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【雲】 宮崎暁[ 扉を挟んだ向こう側で 子どものはしゃぎ声がする。 穢れを知らない世界の裏側で 僕達は密かにお互いを穢し合う この場所は、泥沼に肩まで浸かる そんな危うさと似た甘い匂いがして。 ダッフルコートの紐に手をかけて いつもより余裕がなかったのかと思わせる それでも可愛らしい私服を晒すと スカートの裾を掴んで結月の口に運ぶ。 感情の赴くまま、 結月に晒させた太腿の奥に指を這わせて お互いの顔を近づけると 結月にそうさせたように僕も裾を口に咥えた。 ] (D8) 2024/06/26(Wed) 23:42:22 |
【雲】 宮崎暁[ お互いの息遣いが惜しみなく伝わる距離。 ミツバチが花の蜜を欲しがるのと同じ、 冬なのに暑くなるぐらいの ただの前菜が堪らないくらい心地よくて。 身を寄せられただけでも気分の昂揚を隠せない。 焦れていくと知りながら それすらも利用するつもりで 僕はこの時間を止められなかった。 ] (D9) 2024/06/26(Wed) 23:43:21 |
【雲】 宮崎暁結月はいつも、いい匂いする。 [ うなじに鼻先を沈めるようにくっつけて 見渡せば部屋を彩るのは思い出の数々。 嫌というほど見せつけられるんだ。 彼女にとっての僕という存在の大きさを。 思い知らされるんだ。 僕が君に対して重ねてきた罪の重さを。 ] (D11) 2024/06/26(Wed) 23:45:56 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月僕の思い出は結月でいっぱいだ。 僕が一緒にカフェに入ったのも プラネタリウムに行ったのも ゲーセンも、ボウリングも、全部… 「初めての誰か」は、全部結月だった。 (-4) 2024/06/26(Wed) 23:46:18 |
【雲】 宮崎暁[ 背を抱きながら手を前に回すと 結月との思い出を言葉でなぞりながら 先程の続きと言わんばかりに手を忍ばせる。 着ていたダッフルコートをはだけると 結月を守る布を 一枚、また一枚と無くしながら奪う。 愛情が足りなくならないように 合間に口付けを挟むと ベッドに座って膝の上に結月を乗せて 結月の身体に僕の指の感触を刻んでいく。 ] (D12) 2024/06/26(Wed) 23:47:08 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月好きな女の子に触りたくなるのも 我慢できなくなったのも、結月が…初めて。 [ 布一枚残さずに 結月をあられもない姿にしてしまうと あの日のように結月の身体に触れて 甘い甘い快感の波を呼ぶ。 それは空っぽの器に水を注ぐのと同じ 器から溢れてしまうくらい 僕という存在で君を満たしてしまいたくなる。] (-5) 2024/06/26(Wed) 23:48:18 |
【雲】 宮崎暁[ 膝の上のお姫様に献上した甘い刺激は 素肌の上から直に感じられるもので 僕の心に酷い乾きを覚えさせる。 たまらず僕は君をベッドに寝せると その足を掴んで ずっとされていた君の花園に口付けを捧げると 僕はこれから染める秘境を 舌の先で味わっていくのだった。 ]* (D13) 2024/06/26(Wed) 23:52:04 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月ご、ごめん……気にしないで……。 [ 言っといてなんだけど 相手のレベルの話って失礼な気が 今更ながらしてきてしまって。 上から目線みたいになっちゃったかなと 心の中でこっそり猛省する。 遊びのはずなのに どうして僕はこんなに本気で考えるのだろうか。 (-16) 2024/06/29(Sat) 20:32:03 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月僕もいつか 幸阪にそう思ってもらいたいなぁ… [ この時はまだ自信がなかったんだ。 僕は君のことを大切に思っていても 逆はそうできるとは限らないから。 人の心を貰えるってことは それだけ大きくて、重くて、嬉しいことだから。 それだけ責任も重い事なんだって この時は少しは分かっているつもりだった。 ] (-17) 2024/06/29(Sat) 20:33:29 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 初めて誰かと見たプラネタリウム 隣にいる君の顔が星の光に照らされて いつも以上に綺麗に見えた。 帰り際に一緒に買ったおそろいのストラップは 汚れてしまうのが嫌でずっと部屋に飾っていて。 当たり前のことのはずなのに 僕は幸阪からなにか提案をしてくれるのが 嬉しくて仕方なかったみたいだ。 きっとこの気持ちはずっと変わらない。 (-18) 2024/06/29(Sat) 20:43:30 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 目の前の小さな幸せが僕にとっては宝物。 思い出だって数えたら指が足りない。 下手ながらに練習したUFOキャッチャーは なんとか結月の前で格好いい所を見せられて。 僕の家の近くのゲームセンターの バスケゲームのベストスコアは 未だに僕達のスコアが記録されている。 ボウリングでは僕が勝って 子どもみたいによろこんだけど スコアは結月の五点差で五十歩百歩だったり 夏には死んでしまうくらい ドキドキさせられてしまって たじたじに、可愛い、と一言添えるだけで いつもみたいな青いことさえ言えなくて。 紡がれた青春の日記帳は 今も僕の心の中をいっぱいに満たしている。 ] (-19) 2024/06/29(Sat) 20:44:42 |
【雲】 宮崎暁[ 僕は、結月のことが好きだ。 自覚しているからこそ 今は甘く嬉しくて、苦しい。 僕の心を満たす思い出達は シルクのような君の肌に息を飲み 布が剥がれていくほどに 音も立てずに枯れていく。 (D26) 2024/06/29(Sat) 20:48:17 |
【雲】 宮崎暁[ 僕が履いていたズボンの 太ももに付いた痕はきっと……。 甘い悲鳴で訴える結月に こんな時でさえ悪戯心が顔を出す。 君の想像していないようなことをして 君を掻き乱してしまえばいいと 少年心にも似た愛情が舌先に乗ってしまうんだ。 ] (D27) 2024/06/29(Sat) 20:56:18 |
【雲】 宮崎暁[ 君を掻き乱すことに夢中になれば せっかく君が何か訴えようとしてくれたのも はじめは聞きのがしてしまう。 声色から溶けでる理性を絡めとって 蕩けた声が限界を示す。 呑まれた君が不安にならないようにと 力強く掴んだ指先が小さな痕を作ると そこでようやく僕は、君の声に気づいて。 ] (D29) 2024/06/29(Sat) 20:56:49 |
【雲】 宮崎暁[ 僕は蜜を吸うのを止めると、 指先を濡らしたまま結月の手を握る。 この先のことへ大きな期待を膨らませた 僕の身体はまだ触られていないのに熱くて 結月がどうするか しばらくは彼女に任せるつもりはあるけれど 戸惑うようならきっと僕は 綺麗なその指を手に取り誘導したことだろう。 (D31) 2024/06/29(Sat) 20:58:04 |
【雲】 宮崎暁[ 既に繋がりを求めて疼く身体を抑えて ねだる待宵、誘う冬暁。 結月に全てを委ねた僕は彼女の手を 目でそっと追いかける。 最低限鍛えてはいるものの 筋肉質とまでは言い難い身体を 結月の細い指が撫でていき、 太ももに触れられれば もどかしさに身体が震える。 手を誘導したら 僕がこの続きを求めていることも 結月は気づいくれたみたいだから。 ] (D39) 2024/06/30(Sun) 0:42:18 |
【雲】 宮崎暁[ 本当は、結月に言わせたかった言葉なのに。 結月が愛おしいあまりに 僕が先にその言葉を口にしてしまう。 どこまでしていいのかって 僕が逆の立場で感じていた戸惑いを 慣れない結月が感じなくていいように。 言葉にすれば、自分も熱くなるんだって 初めて体感することになった僕はというと 結月の目の前に晒すことになるもっと前に 既に大きくしてしまっていたのだけれど。 (D42) 2024/06/30(Sun) 0:43:46 |
【独】 宮崎暁[ 君のことを本当に好きになってしまってから 僕にはずっと戸惑いがあった。 前みたいな甘いやり取りを繰り返す時も こうして地獄の釜に足を浸している時も 僕にとって君はお姫様で 守りたい、大切にしたい、そんな存在だった。 だから僕はずっと自分が守るんだって 結月の前では気を張ってばかりだった。 それが僕にとって、幸せだったから。 ] (-31) 2024/06/30(Sun) 0:44:07 |
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