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【人】 Lost Story セレスティア[幼い頃に言い聞かせられた どこかの誰かの英雄噺を夢のどこかで思い出す。 ぼろぼろの世界の中で輝く 不屈の心に ぼろぼろになった身体の儘 立ち上がり ゲームみたいにセーブポイントもないけれど どこか物語みたいに収まりが良くって どこか作品みたいにきらきらしていて どこか小説みたいに─────……、] (419) 2019/04/10(Wed) 1:26:14 |
【人】 Lost Story セレスティア[カメはのろいだろうから、きっと追いつけやしないさ。 …………ううん、違う、違うよ。 カメはのろくても、ずっと歩いているよ。 うさぎが眠ってる、そのすきに。] ( 自分ひとりが抗ってると思わないでね。 みんながみんな、悪夢の終幕が見たくて 精一杯 頑張って抗っているんだから! ) [だから────……、 ……なんて大口、とても言えそうになくって だから、私は口よりも行動で示すことにしたの。 迎えるのはエンドロールなんかじゃない。 始まるのはアンコールってものでもない。 ……背負いたがりの誰かさんと私が閉じた、>>159 舞台の終焉の裏っ側、新しく巻かれたフィルムを覗く。] (423) 2019/04/10(Wed) 1:40:04 |
【人】 Another Story セレスティア人生にゴールはありません! “ Lost Memory ” 平和に終わった筈の生き残った男の子の歴史だって もっともっと長い長い その先があったように うさぎとかめの物語だって その先の話が きっときっと あるはずでしょう? ……私たちの秘密はきっと まだまだ終わらないんだって! “ Another Memory ” ( だから、そう、これはね。 あの蒼い綺麗で素直じゃあない狼が学び舎を去って 数年経って 残された私たちが歩む 後日談。 ) (424) 2019/04/10(Wed) 1:48:05 |
【人】 Another Story セレスティア[忘却の雨の中、たったひとりで傘を差し、 紫色のラナンキュラスの中に、 橙色のラナンキュラス も見つけた気がしてたったか、蜃気楼に消えていく惨劇の中を駆け回る。 忘却だけでは納得がいかないでしょうから、 その背負い込んで重たい震える指先に掌重ねるように 治癒の魔法を重ねて、上に被せていった。 タイム・ターナーをひっくり返すわけではないけれど 誰もが夢見る死の秘宝の、ちょっとズレた使い方。 規格外だって言われるかもしれないけれど ……どうせ忘れるんだったら 一緒でしょう? 貴方が背負った筈の罪を一つ残らず消してしまえば 背負いたがりでも背負えなくしてしまえば きっと前を向いて歩いてくれるって、信じてるから。] (425) 2019/04/10(Wed) 2:03:20 |
【人】 Another Story セレスティア “秘密は分け合ってこそ秘密になるよ” ( 貴方は、ひとりぼっちじゃないよ。 ) ……一緒に前を向いて、歩いてみない?* (426) 2019/04/10(Wed) 2:04:58 |
【人】 Another Story セレスティア ―― ボールドウィン家 ―― [部屋の窓から差し込むのは、 狼も叫びだしてしまいそうな月光なんかじゃない。 春を溶け込ませたにしてはまだほんの少し寒くて 冬がこびりついているというにはまだ少し優しい、 そんな4月の柔らかな陽光。] …… は 、 !? オ〜〜〜〜マイガ〜〜〜〜〜!! 眠っていたのデスヨ、まだ何にも終わってナイノニ! [涎の垂れた頭を勢いよく上げてしまえば 丁度頭上の棚の上に乱雑に置かれた大鍋か崩れて 真白の頭を直撃し、また下がっていってしまった。 幾分か成長した座高は18歳にしてはまだ低すぎるくらいで ぶかぶかのローブは13歳の時とサイズは全く瓜二つ。 成長期はすっからかんの頭にある筈の知識と一緒に 狼と出会った湖の底に沈んでしまったのかもしれない。 もうすぐ少女がうけることになる筈の “めちゃくちゃ疲れる魔法テスト”対策用の羊皮紙は 先ほどの涎を吸い込んで最早勉強どころではなかった。] (427) 2019/04/10(Wed) 2:16:52 |
【人】 Another Story セレスティアアレクサン、 アーレークーサン! おねんね終わりデスヨ、勉強教えてくだサイ! セレスこのままじゃ罰則追加デスヨ! ( 既にあるのが確定しているのはノーコメントで! ) [振ったら菓子が出てくるとでもいうように 隣の彼を力の限り揺さぶって覚醒を促そうとした。 「どうせ家でも一人で寂しい休暇なんだから 誰かのおうちに時間いっぱい泊まってみたい!」 そんな軽率な発想から始まった勉強合宿という名の春期休暇、 セレスティア・オハレは彼の家に転がり込んでいたのである。 意味合いの違う衣擦れの音がやや激しめに室内に響き渡る。 ほんの少し焦りを帯びたかんばせは次第に頬を膨らませ、 少女は目の前の相手の顔を覗き込もうと顔面を近づける。] (428) 2019/04/10(Wed) 2:26:23 |
【人】 Another Story セレスティア( ……うなされてる? ) [むくれて顰めた眉尻をすぐさま解いて。 コバルトブルーの硝子玉がすう と細められた。 ……人が苦しんでいる顔はあまり好きではなかった。 特に“彼”に関してなら、特に。 ( 昔のことを思い返したってどうにもならないのに、 時々、彼は自分の選択に酷く後悔するときがある。 ……自分が正しいって思って歩いてたくせに。 ) 揺さぶっていた腕から力を抜いて、 プリズムの輝きのように眩い髪に指先を滑らせてから そ 、と微睡んでいる彼から一旦離れていた。] ……仕方がない人デスネ〜〜〜〜〜〜〜 [こういう時は、とっておきだ。 魔法薬学で居眠りをした時に先生によく喰らわされる ・・ アレを使えば、きっと眠りから覚めてくれる筈。 自分が実験台になっているからわかっているとでもいうように 自信満々に片手の親指と中指の先をひっつけて、 丸めて、思いっきり ぐ ぐッと力を込めて─────……] (429) 2019/04/10(Wed) 2:37:02 |
【人】 Another Story セレスティア[─────…… ぱ ッ ちィん!!!!!!] [ セレスチャン必殺・デコピン攻撃。 ( ジャパニーズ・マグルの間では ニンポウ・チョークアタックなるものが王道であると そんな熱い話を聞いた気がするが 生憎ここにあるのは羽ペンとインクだけだった! ) いい音が鳴った額は痛みそうだが、彼の覚醒は促せたのか、どうか。 寝起きの感想を聞きたいとでもいうように再度顔を近づけて、 目覚めた彼の視界にうさぎのドアップが見えるように 位置調整でもしておこう──そんなつもりはないけれど!]** (430) 2019/04/10(Wed) 2:41:03 |
【独】 Another Story セレスティア/* 定期的にセレスの顔でネタを言わないと死ぬ病気か?????? 大遅刻すみません〜〜〜〜〜!!!!!うえうえ 再演久々〜〜〜〜〜!!!アレクくんありがと〜〜〜〜〜〜〜〜!!!! https://www.youtube.com... イメソンぽいっちょ (-141) 2019/04/10(Wed) 2:44:14 |
Another Story セレスティアは、メモを貼った。 (a46) 2019/04/10(Wed) 2:47:51 |
【独】 Another Story セレスティア/* こいつ別に恋愛とかぜんっぜん考えたことないしバルサンにもアレクにもそんな感情ないけど彼に関しては勝手に友達以上だとは持ってる節あるよね (-227) 2019/04/11(Thu) 12:21:55 |
【人】 Another Story セレスティア[別に全てを明らかにするべきだとは言わない。 その傷を見るまでこちらも察しがつかなかったのだから、 言われてみれば此方だって 簡単に彼を置いて逃げてしまえる側なのだ。>>532 なにもできない無力な己は 「やることがある」だなんて銘打って、 こんな崩れかけた世界の中での隠れん坊を エゴの塊のように続けていたから、 大それたことなんていえないのだけれど、] ( わかってたならわかっていたで、 誰かに打ち明けるだとか、 なにかできなかったのかなって、今でも思う。 勿論お笑い種になっていたのだとしても、 私たちにだって、何かできたかもしれないのに。 ……貴方と繋がっている血のひとが 呪いと無関係なのに、蛇の首を落としたように。 ) (727) 2019/04/12(Fri) 1:07:25 |
【人】 Another Story セレスティア[だからこそ、あの時、あの玄関ホールで 私はぼろぼろになっていた貴方に問いかけた。 もう後戻りできないくらいに壊れかけたこの場所で 貴方自身が幕を下ろす覚悟があるかどうか。 自分を信じて走り抜けていけるのかどうか。 たったひとつにまとめた大雑把な言葉で。] 「 ねえ、アナタは。 何をするデスカ? 」 ( 忘れた、なんて言わせない。 もし言ったなら、私に渡した思い出し玉を そっくりそのまま返してあげる。 茨の道でも進み続けるその足を 自ら無駄だったと折ることを 私が決して許しなどするものかっての! ) (728) 2019/04/12(Fri) 1:07:29 |
【人】 Another Story セレスティア“restoration” “chance” “power” “forgiveness” “renaturation” ありったけの幸福を蘇らせようか。 “tough” “shine” “guide” “play” (730) 2019/04/12(Fri) 1:07:35 |
【人】 Another Story セレスティア( ……灼け付き 焼け付き 罪の意識が跡となって剥がれなくなる前に。 ただ転がすだけの石に願いを込めて、 貴方の頭上に希望の光を注ごうとした。 人は誰だって強くないし 一人で生きていける人間なんてそうそういない。 勝手な使命感に頽れる必要なんかない。 だからこそ、私は共犯者にまでなって “これから”を繋げているのだけれど。 )* (731) 2019/04/12(Fri) 1:07:40 |
【人】 Another Story セレスティア( 初めて海を渡ったのは、 父親に見送られながら、 愛しき米国の地を離れ、この場所に来た時。 それっきり大きな外出をしなかったものだから、 直ぐ近くの料理が美味しい国の凱旋門も、 花開く美しい街並みも知らないまんま。>>538 少女が微睡んだ狭間で覗いたものは 酷く朧気で曖昧なものだったけれど、 塗りつぶされた世界の中で 必死に息をして、足掻いて、生きる人たちがいた。 ) ( まるで昔の私たちみたいに 終わりのない迷路を只管に前進し続けてた。 ) (733) 2019/04/12(Fri) 1:42:30 |
【秘】 Another Story セレスティア → Another Stigmata アレクシス( 共犯者だからこそ、その袖を掴めた。 ……本当にそうできたかは定かではないけれど、 正確には “そうしようとした”だけで、 聞こえた声にほんの少し首を傾げながら。 視線は変わらず、真っすぐに。 問いかける言葉はいつまでも変わらない。 ほんの少し流暢な言葉ではあるけれど、 ) (-279) 2019/04/12(Fri) 1:42:34 |
【秘】 Another Story セレスティア → Another Stigmata アレクシスじゃあ、貴方は。 そこでなに、してるデスカ? ( 滅んでしまったのだとしても、 前を向き続けたからこそ そこに立っているんでしょう? ) (-280) 2019/04/12(Fri) 1:42:37 |
【秘】 Another Story セレスティア → Another Stigmata アレクシス( 狼を失った死ねないうさぎは、 直せなかったことに混乱したのかもしれない。 守ってくれる誰かがいないと 無力で、すぐに流されてしまうのかもしれない。 或る意味、彼女もいっしょなのだ。 かの地で燃え尽きた同じ色の髪の少女と。 親なしで、弱くて、幼くって…… とってもひとりじゃあ生きていけないような。 英霊の器になんて到底なれない脇役が 剪定される荒波に呑まれて消えたのだとしたら きっとそこにいない事実も頷けようか。 だからこそ問いたかったのだ。 貴方の信念を、覚悟を、抱え込んだ苦悩を。 ) (-281) 2019/04/12(Fri) 1:42:43 |
【人】 Another Story セレスティア[「日刊預言者新聞」は、ほんの少し苦手だ。 マグルを痛烈に批判したと思ったら、 掌返して特集を組むこともある。 コロコロ変わる世論はいいように弄ばれていて 正直読んでもいい心地はしない。 眼が飛び出そうな見出しの記事には目もくれず>>541 少女は寝坊助の青年を起こすことに全てを注ぐ。 全ては単位のため、成績のため、 そして───先生のお説教と罰則回避のため!] ( 正直試験の大変さよりも たっぷり一時間、魔法薬学の教室で正座して 正座して教師の言葉を浴び続ける方が めちゃくちゃ疲れるんじゃないか、とは 口が裂けても言えないことのひとつである。 ) (734) 2019/04/12(Fri) 1:42:47 |
【人】 Another Story セレスティア[感謝をすべき境遇を受けているというのに>>541 それを知らんと仇で返すような行為は>>542 きっと天国の父親も苦笑いが隠せないでいるかもしれない。 吠えメールを喰らったような顔をしている>>543 彼の顔に思いっきり鼻先を近づけて、 その思い瞼が開くまで、次回はどう起こそうか、 いたずら専門店にチョークは売っていないか、 とか失礼にもほどがあることを思いながら 呑気な朝の挨拶を眼前に浴びせて、へらり笑った。] ぐっどもぉにんぐ、アレクサン! …………?だって起きなかったんダモン、 心配して顔も見たくなりマスヨ! [アメリカ訛りは随分と慣れてきてはいるが、 矢張りほんの少し難しそう。 二十歳にして情けないビビり具合は>>544 常日頃であるかのように受け流し、言い訳を重ねれば 続けられた言の葉にさあっと青ざめた。>>545 「罰則」、世界一苦手な言葉である。 羊皮紙いっぱいに反省文を書かされるのか、 禁じられた森行きなのかは兎に角、どれも楽しくない。 進捗のしの字も無いすべきものだらけの課題の山に 白い頭を抱えて唸りながら身をよじらせた。] (735) 2019/04/12(Fri) 1:55:32 |
【人】 Another Story セレスティア[彼の睨め付けも、お小言よりも。 定位置にスマートに戻された魔法の方に目が行って 移動する大鍋を口を半開きにして見つめていた。 目を輝かせて彼の方を振り返れば、 随分と調子の悪そうな鈍い動きに>>546 飛び出かけた賛辞の言葉をひょい、と口内に引っ込める。 魔法生物学者を伊達に目指していないわけじゃない。 座学は悪くても観察眼だけは一人前にあるものだから、 近い人の細かな変化でさえ目について気になるもので、] (736) 2019/04/12(Fri) 2:01:21 |
【人】 Another Story セレスティア……アレクサン、なんかありましたカ? さっきもうなされてるみたいでしたシ。 調子、悪そうデスヨ、気のせいデスカ? [まるで朝食にオートミールを希望するみたいに、自然に。 唇から零れ出たのは、彼を労わる心配の表現。 困り眉とコバルトブルーのふたつのまなこが 彼の黒い瞳に向けて細められていた。]** (737) 2019/04/12(Fri) 2:03:51 |
Another Story セレスティアは、メモを貼った。 (a77) 2019/04/12(Fri) 2:08:48 |
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