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【墓】 木峰 夏生[ 身体中あちこちいろんなところが痛くて、 瞬きを途中で止めたら簡単に意識が 飛びそうなんだけれど、 すっかり彪から猫になって甘えて身体を 擦り寄せる肌のしっとりした感触が 繋ぎとめて引き戻してくれる。 ] そっか。 [ 長い沈黙のあと、一緒に風呂に入る選択を寄越して あっさり身体を起こす海斗の動きに 思わずちょっと呻いた。 回復力に歴然とした差がある。 久しぶりの風呂に喜ぶ間もなく、ひと知れず 傷ついていたら、ずるりと中のものが抜かれた。 硬さのなくなったそれでも熱さは失ってないから、 過敏な下腹部が抵抗するみたいに震えて。 ] (+60) 2021/07/15(Thu) 7:14:31 |
【墓】 木峰 夏生……ッ、─── ぅ [ 甘ったるい声は俺だけじゃなく二人分、重なって。] いやウケねぇ……動けるのがすげぇ [ 手慣れた様子で処理をして、あっさり立ち上がる 姿は多少膝ががくついてるように見えただけで、 そんなダメージは感じない。 三回もだしといて。 こっちはあちこち噛まれた傷に汗が滲みて、 引き摺るように上半身を起こした。 身体を捻るそれだけでズキ、と痛んで眩暈がする。 大きな枕に背中を預けてなんとか体勢を維持した。 ] (+61) 2021/07/15(Thu) 7:15:43 |
【墓】 木峰 夏生そーだな。 [ 豪華なバスルームを使うのはもう少しあと。 するりと隣に座った海斗が体を擦り寄せて、 甘えた口付けをくれる。 重い腕を伸ばして、引き寄せて、瞳を覗き込む。 お前が考えてることは、完全には読めないから 言葉を探そう。 ] ……なんか、夢見てるみたい こんな幸せなの。 ここから出て、日常に戻っても、 俺のとこに居てよ。 (+62) 2021/07/15(Thu) 7:16:53 |
【墓】 木峰 夏生それにしてもこれ…… 明日服着れないかもしれん。 乳首擦れて痛いし、やばいんだけど、 ……どーしよ。 [ 口元に浮かぶ笑みを悪戯なものにかえて、 耳朶に唇をよせて、くすくすと告げた。 ]* (+63) 2021/07/15(Thu) 7:18:06 |
【墓】 木峰 夏生だいじょーぶ ぜんぶ嬉しいし、 もう、お前以外にからだ見せないし [ 珍しく心配してくれる小さな声に表情が崩れる。 身体中に散った滾る想いの証をひとつひとつ 撫でていく指が愛しい。 唇に触れる指に口付けて、 頭を掴むようにして抱いて引き寄せた。 肩にかかる頭の重みが心地良い。 汗の匂いも、愛しかった。 ] (+70) 2021/07/15(Thu) 14:24:20 |
【墓】 木峰 夏生[ それから、しょうがねぇな、とでも言いたげな口調で 告げられた、「 居てやる 」には、 「ずっと」 という言葉が付け加えられていて。 ] そっか。 ……よかった、ありがと。 [ と返す声は思いがけずちょっと揺れた。 父さん母さんには申し訳ないけどな、と戯けて笑って、 緩みそうになる目元を誤魔化した。 ] (+71) 2021/07/15(Thu) 14:25:41 |
【墓】 木峰 夏生ええー?まじでぇ? [ もう何もしない、と笑う、触れそうな唇に こちらもオーバーに驚いて、いやだ、と縋る。 ] せっかくなのにもったいなくない? てゆーか海斗、若いのにやっぱ 三回出せばもう無理なのかー残念だなー。 俺は大丈夫だけど。 [ なんて、くつくつと喉の奥で笑って、 隣に寝転がった海斗の額を撫でて。 ] じゃー、風呂いこーぜ。 これ以上お預けされんのは困る。 [ 最後はけらけら笑って、体を動かす。 そういえばお兄ちゃんまだ二十代だったわと 言いながらも時折、い゛っ、……と声を漏らして 壁に体を凭せかけてれば、海斗が助けてくれるだろ? ] (+72) 2021/07/15(Thu) 14:27:37 |
【墓】 木峰 夏生[ 広い部屋にしたことをこの時は後悔しながら、 バスルームへ辿り着けば、湯を張って、 ようやくシャワーを浴びようか。 ] 夢だったんだよなこれも。 熱い湯が滲みて、大袈裟に顔を顰めて苦笑いしながらも、 ブランドもののアメニティ、いい匂いのボディソープを あわ立てて、かわいい弟を洗ってやりたくて。 どこを?おのぞみのところ、どこでも。 ]* (+73) 2021/07/15(Thu) 14:28:32 |
【墓】 木峰 夏生[ がんばれよ長男、と揶揄されて爆笑する。 よもや結婚適齢期の長男に 弟を誑かされているなんて毛ほどもあたまにない であろう両親をちょっと思う。 孫の顔を見せてやれないのは申し訳ないなぁ なんて本当に俺はジジイ臭い。 ] あー、それな おれは長男だから我慢できるけど 次男だったら無理だったって なんか漫画で見たわ。 [ 気持ちよさそうにけらけらと笑う声に ゆるゆると表情を綻ばせながら。 人が簡単に口にする、ずっと、が、 どれだけ難しくてどれだけ儚いものなのか、 俺は知ってる。長男だし。 だけど、そもそもが倫理的に歪んだ関係なんだ、 ずっと、が真実味を帯びていてくれることを ちょっとくらい願ってもバチは当たらないだろ? ] (+78) 2021/07/16(Fri) 6:09:08 |
【墓】 木峰 夏生[ 油断すれば抜けそうな腰と目眩に思わず 声が漏れれば無遠慮に笑われて、 つられてこちらも笑ってしまう。 初めてでもないのに、えらくダメージが残ってる。 そのことを揶揄われれば、 好きな相手とだから余裕なくてと笑って、 仕返しは風呂についてからで、と笑顔の下で企んで。 それにしても豪華な風呂。 細かなシャワーの湯を浴びながら、 驚いた顔の海斗をまじまじと見つめた。 ] そーだけど? 小さい頃は毎日入ったろ おれの想い出だからな [ ボディソープを泡立てながら洗ってやるといえば どこかのアナウンサーみたいに一語ずつ 綺麗に区切った、おことわり、が投げられる。 けれど、そんなことくらいでお兄ちゃんが 諦めないのはもう知ってるでしょ。 ] (+79) 2021/07/16(Fri) 6:13:47 |
【墓】 木峰 夏生じゃあ、お願い。 あらわせてよ。 [ 答えも待たずにシャワーを浴びている海斗の 後ろに立ったまま、掌に乗せた泡をそっと頸に乗せて。 耳の後ろを指で擦って、手で撫で下ろすように 肩、背中、脇と滑らせよう。 腹や胸も洗って、頂の飾りもそっと触れて、 臀部から腿の付け根を洗う手つきは 幼いころとは別物の、言い表すならそうだな、 完全にやらしい動きで。 ぼちぼち怒られそうではあるけれど、 とりあえず調子に乗って袋と陰茎にも手を伸ばす。 ちゃんと洗ってるだけなんだけど、 ついつい執拗にそこを触れてしまうのは悪いくせ。] (+80) 2021/07/16(Fri) 6:14:59 |
【墓】 木峰 夏生ねえ海斗、 挿れんのと、淹れられんのと、 どっちがすき? どっちがよかった? [ シャワーの湯音に消されないように 後ろから耳元に唇を寄せて尋ねるのも、 捧げてくれた処女地を指でなぞって 中も洗おうとする悪戯も、もちろんご愛嬌、 そうですよ、わざとです。 ]* (+81) 2021/07/16(Fri) 6:16:13 |
【独】 木峰 夏生/* おはようございます なんだかとても切ないお話にはらはらと涙腺を刺激されながら、朝から落とすものがとてもビッチ部出身のお兄ちゃんで、なんとも言えない気持ちですw (-196) 2021/07/16(Fri) 6:39:07 |
【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生[ 困惑が混ざった、微かな艶声を漏らして] ッ、ん、……そこ、触られると…… [ 初めて兄貴を受け入れた場所 まだ閉じ切っていない場所を指がなぞる 指が、中まで洗おうと掠めると あの時の快感を身体が思い出して、 ―― 抱かれたくなる] (-198) 2021/07/16(Fri) 7:12:19 |
【墓】 木峰 夏生[ バスルームの壁に小さな甘い声が反響する。 悪戯な手を叩く力は強くなくて、 あっさり身を捩る様子ににんまりと口端が 上がってしまう。 嫌だ、と言うくせに、手を振り払い押し返す そんな動きも優しいもので。 構わず身体中を撫で、指を伝わせる。 霧雨のような細かい水滴を浴びながら 息を弾ませる腕の中の海斗は ぞくぞくするほど色っぽい。 こわいわー小悪魔こわいわー。 掻き抱く腕にも、皮膚の上を蠢く手にも力を込めて 途切れない愛しさと欲求が伝わればいいと願う。 ] (+87) 2021/07/16(Fri) 10:50:06 |
【墓】 木峰 夏生触られると、 ─── なに? [ 後ろに触れた指に海斗の声が艶を帯びる。 意地悪く聞き返して、取り繕うような声で逃げを打つ 細身の腰をがっつり掴んだ。 ボディソープの滑りを借りて後孔の襞をなぞって、 指を少し沈めるけれど、滲みたり身体に障るなと 思い直して手を止める。 一夜だけの相手にこんなこと思うことはなかった、と 苦笑いを密かに閉じ込めて、 シャンプーが途中になったままの海斗から 少しだけ体を離した。 ] (+88) 2021/07/16(Fri) 10:51:29 |
【墓】 木峰 夏生[ 顔が真っ赤になっているのは、湯温のせいじゃ ないと思うけれど、手を伸ばして少し温度を下げて。 ボディソープを掌に足して、そっと前に触れる。] うしろ、触られると、 抱かれたくなる? [ いい匂いの滑りを纏わせた指でやわやわと 刺激しながら、またわざと口にする。 ] (+89) 2021/07/16(Fri) 10:53:02 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗ボディソープでやると滲みるし腹下すかも だから、触っていいならローション取ってくる。 ……ねぇ、どうしたいか聞かせてよ。 (-203) 2021/07/16(Fri) 10:54:02 |
【墓】 木峰 夏生[ シャワーの水音に紛れて素直な希望が聞こえたなら 跳ねる心臓を宥めて宥めて、海斗の望むことを 望むままに与えよう。 あくまで意固地に口を開かないなら、 勝手に体を離して、贅沢なダブルシンクの パウダールームからちょっと不似合いな潤滑剤を 手にして戻ろうか。 どちらにしてもバスタブの縁に腰掛けて、 赤く火照る顔を、似たような表情で見上げて。]* (+90) 2021/07/16(Fri) 10:54:56 |
【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生…………ッ、く、 抱け、よ [ 消え入りそうなほど、 小さな声で強請る ―― 抱いて欲しい なんて、可愛らしいおねだりなんて、できない だから、代わりに 前に触れる腕に手を添えて、撫でながら 身体を捻って、後ろを振り返って、 同じように赤く火照った顔を、 熱の灯る瞳で、見上げてやった ―― 口で言わなくても分かんだろ?] (-210) 2021/07/16(Fri) 14:27:59 |
【墓】 木峰 夏生[ ゆるゆると動く手の中で兆しを見せ始めていた 茎がどくりと脈打つ。 感嘆と興奮の混ざった吐息を落として、 硬さを取り戻していくそれを柔らかく扱いて、 ] え、しないの? [ と、熱っぽい吐息混じりに耳元で囁いた。 肌を滑るボディソープが立てる音にすら 消されてしまいそうな声。 抱けよ、 とそれはたしかにそう聞こえた。肩越しに振り返る、その顔は火照って紅く、 言葉以上に雄弁に物語る瞳には滾る熱。 ] (+94) 2021/07/16(Fri) 17:50:57 |
【墓】 木峰 夏生[ 覆い被さって一瞬、深く口付けて立ち上がる。 ぼたぼたと雫が垂れるのも構わずバスルームから出て 必要なものを手にして戻れば、前髪をかき上げた 海斗が息を吐くのがわかった。 露になった額が大人びて見えて、大きな水滴が飛んで きらきらと跳ねる。 綺麗で、ちょっと見惚れた。 バスタブに腰掛ければ上から見下ろすように 覗き込んで、体に触れる手の熱さに ずく、と下半身に血液が集まるのがわかって 我ながら苦笑いしてしまう。 ] (+95) 2021/07/16(Fri) 17:52:39 |
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