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人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

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フィウクスエルナトを見張った。

【独】 神経質 フィウクス

/*
嘘でしょ?
監視した回数だけ恋させられるんだ
デバッグできたのでOKです バカの挙動を取ってすまない……
(-31) 2022/05/06(Fri) 23:42:55

【秘】 冷静 フィウクス → 月鏡 アオツキ


勝手にすりゃいいさ


返答はどこまでもそっけなく、突き放すようなもの。
それでもこれは、確かにあなたへ向けた肯定だった。

「あんたがどうしようと、俺は勝手にする。
 その責任をなんであんたに負われなきゃならない?
 不確定要素になりかねないのは互いに同じ事だ。
 
だからこそ公平に。
あんたの手を取れると思ってる」

そこに義務や責務なんて無くて、結局はただそうしたいだけ。
そうしないと自分が気に食わないというだけ。
あなたもこの気難し屋も、きっとそう変わらないはず。
全てはたったひとりの人間の、今は些細なはかりごとだ。

"それでも"手を伸ばそうとする事は、無価値な事だろうか。

「俺が"生徒"だから、あんたが"先生"だから。
 だから助ける、助けられるなんてのは。
 その方が俺にとっては余程信用がおけない。
 互いの立場が変われば成立しなくなるような協力関係は脆い」
(-59) 2022/05/07(Sat) 2:29:41

【秘】 冷静 フィウクス → 月鏡 アオツキ


「あんた達が役を被る事を否定するわけじゃない。
 建前の必要性を理解できないほどガキじゃない。
 その上で今は、
 
あんたのその言葉が本音だと信じてもいい。


あなたの言葉は信じている。
紛れもなくあなた自身の心よりの言葉だと信じている。
それでも今はまだ、心底信じられる未来なんて無くて。

わかる事と言えばここには救いたがりが多いという事だけ。
誰にもどうすれば誰も彼もを救えるかなんてわからない。
自分だってどうすれば救われるのかなど未だわからない有様で、
"それでも"それを探す為の猶予を稼ごうとしている。

今はそれが見付かるかさえわからなくたって。
何を以て『救われた』とするかなど、価値観次第でもあって。
生きていれば考え方が変わる事もあるだろう。

「それでもあんた達を心底信じて、目指す所を共にする為には
 あんた達の事を知る必要がある」

「何も今すぐじゃなくていい。
 だが、
あんた達までここから居なくなる前には
。」
(-60) 2022/05/07(Sat) 2:30:29

【秘】 直視 フィウクス → 月鏡 アオツキ


「教えてくれなきゃわからない。
 きっと俺にはいつまで経ってもわからない。
 何も教えないなら、ここの大人とそう変わらない」

片側だけの視線があなたの手を一瞥して、
その後は透明な瞳をただ真っ直ぐに見据えている。
懐疑や怒りに歪められたものではなく、
ただ冷たく透徹した色をして。

「そうは思わないか?」

どのような形であれ穏やかな様相を呈する事は病が許さない。
だから同じように微笑みを返す事はできないけれど。
あなたの伸ばした手は、決して振り払われはしない。
(-61) 2022/05/07(Sat) 2:30:57

【独】 神経質 フィウクス

/*
何らか"感情"抱いてしまうと不機嫌になっちゃうから
ちょっと冷たいくらいが普通の人で言うところのニュートラルな精神状態になるんですよね。
わかりにくいね〜 ややこいね

そんでもって共謀者その一、なんかしとるね。(肩書きを見る)
(-64) 2022/05/07(Sat) 2:48:28

【秘】 神経質 フィウクス → 雷鳴 バット


「俺はこれまでに一度もお前に遠慮をした覚えは無い。
 お前の事は……別に、そういう奴だと思ってるだけだ」

自分に誰かを特別慮る余裕はそれほど無いし、それに。
もし仮に、言いたい事があるのに言わずに黙っているだとか。
何か煮え切らない様子であれば、それは少しは気に障る事だろう。

けれど大抵は、恐らくはそういうわけではなく
単に互いに話す事が無ければ無理に会話をしようとはしない。
これまでの付き合いの中でそういうものと認識している。

それは今に至ってもおおよそ変わりなく。
それが自分にとっては不都合ではないから良いとしている。
きっとこのどこかいびつで遠回しな接し方を、
心地悪いとは感じず、そういうものとあなたが受け取るように。

「………これから、か」

これから、卒業まで。
自分と比べれば、あなたに与えられた猶予は長いだろう。
けれど、と思ってしまうのは、きっと悪い癖だ。


そんなふうに思って、同じように一度部屋へ視線を移した。
そうしてこの部屋を貸し与えた者の事を思い返す。
きっと、大丈夫だ。
(-67) 2022/05/07(Sat) 4:37:51

【秘】 不明 フィウクス → 雷鳴 バット


「俺は……この病を治したいとは思わない」

「治さないまま外で生きていけるとは思ってない。
 だが、結局、この病を治そうと治すまいと。
 俺にはもう外に居場所は無いんだ。
 だからこのままこの場所に居られるなら、それでいい」

フィウクスもまた、誰にも自分の正確な病状を教えていない。
あなたとまったく同じではないけど、少しだけ近いような理由で。

知らないから教える事ができない。

自分の正確な病状を知らない。教えられていない。
他ならぬ自分自身の事だというのに、
教えられていないからいつまでも自分で自分がわからない。

「おかしな考えだと思うか?」

あなたがフィウクスという人間を理解する事が難しいように。
フィウクスがあなたに歩み寄るのも難しい事だった。
少なくとも、『普通の人』のようにはできなかった。

自分を正しく見る事もできなければ、
誰かを正しく見る事もできはしない。
そんな、どこまでも不自由でいびつな在り方を強いられても。

今となっては、この病も確かに自己を形成する一部だった。
だから今更になって手放す事は難しくて、けれど。
そんな自分の居場所を作るには、外の世界は広すぎる。
(-69) 2022/05/07(Sat) 4:39:56

【独】 神経質 フィウクス

/*
ここまでずっと尽くレスがデカくてネチャネチャしてる
許してくれ 許して たすけて〜〜〜〜っ
(-68) 2022/05/07(Sat) 4:43:10

【秘】 共謀者 フィウクス → 王 リアン


「────、」

不意に腕を引かれて、反射的にそちらを見て。
結ばれた握手の形にひどく苦い顔をした。

形だけでも笑みを返す事のできない自分が。
心にもない返答しか返せない自分が。
それらへの自己嫌悪が苛立ちとなって内に向いた。


「………馬鹿が」

「気が逸ってしくじるなよ」

案の定不機嫌そうに、なんとも回りくどい返答だけを返して。
手が離れれば、今度こそ何処かへ向けて歩き出した。

心で、言葉で、態度で応える事のできない自分には。
結局のところ、行動とその結果で応えるのが精一杯だ。
(-71) 2022/05/07(Sat) 5:17:29

【独】 神経質 フィウクス

/*
肩書きでも応えときました。
(-70) 2022/05/07(Sat) 5:18:05
フィウクスは、その手を──今度は振り払わなかった。
(a16) 2022/05/07(Sat) 5:48:18

【置】 神経質 フィウクス


随分と久し振りに生家への手紙を認めた。

この10年来、家族とは殆ど他人のようなものでこそあれ。
ここに居る為の頼み事であれば
大抵は聞き届けられた。
それほどまでに彼等は戻って来て欲しくないんだろう。
あの場所の、唯一の恥とも呼ぶべき自分という人間に。

だから、これも、きっと。
何らかの形で聞き届けられはするんだろう。
(L0) 2022/05/07(Sat) 5:50:20
公開: 2022/05/07(Sat) 6:30:00

【置】 神経質 フィウクス




……

………


…………だからどうにも私には、
人生の半分以上を過ごしてきたこの場所で
この場所をもう一つの家として生きていけるような、
卒業とはまた別の選択肢が必要なように思うのです。

叶うなら、私はこの場所で生きていきたいのです。

先生方の配慮や尽力も虚しく、
今やこの10年間を無益に過ごして来た私には
過ぎた願いとは思いますが────
(L1) 2022/05/07(Sat) 5:52:22
公開: 2022/05/07(Sat) 6:30:00

【秘】 神経質 フィウクス → 月鏡 アオツキ


「歳上も歳下も優位も劣位もあったもんじゃない。
 結局のところは誰も彼も同じ病人だろうが」

減らず口はあいも変わらず無愛想に。
捻くれた人間性は病のせい、だけでもないのかもしれない。
やっぱり元々あまり性格がよろしくはなさそうなので。

「……何れにせよ、あんたに訊ねる事は増えるだろう。
 あんたに答える気があるなら俺だって聞く耳は持つ、が…
 
俺にだって我慢の限界はあるからな……


向けられた背に向けて、また一つ苦言を零して。
いつも通りの軽口に深く溜息を吐いた。

お互いどこかこれら傷病に依存している。
この場所に居る上で都合が良い、というだけではなくて。
病を失えば二度と立てなくなりそうで、だから縋り続けている。

きっと『普通の人』からすればいびつな在り方だろう。
或いは『普通の人』になりたがっている者からすれば。
治した方が余程幸せで居られるように映るのだろう。

けれどきっと、今はそれでも構わない。
これさえあれば、心折れる事は無いのだから。
(-97) 2022/05/07(Sat) 20:52:09

【秘】 共謀者 フィウクス → 月鏡 アオツキ


「……そうか。」

明かされた事実には、短い返答だけ。
また一つ感情が歪んで、そしていつも通りに抑え込まれた。


「俺があんたを"先生"と呼ぶ事があるかは知らないが。
 
……同僚にでもなればそう呼ぶ事はあるのか?
…まあいい」

あんたの事は信じてるこれから先もよろしく

どこまでもそっけなく回りくどく言葉を投げ掛けて。
こちらも同じように踵を返した。

自身がこの怒りを前に進む支えとしてきたように。
あなたがあなたを碑とする事が、
今はあなたを前に進ませるなら、それでいいんだろう。
(-98) 2022/05/07(Sat) 20:55:39

【秘】 抑圧 フィウクス → 雷鳴 バット


結局のところ、何かを与え、与えられるよりも。
ただ互いに適切な距離感が保たれていればそれでよかった。
フィウクスという気難し屋はそういう人間だった。

「……そうだろうな。」

子供は育てなきゃよそに悪く言われる。
あなたの口から出るには少し違和感のある言葉。
その理由を知らないなりに考えて、少しだけ眉を顰めた。

「この場所を出る頃には、
 俺達は少なくとも子供とは言えない歳だ。
 社会に出て、自立して、自分で自分の事に責任を持って
 そうやって生きていく事を求められ始める歳だ」

「どうすれば外で生きていけるのかなんて、
 誰もろくに教えてくれやしないまま」

あからさまな口減らしをすれば角が立つけれど。
こうして確かに治療を試みて、善処して、それでも。
結果的に、社会に適合できなかったとしたら。
それは仕方のない事ということになるから。

仕方のない事ということに、なってしまうんだろう。
(-105) 2022/05/07(Sat) 22:51:52

【秘】 神経過敏 フィウクス → 雷鳴 バット


「そんなのは、俺はお断りだ。」

生きていけもしないような苦痛と、
辛うじて生きてはいけるような苦痛と。
今はまだその何れかを選べる。今はまだ後者を選んでいたい。

「何れにしても俺は人混みの中では生きていけない。」

もしもこの場所から飛び立った先にあるものが、
その空気さえもが自分を苛むだけのものだとしたら。
それならここでできる事をしていた方が幾らかマシだと思う。

「だから俺はここに残る事になるんだろう。
 来年も、その先も、ずっと。
 いつかお前の事を見送るのか、
 お前も同じようになるのかは定かじゃないが。」

ここを出て、当て所もなくたって、行ける所までは。
何処かを目指してみようと思えるなら、それで良いのだろう。
自分はそう思えなかった。ただそれだけの話だ。
(-106) 2022/05/07(Sat) 22:53:03

【秘】 神経質 フィウクス → ライアー イシュカ


「……来てくれと頼んだ覚えはないが」

ドアを開けて、第一声は辛辣なもの。
いつも通り神経質に眉を顰める表情はどこか疲れ気味で、
それでも塩対応の後に一つ溜息を吐けば一度部屋へと引っ込んだ。
勿論ボイコットではなくケージを持ち出す為に。

「…生き物を飼ってると、どうしても」

部屋に着けば適当な所にケージを置いて、
その扉に指を掛けながら呟いた。

「死ねなくなるんだよな」

初めは単なる動物介在療法だったのか、
それともこの病ゆえだったのか。
或いは、死なない理由を与える為だったのか。
大人がそれを勧めた理由は、今となっては知る由もない事だ。

「寿命の長い生き物を飼うには。
 俺はいつここから居なくなるかもわからないし、
 もしもの時は預けられるような奴も、…居なかった」

ラットは賢く、飼い主をよく見分ける。
クリーム色と薄茶色、ケージの中の二匹の鼠が
開けた扉から差し入れた指に寄り付いた。
(-120) 2022/05/08(Sun) 1:08:29

【秘】 苛々 フィウクス → 王 リアン


「──おい、」

あちこち用事を片付けて、自室に戻って来て。
その時にふと目にしたあなたの様子に、
露骨に不機嫌を隠しもせず、じたりとそちらを睨め付けた。

「俺は先走るなと言ったつもりだったんだが
 どうにもお前には上手く伝わっていなかったらしいな?」

地の底を這う機嫌と同様に、随分低い声色で。
多少の無理はしなければならないのはわかっている。
それでも程度というものがある。そんな苦言。
(-126) 2022/05/08(Sun) 1:35:23

【秘】 神経質 フィウクス → ライアー イシュカ


「…さあ、どうだろうな。
 俺にとっては惰性みたいなものだが、……」

人間を相手にするよりはマシだからな


なんともひどい理由としか言いようがない。
そして推測通り特別動物が好きという事も無い。
病が病ゆえこうなってしまうのは仕方ない事なのだけど。

この病は、本当はずっと一人で居るのが一番楽だけど。
それが孤独に耐えられるという事に繋がるわけでもなかった。
だから少しはこの惰性にも意味があったんだろう。


「別に。今は死ぬ気があるわけでもない。
 問答無用でここから放り出されるならそうも言ってられないが。
 そうならないよう手は打つつもりでいるし、…
 こいつらは多分、もうお前には懐かないだろうしな」

薄茶の鼠は気難し屋の手を伝いその肩へとよじ上っていった。
残る一匹は噛みこそしないけれど、
今はまだ用心深くあなたの手の匂いを嗅いでいる。
大人になってしまった動物は、そう簡単には懐かない。

「……お前がこれからもこの場所に居続けるなら。
 今度こそ鳥を──鴉を飼うのも悪くはないが」

「これから10年以上も生きられる自信はあるか?」

これは生きる理由ではなく、死なない理由で、単なる先延ばし。
(-140) 2022/05/08(Sun) 4:55:03

【秘】 抑圧 フィウクス → 王 リアン


「…………」

深い溜息。
先走ったつもりが無いからそうなったのだろうが、
とでも言いたげに眉根を寄せて。

「……その為の手段があるのなら。
 ぐずぐずしてないでさっさと行動するべきだ。
 治療を受けただけでお前の悪癖それが改善されるとも思わないが
 何かする度にお前の病状まで気にしてる余裕も無い。」

「俺もいい加減話をつけなきゃいけない頃だ。
 約束通り、引き摺ってでも連れて行ってやる」

今更怖気付いたところで有無を言わせるつもりも無い。

"治療"の必要な者を大人の元へ引っ立てる、なんてのは。

秘されたものを暴こうとする者も、
望む望まぬに関わらず、罪を重ねざるを得ない者も
その善悪を問わず、異端を犯す者を等しく狩り立てる者。
そんな汚れ役を負う事で、初めて居場所を得る者。

ああ、いかにも異端審問はぐれ者の役目らしいことだ。
(-141) 2022/05/08(Sun) 5:34:58

【教】 神経質 フィウクス


この夜を以て監視者は瞼を下ろすことだろう。

くそったれな役目もこれで終わりだ。

取引の下に課せられた役割は果たした。

そしてこれ監視以上に為すべきことを、
(/0) 2022/05/08(Sun) 5:55:10

【独】 神経質 フィウクス

/*
眠くて眠くてしゃあねえッ
身辺整理ロールは夜にちゃんとしたいが 頼むバグるな睡眠時間
(-144) 2022/05/08(Sun) 5:58:29

【秘】 神経質 フィウクス → ライアー イシュカ


「俺に教職がやれると思っているのか?」


否である。残るとしても実習生とはまた別の形だ。
となると事務仕事でもやる事になるのだろうか。
あまり考えたくはない、が、考えなければならない……
とはいえ今優先して考えるべきはそこではなく。

「実習生でなくともいい、ここで職を得られるようにさえなれば。
 その選択肢がこの場所の中で予め提示されるようになるべきだ。
 …今のここにはとにかく治して卒業って指針しかないだろ。
 下手に一度外に出すんじゃなく、この場所の中で完結させた方が
 あいつら大人達にとっても多分都合が……
 
うわ……


上擦った声と緩んだ雰囲気につい声が出た。
何もその様子を今初めて見たわけでもないのだろうけど。
つまりはこの反応も今に始まった事ではないということ。

「……さあ、何でだったか。
 随分子供の頃から思ってた事だ。
 もうきっかけなんて覚えてない、そういうものだろ。」

強いて言うなら、何となく身近だった、とか。
きっとそんな理由になるんだろう。
(-157) 2022/05/08(Sun) 16:31:34

【秘】 神経質 フィウクス → ライアー イシュカ


「何も今すぐに飼い始めるってわけじゃない。
 あんたがこれからもこの場所に居続ける事を選ぶなら。
 戻って来たその時に、雛から飼い始めればいいだろう。
 だからもしあんたが乗り気なら、」

「それまでに名前を考えておいてくれ。
 どうにも俺は名前を考えるのは苦手らしい」
(-158) 2022/05/08(Sun) 16:32:09

【置】 神経質 フィウクス


この施設にも体裁というものがある。
きっと自分だけを特別扱いする事はできない。

つまりは、この要望さえ通ってしまえば、或いは。
この場所で生きていく為の選択肢を、
この場所の中に居るままに選ぶ事ができるようになる。
大人達がそれを棄却する理由が少ない事を知っている。

それがいつの事になるかはわからないけれど。
誰もがとはいかないかもしれないけれど。
それでもきっと、今よりはずっと望みがある。
(L2) 2022/05/08(Sun) 16:43:27
公開: 2022/05/08(Sun) 17:00:00

【置】 神経質 フィウクス


病気が治らずとも、病気を治さずとも。
自分達にはあまりにも生きづらい外の世界へと
強引に放り出される事なく、『普通』になれない事で
目に見えない圧力にじわりじわりと絞め殺される事も無く。

生きていく事だけなら、ほんの少しだけ楽になる。
現状維持ができる。
その後にどうするかはそれぞれの決める事。

ここでさえ生きづらいのであれば、変えていくしかない。
紛れもない自分達の手で。
内部から、音も無く、少しずつ。

広すぎる外の世界よりは、ここはきっと変えやすい。
(L3) 2022/05/08(Sun) 16:44:05
公開: 2022/05/08(Sun) 17:00:00

【秘】 神経質 フィウクス → 王 リアン


「………どうだかな」

溜息混じりの言葉。
あなたを信用していない、というわけではないけれど。
必要に迫られれば、その限りでもない人種だと認識してもいる。

そういう所は嫌いだ。
病によって歪められた感情ではなく、ただ純粋に嫌いだ。


「言われずとも勝手にするつもりだ。
 本来の予定とは随分違う形にはなるが、……」

この場所の真実と改めて向き合う事も。
心にもない態度を取って、都合の良い人間で居る事も。
きっと負荷にはなるけれど、必要な事だからまだ我慢が利く。
全てを怒りに任せるにはまだ早い。

「もう行くのか」

フィウクスは、誰にだって、一度も遠慮をした覚えはない。
あなたにだって、今もそうだ。
だからいつも通り無愛想に、そっけなく片手を差し出した。
(-175) 2022/05/08(Sun) 18:44:53

【秘】 神経質 フィウクス → ライアー イシュカ


「建前だけの真似事が長続きすると思うか?」

これもまた、否。
その場しのぎの真似事だけをしても、
結局のところは自分にとっては悪影響しか無いのであれば。
もう少し建設的な事に時間を割きたいのは当然の事。

「この場所に必要な人材が教師ばかりとも限らない。
 それに気付けない奴が多いのは、
 知らないから、教えられていないから──
 誰からも選択肢が提示されていないからだ。」

このギムナジウムは当然ただの教育施設という事もなく、
病の治療、及び研究施設としての側面もある。
その全ての要件を満たせる人材はそう居るものではなく、
つまり実際は大人達の主とする分野もそれぞれなのだろう。
(-185) 2022/05/08(Sun) 19:32:11

【秘】 神経質 フィウクス → ライアー イシュカ


「……提示されたところで、選べるかは別の話だろうが。
 まあいい、
 
戻れないなら
連絡の一つでも寄越せと言いたい所だが
 その様子じゃあんたには酷な話だろう」

だから期待せず待っててやる


ラットの姉妹をケージへと帰して、扉を閉めた。
そうして、ケージを持ち上げる為にもう一度手を掛ける。
これもそろそろお開きのようだから。

実際は、生まれてこの方一度も期待なんてした事はない。
この病は人へのそれさえも歪めてしまうから。
つまり期待していないという事は、いつも通りという事だ。
いつも通り、ただそれを覚えておくだけだ。
(-187) 2022/05/08(Sun) 19:34:28
 




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