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【赤】 旅人 J[────そこに水を差すものがある。] 「きれいな顔が台無しだよ、ジャンヌ。 君の人としての取り柄はそれ位なんだからね」 [二十代半ばほどの身なりの良い金髪の青年が ジャンヌの傍らに立っていた。 呆気に取られるジャンヌのドレスから 白いハンカチを取り出し涙と唾液と血を拭う。] 「君が働いて買ったのかい。凄いじゃないか。 はぁ……勿論婚約者の僕にくれるんだよね」 [呼吸など必要としないその男は ハンカチを鼻に当て深く吸い込むと自らの服にしまう。] (*40) 2022/03/22(Tue) 8:03:55 |
【赤】 旅人 J「ロジェ・ド・メーストル 好きに呼んでくれ給え 話をしよう。お茶でも飲みながら」 [男は名乗る。 そしてパチンと指をひとつ鳴らした。 床に倒れる大男の姿がなくなり、その代わりに、 ティーテーブル1脚にチェア3脚が現れる。 地下牢の中に異質な空間が出来上がった。] (*44) 2022/03/22(Tue) 13:25:46 |
【赤】 旅人 J[チェアに腰を下ろすと声を上げ マリエルにお茶の支度をするよう命じる。 辺りにいるようなら彼女は指示に従い運んでくる。 上から重ね掛けされようと 一度土地に踏み入れ支配を受けたものが 魔術師の手から完全に逃れることは叶わない。] 「彼女の淹れる紅茶は美味しいんだってね 貴公も試したのかな、ジュダスくん」 [どうぞ席にと勧めるが無理強いはしない。 「私の……」とブツブツ呟く婚約者には自身の隣の席を勧め 悩む様子もありつつ大人しく座るのを見届けた。*] (*45) 2022/03/22(Tue) 13:26:38 |
【独】 旅人 J/* ボス(ロジェ)を一緒に倒してくれるお友達みたいなのできるといいなーってふわふわスタートした村で ボス(ジュダス様)とボス(ロジェ)と三者面談することになるとはおもわなかった (-26) 2022/03/22(Tue) 14:19:12 |
【赤】 旅人 J[ジャンヌは青い宝石が気になって仕方がないが 魔術師の言葉に渋々従うしかなかった。 彼女の知る世で最も恐ろしい男が目の前に二人もいて それぞれの出方が読めないものだから。 だがいつでも宝石を狙っていた。 持つ男に隙がないのを理解しているからこそ 飛び出したい本能を抑え漁夫の利も狙わねばならない。 そうやって鉄球二つを引き摺ってきた娘の隣で 魔術師は人の良さそうな顔で笑っている。] 「アポ無しで失礼したね。 へえ、貴公も面白い眼をお持ちなのだね」 [領地を踏むことが術の発動条件であり 話をしにきたので個別にかける気もなかったが 興味深そうに色の濃い眼鏡の奥を見つめた。] (*48) 2022/03/22(Tue) 18:19:37 |
【赤】 旅人 J「それに僕を知っているなんて凄いじゃないか」 [こんな大陸の反対側に住む人間にまで 自分の使う術の種類が知られているのは 魔術師にとって恥ずべきことだ。 悟らせないからこそ何百年と実際の土地を用いた 陣取りゲームで遊び続けていられるのだから。 だが商人の情報収集能力の高さを素直に賞賛した。 幻惑を打ち消す瞳といい、良い素材だ。] (*49) 2022/03/22(Tue) 18:19:47 |
【赤】 旅人 J「だそうだ、マリエル。 お茶は二人分で頼むよ」 [こんなに美味しいのに勿体ないね。 そう言って一人だけ紅茶を優雅に味わう。 コットンが余計な渋みを吸着しまろやかにしてくれる。 この淹れ方が最高なんだよと 階上に戻っていくマリエルに声を掛けた。] (*50) 2022/03/22(Tue) 18:20:19 |
【赤】 旅人 J「それから契約書の内容。 あれには見つけても価値をつけないまま、 或いは報告をしないまま期限を迎える、など 貴公が自動的に勝利を得る手が幾つか使えたが 貴公はそれをしなかった。 ゲーム性を楽しむ心が垣間見えた気がするね。 あれはよかった、なかなか見ものだったよ」 [本題にはまだ入らず。 手を軽く叩いて賞賛した。*] (*52) 2022/03/22(Tue) 18:22:29 |
【独】 旅人 J/* ジャンヌに興味がとっくにないのはPLの声だと思ってるので 延長せずコミットもした方がいいのかな 楽しませてあげられなくてごめんなさい…… (-29) 2022/03/22(Tue) 19:06:01 |
【赤】 旅人 J[ありがとう、と軽く流し、 うん、と頷き魔術師は続ける。 契約の内容は互いに肝心なところが 守られていないと指摘する。] 「一個質問したかったんだよね。 、、、、、、、、、、、、、 見つかってるものを見つけるって 一体どうやるの? ってね。 契約の不履行はそちらもだよ」 [そもそも片側が確実に負けることのない誓約では。 制約内容も制約の存在も聞かされておらぬ契約では。 そんなもの効果もたかが知れていると続ける。 事実、その言葉を聞いた娘は魂を縛る鎖が 解けるまでいかずとも拘束が弱まるのを感じた。 人の心を惑わす術を使うのが魔術師なのだ。] (*55) 2022/03/22(Tue) 20:42:34 |
【赤】 旅人 J[魔術師の姿自体は幻惑の類ではない。 魂に魔力と怨嗟が絡み付き 可視できるまでに折り重なる集合体。 消滅させることは可能だろう。 ただ魂はここにひとつだけではない。] (*56) 2022/03/22(Tue) 20:42:48 |
【赤】 旅人 J[男同士のやり取りの間に女は、 自分への意識がないことに気が付いた。 そっと裸足のまま光源を遮らないよう移動する。 ジュダスに近づいたと思ったとき 手枷からぶら下がる鎖が 何かにぶつかりカチャリと音を立てた。] ……! [地を蹴って青い宝石に手を伸ばしながら飛び込んだ。*] (*57) 2022/03/22(Tue) 20:43:07 |
【独】 旅人 J/* オークションで売っ払うとこまでやりたいのかな? は察しつつ、ここまでも何度もコレジャナイって思われてそうな反応書いてしまったしこの先はもっと無理なんじゃないかってネガって自分の方で舵を取って……よりつまらなくさせてしまってる予感しかない……申し訳ない………… (-31) 2022/03/22(Tue) 20:50:50 |
【赤】 旅人 J[石のように硬直したままその後を見守った。 女の所有権を再三主張されれば魔術師は 「婚約辞退は受け入れてないから僕のなんだけど……」 と余り納得していなかったが 実力差は十分に理解したらしい。] 「……返して欲しければ取りに来ると良い」 [そう苦い顔で捨て台詞を残し 現れた時と同じように突然に姿を消した。 この場に現れたのは魂の一部。 本体の多くは領地にあるのだろう。] (*64) 2022/03/22(Tue) 23:44:19 |
【赤】 旅人 J[あの恐ろしい化生が囮にもならなかった。 その事実に冷や汗が流れる。 制止の効果は解けただろうか。 何れにせよ椅子にかける男から目が離せず。] ……。 [ブローチを奪うなど無理だ。 奪おうとすれば捨てられる。 大人しくしていても忘れられる。 望みのない現実に打ち拉がれた。*] (*65) 2022/03/22(Tue) 23:44:49 |
【独】 旅人 J/* 私がボンクラなためにジュダス様がイキイキ格好良くしてるところがたくさん見られてうれしいなぁ うれしい 完璧に支配されるのたまんないな…… (-35) 2022/03/23(Wed) 9:21:19 |
【独】 旅人 J/* ネガネガしてて申し訳ない こっちのは出す予定もなかった設定まで ずーりずり引き出しまくって活用してくださってるのに (なさすぎて慌てて作るまでに……) ジュダス様の方は、ぜんぜん、こちらから触れられなくて 絶対色々あるやろ!!!!って思うのに 全然出してあげられなくてひーん。゚(゚´ω`゚)゚。て感じだったの こんな!!こんな素敵なのに出して貰わずに終わるなんて!! 限界オタクとして罪悪感がマッハ!!!!だったのね すこし見られてうれしい(*´ω`*)ジュダス様〜 (-36) 2022/03/23(Wed) 9:29:15 |
【赤】 旅人 J[自分は何を裏切ったのだろう。 こんなに怖くて堪らないのに 彼への想いは砕けるどころか増している。 心は裏切っていない。 宝石を取ろうとしたこと? 自分は、それを得たいだけでなく 彼の見つめる先が自分でなくてそれだったことに 全身の血が湧くくらい妬ましかった。 私は忘れられるのに手のひらに大切そうに乗る宝石に。 それだっていつまで彼の手元にあるかわからないものだが] …………ごめん、なさい……っ [もう、宝石を取る気はないし取れる気もしない。 そしてもう、手遅れなのだろうけれど、謝罪した。 他にどうしたら良いかわからなかった。] (*70) 2022/03/23(Wed) 10:35:55 |
【赤】 旅人 J[何もできない私は馬鹿の一つ覚えみたいに ぽろぽろと泣くしかない。] 貴方の気が済むなら、 好きなだけ、お試し下さい…… [自分の限界は、知らない。 両目が揃っている限り、どんな怪我も治せる気はする。 ただこの二つともなくしたら、私は……。*] (*71) 2022/03/23(Wed) 10:36:21 |