人狼物語 三日月国


205 【身内】いちごの国の三月うさぎ

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【赤】 マシロ

 

  ンぅ、あ、 ふ…ァ、ンん……ッ


[ キスで与えられる快楽がきもちよくて。
  ──手を添えているだけなのに、少しずつ形を変えていく
  彼の熱が愛おしくって。

  ……擦ってあげたら、もっときもちよくなってくれる?
  硬くなって、すっかり貴方の形になった私のナカへ
  ぴたりと嵌るいつもの熱杭になるのだろうか。 ]


  ──────……、


[ ここが外だということは、頭の中から消えていた。
  添えるだけだった掌が、彼の熱を包み込む。
  そのまま優しく──加減が分からないから
  恐る恐るともいえる動きで、そうっと扱いた。* ]

 
(*139) 2023/04/02(Sun) 16:58:16

【赤】 マシロ

 

[ ──我儘で困ると思われる可能性を考えていないのは、
  彼がそれだけ甘やかし上手だからか。
  ゆっくり一歩ずつ、許容してくれる範囲を探っている。
  探すたびに際限なく受け止めてくれるものだから
  つい、甘えすぎたと後で自省することもあるくらい。

  乗り心地はどうだった?と尋ねる声に、
  頬を緩めて口を開く。 ]


  ふふ、──とっても良かった。
  だから、また抱っこしてほしいな。


[ 人に抱っこされるのは今日が初めてだ。
  横向きも、さっきみたいな正面も、楽しかった。

  まるで大事なものを運ぶようなしっかりした抱き方で。
  貴方の幸せそうな顔や声を間近で見聞き出来る、
  私だけに与えられた特等席。 ]

 
(*145) 2023/04/02(Sun) 18:59:01

【赤】 マシロ

 

[ キスが深まるにつれ、粘着質な水音が大きく響いていく。
  甘やかな喘ぎ声は水流の音や、
  二人が身じろぐたびに湯の水面が揺れる音で目立たない。
  間近に彼の熱い吐息が聞こえて、
  彼限定で鋭い聴覚はその唇から零れる言葉ばかり拾い上げる。

  ──だから、すっかり忘れていたのだ。
  熱に浮かされるあまり ここが外だということを。 ]


  ッん、ぁ ふ……っ


[ 性行為への察しは、育てられて少しずつ良くなった。
  ──知識は、本当に、微かだけ 自分でも。

  "男の人 気持ち良くする 方法"なんて検索して、
  出てきた一番上の記事をちょっと読んだことがある。
 
恥ずかしくてすぐさまタブを消したが。

  なるほど、擦られるときもちがいい、というのは
  でたらめな内容でもなかったらしい。

  けれど、そこからどうすれば良いのかまでは知らなくて
  掌に擦り付けられる熱がどんどん膨らんでいくのを、
  早鐘を打つ心臓と一緒にただ、掌で感じて。 ]

 
(*146) 2023/04/02(Sun) 18:59:06

【赤】 マシロ

 

  ひぁっ、 ……ゃっ、ンん……ッ


[ 成長期は終わった筈なのに、また大きく育った胸は
  温泉の水面に浮かぶように揺れている。
  湯の中でやわく揉まれれば瞬く間に快楽が奔って、
  声を押し殺し、はふ、と息を吐いた。

  だめ、やめなきゃ、────だって 外、なのに。

  別部屋なのか大浴場か、
  誰かがすぐ近くで風呂を使う音が此方に届いているならば
  逆も当然同じことで、──だから、これ以上は、 ]


  ……ッぇ、あ…

  じぶん で、……いれる、って、
  でもここ、外……、


[ 顔に降るキスの雨は甘いのに、指示はちっとも甘くない。
  躊躇いながらどうにか言葉を返すけれど、
  湯の中でも目視できるくらい育った熱杭を見てしまえば
  腹の奥が疼くのが、とめられない。 ]

 
(*147) 2023/04/02(Sun) 18:59:12

【赤】 マシロ

 

[ ちゃぷん、と水面を揺らし、彼へ跨る体勢を取った。
  彼の熱を優しく支えるように持って、
  そ、と先端を自分の膣口に宛がい、ふるりと肩を震わせる。

  ────……外、だけど。
  声を堪えれば。激しくない動きにしてもらえば。
  そんな言い訳を心の中で誰にでもなく繰り返し、
  ゆっくりと少し、腰を沈めて。 ]


  ……────ッふ、ぁ、 …ッぁ、んぅ…っ
  ゃ、……おゆ、あつぃ…っ


[ 丁度浅瀬の性感帯を、彼の亀頭が擦ったところで
  腰を下ろす動きが止まり、薄い腹へ手を当てた。

  ナカを拡げられるにつれて湯が熱と一緒に入り込み、
  いつもよりも熱くて──堪らなくきもちがいい。
  潤んで蕩けた媚肉に湯の熱さも加われば、きっと
  彼の方も同じような快楽を得られているだろうか。 ]

 
(*148) 2023/04/02(Sun) 18:59:20

【赤】 マシロ

 


  っは、 ンぅ、……っちょっとだけ、まって、
  ゆっくり、いれる、から……っ


[ そう言いつつも、腰は亀頭を吞み込んだ状態のまま
  一向に下りる気配がない。

  焦らしているつもりは欠片もないのだけれど、
  このまま一気に奥まで迎え入れたら、
  声を押し殺せる自信が全くなかったものだから。

  蜜で潤み、一度交わったおかげで解れ切った蜜壺は
  奥へ奥へと迎え入れたがるように蠢いているのに。
  まるでこれでは狼とうさぎの根競べだ。
  また僅かに沈めては、奔る快感を逃すのに必死になって
  一向に腰が進む気配はない。* ]

 
(*149) 2023/04/02(Sun) 18:59:30

【独】 マシロ

/*
明日〆ロル書かなきゃいけない……ってことじゃん……
え〜〜ん今から寂しい……終わらないで……(終わる)
(-174) 2023/04/02(Sun) 19:00:22

【秘】 グルメライター ヤワタ → マシロ


 ああ、だめ、だめだ。
 待ってあげたいんだけど、
ごめんね



[すべてを真白に委ねるのは別の機会にしよう。
顎を持ち上げて噛みつくように真白の唇を塞ぐと、腰を支えてぐっと突き上げた。
隘路をみちみちと熱杭が穿っていく。
唇を塞ぐだけで悲鳴を抑えられたら良いのだけれど。]
(-175) 2023/04/02(Sun) 20:57:07

【赤】 マシロ

 

[ 友人の中には幾人か恋人を持つ子もいるけれど、
  その誰かから聞いた経験の話さえ餅を黒くさせるとは
  さすがの白うさぎも悟れない域の話だ。>>*151
  今まで話題に上がったこともないから、多分
  今後も黒くさせずに済む ──はず。 ]


  ………ぁ、ぅ、


[ 出来ない、と言えない身体にしたのは彼なのに。
  お腹の寂しさと疼きを埋めてほしい。
  ────こんな、淫らな身体になってしまうことなんて
  少し前の自分は想像さえしていなかった。

  外だと分かりながら、「出来るよね?」だなんて言葉。
  澄まし顔で内風呂を使わない理由をさらっと紡ぎながら、
  もしや最初から狙いはこれか。意地が悪い。 ]

 
(*155) 2023/04/02(Sun) 21:52:52

【赤】 マシロ

 


  …………がんばる……。


[ 小さく零し、目を細めて見つめてくる視線を感じながら
  ゆっくりと跨り、──挿入れようと努力したのに。

  外でも良いからきもちよくなりたい気持ちと、
  誰かに聞こえてしまうかも、という背徳感。
  いつも甘やかしてくれる彼が夜だけこうして
  意地悪になることも、心をそわつかせる。


  感情と、想像以上の気持ち悦さが動きを鈍らせた。
  自分で彼の熱をナカへ迎え入れ、
  その動きが彼に快感を与えているのが間近に見えて。

  はふ、と息を吐く。
  この先に待っているいつもの快楽を思い、腰が引ける。
  ──慾しい。でも、勢いよく腰を沈めるのは
  自分で理性を手離すのと同じで …まよって、 ]

 
(*156) 2023/04/02(Sun) 21:52:58

【赤】 マシロ

 


 
    ────  ッや、 まって、…!


[ 耳に届いた、待ってあげたい"けど"という前置き。
  謝罪の四文字が嫌に頭へ響く。


  頑張るから、がんばるから待って、と
  制止を掛けるのが間に合わない。 ]


 
(*157) 2023/04/02(Sun) 21:53:01

【秘】 マシロ → グルメライター ヤワタ

 



      ──────〜〜〜……ッッ、 ッ!!!




[ 顎を上げられ、唇へ噛み付くような狼のキスが重なった。
  支えるためか 手が腰を掴んで、

  ────熱杭が一思いに媚肉を割り拡げて入ってくる。


  咄嗟に彼の肩へ爪を立てては握り、全身を跳ねさせた。
  悲鳴をどうにか堪えられたのは殆ど奇跡に近しい。
  奥がごりゅ、と突き潰される快楽が脳髄を焼く。

  びくびくと震えながら、先に絶頂を迎えて。 ]


 
(-178) 2023/04/02(Sun) 21:53:06

【赤】 マシロ

 


   ッぁ、ふぁ、や、 ────……ッンん……っ


[ ばしゃ、と律動に合わせて水面が波を打つ。
  輪郭を得始めた月がそれに合わせて欠けてはぼやけ、
  形を取り戻してはまた欠けて、を繰り返した。

  うさぎは月を見て跳ねるという。
  狼は月に向かって吠えて、狼人間になるらしい。


  ────絶頂から下りて来られないまま、
  媚肉を犯す熱杭に甘い喘ぎを零しかけ、必死に堪える。
  どこかから誰かのはしゃぐ声が聞こえていた。
  いつものように喘ぐと、バレてしまう。 ]

 
(*158) 2023/04/02(Sun) 21:53:10

【赤】 マシロ

 


  ッひ、ンぅ、……っふ、 〜〜〜ッ、


[ 聞かれてしまうかも、という想像で中が締まる。
  それさえ気にせず犯されているのが、
  ──どうしてか、たまらなく、きもちいい。

  なんで、おかしい、こんな。
  声を殺すために必死に唇を塞ぐだけのキスをねだりながら
  絶えず奥へ流れ込むお湯の熱にさえ神経が撫ぜられる。


  子宮口は満腹を求めるように、蜜を纏って鈴口へ吸い付き
  蜜壺も同じ、奥へと悦んで熱杭を咥え込む。
  この状況下で拒むどころか、身体は快楽を慾しているのが
  言葉にせずとも明白な ナカの動き。* ]

 
(*159) 2023/04/02(Sun) 21:53:14

【独】 マシロ

/*
[ 挟みましたごめんなさいの札を抱えて正座している ]
(-177) 2023/04/02(Sun) 21:53:40

【独】 マシロ

/*
はーい!夜綿さんも無理なく…!
もうちょっと味わいたくて長引かせてごめんねたのしいですありがとう…!
(-180) 2023/04/02(Sun) 22:04:24

【秘】 グルメライター ヤワタ → マシロ

[きもちいい。きもちいい。

いつもはそれを譫言のように言うし聞くのに、
この状況では出来ないのが寂しい筈なのに
とんでもなく興奮している。

狼と白兎が月で跳ねて、心臓を浮かせたみたいに、
耳に鼓動がやけに大きく響いた。]
(-185) 2023/04/02(Sun) 23:51:21

【独】 マシロ

/*
は〜〜〜〜ぶっかけられるの最高 好き 練乳の伏線自分で張って忘れてたから新鮮な楽しみがあった(新鮮…?)
私もお布団!明日朝余裕があるので朝お返事したい気持ち。

さ、最終日…あした…かなしい……**
(-187) 2023/04/02(Sun) 23:58:07

【赤】 マシロ

 

[ まさか"結局拒否しない"ということへ相当興奮する、なんて
  そんなタイプだとは思いもしていない。>>*160
  彼も知らなかった彼自身のことなら、それも当然か。
  羞恥や照れだけで「だめ」と言いながら、
  プレゼントの包装を紐解くように 彼の言葉、視線、指先で
  導かれるままに受け入れるのが最近の定石。

  ────甘え、甘えられ、食卓は出来上がる。 ]


  ……〜〜ッふ、…ぁッ、ん、……ン…っ


[ 喉奥から唸り声のように聞こえる、彼の声。
  媚肉の収縮と締め上げへ抗うように挿入は止まらず、
  水音が派手に鳴っては頬へ飛び散った。

  意識して声を殺し、深いキスで呑み込んで。
  それでも零れ出てしまう甘い喘ぎはきっと、
  この水音が掻き消してくれるはず。 ]

 
(*167) 2023/04/03(Mon) 8:51:29

【赤】 マシロ

 

[ 外が薄暗がりの幕が下りるにつれ、照明で肌が照らされる。
  ───もうすぐで、瞬きの間に夜になるのだろう。
  夜でさえない時間からこんなえっちなことをして、
  こんな風に、外で彼自身のモノを受け入れる、なんて。

  ……──仕事柄か、或いは元々の声質なのか
  声がよく通ることの自覚は少しくらいはあるからこそ
  必死に我慢しようとしていたのに。 ]


  ッンん、っぁ、 ひァ、ぅ……っ


[ 温泉の熱と、ナカを満たす慾の双方で全てが茹る。
  思考回路が焼けて、ぼうっと輪郭を失って、
  ……どうして声を我慢しないといけないのか
  一瞬理解らなくなってしまうくらい。

  何を思ってか、彼が片手を腰から離して腰を浮かせた。
  せめて律動を止めてくれれば手伝えたのに、
  腰の動きを続けたまま移動しようと試みるものだから
  上手く意図も汲めなくて、気持ち悦い場所を突いて貰えず
  「やだ、ぁ、」と焦らされていることへ泣き言を。 ]

 
(*168) 2023/04/03(Mon) 8:51:33

【赤】 マシロ

 

[ そこも微温湯のような快感を与えてはくれるけど。
  ──もっと悦くなれる場所をもう知っているから。


  還ってきて、と ねだる前に。 ]


  ──────〜〜〜〜っ、……ッッひ、ん ン…!!


[ ぐにゅ、と最奥に先端がめり込むように突き上げられる。

  ばちばち音が鳴るくらい、視界が白んで
  力が抜けていたはずの脚が快楽の衝動で水面を蹴り上げた。
  ばしゃり、音が鳴ると同時に熱杭がナカから抜けていく。


  強すぎる快楽に腰が抜ける。
  ぺしゃりと膝から崩れ落ちているうち、
  もう一度ナカへ入って来ることなく、彼の熱からは
  勢いよく、あつい しろ が噴きあげて、肌へ舞い散り
  腹や胸元──顔にも飛び散って。
  まるで外からもやけてしまいそう。 ]

 
(*169) 2023/04/03(Mon) 8:51:37

【赤】 マシロ

 

 
[ 思えば彼の白濁を肌で浴びたのは、
  これが初めてであるような気がして、ぽかんと呆けた。
  練乳を胸に零した時の再来みたいだ なんてこと
  考えられる思考の余地もない。 ]


  …………ん、む


[ 唇の近くについた慾の残滓を指先で掬い取り、
  熱に浮いた思考のまま、咥内へ運び入れる。

  苦いような、何とも言えない味が舌の上へ滲んで
  ──それなのに彼のモノだと思えば
  その苦味さえ甘いような気がするのだから、不思議だ。
  練乳の時はお行儀悪く舐め取らずティッシュで拭ったが、
  今回は、白うさぎも少し、お行儀が悪い。 ]


 
(*170) 2023/04/03(Mon) 8:51:41

【秘】 マシロ → グルメライター ヤワタ

 

[ 腹を撫でられ、飲ませ損なったと謝る狼さんへ
  くすくす笑って 首元へ腕を回す。 ]


  ────ふふ、
  でも、 ……こっちで味、おぼえちゃった


[ いたずらっ子のように微笑んで。
  煽る意図はなく、示すために赤い舌をぺろりと覗かせる。

  ただ、彼の精液を一度口に含んだ後だから
  キスをするのは身体の白濁をもう一度シャワーで落として
  口の中も濯いでからになるだろうけれども。 ]

 
(-190) 2023/04/03(Mon) 8:51:45

【赤】 マシロ

 

[ 飲ませ損なった、と謝ってくれるのであれば。
  ──そんなところも可愛いと思ってしまったので、
  別に 気にしなくたって構わないのだけれど。 ]


  ……ね、まだ できますか?

  からだ、あらった あと。
  ……へやでもういっかい、ここにも、のませて。


[ オーダーのやり直しは無事に通ったかどうか。
  ──きっと通してくれるという自信はあるけれど。

  どちらにせよ白うさぎと狼の夜は、帳が降りたばかり
  ここはフィクションではなく二人の現実。
  月が見守る夜に、互いを白へ染め上げる時間は
  まだまだたくさん残されているのだ。 ]

 
(*171) 2023/04/03(Mon) 8:51:49

【秘】 マシロ → グルメライター ヤワタ

 


  ────……だいじょうぶ、


    どんな夜綿さんも、 あいしてるから。



[ 囁きひとつ落とせば。
  二人の夜はきっとまだ続いていって、

  ──うさぎも狼のお腹は
  きっと、満月よりも丸く満たされる夜になる。** ]


 
(-191) 2023/04/03(Mon) 8:52:02

【独】 マシロ

/*
〆へ向かえるように お返事をしつつ…!!
今日のコアはいつも通りの夜です。時間切れ!**
(-192) 2023/04/03(Mon) 8:52:52

【秘】 グルメライター ヤワタ → マシロ

[ごく、と喉が鳴った音は首に腕を回して耳が近づいた真白にも聞こえていただろう。]


 っとにもう、 ……どんどんえっちになる、


[紅い舌に誘われても、自分の苦味への躊躇いからキスが出来ない。
代わりに柔らかなマロンブラウンをそっと撫でた。]


 どこまで可愛くなってくれるんだろうね?
 どんどん気持ちは増えてくのに、それを表す言葉が
 「好き」と「愛してる」だけじゃ足りないな。


[えいえい、と頭頂を擦るようにしたらシニヨンが崩れるだろうか。
慾を優先させて洗髪を後回しにしたが、
自分が触ることで随分乱してしまった気がするから、
これで良かったのかもしれない。]
(-196) 2023/04/03(Mon) 16:50:09

【赤】 マシロ

 

[ 月に向かって跳ねるうさぎと、
  月の明かりで獣になる狼。

  似て非なるふたつ、──水面に揺れては消える月の中
  うさぎが狼を食べて 狼もうさぎを喰べている。
  言葉を失い、思考を奪われ、熱と互いの温もりを縁に
  たったそれだけを握り締め、どうにか輪郭を保ち。


  ────そんな、本当にけだものじみた交わり。
  知っているのは私たちだけで良い。

  月も星も、夜が明けたら太陽の明かりに隠れて、
  次の夜闇が訪れれば、もうすっかり忘れてしまえ。
  "二人きりの 秘蜜の交わり"になるようにと。 ]

 
(*178) 2023/04/03(Mon) 21:03:14

【赤】 マシロ

 


  えへ、……やわたさんの味、覚えたくて。
  "こっち"でも。


[ 自分が唇の近くに付着した白濁を舐めるだけで、
  途端におろおろするのが面白くなって。
  くす、と笑いながらそんな風に軽く言葉を返した。

  今までは薄膜の中に吐き出されていた、彼の慾。
  練乳のように甘いわけがなく、苦いような──
  例えるのも難しい味がする。
  けれど彼の味だと思えば、難なく飲めてしまう気さえする。


  とはいえこのままだとキスが出来ないのは寂しいから、
  ちゃんと口を濯いで、熱の残滓を洗い流そうか。 ]

 
(*179) 2023/04/03(Mon) 21:03:19

【秘】 マシロ → グルメライター ヤワタ

 


  ふふ。
  ──そんな風に育てたのは、夜綿さんなのに?


[ 気持ち悦いという感覚も、イくという言葉も。
  淫らではしたないことは全部貴方に教えられたのだから
  えっちに育った責任を取って欲しいものだ。
  これからも、育たないわけがないので。 ]


  ……じゃあ、身体でもいっぱい愛してほしいな。
  いつも視線の優しさとか、
  お願いを笑顔で聞いてくれるところとか、
  言葉以外でも、ちゃんと気持ち、伝わってるけど。

  ……足りないって思ってくれるなら
  きもちよくして、いっぱい、可愛がってたべて


[ ごく、と獣のように鳴った喉には気付いている。
  たくさん欲してくれるのが嬉しい。
  ── 同じ以上に愛を渡したくて、言葉を紡いで。 ]

 
(-198) 2023/04/03(Mon) 21:03:28