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【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ しゅわしゅわと弾けるような甘いジュースにストローを入れて一口飲み込む。 表情に変化はなく、かといって動きも変わらず数秒固まったままだった。言葉にしないが、炭酸はあまり慣れていなかったようで。 「話か。俺の身の上話についてはたいして面白くもないが、必要なら話そう」 グラスを置いて視線をゆるりと貴方に向ける。 「俺からお前に聞きたいのは『死ぬのは怖くないのか?』ということくらいだろうか。 何故人の為に死んでもいいと答えられるのか、などは既に議論で話していたしな」 最初に話されたことやエノ、アクタに向けての返事を聞いていたらしい。 (-167) 2022/02/21(Mon) 15:07:36 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス「そうだな、夢も含めて変えようのないことしか話していない」 うふふ、わらいごえがこぼれた。 「死ぬまで俺の夢はそう。 奇跡的に30歳まで生きれたとかになっても多分そう」 「叶えるためにがんばって生きるのは苦しいから嫌だなぁ。 その言葉は俺は受け取らないわ。ごめんね、どういたしまして」 一連の言葉に重みはなく、あっけらかんと言い捨てられた。情動があるんだかないんだか。 「俺の夢が決まっていなかったら、何か言ってくれたの? 柚須お兄さんの夢でも話してくれたんだろうか」 (-168) 2022/02/21(Mon) 15:23:47 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「うん、必要だから話してほしい。無理にとは言わないからさ。 じゃあまず、そっちの質問に答えとく。」 数秒固まった君を見て、流行に疎そうな印象を持った。自身も同じようなものなのでむしろ都合が良い。 ストローをアイスの横に刺しながら、やはりなんてことのない抑揚で言葉は続く。 「 勿論、死ぬのは怖い。 」言い切ると、炭酸を口に含んだ。 「普段は怖いだなんて思ってないけど、いざ死にそうになったら怖いと思う。 人間ってそんなもんじゃないか?少なくとも俺はそうだったよ。」 青年にとっては何度も尋ねられたことのある体験談だった。 震災のことを言っているのは容易に想像がつくだろう。 「でも、今後のことを考えたらさ、怖くても嫌でもやった方がいいことってあるだろ?」 (-169) 2022/02/21(Mon) 15:26:50 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ「生きるのは苦しい。そうだな。俺も分かっていた筈なのに、もしかすればお前と似た立場にあるだろうに、軽率に言ってしまっただろうか。 いや、それでも願うことはやめられないだろうな。受け取らないなら詮なきことだが」 心に秘めておけばいいものすら全てつらつらと吐き出していく。何をも気にしていないと言わんばかりに。 「……夢が決まっていなかったら? 『合った方が生きるのに張り合いが出ると思うから、W自分でW夢を決める事を勧める』とでも言っていただろうか」 「俺が手にしているのは持たされたものだから」 (-171) 2022/02/21(Mon) 15:47:30 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ話してほしいという言葉には「分かった」と返答を。先に紡がれる話に耳を傾ける。 「やはりそうか。……議論のはじめ『死ぬのは怖くないのか』と問われたが、分からなかったから答えるのに困ってな。直面すれば変わるだろうが、ちゃんと知覚できる状態で死に近づいた事がないから」 さらりと答えた様子から手慣れているなと感想を抱いた。恐らく、自分のような赤の他人から幾度となく尋ねられたのだろうと想像し、ほんの少し同情した。似たようなことは、自分にも身に覚えがあったから。 「やった方がいいこともあるだろうが、お前がやろうとしている事は取り返しがつかないことだ。実際に死ぬことの恐怖を体験しておきながらやろうと踏み切るのは中々できることではない」 だからこそ、と言葉を繋ぐ。 「人の為に動けるお前こそ、自分の為に生きてほしいと思ったのだがな。 己に価値があると思えない、と自己評価をする奴に言うのは酷なことかもしれないな」 (-174) 2022/02/21(Mon) 16:07:43 |
【人】 規律 ユス>>112 カミクズ 「寂しい……とは然程感じませんが、落ち着かなさはありますね。 先ほど口にしたのは一般論からでしょうか。少なくとも俺の身内や同級生は人がいなくなった場所を見ては寂しいと話していましたので」 困惑気味に問いを投げられてもぴくりとも眉を動かさない。心情が顔に非常に出にくいらしい。 「そうでしたか。これもまた俺の周囲の話になってしまいますが、人のいた名残より人と直接関わる方に安心感を求める者が多かったので。 残されたものに安らぎを多く得る人を見たのは初めてかもしれません」 困ったように笑う貴方を目にしたならば、どう言葉をかけたものか迷うように空白を置いた後「お疲れ様です」とだけ返した。 分かっている上で仕事を続けているのなら、今更自分が何か言うこともないだろうと。 (113) 2022/02/21(Mon) 17:07:10 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「……はは、酷だってわかってるのに言うなよ。」 このVR空間に来て、初めて青年は笑みを溢した。 苦笑い、といった表情であったが。 「取り返しがつかないことだっていうのはわかってる。 でも100%人の為ってわけでもないんだ。 自分の為でもある。そこはカミクズさんと少し似てるのかもしれないな。」 視線をテーブルに置き、スプーンでアイスクリームを崩していく。 ソーダがじわじわと濁っていく。 「これはエノさんに言ったことと近いけど。」 (-184) 2022/02/21(Mon) 17:09:26 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「悩みがあって、」 「でもそれは絶対に解決しないから、」 「だから死ねばお終いにできる。」 その瞳は、とうの昔に濁りきっている。 (-185) 2022/02/21(Mon) 17:10:32 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス「もしかすると、なぁ。 ニアピンなんじゃない?って感じ。知らんけど」 読み取れたものから想像するに──医者になりたいと思っているわけではないが特に他に目指すものがあるわけでもないし達成の可否で言えば将来的には可能な見込みがある医者の息子──と似たくらいのものなのだろうと彼は思った。 「自分は出来ないけど、世間的にもしくは主観的に "こうしたらいいんじゃない?"ってことは言うんだ〜って感じ」 「これ、責めたりしてるんじゃないぜ? 無機物とか機械みたいって言われるような人でも、 話しているとやっぱり人間が出るよねって思いましたってだけ」 言い方がよろしくはないだけのただの感想だ。よろしくはない自覚があるのなら変えればよかったのかもしれないが、そのままお出しされた。つまりここまでの話振りとそう変わらないということ。 「そうだなぁ……それじゃあ柚須お兄さんの軽率に、 俺も軽率な無責任を返してさしあげよう」 (-187) 2022/02/21(Mon) 17:12:15 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス「どれを言われたい? どれも言われたくない? どれもどっちでもいい?」 「答えても答えなくてもいいって言うと 柚須お兄さんきっと困っちゃうね」 「──俺に答えは返すな」 「OK? 今並べたのの中で柚須お兄さんが 言われたいと思った言葉に近いものを誰かに言ってやって? 俺はそれでどうなるかっていうのを見ているから」 (-191) 2022/02/21(Mon) 17:17:34 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス/* 訂正及び補足 見返したら赤窓差分の発言がちょっと変だな……この「その夢」は、誰かに与えられた夢の意です。 通常「誰になんと言われても君の夢を追いなよ」 赤窓「自分の夢なんて追わないで夢(目的)を与えてくれた誰かのためにその夢を追いなよ」 青窓「個人のためでなく不特定の誰かのための礎になりなよ!」 …くらいのニュアンスです。 (-221) 2022/02/21(Mon) 20:25:59 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「…………」 視線を追いかける。グラスの中がじわじわと濁っていく。 視線を少し上げる。その瞳の中は、手の中のものよりも遥かにどろどろに濁っている。 「……理解者を得るのが夢、だったか。確か。 叶わない望みは、そんなにもお前を苛んでいたのか。ここで命を終わらせて、おしまいにしたいくらいに」 ぼんやりと眺めていたあの時の美大生とのやりとりを振り返り、ふと何かに気付いて「いや」と訂正する。 「……あれは夢か。お前が語る悩みはまた別にあるのか?」 無機質と呼んでも差し支えない、冷たい印象の両目が濁りを真っ直ぐ覗き込んでいる。 (-239) 2022/02/21(Mon) 21:50:17 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ「……」 並べられた無責任な発言を耳に入れても尚暫く閉口したまま貴方を見つめていた。 その後考えがまとまったのか何か言おうと口を開きかけて、しかし音にはならず。『俺に答えは返すな』と言われたから。 「言われたい……言われたい、か」 ▼ (-247) 2022/02/21(Mon) 21:57:49 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ「だから難しい問題だな。だが言われたからには善処しよう」 おもむろに手帳とボールペンを取り出して何か書き込む仕草を見せた後、満足したのかぱたんと手帳を閉じて懐にしまった。 (-249) 2022/02/21(Mon) 21:59:15 |
【人】 規律 ユス>>115 カミクズ 「生きていたことの名残り」 繰り返し呟くその声は、あまりにも機械的で。けれど、一度聞こえるように呟いてからも何度か消え入る声で繰り返した。 数度言葉を繰り返した後、感傷の滲んだ笑みを焼き付けるようにまじまじと見つめる。急な話題転換も気にならないらしい。 「いえ、カミクズさんが困っていなくても海を出す予定でいました。 小さい頃に本物を一度見たきりでしたが、その時は体調を崩していて殆ど覚えていなかったので。 だから、もう一度見ようと思ったんです。ここでかはどうか分かりませんが、死ぬ前に」 これも正確には本物ではないですが、と付け加えた。 (127) 2022/02/21(Mon) 22:08:02 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「人を自殺願望者みたいに言うなよ。 別に絶対死にたいってわけじゃない。だったら@に丸付けるだろ。」 瞳を細め、青年は乾いた笑いを溢す。尚も視線は逸れたまま。 濁った液体をストローで吸い上げて、言葉を少し飲み込んだ。 「夢も望みも悩みも、全部一緒だよ。 理解者が欲しいってのが諦めた夢であり願望で、それが叶わないのが悩みだ。 いや、無理だって知ってるんだから悩みですらないか…」 将来の夢、という文脈で使われる夢≠ナはなく、 夢を見た、という文脈で使われる夢≠ナある。 文字通りの、夢想だ。 再びアイスクリームを掬い始めた頃には、すっかり表情は元に戻っていた。 数秒経ち、ようやく視線も元通り。 (-255) 2022/02/21(Mon) 22:25:17 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス「ヤだなぁ、答えているようなものじゃないか」 呆れ声は愉快を孕んでいるような、棘を含んでいるような、何とも言い切れないぐんにゃりとした何かの形を持っている。 「それでもって、そう言う人って 後から気付くにしても気付かないにしても、 ホントは最初から答えって決まってるんだ」 「本当にほしいものって決まっている」 忘れてしまったと言うからには、いつかの過去だったらあったということで。目の前の人物がそうしたことを思い浮かべないほどの考えの浅い人物とも思っておらず。 「俺はそう思っているな。 難しいことを投げてごめんね、考えてくれてどうもありがとう」 つらつらとした言葉は川の流れを思わせるように形がなくなっていた。なんの気持ちも籠っていない謝罪と感謝。誤差ではあるけれど、さっきのごめんねの方がまだ輪郭が見えていた。 (-268) 2022/02/21(Mon) 23:34:04 |
【人】 規律 ユス>>128 カミクズ 清掃員の心学生知らず。 べちゃべちゃのクラゲになりたい気持ちを全く理解しないまま眺め、流石に不思議そうに思えたのか何度か瞬きを繰り返してきょとんとした様子を見せた。 「そうですね。ずっと引っかかっていた心残りはなくなりました。 ……が、それだけでした。嬉しかったとか、そういうものは思ったより感じなくて。ただ『こんなものか』と」 不自然に切り取られた紛い物の海。清掃員の見るものを追いかけるように目線を泳がせながらも、思考はもし本物を見ていたらと言う仮定に流されていく。 ──もし、本物を見ていたとしたら。 「……本物を見ても、恐らく似た反応をすると思います。これはきっと目にした海の真贋が問題ではなく、受け取る側である俺自身に問題があるのでしょう」 (134) 2022/02/22(Tue) 3:35:03 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「違うのか? でも、あまり変わらないんじゃないか? そうでもないとあんな踏み切ったこと出来ないと思ったんだがな」 濁り切った瞳を逃さず見るように、手元を動かさないまま貴方を捉え続けていた。語られる夢想も、生真面目に拾い上げながら。 「そう苛むほど理解されない価値観をお前が持っていたというのが意外だったな。 ……或いは理解されず、裏切られ続けるから隠しているのか」 何もかも元通りになったのを確認すれば思い出したようにアイスクリームを掬い上げた。崩してはいないからまだ形はそれなりに残っている。 「何を理解されたいのか気になるところではあるが。話すだけ話して俺もまた『理解できない』と答え、今までツルギが感じてきた徒労をまた一つ増やすのも忍びないな。 お前の話を続けるか、俺の話に変えるか。どちらがいい?」 (-349) 2022/02/22(Tue) 14:33:56 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ「そうか」 それは一体何に対する返事なのか。何かしら感情が込められているかもしれないが、それらが何一つ見出せない無機質な返し。 「本当に欲しいものがあったとしても、己の足で取りに行こうと思いすらしないなら、それは無いも同然だ」 淡々と答える。 「他? そうだな……言おうと思っていたこともあったが、必要なさそうだしな」 ▼ (-351) 2022/02/22(Tue) 14:44:32 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ「お前は俺みたいにならないだろうから、良かったと思っている」 「……それくらいだな。俺から話すことはもう無い」 (-352) 2022/02/22(Tue) 14:45:22 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「…ふうん、踏み切ったことなんだ。」 これっぽっちもそうは思わなかった。常日頃から考えていたから。 みんなは違うんだ。君は違うんだ? 「そうだな。多分世界中を探せば一人くらいはいるんだろうけど、現実的な確率じゃない。 だから、うん。俺の話は無意味だ。ユスの話がいい。」 何の栄養にもならない、このクリームソーダと同じ。 「ユスはどうして@なの。 俺とは違う方向性の理由なのかなって、話聞いてて思ってるんだけど。」 (-354) 2022/02/22(Tue) 14:54:59 |
【人】 規律 ユス>>135 カミクズ 「……ああ、成る程。そういう事もあるんですね」 いつも通りの堅い口調。けれど、ほんの僅かに、感心したような色が混じった事に貴方は気付くだろうか。 「それなら何も感じないのは仕方がない。小さい頃のエピソードなんて碌に無かったから。 ……少しだけ、気が楽になった気がします。俺の人格に問題があるから何も感じないとばかり思っていましたので」 貴方が何を気にしているのか、学生は分からない。汲み取ろうともしないし、気にもしない。 責任ある発言なんて、出来る人の方が稀だ。もっと無責任な事を言う人間なんて、いくらでもいる。いた。 だから、身勝手に振る舞う。 「ありがとうございます、カミクズさん」 青年は小さく頭を下げた。 (161) 2022/02/22(Tue) 15:01:56 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス「無いも同然〜?」 「無いことにしてそれ以上考えない理由にして 諦めてる人の常套句じゃないか、それ」 にんまりとわらって。 「俺は柚須お兄さんみたいに、 自分が行きたい場所が分からない方が良かったな」 (-355) 2022/02/22(Tue) 15:05:03 |
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