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【人】 希壱『 〜〜♪♪ 』『 〜〜〜♪♪♪ 』[買ったものを詰めたエコバッグを片手に提げて、 スーパーの駐車場へと向かう。 17時になると流れ出す夕焼け小焼けのメロディと、 急ぎ足で自宅へと向かう子供たちの笑い声を聞いて、 そろそろ妹も家に帰って来る頃だろうかと その足を早めた。] ……おーてて、つーなーいで、 みーなーかーえーろー……… [つい、口ずさんでしまう。 お手手を繋いで皆で帰ろう。 …そんな歌詞に、ほんの少し胸が締め付けられる。 あの出来事から丸一年と半年。 悪夢を見ることはしなくなったけれど、 心の中に残った痼が消えることはなかった。 何時までも何処までも、此処に残っている。] (14) 2020/09/10(Thu) 17:25:37 |
【人】 希壱……あれ、鍵、どこやったっけ [買ったものを足下に置いて、 相棒である桃色スクーターの鍵を探す。 そういえば、 コイツを姉に貰ってからもう二年になるのか。 最初こそ、男が桃色なんてモテに繋がらないのでは? と、焦っていたけれど。 今となってはそれもいい思い出だ。 …というか、 あの感覚は少しばかり黒歴史にもなりつつある。] …ん、あった [いつの間にか背負った鞄の奥底へと 沈んでいた鍵を引っ張り出して。 漸く、スクーターのエンジンをかけた。] (15) 2020/09/10(Thu) 17:27:35 |
【人】 希壱…………急がねぇとな。 [妹よりも先に家に帰って、おかえりを言うこと。 寂しい思いをさせてやらないこと。 過保護だって言われても、 俺みたいになって欲しくなかったから。 些細な嫉妬に心を蝕まれて。 誰かを恨んで、憎んで。 認めてくれないなんて叫んで。 それが、たとえ誰かに操られていた事だとしても。 結局、内側にあったのは本心だ。 だから、そうならない為にも。 今できる精一杯を、あの子に与えてやりたかった。] (16) 2020/09/10(Thu) 17:29:11 |
【人】 希壱『 ♪♪〜〜………… 』[ミラーに引っ掛けていたメットを被って、 夕焼け小焼けのメロディが終わると同時に。 オレンジ色に染まる街の中、家路へと、 桃色スクーターを走らせた。]* (17) 2020/09/10(Thu) 17:30:01 |
希壱は、メモを貼った。 (a3) 2020/09/10(Thu) 17:43:57 |
【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす[万葉集を捲って、目に止まった一文を そっと舌の上に載せて、アルバイトは微笑んだ。 「楽しく生きられるなら、 来世は鳥や虫に生まれましょうか」なんて。 随分とささくれた歌じゃないか、と 詠み人の心境をなぞってみるだけで この短文ひとつで心が躍る。 この本は、元はオーナーの持っていた本だけれど 「それほど好きならば」と譲ってもらったのだ。 お陰で端はぼろぼろだし、 表紙にはフライヤーの油のシミがついて 点々と黒く滲んでしまっている。 それでも、この本を手放す気は、無い。] (19) 2020/09/10(Thu) 19:25:35 |
【独】 希壱/* ご挨拶が遅れました。 はじめまして。暗黒騎士モッツァレラチーズと申します。 完全RP村に入るのがほんと何年ぶりだ?って感じでほわほわの状態なんですが、のんびり気ままに、感覚を思い出しながらやって行こうと思います。 よろしくお願い致します。 (-11) 2020/09/10(Thu) 19:25:40 |
【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす[ふしゅるる、と興奮気味に喉を鳴らして カウンターの下に巻いたとぐろをうねらせて、 アルバイトは思考をめぐらせている。 もし、この句が詠まれた世界に 今すぐ駆けていけるなら…… お仕着せも全部かなぐり捨てて 多分この店には一生戻ってこない。 そうして気の向くまま、句を詠って過ごすのだ。 ─────オーナーから 「この万葉集の世界にお前が言ったら ヨウカイだ、って殺されちまうぞ」なんて 聞かされたけど、多分それはこのバイトに 男を縛り付けるための詭弁に違いない。] (20) 2020/09/10(Thu) 19:33:00 |
【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす[いつか、桜を見てみたい。 夏の夜に光る蛍や、萩の月に 移ろう季節を感じてみたい。 アルバイトはひとり、ふわぁ、と欠伸をすると 代わり映えのしない店の中で ゆったりと尾を揺らしている。]* (21) 2020/09/10(Thu) 19:35:20 |
【独】 やる気のないアルバイト でゅーーす/* わーい人が増えると嬉しい ‹‹\(´ω` ๑ )/››‹‹\( ๑´)/›› ‹‹\( ๑´ω`)/›› (-12) 2020/09/10(Thu) 19:57:31 |
【人】 空腹な迷い人 レックス― 宵闇:田舎の町 ― [ チカチカと、切れかけたガス灯の下。 ゆらりと蠢く、人の形をした塊が、 一歩、また一歩と、灯りの中へと進んでいく。 それは、白く。 それは、黒く。 苦し気な息を吐きながら、 今にも倒れそうな様子で、歩みを進めていた。] (22) 2020/09/10(Thu) 20:06:56 |
【人】 空腹な迷い人 レックス――――アァ、お腹が……空いたなァ [ 暗く湿った囁きは、誰の耳にも届きはしない。 、、 食事をしたのは、いつのことだったか。 もう、大分前のこと過ぎて憶えていなかった。] (23) 2020/09/10(Thu) 20:06:59 |
【人】 空腹な迷い人 レックス[ 人気のない、誰もが寝静まった宵闇の中。 白い髪に、薄紫の瞳の青年は、 焦れるように空を、見上げた。 薄紫 が、ゆらりゆらりと、揺れて血 ような紅が滲んでは、消えて]願いを、叶えに……いかなきゃ、 僕が、……いかなきゃ、あの子との約束を、 [ ――――果たすために、] [ その言葉は、音にならず。 青年は、薄闇の中、ついに倒れた。] (24) 2020/09/10(Thu) 20:07:02 |
【人】 空腹な迷い人 レックス『おやおや、私の元に来る前に死ぬでしまうのかしら? それは、良くないわ、良くない。 お前は、次のゲームに必要な駒なのだから』 [ 意識を失った青年の頭の中で、 楽しそうに笑う女性の声が響く。 ――――************ 最後に何か言っていた気がするが、それは聞き取れず、 青年は微かに残っていた意識を、完全に手放した。] (25) 2020/09/10(Thu) 20:07:06 |
【人】 空腹な迷い人 レックス― 街のどこか ― [ 何処かの街 ――青年の知らぬ街。 路地裏に、ガシャリと音を立てて、現れた青年は、 痛む身体に薄らを目を開けて、周囲や匂いが 自分が知る世界と違うことに気付く。] ……ここは、何処だ? [ 田舎の澄んだ空気と違う。 自分が目指していた、森と湖と、願いを叶えるための場所。 そことも全く違う場所であることは分かったが、 だからと言って、どうしたらいいのか分からず、 空を見上げる。 あんなに広かった空が、高い建物に挟まれて、とても狭い。 お腹が空いているし、身体も痛いし、 ここはどこかも分からない。 最後に聞こえた女の声は、一体誰だったのか。 うーん、うーん、と唸り声をあげながら、 しばらくその場に蹲っていた。*] (26) 2020/09/10(Thu) 20:07:14 |
空腹な迷い人 レックスは、メモを貼った。 (a4) 2020/09/10(Thu) 20:12:43 |
【人】 マリィ ー 回想・あの日 ー はあっ?!いきなり?! [アタシの悲鳴に、塩昆布みたいな顔した 大家のオバサンは眉を顰めてみせた。] 「そりゃあこのおんぼろアパートは あたしとどっこいどっこいの御歳さ。 そろそろ建て替えか、って考えてたけど この土地買ってタワーマンションにするって 丁度うまい話が来たんだ、 いいチャンスだよ、まったくね。」 [「だから、何度、何を言われようと 部屋は半年以内に引き払っとくれ」って。 アタシの反論も聞かず、大家のオバサンは 曲がった腰を擦りながらアパートを後にした。] (27) 2020/09/10(Thu) 20:20:10 |
【人】 マリィ[身寄りのないゲイ……しかも水商売のアタシが 新しい部屋を借りるのにどれだけ大変か きっとこの大家さんだけじゃない、 タワーマンションの住人も、誰も知らない。 収入があっても審査が通らない。 家を買うどころか、部屋を貸してもくれない。 半年以内に、と言われても すぐに次が見つかる保証も何も、無い。 自分のセクシャリティに気が付いたのは 中学生の時───── 「何となく」覚えた違和感を確かめるために 「何となく」出会い系サイトを使って 悪い大人と身体を交えたら、 思ったよりしっくりきて。 そのまま自分をひた隠しに生きるより ゲイコミュニティで生きたいのだ、と この道に入って13年。 あの時は、こんな茨の道だと知らなかった。] (28) 2020/09/10(Thu) 20:22:26 |
【人】 マリィ[だから、ほんのちょっとでもいいから 今の状況を笑い飛ばして欲しくって、 お店でこの話をお客さんに話したの。] マジ、酷いったら無いじゃない?! オカマ路頭に迷わせてさぁ…… 街の風紀がどうとか言うなら アタシみたいないい女はキチンと 家ん中仕舞っとかないと。 [あはは、なんて笑って見せたら カウンターに身を乗り出して、 空いたシャツの襟からそっと 平らな胸元を寄せてみせて…… 常連客にいつものおねだりしてみせるの。] (29) 2020/09/10(Thu) 20:23:57 |
【人】 マリィアタシを飼ってくれる人、 どっかに居ないかしら、ね? ……家賃?アタシが身体で払ったら お釣りを払うのはアンタの方よ?……なんて。 [強欲なオカマなんか、誰も親身になって 懐に招き入れようとはしてくれなくて 常連の建設会社の社長さんだけが アタシの髪をひと房すくって] 「じゃあ、払うんだったら ガッツリ楽しまないと、損かな?」 [なんて、冗談めかして笑ってくれた。] (30) 2020/09/10(Thu) 20:24:43 |
【人】 マリィ[正直、この五十絡みのオジサンに しこたま抱かれるくらいなら 一人で死んだ方がマシかもしれない。 女言葉を使って、しなを作ってみせたって アタシはどうしようもなく『男』だった。 アタシの立たされている苦境の話は いつしか何も解決しないまま ずるずると鉄板ネタになっていった。 笑うだけじゃ、何も解決しない。 でも、道をひらくだけの脳みそもない。 明るい未来も無ければ、夢もない。 そのくせ、オカマの仮面を脱ぎ捨てて 誰かに必死に助けを求める勇気もなければ、 その先を生きる気力もとっくに無かったの。 そうして、期日の一週間前になっても 夢も希望も、アパートの一部屋すらも アタシには見つけられなかった。] (31) 2020/09/10(Thu) 20:27:55 |
【人】 マリィ[必死で部屋を見つけるのと、 ここで全部終わりにするの、 ……一体、どっちが楽かなって。 店から家に帰る途中、 夜の公園でぼんやりブランコを漕ぎながら アタシはぼんやり考えていたの。 十二時なんかとっくに過ぎた真夜中に 王子様なんか現れるわけがないのだもの。]* (32) 2020/09/10(Thu) 20:31:10 |
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