも、居なくなんてなるなとも、彼女は言わない。 あなたの生き方に口を出すこともない。 彼女もまた、己の生き方を変えはしないものだから。 本当は、ズルいことをするつもりだったのだけれども。 そう言われてしまったら、彼女はこう返すから。 つもりはつもりのまま消えることとなった。 いつでもお前を見つけてやる」 己はこの島から出ないものだが。お前がどこか遠くへ行くのなら、 手紙のひとつでも送りつけてくれようか。 迷惑にならない手法程度、取ろうと思えばいくらでも取れる。 …なんて考えていたりして。 あなたペネロペでなくなろうとも、 ともすればオルフェオですらなくなろうとも。 彼女は必ず、あなたを見つけ出す。 あなたがそう望んだ。彼女はそう受け取ったから。 (-437) 2023/09/25(Mon) 22:31:59 |
エリカは、レシピ本扱いされて、わらっていた。そうだな。 (c29) 2023/09/25(Mon) 22:32:06 |
エリカは、弟子を取ることになるかもしれない。 (c30) 2023/09/25(Mon) 22:32:17 |
【秘】 corposant ロメオ → 幕の中で イレネオ「え?オレ達が暴力振るいたいからマフィアやってるって? 非道い事を言うな……オレは嫌いだよ。 拷問とかももうやりたくないね。 好きな奴にやらせたらいいよ、ああいうの」 「それに相手の事を慮る事だってするんだぜ? あんた、固定観念に囚われるタイプ? それとも懐古的?」 べ、と舌を出してみせた。 野蛮で、横暴で、低俗な事を否定する気は無い。 だってそうなのだ。 だからどうした。 「正義……正義ねえ。病気だなあ……」 「正義だの悪だの言う奴は皆病気だよ。固執する奴は猶更。 重病だ。人類の課題だね。母親の臍の緒を通って 子から親に伝染すんだよ。救いようもない……」 かつん。 「遠いご先祖に変態が居たんだよ。 人の行い全てをカテゴライズして広めたプロバガンダ野郎。 それだよ。正義と悪って言い訳といちゃもんつけたい時に すげ〜便利だもんな。それが蔓延しちまった」 かつん。かつん。 「ま、それは治せねえ医者が悪いんだわ。気にすんな。 いつか気にならなくなる時が来るよ」 (-438) 2023/09/25(Mon) 22:35:53 |
【秘】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ肉茎が体の中へと侵入してくるのを受けて、あ、あと息が震えた。 詰まらせた声が唇を割って法悦の響きを体の外へと吐き出す。 媚びるように腰を浮かせ、自然と逃げてしまいそうな腰を自ら押し付けた。 貴方が動くペースをそのうちに掴んだのか、いつしか動きに合わせて体を少しずつ動かす。 そういうのも、自然と身に着けた技なんだろうか。 黴臭さを帯びたソファが悲鳴を上げるほど体を軋ませて首を反らせ、 体をいっぱいに動かして与えられた快楽を甘受する。 この次の日になって囁かれる噂を聴いたなら、貴方もその様子に納得がいったかもしれない。 「ぁ、……はあ、ぁ、……んっ……」 ひくりと腹筋が動く度に、内臓の内側を引きずり上げるものを締め付ける。 意識的なものでない限界を何度も越えそうになるごとに、脂汗じみたものが肌を流れる。 長い髪が湿気を帯びてふわふわと揺れ、面に張り付いて行為の激しさを物語る。 時折、終わらせるつもりのないような動きに痺れを切らしてか、 覆い被さる貴方のほうを首を転がすようにして睨みつけた。 頭の中から内側までを占める快楽のためか、瞳を湿らす涙が汗に混じりさえした。 柔らかく嫋やかな女が相手であれば、もう何度も貴方の名前を読んで達していただろうし、 白く細い腕を背中に回していくらも貴方を賛美していただろう。 けれども男はようやく、首に触れる指の重さを感じてようやく、 やっと翳った瞳に期待を滲ませ、唇を歪めて薄く笑った。 きっとこの夜の逢瀬の中で一番艶を帯びた、あでやかな表情をしていた。 喜色を帯びた声が指の下から上がって、喉で笑う震えの為に僅かに手を押し返す。 → (-439) 2023/09/25(Mon) 22:36:25 |
【秘】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ「殺すつもりのくらいでやれよ、坊主」 至る道に多大の快楽を得て肌を弾ませ、媚びるような吐息を溢して尚。 求めるものなんて、たった一つしかない。 (-440) 2023/09/25(Mon) 22:36:45 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ男が逡巡したのはその真面目さからだったのだろう。法や規則への従順さ。ここではそうすべきではない、という、暗黙の了解のようなもの。 だから、どうだろう。 やっぱり少し変な顔をしたかもしれない。だって、あんまり場違いだ。 欲にかまけて。 一度止まって。 けれど、貴方に許されて。 「大胆な人だな。」 半ば呆れるように、半ば感心するように、少し戸惑うように。 口から出たのはそんな言葉だ。目まで閉じてしまうのなら尚更。 ▽ (-441) 2023/09/25(Mon) 22:38:10 |
イレネオは、悪いことをする人間が、嫌いだ。 (c31) 2023/09/25(Mon) 22:38:21 |
ロメオは、生きとし生ける人間は皆病気だと思っている。 (a25) 2023/09/25(Mon) 22:38:58 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノそれでも。 貴方のそれは嫌じゃなかった。 欲にかまけるように。 許しに従うように。 貴方の唇に、上から重ね合わせて。 二度、三度。角度を変えては食むようにする。 一度許せば欲深いのを、貴方は知っているはずだ。 右手が、貴方の手の甲を柔らかく撫でた。 (-443) 2023/09/25(Mon) 22:39:34 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロその瞳を男は好んだ。 最早視線で射貫く以外の手段を持たない弱さを好んだ。 これ程近くにいるのに反撃ひとつ出来ないのが愉快だった。 自分が正義の側に立ったのだと勘違いした時。 踏みつけていい悪をその目に映した時。 人はどこまでも傲慢になる。 触れられたところから増幅する快感が。 上がった体温に比して低い男の手指が。 奥の奥まで浚おうとする金色の双眸が。 貴方の羞恥心をより一層誘うだろうか。 その羞恥が感覚を増幅させるだろうか。 「熱いな。」 「脱がせてあげましょうか。」 悪趣味な発言はずっと、貴方を辱めるためだけに。 男の手が、貴方の襟首から浅く入り込んだ。 (-444) 2023/09/25(Mon) 22:50:54 |
【秘】 法の下に イレネオ → 路地の花 フィオレ己の脇を姿勢を低くして駆け抜ける女。 金の瞳が正面から逸れて姿を追う。ぐるり。瞳と身体が同じに動いた。 小さなあなたの背を追ってこれも走り出す。 狩りの時間だ。 路地裏に逃げ込むことは名案に思えただろう。 そこは実際貴方にとって馴染みのある場所だったろう。 それくらい男にも分かっている。 分かっていれば手を打つ手段はいくらでもある。 この辺りは男の見回りの順路。 そこで見つけた悪人を逃がすわけにはいかない。 そのために、男は覚えていた。 路地裏の入り組んだ構造を、道のひとつひとつを、しっかりと頭に入れていた。 ────貴方がこの男を舐めてかかっていなければ。 警察如きと思いあがっていなければ、逃げ切れたかもしれない。 画面を見つめている間。 後ろからの足音が消えたのに、気づいていただろうか。 (-445) 2023/09/25(Mon) 23:02:56 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ「必要、無いだろ…っう…!」 じとり、と汗ばんだ肌に手が触れる。 熱を帯びた体はそれだけでも敏感に反応を返してしまう。 堪えれば堪えるほど、感覚が研ぎ澄まされる気がして。 「やめ、ろって…言って……!」 ガタン、と机が揺れて音を立てる。 身を捩って、逃げようとして。 貴方の腕を掴んで止めようとするだろう。 けれど動けば動くほど、薬はより回るものだから。 ぐら、と視界が揺れて、そちらへ体を預けそうになる。 (-446) 2023/09/25(Mon) 23:03:57 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 傷入りのネイル ダニエラとん。 とん。とん。 とん。 繰り返される単調な音。 貧乏ゆすりに似た一定の速度。 「無駄口を叩くのはやめろ。ダニエラ・エーコ。」 「お前に許可されているのは、俺の質問に答えることだけだ。」 この男は何を勘違いしているのだか、そんなことを言う。 自分が何か権力を持ってでもいるように言う。 貴方はこの態度を嘲っても構わない。その疑問は、まったく正しい。 (-447) 2023/09/25(Mon) 23:08:46 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ「お前はやっぱり、ちゃんと考えてるんだなあ。 ……俺はやっぱり口では止める、ボスが一番だ。 だけど――――お前は好きにしていい。何かあっても全部責任はとってやる」 「フィオレは良い子だからなあ、少しぐらい暴れてこい。 それはそうと、もしその気が収められるようなことがあったら何でも言え。 何でもやってきて良いし、手伝ってやる」 買い物でも、エステでも、美容院でも……。 貴方はもう少しストレス発散をすればいいと。 「お前が生きて今手に入れた地位を全部使って、落ち着いた時。 まだその感情が残ってるのなら、目に物みせてやればいい」 「お前が救われるっていうんなら、その子供達も嬉しがってるだろうよ。 同時に、他の方法だってある。だから気負うなよ、フィオレ。 そして何か起こすんだったら、――顔だけは守ってくれえ。 傷がついたら泣いちまうかもしれん」 (-448) 2023/09/25(Mon) 23:17:58 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ「さぁ……でも」 「元気、出るだろう?」 血の気のない顔に、少しだけでも色が戻るならそれでいいじゃないかと思う。 男は別に真面目な男ではない。 シエスタを好むし、面倒そうに仕事をするし、自堕落だ。 それでもやるべき仕事はダメ出しを貰わない程度にこなす器用さはあるから、あなたの教育係になったのだが。 それがどうして、ここまで好かれることになったのかは、正直分からない。 自分が傷つくことくらいはどうとも思わない上、目的のために手段はあまり選ばないタイプだから、下手をすれば嫌われるくらいの人間だというのに。 だけど不思議なことにそれを嫌だとは思わないから、こうして近づかれることを、許したのだ。 ▼ (-449) 2023/09/25(Mon) 23:20:17 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ唇を受け入れて、二度、三度。 こうして唇を食べられてしまうのもまぁ、悪くない。 元々自分は、大事な人に幸を与える事を目的にして生きてきたから。 今更認めないなんて言えないし、 あなたはとっくに、自分にとっても内側の人間だった。 だからまぁ、欲深いのくらいは許せるよ。 撫でられればくすぐったそうに笑って、その手を繋ぐ。 黒眼鏡に調教師と呼ばれた男は、決して無理をさせぬよう……その手綱をしっかりと握った。 (-450) 2023/09/25(Mon) 23:21:13 |
【秘】 幕の中で イレネオ → corposant ロメオそら見たことか。お前たちはそういう生き物だ。 「はは。」 「したくないことは人に押し付ける。救えない。」 「奉仕の精神って知ってるか?」 この男が人を見上げることになることはそう多くない。 珍しく視線を上げ、顎を上げて。は、と嘲ったように笑う。 つらつらと淀みなく吐き出される言葉はこちらに向いているとすら思えない。何を言っているのかわからない。 頭の病気なのか? 最早哀れだとすら思う。嘲った口の形を元に戻して、今度は尖らせるようにして目を眇めた。 「熱でもあるのか? お前。」 「目障りだ。消えろ。そろそろうるさい。」 「ああ、名前だけ置いていけ。調書を取る時に面倒だからな。」 (-451) 2023/09/25(Mon) 23:22:52 |
【秘】 また、歌う カンターミネ → 傷入りのネイル ダニエラ「そ、いつでも、な。……しかしアレっさん、マジで山ほど 送ってきそうで怖いな。金使わせまくって隙をつくか……」 碌でもない事を考えつつも。 「その言葉だけで頑張った甲斐があるよ、俺は」 「……、……あーあ」 全てを聞いて、そう返して、自身の髪を指先で摘まむ。 今は少し、薄汚れてくすんでるけれど。 その汚れの向こうに、確かにあなたが好きと言った色がある。 死に物狂いでやり合った時、怒りの奥にあなたが居た。 ああ、つまりこれもまた『天秤』か。 誰も信じないとは言ってるけれど、 ノッテの、家族の情報をくれてやる気はしなかった。 馬鹿みたいな意地の、似たようなふたり。 「……そんな風に言われたら、俺は何も言えないじゃんか。 ずるいよなー、エリーはさあぁ〜……」 ふうっ、と息を吐いて、声音には前向きな諦めの音。 「わかったよ。ずっと、支える。傍で、守る。ただし! 必ず無事で帰ってきてくれよ?俺の星が石に戻らないように」 「二人で、星を見続けられるように。また、夜を過ごそう」 女は歌う。貴女と共に歩む、愛の歌。 「約束だ」そうやって、改めて二人を結びつけるように。 (-452) 2023/09/25(Mon) 23:28:00 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 幕の中で イレネオぱた。 ぱた。ぱた。 ぱた。 真似をして、音もなく足が床を叩く。 「えー。やあですよお。」 けらけらと、女は控えめに笑った。 「なあんであたしだけ答えないといけないんですかあ?」 「イレネオさんだって、逮捕されたんですよねえ?」 「おんなじ警察でえ。逮捕されてえ。」 「あたしと何が違うんですかあ?」 気怠げな声。こてりとまた小首を傾げる。 (-453) 2023/09/25(Mon) 23:28:10 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ「……はあ」 「何だったのかしら、あれ……」 画面を叩きつつ、足音から離れるように路地裏を歩き回っている。 街へ向かうルートだって分かっているから、そちらの方へと足を運んでいた。 探るような瞳。通話内容に言及する様子。 昨今の情勢を考えれば、敵対している組織の人間か……あるいは、ノッテとやりあっている警察連中の人間か。 いずれにせよ、捕まってファミリーに泥を塗るわけにはいかない。 上手くやってこられたのだから。 「……?」 足音が消えたように思えて、足を止める。 足を止めてしまった 。 (-454) 2023/09/25(Mon) 23:28:21 |
カンターミネは、歌う。何度でも。 (c32) 2023/09/25(Mon) 23:29:42 |
【秘】 コピーキャット ペネロペ → マスター エリカ「約束ですよ」 声色に不安は無く、にっと笑ってそう返す。 それは、ともすれば他愛のない口約束。 それでも、やはりなぜだか、叶うものだと思えたから。 変えられない生き方の中、それでもと手を伸ばすに能うもの。 曰く、男は犬が好きだった。 自分がどれだけ見た目を変えても、見付けてくれるから。 人の傍に付くいきものだから。 ペネロペ・ベリーニはいつかは居なくなる。 オルフェオ・ギロッティも、何れは消える名かもしれない。 それでも見付けてくれる誰かが居る限り、彼はそこに居る。 それを望んでいる。 そうしてきっと、ひとつ、ふたつ、また談笑をして。 静かな街の中、あたたかな店内には、穏やかな時間が流れていた。 (-455) 2023/09/25(Mon) 23:36:49 |
ペネロペは、約束をした。 (a26) 2023/09/25(Mon) 23:37:01 |
【秘】 リヴィオ → 暗雲の陰に ニーノ死んでしまえと声がする。要らないものだと声がする。 ずっと呪いのように見続ける夢の中で女の声が響いてた。 本当の自分は要らないもので、嘘の自分にも疲れきって。 全てを壊して、楽になりたかったんだ。 本当は全てが終わったその時に、 終わらせよう と考えていた。だから君との未来の約束は、果たされないはずだった。 ▼ (-456) 2023/09/25(Mon) 23:40:24 |
【秘】 リヴィオ → 暗雲の陰に ニーノ本音を言った後、やっぱり少しだけ後悔した。 後悔したけど、同時に伝えられたことに安心した。 きっと最初に 彼 が肯定しなければ、ここにはいなかった。ルチアーノやダニエラ君にも嘘を吐き続けていただろう。 何となく、教えてやるのは癪なので伝える気はないが。 君の安堵した声に強ばっていた肩の力を少しだけ抜く。 抜き切るのは、全てが終わってからじゃないと崩れてしまうから。 それでもまだ、一歩を詰めようとしなかった男は、 君が左手を伸ばし、痛みに声が詰まる様子に 本当に思わず、思わず体が動いてしまった。 少し焦った声で君の名を呼んだのも、きっと気のせいじゃない。 伸ばされた左手に触れるように、こちらも左手を伸ばした。 開いていたはずの距離は、たった今、消えた。 「……っ、俺は、君に……君に……………」 だいすきだと言われる資格がないのに。 どうして、誰も彼も信頼を捨てず、 そう 言ってくれるのか。「……………俺も、会えて……………良かった」 下手な笑顔で詰まるように言葉を並べ、視線をさ迷わせながら、 しかし確かに君への思いを、本音を口にする。 好きや嫌い愛や恋は分からない、それでも、 君の言葉がとても──嬉しいものだと感じられたんだ。 (-457) 2023/09/25(Mon) 23:41:02 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ「あはは。」 遂に男は声をあげた。 テレビでも見ているような浅い笑い。日常の中にあるような平静な笑いだ。 「嫌だな。親切心じゃないですか。……おっと。」 がたん。バランスを崩した貴方の身体が倒れそうになる。 掴む手はむしろ縋ったようになったかもしれない。その熱さにまた喉から笑いが漏れた。 自由な手で背をしっかりと支えてやれば、先程より距離は余計に近づいて。 手を掴んだ力は如何程だろう。 振りほどくことができるなら、これはそんなもの意に介さない。 くく、と喉元で笑いを転がす。転がしては無遠慮に貴方の頬を撫で。 「誘ってるんですか。」 片手で掴んで、こちらを向かせたりもする。 勿論冗談だ。男には少しも、その気はない。 (-458) 2023/09/25(Mon) 23:41:02 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 門を潜り ダヴィードあなたから届いたメッセージに、少し取り乱しかけたのは内緒だ。 ちょっと昨今の状況で敏感になっていたものだから。 落ち着いてから、メッセージと向き合って。 『あの時はありがとう、ダヴィード。 すごくかっこ悪いところを見せちゃったわね』 『ジャケットに入ってたチョコレートのお陰で、かなり元気になったのよ』 『騒動が落ち着いたら、またゆっくり話しましょうね。 今度は、新しくなったヴィーのお店にでも行きましょ』 メッセージを送って、息を一つ吐く。 それから、小さく微笑んで。 「本当に、優しい子。 私の周りには、そんな人ばっかりね」 本当に、恵まれているなあ。とつぶやいた声は、部屋の中に消えていった。 (-459) 2023/09/25(Mon) 23:41:34 |