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【独】 アクスル/* 治人くんのお名前は 生まれ持っての病気が治ることを願っての 治人くんなんだろーか すき PC目線でまだ何も知らないのがもどかしくてしにそう (-8) 2020/10/17(Sat) 16:52:49 |
【人】 新たな勇者 フォルクス──始まり── ……こんなところまで大勢で来なくてもいいのに [ 聖都の中心、大教会の前。 田舎の孤児院の子供達の姿は、悪い意味で浮いている。 故郷でも親を持つ子らにいじめられたものだ。 食うにも困る貧しい日々、あの場所で16年過ごした。 幼い頃は窓を震わせる木枯らしを魔物と重ね怯えて、 薄い毛布の中で身を寄せ合い眠れない夜を過ごしたこともあった。 先生方はどれだけ無理をしてここまでの旅費を用意したのか、 “選ばれた”自分の為に今時の新しい服を手に入れたのか。 ] ばか。嫌な筈、無いだろうが [ 気恥ずかしくて、嬉しくて、何かが目元を熱くさせるから。 言葉ばかりで意地を張って顔を背けるしかない。 16歳、成人を迎えた若者から勇者は女神の意思で選ばれる。 先代の死と共に御印が発現し、その者を教会が迎えに来る。 一体何代が志半ばで倒れたのか、民衆は正確に把握していない。 ] (13) 2020/10/17(Sat) 18:45:02 |
【人】 新たな勇者 フォルクス「さあ、フォルクス。聖木の元へ向かおう。 お前に女神の神託を……」 [ 背後から肩を掴んだ大きな手が、家族との語らいの終わりを告げた。 これが、今生の別れになるかもしれない。 魔族が育ちきらない勇者を暗殺することを避ける為、 力を得た後は密やかに旅立つのが遠い昔からの教会が決めた仕来りだ。 泣き出しそうな妹弟らを宥める先生すら、ハンカチで目元を拭う。 ] 皆、俺……俺が絶対に魔王を倒すから! [ 今までの日々が、その光景が何よりも胸を満たし だからこそ全てを言葉にするには時間が足りなかった。 たった一言だけを残し、連れられてゆく。 重々しい音を立てて、背後で大扉が閉じられた。* ] (14) 2020/10/17(Sat) 18:45:24 |
【人】 ウロボロス遥か遠き過去、この世は闇に閉ざされておりました。 無力な人々は幾度争えど魔に勝つ術は無く、 ついに光を奪われてしまったのです。 悍ましき異形が地には蔓延り、草木は枯れ果て 正しき存在の命は遂に全てが失われようとしていました。 それでも尚、倒れることのない青年がおりました。 闇の中、彼だけが唯一の希望でありました。 戦えぬ者達も、一度は全てを諦めようとした者も。 皆が彼の為に指折り、目を閉じたのです。 そうして捧げられた数多の祈りに応え、 黒天を裂き舞い降りたのは美しい女神でした。 彼女が手を翳すと、巻き起こった聖なる風が枯れ木の枝々を揺らし 宝珠の如く芽吹きを宿し、浄化していきました。 その風はやがて、病を振り撒いていた巨大な木に辿り着き 邪悪を吹き消し、緑と共に齎した赤き実りを女神は青年に与えました。 ──この木こそが聖木ヤドリギ、 そして実を授けられた青年こそが始まりの勇者です。 これは人類と魔族の戦争の始まりの物語なのです。 (15) 2020/10/17(Sat) 18:48:17 |
【人】 ウロボロスそして400年前、人魔3000年戦争に終止符を打たれるまでの間 女神の教会を名乗る者達により、 人類に騙り継がれていた伝説であった── (16) 2020/10/17(Sat) 18:49:17 |
【人】 裏切りの勇者 フォルクス──終わり── 陛下!お待ち下さい、陛下! どういうことなのですか? 「奴」が迫っているというのに、 何故貴方を置いて逃げなければならないのですか! 俺は何の為に今まで戦ってきたのですか? 俺はまだ戦える!貴方の為に、死ぬまで抗わせて下さい! [ 仲間の腕が、背後から力強く自分を掴み離さない。 暴れる程に頑なになる拘束が、 傷の癒えていない身体に痛みを感じさせ、血が滲んでも。 納得出来なかった。許せなかった。 ] ──── 魔王様! [ 伸ばした手は魔法陣による障壁に阻まれ、その姿が見えなくなる。 どこか遠くで竜の咆哮が聴こえた気がした。* ] (17) 2020/10/17(Sat) 18:51:59 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス──400年後 魔王城・執務室── 反魔王派によるものとされていた先日の森林火災は、 老齢の火吹きトカゲが原因と分かりました。 火吹きトカゲは岩場に群れで住まうとされていますが、 歴代勇者による虐殺で数は激減、現在は絶滅危惧種指定。 仲間を喪った個体が森に移り住んでいたものと思われます。 幸いにも全焼は避けられたものの 多くのマンドラゴラが住処を失い、 ドリアード数体が火傷で自己治癒が不可能な程に衰弱。 これに人間側から魔女が一人名乗りをあげております。 彼女の暮らす森は魔王領からほど近く、環境も似通っており 当人も魔物の飼育、治療に長けているということです。 [ 紙を捲りながら、淡々と報告を続ける。 この部屋含めた城の殆どには、今やあの頃の面影は無い。 廊下を忙しく行き交う者達も、目の前に座す魔王すらも。 激しい戦いが繰り返されたのだから、当然だ。 その終わりを見ることだけは、許されなかったのだけれど。 ] (19) 2020/10/17(Sat) 18:53:13 |
【人】 魔王 ウロボロス魔女というと、……ああ、やはり彼女か 大魔女殿であれば安心して預けられる。 ただ、あちらもあちらで齢を重ねていらっしゃる。 お一人に任せるわけにはいけないな [告げられた名前にふっと口許を緩め、頷いた。 机上の書類にまた一つサインを記す。 明るい金の前髪が目元に影を作り、先代王に似ないその顔を隠した。] (20) 2020/10/17(Sat) 18:53:53 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクスでは、エルフ族から医術師を魔女の元に向かわせましょう。 人数を絞り、優秀な者をと伝達しておきます。 冬期に開催の迫る種族混合医術会議ですが…… ええ、今回も脅迫状が呪いと共に送られてきたと。 反魔王派魔族か……教会残党か、定かではありません。 [ 若王の姿から再び手元へ目を向けた。 今度は少しの重みと躊躇いを乗せ、次の報告へと移る。 遥か永き戦争は、最早両種族にとって日常のようなものであった。 唐突なその終わりに、置いて行かれた者達も存在した。 ] (21) 2020/10/17(Sat) 18:54:20 |
【人】 魔王 ウロボロス前回同様、気配が分かり鼻の効く獣人族を警備に 有翼種も人数に含めておくように。 彼らには申し訳ないが…… 人狼族は除き、魔族だけにはならないよう心配りを [笑みに苦いものを混ぜ、指示は言葉少なく。 濃桃と交差する青紫が、黙して語る。] (22) 2020/10/17(Sat) 18:55:25 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクス……承りました。 [ その視線から王の御心を理解し、簡潔な了承だけを声とする。 人間を糧にしていた歴史のある種族は今尚彼らにとっては脅威らしい。 先代王に仕えた幹部を排出した過去があれども、 それはこちら側にとっての事情に過ぎない。 3000年続いた戦争と比べ、400年の歴史などほんの僅かなもの。 我々はかつての敵と歩み寄る努力を止めてはならない。 忠誠心強く優れた種族をぞんざいに扱うことになれども、 例え自分達だけのほうが良い結果となると思っていても。 ] (23) 2020/10/17(Sat) 18:55:57 |
【人】 魔王 ウロボロスしかしこの時期に、困ったものだね [逸れた視線、気紛れのように立ち上がり部下に背を向けた。 大きな窓の向こうには、雪の積もる大地に常緑樹が立ち並ぶ。] (24) 2020/10/17(Sat) 18:56:40 |
【人】 魔王軍幹部 フォルクスええ、なんせ明日は…… [ ハロウィーン、終戦記念式典の日であった。 静かに王の傍らへ歩み、共に白銀を少しの間眺めていた。 万年雪に閉ざされた領土の風景は、どれ程時が経てども変わらないが。 世界はあるべき形を見つけるまで、変動を続けることだろう。** ] (25) 2020/10/17(Sat) 18:57:21 |
魔王軍幹部 フォルクスは、メモを貼った。 (a2) 2020/10/17(Sat) 18:59:24 |
魔王 ウロボロスは、メモを貼った。 (a3) 2020/10/17(Sat) 19:00:55 |
【独】 魔王軍幹部 フォルクス/* 初2IDでキャッチボール投下するからこんなことになる すみませんすみません……もう大丈夫なので…… 数時間経ったからいいかな?と思ったけどご夫婦も投下しようとしてたところだったら申し訳ない…… (-9) 2020/10/17(Sat) 19:05:05 |
アクスルは、メモを貼った。 (a4) 2020/10/17(Sat) 21:43:46 |
在原 治人は、メモを貼った。 (a5) 2020/10/17(Sat) 21:45:03 |
【人】 琴羽の天狗 時見[嗤う様に、囁く様に。 口の端をにやり持ち上げて。 もう何度目かも分からない口付けを、 彼女の口元から首筋へと降ろし重ねようか。 唇を伝せるその度毎に、 一糸纏わぬ互いの肌もまた、触れ合い。 薄闇の中、新雪を思わせる琴羽のやわ肌を 少しばかり汗ばんだ俺の体躯が床へと押し付ける。 やがて悪戯な瞳は紅く輝き。 腕の中の彼女の腋に舌を這わせた。 両腕を頭上に縫い止められたままが故に、 きっと彼女から見えるのは、揺れる俺の髪と その背から伸びる二人を覆う翼のみで] (27) 2020/10/18(Sun) 0:42:31 |
【人】 琴羽の天狗 時見[それでもきっと、 ぎちりと根元まで埋め込まれた屹立の硬さと 拘束する手首の力強さから "逃さない"という意思は伝わった事だろう] 琴羽は――…… 俺の嫁は。 本当に、可愛らしいな……? [くつくつと喉奥から漏らす吐息すら 今や甘美な責め苦となって。 鼻先で、舌で。彼女の弱い部分を擽りながら 揺すりあげる様に腰を突き上げていく。 琴羽の表情が。 耐え漏れる喘ぎ声が。 切なげに締め付ける濡れた花弁が。 極上の霊力と共に味わうそのすべてが、 獣の如き悦びを俺の全身に満たし そして――――……] (28) 2020/10/18(Sun) 0:44:44 |
【人】 琴羽の天狗 時見―朝ぼらけ 夜伽の後に 散れる白雪― ま…… またやってしまった…… [琴羽と暮らし始めた新居の二階。 帝都を照らす朝の光が薄く窓より射し込めば、 共に眠る布団より身を起こして。 翼を仕舞い、剥き身のままで髪を掻き上げる。 そうして隣を見下ろせば、 ……それはもう、燦々たる有り様で。 真白な素肌のあちらこちらには 桜の花吹雪の如き鬱血痕が残り。 寝乱れた琴羽の両脚の間のみならず、 布団の各所にもまた、真新しい体液の染みが 歪んだ楕円を描いていた。 まぁ、つまりは。 毎度の事ながら、 ついやり過ぎてしてしまったらしい] (29) 2020/10/18(Sun) 0:49:04 |
【人】 琴羽の天狗 時見ええとその……、体調は大丈夫か……? [餌付け、というわけでは無いが。 腰が辛いかも知れない琴羽の枕元に 小さめの鮭おにぎりを三つ程そっと御供えして。 指についた飯粒を舌で食みつつ、 あぐら座に座り様子を伺った。 一応、記憶が飛んだ訳ではない故、 ナニをしてしまったかはよく覚えている。 普通の人間よりは回復が早いだろうとはいえ 休みの前の日毎にこの有り様というのは あまりよろしく無いだろうというのは 流石に人ならぬ俺でも分かる、と、思う。 我慢せねばと思いつつ、 どうにもその、琴羽を抱いていると 歯止めが効かなくなるというか 理性がふらいあうぇいしてしまうと言うか……] (30) 2020/10/18(Sun) 0:51:11 |
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