人狼物語 三日月国


54 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】

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【独】 図書館長 アザレア

/*
しんでいきかえってまたしんだアザレアさんです。
リアルタイムで眺めていてめちゃくちゃわらっていた。
それはさておき
メモ全然気づいてなくて変な時間に発言してごめんなさい。

キネレりんとさんと、ペア並びを崩したくない
強い意思をかんじてすごいってついさっき話していた。

お気遣いありがとうございます。
お疲れ様です。
(-4) 2021/01/06(Wed) 23:46:51

【独】 図書館長 アザレア

>>3:98
[最初……本当に最初はいつだったか。
ノリで腕を広げたあの場ではなかった筈だ。
それより前から彼女を知っていた記憶はある。
なんとなく目で追っていた自覚も。

その頃の彼女はまだ『教育係』ではなかった気がする。
気がするが当時のわたしは彼女が何者であるか
理解していなかったし知ろうとすることもなかった。
ただなんとなく、『どこかで見た』から『よく見る』と
認識出来るところまで自然と移行していっただけで
当時のわたしに、目で追っていた自覚もない。

目と鼻の先にある教会も目には入っていても
意識には入っていなかったわたしにとっては
存在しないと同じ存在だった。

一番古い記憶を探るには積み重なった記憶が多すぎて
何が何やら、混濁しすぎて整理できる気がしない。

或いは過去に出会った誰かに重ねているのかもしれないし
自分の記憶の中の何かに響くものがあったのかもしれないし
なにもなかったのかもしれない。

興味がなくはないが、そこに思考を割こうとする意識は薄い]
(-12) 2021/01/07(Thu) 6:42:05

【独】 図書館長 アザレア

[自分の過去への記憶と興味が希薄で
積極的に話すことがないのと同じに
彼女の過去を濫りに掘り返そうとは思わなかった。
無論興味はあるが過去の彼女への興味というよりは
彼女が語るならば、語る言葉への興味はある、程度の話だ。
語らぬままなら知らぬままでも別にかまわないと思っている。

きみはそんなわたしを薄情だと思っているだろうか?
きみに興味がないと思われているのなら心外だが
過ぎ去った歴史を語るよりも今はまだ
寄り添い共に歩む事になった奇跡みたいな今日より先を
より良いものにしたい気持ちの方が
優先度が極めて高いので自然とそうなってしまう。

きみが、約束を好む気がすると気付いたのはいつだったか。
未来の約束をまっすぐ受け取るようになったのはいつか。
……最初からではなかった気がする。

そんなわたしのもとで新しく変わってゆく
あたらしいきみを知ることの方が
大切なことのように思えて、満たされてしまうので
昔話をする機会は今のところ、まだ、なさそうだ。*]
(-13) 2021/01/07(Thu) 6:43:31

【独】 図書館長 アザレア

>>3:99 
[経営が多分祖父か父あたりの私財で賄われている
趣味の図書館の代表として名前をおいているだけのわたしに
仕事らしい仕事なんてあるはずもない。

何かがあった時に一時的に責任を取るためにいるだけで
基本的には不在でも勝手に回るし
金持ちの道楽なので予算を何処かからかき集める苦労もない。

なんなら全部どこかに寄付して手放してもいいが
他にやりたいことがなく暇だから押し付けられていることを
なにかをやりたいという気持ちもないので引き受けてそのまま
随分ぼんやり歳を重ねてしまったせいで
今更他にできることが見当たらないだけだとは言い出し難い。

親の金が有るだけの無能なボンクラである自覚くらいはある。
しかし今更新しい何かを始めることに
気力と時間と体力を削ることで得る何かよりも先に
きみと過ごす時間の有意義さを知ってしまえば
甘えられる状況に甘えていることに悔いはない。
詳らかにきみに話せるかといえば話は別だが。

いずれ相続することになるかもしれない諸々や
今現在ろくに働いていないのにそこそこ贅沢に
暮らせているちょっと異常な私財の話は
いずれしなければいけない気がするので
ばれるのは時間の問題かもしれない。*]
(-14) 2021/01/07(Thu) 6:46:03

【独】 図書館長 アザレア

/*
削って捨てたら全部ちょうだいっていわれそうだなって
思い出したから消す前の削ったの供養してみるテスト。
(-15) 2021/01/07(Thu) 6:46:58

【人】 図書館長 アザレア

[客観的な『色気』とかいうものを酷く気にしていることは
何となく認識しているが理解はし難い。
きみの魅力を唯一理解していればいいわたしが
そのままのきみに問題なく興奮するのだから
何を憂う必要があるのかはわからないし

……きみがその不安を抱く最大の要因が
二重の意味での

わたしの手の遅さにあるなんて知りもしない。]


 こたつでアイスが最高みたいな原理だろうか。
 寒いところに暖かいものがあれば
 より素晴らしく感じたり……
 人に見せられない無防備な姿になる場所をあえて
 外に存在させることで得る開放感だとか……?

 
[人に見せられない無防備な姿を少し恥じらいながらも
隠すことなく見せてもらえる間柄なんだよなぁと
改めて噛み締めることを『魅力を感じる』と呼ぶなら
特に否定する要素はない。

多分彼女の求めている魅力とは違うなんて
わたしが正しく理解するはずもないが
勿体ぶるように随分と遅くなった着替えの速度に
見せつけられているような心地を覚えるのは
完全に欲目であることくらいはわかったし
それは正しくきみの求める『惹かれている』ということで
相違ないのではないかと思う。……たぶん。]
(0) 2021/01/07(Thu) 6:50:18

【人】 図書館長 アザレア

[わりときみへ抱く興奮を隠しもしていないし
触れることにもこんなにも遠慮がないので
少し慎んだほうがいいだろうかと思っているくらいで
わたしがきみに魅力を感じていないのではないかと
不安を覚えているきみとは全く噛み合っていない。

きみから求められているのか、或いは
未知の経験への恐怖をまだすこし抱かれているのか。
疑問に感じているわたしの感覚はそのまま
複雑なきみの心情なんだろうなぁと最近思う。

だから、或いはこのまま強引に求めても。
きみは恥じらい戸惑うだけで拒まないのだろうし
なにもしなければ
ほんの少しの不満を抱きつつも安堵するのだろう。

どちらが正しいのかわりといつも悩む。
自分がどちらを望んでいるのかも酷く複雑だった。
ぎりぎりのバランスを綱渡りしている感覚………

……そこから、一歩。
踏み外しそうになっては、躊躇う。
安牌の『現状維持』はいつだって魅力的で
今度もまたその誘惑に負けた。

物足りなさを覚える現状に一番安堵しているのは
きみよりもわたしの方であることは間違いない]
(1) 2021/01/07(Thu) 6:50:57

【人】 図書館長 アザレア


 ひとにみせるものではない肌着、が靴下で
 その下の肌が、素足だとか……そんな感覚かな?

 わたしに染み付いているものも酷く半端な習慣だから
 あまり定かではないのだけれどね。


[幼い頃の習慣は抜けにくい。
けれどきみはわたしの傍で随分変わったよね。

わたし好みに変わる必要はないと告げた舌の根も乾かぬうちに
そんな言葉が零れそうになって飲み込んだ。]
(2) 2021/01/07(Thu) 6:51:50

【人】 図書館長 アザレア

[或いはそれこそが……
相手の望む形に柔軟に変わってみせることこそが
彼女が幼い頃にその身に染み込ませた習慣なのかもしれない。
そうとなんとなく気付いている理性が寸でのところで
浮かれて滑りそうになる口を噤ませる。

わたしを喜ばせようと思ってくれるのは純粋にうれしい。
わたしもきみにそう思うからこそ、余計に。
同じ気持ちでいてくれる喜びが重なって、
幸せな気持ちにさせてくれる。

けれどべつに100%わたしの望むきみでなくたって
きみに惹かれた事実は変わらないのだと
伝えることはわたしを喜ばせようとしてくれるきみの
努力を踏み躙ることになるのか……

考えても答えを出すのは難しい。

わたしだって、きみをよろこばせようとしてしたことに対し
「そんなことはしなくていい」と言われるよりは
「うれしい」と喜ばれる方がいいに決まっているから難しい。

正解は今日もわからないままだった。]
(3) 2021/01/07(Thu) 6:52:55

【人】 図書館長 アザレア

[柔らかな胸元をあひる共が押しつぶしている。
無機物の分際でうらやましい限りだ。

膨らみが足りないときみはしきりに気にしているが
誰にも許さぬ場所に触れることを許される事にこそ
興奮するのだから質量が如何なんて些細な問題だ。

『誰にも』に子供たちが含まれていないことに
強い憤りを覚えるが今はその話ではないね、ない。

お湯に手で触れただけで何故だか
信じられないものを見る目を向けられた。
なぜだ。衛生面の問題だろうか。]


 貴重かどうかよりもきみが安らげる温度であるかが
 一番重要なんじゃないか。
 心地よく寛げる温度が一番だ。が。
 ここのお湯を例えば雪を放り込むでもして
 温度を下げるわけにもいかないしなぁ……
 

[無理はしないように。心配のまなざしを向けるが
慣れてしまえば気持ちよさそうなので杞憂だったようだ。

かけ湯くらいは家でもやるだろう?しないのかい?
それこそ子供の頃からの習い性なのだと思う、多分。
眼鏡?あれはほぼ老眼鏡なので。割と見えているよ。]
(4) 2021/01/07(Thu) 6:54:47

【人】 図書館長 アザレア

[割と見えているが鮮明ではない
雪化粧彩る絶景の庭よりも
目の前のきみの方が魅力的だったし
なんなら鮮明に見えていたってきっと
きみの方が変わらず魅力的なのだと思う。

きみがどんなに否定したってわたしにはそう思えることは
変え様のない真実である事はきみにはきっと理解されない。
けれどわたしだけが知っていれば
これといって問題ないので別に構わない。

見るだけでも最高なのに触れるのだから
まさに至高のひとときだ。
きみがなんの警戒もしないのがまた素晴らしい。
その無防備さが誰にでも振りまかれそうなことには
思わないことがないでもないが。

互いに築いた信頼が、信用が
きみの身に染み込んでいる証なのだろう。
……と、思いたい]
(5) 2021/01/07(Thu) 6:58:10

【秘】 図書館長 アザレア → きっと教育係 キネレト

[その信頼を裏切る心地で仕掛けた悪戯は
甘ったるくも切なげに溢れる吐息の音で許される。
心に浮かんだのは、許される関係への充足ではなく
知っていた結果への安堵だった。

きみがゆるしてくれるだなんてこと、とっくに知っていて。
知った上でその許しが欲しいだけだ。
ああ、またやってしまった。
微笑む厚い面の皮の下で罪悪感と自己嫌悪を持て余す。

きみを一番に想っていれば
きみの一番でなくとも構わないはずなのに
やたらときみの一番や唯一に拘る癖はなかなか抜けず
度々こうした子供じみた試し行動を引き起こす。

きみは気付いているのだろうか?
或いは子供たちの相手で慣れてしまっているのかもしれない。

きみが許してしまうから。
そんなふうにきみのせいにして、自分に言い訳をして
そうまでしないときみに触れることすら出来ないわたしなんて
どうかきみは、知らぬままでいてくれたらいいのに

そう願う気持ちの強さだけで平静を装っていれば
貫く嘘が誠になって自己嫌悪を覆い隠した。

何もなかった顔で、恥じらう彼女に目を細めて意地悪く笑う。
きみはどうか、しらないままでいて。]
(-16) 2021/01/07(Thu) 7:00:10

【秘】 図書館長 アザレア → きっと教育係 キネレト

[苦い思いを見ないために興奮で塗り替えて
じわじわと鼓動が速まっていくことに安堵する。

いとしいひとに触れることを純粋に求めただけの
欲に忠実な愚かな男になりきる。嘘ではない。
その顔も確かに自分の一面だから
それだけであるかのように徹するのも簡単なことだった。

自分の指に感じて欲しいと思う愛おしさと
ささやかな嗜虐心が綯交ぜになって
きみの反応がより大きくなる場所を濁るお湯の中、指で探る。

何度も教え込んだ触れ方で執拗に
彼女も知らなかった官能を目覚めさせた指で触れる]


 声、……がまんしなくて良いんだぞ……?
 なに、どんなに愛らしい声で誘われたとて
 いまはまだ、お預け中の身だ。心配しなくていい。

 …… ああ、可愛いな。わたしのキネレト。
 もっとその声を聴かせて欲しい……


[綺麗なものではないと、彼女が少し劣等感を抱く足の傷痕も
色気が足りないと嘆く肉付きの薄い脹脛も、太股も
もうすっかりこの掌に馴染むくらいに触り慣れて
同じだけ触られることに慣れてしまったきみが
その先を想像しているのかと思えば歪んだ充足を得る。]
(-17) 2021/01/07(Thu) 7:01:15

【秘】 図書館長 アザレア → きっと教育係 キネレト

[求めることは、触れることを許すことと同義だ。
きみが許してくれないと、触れることすらできない。

互の同意を以て及ぶ行為であるから間違いはないのに
わたしの歪んだ欲求のせいで何かが違っていることに
気付きながら、目を瞑る。

きみはどうかしらないままでいて。

そう乞い願う裏側で……
気付いて。そして知った受けで受け入れて欲しいと
愛情を測っていないと不安で押し潰れされそうになる
きみには見せられない子供のままのわたしが
きみに甘えてぐずっているようだった。
]*
(-18) 2021/01/07(Thu) 7:03:21

【念】 図書館長 アザレア

>>-11
きみすぐついてきてしまうものなぁ。
ああ、いや、責めているわけではない。
一緒にいられて嬉しい。が……

形式だけとはいえきみが処刑されているのは……
でも以前の犠牲者よりは響きがましか…悩ましいな。
(!1) 2021/01/07(Thu) 7:06:01

【念】 図書館長 アザレア

[>>!0ぎゅっぎゅしたままおふとん潜ろ。
エピでもよろしくだなんて言わずにその先も末永く。
この手を離すつもりはないので諦めて欲しい。ぎゅ。]
(!2) 2021/01/07(Thu) 7:07:21

【独】 図書館長 アザレア

/*
>>-22
とてもわかる。かわい。うれし。しあわせ。
けどなんでそんなに愛されてんのかは
当事者なのにさっぱりわからん。なぞ。
(-33) 2021/01/07(Thu) 22:36:51

【念】 図書館長 アザレア

[きみがどこまでもついてきてくれることも
きみがこの手を握り返してくれることも
諦めるも何も、わたしにとっては
ご褒美であり、救いでしかないんだけどね?
どうやら認識にずれがあるらしい?]

しっているとも。
だが何度聴いてもいいな。
何度でも言ってくれ。

きみももうとっくに知っていると思うが。
何度でも聞いてくれるだろうか?

愛しているよ、キネレト。


[物理的にちょっとおピンクにしてみました。
恋窓がないからね、仕方ないね。
おピンク色の声色がどんな音色だったかは
ご想像にお任せ致しますね。

きみにひつようだからでなくて
わたしがしたいので自分勝手なキスをする。
に、ちゅ。]
(!5) 2021/01/07(Thu) 23:18:44

【念】 図書館長 アザレア

お義父さん(※ラ神)がきびしい。
あーる15の世界線に帰れと言われている気がする。
(!6) 2021/01/07(Thu) 23:19:39

【念】 図書館長 アザレア

[別の窓ではわたしこそがパパだった気がするので
わたし以外をきみがパパと呼ぶことへの違和感すごい]

お……、っと、珍しく積極的だな。
ふふ、さてはきみ、寝惚けていて
自分が何をしているか理解していないだろう?

[怖々と触れてくる舌先を掬い取るよう迎え
表面を擦り合わせて唾液の味を混ぜ合わせる。
柔らかく、優しく、……言ってしまえば生温く
微睡みの延長みたいな口付けの最後に
混じった唾液で軟らかく湿った唇同士を重ね合わせて
ちゅ、と随分と可愛らしいと音を立てて啄んだ。

これで満足かい?わたしの眠り姫。
無理に目覚めさせたりなんてしないから
眠いなら寝てしまいなさいね。ねんね、ねんね。]
(!10) 2021/01/08(Fri) 0:55:39

【独】 図書館長 アザレア

/*
絡むより前に我々は露天風呂を満喫して
かつ上がらないといけませんね。
お食事終わってお布団敷いて貰った後まで
あーる15なんですって。

キネりんとさんおつかれさま?
すれ違いですまぬ。
(-91) 2021/01/08(Fri) 22:09:52

【人】 図書館長 アザレア

[愛し方は多分知っている。
惜しみない愛情を与える方法も。
多分、そうして育てて貰った。

けれど受け取り方は終ぞわからないままなんだ。
そう伝えればきみは驚くだろうか?]
(30) 2021/01/09(Sat) 8:46:36

【人】 図書館長 アザレア

[抱きしめられても縋ることを知らない子供だった。
そう在る事を強要された覚えはないから
もとよりそういう性分だったのだと思う。
安らぎや喜びを得るよりも
どうするのが正解なのかばかり考えていたと思う。
正解かわからないまま身体だけ育って
わからないままそうされることもなくなった。

『良い大人となった今は撫でられるだけで気恥ずかしい』

確かそんな風に言って触れられることを辞退しようとした
きみに何を思ってそれを押し付けたんだったか。

『気恥ずかしさを覚えるのが正解だったのか』
そんなことを頭の片隅で考えたこともあったのかもしれない。

抱きしめられる腕の中で、気恥ずかしさを抱けば
抱きしめてくれた父や母はそこにわたしの成長を感じ
喜んでくれたのだろうか?

なにか見返りを求められていたわけではない。
上手く受け取れず、何も返せないわたしを
それでも変わらず愛し育ててくれた。

ただ、何も返せなかった自分を悔いているだけだ。
与えてくれた分だけ何かを返したかったのだと思う。
何を返すのが正解かもわからないまま。]
(31) 2021/01/09(Sat) 8:46:57

【人】 図書館長 アザレア

[相変わらず受け取るのが下手くそなわたしは
きみが与えてくれるものも与えてくれようとしていることも
ちょっと驚くくらい派手に取りこぼす。

ただ押し付けて、受け取って満たされるきみの姿に
安堵して、そこでおわりだ。
愛した分と同じだけ愛されているのだろうという
理解は頭の中にあっても
それをどう受け取るのが正解なのかはわからないままだ。
どうしたら受け取れるのか、わからないままだ。

そもそもそんな状態でどうして愛されているのかわからない。
愛されていていいのか考えるのは漸くやめた。
よくなくたって、きみはわたしを愛してくれるのだと思う。
与えた分だけ、律儀に返してくれるのだろうと思っているから
押し付けてでも与えておけばひとまずは安心できる。

受け取るのが下手くそなわたしは
ちょっと驚くくらい派手に取りこぼしてしまうから
わたしが押し付けるから、同じだけ返してくれるのではなくて
たとえ最初はそうだったのだとしても、今はきっと
何も差し出さずとも与える以上に
惜しみなく与えてくれるだろうきみの想いも、なにもかも
これっぽっちも上手く見えていないのだろう。]
(32) 2021/01/09(Sat) 8:48:38

【人】 図書館長 アザレア

[だって理由がわからない。
愛されるに足るなにかを、わたしはきっと持っていない。

きみがもし同じことを言えば
例えきみが何も持っていなくとも
わたしが勝手に愛したいだけなのだと
きっと淀みなく答えるのだろう。

同じことだと頭ではわかるのに、何故だか
不器用な感情はついていってはくれないままだった。]
(33) 2021/01/09(Sat) 8:48:58

【人】 図書館長 アザレア


 暖かさを享受できる幸せに抑圧された日常からの脱却か。
 時々難しい表現をするよな、きみは。
 ……だからきみのところには文学少年少女が多いのかな。
 言葉に興味を持たせるのが上手いのかもしれないな。

 教育係の鑑だね。


[単純に他の娯楽が少ないからと、近くに図書館があるからが
本に触れる最初の理由なのかかもしれないがそれだけなら、
触れてみて合わなければそこで終わる筈だ。

小さな利用者たちが足繁く通ってくるに至る経緯の謎に
きみを据えてみると案外しっくりきて
実際のところなんて知らないけれど、
ひとり、勝手に納得してしまった。

子供たちに言葉に親しむ切っ掛けを与えるきみは
わたしにひとを愛する切っ掛けを与えてくれたひとでもある。
そういえば話の切っ掛けを作るのも上手かったなぁなんて
いつもわたしの周りを賑やかにしてくれるのは
きみだったことを思い出す。]
(34) 2021/01/09(Sat) 8:50:07

【人】 図書館長 アザレア

[ただ愛するだけでなく
愛されることを上手く受け取る切っ掛けも
いつかきみが与えてくれるのだろうと
根拠もなく、確証もないのに何故だか納得できてしまった。

不安があるとすればその切っ掛けを活かせるかどうかだが、
きみは根気強いから一度で駄目でもまぁ大丈夫だろう、なんて
いつまでも付き合って貰うつもりでいる無意識の自分には
今はまだ気づいていない。

方向性に少々問題はあれどそれだって
与えられる愛情を受け取った上で
それが尽きることはないんだと疑わず
甘えている事に相違はないんだと
今はまだ、理解することもないけれど、

いずれ、気付ける日も来るだろう。
遠くない未来に、恐らくは。]
(35) 2021/01/09(Sat) 8:51:27

【人】 図書館長 アザレア

[確かめないと躊躇ってしまうきみと
確かめることで安心を得るわたしと
確かに似ているが、随分違うのに、
やっていることは同じなのだから不思議なものだ。

求めれば受け止めてくれることを
理解したらそこで満足してしまうわたしと
どこまで求めていいのかわからず
確かめている途中のきみとの間で
夫婦らしい行為はじつに半端なままになっている。

別段どこかを最後と定めてゴールを目指すものでもないが
何の障害もなくお互い合意の上なのにいつも
互が「途中」と感じている程度で終わる行為に
いい加減不安を抱かせているんじゃないかとは思う。

思いはするが、思うだけで。
なんとなく今まで来てしまったので。
今日こそは、と。思わなくもない。

きみもそう思っているのかと思うと割とそれだけで
興奮できてしまうので、別に難しいことではない。
変な見栄を張っているだけだ。

例えばそう、今こうして裸を晒す行為と同じに。]
(36) 2021/01/09(Sat) 8:52:00

【人】 図書館長 アザレア


 きみが恥じらう様は可愛らしくて、
 なんというか、とても、目の保養になるから
 これは理解しないままでいてくれて構わないが。

 ………しっているかい?
 こういうのは恥ずかしがった方が余計恥ずかしいんだ。

 嘘でも堂々としていたほうが案外気にされないものだと
 頭で理解しているからこその振る舞いというか……


[まぁ、つまりは。当然恥らいくらいはあるわけで。
けれど女性の抱くそれよりは随分緩いものだとは思う。
なんせ性的な目で見られる要素も機会も極端に少ない。
今現在肌を晒しただけで如何わしい目を向けられているきみと
わたしとの顕著な差がいい例だと思う。

恥じらう割にはその辺りへの危機感が
彼女の中で大分希薄なのが不思議でならない。
そういう視線に脅かされることなく
ここまで育ってこられたからなのか
無防備が過ぎて気付いていないだけなのかは
彼女の場合、なかなかに怪しいところだ。]
(37) 2021/01/09(Sat) 8:54:33

【人】 図書館長 アザレア



 きみは、きみ自身の魅力を
 もう少しくらいは理解したほうがいいと思うぞ?


[これからその魅力を遺憾無く発揮しようと企んでいるなんて
知る由もないから年頃に成長した娘を
心配する父親みたいな目線になった。

そういう目線こそが彼女の不安を更に煽るかもしれない
なんて、唐変木が気付くことはない。]
(38) 2021/01/09(Sat) 8:55:35
 




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