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【念】 団地妻 ナナミ[ご褒美のキスをされて、そしてゆっくりと彼の腕によって立ち上がらせられる。 その際に、玄関脇に活けた彼からもらった花が飾られた花瓶から、ふわりと香りが漂ってくる。 自分の問いに答えるより先に、彼の手は自分のむき出しの肌――服のデザイン的に開かれた肩や背に触れていく。 そしてそれだけでなく、先ほど彼に見せた下着すらも触れてきて。 あ、ばれちゃう。 彼に奉仕しているだけで感じていたことを彼に知られることが恥ずかしいのに、その手を止めることはできなくて。 震える体で彼に寄りそうようにしている] (!0) 2022/05/28(Sat) 12:49:13 |
【念】 団地妻 ナナミ他の男がくるなんてありえないけど、あったとしてもドア開けないわ。 [夫はきっと帰ってこない。 そしてもし、他の荷物が送られてきたとしても、そういう連絡サービスはきていないし、急いで服を着替えるだけだし。 何を言っているのだろうと思ったが、彼の指が敏感な箇所をつまんできて、ぶるっと太腿と腰を揺らした。 そして続いた言葉で、彼が危惧していることがようやく見えてきた] 大好きなおちんちんなんて、1つあればいいじゃない? [こんな自分好みのものが他にあるとも思えないし、それが最大限自分を満足させてくれるのがわかっていれば、危ない橋を渡って他のに手を出すつもりもないし。 頬にキスをされて彼の言葉を否定すれば、何かを目の前につきつけられた。 なんだろう、これは。 そう思っていたら、彼の指が濡れた箇所にするりと抵抗なく入ってきて。 囁かれた言葉で、その可愛いピンクの物が何かがわかった] (!1) 2022/05/28(Sat) 12:49:37 |
【念】 団地妻 ナナミもう……エッチなんだから。 いいわ、着けて待ってるから、早く帰ってきて……? [顔を傾けて、スカートの裾を両手で持ち上げ、着けて、とおねだりをした。 内心ほっとしていた。 こんな仕込みをしておいて、戻ってこないなんてことはないだろうから。 彼の手が自分の下着をおろしてローターを着けてくれるのを待つ*] (!2) 2022/05/28(Sat) 12:49:51 |
【念】 団地妻 ナナミ[彼が思っていることが知れたら、貴方の全てが好みなのだということが言えただろうに。 彼の指が雄弁に中を探ってきていたけれど、下着を脱がされていく。彼の目の前で。 スカートの中に入り込む彼がどういう表情をしているのかわからない。 しかし、良い匂いと言われてどういう顔をしたらいいのかわからなくなるのはこっちだ。 つん、と紅芽が痛み、彼が吸い付いたのだとわかる。 それとほぼ同時に淫花に何かひやっとしたものが入っていくのがわかった。 からかうように、奥へ奥へと入っていくそれ。 奥まで入ったのだろうか。 ふう、と息をついたら唐突にそれが震えだす] (!6) 2022/05/28(Sat) 21:55:16 |
【念】 団地妻 ナナミひぃい……っ [突然訪れた強い刺激に、がくがくと脚が震えだす。 立っていられなくなりそうで、彼の頭と肩に手を置いて躰のバランスを無意識にとった。 まるで尿意を我慢しているかのように膝を震わせて、足を閉じて。 そうすると彼の手を無意識に挟んでしまう。 このままの状態で彼を待つのだろうか。 自分は大丈夫だろうか。 不安になるけれど、でも、彼が帰ってくるというのなら我慢できる、と思った] (!7) 2022/05/28(Sat) 21:55:32 |
【念】 団地妻 ナナミ いってら……しゃい……っ! [半ば、追い出すようにして彼を外に出して。 そのまま、玄関先に座り込んだ。 彼が運び込んだ酒や調味料がその拍子に倒れて転がった] ん……ふぅ……! [中がこれほど感じるのだって、ようやくこないだ覚えたばかりのことだった。 この状況にも感じているし、彼のもの扱いされているようなコトにも興奮している。 玄関先にべったりと倒れこみ、着乱れた服はスカートがめくりあがって下半身を丸出しになる。 服そのものが刺激になる。 胸元を大きく開いて露出させて、自分で乳房を掴んで彼がしてくれたように、その先端部分をこね回す。 玄関にある姿見に目をやれば大きく足を広げて、だらだらと淫花から涎を流している自分が映る。 赤く腫れあがったクリトリスにももっと確かな刺激が欲しくてつまんだり潰したりもするけれど彼が奥に与えてくれた満足感にはほど遠い。] (!8) 2022/05/28(Sat) 21:55:58 |
【念】 団地妻 ナナミん……ぁああ……くふぅ…… [こんな玄関先で自慰をしているなんて。声が外に漏れてしまう。 ただ、頭には“泰尚くん、早く帰ってきて”の文字だけが浮かび、先ほど彼が言ってたように、このタイミングで彼以外の誰かが訪問してきても、ドアを決して開けることなどできないと思った*] (!9) 2022/05/28(Sat) 21:56:14 |
【念】 団地妻 ナナミ[古いマンションの、薄いドアだから声を張れば外からの声は十分に聞こえる。 だからこそ、中からの声も音漏れしそうで我慢するしかなくて。 どれくらい待っただろうか。彼の声がした。 立ち上がる気力すら起きず、蕩けきった体はピンク色に色づいて彼を待ち受けている] はい……って……っ 鍵は開いてるから……っ! [必死になって声を張り上げて。外にいる彼に聞こえるだろうか。 もし自分の声が聞こえずに彼が自分が不在だと思って帰ってしまったらどうしよう。 そう思うとこんな状態で放置されてしまう自分が不安でみじめで、涙ぐんでしまう。 身を起こして、ドアに手を伸ばした瞬間、中で震えるピンクの球の位置がずれ、甘い声で嬌声をあげ、わなないてしまう。 外まで聞こえちゃう! 思って体を硬直させた瞬間ドアは開いた] (!11) 2022/05/28(Sat) 23:17:43 |
【念】 団地妻 ナナミあ……お帰りなさい……っ [こんなにみっともない恰好で出迎えられるとは、彼は思っていなかっただろう。 まるで誰かに犯されたかのように着乱れて、下半身をいやらしく、しとどに濡らす液が足を伝い。 自らむき出しにした白い胸は彼に触れられてもいないのに、先端を赤く腫らして凝らせて。 彼の手で、どんどん自分はいやらしい下卑た女になっていく。 こんな自分、見られたくないのに。 見て蔑まれたり、不快そうにされたらどうしようと不安に思うのに。 でも、見られて興奮している自分がいる] (!12) 2022/05/28(Sat) 23:18:03 |
【念】 団地妻 ナナミ泰尚く……ん 待ってた、から、……はやくぅ♡ [彼の手によって入れられたローターは、彼の手によって外されるべきだから。 開かれたままのドアに向かって、見せつけるように脚を開いていて。 誰かが廊下を通ったらわかってしまうのに。 彼を煽るように、ちゃんと待ってたからご褒美くれるわよね、と笑顔で、両腕を開いておいでのポーズをしながら、彼を招いた*] (!13) 2022/05/28(Sat) 23:18:21 |
【念】 団地妻 ナナミ あ……っ [彼が優しく頭を撫でてくれて、丁重な仕草で玄関に寝かせてくれる。それはまるで王女にでもするかのような優しい仕草で。 早く彼が欲しいのに、彼の視線や興味は胸の方に行ってしまい、おもちゃで遊ぶかのように、先端をいじめられては、やらしいと言われて―――その意地悪な言い方に、ぞくっと首筋から肩にかけて粟立つのを感じた。 引っ張られて揺さぶられて、そうされると、じくじくと彼を求める部分がうずいて仕方がない。 それに気づいたのか、ようやく彼の手が触れてほしい場所に伸びる。 ローターを外して、そしてその肉棒を奥まで突き込んでほしいのに 少しばかり弱めてはくれたようなのだけれど、彼は位置を調整しただけで、それを抜こうとはしない。 だって、彼のモノはこんな振動だけとは違う。 彼のモノの固さ、柔らかさ、しなやかさ、強さ、熱さ、滑らかさ、そういったものが与えてくれる満足度は、心まで抉って満たす。 何よりも、彼の熱っぽい言葉に、自分を求めてくれるという視線などが、自分の女としての価値を上げてくれているような気がして、それが感じさせてくれるのだ。 こうして、彼にお預けされ、焦らされるのも前戯であり愛撫の一環だと信じられているせいかもしれない] (!18) 2022/05/29(Sun) 19:45:26 |
【念】 団地妻 ナナミ 泰尚くんが欲しいのっ……。 貴方の大きくて太いおちんちんを中に入れて、かきまわしてぇ、突いてぇ……っ [自ら腰を突きだすように、先端部分を押し付けるだけで中に入ってこない意地悪な剛直を、少しでも飲み込もうとして。 指先で、赤く膨れた淫芽ごとくぱぁと開いて、入りやすくさせただろうか。 彼の大きなもので中を抉られたら、まるでそれが紙鉄砲のように奥までローターをおしこんで、一番感じる箇所にぐりぐりと振動を押し付けられてしまうかもしれない。 ただでさえ感じすぎているのに、そんなことをされたら失神してしまうかもしれない。 しかし、後のことなど考えられないほど、待ちかねて。 早く入れてぇ、とおねだりをするしかできなかった*] (!19) 2022/05/29(Sun) 19:45:53 |
【念】 団地妻 ナナミ[ああ、ようやくだ。 痛苦に近いような快楽を与えてくれる肉の刀を、今か今かと待ちわびて。 ―――そして] ひっ、ぐぅううううっ! [嗚咽のような悲鳴のような、獣のような深い声。 自分の漏らす高い喘ぎ声も知らなかったけれど、こんな声を自分が出せるなんて知らなかった。 膣道を彼の大きなものが割り開いて、そしてピンクの球を奥へと押し込んでいく。 その振動を生み出す物は彼のモノの窪みにぴたりと収まったかのように入り込み子宮口まで運ばれていくのが、彼に抱かれてもまだ狭い中がその形と共に教えてくれる。 ぶぶぶ、と体の奥底で震える振動が、もっとも感じる二人の弱い箇所を刺激している。 そして彼は自分を唐突に抱きしめたかと思えば] (!22) 2022/05/29(Sun) 22:51:51 |
【念】 団地妻 ナナミ ぅああああああ……っ! [それは完全な悲鳴。嬌声だったなんて聞いた人は思えないだろう。 途中で声が途切れたのは彼の唇が自分の唇をふさいだから。 彼から漏れる呼気が自分の吸気となり、自分の悲鳴は彼の唾液に溶けていく。 彼が自分を上下に揺さぶり、その衝撃でも中に入り込んだローターが感じる箇所を容赦なく攻めていく] も……だめ、おかしくなるぅ……!! [狂ったように首を振り、口を開き、そこから舌をのぞかせる。 目を見開いたまま涙を流し、もしかしたら鼻水で顔もよごしていたかもしれない。 彼の押し込みに反応した中は、蠕動を繰り返して、彼の剛直を取り込んでいく。 半ば恐慌をきたしたような悲鳴と共に、ある瞬間にふっと目から光が消え、がくん、と彼の腕に倒れこむと] (!23) 2022/05/29(Sun) 22:52:13 |
【秘】 団地妻 ナナミ → 酒屋の息子 ヤスヒサ[ぷしゃぁ……] [何かが決壊するように噴き出した。 深く繋がっている箇所と近似した場所からちょろちょろと何かが零れ落ち、彼の下腹部と下半身の広範囲を濡らしていっただろう。 そして意識を失い、ぐったりとして彼に身を任せるだけだった*] (-167) 2022/05/29(Sun) 22:52:32 |
【秘】 団地妻 ナナミ → 酒屋の息子 ヤスヒサ[意識の喪失も唐突であれば覚醒も唐突だった] …………。 [何がなんだかわからない。 目を開けるとまだ周囲は明るくて。 布団の感触がすることから、ベッドの上ではあるだろうけれど。 顔をわずかに傾けたら、どこか不安そうな泰尚が自分を見つめていることに気づいた] 泰尚くん!? [どうして!?と思って体を起こしたら裸の自分の躰に気づき。 それで、一気に何があったか、何をしていたかを全て思い出す。 最後の最後で失禁し、なおかつ失神した自分の醜態をも。 体の中には異物感はあっても異物はなく。 喪失感はあっても痛みはなかった。 そんなに広くない中古マンション。 ドアがあけ放してあるので、玄関が見えて。 何事もなかったようになっていて、彼が片付けてくれたのだと察した。 最初の時から彼はそういう気遣いができる人だったから] (-225) 2022/05/30(Mon) 19:31:51 |
【秘】 団地妻 ナナミ → 酒屋の息子 ヤスヒサ ご、ごめんね……。 [穴があったら入りたい。 うわぁぁぁぁ、と思いながら顔を半分毛布の中に入れて隠す。 そういえば、あんなに淫らな液で汚れていた自分の躰も、綺麗に拭われているようだ。 彼がここまで連れてきて、自分の面倒を見てくれたのがわかるからこその謝罪で。 そういえば、彼は下半身が下着姿だ。思わず局部を直視してしまいそうになって慌てて目をそらしたが。 自分が彼の服を汚してしまったからだと思えば申し訳なくて] あ、あの……。 [夫の服でも貸そうかと思ったが、彼がどことなく沈鬱な顔をしているのが気になって] ちょっときて? [そういって近くに招き寄せると、彼をぎゅっと抱きしめた*] (-226) 2022/05/30(Mon) 19:32:11 |
【秘】 団地妻 ナナミ → 酒屋の息子 ヤスヒサ[ああ、やはり。 彼の謝罪を聞いて確信した。 単に感じすぎてよがりすぎて意識を飛ばしただけだというのに、彼はひどく心配してくれていたのだ。 全身緩みきって、安心できたからこそ、彼の腕の中でオチれたというのに。 大事そうに抱えこまれて、思わず笑み零れた] もう……可愛いんだから。 大好きよ。 [さらなる反省の言葉を紡ぐ彼、もう我慢できなかった。 ああ、もう、可愛い。本当に可愛い。 年下の彼は時々大人で、そして子供のようで。 何も彼は悪くないのに、しゅんとしている彼がたまらなく愛しい] (-255) 2022/05/30(Mon) 22:39:40 |
【秘】 団地妻 ナナミ → 酒屋の息子 ヤスヒサもっと抱きしめて? そして私をたくさん知って。 私こそ、もっと好きになってほしいから。 [腕を緩めて、目を閉じた彼の鼻先にキスを落として。 彼はいつも私に好かれたいというけれど、同じように自分も好かれたい。 彼のように上手に愛を伝えられてないせいか、彼は信じてくれてないけれど、どうしたら信じてもらえるのだろう] 泰尚くん、わかってないみたいだけれど……。 私のこんなエッチな姿を知ってるの、貴方だけだからね……。 主人とはそういうことしなくなって長いし、あの人、泰尚くんと色々違うし……。 [具体的にいうのは憚られて言葉を濁す。 躰の相性も合ってない上、満足させてもらえず欲求不満なのだと、口にしたら自分が肉欲だけで泰尚と繋がっているのだと誤解されそうだったし、自分があばずれだと思わされそうだったので。 もっとも自分の淫乱具合はもう知られているのも同じなのだけれど] (-256) 2022/05/30(Mon) 22:40:20 |
【秘】 団地妻 ナナミ → 酒屋の息子 ヤスヒサそれに、こうして家にきた人とこういうことするのも初めてだからね? ううん、主人以外と関係したのだって初めてだし。 ―――泰尚くんの方はたくさん経験してるんでしょう? [少しばかり恨めしそうな顔をして膨れてしまう。 やきもちを妬いてるだなんて知られるのも恥ずかしいけれど、そう思うのだから仕方がない。 拗ねたいような気持ちになって、ついっと顔を背けたら、はらりと毛布が落ちて裸の胸が露わになり、慌てて毛布を戻す] ちゃんと私で上書きして、ね? [別に今でなくてもいいけれど。そう囁くのは忘れない。 そして彼の汚してしまったズボンのことを思い出し、立ち上がろうとした] (-257) 2022/05/30(Mon) 22:40:49 |
【秘】 団地妻 ナナミ → 酒屋の息子 ヤスヒサ 急いで洗って乾燥かけたら、履いて帰れるわよね。 ちょっと待ってて。 [その拍子に、まだ力が入らずがくがくしている脚がよろめき、彼の腕に思いきり額をぶつけてしまったのはお約束*] (-258) 2022/05/30(Mon) 22:41:09 |
【秘】 団地妻 ナナミ → 酒屋の息子 ヤスヒサ[経験数が少ないことが、彼にとって負担とかはないだろうか。 処女は重いとかいうけれど、人妻である自分ならそれはないのだけれど。 むしろ、夫に嫉妬をすると言われて、自分もそうだったなら、と思ってしまう。 彼と出会って、そして年を積み重ねてきたかったと思う。 しかしこの先の自分は、彼と共に生きていけばいいだけの話] 結構まめに家事とかしているのね、泰尚くんは。 [彼の気働きを見ているとそうとしか思えなくて。 実家に住んでいるようなので、家事とかは親抱えだと思っていたのだが。 この調子ならいつでもお嫁にいけそうだ。なんて。 いや、いつか―――自分と一緒に住む日もくればいいと思う] (-293) 2022/05/31(Tue) 21:59:07 |
【秘】 団地妻 ナナミ → 酒屋の息子 ヤスヒサ えっと、じゃあ、洗濯機と乾燥機の使い方教えるわね。 [まず服を、と立ち上がろうとしたら彼がかいがいしく服をさしだしてくれ。 そして洗面所まで行こうとしたら、まさかの彼にお姫様抱っこで運ばれてしまった] そ、そこまで弱っているわけじゃないから! [最初のえっちの時いい、先ほどといい、よほど自分は体力がないと思われているようで。 酒瓶を片付けてもらったりしているうちに、この家の物の配置を彼は完璧に覚えただろう。 こういう真面目なところが、奥様方に可愛がられているところなのだろうけれど、彼はわかってなさそうで。 ああ、好きだなぁ、と真剣な横顔を見ながら思ってしまった。 そして自分と比べて全然違う大きさの彼の指先を見て、その指が触れた箇所を連想ゲーム的に思い出して、ほんのりと頬を赤らめてしまった] (-294) 2022/05/31(Tue) 21:59:54 |
【秘】 団地妻 ナナミ → 酒屋の息子 ヤスヒサ(今日は中途半端なところでお預けになっちゃったな……) [そう思って残念な気持ちと、意識を飛ばしてしまった自分を悔やむ気持ちが残ってしまう。 痛苦を貪るような刺激も快感も嫌いじゃないと、彼に伝えるのにはもう少し時間がかかるだろうか。 そんな風に思っていたから、気づいていなかった。 中途半端で終わってしまったので、彼との約束――もっとすごいこと――も、まだ果たしていないということに*] (-295) 2022/05/31(Tue) 22:00:31 |
【人】 団地妻 ナナミ―― その後 ―― [思った以上に、夫との離婚はあっけなかった。 相手に十二分に心を奪われていたのだろうか。 それとも、探偵がいい仕事をしてくれて、裁判になっても言い逃れできないほど立派な証拠を突き付けたからだろうか。 夫はあっさりと自分の主張を受け入れ、謝罪すら口にした。 そういえば、こういう素直なところを好きになったんだっけ。 そう思って、彼との思い出を懐かしくも思う。 しかし、それでいて彼にすがったり、取り戻そうと思わずにいられたのは、ただ泰尚の存在のおかげでしかなかった。 幸い子供はいなかったし、自分も働いていたので泥沼化させる必要もない。 慰謝料は夫とその彼女に請求はするが、示談をちらつかせたら言い値で折れてくれたと、探偵社に紹介してもらった弁護士が笑いながら教えてくれた。 こちらの成功報酬で彼に渡す分も増えるので、自分たちは彼らからしたら、いい客だっただろう] (0) 2022/05/31(Tue) 23:19:37 |
【人】 団地妻 ナナミこの家……出ることにしたから。 [夫と離婚が成立してしばらく経った頃。 いつものように御用聞きを装って泰尚が家に訪れた。 きっと、彼は家の中の雰囲気がいつもと違うことに気づいていただろう。 彼を、近くまで招きよせると、小さな声で囁いた。 離婚に伴い夫との財産分与を済ませ、そして夫の浮気相手からの慰謝料も手にして。浮気調査で使った分以上の額がまとまって手に入り、銀行口座の残高に〇が増えた。 夫と二人の名義で買ったこの家は、財産分与と夫への慰謝料を兼ねて自分のものになったので、そのまま住んでいればいいのだけれど、二人用の家に一人で済むのは広さがもったいないから、自分はこの家を出て貸すつもりだった。 目の前の泰尚をちらっと見る。 自分がこのままここを出るとしたら、接点がない分、会うことも困難になるだろう。 別れを切り出されるのではとでも彼は思っているのかもしれない。しかし] (1) 2022/05/31(Tue) 23:21:48 |
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