【人】 囚われ セト[ 四肢を投げ出して、伏せた瞼の裏は闇。 薄くなった肉の下、骨が床板にごつごつと 当たるが、体勢を変えるどころか 指を動かすことも億劫で、 ぐ、と奥歯を噛みこんで眠ろうとした。 想いを馳せるはずの祖国の風を、 もう己はすぐには思い出せない。 近しい人の顔も、愛しい者の笑む表情も。 ] (125) 2021/04/16(Fri) 15:15:50 |
【人】 囚われ セト……、 ? [ 張り詰めて剥き出しの神経が、 髪の一本ほどの違和感を捉える。 瞼を持ち上げるのにも苦労して、 くっついてしまったような睫毛を震わせた。 見上げるのは、変わらず無機質な天井。 窓がない、ここには昼も夜もない。 晴れも、雨も、ここには無い。 ─── けれどたしかに鼻腔の粘膜を擽る、 甘い匂い。 それは花のような、柔らかな空気。 ] (126) 2021/04/16(Fri) 15:17:27 |
【人】 祓魔師 ダンテん? ああ、そうだよ中途半端な地域の冬の空調が本当に我慢ならないけど、あはは [ >>119一瞬理解が追い付かなかったが、揶揄われているのだと気付いた。何も自分が魔法の冷房装置を欲しがっていると勘違いされたわけではなさそうだ。 ヴィの国ほど極に近いわけでは無いが自分の出身も冬の厳しい地域だった。寒さへの対策は万全で室内なら薄着で十分なほど部屋は暖かだ。 ところが他国へ訪れることが増えれば、他所の冬の備えは貧弱で室内でもコートを羽織っていなければ自分には寒いほど。 それに文句を言っていたのをヴィが覚えていてこんな揶揄をするのだろう。] 燃料が勿体無いのはわかるし、死ぬほどの寒さでは無いから仕方がないんだろうけど [ などとぶつぶつ今更に思い出し不満を述べるが、ヴィはすでに眠そうである程度で切り上げる。*] (128) 2021/04/16(Fri) 15:25:07 |
【秘】 祓魔師 ダンテ → 宵闇 ヴェレス知ってる、特別に思っているから [ 眠れるという安堵かヴィは既に薄ぼんやりとしている。子どもじゃ無いんだからと言うからそう返した。 彼を幼い子のように扱っていたのなんて、単に構いたいだけなんだろう自分は。ヴィは自分よりも長く生きてきただけの処世術がしっかりとある。 理解しておきながら尚自分に甘えて欲しいというわがままだ。] … [ もう殆ど眠ってしまったように見える、袖をつまんだ手指は自然と解けてしまって惜しいと思う。 帽子をかぶっていたせいか額に張り付いていたヴィの白金の髪を指で撫で。*] (-74) 2021/04/16(Fri) 15:26:20 |
【人】 祓魔師 ダンテ[ ヴィが眠った後にルームサービスが訪れ品物を受け取る。よく冷えたワインはボトルごと氷で冷やされていた。 喉の渇きを自覚したのだが、少し我慢してヴィが寝ている間に浴室を使わせてもらおう。列車の移動が一晩、少々埃ぽくもある。湯を貯めればそれほどうるさくも無いだろう。 そうこうしながら昼からの時間ヴィが目を覚ますまで一人で過ごした。出かけても良いかなと考えたのだが、湯を使いこざっぱりした後、よく冷えたワインを窓辺で飲みながら景色を眺めていたなら眠たくなってしまった。 応接スペースへなんとか移動して長椅子に行儀悪く足を伸ばす、今日のことをメモしておこうなんて眠気に抗ってはみたが、2時間ほどをうとうとしてしまったようだ。*] (129) 2021/04/16(Fri) 15:27:29 |
【人】 祓魔師 ダンテ起こせないよ [ >>120それからヴィは日が落ちかけた頃に自然と目が覚めたようだった。起き抜けに不満を言っていたが、あんなにうっとりと眠っている人間を起こすには偲びなかったと言い訳。 自分は少しうとうとしていた事は隠して、メモ帳を閉じて見せた。] 氷が溶けてしまっていたね [ ワインのボトルは既にぬるくなっていたようだ。冷房装置のそばにでもおいておけばよかっただろうか。構わないと言った様子でヴィがぬるいワインを一息に煽る。 まるで水のように飲んでいるのはいつものことだ。] あ、先に浴室を使ってしまった できるだけ綺麗にはしておいたんだけどごめんね [ まだ少し自分にはヴィは眠たげに見える。着替えを抱えて浴室へ向かう彼にそんな言葉を投げて見送り。そろそろ室内は薄暗くなってきた。 間接照明は昼の間から灯されていたが、案内の人間に聞いた通りにして部屋の明かりをつけておく。*] (130) 2021/04/16(Fri) 15:28:46 |
【人】 祓魔師 ダンテ夜は冷えるかな? [ ヴィが身繕いを済ませて出てくる間に、自分も出かける用意を済ませておいた。髪は後ろでひとくくりにして以前ヴィが選んでくれたリボンを結んだ。 羽織るものはいるかと悩みつつ、外はまだ昼間の熱気が残っているだろうか。**] (131) 2021/04/16(Fri) 15:29:26 |
囚われ セトは、メモを貼った。 (a21) 2021/04/16(Fri) 15:35:59 |
【人】 貴族の娘 アウドラ[ まさか、扉を開いた先に人がいると 誰が思っただろうか。 彼女の父親とその近い人物たちなら 思ったかもしれないけれど、 彼女は髪の毛一本ほども考えることはなく。 重い扉を開けてみて目の前には鉄格子。 そしてその奥には何かがいた。 みてはいけないものを見たのだろうかと 彼女は驚いた表情を隠すために 口元を手で隠してしまった。 ] あ、…………っ…… (132) 2021/04/16(Fri) 15:38:46 |
【人】 貴族の娘 アウドラ[ 扉を開けて鉄格子を介して 合わさった視線というのは相反して。 彼女は驚きまじりの柔らかい視線なら その人の視線というのは鋭くて 萎縮してしまいそうなもの。 だから、彼女は何も言えずただただ 鉄格子にゆっくりと彼女の香りを漂わせ 近づいていくことしかできなかった。 鉄格子の前にたどり着けば、 彼女は膝を床に付いて口を開けたことだろう。 ] どうして…ここでおやすみなのかしら? * (133) 2021/04/16(Fri) 15:40:40 |
【人】 第11皇子の従者 ダレンありがとう……急用で越してきたんだ。 [>>122快く返事をしてくれた男に、感謝して頭を下げた。 確かにわざわざ訪れてくるような時期ではないのかもしれない。 >>123命の河と表現されて納得した。このような気候では水源は貴重だろう。 >>124市場の案内もなるほどと聞いて] 布が名産なのか。 魔法具はいろいろなものがあるようだね。 食材を売っているのはどの辺りだろうか? 買い出しに来たもので……。 [そこを目的地にすればいいかもしれない、と考えて追加で尋ねた]** (134) 2021/04/16(Fri) 17:01:50 |
【独】 第11皇子 ハールーンどうしよう。 ここで3番目を出せば、国外退出ルートになる 12番目を出すと、国の為という名目を得て2番目と対峙……対峙??できない……ぞ?? (-77) 2021/04/16(Fri) 17:44:55 |
放浪者 イシリオンは、メモを貼った。 (a22) 2021/04/16(Fri) 18:19:15 |
【人】 仕立て屋 アルフレド >>134ふーん、そら余計タイミングが悪いというか…。 [むしろそれに関っているのか、関わりたいのか。までは言葉には出さず。] 食材ってんなら市場の中ぶらついてもあるけどな…その先を進んで曲がった当たりに赤と青の派手な傘がある店が出てるんで、それを目印にするといいぜ。その辺が特に集まってる。例えば…>>1魚なんかも買えるぜ。 [>>1そのあたりを指して。] (139) 2021/04/16(Fri) 18:27:05 |
【人】 仕立て屋 アルフレド 他所は知らんがここの布袋は丈夫で使い勝手がいいって俺は聞いた。あと魔法関連のものはかなり集まってるって旅行者達からも聞くぜ。だからピンキリになんだよな。 [同業のやり方は割とわかるものである。] まあ大それたもんは無理相談ってもんだがうちの工房に来ればそこいらのがらくたよりマシなレベルのもんだったら作れるんでな。住宅地の中にアルフシルバーって出てるとこが俺の小せえ城だ。 [住宅地を改めて指差し言うと、2個目のパンを取り出そうと袋に手を入れる。]** (140) 2021/04/16(Fri) 18:43:21 |
【人】 第11皇子 ハールーン(──変わった、ね?) [もう7年は前の記憶と照らし合わせる。 目に映る色や、鼻をくすぐる香りは記憶のままだけれど確かに変化を感じていた。 人が増えたろうか。売り物の種類も豊富になったし、知らない菓子類が見えた気がした。 それがマイナスの感情ではなく素直に嬉しいのは、商人たちの活気は変わらないからだろうか?自分はあの頃と変わっただろうか。 気づく人はいないかもしれない。] . (141) 2021/04/16(Fri) 19:23:44 |
【人】 第11皇子 ハールーン[懐かしいのに知らない場所のようでわくわくしながら、色とりどりの香辛料と、山羊のバター、トウモロコシ粉、香菜や豆や羊肉の挽き肉を買い込む。 白砂糖や、珍しい調味料も見つけてしまって、つい手が伸びてしまう。] か、買いすぎちゃったかな? でもまだお米を買わなくちゃいけないんだよね ダレンも探さなきゃいけないのに…… もしかしなくても、俺って順番間違えてる……? [ダレンのリクエストに完璧に応えたくて、つい夢中になってしまった。宮中での食事はもう覚えていない。怖くて、出されたものに手をつけることができないまま、本宅を出てしまった。 自分が知っているのは乳母仕込みの郷土料理だけ。] アーイシャに……会いたいな . (142) 2021/04/16(Fri) 19:25:50 |
【人】 第11皇子 ハールーン「……会わせてやろうかァ?」 [突然背後から聞こえた声に、振り向く間もなく肩を掴まれる。跳ね上がる心臓。振りほどこうとしても、どっしりとかけられた体重に身動きすら取れない。] (っ、どうしよう…………ダレン……!) [乳母の名前を知っていて、自分を捕らえようとする人間なんて一握りしかいない。 なんとか振り払おうとして、崩れた体勢。抱えた食材が転がり落ちる──のを、その声の主に後ろから身体ごと受け止められた。] . (143) 2021/04/16(Fri) 19:26:32 |
【人】 第11皇子 ハールーン「おっと……。落ち着けよォ、ハールーン!」 [よく聞こえる明るい声と、鍛えられた褐色の腕にはめられた古い腕輪には見覚えがあった。思わず振り返って、逆光の面影に安堵する。 あの頃──毒殺を図られてから、よく街に、市場に逃げ込んでは商人らに匿ってもらっていた。けれどすぐ見つかっていた事を思い出す。 あの2番目の兄と──この3番目の兄に。] ────アンタル……! . (144) 2021/04/16(Fri) 19:27:27 |
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