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【人】 学長 パウゼ――また今年の「グランド」も、賑やかになりそうだ。 皆が楽しんでくれるといい。 [祭りの準備に走り回る生徒を、学長室から眺めながら穏やかに呟く。] (0) 2023/06/18(Sun) 21:26:47 |
【人】 大図書館の司書 オベロン―大図書館― 傍らに置かれた、まだ湯気の立つマグカップへと手を伸ばして、ゆるりと口へと運ぶ。 注がれたココアの濃厚な香りが鼻を抜けて、次いで舌の上に砂糖の程よい甘やかさが広がる。 喉を鳴らして飲み込めば、ココアがお腹の中に落ちてじんわりと暖かさが滲む。 それから、手にした本を1ページ捲り、文章に込められた書き手の思いに馳せる。 マーリン様にキャメロットの防護術式として編まれてから1000年、繰り返された行為。 私は自立し、思考する魔術式。 自らを組み替えて、あるいは取り込んで、不要な部分や古くなった部分を削除する。 そうやって、キャメロットが建立されてからずっとこの場所を防護してきた。 キャメロットの図書館は、私のお気に入りの場所だ。 書き手が文字に込めた夢や願い、それらを想像し、私も同じものを脳裏に描く。 今日選んだのは、かつてあった物語。 キャメロットを建立した三人のお話。 (1) 2023/06/18(Sun) 21:33:28 |
【置】 大図書館の司書 オベロン1000年前、キャメロットの決戦において、アーサー、パーシヴァル、マーリンの三人は魔術王モルドレッドの討伐に成功した。 彼等は溢れんばかりの栄誉と莫大な富を贈られた。 アーサーは富の全てを、魔術王との戦いで帰る国を失い、家族を失い、生きる術を失ってしまった人と魔族とに注いだ。 彼等の為に剣を振い、盾となり、やがて年老いて剣を握る事が叶わなくなった彼を、今度は彼に救われた者たちが支えて、最後は多くの涙と共に見送られた。 (L0) 2023/06/18(Sun) 21:34:28 公開: 2023/06/18(Sun) 21:35:00 |
【置】 大図書館の司書 オベロンパーシヴァルは自身に富は不要として栄誉だけを胸に、ただ静かに故郷の森へと帰っていった。 彼は森に生まれた子供たちへ、自身の経験を語り継いだ。 誰かを愛し、そして愛される事。 傷付けるのではなく、耳を傾ける事。 やがて彼の魂は昇華され、肉体は大地へと還り。 彼の言葉は今もなお多くの仔らに語り継がれている。 マーリンは富も栄誉も無用として、ただ一人でいずこかへと去っていった。 彼は今なお、どこかで魔術の研鑽を続け、アーサーとパーシヴァル亡き世を見守り、闇が世界を覆う事を防いでいるという。 誰にも知られる事なく、誰に栄誉を贈られるわけでもない。 かけがえの無い友が護り抜いた世界を、護り続けているという。 (L1) 2023/06/18(Sun) 21:36:19 公開: 2023/06/18(Sun) 21:40:00 |
【人】 大図書館の司書 オベロンそっと、本を閉じる。 彼等が成し遂げた偉業、そしてその後の物語。 彼等は魔術王を討った後も尚、世界の為に力を尽くし続けた。 彼等が何を望んだのか、私にはわからない。 けれど、きっと彼等の望みはキャメロットという形で叶ったのだろう。 ゆっくりと、マグカップを口へと運ぶ。 さて、次はどの本を読もうか。 (2) 2023/06/18(Sun) 21:37:09 |
(n0) 2023/06/18(Sun) 21:38:50 |
天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。 2023/06/18(Sun) 21:43:33 |
天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。 2023/06/18(Sun) 21:52:22 |
大図書館の司書 オベロンは、メモを貼った。 (a0) 2023/06/18(Sun) 21:58:04 |
【独】 大図書館の司書 オベロンいつものちょっとした裏設定のコーナー と言いつつ今回は大体wikiに落とし込めたので、そんなに重要な話はないんですが Qなんで地下への抜け道が複数あるの? A 設計担当だったマーリンが趣味に走った 。抜け道は避難経路としての意味もあるので、あえて残されています。 学園関係者以外には見つけられません。 闇の品が置いてあるのも、実際に目にする事で恐怖を風化させない事と、本当に命に関わる場合の非常手段、そして「命を賭けるほど強い目的があるなら使っていいよ、死ぬかもしれないけど。」と、マーリンの計らいで残されています。 もっと危険なものは、更に地下深くに封印されていますし、手に入れた物を使って誰かに危害を加えようとした場合は、防護結界が発動します。 どれだけ強力な闇の魔術を使っても、オベロンの防護の方が強いです。 結果、キャメロットでは「闇の品は実在し、とても恐ろしい」と認識されており、マーリンの意図通りとなっています。 (-0) 2023/06/18(Sun) 22:07:24 |
【独】 大図書館の司書 オベロン地下の人の話はモルドレッド、モーガン、ヴォーディガンのお好きな人で想像してもらえれば。 個人的には王道のモルドレッドが好きですね。 (-1) 2023/06/18(Sun) 22:08:15 |
天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。 2023/06/19(Mon) 22:39:03 |
【人】 天狗 ヨシツネー「金と力」ー この二つの良いところは、持ち主が誰であるか関係がないという事だろう。 より多くを持った方が、持たない方を自由にできる。 実にシンプルで、僕のような異邦人には都合が良い。 同時に、この二つは僕が最も嫌いなものでもある。 持たざる者にも意思がある、心がある、願いがある。 それを踏み躙って、自分の好きにしようとする輩には嫌悪が湧く。 そして、僕は二つを利用する。 より強く、より多く。 誰にも「僕ら」を好きになどさせるものか。 (3) 2023/06/20(Tue) 10:05:35 |
【人】 天狗 ヨシツネ ー学園外 街の外れー 深緑の木々が生い茂る中、目当ての相手を見つけた。 優に3mはあろうかという巨躯、二本の角が生えた牛の頭に、手に携えた巨大な斧。 最近この辺りで暴れている魔獣とみて間違いないだろう。 両手で印を結んで、呪文を唱える。 『二つ月』 途端に影がゆらめいて、もう一人の自分を呼び出す。 背格好に、腰に帯びた刀までそっくり同じ。 「さっさと終わらせよう。」 腰を落として、刀の鞘に手をかける。 いつでも抜刀できるように。 魔獣が唸り声を上げて、手にした斧を振りかぶったーー。 (4) 2023/06/20(Tue) 10:08:05 |
【人】 天狗 ヨシツネ ー図書館ー 「グランド」準備や宿題に勤しむ生徒を尻目に、図書館の椅子に腰掛けて、今回のバイト報酬を数え上げる。 割りのいい仕事だった、今回のように下級のミノタウロス程度であれば、討伐は造作もない。 「これじゃ足りない。 もっと強く、もっと稼がないと。」 椅子から立ち上がり、次のバイトへと向かう。 その間や、バイト先で誰かと会う事もあるだろうか。 (5) 2023/06/20(Tue) 10:09:31 |
天狗 ヨシツネは、メモを貼った。 (a1) 2023/06/20(Tue) 10:29:17 |
【人】 アカツキ[魔術学院キャメロット。 数多の著名人を輩出してきた名門校。 アーサー寮一回生、アカツキ・テンリ。 兄達も皆ここを卒業し、優秀な魔術使いとして職に就いており 当然アカツキもそうなると疑っていなかった。 強く優しく、高潔で、弱き者に手を差し伸べる。 そんな立派な魔術使いになるのがアカツキの願いであり、目標だった。] (6) 2023/06/20(Tue) 15:23:26 |
【人】 アカツキ →大図書館 ― はー……流石に疲れました。 [グランドを間近に控え、アカツキは慌ただしく過ごしていた。 助けを請われればホイホイ安請け合いする性分の為 友人や先輩の催し物の準備に駆り出されていたわけだが かといって学業を疎かにするわけにもいかず。 雑用を終えた後、自主学習の為に図書館に向かえば 見慣れた顔の司書が出迎えてくれた。 大きな図書館にも人の出入りは多い。 やはり皆どことなく浮かれている気がする。] ……羽目を外しすぎないようにしないと。 [アカツキとて、初めてのグランドに ちょっとそわそわしてしまう気持ちはなくもないけれど。] (7) 2023/06/20(Tue) 15:37:11 |
【人】 アカツキ(……あんなことは、もう……) [そう、あれは入学してまもない頃。 キャメロットには様々な者が棲む。 淫魔や吸血鬼、人の精を喰らう者も。 重々知っていた筈なのに―― ひょんなことから誰かに肉体を弄ばれ、 今まで受けたことのなかった快感を味わう羽目になってしまった。 どんな状況でそうなったのか。 そもそも夢だったのか、現実だったのか。 それもどこか曖昧で。 ただはっきりと残っているのは **]気持ちが良かったと言うことだけ。 (8) 2023/06/20(Tue) 15:49:34 |
アカツキは、メモを貼った。 (a2) 2023/06/20(Tue) 16:07:44 |
【人】 オーク フォボスー正史ー 百余年前、へルオート地域の残存敵性種であるオーク帝国を滅ぼした。これをもってへルオート地域における長きにわたる全敵性種との生存圏を賭けた戦いに終止符が打たれ安定した統治が始まった。 へルオート地域のオークは危険な生命体であった。凶暴かつ残忍で戦いを好む戦闘種族であり、帝国拡張主義により戦いによって領土を広げ続けていた。巨軀であり全身筋肉の塊であるオークたちの危険度は計り知れないものがあったが魔術への適性はなかった。 だが、もはやオークに怯える日々は訪れない。帝国は斜陽し人類種が隆盛を極めるのだ。 (9) 2023/06/20(Tue) 16:25:38 |
【人】 オーク フォボスー偽史ー 十数年前、ネヴァー地域の深い森にて敵性種と思われる生命体の村落が発見された。探索に出ていたチームが遭遇し雄叫びを挙げられたためにやむ無く交戦し甚大な被害を出しつつも情報を持ち帰ったと報告があった。情報精査により凶悪な個体群と思われたため地域最高峰の魔術師であるーー師が後援として招集し討伐隊を派遣した。 後日、帰還予定日にーー師が村落にて誘拐されたと思われる子どもを連れ帰った。ーー師によると討伐隊は全滅したらしい。これは由々しき事態であり派遣を決定した私の進退に大きな影響のある話である。ーー師にとっても自身の名声に影響があるだろうと協定を持ち出し討伐隊は未確認地帯の探索中に全滅しーー師の協力のより生存者一名を確保したことにした。 これで我が身は安泰だ。しかし、ーー師は不可思議な人だ。金や権力ではなく拾ってきた子どもを譲り受けるなんてな……。 (10) 2023/06/20(Tue) 16:26:13 |
【人】 オーク フォボス 討伐は予定通りに進んだ。被害も相手がオークであったことを考えるとこの程度で済んだと言えるだろう。だが一つ問題が発生した。討伐が完了した村落で子どもが発見されたのだ。子どもは完全に人型であったが村落全てのオークが子どもを護ろうとしていたことを考えるとこの子どもは恐らくオークのハイエンド種なのだろう。あゝ、このオークを研究したい。魔術師として当然の欲求は討伐隊の生き残りには理解できないものだったらしい。隷属の首輪をつければ安全だというのに聞く耳を持たずに滅ぼそうとする。……では仕方ない。叡智のために、討伐隊には全滅したことになってもらうとしよう。 (11) 2023/06/20(Tue) 16:26:42 |
【人】 オーク フォボスー正史ー ーー師が亡くなった。どうやら昨日食べたキノコに当たったらしい。だから初心者はキノコには手を出すなと口を酸っぱくして地元の民が言っていたというのに……。だが、死んでしまったものは仕方ない。ーー師には子どもが一人いたらしい。弟子、なのかもしれないがいずれにしてもこの辺りの風習から師の財は弟子が引き継ぐのだろうが彼はあまりにも年若すぎる。きっと協会から人が来て管理されるだろうし後は任せるとしよう。続柄の説明は先のものでいいだろう。 (12) 2023/06/20(Tue) 16:27:06 |
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