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【秘】 六鹿 稀 → 宮野 利光んむ、……………… [ 彼女は、頬を摘まれて、 不思議な人との一夜が終わってしまった。 ] いつか、…賢斗さんと、2人で…… 私を、汚して……ほしいな… [ 小さく呟いたその言葉は、 風に乗って、どこかに届いたのだろうか。 ]* (-26) 2020/09/04(Fri) 22:39:19 |
【人】 宮野 利光おや、可憐な女子だと思うたら まれではないか。 [ 岩場に腰を掛けて、けらけらと笑います。 湯船に浸けた足でちゃぷん、と音を立てました。 小さな滴が水面を騒めかせます。 ] 先程からずっと、あの男の背後に居て、 まれのことを見ていたというのに、 ちっとも気付いてくれぬものだから、 まれに瓜二つの娘かと思うていたのだ。 [ くつくつと喉を鳴らして、手で湯を掬って、 ぴしゃ、とまれの顔に向かってかけてやりました。] (11) 2020/09/06(Sun) 1:08:56 |
【秘】 宮野 利光 → 六鹿 稀[ にやりと笑いながらそっと、身体を動かして。 着物からうでをするりと抜けば、 己の肩から腰までは露わになりました。 そのまま、湯船に肩まで浸かっている 彼女に身をぐいと寄せて。 結えていない髪が、湯船を泳いでいます。 流れるようなそれをひとすじ梳いて、 丁寧に耳にかけましょう。 そうして顔を耳元に寄せて、そっと。 ] [ と告げて、またにっこりと笑んで。 ]* (-44) 2020/09/06(Sun) 1:12:55 |
【秘】 六鹿 稀 → 宮野 利光ま、ぁ……とても、無駄のないお体…… [ あまり目にすることのないその人の体。 不意に露わになれば、彼女は口に手を添えて、 ため息を漏らしただろうか。 ぴくっと、髪を耳にかけられると反応し、 瞳が垂れそうになれば、 それは寸止めにも近いようなもので、 それ以上触られることはなかった。 ] 賢斗さんが、…!っ………… [ 口づけも、何もなく、 彼女は脱衣所に通じる扉が 開いた音を確かに聞いた。 背徳的とは、こういうことなのかと、 密かに思いながら、おかえりなさい、と 彼に声をかけることだろう。 ]* (-45) 2020/09/06(Sun) 5:52:54 |
【人】 宮野 利光[ 亭主の戻りを知らせる、扉の開閉音が 聞こえます。 当たり前のようにはっとそちらを向いて おかえりなさいと声を掛けるまれを目にして わかってはいたのにどんと鉛のような重さが 胸にのしかかりました。 彼女は己のことをどのように思うているのだろう、 と馬鹿馬鹿しい疑念がふと過れば、 さらに仄暗い気持ちが腹の底から湧き上がるのを 止められずに。 ] (14) 2020/09/07(Mon) 10:32:02 |
【人】 宮野 利光[ 所詮己は形亡き者、彼女を好いたとて どうにもならぬことくらい理解して居りますし 彼女とて、真に愛して居るのは その男なのでしょう。 …ならば、何故、 何故彼女は夫と俺と 二人に愛されたいなどと… 平安の時代から、女子の心は 得心出来ぬものというのが 常識であるようですが、まさにその通り… ] (15) 2020/09/07(Mon) 10:33:45 |
【人】 宮野 利光[ ぶるりとひとつ頭を振って。 また元のように岩場に腰をかけて。 にこにこと笑う仮面を被って 彼女を見ていることでしょう。 瞬きすら惜しむように、じっと。 * (17) 2020/09/07(Mon) 10:40:19 |
【赤】 宮野 利光[ ちり、ちり、と 腑の中に燻る、艶羨の 燈 淫らに重なり合う二人は夢中のよう。 口元には笑みを絶やさぬまま けれど目つきは幾分鋭くなっているのが 自分でも分かります。 こちらに目をやる彼女と視線が合うたなら その胸元に咲いた紅い 花 を触れられぬ距離でそっと指差して そのまま己の手の甲から人差し指に 唇を這わせて がり、と歯を立てましょう ] (*64) 2020/09/07(Mon) 15:38:39 |
【赤】 宮野 利光[ ぎらりとした目で見つめながら 上がる口角は何を待つのでしょう。 じんわりと滲む己の血を 見せつけるようにぺろりと舐め取って くつくつとまた喉を鳴らして 彼女を見ていましょうか。 ざぁと時折強く吹く風が、 露天に植えられた木々を揺すって まるで囃し立てるように鳴きました。 ]* (*65) 2020/09/07(Mon) 15:41:30 |
【赤】 宮野 利光[ きゅうと寄せられた眉は、 それは己に向けられた物 奥底に吹き荒れる黒い嵐を どうにか抑え込むように 含み笑いを喉で鳴らせばまた指を ゆっくりと舐め上げて。 胸元の紅い印を隠すように動く彼女と その豊かな谷間で捉えられた 男の物を少し冷やかに見下ろしました。 ] (*68) 2020/09/07(Mon) 17:47:44 |
【赤】 宮野 利光[ ざわと騒めく木々の揺れに 動きを合わせるようにそっと動いて 彼女の背中に音も無く近づいて。 夫を愛して止まぬ彼女を 愛されていると信じて疑わぬ男 と愛する資格さえ無い己 とで挟むように屈んで。 その白く薄い背中に指を伝わせました。 少し窪んでなだらかな曲線を描く背骨に沿って 上から下へと、触れるか否かという 繊細な距離で、そっと。 ]* (*69) 2020/09/07(Mon) 17:54:06 |
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