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![]() | 【秘】 経理課 富武 瑛 → 経理課 望月 ロビン「……、はい」 戻された手で退職届をおずおずと引いて。 持ってきていた手提げ袋に折りたたんでしまった。 皺が寄った状態の退職届などそもそも使えないが、折りたたんでしまえばこの退職届はもう使わないという意思表示になると思ったのだ。 「あ、ええと……俺はしばらく……その、落ち着いたら行きますので……」 それを見つめる上司の目はひどく優しい。 今回の申し出も、慈悲か情けかと思うほどで、こんな事でも直ぐに興奮してしまう自分が情けない。 ただ、少なくとも今の状態ではとてもじゃないけどスパに向かうことなんてできない。 あなたには先にスパに向かってもらって、自分の身体のほとぼりが冷めたら顔くらいは出そうかと考える。 一人になると夜はどうなってしまうのかとか考えてしまうから、向かえる状態になるまではそこそこ時間がかかってしまったに違いない。 最も、スパに着いたら着いたでスライム騒ぎに巻き込まれてしまったから、興奮も何もなかったのではというのは後の祭りである。 ―――そうして夜の帳も下がった頃合い。 「か、ちょう。富武です」 あなたが泊まる部屋をノックして声をかけ、扉の前でその姿が現れるのを待った。 いつも湧き上がった欲に負けて行動することが多いから、このように時間を置いて約束をすることなど殆どない。 勝手がわからず、とりあえず念入りに風呂に入ってきたけどこれでよかっただろうか。 童貞でも処女でもあるまいしと、自分にツッコミを入れるくらいには、まごうことなく緊張していた。 (-291) 2022/09/28(Wed) 16:02:16 |
![]() | 【秘】 経理課 望月 ロビン → 人事課 緑郷 溢「誰かに言ったりなんかしないよ、そんなふうにキミの尊厳を貶めたりなんてことはない。 まあ好奇心で聞こうって時点で警戒してしまうのは当たり前だし、仕方のないことだよね」 相手が口籠るのは仕方がないこととして、それはそれとして安心はしてほしいもの。 物見遊山めいて気軽な言い回しの男は、相手の想定する通り嘘を言ったって咎めもしないだろう。 なんだろ、と小首を傾げ、姿勢を低くして相手の言葉に耳を傾ける。ささやかな内緒話だ。 その内容をまず聞いて、なんだかわかっていないような顔をして相手を見下ろした。何回か瞬きをする。 それから人事資料の中のあやふやな箇所を思い出したりして、この会社の特色と照らし合わせて、 ようやく合点が入ったように長い長い感嘆の声を吐いて、ちょっと愉快になってきて喉で笑った。 「……へえ! ああ、そう来るか、はは。 自制ができてえらいね、なんて感想も場違いそうな気がするけど、まあ。こんな場所だしね。 あんまり考えたことなかったな、そういう部分に関しては。そういうこともあるんだね」 引くとか引かないとか、許容とかの前に何より興味本位が勝ってしまった。 確かにこれは雰囲気は台無しかもしれない、けれどムーディな空気が払拭された代わりに、 握られた指を相手の手先ごと、自分の口元へとそうっと寄せる。内緒、と指を立てて。 「でもダメ。残念ながら僕は呑めないかな。 なにか信条があるってわけじゃないんだけどね。旅行中は、とっておいた方が嬉しがりそうだから。 憶測なんだけどね。これはそうだな、僕から差し出せるちょっとした秘密。 そういう肌の重ね合いは、嫌?」 嬉しがるのは誰か。少なくとも相手ではないし、望月本人てことでもないだろう。 悪巧みめいた考えを湛えた緑混じりのアクアブルーは、なんとも愉快そうに輝いている。 (-304) 2022/09/28(Wed) 19:36:28 |
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![]() | 【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信「ははは。だって信クン、細っこいものだから。どこに体力があるのだか心配だよ。 僕なんかも普段よりずっと体を動かしてるだろうから、家に帰ったらへとへとになりそう」 今のうちは旅行ハイに掛かっているからいいものの、解放されたらどうなるやら。 相手が何を考えているか、なんてのは巧みに隠されてしまったから読めないまま、 気安い言葉を交わしあって、施設に当たり前のように併設されている卓球場までを歩く。 途中、水を飲んでいるのを見られているのに気づくと、ふいと顔を背けたりなんかした。 「いや全く。卓球台ってさ、小さいんだよね。僕からすると。 小さい場の中に飛んでくる小さい球を、こんな小さいラケットで狙うの、大変なんだ。 サッカーとか乗馬とかホッケーとか、広く運動場を使うようなスポーツのほうが得意かな、僕は」 それこそ運動場のしっかりした台とフロアがあるのでなく、 せいぜい怪我しない程度のスペースがあるだけの旅館の卓球なんて苦手中の苦手だろう。 卓球場を見つけて中に入って、附設されているラケットを握ってみる。 自分の手の方がラケットより随分大きい気がするな。卓球台まで小さく見えてきた。 邪魔にならないように長い髪を頭の高い位置で結い上げ、浴衣の袖を捲り上げる。 気迫だけは十分だけど、果たして体がついてきてくれるやら。 (-311) 2022/09/28(Wed) 20:18:09 |
![]() | 【秘】 開発部 忌部 永信 → 経理課 望月 ロビン「んまあ……課長になる前なんざ、ずうっと研究室に篭ってそこから出ないとか、パソコンの前から一歩も動かんとか普通にあったからなあ。体力なんかあってないようなもんだなあ」 何の自慢にもならない。 自主的な運動だってしやしないのだから、本人の申告は正しいか、もしくは申告以下の可能性もある。 共に歩く中、顔を背けられてしまえば、やっぱり飲み食い関連はどうにもよろしくないものがあるのかと、ジロジロ見るのはやめた。嫌がる事をする趣味はない。 「ああ!確かに、ロビンちゃんが立ってたら台が小さく見えるなあ! って事はオレが勝てる可能性もある訳だあ。 よっしゃ、本気見せちゃおっかなあ!」 見せるも何も本気を出す気ではあるが。 ぐりぐりと浴衣の袖をめくって、脇まで上げてしまえば、細っこい腕をぶんぶんと振って。 ラケットを右手に握れば準備は万端。 「なんか賭ける? ああ、でもロビンちゃんそういうのは苦手かあ?」 (-313) 2022/09/28(Wed) 20:31:06 |
![]() | 【秘】 経理課 望月 ロビン → 開発部 忌部 永信/* あ 四日目の朝風呂なんですが、 石鹸取り上げて全部自分の使わせて、なんか高そうな匂いのする忌部さんにします。 よろしくお願いします。 (-316) 2022/09/28(Wed) 20:59:08 |
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