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人狼物語 三日月国


132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】

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【神】 普通 ナツメ

椅子が引かれる。
スカートの皺を伸ばす手が、
そのまま座面の上、揃えられた膝へ。

「よろしくお願いします」
穏やかな声が、落とされる。
(G0) 2022/03/04(Fri) 22:38:47
ナツメは、今日も、議論に参加する
(a0) 2022/03/04(Fri) 22:39:27

【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ

 思ったままに口にされた言葉を、苦く笑って受け流す。
 
揺らいでしまいそうだからあんまり言わないでほしいな、と思いつつ。
 


「あ、色が先だったんですね」
「明るいし、元気が出る色だなって思います。
 イロメキさんはどのオレンジ色が――」

 ジュースを飲み込む時間分ずれた声に、質問が重なって。
 
ゴフ
、とむせる。口元をハンカチで拭って、

「…………。
 そ、ういうのではないです」

 この反応がもう、そういうのに見えるような。
 あわあわと、取り繕いの質問が返される。

「……い、イロメキさんは?
 付き合ってるひととか、いるんですか」

/*
もうちょっとおはなししたいなと思ってたので、嬉しいです!
お互い無理ない範囲で、よろしくお願いします…!
(-13) 2022/03/04(Fri) 23:08:07

【神】 普通 ナツメ

「今日は……うん。1人、でしたね」

 傍聴席へ向かうその1人の背中を見送って、
 少女はわずかに目を伏せる。


 それから、欠席を告げるメッセージ。
 確認ののち、返信。もうだいぶ、馴れた手つき。
(G6) 2022/03/05(Sat) 13:07:38

【秘】 普通 ナツメ → 不運 フカワ

『何かあったの?』
『あとででも。
 顔を見れたら、嬉しいです。』
(-24) 2022/03/05(Sat) 13:08:21

【神】 普通 ナツメ


 上がった手を見つめて。

「……どうして?」
(G7) 2022/03/05(Sat) 13:11:41
ナツメは、問いかける。
(a1) 2022/03/05(Sat) 13:12:14

【秘】 普通 ナツメ → 不運 フカワ

『うん。
 じゃあ、待ってます。』

『無事に帰ってきますように!』
(-67) 2022/03/05(Sat) 19:32:18

【神】 普通 ナツメ

 
あなたの言葉を聞く。
ひとつひとつ折られていく指。
男の人の手だ、と場違いなことを。

思えたらよかった。

最後に残る指は折られないんだろうと、
そんな予感ばかりに満たされて、息を詰める。


……一本になった指が、
ただひとりを指し示したとき。

少女は小さく、息を吐いた。
(G19) 2022/03/06(Sun) 0:10:12
ナツメは、そのしぐさを知っていた。
(a5) 2022/03/06(Sun) 0:10:30

【神】 普通 ナツメ

「……死ぬべき人なんて、誰も。ひとりも、」

 一度、口を噤む。
 下唇にちょっとだけ、歯形が残って。
 少女が次に口を開くまでに、しばらくの時間を要して。

「……エノさんは。
 良い人じゃ、ないのかもしれない」

「けど、」
(G20) 2022/03/06(Sun) 0:11:30

【神】 普通 ナツメ

 テーブルの上、記入済みの用紙へ目を遣って。
 それから、少女の深青が茜の瞳をまっすぐに見つめる。

「生きたいなら、生きたがってよ。
 死にたくないくせに、殺させようとしないで」

 それは、正義感なんて立派なものじゃない。
 情深いからというには、私利に傾いているし。
 だから、それ以上を口にすることは、きっとない。
 ただ、右手の人差し指を立てて、顎に当てて。

「……私が。
 言えることじゃないかも、ですけど」
 
 小さく首を傾げて、そう結んで。
 眉を下げて、ちょっとだけ笑った。
(G21) 2022/03/06(Sun) 0:16:45

【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ

 さらっと同性の名前が出てきたなぁ、と思った。
 
偏見とかを感じる暇もないくらい自然だったので、
そうなんだ、と恋バナが出てこないのを素直に残念に思ったりもした。


 その矢先のカウンター。 > CRITICAL!!

「ま、だ。そういうのじゃ……
 ……ちょっと。気になる、くらいで……」

 ごにょ…。
 なんでこんな話になったんだっけ?と思いつつ。
 今度はジュースを離していたので、喉は無事。

「わかんないです。かわいいな、とか思うけど……。
 でも、ずるいんです。見てるだけとか言って。
 なのに、知らないところで……助けてくれてた、みたいで」

「……私には、なんにも。言ってくれないのに。
 そんなの、気になる……」

 語尾がもにゃっとなりつつ、コップのふちに口をつけた。
 
ちみ…おいしい。
(-80) 2022/03/06(Sun) 0:56:31

【神】 普通 ナツメ


「取り消しても、いいんですよ」

 あなたの覚悟に、想いに報いない一言だ。
 そうと分かっていて、だけど少女は口にした。
仕返しかもね。


 分かってるのに、そんなこと言うの。
 そんな言葉は、その笑顔を見たら引っ込んでしまって。

「じゃあ。……もう一回だけ、迷ってみます」

 少女はそっと、胸のうち。投票用紙に消しゴムをかける。
 ペンの走ったあとをのこして、手はすこし黒ずんで。
 まっさらには戻らない紙のうえ、ペン先を彷徨わせるような。
 そんな迷いを、あと一度だけ。

「……昨日のお礼に」

 立てた指を増やしてみたら、ピースサインみたいになって。
 少女は思わず、笑ってしまった。
(G24) 2022/03/06(Sun) 1:23:01
ナツメは、ぱたぱた。待ち合わせ場所へ、後から向かう。
(a7) 2022/03/06(Sun) 12:26:34

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ

『すぐ行くね。』

 OK!のスタンプつき。
 そんな返信から、しばらくして。
 広場のベンチに座る姿を見つけた少女は一度、立ち止まる。
 横髪を軽く手櫛で漉いて、スカートの皺を伸ばして、

「ごめんね、待たせた?」

 噴水の裏側から、あなたの側へ歩いて。そう声をかけた。
(-107) 2022/03/06(Sun) 12:28:17

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ

「わ、……あは」

 転びかけたあなたを認めて声を漏らして、
 けれど何事もなかったから、つられてちょっと笑う。

「あ、例の」
「きれい……入っていいのかな」

 遠目から見て、きらきらと輝くガラスにそんな感想。
 何だろうね?と首をかしげて。
 ひとまず行ってみようか、とそちらに向かうことにした。
(-111) 2022/03/06(Sun) 13:25:36

【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ

「ちょろくないです」

 わずかな残りを飲み干しながら、ムッとした顔をしてみる。
 だけど、放課後みたいだなぁ、とか思って。
 半透明のプラスチック越しの口元は、すぐに緩んでしまった。

「……うーん……会いたいというか、」

 二人分のおかわりを注いで、ジュースの入ったコップを渡す。
 もしもにもしもを積み重ねた、仮定の話。

「どうしてるかな、とか。
 気になると思うけど……会うのは」

 だめだし、と。
 禁止も推奨もされていないことを盾にして、蓋をする。
 

もうちょっと肌の色は暗いし、髪はいつでもサラサラじゃない。
爪の先から瞳の奥まで、強いライトを浴びたように、
綺麗でかわいい瞬間だけ、VR(ここ)には切り取られているから。
現実(リアル)の私で会いたくないなぁ、と思ったりする。
 

「……あ、文通とか。どうかなって思うんですけど」

 届かなくても、返事がなくても。途絶えても。
 デジタルメッセージよりはなんとなく、諦めがつきそうで。
 そんな後ろ向きの理由は隠したまま、冗談めかして。
 あなたにも、この先の“もしも”をせがんでみる。

「イロメキさんも。年賀状とかくれますか?」
(-117) 2022/03/06(Sun) 14:01:25

【神】 普通 ナツメ


「ず、ずる……」

 ピースサインがへにょんと崩れる。
 
根に持ってる……!
と鏡写しのような感想を抱きつつ。

「……今のでちょっと、マイナス。」

 なんて、ささやかな抵抗。
 
耳の辺りがあついような気がして、隠れる髪型でよかった、なんて。
今度こそ、場違いなことを思っていた。
(G26) 2022/03/06(Sun) 14:19:39

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ

 出入り自由?なんて、好奇心の滲んだ声。
 開け放たれた扉の中を、あなたの後ろから覗く。

「あ、花……!」

 並ぶ植木鉢の中に咲いている、とりどりの色。
 学校の花壇に植わっているものや、
 道端にぽつんと見かけるものや、
 見たことも聞いたこともないものまで。

 様々な花が丁寧に並べられたその場所は、まるで小さな植物園だった。

「ね、入っちゃおう。
 怒られたら、そのときはそのときってことで」
(-123) 2022/03/06(Sun) 14:36:04

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ

「んー……どちらかといえば、好きかな」

 取り立てて、好き嫌いを考えたことがなかった。
 こんなにたくさん、綺麗に咲いていると感動もするけれど。

「メイサイくんは? 花、好き?」

 こっそり入り込んで、扉を閉めて。
 適温に保たれた屋根の下、小さなガラスの檻の中。
 歩き回りながら、きょろきょろと目移りしつつの会話。
(-130) 2022/03/06(Sun) 15:40:21

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ

 どちらかといえば、だよね。
 そう、おかしそうに笑みをこぼして。

「あ、お母さんの趣味なんだ。いいなぁ。
 うちの親、趣味とか拘りとか薄いから……」

 あなたの指差す鉢。
 花束のように広がって咲く花を見て、

「ペニチュ……ペチュニア?」

 ……だっけ。少女は首を傾げる。
 押し花とかならしたけど……と、
 あなたの言う遊びにもあまりピンとこない様子。
(-157) 2022/03/06(Sun) 18:55:22

【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ

 重い話を(しかも、ほとんど初めての会話で)交わしたあとだからか、少女の口はやや軽い。
脅されることになるとも知らずに。

 あなたが気を悪くする様子がない、というのを前提として。

「…………。」
「そうとも、限らないですよ。
 ……
好き
……な、人の。
 負担になるなら会わない方がいい、とも思うし」

 “そういうこと”にもうなってる……。
 葛藤の末、諦めてそこは受け流すことにした。
 
口に出してみたら、ちょっと危ない気がしたのでもう言うのはやめようと思った。
 


 会うとか会わないとか、手紙とか。
 胸に訴える感傷を、コップを傾ける動作で誤魔化して。

「――絵はがきでくれるんですか?」

 雅ですね、と楽しげな相槌。
 平安京からの連想ゲーム。

 じゃあ、あとで教えるから絶対送ってください。
 そんなふうに、あなたとの約束を結ぶ。
 
少女は、先に破るのは自分なんだろうと思っていた。
(-168) 2022/03/06(Sun) 20:11:02

【秘】 普通 ナツメ → さめざめ ユメスケ

 あなたから、一件のメッセージ。
 少女は手帳を捲って、それを読んだ。

『こんにちは。ナツメです。
 どうしてかな…少し考えさせてね。』

 まずはじめに、そんな返信。
 それから、いくらかの時間があって。

『抱えておけなくなった気持ちが、涙かも。
 泣いちゃうのって、
 悲しすぎたり嬉しすぎるときとかだと思うし…』

『コタくんは、どうして知りたいと思ったの?
 あ、嫌だったら答えなくていいよ。』
(-169) 2022/03/06(Sun) 20:17:53

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ

 やや気恥ずかしそうに、あってた、と呟いて。

「たぶん、しなかったかな。覚えてないだけかも」
「あ、そうだよね……。
 じゃあここの花は、やめといた方がいいかな」

 見る限り、どれも綺麗に咲いている。
と、思う。

 千切ったらかわいそうだな、と少女は思った。

「安心……」

 カラフルな花植えに指を伸ばしてみる。突っつく。
 すこし考えて、……その気持ちはちょっと分からなかった。
 その様が、少女の表情にもきっと表れている。

「んー……それが、安心なの?」
(-170) 2022/03/06(Sun) 20:33:08

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ

「あ、懐かしい。服、とげとげにしたなぁ」

 そういうあれならちょっと分かる、かも。
 あなたのぼんやりした説明に、ぼんやりした同意。
 そういう雑草はないかな、ときょろ…している。

「……、うん。
 見るだけでも楽しいから、今はいいや」

 そんな言葉でぼやかす。
 今度見かけたら、となにげなく言うのは、難しそうで。

「メイサイくんちにある花も、ある?」
(-202) 2022/03/07(Mon) 0:22:43

【秘】 普通 ナツメ → 不運 フカワ

 了承の返事、OKのスタンプ。
 出かける約束が一つあったから、その前後の空いた時間に。
 待ち合わせて、ブランコのある場所へ向かう。

「えっと……おかえりなさい?」

 顔を合わせるとまず、少女はそう言った。
(-212) 2022/03/07(Mon) 1:15:16

【秘】 普通 ナツメ → さめざめ ユメスケ

 少女の返事は、あなたの送る文字がストップしてから。

『うん』
『ちょっと、泣かされました。
 怖いことは我慢できると思ったんだけど、
 そこに優しくされて泣いちゃった。』

『コタくんも、あふれた?』

『つらいことなら、ひとり占めしないでね。
 ひとりで抱えておけなくなったってことだから。』
(-213) 2022/03/07(Mon) 1:18:02

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ

「そ、うだね。そう、もう18だし……!」

 やや強めに頷く。
 この年になってもまあまあやる気だったのは内緒だ。
 それから、あなたが名前をあげた花を探して、

「あ、かわいい。こっちはなんか、上品……」
「キャベツみたいな花……?」
「あ、これワイヤープランツって言うんだ」

 ぽそぽそ独り言のように零しながら見て回って。

「うーん……あ、これ。
 卒業式で飾られる花……サイネリア、だったかな」

 反対に尋ねられれば、青、紫、白、ピンク、赤。
 それぞれの色で、寄せ集まって咲いているのを指差した。
(-237) 2022/03/07(Mon) 12:40:01

【秘】 普通 ナツメ → 不運 フカワ

 はてなマーク付きのやりとり。
 少女はおかしそうにちょっと笑って。

「ううん、謝ることないですよ。
 言いたいことあったら、ちゃんと言ってくださいね」

 いなかったからって遠慮しないで。
 そうつけ加えてから、ブランコに腰かける。

「じゃあ。今日は押してくれる?」
(-243) 2022/03/07(Mon) 13:25:43

【秘】 普通 ナツメ → 美術 エノ

 膝の上に置かれた、コップを握る手。
 中身のオレンジは目減りしている。

「言われたわけじゃ……」

 というかそこまで深く話したこともないし、と。
 旗色が悪くなってきた少女はちょっと捨てばちな返答。
 ここでこの話はおしまい、と言外に物語って。

 逸らしていた目をぱっとあなたの方に向ける。
 苗字ちがうの、とぱちぱち瞬いて、首を傾げた。

「ペンネーム?
 ……じゃあ、エノさんで覚えておきます」

 どっちで来てもいいように。
 そう言って、それから笑って頷いた。

「うん。暑中見舞いも送ってあげる」
(-249) 2022/03/07(Mon) 13:41:06
ナツメは、45が60に近いほど、ブランコにうまく乗れる?
(a24) 2022/03/07(Mon) 14:01:38

【秘】 普通 ナツメ → 不運 フカワ

「やさしくしてね。
 ……冗談です、思いきりやっちゃっていいですよ」

 背中を押す手によって、少しずつ揺れ幅が大きくなる。
 足で漕いでいる意味はあまりなかった。

「――ハナサキさん?」

 あなたの“言いたいこと”。
 やわらかくそれだけを尋ねて。

「たぶん……今日と同じ、です。
 投票用紙は一枚に戻っちゃったけど」
(-259) 2022/03/07(Mon) 14:07:02

【秘】 普通 ナツメ → さめざめ ユメスケ

『うん。
 優しくされると、いけないね。』

『あ、』
『泣かないからって、平気なわけじゃないから。
 すごくつらかったっていうの…』
『泣くほどのことじゃなかった、とか。
 そういうふうには思っちゃだめだからね。これからも。』

『話したから、泣けたのかな。
 その“誰か”がいてくれて、よかったね。』


『何かに使える?
 海になるには、少ないかな。』
(-281) 2022/03/07(Mon) 17:04:20

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ

 あ、ある?とほんのりほころんだ声。
 
二度見には気づかないふりをした


「かわいくて、結構好きなんだよね。
 でも、青は初めて見たかも……」

 スマホ無いの残念だなぁ、とぼやきながら、
 しゃがんで青い花弁の鉢をじっと眺めている。

「NGなんだ。気をつけよ」

 綺麗なのにね。

 そうやってあなたと、とりとめのない会話を続ける。
 合議の話、未来のこと、芯を食わない言葉ばかりを零して。
 ただ、あたたかな空気に浸っていたかった。
(-285) 2022/03/07(Mon) 17:49:40
 




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