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【墓】 木峰 夏生[ 荒々しい口付けは心地良い目眩と震えを生んで 自分で噛み切った唇の傷が唾液で濡れて、 混ざり合う唾液は紅血の味。 同じものが流れてる、おれらの血肉。 胤。 避妊具をつける手つきをちらりと見やって、 おいちゃんと先端の空気は抜いた?やぶれるぞ、 なんて余計なことを思ったけれど にんまりするだけで口には出さなかった。 つけてやりゃ良かったな、もちろん口で。 ] (+29) 2021/07/14(Wed) 8:11:47 |
【墓】 木峰 夏生[ 余裕がない顔を見せろと迫っていた 海斗の表情も動きもまさに余裕は無さそうで 思わず少し前の海斗のセリフを奪って煽った。 先端が押しつけられて、ぐち、と受け入れて 広がる後孔が飲み込んでいく。 肩が震えるのが見えて、息が荒む。 ] っ、は……ァ……んんぅ [ 張り出した傘の部分が収まって、声が溢れる。 ああ、だから後ろはさ自分で愛液出せねぇから 挿れる時にローション……まぁいいか。 俺がそーゆーの好きってわかってて、 わざとやってんだもんな? (+30) 2021/07/14(Wed) 8:14:15 |
【墓】 木峰 夏生[ 余分な滑りを纏わない分、軋みながら腸壁を擦る 熱がよりはっきりわかる。 さっきまでの獰猛さが消えた、とても優しい挿入は 慣らすように前後に小さく動かしながら、 少しずつ進む。 一気に来ていいのに。 そんな焦れる思いで、こちらからも腰を動かした。 それなりの異物感と圧迫感に呻きながら、 それでもどこを探しても見つからない嫌悪感。 愛しさだけが込み上げて、快感を拾って。 ] (+31) 2021/07/14(Wed) 8:15:27 |
【墓】 木峰 夏生[ 一層深くなる熱に背中を撓らせる俺に、 海斗の声が落ちてくる。 ] ……ど、した、 [ 眉をちょっと寄せて窺い見れば、 腕で目元を拭う姿。 ─── ああ、小さい頃によく見たな がくがくと落ち着かない腕を伸ばして、 くしゃ、と髪を撫でる。 ] 泣くなよ、 [ 兄というよりはいっそ母性がこもった声は、 優しく、小さく、穏やかで。 俺が引き寄せるより早く、隠すようなキスが降る。 いろんなもの全部、 全部、食い尽くすような。 ] (+32) 2021/07/14(Wed) 8:17:40 |
【墓】 木峰 夏生[ 最後まで優しい動きで、海斗の腿が肌に当たる。] ……ッは、ァッ…… [ 全て飲み込んでずくずくと溶けるように熱い中を ぎゅうと締め付けた。 快感はもうぎりぎりで、ちょっと動かれるだけで やばそうだったけれど、それは多分 お互い様だったのか、海斗も動きを止めて こちらを見ていた。 ] あー、きもち、い、…… どう、かいと、ッ、っはぁ、 (+34) 2021/07/14(Wed) 8:20:31 |
【墓】 木峰 夏生[ 甘いおねだりをひとつ落としたあとは ちょっと表情を変えて、下から腰を動かす。 それだけでびりびりと刺激が走ったけれど、 全身で耐えて繋がりをくねらせて、誘おうか。] ……うごいて、いい、よ、 中、抉って [ あ、動いたら出ちゃう?なんて、 自分もたいして変わらないのに、揶揄って破顔って こちから貪るように口付けて。 ]* (+35) 2021/07/14(Wed) 8:21:43 |
【独】 木峰 夏生/* いえいえ!全然謝ることはないですよ!! もうねすごくささる ほんとにささる わかりすぎてつらいもん パパもがんばってね、って言いたくなる… (-111) 2021/07/14(Wed) 15:22:06 |
【独】 木峰 夏生/* 完ペア村なのに 公園のベンチに座ってるタイガさんに、大丈夫ですか、って声かけたくなるくらいつらい 頑張ってるのもわかる… (-114) 2021/07/14(Wed) 16:06:27 |
【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生すげー、好いッ――よ、 もう、……ッ、イク、…… [ 僅かに、羞恥を覚えながら それでも、興奮の方が勝って、耐えられなくて 思わず、素直な気持ちを吐き出せば きゅうきゅう、締め付ける肉壁を押しやって ごつ、と腰骨を叩きつけ、腰を揺らした より深く、より強く、繋がりたくて ずん、と、ごり、と、 ―― 兄貴のイイとこを、責め続けた] (-128) 2021/07/14(Wed) 18:19:34 |
【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生 ―――― 夏生、 好きだ [ 呼吸音で、 消えてしまいそうなほど 微かに、愛しいそうな音を響かせた ] (-129) 2021/07/14(Wed) 18:19:40 |
【墓】 木峰 夏生ちょっとそれ詳しく聞かせてお兄ちゃんの布団で コンドームつけてた話マジちょっとそれマジ とりあえずなにしてたか教えて そーか。 [ 泣いてねー、と言う声が小さくて。 そーかそーか泣くほど兄ちゃんが好きか、と、 言えなかった。 たぶん、おれの涙腺も緩むから。 聞こえた気もしたから、きっと。 ] (+46) 2021/07/14(Wed) 22:51:29 |
【墓】 木峰 夏生っ ぁ゛…ッ!!ん ぅ、っ [ 遠慮なく、なんて小生意気な言葉はちゃんと 震えてて、こちらも一瞬表情が綻んだ。 けれど優秀な俺の弟は、ちゃんとわかってて 指で嬲られて敏感になっている前立腺を きっちり擦って刺激してくる。 ぎりぎりで耐えているだけの絶頂感が、 挿れられているだけでもすぐそこで手招き しているのに、そんなとこ執拗に擦られたら 喘ぎ声通り越して濁った声がデカめに出るし、 もう先走りだか精液だかわからないものも 先端からだらだら溢れ出すし。 ] (+47) 2021/07/14(Wed) 22:52:34 |
【墓】 木峰 夏生[ 抉って、と言う言葉そのままの抽送に、 ぐぢゅ、と鳴る水音。 肌が当たる音が加わって頭の中が真っ白くなっていく。 俺の顔に、体に、雨みたいに落ちる汗。 唇に降ってきた滴を舌で舐め取った。 涙かどうかはわからない。 たた、しょっぱい液体がやけに喉に染みる。 ] ん、っ、うう 、ぅっ! [ 散々弄ばれた胸の突起は触れるだけで電気が走った。 がくがくと全身が痺れて、縋るように手を伸ばす。] (+48) 2021/07/14(Wed) 22:53:53 |
【墓】 木峰 夏生[ そこに、海斗の声が重なる。 ─── 好い、と。 瞬間的に奥歯を噛み締めて、がちんとなる硬い音を 聞きながら唇を奪う。 腰の骨がぶつかる音と衝撃に全身の力をこめて 締め付ければ、目の前がちかちかと明滅した。 ] ……ッは、あ゛ァッ……っ…… かい、と、 も、……っ、イく、───っんん! [ 前を触りたい衝動を死ぬ気で抑えて、 代わりに海斗の背を抱きしめる。 後ろだけで充分、飛びそうな快感。 ひったくるように引き寄せれば、首筋に埋めた 海斗の顔が震えて、 腹の中で、どく、と一層熱いものが 注がれるのがわかった。 同時に俺も海斗の腹と自分の体に挟まれたそこに 二度目の白を吐き出した。 ] (+49) 2021/07/14(Wed) 22:55:36 |
【墓】 木峰 夏生……っ、はぁ、 ぁぁ、…… [ とすん、と脱力する体を受け止めて。 遠のきそうな意識は、擦り寄せられた頬の感触に つなぎ止められる。 髪に口付けを落としたから、荒い呼吸音の中でも それはちゃんと聞き取れた。 ] おれも、すきだよ [ ちょっと喘ぎすぎて、掠れた声で。 ] (+50) 2021/07/14(Wed) 22:57:15 |
【墓】 木峰 夏生あ……まじ気持ちよかった…… しぬかとおもった [ 身体の上の海斗を抱きしめたまま、 呼吸を整えて口を開く。 腹の間でサンドイッチにされている欲がべたついて 体を動かせば接着剤のようにねちゃ、と音がなった。 サンドイッチとしては、食えそうもない。 ] (+51) 2021/07/14(Wed) 22:58:19 |
【墓】 木峰 夏生かいと ありがとな、 [ 中のものはまだ抜かれていなかったか、 とにかく身体中汗と涎といろんな液体でベタベタで。 震える手を伸ばして、海斗の前髪を撫でた。 ] ふろ、はいる? ガキんときみたいに、一緒に。 [ ちょーっとお兄ちゃん、 動けるかどうかわかんねぇ、けど、と 付け足して、ぶ、と笑んで。 ]* (+52) 2021/07/14(Wed) 22:59:26 |
【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生[ 俺の"本当"の 願い は、"兄"に甘 えることだったいつもは素直になれずに、反発してばかりで、 生意気なことしか言えなかった 夜が明けたら―― ぜんぶ、夢だった なんてことにならなければ、いい 俺が、そんなことを考えてるなんて、 兄貴は、気づいてないだろうけどな] (-154) 2021/07/15(Thu) 0:10:53 |
【墓】 木峰 夏生[ 乱れた呼吸で腹と胸を大きく上下させながら、 ラッコみたいに乗っかった海斗の背を撫でていた。 相変わらずその口から落ちてくる言葉は ぶっきらぼうで愛想がないものだけれど、 啄むキスが隙間を埋めてくれる。 空いた手で、緩んだ頬に触れた。 欲望を吐き出したあとは、いつだって決まって 罪悪感と虚しさに襲われていた。 どんな形の行為であっても、 相手がどんな人であっても、 それは変わらなかったというのに いま、ずっと願ってやまなかった身体を 抱きしめて湧き上がるのは、とめどない充足感。 ] (+59) 2021/07/15(Thu) 7:12:47 |
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