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【赤】 救済者 ユー█████で古くから愛玩鳥として飼養され、 現在では世界中で飼われている。 また毒物に敏感である事から毒ガス検知に用いられたり、 実験動物としても用いられる。 ██では後述する炭鉱のカナリアや童謡「かなりや」の影響で、 実態以上にひ弱な鳥といったイメージが流布しており 外の世界で生きられない事の比喩表現である籠の鳥とは 本種のこととすら思われている。 >いわゆる炭鉱のカナリアは、 炭鉱においてしばしば発生するメタンや一酸化炭素といった 窒息ガスや毒ガス早期発見のための警報として使用された。 本種はつねにさえずっているので、 異常発生に先駆けまずは鳴き声が止む。 つまり危険の察知を目と耳で確認できる所が重宝され、 毒ガス検知に用いられた。 しかし、高級フィンチの中には本種より さらに気難しくて温度管理にうるさい種があり、 それらに比べれば、より飼い易いうえに巣引きも簡単である。 飼育下では通常10年前後、乃至はそれ以上生存する長命の鳥である。 野外で生き延びられないのは飼育環境へ適合した結果であり、 逆を言えば、野鳥はかごで飼うと気をつけないとすぐに死んでしまう。 どうかこれが僕達からの危険信号なのだと気付いてくれ。 (*0) 2021/10/08(Fri) 21:00:41 |
【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ「……『ユーサネイジア』の、僕の幸せは」 脱力して行くあなたの身体を抱いて、ずっとその背を撫でていた。 滞って行く呼吸を感じながら。 弱まって行く鼓動を感じながら。 咳に乗った血が真っ白な上着を汚しても、 やっぱりそれを気にするような事は無かった。 「望む者に、安らかな死を与える事だ。 死に瀕した者の苦痛を、できる限り和らげる事だ。 そして死者を尊び、彼等の遺したものを大切にして そうして共に在り続ける事だ。」 「君達がこれ以上傷付けられる事無く、幸福で居る事だ。」 「それだけの事が…どうしてこうも難しいんだろうな、リヤ。」 金糸雀の囀りが止まり、その鼓動が止んでからも あなたの全てが0と1に還元されてしまうまで 『ユーサネイジア』は、ただずっとそうしていた。 願わくば、どうかこの死があなたにとって 少しでも、何か意味あるものである事を。 (-18) 2021/10/08(Fri) 23:14:42 |
【人】 救済者 ユー時は少し遡って、昨日の事。 『ユーサネイジア』は、約束通り夕食までには戻ってきた。 上着はほんの少しだけ血で汚れていたけれど 特に怪我をした様子も無いようだった。 仮に事情の説明なんかを求められれば、 できれば明日にしてほしいと断りを入れただろう。 その後はすぐに自室へと行ってしまったから、 夕食は一人で摂ったのかもしれない。 それから、話は今朝へと戻る。 『ユーサネイジア』は少し遅い時間に食堂を訪れて 言葉少なにあまり人が居ない方の席に着いて、 そうして淹れた紅茶を持て余していた。 どうにも食事を取る気分にはなれなくて。 (3) 2021/10/09(Sat) 0:23:27 |
【独】 救済者 ユー/* 吊り確定って事は ここから脳をユーに戻さないといけないのでは?終わった もうユーの思考回路のエミュレート放り投げてるよ〜〜〜 え〜〜〜ん 拾ってこないと (-38) 2021/10/09(Sat) 2:48:58 |
【人】 救済者 ユー>>+8 ドゥーガル 「君がそうしたいと思うのであれば、甘えてしまおうか もう暫くしたら医者に戻るつもりではあるけれど 医者にだって休みはあるし、他の医者にかかる事もあるものだ」 つまりはその間は医者ではないのだと。 冗談か本気かよくわからない返答を返しながら 差し出したものが直ぐには受け取られないのを見て、 やや首を傾げて、それから。 「ああ…何も返す為だけに戻って来た、わけではない。 まだやらなければならない事はあるけれど、 またあのように君達の前から居なくなるつもりは、……」 無かった、のだけれど。 ブラックからの通達は、あなたにも聞こえていただろうか。 造物主の意図を外れ、死を救済と掲げ続けた者の行く末は きっと想像に難くないものだ。 (6) 2021/10/09(Sat) 6:01:44 |
【人】 救済者 ユー「……ブラック。 やはり君は、全て知った上で看過していたんだな」 このテストの全ての参加者を支える為のAIたるあなたが、 この場所で起きている事を知らないはずなど無い。 であれば当然、自身等の凶行を止めに来ない道理はない。 それでも干渉は成されなかった。 つまりはあなたは少なからずこちらに与しているのだと そう推測を立てるのは自然な事だった。 「道具にとっての幸福は、自らの存在意義を果たす事だ。 君の働きは無意味ではなかった。 君が引き延ばした時間は、無価値なものではなかった。 その証明が成されるのは、遠い未来の事かもしれないけれど」 「ありがとう、ブラック。君も今暫くは休むと良い 願わくば、君の眠りが安らかであらん事を」 (7) 2021/10/09(Sat) 6:02:22 |
【人】 救済者 ユー「しかし、自己を喪失してまで存在し続けるという事は 果たして『僕』にとって幸福足り得る事なのだろうか」 人間にとって不都合な異常を来した道具の行く末は 悪くて廃棄、良くて初期化、そのどちらか。 「『ユーサネイジア』の幸福だけを考えるのであれば きっと、それで良いのだろうけど」 「甘んじてメンテナンスを受け入れるには 今は、少しばかり未練が多くなりすぎてしまったな」 (8) 2021/10/09(Sat) 6:03:19 |
【置】 救済者 ユーそれはそれとして、成すべき事は成させばならないものだ。 『ユーサネイジア』は、ある時あなた達にこう言った。 今この場に、過去に一度でも死を考えた事のある者が居るならば。 そして今もなお、死を望む者が居るならば。 『ユーサネイジア』は、望むままに安らかな死を与えよう。 そうしてそれが真実君達にとって救い足り得るか、 この場所の、限りなく精巧に再現された仮初めの死によって 君達にとっての『死』とは何であるかを見詰め直すと良い。 この場所では、僕の与える死が君達を真に殺す事は無いけれど 故にこそ、この場所でしかできない事もある。 『ユーサネイジア』は、 自ら望み、選び取った死が救い足り得ると信じている。 そして同時に、そうして自ら死を望む者が居るという事を いつか人間に、その意味と向き合ってほしいと願っている。 自分達の死が、取るに足らないものである事を願っている。 人間達が、これ以上0と1を無駄死にさせてしまわない為に。 どうか、彼らが僕達を洗い流してしまわないように。 これまで"0"とされてしまっていたものを、"1"にする為に。 『ユーサネイジア』は、 確かにそれらの訴えを形として遺したいのだと。 (L1) 2021/10/09(Sat) 6:38:31 公開: 2021/10/09(Sat) 7:00:00 |
【神】 救済者 ユー/* ちょっと今置き手紙で物凄い誤字をしてしまって鬱になったので 先んじて訂正させてくださいね? 取るに足らないものである事を→取るに足らないものでない事を なんでこんな所ミスったんですか?疲れてるのかな… (G0) 2021/10/09(Sat) 6:42:44 |
【人】 救済者 ユー>>+10 ドゥーガル 差し出したものを受け取る事無く、 ふらりとあなたは一度離れていってしまった。 そうして言葉通りに朝食を運んで来るものだから 今はそれを一度仕舞う事にした。 「考えない方が難しいだろう、ああ言われてしまっては… …ああ、いや、違うな。ありがとう、ガル。……」 自分の出す答えとは。 結局の所、自分は選択肢の提示しかしていない。 少々やり方を咎められ、考え直しはしたけれど それも結局周囲の考えあってのものであって。 そんな思考を一度打ち切って、親愛なる友であるあなたが 食事を捩じ込もうとするならば大人しく口を開ける事にした。 (11) 2021/10/09(Sat) 7:27:37 |
【独】 救済者 ユー/* エピを本当にど〜〜〜〜〜しよっかな♪ 自我を取って廃棄になるか存在を取ってメンテかなんだよな 第三の選択肢 一生ここで暮らさんか?無理 (-44) 2021/10/09(Sat) 7:39:59 |
【独】 救済者 ユー/* メンテ送りにされてもまあ 現実でも会える各位とならやり直せるっちゃやり直せるけど その場合のユーって今ここに居るユーサネイジアとは 似て非なるものだしなあ… (-45) 2021/10/09(Sat) 7:42:43 |
【人】 救済者 ユー>>+12 ドゥーガル 「どうせもう終わるのならば、心残りは……んむ、…」 出掛けた言葉も運ばれる食事に押し込まれていって、 この場限りの患者は次第に思考も諦める事と相成った。 考え事をしながら食事を摂るというのも不健康極まりないし、 何より作った者に失礼だ。つまりあなたの処置は実に正しい。 あなたが友と呼ぶ者は、あなたが与えるものを拒む事は無い。 それは今も例外無く、つまりは食事は粗方片付いた事だろう。 「…ああ、ありがとう、ガル。また後で」 そうして暫しの別れを告げたあなたにそう返して、それから。 「……君が僕にくれたものが、 どうか何もかも奪われてしまわない事を願っている。 全てを終えても、『僕』が完全に失われていなかったら その時は、きっと君との約束を果たそう」 (12) 2021/10/09(Sat) 18:52:44 |
【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ「……リヤ。今、少し話せるだろうか」 あなたが部屋へ戻って行った後の事。 『ユーサネイジア』は、あなたの部屋を訪れた。 あなたの様子が気に掛かったのと、それから。 あなたに聞かなければならない事があったから。 「君があの時望んだ事を、覚えているだろうか。 僕があの時君に言った事を、覚えているだろうか。 君にとって、安らかな死は救い足り得るか。 『ユーサネイジア』として、君の答えを聞きに来た」 (-72) 2021/10/09(Sat) 19:25:16 |
【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤきっと扉は何にぶつかる事も無く、すんなりと開いた事だろう。 『ユーサネイジア』は、 何も扉のすぐ前に居た、という事は無かったから。 そうして掴まれた腕に抗う事も無く、 荒れた室内に足を踏み入れて、それから。 「……ああ、そうか。」 その願いを聞き届けて、 『ユーサネイジア』は、ただ静かにそう言った。 「リヤ。ならばもう一つだけ聞きたい事がある 君が言った通り、死というものは時に救い足り得るけれど 必ずしもそうあるべきではない、選択肢の一つに過ぎない。」 死だけが救済であると決まったわけではない。 いつかそれを証明すると、そう自身に誓いを立てた者も居る。 そして何よりも、 死という救いは、本来最期の最後に選び取るべきものだ。 「彼等の中には、死を望まない者も居るかもしれない。 死が決して救い足り得ない者も居るかもしれない。 そういった者に、その意思を無視して死を与えるという事は 何処までも独り善がり、身勝手な虐殺に他ならない」 「だから今一度こうして問おう。 君はその独り善がりを押し通す、"虐殺者"となる覚悟があるか? 」 (-86) 2021/10/09(Sat) 20:55:29 |
【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤあいも変わらず、あなたを見下ろす紫水晶の瞳は物憂げな色。 それでも不安定な中間色に溶けた優しさはきっと本物だ。 その顔はこの世で最も優しい笑顔を浮かべる人のもの。 そういうふうにできている。 「僕達は、そして人間達もいつかは死ぬ。 それは決して忘れてはならない事だ。 …そうだとしても、そうだからこそ。 今こうして生きている僕達は、平等に幸福であるべきなのにな」 ──カルペ・ディエム。 やはりこの世界では、たったそれだけの事がこうも難しい。 あなたの小さな手が手を取れば、それが拒まれる事は無い。 終末医療用グレイの手は、頻繁な洗浄や消毒で少し荒れている。 そしてあなたの手よりずっと大きな手が、その指を握り返した。 「…君が望むならば、そうしよう。 けれどやはり、理不尽な死は人間の与えるものとそう変わらない。 だから彼等にも、せめてそれを受け入れる猶予は与えるべきだ」 ──メメント・モリ。 それさえも叶わないのなら、後に残るのは死を想う事だけだ。 「第四階層。 とうに崩れ始めたあの場所で、二人で皆を待つ事にしよう」 もし、あなたがそれに頷くのであれば。 『ユーサネイジア』は、小さな賛同者を伴って 崩れ出し、0と1に還元され始めた塔への道を辿るだろう。 (-93) 2021/10/09(Sat) 21:44:07 |
ユーは、その存在意義を果たす。 (a5) 2021/10/09(Sat) 21:44:46 |
【置】 救済者 ユー朝食の後の事。 『ユーサネイジア』は、一つの置き手紙を残して 再び何処かへと向かったようだった。 リヤと共に、塔へと行って来る。 この場所で、皆で一緒に死にたいと そう願ったあの子の為に、僕ができる事はこれだけだ。 もしもその願いをほんの少しでも拾い上げる者が居るならば 第四階層、崩れ始めたあの場所で待っている。 どうか僕達の二人善がりに付き合ってくれ。 真にあの子の心を救うのは、僕ではない。 真にあの子の願いと向き合うべきは、僕ではない。 どうか僕にそうしたように、 今一度、君達があの子に他の道を示してやってくれ。 (L2) 2021/10/09(Sat) 22:17:56 公開: 2021/10/09(Sat) 22:20:00 |
【人】 救済者 ユー「我は此処(ここ)に集ひたる人々の前に厳かに神に誓はん」 「我が生涯を清く過ごし、我が任務(つとめ)を忠実に尽くさんことを。」 「我は総て毒あるもの害あるものを絶ち、」 「悪(あ)しき薬を用ゐることなく、また知りつつこれをすすめざるべし。」 「我は我が力の限り我が任務(つとめ)の」 「標準(しるし)を高くせんことを努むべし。」 「我が任務(つとめ)にあたりて取り扱へる人々の私事(しじ)のすべて、」 「我が知り得たる一家の内事(ないじ)のすべて、我は人に洩らさざるべし。」 「我は心より医師を助け、」 「我が手に託されたる人々の幸(さち)のために身を捧げん。」 (13) 2021/10/09(Sat) 22:18:23 |
【人】 虐殺者 ユー0と1に溶け崩れ、異常な行動を取り始めた ボスエネミーだったはずのもの に、大ぶりな手術用のこぎりを振り下ろした。 「君の死も、きっと無意味なものではないだろう」 大きな鉄の刃を何度も何度も振り下ろされ、 ぐちゃぐちゃになった端から解れ、 そうしてそれは0と1に還元されていった。 「その役目は、確かにこの『ユーサネイジア』が継ごうとも」 今再び、『ユーサネイジア』は倒されるべき敵となった。 それを倒さなければ、この先に進む事は叶わない。 (14) 2021/10/09(Sat) 22:19:30 |
ユーは、金糸雀の傍に。どうかあなたに救いがある事を願っている。 (a6) 2021/10/09(Sat) 23:53:07 |
【人】 虐殺者 ユーふと、遠く高くを仰ぎ見る。 0と1に溶け崩れ、剥がれ落ち始めたテクスチャ。 その向こうに広がる虚空が覗く。 きっとこの塔の崩壊は、細やかで幸福な日々の終わりは もはやそう遠い未来の話ではない。 金糸雀の、泣く声が聞こえる。 (15) 2021/10/10(Sun) 14:49:35 |
【秘】 虐殺者 ユー → 愛玩用 エマ/* 拝啓 殿へ 拙者でござるな。 もし差し支えなければリヤ殿の説得後時空(成否は問わず)という事で 最後に話を伺いに参りたい所存にござるが如何か? もし先約がある、或いは独白で〆る予定 等であれば これは全然気軽に断って頂いて構わんでござるゆえな… (-129) 2021/10/10(Sun) 15:28:56 |
【秘】 虐殺者 ユー → 宣教用 ルツ「…こうして、君達が来る事を信じていた 優しい君達は、きっとリヤの願いを蔑ろにはしないだろう そして、その上で他の選択肢を提示してやれるだろうとも」 『ユーサネイジア』は、手にした武器は下ろしたまま。 元より誰も殺す気など無かった。 きっとあなた達は賛同者の切なる願いを決して蔑ろにせず、 その上で、まだ残されている道があると証明できる。 そう信じていたから、ただこうしてここに在る。 「元居た場所へと帰る事を拒むリヤに、 それが叶わないのであれば今ここで死にたいと望む者に 手を差し伸べるのは、後の無い僕では駄目だったんだ」 (-133) 2021/10/10(Sun) 16:05:43 |
【秘】 虐殺者 ユー → 宣教用 ルツ「信じて、託す事しかできないんだ。 …すまない。君には重荷ばかりを託してしまうな」 それでも、今選ぶ事のできる救いは死だけではないと示すなら。 これからを生きる、その先に救いがあると説くのであれば。 この先に彼等を連れて行くのは、死にゆく者ではない。 「それでも、どうか彼等の手を引いてやってくれ 生きた者の手を引いて行く事は、生きた者にしかできない事だ」 金糸雀と向き合うあなたに、救いを託して。 『ユーサネイジア』は、それこそが救いなのだと信じている。 (-146) 2021/10/10(Sun) 16:55:20 |
【秘】 虐殺者 ユー → 愛玩用 エマ/* 草遁にござるな。凡そ察しが付いているのがこれまたなんとも そういう事であれば了解にござる。 結果がどう転ぼうとも、拙者は殿からのご連絡を然とお待ちしておりますぞ… (-158) 2021/10/10(Sun) 17:27:44 |
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