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【赤】 探偵 キエキエは息をするように嘘を吐く上に自分の食欲を最も優先させる。 「嗚呼、勿論面白くさせるとも。その為には君の協力が…いや、ゲイザー君の協力が必要だ。 推理小説にはヒロインがいた方が良いと思わないかね?きっと彼女は素敵な悲劇の主人公になれる! いいや、そう成るとも!」 悲劇と喜劇の導入は同じ である事をキエはよく知っている。喜劇は高い所へ登る必要があるが悲劇だって飛び降りる為に 高い所へ登る必要があるからだ。「リーパー君、これはその為の確認なのだがね。君はゲイザー君の事をどう思っているんだい? 好ましいと思っているのか共存したいと思っているのか、はたまた 邪魔で消してしまいたい と思っているのか。返答次第で僕は彼女の心を丁重に扱わねばならないのさ。敵は増やしたくないからねェ」 “敵”と口にしながらリーパーに視線を向けた。 (*13) 2021/10/18(Mon) 13:37:52 |
【秘】 探偵 キエ → くるみ割り人形 トラヴィス自身の名を呼び、手に擦り寄る男を満足そうに見やる。 褒美とばかりに、一度だけ此方から撫でてやった。 「────勿論だとも。今、僕ァとても気分が良い」 柔らかい女の四肢が、かつて座長と呼ばれた男を包む。 愛を示したような光景はその実、愚者と悪魔の契約を描いていた。 「嗚呼、愚かで哀れで、可哀想な置いてけぼりのトラヴィス」 「仮面の下でずっと泣いていたんだねェ?」 「もう 暫くは 安心するといい。僕が飽きるまで 一緒にいてあげる」常備食程度にはなるだろうかと考えながら、 キエは事切れた様に閉じていく目蓋を眺めていた。 (-151) 2021/10/18(Mon) 13:59:41 |
キエは、くるみ割り人形を手に入れた。 (a31) 2021/10/18(Mon) 14:00:26 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ「実際のところはどうなったのかはわからない。 でも兄が死んだなどという知らせはないし、それなら俺がわかるはずだからね。 ……双子の神秘ってあるだろう?そういうのが俺と兄の間にも確かにあったんだ」 死んだのではないとしたら、きっとあなたの言う通り、彼は自分以外の何かをみつけたということなんだろう。 それは喜ばしい事のはずだが、自分には大きな虚無感が残ってしまった。 俺への恨みはもうないのかと。 だけどそうではなかったとしたら。 そうではなかったとしたら、なんだというのだ。 双子の絆という呪いが残ってるとしたら、自分から手放すのは嫌だと思う。 もうそれは、悪循環でしかない。 「君はこの悪循環を呪いと表現するんだね。 俺にとってはずっと心地いい鎖だったんだけど。 だからこそ……誰かに殺しに来てもらうのを望むくらいには、追われ、逃げる自分で居たいと思うんだよ」 殺意から逃げるのはゾクゾクするんだ、秘密だよ。 そう言ってくすりと笑った。 (-164) 2021/10/18(Mon) 16:40:58 |
【秘】 巫女 キンウ → 探偵 キエ「自分から、探す……」 そう独り言ちたきり、長いこと口を閉ざす。 会話を終えたと思い立ち去られても不自然はない程度の、長い、長い沈黙。 「……帰り方のわかるものは、おるだろうか……」 振り返り、高く昇る日を眺め。ぽつんと独り言ちた。 (そこにまだ、探偵の青年が辛抱づよく居るかは定かでないが。 おらずば、真に独り言となるだけだろう。) よくよく考えて、されど少女にできることは誰かに頼ることだけであった。 (-177) 2021/10/18(Mon) 20:16:52 |
【人】 探偵 キエ>>??? 是れは祭とは関係無い時間の何処か。 空き部屋のどこかにキエはいた。中にはキエ以外誰の姿も無いとキエも思っている。 「 見えない君へ。 僕と話す気は無いかね? なァに、君を特定して捕まえようってんじゃあないから安心してくれたまえ。只この館の謎そのものである君に興味があるのさ。もしも話す気があるなら其処のカップに茶を淹れてくれないか?」 テーブルの上にはティーセットが2人分並び、キエが座る席の向かい側には数枚の紙とペンが置かれている。 使用人達の間で囁かれる噂は多くあるが中には有難がられているものもある。“館の雑務を勝手に手伝う透明な誰か”はその代表格だろう。キエは其れと話したいと考えていた。 尤も、暫く待って何の反応も無ければキエは2人分の茶会の用意を1人で平らげるだけだ。 (11) 2021/10/18(Mon) 20:32:03 |
【赤】 探偵 キエ何もできない事ができる とキエは確信していたが敢えて口には出さなかった。どうせリーパーも同意するからだ。「 なァ君、ゲイザー君だけ消す方法があるとしたら乗るかい? 此れは君達の協力とこの館の応用が合わさって初めて成り立つ手段でねェ、本来今の僕にはできない事なんだ」其れは悪魔の囁き。 其れは頷くだけで望みを叶える地獄の片道切符。 (*15) 2021/10/18(Mon) 20:43:42 |
【独】 探偵 キエ片道切符と言いつついざとなったらゲイザーの人格だけ吐き出すことは……可能なので………許してください…何故なら此れは契約ではないのでそこらへん自由……未来の私は今の私の気持ちを忘れないように、いいね? (-180) 2021/10/18(Mon) 20:49:25 |
【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス「…っふふ、ははは」 ポルクスを秘密を聞くや否やキエは笑った。 「至極当然の事を言うのだねェ君は! どんな形であれ求められるのは誰だって気持ち良いに決まっている! 嗚呼、ポルクス君」 キエは椅子から立ち上がり軽い足取りでポルクスの前に立つ。広げた両手は称賛を表している。そしてポルクスの周りを上機嫌でゆっくりと歩き始めた。 「その穴を埋めるヒントをあげよう。 その虚は只 誰かに求められたい だけなのさ。此れは承認欲求とも言うが人間であれば誰だって持ち得ている物だ、大切にしなさい。君は今困っているのだろうけれど、本当は自分を求める相手なら誰だって良いんだよ。気付いているかい?」 「…しかし誰でも良いとは言え中々に得難い一品である事に変わりはない。だからこそ 尊い宝物 であり大切にしなければならない。兄君は其れに気付いてしまったのだろうねェ………」 (-185) 2021/10/18(Mon) 21:13:46 |
キエは、慈しむように双子を見つめた。 (a40) 2021/10/18(Mon) 21:14:33 |
【秘】 巫女 ユピテル → 探偵 キエ「ふふ。それは当然かもしれないわね〜。 W大地そのものWを箱には入れることなど不可能だもの。 最も、私も矮小な器に収まる感情は持ち合わせているけどね?」 心臓部の表層を触れられても気にした様子はありません。 性別が可変は関係なくそれ以上にユピテルは楽しそうでした。 「あら。探偵さんは、随分と簡単な謎しか解く気しかないのね? 幸いにもこの館には素直な子が多いから楽しめるでしょうけど。 "どうして感情を隠さないのか"に、謎を見出さないのね」 キエの微塵も憐憫を滲ませない落胆に、喜びました。 あなたがつまらなさそうにすればする程、 先程、身を乗り出した際に退屈か失望が浮かぶのを わざわざ 確認したユピテルは、何処か、試すように言葉を続けます。 「確かに、キエの言う通り意志が侵食されている場合もある。 それで、 それだけ ?他にも可能性があるのに捨ててしまうなら…… 随分と勿体ない生き方をしているのね。自分から、そうね。 お宝を見つけても価値を知らずに投げ捨てる盗人みたい」 (-188) 2021/10/18(Mon) 21:56:11 |
【秘】 探偵 キエ → 巫女 キンウキエは気が短くもないが長くもない。キンウが何かを考え始めた事に満足すればそっと出窓から腰を下ろした。其の長考の阻害にならぬ様に。 そうしてキエは硝子越しに独り言を確かに聞く。其の顔は哀れみも慈しみもなくまるで吟味しているかの様でいて、しかし食指が動かぬ事を知っているかの様。 …もう其処には1人の迷い子しかいない。 (-195) 2021/10/18(Mon) 22:06:46 |
【赤】 探偵 キエキエは美食家を自称するが実際は只の偏食家だ。しかし一挙両得となれば考える。オマケがあるなら受け取る物だってあるだろう。 「人格を形作るのがその人の記憶だという事は知っているかい? 寝て見る夢が記憶から生まれる物だという事は知っているかい? だからねェ、 夢を食べられる事は記憶を失う事に等しいんだ 「僕ァ夢を丸ごと食べる事は普段しないんだが…其れによって何か別の利益があるなら話は別だ。なあリーパー君、」 (*17) 2021/10/18(Mon) 23:05:23 |
キエは、沢山の契約を結んでいる。 (a43) 2021/10/18(Mon) 23:10:28 |
キエは、平然と嘘を吐く。 (a44) 2021/10/18(Mon) 23:11:37 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ【ハロウィン】 『夜』のハロウィン会場。 キエがひとりになったのを見ると、わたしはその傍に駆け寄った。 「トリックオアトリート、キエ!」 もらってばかりのわたしの籠の中には、いろいろな戦利品。 同じお菓子はひとつとしてない中、半分ほど満ちた籠を見れば、わたしが催しを楽しんでいるのは明白なのかもしれない。 (-216) 2021/10/18(Mon) 23:23:18 |
【秘】 探偵 キエ → 巫女 ユピテル「………」 キエは珍しく目を丸くしてユピテルを見た。其れは驚きではなく前提が違っていた事に気付いた表情に近い。 数拍置いてキエは笑った。其れは正しく談笑の場に相応しい穏やかな笑顔であったが、会話の流れにはちっとも相応しくない。 キエはいつも主観で決め付けて話す。 「そりゃそうさ。僕ァ常々言っているが探るのは好きでも考えるのは嫌いなんだよ。入れ子人形は好きだが自然の摂理には興味が無い怠け者でねェ…。 普遍的な価値など僕ァどうでも良いし調べる気も無いんだ」 キエの言葉は探偵という自称する肩書きに相応しくない。まるで都合が良いからそう名乗っているだけの様に。キエにとって“謎”とはただの手段であるかの様に。 「清貧とは無縁の生活しかしてこなかったから“勿体ない”という感覚もよくわからない。 なァ大地の君。今君は笑っているがそれは愉しいのかい?」 (-232) 2021/10/18(Mon) 23:56:06 |
【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「おやおや困ったなァ。菓子をあげるから悪戯はよしとくれよ、チャンドラ君」 キエは山羊の頭蓋骨を被り直すと飴玉の入った小瓶と焼き菓子の入った小袋を手に取った。何方か選んだ方を渡すだろう。 籠の中を見ずとも駆け寄る笑顔を見れば、楽しんでいる事は直ぐに判る。 「小さな夜空が見えるかい? 君が見たがっていたから、折角だし僕ァ月夜を見ることにしたんだ。まあ本物には遠く及ばないだろうが…」 キエは自分の瞳に映る月を見上げた。 (-234) 2021/10/19(Tue) 0:10:00 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ「ありがとう」 2択から焼き菓子を選び受け取ると、大事そうに籠の中へ入れる。 少しでもお腹に溜まりそうなものを選んでしまうのは、もうクセみたいになってしまっているのかもしれなかった。 「そう、夜空。そのお礼を言いたかったのよ。 あなたの名前も聞きそびれてしまっていたから、使用人に聞いて名前を教えてもらったの。 本当にありがとう、キエ。 とても懐かしい気持ちになれたわ」 確かに偽物の空だけど、望郷するには充分で。 夜空の下で生き生きとはしゃぐわたしの姿は、あの静かな月とはやっぱり程遠いのかもしれないけど。 でも、嬉しいものは嬉しいのだもの。我慢するのはわたしはいやよ。 (-239) 2021/10/19(Tue) 0:24:40 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ「ふふ、そう」 「もう俺は、誰かに狂おしい愛情を向けられていないと満足できない身体になってしまっているんだ。温い愛情はいくらでももらった。兄に向けられない愛を俺は全部もらった。 だからもう一度……あの愛を受けてみたいんだよ」 そう、誰だって良い。 お気に入りの子でなくとも、愛を向けてもらえるなら俺はきっと満足してしまえるだろう。 「嫌だな、俺だって一途に兄を想って逃げていたのに。 気づいてもらえてると思っていたのに……別の誰かに違った愛を向けているのだとしたら妬けてしまうよ」 (-248) 2021/10/19(Tue) 0:47:19 |
【人】 探偵 キエ>>??? >>11「僕あんまり大食いって訳じゃないんだけどなァ…コーヒー派だったのだろうか…。 あァあ、面倒な依頼を受けてしまったよ」 キエは2人分の紅茶と菓子を食べながら思案する。 館の主或いは近しい者だという予想は外れてしまった。ならば候補は限られてくるが彼らの顔を並べても皆目検討がつかない。 「 この謎を解き明かしてみろ 」とミズガネは言った。だが「犯人を捕まえろ 」とは一言も言わなかったからこの依頼自体は簡単な物である。…犯人を特定する必要も無ければ縛って突き出す必要も無いのだから。只犯人が文字通り不透明で交渉の余地も不明であるだけだ。 キエは最後に溜め息をつくと使用人を呼び出し部屋を片付ける様に言った。 (14) 2021/10/19(Tue) 11:13:53 |
キエは、金髪の使用人に話を聞いている。 (a47) 2021/10/19(Tue) 13:13:54 |
キエは、絶対に誰にも言わないという条件で其の使用人に話させた。 (a48) 2021/10/19(Tue) 13:17:24 |
キエは、しかし約束をした訳では無いので誰かに話すだろう。 (a49) 2021/10/19(Tue) 13:18:12 |
【赤】 探偵 キエ「君にとっちゃ蜘蛛の糸だろうに化け物だなんて酷いなァ。誰だって自分の腹の中は見えないんだから知らないさ」 リーパーの疑問と条件には軽く頷いた。 「できるとも、僕も大喰らいじゃないからその方が助かるねェ。では僕が考えている手段について説明しよう。 先ず此の館に神隠しという現象があるのは知っている通り。 此処の主人による意向で消える客が決まる訳だが⏤⏤ある程度は此方の意思を汲んでくれるらしい。長くいる使用人曰く複数人に願われた結果消えた者もいたそうだ。 僕ァこれが利用できると踏んでいてね。今の僕じゃ人格まで手を出すのは難しい。しかし同じタイミングで食べれば、ゲイザー君という人格さえ奪える筈さ。 “ゲイザー”の行き先だけ僕の腹に変えれば良い からねェ」 (*23) 2021/10/19(Tue) 13:52:34 |
【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「おや…そういえば名乗るのを忘れていたか。手間をかけさせてしまったね? しかし懐かしめたのなら良かったよ、頑張った甲斐があったというものだ」 キエは魔法や魔術の類が扱えない。しかし此れが誰しもできる芸当だと思っている。…知っているからだ。 「君にこの月はどう見える? やはり触れたくなるものかね」 (-281) 2021/10/19(Tue) 15:11:26 |
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