【念】 エン[目が覚めた時、ハチヤはそばにいるのだろうか。いなければ、手がシーツの上を辿って動くのだけれどそれはほとんど無意識のもの] ……、 [ここにいるのは、確かにハチヤだ。ハチヤだけれど、どうしてだろう。俺の中で、今のハチヤはあのいつものハチヤとイコールにはならないのだ。 俺とハチヤの関係は、犬と飼い主だったのに。今のハチヤは、重ねようとしてもどうしても犬ではない] 呼び方…? [犬のハチヤは俺をエン君と呼ぶけど今のハチヤはエンと呼ぶ。試しに、前のハチヤは俺をエン君と呼んでたって言ってみたけど呼び捨て嫌?と聞かれたから。嫌ではないと伝えたら、それならエンがいい、と言われたからそのままになった] (!40) 2021/04/05(Mon) 13:47:56 |
【念】 エン[実際嫌ではないのだ。けれど犬ではないハチヤは、何故だか俺を大切にして守ろうとする。いつの間にチェックしたのか、食堂にはエンは行っちゃダメだとか。この部屋は狭いから俺が探すから他の部屋に行こう、とか。 寝付くまでと抱きしめてくるのに、やたら心音が早いとか。あれでは眠れないだろうに] (!41) 2021/04/05(Mon) 13:53:23 |
【念】 エン[俺を嫁にしたのは、犬のハチヤだ。 だから言ってしまえば今のハチヤは、俺の旦那のハチヤではない。けれどこれもハチヤの筈なのに、 なんで俺は二股かけてるみたいな気持ちになってるんだろうな! ] (!42) 2021/04/05(Mon) 13:59:10 |
【雲】 メガネ 忽那 潤[ 彼女が何を言ったのか、 彼には聞き取ることができなかった。 物理的距離がありすぎたのだ。 でも、彼女が泣きそうなのは分かったので 彼女の様子を見ておくことしか出来ず。 少し落ち着いたのなら、 彼女に声をかけて次のアクションを。 ] 鍵……探してみますか? 貴方が俺と一緒に行ってくれるなら、 見つけ出したい。 [ 鍵。鍵…… とりあえず、この部屋を出たら 何があるのかさえわからない状態なのに 反応に見つけられるのか不安でたまらない。 でも、不安な様子だけは絶対見せない。 見せたら、彼女も不安になるかもしれないから。 ]* (D38) 2021/04/05(Mon) 14:45:40 |
【雲】 文月 美鶴[ 幸か不幸か、私の言葉は相手に届いてない。 届かないほうがいいのかも、しれない。 泣きそうになって、 でも忽那さんの前で泣きたくなくて。 だから、俯いて泣きそうな目をこすって 泣いてないって、言い聞かせた。 ……ああ、質問に答えてもらってばかりで 私は質問に答えていなかったな、なんて そんなことをしながらも思ったから。 鍵を探す?と言う質問を聞いてから、 でもその質問にはすぐに答えずに。 ] …友達は少なかったです。 私に似た、今でも交友のある人が数人。 ゲームが好きで、あまり外に出たりはしなくて 客観的に見れば悪くない学生生活だったはずだけど ――――……。 私個人は、楽しかったとは、思っていません。 (D39) 2021/04/05(Mon) 15:39:58 |
【雲】 文月 美鶴[ だから、話したくないと思ったし、 “私”も話したがらなかった。 それだけ相手の目を見ずに話して ようやく顔を上げて、意思を告げる。 ] 探します。 貴方と、一緒に。 …欠けている記憶がどんなものか 少し、確かめたくなりました。 * (D40) 2021/04/05(Mon) 15:40:42 |
【秘】 ハチヤ → エン[飾り気のない薄暗い石壁が続く場所の一角で、検診衣にケープを羽織った少年がいる。 けほっと短く咳き込んで、足型のついた腹部を抑えて立ち上がった少年は、駆け出そうとするのだが──… 暗がりから伸びた岩のような腕が、それより先に少年の肩を捉え、腕の持ち主がいるのであろう暗がりへと、力任せに引きずり込んだ。 ──そこで場面は途切れている] (-44) 2021/04/05(Mon) 17:06:54 |
【秘】 ハチヤ → エン[金属の床の上で、検診衣の少年が嘔吐している。 えづく少年の髪を引っ張りあげ、開口器をつけた顔をあげさせる白衣の男は、どう見ても医学を志すものには見えない。 白衣の男の隣にもう一人、派手な装いの女が皿を片手に男の腕に絡み付く。 女が一歩踏み出して、人であった原型を留めた食事に匙を入れ、少年の口へと差し出した。 ──場面はそこで途切れている] (-45) 2021/04/05(Mon) 17:14:37 |
【雲】 メガネ 忽那 潤…………楽しかったわけじゃない、か。 だから話してくれんかったんかぁ…… …なんか、いじめられたとかはない? [ 異様に避けられていた気がしたから、 似た顔にいじめられていたのかと 一瞬思ったこともある。 けれども、彼女の口からそういったものは 聞いていないので、聞いてみた。 違うのなら、詳しく話をいたはず。 ] (D41) 2021/04/05(Mon) 18:36:14 |
【雲】 メガネ 忽那 潤ありがとう。 何かあったらいけないから、 手を繋いでみてもいい? 嫌なら、何か別のものを それぞれを持とうか。 [ 例えばロープだったり、布だったり。 はぐれたら見つけられるか わからない場所だからそういうものは必要。 周りを見たら、何かしらはあったはず。 なければ、道中見つけることにしよう。 ]* (D42) 2021/04/05(Mon) 18:37:02 |
【秘】 メガネ 忽那 潤 → 文月 美鶴[ 処女が重いとかいうやつは 黙って尻軽でも抱いておけと彼は思う。 その尻軽も最初は処女だったんだから、 何が違うのか理路整然とした説明をしてほしい。 というのも変な話なので、 彼にとっては彼女が処女だった事実だけあればいい。 何も知らないからこそ、彼色に染められて 彼だけを覚えていけばいいと思って。 ] 指でええの? 美鶴さんのせいでこんな熱くなったんに…… [ 焦らしすぎたかと思いつつ、 一旦彼女の下を離れて慣れた手つきで 避妊具を取り付ければまた何度か くち、ぐちゅっと音を立てる秘部に 擦り付けて、準備を済ませる。 ] (-46) 2021/04/05(Mon) 19:04:24 |
【秘】 メガネ 忽那 潤 → 文月 美鶴キツかったら、言いや? [ 先端を軽く埋めながら、 彼は彼女に呟いた。 反応が良ければ、そのまま埋まっていこう。 ]* (-47) 2021/04/05(Mon) 19:04:52 |
【秘】 ハチヤ → エン[鉄格子の中、白髪をはじめ全体的に色素の薄い鷲鼻の男が検診衣の少年と一緒になにかを髪に書き付けている。 書き付けられた単語を指差し、鷲鼻の男が聞きなれない言葉を口にすれば、少年も一音一音不安げに首を傾げながら、 声変わりを迎えていない声でなぞっていき──… 鷲鼻の男が少年の髪をかき混ぜている辺り、音をなぞる試みはうまくいったようである。 紙に書かれているのが口汚い罵倒文句でなければ心暖まる風景だろう。 男と少年は新しい紙を取り出して…… ──そこで場面は途切れている] (-48) 2021/04/05(Mon) 19:37:57 |
【秘】 ハチヤ → エン[真っ白い壁の部屋の中、検診衣の少年か診察台の上で眠っている。 腕に刺さる針は一つでは足りなかったらしく、二本は少年からなにかを運びだし、三本は少年へとなにかを輸送し続けている。 少年の体からは電極も生えており、それらは部屋の隅の機械のかたまりの針を休むことなく働かせているようだ。 眠る少年の周りには白衣の集団がいる。 バインダーを胸に数値とにらめっこしてるもの 針の先で輸送量の調節をしているもの、それを記録しているもの 部屋の人数にそぐわない静けさの中、少年の呼吸が荒くなり…… ──場面はそこで途切れている] (-49) 2021/04/05(Mon) 19:50:44 |
【雲】 文月 美鶴[ 話さなかったことに納得している様子。 いじめられたのかと聞かれれば、 少し迷って首を振る。 いじめくらい明確なものだったら むしろよかったのに ] そんなにわかりやすいものだったら 解決もしやすかったでしょうね。 [ それだけ言って、口をつぐんだ。 ただの悪口だ、私が言われたのは。 その悪口にいつまでも縛られている、 それだけのこと。 でも、詳しく聞こうとされるなら… 本当に些細な出来事を話すことになるだろう。 彼が意図しているだろう学生時代、より前のことを。 ] (D43) 2021/04/05(Mon) 20:06:18 |
【雲】 文月 美鶴[ 最初はそう、大したことじゃなかった。 小学校低学年の時。 可愛いと思った服を着て登校した時の事。 たまたま買った場所が同じなのか 同級生と同じワンピースを着ていったことがあった。 ] 「みつるちゃんには、にあってないから」 [ 似合ってないから着てこないで、と言われた。 被ってるのが嫌、なんて 客観的に見るならそんな理由だったのだろう。 気にしなくていい言葉だったはず、だけど。 私はそのあとワンピースを着る勇気が出なかった。 似合ってないなら着ないほうがいい、なんて。 私は、“ワンピース”が… 可愛い服が似合わないんだなって思った。 最初は、その程度だった。 その程度だったけど、私の認識は少しだけ、変わった。 可愛く、ないんだなって。 ] (D44) 2021/04/05(Mon) 20:07:11 |
【雲】 文月 美鶴[ 自嘲気味に笑って、そんなこといつまでも覚えてるなんて 変でしょう?なんて言って見せて。 まだあるけれど…というより 楽しかったわけじゃない学生時代の話はここじゃない。 楽しくなかった原因は、この程度の出来事だと 伝わればよかった。 いじめとかだと思われてから話せば たいしたことないって、言われそうだったから。 もっとも、すぐ話そうとしてるわけじゃないけど。 ] (D45) 2021/04/05(Mon) 20:08:33 |
【雲】 文月 美鶴……つなぎ方にも、よりますけど [ 恋人つなぎくらいは知っている。 それだったら、まだ無理だな、 気持ちが追い付いてないからって思ったから。 普通に手を握るだけならいいって伝わっただろうか。 恋人だったんならそれくらいはしてるだろうって思えば、 手をつなぐこと自体には抵抗ない。 それに…… 見知らぬ場所で不安を感じないわけ、ないから。 ]* (D46) 2021/04/05(Mon) 20:09:05 |
【秘】 ハチヤ → エン[鉄格子のなかで、遠い異国の顔立ちの青年になりたてのように見える男が、検診衣の少年に話しかけている。 検診衣に縫い付けられたネームプレートを指差しての言葉に、少年は最初意図をつかめぬようであったが、 次第にその顔が輝いて、にやけるのを抑えられない様子で、男が口にした言葉を小さく何度も繰り返している。 よくよく耳を済ませば、はちやと呟いているようだ。 ──場面はそこで途切れている] (-50) 2021/04/05(Mon) 20:44:19 |
【人】 クラヴィーア ― 回想: 恋 に落ちた ―[恋に落ちるなんて 想定外だった。 あの島にいた時の私は一番悪い状況で、心身共に傷付ききっていた。 婚約者に信じて貰えなかった傷だって深いまま。 恋をしてなくても相応に親しみはあったんだからな。 恋をするには最悪の心の状態だった。 ───それなのに、落とされた。 力もなく、何一つ出来ない。怪我をしていて助けられるまま人の手を求めないと動く事一つすら満足に出来ない状態だった弱くちっぽけな人間。それが私の自分の評価だ。 願いが必ず叶う月が本物と分かって、喜ぶどころか私は怯えた。必ず叶うというのが怖かった。 人に出来ない事が出来るのが実在するのを恐れた小心者だ。 『未熟なリンゴ』は本当にただの未熟な人間だったさ。] (40) 2021/04/05(Mon) 21:36:43 |
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