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【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 大道芸人 チェルシー【2日目秘話】 「…………」 貸しにしといてあげる。 小さく口を動かして、あなたにそう伝えた。 これはつまり、後ほどこの貸しのために相当な無茶ぶりをされる。 そういうことでもある。もちろん、無視してもいいのだが…… (-136) 2021/12/12(Sun) 16:31:12 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 吟遊詩人 フェリックス「……いいえ? どうせ無駄でしょう、そんなものを用意しても」 袖の下なんて、用意はしていない。 無い袖は振れぬとばかりに手を振る。元より振る気もなかったが。 「あの腐れ脳みそども、私たちみたいな人間を好いてないんだから」 政府の人間にとって、自分たちのような存在は目の上のたんこぶ。 革命軍を炙り出すというのも嘘ではないだろうけど、そのついで。 わかりやすい厄介者を始末しておこうというのも、本音だろう。 「……それで、珍しいじゃない。吟遊詩人のあなたが。 何か、気休めに面白い話でも聞かせてくれるのかしら?」 (-137) 2021/12/12(Sun) 16:38:44 |
【墓】 死霊術師 ペトルーシャ>>40 レイ 「……レイ」 痛めつけられた身体では、落とし物を拾うこともままならない。 あなたの厚意を拒むことはなく、全てを拾い終えて向き直る。 そして、ため息をひとつ。 「……あいつらから奪われたもの、取り返す手段」 ペトルーシャの姿を見てみれば、いつも持っている装備がない。 肌身離さず持っていた〈匙〉も〈焔喰らい〉も。 あなたはそれらが死霊術師にとって大切ものだと知っているだろう。 とは言え、そんなものを用意しろと言われても無茶がある。 「……それか、何か冷たいものが飲みたいわ。 蒸し暑くて仕方ないのよ、ここの酒場……」 (+15) 2021/12/12(Sun) 16:48:01 |
【秘】 騎兵 リーゼロッテ → 残氷 の エアハート「うらやましー、ってコトはぁ」 エアハートの呟き>>37に対しての言葉であることを説明すらせず、リーゼロッテは唐突に声を掛けた。 すすす、と傍らに寄ってその端正な顔を覗き込む。 「善悪が基準になっちゃってイタバサミだったりするのぉ? それって、いま?むかし?」 互い、ろくに事情を掘り下げたことも無い。 戦地において必要ではなかったから。 つまるところ世間話である。このところ大した依頼も無いし、何やら不穏な空気が流れるばかりで、少女は暇だった。 (-138) 2021/12/12(Sun) 16:52:59 |
【見】 騎兵 リーゼロッテ「えぇ〜?なになにぃ?ダンスパーティー? てかペトルーシャさん顔ヤバ!もったいなぁーい。 約束どーりロッテからもカンパしてあげるぅ」 討伐依頼から帰ったそのまま、受け取った報酬金の目分量半分を死霊術師のテーブルに置く。 滅し方なら分かるが治し方は知らない。 下手なものを買って寄越すより、自身で調達する為の資金を遣った方が互い楽であろう。 もっとも、その首輪。 遠からぬ死が約束されるのであれば、少し早い手向けに過ぎないのかも分からないけれど。 「チェルちゃん踊ってあげたらいーんじゃない? 気ぃまぎれるかもぉ? ゴーモン中もユカイなダンス思い出してね〜、的な?」 (@12) 2021/12/12(Sun) 17:06:05 |
【人】 大道芸人 チェルシー「みんなで踊る夢……それって悪夢なんですか〜!? チェルちゃん的には素敵だと思うのですけれど! 女の子の友達と踊る方が好きでしたら、 チェルちゃんは手も足も貸しますよ!」 踊ってあげたらいいんじゃない、の言葉に応えて、 胸を誇張的に張った。 「痛みのお友達の位置にすり代われるぐらい、 愉快なダンスをエスコートしますとも!」 (44) 2021/12/12(Sun) 17:20:05 |
【秘】 大道芸人 チェルシー → 死霊術師 ペトルーシャ【3日目】 この少女は、何もあなたと本当に踊ろうと言っているわけではない。必要なら手も足も貸すという言葉の意味は、もしあなたが移動する時に、そうするということだ。 変わらない笑顔の傍らで、物を拾うにも難儀するあなたのことを見ていたから。 先日の貸しもありますからね。言葉に表さないそんな雰囲気まで、伝わったかはわからないけれど。 (-141) 2021/12/12(Sun) 17:25:27 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 残氷 の エアハート「―――……ホド? ああ、あの野良猫と蝙蝠の中にいらした。 高貴なお名前の方でしたか、さっぱりわかりませんでした。 お誘いいただき誠にありがたいのですが、 一存で決めるには準備が済んでおりません、 少し時間をくださいますか。 なに、政府側の 監視 を少し消してくるだけです」そう言い彼は帽子を外し、瞬く間に背景に溶け消えてしまった。 彼を追った監視役も不意打ちでなぎ倒され、 戻ってこないかと思われたが、数刻して。 なんだか浮かない顔をして再び貴方の元へ姿を表すだろう。 「お待たせいたしました。 改めて正式にそちら側に付きましょうか。 ここで断っても怪我が増えるだけ。 少々気にかけている方もいますし契約をしましょう。 ああ、ここは向こうの鼠と同じように 命だけはお助けください、何でもしますから!と、 汚くすがりついたほうが良かったかもしれないですねえ」 芸がなくて面白くない男なんですよ、と顎に手を当てて一考。 「……それでも無傷でいるわけにも行きませんか。 連れて行っているんですか、あの様子は? それとも政府と繋がっているんですか。 ……チェスティーノやペトルーシャの件がありますし、何かしら外傷の芝居を売ったほうが良さそうです」 (-143) 2021/12/12(Sun) 17:49:40 |
【独】 大道芸人 チェルシー今日ぐらいに襲われそうだけどどうなんだろうね 襲われない? 狼と今回犠牲じゃないのが11-3-1の7人だから薄いか 薄いな〜 襲われないでしょ!襲われるならなんか来るでしょ多分 ワハハハ (-144) 2021/12/12(Sun) 18:16:01 |
【秘】 骸狩り スカリオーネ → 死霊術師 ペトルーシャ「〈人皮綴り〉と〈屍蜂繰り〉」 記憶する為か、あなたの言葉を繰り返す。 「覚えておこう。助かった…… が、要らんな。 まあ、いい。確かに情報は受け取った。 件の処置が行われた後の援助はする。 援助が不足ならまた声をかけろ、 "お仲間"の首の値段分くらいは出す」 言って、早速部下に指示を出すのだろう、去っていく。 ――ふと、首だけが少し振り向いて。 「幸運を、ペトルーシャ」 風に乗せて、そんな言葉だけ落としていった。 (-145) 2021/12/12(Sun) 18:51:38 |
【秘】 残氷 の エアハート → 迷彩掃除屋 ノアベルト「彼らには偽名への拘りが無かっただけでしょう。 最も、私も与えられただけで拘りはない部類ですけれど。 ふむ。すぐに答えを出せ、とは言いませんが──」 含みのある間。けれど制止はしないまま貴方の要求は呑む。無論「革命軍からの」監視も付けたが、予想通り蹴散らされたの報告に一瞬、顔色が変わった。が、貴方と会う時はその素振りは見せない。 「おかえりなさい。五体無事なままで何よりです。 おや、気にかけている方とは。猫か蝙蝠に興味でも? 表面上でもいいので、一応志願理由をお聞きしないとで。 一度戻ったと言う事は、主人の意向があったのでしょう? 本音そのままでも、建前でも構いません。 説明なしの了承はスパイ疑惑をかけられませんから」 そう説明しつつも拒む気はないようで。貴方の話を聞くつもりだろう。他の面々については、「"全部政府の仕業ですよ"」と、淡々と一蹴する。 無論、政府に匿名で通報だって行っているだろう。 けれど、そんな証明できないものをわざわざ認めはしない。 何より、実際にあんな目に合わせているのは 紛れも無い政府の所業なのだから、間違ってはいない。 「ですが、定期的に二人ここから連行があるのは事実。 ノアベルトだけ何もなしは余計な厄を引き寄せかねない。 盗み聞きをしているのは貴方だけではありませんしね。 ……と言う事で、ご要望があるならお手伝いしますが。 ああ、首輪についてはご心配なく。用意はあります」 (-146) 2021/12/12(Sun) 19:06:58 |
【念】 灯屋 レイ貴方が美味いチキンの素材として魔物も視野に入れているとは露知らず、これは調理場……必要なら調理してくれる人も探しておくだろう。 美味しいならば 「わかりました。私は……」 暫し、悩むように間を置いて口を開く。 「今日は、彼の役者を調べてみます」 (!11) 2021/12/12(Sun) 19:12:17 |
【秘】 骸狩り スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト常のように報告を聞き、常のように頷いて。 「レイ……墓守、いや灯屋か。 それとエドゥアルト、狙撃屋。 ……狙撃屋をレイが誘った、といった所か」 主体性を狙撃屋に期待していないのだろう、そう呟く。 続けて反乱軍の情報には僅かに顔を顰めた。 「……。前二人はともかく、野良猫に蝙蝠。 まあ、いい。ご苦労だった」 主と部下。その後の平等。それ以上のものは、ない。 この巨漢にそういうものは、過ぎたものだから。 それでも、受け取るだけなのをこの男が許すはずもない。 情報に対価を。忠誠に主命を。不要な言葉には……。 「――互いにな」 そうして別々の方向へ、歩き出す。 次に会うのは、表だろう。この嵐が過ぎ去るまで、あと――。 (-147) 2021/12/12(Sun) 19:30:36 |
【秘】 灯屋 レイ → 仮面の役者 フランドル「ここでは……どうでしょうね。 縁がばかにならないというのは同意しますが、実際に行動に出られるほど余裕のある者は限られますから」 貴方のそれは職業柄か、育った境遇の影響もあるのだろうかと思考する。 これは思うところがあろうと、悩もうと、結局傍観者として振舞う事が多いのだ。 「――どこも、同じですか。 おっしゃる通り。一朝一夕で変えられるものではないでしょう。そのようにできる時期はとうに過ぎました。 ですが、行動することに意味があるのならば。 『彼ら』が動く事によってこの街がより良き方に遷り変れるのならば。 私は『彼ら』に期待しています」 願うことがあろうと、これには降りかかる火の粉を払うほどの力もない。 いつも通りの日々を送り、できる事があればできる事をするぐらいしかできない。 毎夕貧民街に灯りを点けに行くのも、その一環なのかもしれなかった。 「ですから、私はあちら寄りの中立派といった所でしょうか。 ……『彼ら』が同じように願っているかはわかりませんけれど」 付け足された言葉も、悩みの一つだったのだろう。カンテラの灯りが小さく揺れた。 (-148) 2021/12/12(Sun) 19:33:30 |
スカリオーネは、路地裏へ入っていった。 (a35) 2021/12/12(Sun) 19:33:36 |
【秘】 埃運び オーウェン → 仮面の役者 フランドル「はらから気取りかフランドル。 お前に詳しいことを語る道理はない、ない、が。 酒に免じて口を滑らせるとしたら」 言葉を選ぶように。沈黙の間、どこか遠くを見る。 人に踏み込むのは嫌いだ。けれど、そもそも心の在り処が近ければ、それは多分深入りとは呼ばないのではないか。 そう、自分を納得させる時間ののち。 「有鱗種と人間の合いの子は。 上にも下にも居場所はなかったんだよ」 部屋の中だというのに被っている帽子の隙間からは、伏せた瞼と、特有の堅い鱗が見てとれた。 「実際のところ。うまくいくかいかないかはどうでもいい。 この都市の壊れるスピードがあがりゃいいんだ。 その過程でしくじって俺の尻尾が掴まれたら……ま、おたくらの気にする話でもないだろ」 (-149) 2021/12/12(Sun) 19:34:58 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 死霊術師 ペトルーシャ「そうだな、お前の言う通り丁度良い」 世間様には嫌厭され、容疑を向けられている対象の領域へ足を運ぶ。警戒心がない訳ではなく、疑っていないことの意思表示だ。ミズチの身体を何とはなしに鈍らせている原因が目の前の対象であるという可能性を見ていない点は些か愚かである。 ミズチはペトルーシャが真に革命軍か否かの解明を目的とはしていない。その如何は、ミズチが聞きたいと言う内容に影響を及ぼすとは考えているが。 「……、……」 言葉を続けかけるも、発言には至らなかった。ペトルーシャが昼食の時間を取ったかを気にしたのだが、あまりに何もかもを聞いても不愉快だろう。 ミズチは身一つで問題ない。ペトルーシャがすぐに席を立つのならついて行く構えを取るし、そうでないようなら間を置いて工房に足を運ぶことになる。 (-150) 2021/12/12(Sun) 19:40:16 |
【秘】 残氷 の エアハート → 騎兵 リーゼロッテ貴方に問いかけられつつ覗き込まれ、 驚いたようにポカンと見つめ返す。なかなか珍しい表情だ。 「……………ああ。すみません。 リーゼロッテも他者に関心を持つ事があるのだなと……」 比較的、否、結構失礼な発言が返ってきた。 さておき問いには口元に手を当て思案し出す。 「今も昔も、なのは変わりません。 ──私は貴族と言うものがどうしても受け入れらなくて。 でも昔は騎士団に所属しておりました。 嫌いを嫌いで通すには武力ではなく権力が必要です。 それを手に入れるのには貴族がどうしても関わってくる。 貴族が嫌いなのに、貫き通すには貴族と関わりが必須。 騎士を辞めたところで、結局彼らと関わらない生活は、 実際問題ほぼ不可能だ。 『貴族にも良い人だっている』 ……頭では理解してますよ。実際そうなのでしょうね。 でも私は自分が受けた所業を今も赦さない。 だからそう散々言い聞かされ続けることにもうんざりで。 そのジレンマに、今も昔も悩まされ続けていますよ。 ……子供と言われれば、そうなのかもしれませんね」 (-151) 2021/12/12(Sun) 19:40:52 |
【秘】 見習い少女 アンゼリカ → 埃運び オーウェン「あなたは……お母さんみたいなことを言うのね。 でも、先生は……恩人だから。」 首輪を指でなぞり、あなたの話をおとなしく頷きながら聞いていく。 痣になった部分はあえて外に見えるように腕まくりをしておくことにした。見せしめにはちょっと弱いかもと思いつつ……。 「…………考えておくわ。ご忠告、どうもありがとう。 じゃあ……わたし、戻りますね。」 (-152) 2021/12/12(Sun) 19:44:51 |
【秘】 埃運び オーウェン → 見習い少女 アンゼリカ「だ〜れがお母さんだ。 ……ふうん。ノアベルトはま、あれで結構人を見ているし。 そこまで心配しているわけじゃないが。っつーか予定言っちまったせいで革命側じゃないのはバレたし。 あ〜あ、これが割れたら次シメられるのは俺かな」 腕組み、ボヤきながら背中を向けて。 「早く行きな。俺はどうもしねえけど、それこそオオカミが目を付けて襲いに来たら洒落にならねえ。 わざわざ守ってやる義理もないしな、俺には」 そんなことを言いつつも。目や耳の届く範囲なら割って入ってはしまうのだろう。出来ればそうならないことを祈った。自分の体裁が立たなくなる。 (-154) 2021/12/12(Sun) 19:51:04 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 残氷 の エアハート「主人といいますか……、取引している方がいましたので。 しばらく会いませんと話をつけてきました。 何も気にかけられていませんでしたけどね、 なんなら反乱軍と思われていたのかも」 それ以外にこの男は、―――贈り物をこの時間に用意していた。 誰にも見られたくない、誰かへの花の籠の贈り物だ。 提案を受け入れれば自由な行動ができないと思ってのことだった。 「あたくしが気にかけている方ですか? 蝙蝠です。 あなた一体彼に何を隠してるんですか、知りたいですね〜。 好きな人に隠し事をされて随分と落ち込んでいましたよ」 面白かったです、と人の不幸を笑いながら続く説明を聞いた。 政府のせい、愉快な言い分だ。 理由がさっぱりしていてむしろわかりやすい。 どんな不満があるかひとりひとり聞いてみたいものだが、流石に意地汚いだろうかと考えて。 「一応蝙蝠さんには余計なことは言ってませんよ? まぁいうような事柄もあなたから聞いてもいませんし。 えー それでですね〜、一人でつけられそうにない場所に 傷でもついていたらごまかせるでしょうか。 ……首輪なのなんとかならないんですかね、悪趣味ですよ」 (-155) 2021/12/12(Sun) 20:00:22 |
【秘】 見習い少女 アンゼリカ → 迷彩掃除屋 ノアベルト「せんせ……。ノアせんせ、ここにいたんですね……。」 あなたが顔を上げると、首輪をつけたアンゼリカが人目に触れないように影からそっと歩み寄ってくる。 身体に傷と痣を負っているが、大怪我というわけではない。 「せんせ、革命側の人が……近いうち、あなたを 狙っていると言っていたわ……。 …こんなの、言われても仕方ないかもしれないけど…。 心配で……急いで戻ってきてしまいました……。」 (-156) 2021/12/12(Sun) 20:02:36 |
【人】 灯屋 レイ>>+15 ペトルーシャ 「返してはくれなかったのですね。 貴女のようにあれらを扱える者がいるとは思えないのですが」 強欲な。喧騒に消される程度の呟きが溢れる。 宝の持ち腐れだと思うが……恐らく政府側はなんの情報も得られなかったのだろう。 ならば、目に見える『成果』を欲しがったのではないかとこれは推測した。 「考えてはみますが、期待はしないでください。 少なくともこの騒動が収まるまでは、あちらもそう簡単に手放したがらないでしょうから。 ……それぐらいならお安い御用です。 甘いものは大丈夫でしたか?」 見た目がこの有様なら、口の中も怪我しているように思えた。 せめて刺激物は避けた方がいいだろうと、果汁を冷やした飲み物を注文しただろう。 (45) 2021/12/12(Sun) 20:06:44 |
【秘】 埃運び オーウェン → 残氷 の エアハート「ア?急に自慢するなよ。 そもそも、冗談なんかそれとも本気なのか分かんない奴に深入りするのが一番面倒事を招くんだ。 好み以前。問題外。残念だったな」 矢継ぎ早に刺々とした言葉をぶつける。 それは彼の言うように。本質的に、好みかより前に人を遠ざけようとする、不器用な姿勢によるものだ。 「だから厭だ。声かけただけじゃ出て行かない。 ……飯は及第点か。俺に有益なことがなけりゃ人付き合いなんてしてたまるものかよ、全く。 有益じゃなけりゃ……こんな酒場にも入り浸らねえ」 未だ慣れぬ方の賑やかさに眉を顰めて。 ただでさえウルフファングに居つくにも紆余曲折あったというのに、ましてや革命に与するまで来なかった場所に馴染むだとか、いつの話になることやら。 「気分だよ気分。余計なところ拾うな。 誘われて、少し酒入れてるって分かってるのに好き勝手飲んで潰れたら俺の面子も潰れるだろうが」 (-157) 2021/12/12(Sun) 20:10:30 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 見習い少女 アンゼリカ「気にしてません、大丈夫ですよ。 ―――おかえりなさいアンゼリカ嬢。 貴方が狙われているのをもっと早く知れたら交渉できたのかもしれなかったのに、不甲斐ない師ですみませんね」 あなたについた監視は己の口も閉じさせる。 ああ面倒くさい、娘一人も安心させられないなんて。 「……きっと、あたくしも政府側に売られるかなにかされます。 暴行で済めばいいんですが、まぁそこは構いません。 吐き出すものも、今は不正も持っていませんから。 あなたもでしょう? だから、―――監視がついてから喋る内容は真実だけでいいんです。 反乱軍に所属していなければしていない旨を。 政府に不満があるのなら、何故不満であるか。 掃除しなければいけない事案があるなら、そのゴミを。 ……反乱軍に心惹かれる市民がいることを。 それだけで、変わっていきます、 こんな穴だらけの政策ぶち壊しますからね。 これ以上あなたをひどい目には合わせません。 根拠はありませんが、心配しないでください。 あたくしも監視がついたら 政府の黒い掃除の依頼の数々好きなだけ見せてやろうと思っていますよ、ええ。 こんな悪趣味な首輪さっさと外してもらいましょうね、いつものように掃除をしながら」 (-158) 2021/12/12(Sun) 20:23:53 |
【置】 錆鉄御納戸 ミズチ──音が、音が、音が。 両手で耳を塞いでも、聴覚機能自体を停止させても、やまない聞こえるあれはなに? 形になり切らない思念の濁流の中にいる。 何があった? 覚えていない。 何かあった? なかったはずがない。 何か、何が、 大事なことを忘れている。聞きたくない。考えることをやめてはならない。聞きたくない。考える為には知らなければならない。聞きたくない。摂理を世情を人々の思惑を為すことをそのすべてに至らずとも可能な限り。聞きたくない。足を止めてはならな、 ──どうして? なに、どこにいる、小生はミズチという存在はどこへ向かおうとしていた、生きなければならない、これは誰の望みだ、声が聞こえる、いや聞こえない、聞いていない、聞かない、知らない、、 (L1) 2021/12/12(Sun) 20:24:04 公開: 2021/12/12(Sun) 20:25:00 |
ミズチは、整備のために外した頭を両手に抱えていた頃、思考の渦の中にいた。 (a36) 2021/12/12(Sun) 20:24:16 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト 撫でません。そういうんじゃないんで。 「自発かどうかやら、気になんなら聞いといたら……いや聞いとらんわけもないか。ワシが起こされるくらいじゃ、黙秘する言われたんでもなかろ」 「どの程度呆けてるにゃよるが。死霊の類が影響しようゆう可能性すら見てんかったんなら、相当精神的に参っての結果じゃ。記憶やらの方はいじくられたように見えん。あったとして魔術的な思考の誘導程度か」 ミズチの記憶領域は絡繰側の仕組みだが、思考領域はそれのみではない。ミズチは生身の人間と全く同じ傷を受けるわけではないが、結果として同じような傷は受けることはある。魔力による酩酊もそのひとつだ。 「後者ならちとお手上げじゃが、前者なら気付けでもしといたれ。触れんでなまぬるくしてやっても、まぁ……符は置いてやったし、すぐ気づくじゃろ。どうしてやるかはワレに任せるわ、掃除屋」 礼は要らんと突っぱねて。他に用件がなければ、カガチは眠ることになるだろう。 (-159) 2021/12/12(Sun) 20:40:50 |
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