37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】
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| (a96) 2020/07/27(Mon) 10:37:01 |
| [ 似合う似合わないなんてわからない。 ならば値札を見て、 ドレスコードに問題ない金額の服を買えばいい。 よし、それで行こう!
結論を出せば、店に入ろうとした。 ─── その時。 ]
……へ?
[ 知り合いなんていないはずだから。(二度目) きっと呼ばれたのは、別の成瀬さん。 そう思ったけど、馴染んだ名につい振り向いて。 ]
(413) 2020/07/27(Mon) 19:07:06 |
| [ ……ねえ。はげるよ。将来。
ひらひらと手を振る姿に、 体操服を着た女子高生時代の彼女が重なった。
体育祭の準備のために 石灰で地面にラインを引いていた日。 残暑の下、額から滴り落ちる汗の感触を思い出す。 ]
(414) 2020/07/27(Mon) 19:07:18 |
|
えっと……
[ 交わる視線に思考する。 あたしは彼女とどんなふうに会話していたっけ。 あの頃は真面目ぶっていたからね。 ご機嫌よう灰原さん、オホホ……とか、 そんなテンションだったかもしれないね?
まあ、あのあたしも根っこはあたしだろうから、 今と大して、変わらなかっただろう。 ]
(415) 2020/07/27(Mon) 19:08:26 |
| 久しぶりだね、灰原さん! 会えてすっごく嬉しいな! それじゃ、あたしはこれで! [ もう成人しているから、 鬼ごっこは流石にしないけど、 多分。 捲し立て、彼女に倣うように、ひらひら手を振れば じりじりと後ろ足で後退の姿勢。 いなくなったあたしに気付いてくれて 連絡をしてくれた唯一の人。 別に両親に告げ口するかもとかは、考えていないけど。 巻き込むのは嫌だなって、 連絡を絶ったのはあたしだから。 ここでもそれを貫くのが、筋だと思ったんだよ。 ]
(416) 2020/07/27(Mon) 19:09:57 |
| …… 灰原さん、前髪長いよねー。 前、見えづらくない? [ 久しぶりに会った彼女を見て。 去り際に、ついぽそりと落とした言葉。 別に彼女のヘルメットに対抗しての どっちが失礼か対決!……というわけではなく。 当時のあたしはそんなことすら気付かないほど 周りが見えていなかった。 ………… ただ、それだけの話。 ]**
(421) 2020/07/27(Mon) 19:11:06 |
| えぇ〜…… [ 綺麗なツッコミに、 今度はあたしが困惑する番。 >>433 隠したいものがあるなんて、夢にも思わず あたしは彼女の主張に唇を尖らせた。 ] 見えにくいなら切ればいいのに。 これから暑くなるし。 そっちの方が可愛いよ。 [ いいホテルなら、長期滞在するお客さん用に 美容室だってあるんじゃないかな。 視力だって落ちそうだしね、なんて気楽な提案は 事情を知らないからこそ言えること。 ] (440) 2020/07/27(Mon) 20:31:30 |
|
お、お誕生日……? それは、おめでとう。
[ 逃亡を試みている身だけれど、 誕生日だからと言われれば、 流石に祝福の言葉くらいは、言う。
さらにプレゼントを請求されたら 立ち止まって、 どうすればいいか考えることもある。 ]
あたし、そういうのやったことないからなぁ。
[ 困ったように、頭を掻きながら。
人より短い女子高生生活。 女子同士でプレゼントを贈り合う、なんて 経験しないで終わってしまった。 ]
(442) 2020/07/27(Mon) 20:33:25 |
| [ 髪の毛の話題をしたんだし、 ヘアピンでも贈れば良かったのかもしれないけど。 今、あたしの目の前に並んでいたのは、 >>357 先程トランペット少年よろしく眺めていた ドレスやワンピース達。 …… 社畜はお金を使う暇がないからね。 お金はそこそこ貯まるんだ。 ] (444) 2020/07/27(Mon) 20:34:03 |
|
え〜〜 じゃあ、プレゼントするからさ。 好きなドレス選んでよ。
[ どんな店のドレスコードもクリアできるだろう ラインナップを、手のひらで指し示す。
同性に贈るものとしては、 金額やチョイスがおかしい?
だから言ったよ、そういうの慣れてないって! ]**
(445) 2020/07/27(Mon) 20:34:53 |
|
変わった目の色? そうだっけ?
[ どうにも記憶がはっきりしないのは 当時のあたしは頭痛が酷くて いろんなことを曖昧にしたまま、逃げたから。
ただ、変だなって思った覚えはないから。 普通に可愛くなるとは思うけど。 ]
灰原さんは、自分の目の色が嫌いなの?
[ そんな問いは、隣から聞こえた小さな咳払いが かき消してしまったかも。 ]
(470) 2020/07/27(Mon) 21:35:04 |
| 嵩張るって…… そんな我儘言うと、指輪とか贈るよ。 あたしの給料を3ヶ月分くらい使うから、覚悟して。 [ ジュエリーショップも、きっと近くにあるよね。 もともと自信がある案ではなかったけど すげなく却下されれば、 わかりやすく拗ねて見せて。 >>448 ] ─── ふぇっ [ それから、唇の端から、素っ頓狂な声を洩らし。 指先を絡め取られれば、引かれるまま店内へ。 ] (473) 2020/07/27(Mon) 21:35:30 |
| [ 彼女が合わせてくれたワンピース。 >>449 シックで可愛らしさを兼ね備えていて あたしには似合わないんじゃないかな? つい、そんな風に言ってしまったけれど。 一度見たら、目が離せなくなってしまって。 もともと何でもいいと思っていたから、と。 自分自身に言い訳しながら、支払いを済ませてから。 店員さんから手渡された、 その、……成瀬瑛のために選んでくれた服を。 紙袋ごと、ぎゅっと抱きしめた。 ] (474) 2020/07/27(Mon) 21:36:46 |
| ありがとう、詩桜ちゃん。 [ 店を出ると、彼女の目を見て。 自然と浮かんできた下の名前とともに、 へらり、少し照れくさそうな顔で笑う。 …… 薄情なあたしは、当時の感情のことなんて すっかり忘れていたけれど。 >>0:234 渡しそびれていた何かをやっと返せた、 そんな気がして。 ] (476) 2020/07/27(Mon) 21:37:23 |
| [ 服を選んでもらったんだし、 あたしもちゃんとプレゼント選んだ方がいいよね。
そんなわけで、考えを改めたけれど それですぐに何か思い浮かぶなら苦労しない。
…… まあ、決まらないようなら指輪でいいか。 えっ、駄目? ]**
(477) 2020/07/27(Mon) 21:38:00 |
| [ そんな会話を交わしているうちに 声を掛けてきたのは いつかトイレで見たお姉さん。 >>471 丁寧な挨拶に、 こんにちはって頭を下げて。 何だか詩桜ちゃんに用事があるみたいだから。 >>472 ( おねだりポーズがとても可愛かったので、 仕事の参考にしようと思う。 ) あたしの用は済んだんだし、そのまま二人と別れて ショッピングエリアから立ち去ったかな。 ]* (478) 2020/07/27(Mon) 21:45:31 |
| [ 本当に、誕生日なのに。 逆に貰ってばかりだよ、あたし。 >>486 パンプスとストッキングももちろん嬉しかったけど。 どちらかというとあたしの心は、 以前手放してしまったメアドが再び手の中にある。 その事実の方に気を取られていた。 しかし、結果報告と言われても…… ケーキの感想で大丈夫かな。 ] (507) 2020/07/27(Mon) 22:33:56 |
| [ 渡したい物がある。 >>498 その言葉を聞けば、察することはできる。 誕生日の人からプレゼントを貰うような間抜けは きっと、あたしくらいだ。 市村さんが詩桜ちゃんの誕生日を知っていたか、 あたしは知らなかったから。 勝手にそう判断して。 場違いだなって思ったから 同行は遠慮することに。 >>489>>498 ] (509) 2020/07/27(Mon) 22:34:09 |
|
いきなりごめんね、市村さん。 二十歳くらいの女の子って、 何が欲しいかなぁ。
[ その去り際。 女心に詳しそうな知り合いなんていないから。 藁にもすがる思いでこっそり尋ねるのは二十歳の娘。
でもあまり時間をかけると、 詩桜ちゃんを待たせてしまうし。 なので答えが返ってこなくても、待つことはせずに あたしはその場を後にする。 ]**
(510) 2020/07/27(Mon) 22:34:38 |
| (a126) 2020/07/27(Mon) 22:39:13 |
| お化粧品かぁ。 あたしにはない発想だった。 ありがとう、市村さん。 [ 顔を寄せて、こそこそ。 >>516 ささやかな秘密の共有。 お洒落で、それでいて使いやすい。 的確なアドバイスをくれる市村さんは、 最初に見た印象から感じたように 頼りになるお姉さんといった感じで。 トイレのトラブルの処理方法とか そういった方向の知識ばかり蓄えないで。 あたしも彼女のような経験の重ね方、 できたら良かったのかな? ] (589) 2020/07/28(Tue) 10:06:53 |
| [ どちらにせよ、メイクは自分用にも必要だ。 だから彼女達と別れたあたしの足は、 コスメショップへ。 瞳の色が嫌いかと尋ねた時。 >>485 返ってきたのは否定だったから。 じゃあ、見てもいいよねって 自分ルールでこっそり覗いた彼女の色は、 とても綺麗な琥珀色で。 やっぱりというか、全然変ではなかった。 しばらく店内を歩いて、手に取ったのは 透明感のあるブルーアイシャドウ。 彼女の瞳と合わせれば 夜空を思わせる色合いに、吸い込まれそうで。 自分でも驚くくらい、すんなりと決まった。 ] (590) 2020/07/28(Tue) 10:07:25 |
| [ すんなりといかなかったのは、その後。 買ったはいいけど、さてどうやって渡そうか。
メアドをもらっているから、連絡は取れる。 ……取れるんだけど。
こちらから連絡すれば、 必然的に彼女はあたしの連絡先を知る。 それに不都合があるかと問われれば、 …… 別に、ないはずなんだよ。ただ、 ]
(591) 2020/07/28(Tue) 10:08:04 |
| [ あたしのスマホにかかってくるのは、 仕事の連絡だけ。 >>305 それしか登録していないから、当然。 だからスマホが鳴ると、少しだけ疲れてしまう。 けど、それは大丈夫。 今までだってそうやって生きてきたんだしね。 ……でもね。 もし詩桜ちゃんが、あたしの連絡先知ってたら。 振動するスマホに、詩桜ちゃんかも?って。 あたしはほんの少し、期待してしまうかもしれない。 でもあたしに来る連絡は やっぱり「仕事」の件だろうから。 期待した分、これまで以上に疲れてしまいそう。 そんな自分勝手な理由。 ] (592) 2020/07/28(Tue) 10:08:27 |
| [ 悩んだ結果、アイシャドウは鞄に潜ませた。 持ち歩いていれば、また偶然会うかもしれないから。 そうしたら渡そう。……なんて、いい加減な計画。 そうこうしているうちに 随分時間が経っていたから。 あたしは鏡に向かうと、アドバイス通りに >>449 髪をハーフアップに結い上げて。 それから一緒に買った化粧品で、頬に色を差す。 この辺りは仕事でたまにやるから、 自分でもできる範囲。 …… こうして大人になってみれば、 髪を固めなくても、癖毛を隠す方法なんて いくらでもあるんだと知る。 ] (593) 2020/07/28(Tue) 10:12:26 |
| [ 窓の外に見える空の色で時間を確認すると シフォン生地のワンピースを揺らしながら 集合場所のラウンジへ。 >>299 あたしの方が先についていたら、 先ほどまで誰かがいた席に座って >>576 メニュー表を見る。 ] あっ、マテ茶あるんだ。 じゃあそれお願いします。 [ 飲むサラダなんて異名を持つお茶。 手軽に栄養取れそうだって、 一時期嵌ってよく飲んでた。 そう言えばいつか取材にきたアイドル君にも 問答無用で渡してしまったけど。 食べ盛りの男子に、飲むサラダは いまいちだったかもしれないね……? ] (594) 2020/07/28(Tue) 10:13:45 |
| [ そんなことを考えながら、 茶葉の独特な香りに酔いしれて。
しばらくはきちんと待っていたけれど 相手がなかなか現れないようならば。
うつらうつら、船を漕ぎ始めたかもしれない。 ]**
(595) 2020/07/28(Tue) 10:13:54 |
| あっ、ごめんね。 あたし寝てた……? [ 肩に触れる感覚に、ゆっくりと瞼を開くと。 相手が誰かも確認しないまま、 >>643 反射的に謝罪する。 いつもより睡眠は取っているはずなのに。 気を抜くとすぐに眠くなってしまう。 普段は眠くなっても、 仕事とカフェインで誤魔化しているから。 久しぶりの休暇に、身体がこれでもかと 休息を求めているのかもしれない。 ] (656) 2020/07/28(Tue) 21:09:05 |
|
そうだね、待ち合わせ中だけど 来れなくなった可能性もあるし。
もう少し待ったら、部屋で寝直すよ。
[ 硝子越しに見た空は何色だっただろう。 ごしごしと、軽く目元を擦る。 あーでも、ちょっと眠いなぁって。 何度か瞬きを繰り返した後、 そこでようやく、目の前の人と焦点を合わせる。 ]
(657) 2020/07/28(Tue) 21:09:22 |
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……真っ直ぐで綺麗な髪だね。
[ 自然と、口に出していた。
さらりと揺れる黒は、 癖毛のあたしとは、大違い。 彼女みたいな人が娘だったなら。 あの人達も喜んだんだろうな。
彼女の家庭事情も、鬘だってことも知らないから。 そんな無責任な感想を抱いた後。 ]
ね。お姉さん。 奢るから、一杯だけ付き合ってくれない?
[ 誰かいないと、あたしまた寝ちゃいそう。 そんなおねだりを聞いてもらえたら グラスが空になるまでの間、 たわいもないお喋りを楽しめたかな。 ]**
(659) 2020/07/28(Tue) 21:09:32 |
| [ お姉さんに頷いてもらえたのなら、 >>659 あたしも ほうじ茶drinkを追加でお代わりする。 喉を潤しているうちに、 次第に意識もはっきりしてくる。 まだかな、って辺りを見渡せば、 同じく彷徨う視線と重なった。 >>674 ] (680) 2020/07/28(Tue) 21:41:39 |
| [ えっと、今日はどんな設定だっけ。
目的の姿に、無意識に考えてた。 求められる人格を形成しようとする。 でも、まだ寝ぼけていたのかな。 リクエスト内容が思い出せなくて。
ようやく、あたしのままでいいんだと気付いた。 ]
(681) 2020/07/28(Tue) 21:42:07 |
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