【人】 春日 幸貴[ステラに勇者と扱われることは、俺にとっては心苦しいことだった。 勇者と呼ばれても、期待をかけられても、挑みに行けなかった。 そのことが俺の心にしこりとなって残っていた。 魔王として勇者に期待をかける気持ちを知ってしまったから。 魔王として勇者に対峙したい、命懸けの戦いをしたら愉しいに違いない――そんな風に感じてしまっていたから。 勇者への想いが恋にもなりかねないとも少し思っていたから。 そして、俺とステラは勇者への想いが近いことを知ってしまったから。 ――行けなくて、ごめん。 もう戦えなくて、ごめん。 そんな風にばかり思ってしまっていた。 思えばあれは俺自身の記憶というより、夢の中で俺だったあの元勇者の記憶だったのだと思う。 ほとんど完璧に混ざり合って区別できなくて、ほぼ俺のものだと思っていたけれど] (17) 2021/03/12(Fri) 22:14:23 |
【秘】 春日 幸貴 → 星見 朱里[チェスティーノだったなら、というより……この体が健康なものだったら。 きっと目を逸らすことはなかっただろう] ん……話すことがたくさんあるなら、 きっと楽しいし、何回も会えるな。 [面会できる時間には制限があるし、家族でないなら余計に厳しい。 だから、何度も会って話すことになるかもしれないと思えば、それは俺にとっては嬉しいことだ。 だって、家族以外に歓迎したい見舞い客がいたことがないんだ。 それに] (-9) 2021/03/12(Fri) 22:15:02 |
【秘】 春日 幸貴 → 星見 朱里俺もチェスティーノの話する気は全然なかったな……。 もし聞きたいのなら、ってぐらい。 [何しろ、“ステラ”が知らないことで俺があの世界でやったことといったら、ほとんど弟のことだ。 せいぜい、会長の話が少しあるくらいか。 弟が可愛いとか弟と前より仲良くなれたとか、それはわざわざ他人に語って聞かせるようなこととは思えなかった] 一方的に星見に語らせるだけに なるかもしれないけど。 それでもよかったら…… 来てくれたら嬉しいな。 [明確には答えてくれない彼女に視線を向けて、もう一回、俺は真剣に訴えた。 だって、本当のことだから。 星見のことを、もっと知りたい]* (-10) 2021/03/12(Fri) 22:15:36 |
【人】 星見 朱里[お互い黙ってしまって。 許容できない話でもないのに…何を言えばいいのだろう。 ほとんど喋ったことのない人に。 貴重な夢の体験を共有できる人に。 …――男の人に。] は… [小さく、ほんの小さくため息が出そうになったのを、瞬時に止めて。 ため息をつくと幸せが逃げるとは、自分にとって(そして彼にとっても)大事なひとの言葉で。 ――決して逃してはならない幸せが今ここにある、と反射的に体が動いたのだ。] (19) 2021/03/12(Fri) 22:34:39 |
【秘】 星見 朱里 → 春日 幸貴まったく、もう… [彼の言葉に。 しっかり「何回も会える」と言うあたり、思わず眉尻が下がる。 したいことに前向きで純粋な面が、兄弟よく似てるなと。 そんな彼のことを、もっと知りたい――と思った。 …だからゆえか。] ……。 [笑って聞けたのはその部分だけで。 あとについては、自分の感情とせめぎ合う部分が多くて、答えにならなくて―― こうとしか言えないことに、申し訳ないとは思いつつ。] (-11) 2021/03/12(Fri) 22:35:13 |
【秘】 春日 幸貴 → 星見 朱里[笑ってくれたかと思っても、何かを抑え込むような反応を見ると不安になった。 やっぱり迷惑をかけているのだろうか、負担だろうか。 どうしてもそう思ってしまう。 それが表情にも表れていたかもしれない] (-13) 2021/03/12(Fri) 22:50:36 |
【人】 春日 幸貴[けれど、曖昧ながら返事をもらえると、やっと俺は安心できた] うん。 じゃあ、気が向くの待ってる。 [何日も待つのかもしれない。 来てくれないのかもしれない。 それでも、責任を取らせてもらうまで待たせることになったのは俺も同じなのだから……。 当分続く入院生活の間、家族以外にも来る人がいるかもしれないと思えば、毎日がまた少し楽しくなりそうで嬉しくて、自然と笑顔になっていた]* (22) 2021/03/12(Fri) 22:50:50 |
【人】 星見 朱里― 翌日 ― [検査は異常無く。 結果が出るまで時間がかかる項目については後日あらためて来院して聞くことになって、スムーズに退院することに。 その間、同室になっていた奏とは話をしただろうか。 顔を合わせたことが無い親友――もし話しかけていれば、お互いの正体を知り合えば、オフ会のような雰囲気になったのだろうか。 迎えに来た母親に連れられて病室を出て――廊下から彼がいるらしい病室が見えたけれど、そこに彼の姿は垣間見れたろうか。 そうならば、軽く立ち止まって髪を揺らすぐらいの会釈は見せたろう。] (23) 2021/03/12(Fri) 23:00:45 |
【秘】 星見 朱里 → 春日 幸貴……。 [もっと、彼と話をすべきだったろうか。 ステラと離別して、自分の中で決着がついていないあの夢について、彼に甘えても良かったのだろうか。 …――あのときみたいに、委ねてしまっていいのだろうか 一瞬立ち止まっただけでは結論に至ることはできず、心配をかけた母親に連れられていてはそれ以上悩むこともできずに、病院をあとにすることに。] (-15) 2021/03/12(Fri) 23:02:10 |
【人】 星見 朱里― さらにその翌日 ― ……………… その…… …気が向いちゃったの [恥ずかしさでバツが悪そうに視線を逸す姿が彼の病室に現れた。 ああ言えば当分来ないか、そもそも来ないかしか無いはずな言葉だったのに――普段の塩対応からかけ離れていることを自覚すればするほど恥ずかしい。*] (24) 2021/03/12(Fri) 23:07:03 |
【人】 春日 幸貴― 翌日 ― [昨日、星見と御蔵の病室を去り際、俺の病室の場所は伝えた。 2人部屋だが、現在は個室状態。 ドアは直前に訪れた人によって、開いてたり閉まっていたりする。 昨日はその後、部屋に帰ってから疲れ果てて寝そうになったところに夕食が来て、食べた後は消灯前に眠る有様だった。 そうして今日になって、まだ昨日あちこち行った疲れが響いていた。 病み上がりどころか病んでいる真っ最中だから、体力が乏しいのは仕方ないのだが、情けなくて嫌になる。 それで病室でぼんやりしていたとき、去っていく星見の姿を廊下に見つけた。>>23 咄嗟に手を振ったのと、彼女の会釈とはだいたい同じタイミングで。 もう帰ってしまうんだな、と少し寂しくなった] (25) 2021/03/12(Fri) 23:19:40 |
【秘】 春日 幸貴 → 星見 朱里[ステラのことが知りたいのは、仲間だったから当然だろう。 仲間のその後が気にならないはずがない。俺はシリウスだってどうしたか気になっているし、それを言い出したらルナリアやペトルーシャも気になるし。 一度見かけたきりのエルも、その後どうしているんだろう。 ……けど。 星見のことを知りたいと思うのは、不思議な感覚だった。 俺はあまり他の人に興味を抱いたことがない。 他人を得体が知れないと恐れたことも、嫉妬や羨望を抱いて疎んだこともある。 けれど、他人を好意的に思ったことはほとんどない。 夢の中でだけだったような気もするくらいだ。 だから……よく知らないから、ステラと関わりがあるから、そのくらいの理由でこんなにも彼女のことを知りたいと思う理由が……わからなかった] (-16) 2021/03/12(Fri) 23:20:19 |
【秘】 星見 朱里 → 春日 幸貴私も…春日くんに、会いたかった …簡単な、引き算 [なんて思いの丈をこぼして。 チェスティーノのこと「は」、興味がないと言った。 つまり… (春日くん+チェスティーノ)−チェスティーノ=? ということだったわけだが、一昨日では塩対応に慣れたせいもあって素直になりきれなかったのだろう。 そこからの切り替えの速さはステラとしての経験による影響があったのかもしれない。*] (-18) 2021/03/12(Fri) 23:39:32 |
【秘】 春日 幸貴 → 星見 朱里[「春日くんに」と言われて、引き算と言われて。 何と何の引き算かまではわからなかったけれど。 星見は自分とステラを分けて考えている風だった。 だから俺のことも分けているのかな、と自然と想像していた。 俺にとっても、チェスティーノと俺は完全に同一ではないと感じることはあったから] ……へへへ。嬉しいな。 [会いたかったと言われると、もちろん嬉しいんだけれど。 動悸が増す感覚にだけは、不安を抑えきれなかった] (-20) 2021/03/12(Fri) 23:50:52 |
【人】 春日 幸貴なあ、星見はさ…… ステラとして行動してたわけじゃ……ないんだよな? [あの夢の中で一番気になっていたこと。 ステラはどうにも魔王にしか見えなかった。 現実出身の他の人たちと比べて。 それを尋ねてみたいと思った]* (29) 2021/03/12(Fri) 23:51:13 |
【秘】 星見 朱里 → 春日 幸貴[引き算が何から何を引く話なのか、分かるようには言っていないし、だいいち分かられたら恥ずかしすぎる。] もぅ…… [嬉しい言われて、高揚のやり場に困って目を伏せてしまったり。] (-21) 2021/03/13(Sat) 0:16:15 |
【人】 星見 朱里私は… ステラの中にはいたけど、ずっと見てただけ だって…私はステラってキャラがペパムンにいるの夢を見る前から知ってるし、好きだったし… [既存のキャラだと認識していたぶん、意識が上書きされなかったのだろうか。] だから… ステラになってしまったからって、ステラの体を乗っ取るみたいなことしたくなかった [ゲームをプレイして勇者を操作するときも、勇者になりたいではなく勇者のそばにいることを思い描くから、きっと魔王になってもそういう性質が出たのかもしれない。] (31) 2021/03/13(Sat) 0:16:47 |
【人】 星見 朱里ステラは… 勇者がすぐやってきて、殺されちゃう、って知っていたけど… …でも、それが分かってても 意識を奪ってまでして、生き延びたい、なんて思ってなかったし [なんてぽつり。*] (32) 2021/03/13(Sat) 0:18:57 |
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新