【妖】 古城の吸血鬼 ニクス[言葉を理解していてもこれまで生き延びた時間は互いに異なる>>$14 つきりと疼く痛みを何と表現すれば正解なのだろうか。 化物が知る筈のない名前を捨てて黙り込んだ。 問いかけを一笑>>$15 楽しくもないのに浮かべる表情はどこか壊れているのかもしれない] それは、ただの夢だよ。 目を瞑っていると真実から遠ざかるの同じように。 全てを見せることが恐ろしい――か。 化物が何を怯える必要があるんだろうね。 だけど、……見せたいとは思えなかった。 この手には最初から何も残ってやしないのに。 ほんの少し、夢を見て現実から目を背けてしまった。 それだけでこの体に生まれた空洞はあまりに大きかった。 [ただそれだけのことだよ。 そう語る男の目尻からは、ちっとも涙なんて出やしなかった] ($24) 2019/04/16(Tue) 14:55:46 |
【妖】 古城の吸血鬼 ニクス[男にとって少年をどうしてやろうかなど深く考えてやしなかった。 彼にも彼の意志があるべきで出来うる限り尊重すべきだと考えていた。 彼の価値観>>$16 語られぬ間>>$17にどれ程の想いがあるのか その全てを耳にしたって正しく理解が出来るとは思えないが、 気紛れに伸ばした手が触れた>>$17 彼の琴線にでも触れてしまったのだろうか。 彼の語る言葉は途切れ途切れ>>$20だった。 届く場所には何もないと彼は言う>>$21 涙してしまう程届かない場所にある大切なものとは何なのだろう>>$22>>$23] それは君にとってどんなものなんだ。 命というわけでもないんだろう。 それから君の中でそれは手の届かない場所にあるんだろう。 君は、人とのつながりを求めているのか? [そうであるなら男には与えられないものだろう。 何せ男は人に非ず。それから彼は化物に非ず。 男にとって映る人々はどうしたって憧憬すら抱く、遠い存在だからだ]** ($25) 2019/04/16(Tue) 14:56:38 |
【人】 萩原 悠人やっぱり小さい頃の秘密基地は それぞれ思い出があるもんなんだな。 [2人の話を聞いて、>>1:@11>>1:203 やはり女性は男同士の秘密基地からは 締め出されてしまうのかなとか、 樹上に秘密基地があるのはすごいなとか。 そんな感想を抱く。 さらりと話してしまった施設のことも 特段気にせず聞いてくれるのも助かった。 別に何か言うふたりではなさそうだと 判断したからこそこうして話したのだが。 それにしても、細身に見える彼女が空手を 習っていたというのは意外だった。 確かに女性ともなれば狙われることも多いだろう。 けれどだから習うと、実際に行動を起こす人は あまりいないのではないだろうか。 後に続いた弟の件で納得はしたが>>1:204 少し間を置いて、似てんのかな?と思ったのは内緒だ] (61) 2019/04/16(Tue) 15:19:47 |
【人】 萩原 悠人名前、そんな褒められ慣れてない? 意外だな。いい名前なのに。 [照れると話す彼の言葉に>>1:@12 軽く笑いながらそんな問いを返しつつ、 逸らされた瞳に少しだけ笑みを深めた。 そんな話をしていたら、彼女の歳について 思いがけず聞くことになって。 聞いた歳につい驚いた顔を見せた] マジかよ、それで35? 全然見えないっていうか……すげぇな。 [最近は30くらいが結婚する歳じゃなかったか? なんて思うので、遅いとは思わないが。 しかし、すごいしか感想を述べられないのは 確かだった。 別に若く見せようとしているようには見えないから 顔の作りが幼いのだろうか。 ……なんて、少し失礼なことを思いつつ] (62) 2019/04/16(Tue) 15:20:09 |
【人】 萩原 悠人[愛していた女の子«妹»でさえ、 気が付けばもう立派な女性に成長しつつある。 いつまでも小さい子のままじゃない。 守ってあげなければと思う一方で いつかは手を離さなければと思うほど 彼女は彼女を引き取った夫婦の元で、 もう立派に育っていた。 会って抱き締めてあげたい。 よく育ったと褒めてやりたい。 ───そんなこと、出来やしないけど] (64) 2019/04/16(Tue) 15:20:44 |
【人】 萩原 悠人……俺は悩みがないって言ったけど、 恋人に寂しい思いとかさせてる時あってさ。 なんつーか、もっとなんかしてやりたいって そう思ったりはしてんだよね。 今は前の仕事辞めてちょっとは安心させてやれてるって 勝手に思ってるけどさ。 なんか他にしてやれること、ないかな。 [ホストはやめた。店の常連客の連絡先も消した。 けれどそれだけで安心させてあげられるとも思ってない。 もっとちゃんと、安心させてあげたい。 自分が彼を愛しているのだと教えてあげたい。 ……あの頃愛した妹よりも、ずっと。 けれど、好きな相手と付き合うというのが初めてなもので。 実際どうすればいいのかまでは思いついていなかった]* (66) 2019/04/16(Tue) 15:25:00 |
萩原 悠人は、メモを貼った。 (a7) 2019/04/16(Tue) 15:27:01 |
【妖】 セレン夢はね、抱くことは無かったから。 眠る夢を見ることも殆どなかったから。 [ 俯くままに綴る言葉は不安定に揺れて、 淡々と続く彼の世界に鑢掛けされる錯覚に息を吐く。>>$24 繋いだ掌は冷たく遠い。 繋げて理解した感覚はきっと正確なのだろう。 “己の手にも何もなかった” 知って居たはずで認めていた筈のそれに、 まだ何かが残されているのかもしれない空想を。 何もないことを理解しきって、 ふふ、と笑う顔は恐らく柔らかかっただろうか。 俯いた顔は誰へも見せないけれど。 今だけは目を背けていた現実を口にする子供は、 何もなかった空洞に虚ろな笑いを溢すだけ ] ($26) 2019/04/16(Tue) 16:45:13 |
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