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【教】 白昼夢 ファリエ「リッカは優しいんだね」 切り替えるように次に顔をあげたのは、祭り前の子供のような笑み。 ファリエとしての人生と転生前の人生を天秤にかければ、後者に傾くのは違いなく。 子供の世話を長くしているからか、言葉にできない訴えを読み取ることには長けている女は、浮かび上がった僅かな含みに気づいて。 それから。 「行こっか。最後ならめいっぱい楽しまないと。 知ってる?今年は面白い出し物もあるんだって……」 ──見ない振りをした。 みんながそうしたように。 特別な事なんてこれっぽっちもない人間だから。 きっとこれが自然で、当たり前のことなのだろう。 「優しくなんてされなきゃ良かった」 掠れるような言葉を踏み潰すように祭りの喧騒へと足を踏み出した。 (/7) 2024/02/04(Sun) 13:31:04 |
【秘】 栄枯 プリシラ → 飄乎 シヴァ「言いなさい。怒らないから」 基本的に怒る保護者の物言い。 「冗談はともかく、身体に悪いことしてるんだし、 黙って見過ごすことなんてできるわけないでしょ? 鈴風草ならあたしもいくつか流通させてるし、 それの乱用に対して全く責任がないとは言えないわ」 無理に話さなくても良いのは良いけれど、 改善が見られないようならば何度でも聞く。 魔女というのは諦め知らずなのである。 (-63) 2024/02/04(Sun) 16:12:46 |
【秘】 宝石集め カリナ → 飄乎 シヴァ「寝袋一つで寝られて雨ぐらいならしのげるかしらね」 昔の人が最低限の知らせのために使っていたのだろうか。 いつの時代も不要になったものは淘汰されてしまうな。 利用価値、存在価値があるものだけが残されていく。 「もう少し早く来られたら良かった。 ここがきれいな姿見逃しちゃったから」 そうして彼女は少し高い景色をしばらく眺め続けていたが、 あなたの声に振り返れば一度目を閉じ、風に背を押されながらゆっくりと口を開いた。 → (-64) 2024/02/04(Sun) 16:24:50 |
【秘】 宝石集め カリナ → 飄乎 シヴァ「あなた、私と同じ転生者だったんだね」 陽に照らされた光を金色の耳飾りが反射する。 「いいよ詳しく話せないのは知ってるから。 だけどこの間言ってた行きたい場所っていうのが、 この世界の"外"なのか確認したくて。教えてくれる?」 (-65) 2024/02/04(Sun) 16:28:58 |
【教】 聖女 リッカ…… どうして ファリエが謝るの? そのことだって わからない から、聖女は首をことりと傾いで。けれど結局口にはせずに、いつものようにまた微笑んだ。 だって、それは普通のことなんでしょう? この世界が嫌いだからとかじゃ、ないかもしれないけど。 転生者のほんとうの居場所はここじゃないから。 そして、ほんとうの居場所から連れ出したのは、他でもない聖女なのだから。 ―――全部、胸に伏せた。 口にしない方がいいことが、往々にしてこの世にはあるはずだから。 (/8) 2024/02/04(Sun) 17:35:58 |
【教】 聖女 リッカ「 わたし 優しいかしら? ふふっ 、そうかしら! 」 すとんと地面に足をつけ。 上機嫌にステップ踏んで、くるくる回る。 その足元に矢張り影はないけれど、はしゃぐ姿は子どものそれで。 「 面白い出し物? 知らないわ! どんなものかしら 気になるわ わたし! 」 けれどその姿すら、見えるのはあなたにだけ。 ――― ううん。今この時に限っては、他の人達には、あなたと同じ色の髪をした小さな子どもに見えている。 そんな話を、街中へ向かうさなかあなたに告げた。 「 姉妹みたいに みえるかしら 」なんて無邪気に笑っているけれど、あなたの目に映る姿はいつもと変わらぬ聖女のリッカのままだ。 (/9) 2024/02/04(Sun) 17:36:54 |
【教】 白昼夢 ファリエ不思議そうにしているあなたは、なんだか本当にただの幼子のようで。 同時に時折見せるその姿はなんとなく見覚えがある気がした。 たぶんそれは。 ──そうだ。鏡に映った孤児になったばかりの自分だ。 純真無垢なその心を、奔放にさせてしまないところ。 女はそのやり方しか知らないから、その気配を察しても何もできない。 あなたは会おうと思えば私に会いに来られるけれど。 私はあなたに会いたくても会いに行けないのと同じだ。 (/10) 2024/02/04(Sun) 19:11:04 |
【教】 白昼夢 ファリエ「そうなんだよ。私にとってはね」 徐々に賑やかさを増していく通りを歩きながら、あなたの説明通り周囲の視線を感じていた。 確かに姉妹に見えなくも、ない。 あなたに抱く感情も元々はそうだったから、すとんと腑に落ちた。 「『聖女様のたからもの』みたいな名前の演劇だったかな。 大方聖女様にあやかった創作かな。 他には一般参加型の催しもあるんだって。 ミニゲームみたいなもので、勝ったら景品が出たり……あ、聖女様の祝福を受けた冠飾りだって」 右も左も聖女だらけ。それもそのはず、聖女祭りの名に恥じない。 その主役を連れていると言ったら大変なことになりそうだ。 あるいは案外笑い話で済ませられるかもしれない。 実在の祝福とも言える痣持ちという存在の方が、今は信ぴょう性がある。 「私が── こほん 。お姉ちゃん がどこでも連れて行ってあげる」どちらにせよ明かす気は無い。 あなたの計らいで中空に向かって話しかける必要がなくなった女はその役に準ずることにしたようだ。 (/11) 2024/02/04(Sun) 19:15:28 |
【秘】 寡黙 エミール → 白昼夢 ファリエ「そ、……ういう意味で言ったんじゃない。 この店は案外気に入っている」 声が詰まった。 そういう風に受け取られると思っていなかったから、答えに戸惑う。 別に、女が苦手というわけでも対応できない人間でもないが、そんな風に受け取られてしまっても仕方のない反応だ。 ……が、ここからまだ、声は続く。 「…………から、連れてきた。 この祭の期間中、俺は暇だ。 アンタが時間あるって言うなら、飯くらいいつでも……、…………」 何を言ってるんだろうか、俺は。 これでは完全に誘っているみたいではないか。 頭を抱えたい気分になったが、店員が笑いを抑えたような顔をしていたので、眉間にしわを寄せながら煮込みの肉料理やサラダを頼んだ。 しっかりした食事だ。 ▼ (-67) 2024/02/04(Sun) 20:00:07 |
【秘】 寡黙 エミール → 白昼夢 ファリエ「まぁ……そんなところ。 俺自身に戦闘力はあるわけじゃない。どうしても有事になるなら、使役した動物や魔獣に手伝ってもらうことにはなるが……」 仕事の話しになれば、テイマーとしての役割についてひとつ頷く。 何も、動物を愛でるだけが仕事ではなく、血を流さず危険を排除するのが仕事だ。 聖女に護られるこのルフトであればそんなものは不要だが、ルフトの外に出れば、そこには多数の魔物たちが生息している。 冒険者が花形の仕事であるのも納得だろう。 「違う人生、か。 ……考えたことがなかったな」 違う人生があれば。 迷子を送り届ける事もなければ、そこで知り合った女とこうして食事をすることもなかったんだろう。 親と離れての師匠との生活もなかったかもしれない。 だけど今、それを手放して違う人生を歩みたいかと言われれば、それはNOだ。 何にも固執したくはなかったが、これはこれで今の人生を気に入っているということなんだろう。 (-68) 2024/02/04(Sun) 20:00:31 |
【秘】 飄乎 シヴァ → 栄枯 プリシラ「ぴえん、それ怒るヤツ〜〜〜!! 気付かないでいてくれるなら 気付かないでいてほしかったワ…」 よよよ、と一通り打ちひしがれてから居住まいを正して。 「いやなんでしょうね、これは完っ全に 俺ちゃんの自己責任と言いますかァ……先月くらいに すげーリアルめに死ぬ夢見て頭おかしくなってンよね」 曰く、腕輪の呪いを解くために古代文明の遺跡探索をしていたそう。その遺跡は資料の類は持ち出せなかったが安全は保障された場であったため、泊まり込みで読み漁っていたところ、悪夢を見るようになったらしい。 「ダンジョンだとたまにあるじゃん? 地下だけど外みたいなとこ。 居てたところ大分森っぽくて、鈴風草もいたンよな」 「どういう思考回路してたっけな〜〜、とりあえず睡眠不足で研究系って出来ねェから寝なきゃ寝なきゃで目についた鈴風草に手をつけようとしたはいいけど、多分加護のおかげで素で弱耐性あるから効かないンじゃね?とか思って集めた花粉全部まとめて圧縮かけて雑に飲んだンじゃねェかな。起きたら起きたで視界がヤベくてまたなんかおかしくなってた気がする…」 とにかく頭がおかしくなっていたらしい。記憶も曖昧なくらいに。 こうして聞くだけでは測りかねるが、相当精神に来るような死に様だったか、そもそも彼自身が死をひどく恐れているかあたりが原因だろうか。 → (-69) 2024/02/04(Sun) 21:07:08 |
【秘】 飄乎 シヴァ → 栄枯 プリシラ「まぁ、うん。そんな感じで。 夢見が悪いのは継続してっから、 今は大人しくふつーに精製された睡眠薬使ってますよ」 「自分に使うンってなかったから まぁまぁ色々試してる感じだけど一応寝られてはいます。 …コレほっときゃ治るんでいいんよね? 視界」 そう、少々こわごわとした様子で問いかけていた。 彼の楽天家具合はポーズではないかと思ったかもしれない。事実として、彼はバルカス教のステレオタイプを借りている怖がり屋だ。 (-71) 2024/02/04(Sun) 21:08:43 |
【秘】 飄乎 シヴァ → 宝石集め カリナ「何言ってンの?」 「…じゃ通んねェかァ。 知らんと当てずっぽうでも出てこねェもん この世界の“外”云々の発想がある転生者とか」 「ええ? おんなじって、おんなじくらいかぁ。 勝手にそう思っておきますね」 話しちゃいけないことだとか、そういうお約束事。 そうして投げ掛けられた問いには、コツコツ靴を鳴らし、いくらか勿体ぶってから口を開いた。 「俺ちゃん宇宙に行きたいンよ、ずっと昔からサ」 「この腕輪があった所を作った奴も転生者らしくってな。 世界の外に行くことをそう表現していた。 まぁそいつは宇宙に行けずにこの世界で死んだらしいが」 「…ちょっち逸れたけど、答えにはなってる?」 小首をかしげて、あなたに問い返した。 (-73) 2024/02/04(Sun) 21:34:58 |
【秘】 小悪魔 ロキ → 温室 マーサ「ははっ、キミにはまだ荷が重いかい? 次はキミの番なんだから、見逃しはしないでくれよ?」 躊躇いと後ろめたさの滲む背中に向けて、あなたはもう同じ穴のムジナだと告げる。 前回自らの手であなたを下したこともあってか侮りはありつつ、しかしながら同士として導くような側面があるのも否めない。 あなたから任せられれば、先人として手本となるようにしようという気概はあるようだ。 施したまじないもその一環なのかもしれない。 「さぁて、と。 それじゃあ、ボクもそろそろ行こうかな」 標的は既に決まっていた。 聖女様のためにと綺麗ごとを並べながらも、悪魔は深い影の中に姿を消した。 ……その結果どうなったかについては、少し未来の別の話だ。 (-76) 2024/02/04(Sun) 22:03:25 |
【秘】 小悪魔 ロキ → 寡黙 エミール痣が光る者が現れた前夜。 これは現か、それとも夢か? あなたは朧気な意識の中で目が覚めるような感覚がある。 そしてあなたの眼前には少女の、角を生やした悪魔の姿。 「……や、エミール」 金縛りにでもあったかのようにあなたの身体は動かない。 これも悪魔の怪しい呪いのせいだろうか? じぃ、と視線を落とす悪魔の表情はどこか意地悪なもの。 「どうだい? キミにとっては懐かしい感じもあるんじゃないかな?」 (-78) 2024/02/04(Sun) 22:21:27 |
【秘】 番犬 グノウ → 飄乎 シヴァ「だぁめぇかぁ〜〜〜〜。 イヤね、長命種に生まれたからには、 一回は言ってみたい台詞じゃんこういうの? 憧れみたいなことがあって、行きずりの人間種に、 片っ端から声掛けてみてるんだけどさ。 だぁ〜れもノッて来ねぇの、俺の趣味」 そもそもが自分と関わり合いになるような人間は、 己の何かを他人に背負わせるのをよしとしない人間が多い。 シヴァもその一人というだけのことだ。 琥珀色の液体を機械の指で回す。 「……ある意味安心するよ。 そういうのが見たいってのが、 俺様ちゃんがこういう異形に身を窶しても、 正気を保っていれる一つの理由だから」 → (-80) 2024/02/04(Sun) 22:40:32 |
【秘】 番犬 グノウ → 飄乎 シヴァ「ん? おいおい、優しいね、シヴァピッピ。 中に美女居なくてよかったよ。 安心しなよ俺様ちゃん、自分の正体にさほど興味ないんだよ。 起源がどうあれ、俺様ちゃんが今考えてることは変わらず、 それに引きずられるような生き方してないからさ」 でも厚意には甘えて叡智の詰まっている ギルドの倉庫のそれだけは見せてもらっちゃお。 「少なくとも、 俺様ちゃんの中身が、"面のない悪魔"でも。 今日の酒の味が変わらないと思ってくれる変わり者が、 酒精を交えてくれるってんならそれでいいよ」 それにどうせ。 自分のはまだしも、他人の中身については見飽きてる。 自分の腸だってそんなもんだと思えば、 詳らかにしたところで面白いと思えるものはないだろう。 酒のツマミにならないものは、酒席にはふさわしくない。 琥珀色の液体を流し込む。 味はしなかった。 (-81) 2024/02/04(Sun) 22:41:09 |
【人】 番犬 グノウ老夫婦の屋台の前に背嚢を下ろすと砂煙が上がる。中から食材の果物が零れ、一つ二つと拾い上げて戻した。その音で呼びかけるまでもなく屋台の裏から雇い主である老婦人が顔を出す。 「……………こちらで。 …………いいだろうか」 『ええ、ええ、ありがとうねえ、ほんに助かったわ……』と元より曲がった腰で何度も礼を言う老婦人は、思いついたように再び裏へと引っ込んでしまう。受領印を待つ巨躯を外に残したまましばしの間。老婦人はにこにことしながら再び表に出てくるが、その両手には飴細工が握られている。 そうか。果物はこれに使う用だったか。 嫌な予感はしたが、受領印の捺印後、老婦人は『これは、一つ、おまけしておくねぇ』とその飴を差し出してくる。自分には食事の機能はない。固辞したが老人特有の退くかなさで金一封と共に押し付けられる。何度も礼を言われる後押しも追撃された。 後に残されたのは、体躯に見合わぬ、食えぬ飴を持たされた巨躯。 「………」 渡す当てを探して周囲を見渡すが、子どもが寄って来ようはずもなく、途方に暮れた。 (3) 2024/02/04(Sun) 23:00:22 |
【秘】 番犬 グノウ → 聖女 リッカ「待ち合わせを一日の早い時間にしていいか聞くマーサちゃんと 予定がまだ未決定であることを強調するカリナちゃんやります。 マーサ『まぁ朝?』 カリナ『仮な』」 (-83) 2024/02/04(Sun) 23:34:58 |