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【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ「ン」 短く返事をして、素直に腕の力を緩めた。そして、それが外されるのを見て、なんだか不思議な気持ちになった。知っている顔の、知らない状態。 眼鏡が置かれた微かな音を聞き、あなたが近くに戻ってくる前に我慢できずにまた首を引くだろう。今度こそ鼻先触れ合う距離、じーっとその目を覗き込むために。 「……ンン…、あー、俺の幸せを願ったのか……変なヤツだなァ……。庇護欲そそる、心配する、つったンだよソイツ」 ということは、目の前のあなたも、と考えて。それは前の時に伝えられたな、と思い出した。喜びや幸せを分かち合うのを嬉しいと思うあなた。 ……少し考えてから口を開く。それは答えられないから、ではなく。 「アイツの感触」 めり込む足、皮膚、折れる骨の音。痛がる呻き声と顰められる顔。 「アイツに痛めつけられる感触」 抉られる肉、滴る血、向けられた容赦のなさと、最期。 ……淀みなく答えた。それが、あなたと分かち合えるわけがない、と、半ば確信を持ちながら。 だから少し、言いたくないななんて思いながらも。 (-100) 2021/10/04(Mon) 1:16:29 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ……これは、相談ごとが終わってからの、囁き。 「ヴィオラ弾き。予定が無ければ、……私の部屋へ。 音が聴きたい……耳が。脳が、生の演奏を求めている」 強制ではない。 凶行と表現しても足りない拷問を成し遂げた人間と時間を共に過ごすのは、苦痛を伴うことだろう。 けれど彼は、貴方を呼んだ。 そのまま、自室へ立ち去っていくことだろう。 追うも追わないも、貴方の自由だ。 (-101) 2021/10/04(Mon) 1:19:08 |
【魂】 知情意 アマノ「そう、実害がないからこそ許される。思うだけならば許される」 一度、男は話を区切った。眼鏡を押し上げる動作を挟む。話題の切り替え先は、あなたが確定しきれなかった『悪』に対して。 「……ところで、『世間一般』の認識としては概ね『悪は滅ぼすべき死に絶えるべき』であるかと思うのだが。そこには重要な見落としがあると思わないかね? そう、悪は本来何者であったのか。 『世間一般』は、悪もまたかつて善の中にいた 人間である という単純な事実を忘れ去り、悪を人間と認識することなく扱う。『人間を殺すのは悪だ』と唱える口で『悪は殺す』と言えてしまう。悪も人間であるにも関わらずだ 」あなたの前でそう語る男は人間だろうか。 あなたの前でそう喚く悪は人間だろうか。 あなたの目には、コレはどう見える? 「 ……君は…… いや、そうだな。どちらとも語れるが少々話が長くなる。それでも構わないか?」 (_15) 2021/10/04(Mon) 1:59:29 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ「ありがとう」 男にしては比較的穏やかな声で礼は紡がれた。引き寄せられることへの抵抗は相変わらずなく、鼻先が触れ合うのならば笑み混じりの吐息を零してそっと鼻先を摺り寄せた。吐息は当然あなたにもかかるだろう。男の瞳の奥に宿る、形のない好意があなたにも見えるかもしれない。 「……その『変なヤツ』に、もしかしたら覚えがあるかもしれない。もし私の考えが正しければ、その人は幸せと……あと、君が人間であることを望んだのだと思う。獣でも化け物でも悪魔でもなく、ただ君が人間であることを」 伝える言葉は違ったものの、きっとその人とは近しい思いを持っているのだろう。……あなたという人間が少しでも幸福であるように。そう、願っていると考える。 続いてあなたの告げる言葉には、あなたの思う通り、男は共感することはできない。できないが、だからといって反発することもなかった。それはあなたを抱きしめる腕の力が証明している。 「そうか。私にはその感覚は分からないが……君は、君だけでは感じられないものが好きなのかもしれないな」 それは戦闘だけに留まらない。こうした触れ合いや言葉を交わすこともその枠に入る。 (-124) 2021/10/04(Mon) 2:25:30 |
【秘】 知情意 アマノ → 模範囚 メサ「……痛いところを突くな。返す言葉もない、全くもってその通りだ。 私は私のような化け物と、それをともに作った研究員を殺害した。塵芥と呼んだ彼らが84人であることも覚えているし彼らの名前も覚えている。彼らに失礼だったと気付いたよ。 ……君は、どうしてそのような真っ当な感性でもって、それだけの人を殺害するに至ったんだ?」 男はあなたのことを知らない。知らないが故に、そう問いかける。 (-125) 2021/10/04(Mon) 2:31:13 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィスあなたの囁きに男は暫し反応することができなかった。立ち去っていくあなたが遠くなってから漸くその背を追いかけ、ついて行きながらも言葉を紡ぐ。 「それは構いませんが。……私のようなものが、トラヴィス様の部屋にお邪魔してもよろしいのでしょうか」 確認を投げかけた。男は自分が何であるかを理解してこの場にいる。 (-128) 2021/10/04(Mon) 2:35:05 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ「逆だよ。今の私に同僚を近づけさせたくない」 常ならば朗々と響く声は、冷たく沈んだように囁かれた。 「私の望みを叶えるのには、お前が適切だ」 苛立ちを露わにした吐息。 お前に拷問させろ、という表現にもとれる言葉は、トラヴィスの中で精査されたものではないのが理解できるかもしれない。 部屋の扉の前で、トラヴィスは立ち止まる。 「……止めておくか。帰るなら今だぞ」 (-131) 2021/10/04(Mon) 2:44:52 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ「ふ、ふふー」 ありがとう、に対しての言葉も知らないし、何故礼を言われたかも良くわかっていないが。あなたが近くなったので、嬉しそうに笑う。吐息がかかればその距離にくすぐったげに笑い、その目の奥にある、……わからない。分からないが、なんだか悪い気はしないような色にまた、機嫌良く息を吐き。 「……そー、そォ、そォだよ、アイツもやっぱ宗教違うンだなーて思った。ひとだって。ひととして扱うって。友人を気取るって…なンかそのあと兄を気取るになったけど」 きっと、頭に浮かべる人物は同じなのだろうと推測した。そして、子どもが逐一報告するように述べる。満更でもなさそうな様子で。 離されてもおかしくないなと思った手が、離れない。 罵倒されるのが当たり前の心情が、罵倒はされなかった。 「……アー、…そうかもしンねェね。誰かとなんかすンの、好きなのか。……今も気分いーもンな、お前いてェ、近くてェ」 (-132) 2021/10/04(Mon) 2:45:29 |
【魂】 知情意 アマノあなたの呟きも吐息も、どちらともを男は見ていて、しかし言葉でも視線でもそれ以上あなたを追い詰めようとしなかった。普段無表情であるあなたの表情が移り変わる様子を見ても言及だってしない。そんな行為に利がないことはよく分かっているつもりなので。 一度はこちらを映した翠色が逸らされても、男はそれを追うことなく話し始めるだろう。 「かいつまんで説明すると。……私は、人智を超えた力を持つ存在、神と呼称すべきモノを創造するためのプロジェクトに参加していた。当初は肉体・精神・知性のすべてを求めていた計画は、途中から肉体強化による武力にのみ比重を置いたものとなった。 強化人間を生み出す研究へと変わっていったのだよ。 私はそれが嫌で、知性がなければなしえない計画で人間の知性を軽んじられるのに耐えられなくて、…………。 罪を犯した理由はその程度の激情で、反抗に及んだ時の私は全てを破壊しようとして……ああ、私も同じになってしまったのだと、思ったよ」 (_17) 2021/10/04(Mon) 3:02:20 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス常のあなたと異なる声に男は静かに息を飲んだ。そのような冷たい囁きをこの男はきっと聞いたことがなかっただろう。 精査されたものではない言葉であるのならば、苛立ちのありありと見える息をつくのならば、きっとこの扉をくぐった先には安寧はないのだろうと考えて。 「……いえ。このヴィオラ弾きめをお使いいただけること、心より感謝申し上げます、トラヴィス様」 それでも、男は進むことを選択する。 (-140) 2021/10/04(Mon) 3:08:42 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノトラヴィスの部屋は、貴方が彼の部屋を想像したそのまま、あるいはその延長線上にあるようなものだ。 大理石の調度品。血を思わせる深い赤を基調にした、細かな装飾の壁。品の良い布張りのカウチソファに身を投げ出したトラヴィスは、そちらを見ることなく硝子戸のワインセラーを指差した。 「……何れでもいい。お前が詳しいのならお前の好みでもいい。共に呑むことを許す。適当に空けろ」 墓守を名乗る男は、今宵、しこたま酩酊するつもりらしかった。 (-143) 2021/10/04(Mon) 3:20:37 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフあなたが楽しげで、嬉しげで、機嫌良さげで。それらが積み重なれば積み重なるほどに男もまた表情が穏やかなものになっていっているのだが、本人の自覚は伴っていないようだ。あなたの見える範囲ならば和らいだ目元がその証左とも言えるのに。 「あの方は人間らしい者がお好きだからな、君にそう仰るのも理解できる。君が人間であると君に伝えられる人が増えて私も嬉しく思うよ。私のような者にも友人のように語り掛け、刑期を終えた後の道筋を作るとまで仰られる方だ、……私が死んだとしても君を託すことのできる方だと、思うよ」 あなたの報告する様に穏やかな声を返していた男は、己を飼う主人の姿を思い浮かべている。互いの利のための関係であったはずなのに、個人として友人のように己の生を望む変わった主人を。 「近くにいて、こうして話すのもいいが。……二人でできる他のことに手を出してもいいかもしれないな。何をしようか、ナフ」 (-151) 2021/10/04(Mon) 3:42:25 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノあなたの和らいだ目元はわかる。わかるのに、その理由がわからないまま。 首に回した手の片方を、あなたの頬へ滑らせようと。それが叶えば、その和らいだ目の下を親指の腹で撫でたがり。 「……ン、変なヤツだなーとは思うけど、やじゃねェ。 でもなァ、アマノ、お前はお前だしなァ」 ヒトではないと思う、と言った瞬間の悲しげな顔を覚えている。その顔はあなたの思い浮かべるものと同じだ。 それは、それとして。あなたが死んだあと、という言葉に何とも言えない顔をした。悲しげとはいえない、寂しげともいえない、少し思いを馳せるような。 託されても、あなたに会えなくなるのに変わりはないのだろう、と、思う。思うだけ。 「お前のことが知りたい。……パーツか、…ンー……身体でもいい。なー、脱がしていい?」 間も開けずに即答した。了承されるなら、その体勢のままであなたの服を脱がそうとし始めるだろうか。 (-154) 2021/10/04(Mon) 3:53:39 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス男は初めて訪れる他人の部屋をきょろきょろ見回すような人間ではなかったものの、なるほどあなたらしい部屋であるという感想を抱かずにはいられない。 あなたの指が指し示すワインセラーへと視線を投げかけると同時に受けた命に粛々と従う。酒に詳しい人間ではないので、たまたま目についた中の一本を手に取って、それから。 今自分が手にしたこのワインが開封済みであってくれと願わずにはいられなくなった。 未開封のものを空けるのならば当然コルク抜きを用いることになるだろう、しかし、自らの目の前でいくつもの穴を開けられ死んでいった男の姿は記憶に新しい。 「…………」 手元に視線を落とすこともできないままあなたの元へと戻ることだろう。グラスを回収するところにまでは意識が向くが、さて。 (-155) 2021/10/04(Mon) 3:57:20 |
【魂】 知情意 アマノあなたの手袋の下に隠された笑みも、巡らされていた夢想も、男には知ることができない。 男はその時きっと慟哭していたのだろうし濁った瞳で同僚だったものを見下ろしていたのだろうが、それも遥か遠い過去のこと。若気の至りなんて言葉で茶化してしまえる程度には諦観に彩られた思い出であり、その地には二度と戻らないのだろうというあいまいな確信だけがあった。 「私が守りたかったものを私以外が望んでいなかった、それだけのことだよ。君の言うように変えようのない事実であり、覆せぬ過去であり、未来永劫剥がれることのないラベルだ。……人間相手ならば気遣いの言葉を投げかけられるのが良いと聞く。謝られる理由はないが、今後のために学んでおくといいのではないだろうか」 あなたの謝罪に対しては僅かにふざけるような声音と言葉だ。実際、男は気遣いを求めているわけではなかった。 「……私は、今でも人間が好きだ。私自身も人間で在ることを喪いたくないと思う。……償いを終えた先で、最期まで、知性を持つ人間として在りたい」 (_21) 2021/10/04(Mon) 4:15:47 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ貴方にとって悲しむべき情報は、それが当然のように未開封であったということ。 「はあ…………もう少し度数の高いものを揃えておくのだったな。並べた時の見目は良いが、今の気分はワインじゃない」 しかし男は赤熱した剣で『瓶の首ごと』落とした。コルク抜きの出番が無かったのは、彼もまた同じことを考えていたから、だった。同じ道具を使い続けた手は、鈍い痛みを訴えている。 「ほら。好きなぶんだけ飲むと良い。貴様らの環境では手の届かんクラスだぞ」 そのまま手酌でグラスに注げば、荒々しくも飲み下す。……長い年月を経て熟成された葡萄酒が本来の味を取り戻すには、封を明けてからもやや時間がかかるものだ。それを知りながらも待つことすら惜しむ様子は、やはり優雅さに欠けていた。 (-162) 2021/10/04(Mon) 4:45:05 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ頬に滑る手も目の下に触れる親指も当然拒むことはない。それどころか、その頬に一度擦り寄ってみせて、そうして漸く自分の表情の和らぎを自覚している。 「ならきっと君にとってもいい隣人になる、……。……確かに私は私しかいないが……そのように言われると若干面映ゆいな」 生き辛い世界で長くを生きるつもりがないからこそ、ここを出たら自分自身をも終わらせようと思っていたはずだったのに。そうして眠ることこそを幸福な死であると思い息を殺し続けていたというのに。ここに来て俄かに決意の揺らぎを感じてしまっている。 男はあなたの即答に胸中を満たす何かを思いながら、続く問いにこちらも即答を返すだろう。 「構わない。 ……君の好きなように、私を知ってくれ…… 」抵抗をする気が毛頭ないため、男の衣服はベッドや床に落ちていくことになる。己の肉体を隠すことはこれっぽっちも考えていないのか全裸にするのも容易だっただろう。 幾重にも秘されていた服の内側に潜んでいた肌は白く、かといって繊細などとは表現できそうにない至って普通の男性体のように見えた。しかし、その肉体の各所に埋め込まれたユニットが冷たく存在を主張し、男の下腹には男の象徴たる陰茎だけでなく、その下に取ってつけられたように女の蜜壺が存在している。男の襟足から伸び服の内側にしまわれていたコードは鎖骨の僅か下に埋め込まれたユニットに接続されていた。 (-163) 2021/10/04(Mon) 4:53:34 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ擦り寄る動作は全くの想定外。ぱち、と瞬いた柘榴色が、次にはなんとも嬉しそうに細められ緩められる。 爪を当てないようにゆるゆると何度か撫でてから、手を下ろした。 「うン、お前はお前しかいねーがァ、……そッかァ、いつかいなくなるンだなァ、そーいや」 あなたがここから出たあとにどうしようとしているか、男にはわからない。わからないが、無期懲役の男は、あなたがここから出たら二度と会うことはないだろうということを知っている。 だから、今のうちにたくさん知らねばならない。特に、それが許されたこの宴の期間中にでも。 了承を得て、指が動き始める。あなたの下にいるまま。布が多いな、なんて考えながらも、乱暴に剥ぎ取るなんてことはしなかった。特にボタンを外す手つきはそれなりにもたついていたが。 シャツの前を開けて、ひたと手のひらを胸元に当てた。鼓動があるな、と同時に、知らない微かな駆動音などもあるのだろうか。シャツを、そのあとはズボンを、下着も全て。のんびり脱がして床に落とせば、いろんなユニットが見えた。 「……あ、これか、繋がってンの。これ役割なに?」 さっき気になったコードの先。緩やかに指先で撫でる。 (-166) 2021/10/04(Mon) 5:14:10 |
【魂】 知情意 アマノ数拍。それがあなたの愉快でめちゃくちゃな屁理屈を聞いた男の硬直していた時間だ。そんな僅かな沈黙を破ったのは概ね吐息と言っていいような、辛うじて笑みが混ざったかもしれないような吐息だった。 「……私を人間として扱おうとする看守は君で二人目だ。ありがとう」 一人目はきっとあなたの想像した通りだ。普段の監獄生活において、この男が毎日のように付き従い手伝いをしている看守などたった一人しか思い浮かばないはずなので。 「私が法を犯し84人を殺害しプロジェクトデータを全て破壊したのは事実だ。それにこんな化け物を隣人として迎え入れたくないという感情は概ね理解できるからな。……理解など無理にする必要もないさ」 男は己を人間だと言っているが、それでも化け物の一面を持つこともまた否定せず受け入れている。 「私で良ければいくらでも付き合おう。君の価値観に何かしら良いものをもたらせているといいと思うし、何かしら思うことがあったら例えまとまっていなくとも聞き役になるから気軽に声をかけたまえ」 (_23) 2021/10/04(Mon) 5:15:24 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス気もそぞろだったからだろう、一瞬何が起こったか理解できていなかった男は数度目を瞬かせて、それから常の振る舞いと大きく異なるあなたが抱く心情のほんの一端だけでも受け取ることができただろうか。 「ありがとうございます。ありがたく頂戴いたします」 男もあなたに倣いグラスにワインを注ぐ。テイスティングなどしていられるような心地ではなく、また、ひどく喉が渇いていたため、注いだ分をすぐ飲むような慌ただしくも拙い飲み方をしていた。 「ワインの気分ではない、度数の高いもの……となるとウィスキーなどでしょうか。恐れながら酒類には詳しくなく」 (-167) 2021/10/04(Mon) 5:25:12 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ「……いなくなるつもりでいたのだがね。あの方は私に、看守としてここに残る未来を提示されたのだよ。私が生き続けることを望まれたんだ」 答えは出せていない。考えてこなかった生の道筋に困惑している。声音に滲んでしまうかもしれないが隠すつもりもなく。 ただ、未来を変える気がないのならばいつか必ずあなたとの別れが訪れるため、男もまたこの限られた時間の中であなたと知り、知られることを望んだ。 あなたに覆いかぶさったまま、男は徐々に纏うものを失っていく。許されるのならばあなたの服にも手をかけようとするが、嫌がるようであれば男だけがあなたの上で裸になっていった。 鼓動の下を走る僅かな駆動音はきっと身体のあちこちから聞こえる。けれど、あなたが手のひらを当てた先にある鼓動はあなたにはっきりとこの男の生を伝えていた。 鼓動が常より早いのはなぜだろう。彼の高揚が移ってしまったのだろうか。 「ん……それは電圧調整ユニットだ。簡単に言うなら私が私の雷で死ぬことのないようにつけられた安全装置のようなものだな」 (-168) 2021/10/04(Mon) 5:43:15 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ「……看守」 考えもしなかった、というような顔を隠しもしなかった。ぱちぱちと目を瞬かせ、じっとあなたの目を覗き込む。目だけでなく、声にすら困惑が滲むのを感じ取って、今それ以上を聞くのはやめた。 服に手をかけられようが、拒みはしない。それどころか、脱がせづらそうなところでは積極的に身体の位置を変えるなどしてそれを手伝った。あなたよりはだいぶ薄着な男は、下手したらあなたより先に一糸纏わぬ姿のなるのかもしれない。 色の濃い肌に、所々入った白い刺青。よく動くせいで引き締まった身体は、それでも常識の範疇にあるように見える。見た目だけは、ただの若い男だ。 どくどくと鳴る鼓動と、微かな駆動音。ふ、と息を吐く。 「あー、へェ……じゃあ大事な部分だ」 あなたの命を助ける装置を、労うように撫でる。 そのまま、手はあなたの胴体を流れるように撫でて下肢へ下っていこうとし。 「お前さァ、どっちもあると、どっちも気持ちいいン?どっちがより一層、とかあンの?」 ちら、と目視でも確認しながら明け透けな質問を。 (-170) 2021/10/04(Mon) 5:58:29 |
【秘】 模範囚 メサ → 知情意 アマノ「っ…、拙は真っ当になれているでしょうか。それは光栄です」 あなたの問いに、最初に返したのは喜びであった。 「拙があなたのいう感性を身に着けたのは、収監以降の話になります。 それまでは罪状通りの人間…いえ、人は拙を兵器とも呼びました。 殺した人の名前、人柄…どれも知ることはありません。 時に人相は見ることがありましたが、それは命を奪ってからの事ですので」 「なので、今回の機会は非常にありがたいものです。 なにせ、生きている人とこうして話が出来るのですから」 (-185) 2021/10/04(Mon) 12:49:58 |
【赤】 知情意 アマノ「……セファーは、殺したい相手を具体的に決められない。だから殺したい相手ではなく、処刑ではなく襲撃で死亡させたい相手を選ぼうと思った」 狼は言う。死ぬべきであり殺される可能性も踏まえこの無礼講の場にやってきた人の命を握るのなら、見世物にしたくない、あるいは死の過程を他者と共有したくない人物を選んでの襲撃を選ぼうという心持ちだ。 「セファーが襲撃で死亡させたいのは、現状だと看守に2人と囚人に1人。トムやオリオンはこの中に含まれない」 具体的に聞くのであれば狼はその名を挙げるだろう。ただ、この狼の交友範囲の狭さを思えばある程度察することもできるかもしれない。 (*10) 2021/10/04(Mon) 13:53:26 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフあなたがその時の自分と全く同じ反応をしたものだから、少しおかしくなって笑ってしまう。柘榴色に覗き込まれたターコイズは柘榴色の中に映る自らの色が赤らんでいるのを見て、あなたに溺れているようだとどこか遠くで感じた。 互いに何も纏わなくなった時、男は己の下に横たわるあなたを見下ろしたままで口元に弧を描いた。何故か不思議と満たされているのだ。満たされる理由を正確には掴み切れていないものの、衝動的に己と異なる色を持つ肌、あなたの首に唇を寄せることだろう。 その衝動こそが理由であるとも気付かずに。 ユニットを撫でる理由は分からずともその手つきから悪い思いはなかったのだろうと男は判断し、けれど胴体を撫でる手には思わずといった様子で笑みとは異なる吐息を漏らして、僅かにちらついた快楽を指先に逃がすようにあなたの髪をくしゃりを撫でた。 「……そ、うだな。どちらもそれぞれ気持ちよくなれる。前の主人が性交のためにつけたこちらは当然感覚を調整されているが、」 自らの前の穴を撫で、それから尻のほうに指を滑らせ。 「ほとんどはこちらを使われていたからこちらでも快楽を拾える。……男としての役割を求められるのは稀だったよ」 (-196) 2021/10/04(Mon) 14:47:06 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノあなたが笑う様子も、あなたの目に自分がいるのも、酷く心地いい。予想外の言葉に呆けていた顔はすぐにまた笑みの形に戻りかけ、 「……ッん、」 首に感じる唇の感触に、笑みは笑みになり切らずに終わる。ぞわ、とそこから熱が広がり、心臓まで到達する。たったそれだけで、高揚していた名残りを引きずり出されて、目の奥に欲が灯るのだ。 あなたの息にも、自分と同じ熱を、色を、感じる。それが嬉しくて、髪を撫でる手に擦り付いた。 「……俺なァ、お前が気持ちよくなってるとこ見てェなーて思ってさァ、どっちが気持ちいいか聞いたンだが、」 は、と息が溢れる。そわ、と身体が動く。 それをあなたにも押し付けてやろう、とあなたの唇を奪いに行く。避けられなければ、軽く。 「ダメだ、選べねェ、全部欲しい。女としても男としても抱きてェ、でも稀だったていうお前の男も欲しい、抱かれてェ」 欲のままに言葉を紡ぐ。手はあなたの腰に回し、時折すりすりと撫でるようにしながら。 あなたはどうだろうか、と窺うように。熱を孕んだ柘榴色が見つめる。 (-200) 2021/10/04(Mon) 15:29:08 |
【魂】 知情意 アマノ「私は人間全てに願われた化け物ではないということだよ。私の観測しうる『世間一般』は狭く、この広く果てない宇宙に住まう人間全てに願われたかなど確認しようもない」 悉く諦念に塗れた思考ではあるか、それもまた人間を愛するが故、人間を恨まぬようにと培われた思考なのだろう。だからあなたが『共益関係を結ぶに相応しい者』であると、己を人間として見るのであれば僅かに心の濁りが取り除かれるような心地になった。 「ならばもう暫く私はここにいよう。……こちらこそありがとう、ダビー。君のこれからがどうか明るいものでありますように」 男は席を立たずにあなたを見送った。こちらが投げかけた声音もまた当初よりは穏やかなものだったことだろう。 (_26) 2021/10/04(Mon) 15:55:08 |
【魂】 知情意 アマノ/*感度18000倍ドッコイ太郎様へ えへへへへこちらこそありがとうございますダビー様好き〜〜〜〜〜!!!思想デュエル楽しいし頭ホヨホヨになりつつも滾って大変元気になっております……感謝……ビッグラブ…… ソロールについても承知であります、じゃあ任意に反応しますね。反応したいので……隙あらば……特殊窓の様子を見つつ……こちらも適度に……。 話しかけていただくのも嬉しいしこちらからも話しかける可能性もありますが、いたのならば声が聞こえるだろうくらいのていでぶん回す気がするので気が向いたらお付き合いいただけますと幸いです。 雑絡みはね、オアシスですよ。心の。なのでぜひぜひ。胡乱も時折飛ばすかもですがその時は「ああコイツ疲れてるんだな」と思ってください。感度70000倍ドッコイ太郎様の楽しく快適なロールライフを綿棒(特大)も45本で願っております。 (_27) 2021/10/04(Mon) 16:00:00 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ互いに互いを映しているのだから、互いしか映していないのだから、この室内でともに宿した熱が同一であることくらい容易に分かる。手の内であなたの擦り寄りを感じたのならばそれに応えるように手を添えて優しく撫ぜて。 軽く唇が重なった、ただそれだけで男はあなたの高揚を喉奥へと流し込み、腹底に浅ましい熱をじわりと滲ませた。吐息もしぐさもいじらしい。己の全てを求め、言動のどちらでもそれを伝えてくるあなたを見れば、 なきそうなくらいのよろこびとともに 情欲が熱い吐息となって漏れる。「君に、なら。……っナフ、それならば私を抱いてくれ。私が最も疎ましく思う私を、女としての私を……君に塗り替えてほしい」 望まず両性となった 男が、 男だったものが、女としての快楽を探ろうと思うのは初めてのことだった。腰を撫でられるのに合わせて小さく身を震わせてしまうほどに身体が快楽を覚えているにも関わらず、だ。僅かに勃ち上がる男の下、湿り始めた女を意識しながら男はあなたのすぐ脇に横たわろうとするだろう。いつまでもあなたを腕の中に閉じ込めてはおけないから。 (-209) 2021/10/04(Mon) 16:46:27 |
【秘】 知情意 アマノ → 模範囚 メサ「私から見た君は至極真っ当だ。このような場所におらず、また、罪状がなければ、少々腕っぷしの強い至って善良な一市民のように見える。 ……兵器と呼ばれていた? それはまた、他人事ではないが周囲に恵まれなかったな。君はどう育ってきたんだ、メサ」 周囲の人間や環境に恵まれなかった者を他に知っているからか、少しばかり道場のような何かが瞳にちらついた。 「生きた人と捉えられるのは非常にありがたいな。……形はどうあれ我々は人間と扱われにくい」 (-215) 2021/10/04(Mon) 17:03:20 |
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