【人】 天ヶ瀬 青葉 作ったお菓子を食べてくれるのは うれしい。 幸せそうな顔が見られたら、尚更。 みんなで食べたのなら もっと、うれしい。 誰だってそうだよね、うん。 でも僕が、そんな当たり前の事に拘ってしまうのは その" 逆 "を知っているから、なんだよ それは ──── そっと目を閉じただけでよみがえる けっして消えてはくれない 痛みを伴う記憶 * (602) 2022/10/14(Fri) 23:12:22 |
【人】 天ヶ瀬 青葉 ─── 回想:秋緒ちゃんと ─── お菓子は別に嫌いじゃないらしい。 >>468 ひとりで食べるのとみんなで食べるのでは よく分かんねー、らしい。 >>469 謎めいた質問ばかりかもしれないけれど 一応これでも地雷が無いか探ってるんだよ? " 料理部 "だけど、作っているのは ほとんどお菓子。 ちゃんとした料理を作るのは月に1、2度ぐらいだし。 もしかしたら、 ひとりで食べるのが好きな子かもしれない。 まあ、これはお目にかかった事ないけど。 彼女も掛け持ちとはいえ、 せっかくできた後輩なんだから 合わない部分があれば改善してあげたいでしょう ? (603) 2022/10/14(Fri) 23:12:25 |
【人】 天ヶ瀬 青葉 バスケ部の後輩 ? アッチは僕が教えられる様な事はほとんど無いし。 そもそもバスケを始めたのは高校からだから 基礎に関しては他の部員の方がしっかりしてる。 自分で言うのもアレだけど、 僕は感覚でやってるトコあるから。 ドリブルで切り込んでレイアップと見せかけて ディフェンスを引きつけてからのキラーパスとか。 いきなりパスが飛んできた味方のさ、 驚いた顔を見るのがたまらなく好きで ─── ああ、何言ってるか分からないよね。閑話休題。 (604) 2022/10/14(Fri) 23:12:27 |
【人】 天ヶ瀬 青葉彼女が調理室から出て行ったあと 僕は、「 秋緒ちゃんってお姉さんと仲悪いの? 」と 近くにいた部員に聞いてみても、みんな首傾げ。 すぐに追いかける事も考えたけど、 ( 一晩ぐらい" 冷やした "方がいいかな ? ) 残されたお菓子を見つめ ────保冷庫に入れた。 (606) 2022/10/14(Fri) 23:12:32 |
【人】 天ヶ瀬 青葉「 秋緒ちゃーん! あ、いたいた!! 」 次の日の休み時間。僕は1−Cの教室へ向かい、 彼女を見つけると手を振って駆け寄った。 はい、これと手渡したラッピング袋の中には 昨日一緒に作ったマカロン。ふたつ。 「 地雷ふんじゃったけど、 もう覚えたから 次はふまない! それにほら、お菓子は無事だから。 ねー 小腹が空いたし いっこずつしない ? 」 教室の空いた椅子におじゃましまーすと座り込めば おすそ分けしてくれたかな。 いずれにせよ、 放課後はティラミス作るから待ってるよ!、と 目的をすませば じゃあね、と立ち去ろう。 なんていうかね─── *" ごめんね "の応酬は好きじゃないいんだ。 (607) 2022/10/14(Fri) 23:12:34 |
【人】 工藤 彩葉[差し入れのお菓子を近くに見つければ、>>112 持って来たのは同じクラスの料理部の彼かなって 今日の顔ぶれを見ると、大体予想はできた。 文化祭の食べ物、私は忙しかったから 人に頼んで確保してもらってたんだけど、 料理部のミルフィーユもその一つだったし。 そわ、とバスケットを覗き込む。 でも今手を出すことはしなかった。 こういう時は、順番待ちして最後に回る方。 売り切れちゃうこともよくあるんだけど、 それは性分だから仕方ない。 さて、大槻先輩の、演説?が始まれば 彼の推しのことは知っていたので>>399 その豹変ぶりにも特に驚かなかった。>>5 ミステリーすら推し活に変えてしまうなんて 先輩のパワーはすごいなぁ、という 場違いだったかもしれない感想を抱きつつ。 ささやかながら応援の意味も込めて、 お〜、と掛け声に加わっておく。>>6 ほぼ口パク音量だったのは気恥ずかしさのせい。 そうして一行が動き出せば、私は列の中ほどか、 やや後方くらいについて行くのだった。]* (609) 2022/10/14(Fri) 23:17:11 |
【人】 工藤 彩葉[最後尾に回った大木先輩の前を通った時には>>528 ぺこりと軽く頭を下げて。軽く笑みも乗せていたのは 先輩が、こちらを覚えていてくれる人だという>>530 そんな認識を持っていたから。 そう、一年の時、大木先輩の担当になった私は まだ機材の扱いにも不慣れで。 全校生徒の前で失敗したらどうしようと 最初は、ガチガチに緊張していた記憶がある。 だから、マイクの交換がスムーズにできた時は 本当にほっとしたし、その後は自信もついてきた。 あの頃の姿まで覚えられていたら、 少し恥ずかしいなという気もする。 こちらから見れば副会長も十分、 表舞台の人というイメージだったから 親近感を抱かれているとは思っていなかったけど。 任期の間、行事のことで相談に行ったりする中で、 生徒会にも裏方の仕事が山積しているようだと>>514 片鱗だけでも知れたなら。 「お忙しい中、しっかり対応してくださって いつもありがとうございます。」なんて、 ついあらたまってお礼を言ったこともあったっけ。 そんな先輩もこんな集まりで、 羽目を外すこともあるんだなあ。と感想を抱きつつ、 何かと周りを気にかけてるあたり>>529 やっぱり先輩は先輩だな、と思うのだった。]* (610) 2022/10/14(Fri) 23:17:14 |
【人】 工藤 彩葉[でもそうだね、一年生で同じクラスで。 グループ学習の時か何か、話す機会でもあったなら] ね、千葉くんっていつから音楽やってるの? 独学? だったらどんな教本使ってた? [だとか、ただの興味にしては具体的な質問をして。 話の流れで、こう言ったことがあったかも。] 家にね、すごくいい アコースティックギターがあるんだけど。 誰も弾かないから、もったいなくて 私が弾けたらいいのになって思ってたんだ。** (613) 2022/10/14(Fri) 23:17:24 |
【人】 金海 叶冬[ たどりついた先でせなちゃん、 見つけられたのならば。 同じように復唱するあやちゃん>>405がかわいらしくて 少し怖かった校舎もなんだか大丈夫な気がします。 せなちゃんに紹介、できるでしょうか。 せなちゃんがあやちゃんを見つける方が 先かもしれません。 クラスの子なんです、って伝えるのでしょう。 友達なんです、って言う勇気はありませんでした。 先輩の大きな声と、 せなちゃんがそのこえに反応したから その人が大木先輩、なのはわかりました。 ボクから?せなちゃんから? ボクらは気付けば、手を繋いでいました。 背中の鞄でユメリンが揺れます。 ボクの大事な、大切なもの。 ] (614) 2022/10/14(Fri) 23:19:28 |
工藤 彩葉は、メモを貼った。 (a103) 2022/10/14(Fri) 23:27:12 |
【人】 1年 白瀬 秋緒― “絵音くん” ― [ 津崎絵音と出会ったのは、まだ小学校に上がる前の話だ 幼馴染、と言うには過ごした時間は長くはないが、 知り合ってからの年月で言えば、唯の知り合いというには微妙だろう 何せ、気が付いたら絵音の事を知っていたというくらいには、己が幼い頃の話だ 「秋緒ちゃん」と呼んで、優しく接してくれる、年上の男の子>>330 品行方正であり、滲み出る気品に、 子供心に、王子様みたいだと、思ったものだ 勿論、子供の頃の話、だが 子供の頃の一歳差というのは大きいものだ 「絵音くん」はそれぐらい、己に取って大人っぽく映っていた まだ仲良く出来ていた小学校低学年の頃は、彼の兄らしい振る舞いを存分に受け取っていたし、 見掛けたら、明るく駆け寄っていくぐらいには懐いていた 何より「絵音くん」は、ピアノがとても上手かった そもそも彼と知り合ったのはピアノを通じて、だが、 己と姉が見てもらっている「津崎先生」の息子であることを理解したのは結構後だった>>328 だからこそ、と言うのかもしれないが、 なんの柵もなく、「絵音くん」のピアノを素晴らしいと思えた 同年代の誰よりも難しい曲をミスなく弾く姿 魔法みたいに、思って、視界に光が舞うようだった ] (615) 2022/10/14(Fri) 23:30:47 |
【人】 1年 白瀬 秋緒[ 津崎先生は……悪い先生ではなかった 親にやらされたピアノであったが、楽しいと思えるぐらいには ……悪いのは、あたしだった、ってだけ 津崎先生は、姉を気に入っていた 幼い頃は全然分かってなかったけど、色々、色々世界の解像度が上がるにつれて、理解してしまう 津崎先生は、直接言うことはなかったかもしれないが、 ――ああこの人も、姉ばかり見るのだなと 実際、姉の方が良い生徒だったし、実力もあったのだから、当然なのだが そう気付いたら、馬鹿馬鹿しくなって、どうでもよくなって、 レッスンをサボるようになり、逃げるように教室をやめた 「絵音くん」も段々練習で忙しくなったり、 年齢的にも昔のような関係でいられなくなったりして、 たぶん、辞めるときも、挨拶はしなかった 姉と同じく、「絵音くん」も住む世界が違うと、理解してしまったのもある ] (616) 2022/10/14(Fri) 23:31:12 |
【人】 1年 白瀬 秋緒[ とはいえ、姉はまだ津崎先生のところに通い続けていたし、 中学も一緒だから、まだ「絵音くん」との繋がりはなくなった訳ではなかった コンクールの演奏を、聞くこともあっただろう 唯、己が中学二年生の頃だ、 姉の通っている、己の通っていた、ピアノ教室は閉じられた>>332 理由が、息子の事故であることぐらいは説明してもらえただろうか 姉は文句も言わず、今までの感謝を告げて、別の教室に移った ……「絵音くん」については、 姉は中学を卒業してしまっていたし、己も違う学年であるし、何より距離を置いていたから、詳しくは分からない だけど、ピアノ教室が閉じられたことで、完全に、繋がりは絶たれてしまった ] (617) 2022/10/14(Fri) 23:31:48 |
【人】 1年 白瀬 秋緒[ 絵音くんは、嫌だからピアノを辞めたわけしゃなかったの? じゃあ、絵音くんの“願い”は ―――― ……そんな考えが過ぎっても、どうしようもない* ] (619) 2022/10/14(Fri) 23:33:13 |
【人】 1年 白瀬 秋緒[ 絵音に、両親のことを話すことはあった>>330 その時は無邪気に、「両親が応援してくれてるから頑張る」みたいな事を言っていたと思う 己の両親は……まあ所謂、教育熱心な人たちだ 二人とも高学歴で、子供の頃から真っ当に頑張れば輝かしい未来が待ってるのだから、 そう育てるのが当然と思ってる人たち そう、別に、ごく普通の、よくいるような人たち だから、物心もつかないうちから、ピアノもやらせていたという話 だけど……あたしは両親みたいにデキの良い子供ではなかった 逆に姉は、両親の理想に沿う子供だった だから両親は姉に期待するし、己に対してはどうして出来ないのかと嘆いて怒るし 両親には姉がいる。あたしが頑張らなくても全然問題ねーじゃん そう気付いた頃から徐々に、頑張っていたことがどうでもよくなって、不真面目になって、 まー、そんなだから、両親は己に何も期待しなくなる>>155 そのくせ、子供が不真面目なのが許せないのか、相変わらず怒ってくる ……あたしはあたしで、見えるところだけでも真面目にすることを、捨てられない そんな、よくある、特別不幸って訳でもない話 ……まー、だからこそ、絵音くんもピアノについて両親と何かしらあったのかもしれない、と ]微妙にズレた考えをしていた、のもある (620) 2022/10/14(Fri) 23:34:53 |
【人】 1年 白瀬 秋緒[ ところで、何故その優秀な姉が、 特別進学校ということもない、ごく普通の公立高校である出弦高校にいるのかというと、 有名私立高校の受験日に体調を崩し、それでも大丈夫だと振る舞って無理やり受験した結果落ちた、という、 こっちはこっちでよくある話かもしれない それでも姉は、両親に謝った上で、明るく振る舞い、逆に両親を励ますまでしていたし、 両親はそんな姉を“許した” だから、両親は相変わらず、姉を愛している そんなだから、姉と絵音は双方期せずして出弦高校で顔を合わせている訳だが…… 二人がどう思ってるかは、推測のしようもない 閑話休題 そんな姉は、教室を移っても続けていたピアノを、 高校二年生の途中、あっさりと辞めた 「他にやりたいことが出来た」という理由で 姉は、そのままプロを目指せるぐらいの実力があった訳ではないが、 このまま続ければ、どこかの音大には受かるだろ、ぐらいの実力はあったはず ――その姉のせいで己はピアノを捨てたのに? 優秀な人間は、落伍者の思いなど知らず、無邪気に踏み躙っていく 姉が生徒会に入ったのは、きっとその頃 部長職についたのもそれぐらいかな 本当に、真っ当に、「他にやりたいことが出来た」という理由だ ] (621) 2022/10/14(Fri) 23:35:13 |
【人】 軽音部 千葉郁也はは、順番待ちの間に朝にならなきゃいいけど。 [幽霊サイン会の様子を想像したのか噴き出した津崎に笑って返すけど>>593、朝になった方がなんぼかマシか。 いや、朝まであの中いるとか拷問の類かよ。 侘び寂びの心はないのでアンティークな柱ですねとか 旧校舎内の風景に気を紛らわせるのは無理なんだわ。 取り合いになったら帰るかな、さすがに。 願いごと叶えたいという津崎のために頑張る自信……、 いや、俺には難しいな。幽霊掴み取りたくない。 優先順位とか考えずにバーゲンセールみたいな図を想像してしまったが、それはさすがに幽霊もキレそうだ。] (623) 2022/10/14(Fri) 23:44:02 |
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