【人】 客 クリス[俺は『待て』を指示された犬のように遠藤さんを見詰めた。 尻尾があったら絶対ぶんぶん振ってた。] これ。俺が食べて良いですか?全部??? [待ちきれなくて。ソワソワして。OKが出たら。 両手に骨を持って肉に齧り付いた。 本当に山賊がアニメでするみたいに。 思いっきり顔を肉に突っ込んで。 歯が肉に食い込んだら、そのまま顔を背けて肉を食い千切る。 口いっぱいの肉を、幸せそうに噛み締めて。 そして飲み込んだら、再度肉に突撃した。] (495) 2023/03/04(Sat) 14:51:28 |
【人】 客 クリス[肉が噛み千切れなくなると、ナイフで削いで。 丁寧に骨から肉をそぎ落とすと、最後の小さな削りカスまで大事に食べた。骨もカリカリ齧ってみた。こびりついてナイフで離れなかった肉は歯でこそいで全部食べつくした。 それからようやく思い出して、ザワークラフトとマッシュポテトを食べたけれど。さっぱりして、口の中の脂が流れるようで美味しかった。流れた後もまだ肉の味が残っていた。幸せだった。] ………… はぁ〜〜〜〜 [俺は恍惚の表情で、満足そうに深い息を吐いた。] 幸せ。 [もう本当。その一言に尽きた。] (496) 2023/03/04(Sat) 14:51:56 |
【人】 客 クリス[小さい頃の夢が、こんな形で叶うと思わなかった。 世の中に本当にこんなお肉がある事も知らなかった。 俺はしばらく一人の世界に居たが。 ようやく現世に帰って来ると、遠藤さんを見上げた。] 遠藤さんありがとう!! ご馳走様でした!!! [俺は満面の笑みで。顔は肉汁だらけで。 遠藤さんが渡してくれた蒸しタオルで顔を拭きながら。 終始酷く満足そうにニコニコしていた。**] (497) 2023/03/04(Sat) 14:52:10 |
【人】 厨房担当 那岐―― 時を戻そう ―― [速崎の快い返事とエンジンを掛ける様子は見ていて心地が良い。>>435 人を素直に褒めるところも速崎の美徳だ。>>428 裏がない、とは彼女のようなことを言うのだろう。 仕事も速く、よく気づくのは。 9年働いている感覚はもちろんだが、 そもそもの視野の広さがあってのことだろう。 昼から通し続けていてもエネルギーの切れなさ、 明るい対応をずっと続けている姿を眺めては感心する。 プライベートな話を踏み込んだことはないから、 趣味の話を聞いた訳でもない。>>73 知っていることは英会話が出来るということくらい。>>63 それでも仕事においては一番の信頼をおいている。] (499) 2023/03/04(Sat) 15:23:51 |
【人】 厨房担当 那岐[さて、あまり立たないオープンキッチン選んだのは、 高野の話し相手を務めながら、 神田からのリクエストに応えるため。 蕪の相手に選んだのは絹ごし豆腐。 それに玉ねぎと赤パプリカ、ブロッコリー。 まずは玉ねぎを細かくみじん切りにし、 塩をひとつまみしてからレンジで1分。 それから鍋には水と野菜ブイヨンを入れて、 小さく切ったカブと玉ねぎを煮立たせていく。 野菜ブイヨンはよく使われるから店の下拵の定番として、 常に常備されている。 煮立ったカブを取り出して代わりに入れるのはゼラチンだ。 豆腐と豆乳を加えてブレンダーを使いピュレ状に。 それらを三等分にして。 ひなまつりの要素は、これから。] (500) 2023/03/04(Sat) 15:24:11 |
【人】 厨房担当 那岐[一つ目、 赤パプリカの皮を剥いて細かく切ったものを、ピンク。 二つ目、 カブをブレンダーで滑らかにしたものを、白。 三つ目、 柔らかく茹でたブロッコリーを、緑。 それぞれブレンダーに入れてピュレ状になったものは、 いわゆるムースというもの。 下から透明な背の高いグラスに、 緑、白、ピンクの順に冷やし固めていく。 冷やすのに時間は少し掛かるが、 高野と神田が会話をしていれば時間が経つのもすぐだろう。 少し残していた白のムースは彩りの仕上げに、 ふわりと最後にもう一度盛り付けて、ハーブを飾って。] (501) 2023/03/04(Sat) 15:25:15 |
【人】 厨房担当 那岐『ひな祭り』のベジタブルムースです、どうぞ。 [神田と高野の前に、それぞれグラスを置いた。 色のイメージは菱餅を模したもの。 副菜というには量が足りないかもしれないが、 さて、彼らの反応は。*] (502) 2023/03/04(Sat) 15:25:44 |
【人】 厨房担当 那岐[お客様に料理とお喋りを提供する時間は、 本日も穏やかに過ぎていきながら。 手が空いたなら。] ……で、今日の賄い、どうします? [と、スタッフの面々に話を振ろうか。 賄い担当は決まっている訳じゃない、その日の気分。 素材は黒板のものも、それ以外のものも許されている。 この店で働く、『特権』の一つ。*] (503) 2023/03/04(Sat) 15:31:14 |
厨房担当 那岐は、メモを貼った。 (a61) 2023/03/04(Sat) 15:40:19 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[栗花落のオーダーに大咲が提案したこと>>313>>314、それに対し、確かにケーキの要望があったこと>>380。 美澄>>369>>370>>371や神田>>381>>382への案件を抱え、先ほどの貝沢のオーダーに対しても手が回っていなかった様子だったのを思い出しながら――。 ちなみに美澄が追加したパンは、嘉数がお茶と共にサーブ済み>>492>>493だ。] マシロん、ヘルプ要る? ツユリんからの真鯛のお任せに、 辛口じゃないスパークリングワイン、 あとお誕生日向けのケーキ、だよね。 [メインの鯛が「お任せ」ということで、一応オーダーを直に受けたシェフ本人に問いはするが、少なくともケーキについては大咲の管轄でない、と認識している。 ちなみにケーキなら自分で仕上げることもできたけれど、ここは黒原=ベイカーの腕前も見たいところ>>421。 焼き上げるところは、ベテランの厨房勢の仕事になるけれども。] (504) 2023/03/04(Sat) 15:48:39 |
客 クリスは、メモを貼った。 (a62) 2023/03/04(Sat) 16:04:44 |
【人】 厨房担当 那岐―― 小休憩 ―― [注文が捌けたタイミングを見計らって、厨房を抜けた。 眼の方はといえば。 ただ充血しているだけでコンタクトを入れなければ、 痛みはそうないのだが。 ポケットに手を差し込めば、指先に目薬が当たる。] ――…………、 [俯き、少し思案に耽り。 顔を上げ、バッグヤードに向かっていく。 コン、と一度だけ扉を叩いて、開く。 中には仕事中の年の離れた従姉妹が居ただろうか。] (506) 2023/03/04(Sat) 16:17:01 |
【人】 厨房担当 那岐[呼んで。少し躊躇って。 ポケットの中のものを軽く握る。 手を抜き出して、それを見せながら。] ……目薬、差して。 [こんな申し出が出来るのは。 幼少の頃から自分を知っている彼女くらい。**] (508) 2023/03/04(Sat) 16:17:51 |
【人】 厨房担当 ゲイザー― 少しだけ、先の話 ― [夜の営業時間が終わりに近づき手も空いてくれば、あの話題>>503がやってくる。 そう。癒しの賄いタイム、である。 癒しとはいっても誰かが実際に作る訳なのだが、その辺りも含めてとして。] そうだねー、芽キャベツ食べたい。 ベーコン刻んでバターでざっと炒めて〜… ってなんかオープン前にも似たようなこと言ってたね私。 あと、鯛の皮余ってるやつ取ってるから、 湯引きポン酢とかできるよ〜。 [生ハム巻き真鯛ソテーの余り物>>449が生み出す可能性も一つ添えつつ、「うさぎ」たちの顔を見渡しながら軽い要望と提案を。*] (509) 2023/03/04(Sat) 16:20:20 |
厨房担当 那岐は、メモを貼った。 (a63) 2023/03/04(Sat) 16:20:30 |
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