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【秘】 しもべ レグナ → ご主人様 マオ赤くなった頬も、上がる吐息も。乱れた髪も。 若草色の視線が合うのも。 愛でられるように撫ぜてくる指も。 流石にこんな状況になってしまえば、自身の中でも何かを感じずにはいられない。 「っ、……、 すきに、って」 此方も散々追いかけ回していた状況だ。 吐息は荒く、顔を真っ赤にさせ。 このままどんな願いをも叶えさせてくれるか、とも。 考えてしまうかのような。想像が過る。 けれども状況が状況だ。内心鳴っていた心臓を隠す様にして。 ▼ (-0) 2023/09/04(Mon) 0:31:53 |
【秘】 しもべ レグナ → ご主人様 マオ「だから」 浴衣の袖を通し、「先に浴衣を」 そのままあなたをコロンと回し、「着ろ!!」 貴方を起こし、整えて。そのまま帯を通す。 (-1) 2023/09/04(Mon) 0:32:42 |
【秘】 しもべ レグナ → ご主人様 マオ「あんたが着せろと言っておいて逃げ回るからだろうが」 櫛があるなら髪を整えるのも手伝っただろうし、 帯を緩くしろと言われれば、はいはいと言いながら緩くした事だろうか。 着せ方は強引だったが、きっといい感じに整った。 ▼ (-9) 2023/09/04(Mon) 14:19:03 |
【秘】 しもべ レグナ → ご主人様 マオ「ああ。……良く、似合ってるんじゃないか。」 あなたがくるりと回れば、ひらりと浴衣の裾が揺れるのが見えた。 全体が暗くまとまっている中、覗く若草色が映え、 実際良く似合っていると感じた。 ……この猫の様な男が、綺麗な姿である事は、認めざるを得ないのだ。 「褒美……」 そう言われれば、揶揄われる予感を感じてか少しだけ言い淀む様にして。 けれども、あなたの目を見て告げる。 「……花火ってやつが、したい」 「どっかで聞いたんだよな。これからの日々が続く様に願うのなら、社近くで花火をすると良いって」 「俺も、やった事ないし……ちょっと、興味あって」 「あんたが火、嫌いじゃなけりゃだけど」 (-10) 2023/09/04(Mon) 14:19:31 |
【秘】 しもべ レグナ → ご主人様 マオ「悔しいけど否定はしねえ」 上品な笑いには、普段からそうなら手が掛からないんだけどな、等と。 整えた後はぽふぽふ、と。頭を撫でる事だろうか。 やわらかな髪の感触が心地よい。 甘言を吐いている自覚はあるのか、瞬いた瞳には、少し照れくさそうに零すものの。 確かに笑顔のまま、あなたの目を見たまま。言葉を返す。 「……そうだよ」 「意外に思ったか?」 ▼ (-13) 2023/09/04(Mon) 22:35:00 |
【秘】 しもべ レグナ → ご主人様 マオ「じゃあ、一緒にやりに行こうぜ。手持ちの奴」 大きな花火も見たことはないので、そちらはそちらで見たいとは思うのだけれど。 火が平気なら猶更。ちょっとした願掛けついでに、見た事のないものを、あなたと共有したい。それだけのつもりだ。 「 同……っ、 だからそれが誑かしてんだっての!!」案の定そんな褒美の内容を聞けば照れた様子を見せる。 そういう所が面白がられる要因の一つだとは、理解してはいるのだけれど。 照れが勝つものは勝つのだからしょうがねえだろ、というのは本人の談。 (-14) 2023/09/04(Mon) 22:35:56 |
【秘】 しもべ レグナ → ご主人様 マオ手を両手でがしっと捕まえられ、ぎゅっと握られれば少々驚いた様に「うわっ!?」と声を上げる。 そうして笑顔ですりすりと頬擦りされれば、今度はこっちが何度か瞬きをする番だ。 「……はは。そこまで喜ばれるとは思ってなかったな」 しもべ扱いにはもう慣れたものだから、 そこには突っ込まないけれど。 吐かれた嘘には、恐らく気付いていない。 そこで名前を出したのがアリアでなく、マオなのは。 何だかんだであなたに愛情を持っている証なのか。 ▼ (-18) 2023/09/05(Tue) 16:09:33 |
【秘】 しもべ レグナ → ご主人様 マオ「……覚悟はしてる」 予想できないわけがないので、それは承知の上だ。 とりあえず 火事にはならない様 気を付けないとと思った事だろうか。誑かしに関しては「そうか?」と。 自分では無自覚な方向に誑かしているかもしれない。 今度は瞳を逸らさず、そちらの方を見つめ返す。 「ああ、楽しみだな」 「……あんたにいい子でって言われるのは、何か複雑な気分だが。 ちゃんと待ってるから、時間通り迎えに来いよ?」 (-19) 2023/09/05(Tue) 16:10:16 |
【秘】 しもべ レグナ → ご主人様 マオ「…… 同衾は置いとくとして。 長寿、この年ではあんまり考えたことがないからなあ……」 長生きしたいという気持ちはあるにはあるけれど、 そんな発想は思い浮かばなかったのか。 ……というか、同衾にも積極的に応じていたのかと少々複雑そうな気持ちになっているかもしれない。 「もう一つ?」 とほんの少しだけ首をかしげたところ、 頬にやわらかな感触が軽く触れて。 ▼ (-22) 2023/09/05(Tue) 21:32:35 |
【秘】 しもべ レグナ → ご主人様 マオ「……、……!?」 そうやってぽかんとしている内に、挨拶を忘れたままあなたを返してしまう事だろう。 鍵は閉めておくつもりだが、朝起きた時にあなたが既に腹の上で寝ていたりしそうだ。 余計な一言に対しては、アリアはへえ〜という顔をするが、一方の兄の方は変な事吹き込むな!!とツッコミを入れる事だろうか。 ――こうして、祭りの前日の陽は暮れていく。 (-23) 2023/09/05(Tue) 21:34:11 |
【独】 しもべ レグナ「……ん、あ……っく、」 これは、マオが去った後の事。 両親も妹も寝静まり、深夜の事。 レグナは一人。 自室で、レグナ自身を慰めていた。 「は、………、く、……ぅん」 それも。先程散々された事を思い出しながら。 つまりは、マオの事を考えながら。 指が先端をなぞる。 それがマオの指だったなら? 抑えた筈の自分の声が耳に響く。 レグナと自分を呼ぶ猫なで声が重なる妄想をする。 竿を握り、上下に擦る。 ……それが、マオの体内だったのなら――? ▼ (-25) 2023/09/06(Wed) 0:26:00 |
【独】 しもべ レグナ「―――ッッ、!」 「っ、は……はぁっ、はー……」 白い熱が手の中に溢れていく。量が多い気がする。 最近溜まっていたせいか、それとも。 想像したのがマオだったから? 荒い呼吸を漸く整えた後。 「……あ〜〜〜〜〜…!!!!!!」 「よりによって、マオで抜いちまった……………」 この惨状をマオに見られたら何を言われるか分からない。 レグナはすぐに片付けと消臭と諸々に取り掛かったとか何とか。 (-26) 2023/09/06(Wed) 0:26:33 |
【秘】 しもべ レグナ → おなかのうえ寝 マオレグナはすやすやと眠っている。 中々眠りは深い方の様で、ほっぺたをもちもちしようと、起きろのオーラを送ろうと、起きようとしてこない。 「……うーん……」 おなかのうえに乗られれば、若干の寝苦しさを覚えたのか。 そんな寝言の様な声を出して、けれどもやっぱり起きることはない。 或いは、以前は起きていたが慣れてきたのかもしれない。 ▼ (-27) 2023/09/06(Wed) 16:35:45 |
【秘】 しもべ レグナ → おなかのうえ寝 マオそうして夜は明け、朝。祭りの日の当日。 「──だーかーら、」 「寝てる間に勝手に入ってくるなっていつも言ってるだろ!!!」 先に起きたか、後に起きたか。 どちらにせよ起きた時におなかのうえに乗っかってるあなたを見れば、恐らくこれまでで幾度目かのそんな台詞をあなたに告げることだろう。 ちなみにアリアはすっかりこの様子に慣れており、「あ、マオさん!おはよう」と普段通りの挨拶を交わした。 (-28) 2023/09/06(Wed) 16:36:31 |
【秘】 しもべ レグナ → ご主人様 マオ「おはようなのじゃ〜、 じゃない! ったく、時間通りにとは確かに言ったが、 何時間前だと思ってるんだか……」 やましい事は……実の所あったりするので、 漁られるとちょっとまずい。だが、あなたの魂胆を知る由はない。 「……そう言えば許されると思って」 思っているだろう。それで多少なりとも言い淀んでしまうのも自らの甘い所だと、分かってはいるのだけれども。 早々にぱたぱたとリビングに駆けていったアリアには、軽く手を振って見送って。 時間まではまだある。しょうがないなとあなたの頭を撫でて、暫くのんびりしている事にした。 (-33) 2023/09/06(Wed) 22:01:41 |
【秘】 しもべ レグナ → ご主人様 マオ寝ている間はゆっくりのんびり、平和な一時を過ごしていた――のだが。 マオが起きてからはてんやわんや!! 飯食ってないのかよ!だとか、こういう時ばかり風呂入りたがるのかとか、浴衣に関しても大人しく着させてくれなかったりだとか。 勿論下着に関しては、 「こら!!!見せびらかすな!!!!!」 と捲った裾を急いで閉じてないないした。 それはもう、勢いよく。 黄金の浴衣は丁重にお断りし、用を足している間に部屋をめちゃくちゃ漁られ、相当焦った様子でそれを止めたり。 嵐を巻き起こしている内に、時間はいつの間にか過ぎていて。 ▼ (-36) 2023/09/07(Thu) 0:55:53 |
【秘】 しもべ レグナ → ご主人様 マオ「ああもうほら、早く行くぞ!」 マオの手を引っ張る様にして、アリアも一緒に家を出て。そのまま祭りの会場まで向かえば。 既にいくつか屋台が建ち、まだ人はまばらながらも賑わっていて。 祭囃子を駆け抜けていく彼女を「迷子になるなよ」と見送り、そうして今に至る。 「……といっても、俺も始めて来たからなあ。 何があるのかよく分かってないんだよな…… とりあえず何かしたり食ったり、しに行くか?」 (-37) 2023/09/07(Thu) 0:56:09 |
【人】 しもべ レグナ「なんだよ、そんな不貞腐れて」 思い当たる原因は……正直、色々とあるにはあるのだが。 そこまで引き摺られると思っていなかった。その考えが甘かったのかもしれないが。 少し離れていたならば、そちらに近付いて。 どう機嫌を取ったものかな、と考えながら、困った様にぽすぽす肩を叩く。 そうしている内に周囲をめちゃくちゃ囲まれていただろうか。 「アイドルを見たテレビ局か何かか??」 多分そんなツッコミの声も聴いてはくれないだろう。 わしじゃよ☆ しそうな所を全部押し付けようとして居る所に、これは重症だなと思いつつ。「しょうがねえなあ……ほら、」 拒否するのでなければ、あなたの手を引っ張って。 一先ず共にこの場所から抜け出す事を試みるだろうか。 (4) 2023/09/07(Thu) 19:45:43 |
レグナは、「欲しいなら買ってやるから」とマオに尋ねている。拗ねられるとそれはそれで、調子が狂うらしい。 (a1) 2023/09/07(Thu) 19:46:27 |
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