人狼物語 三日月国


7 【R18】鈴蘭の村:外伝6〜カフェリコリス〜【RP半再演ペア】

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【人】 生贄 セレン


[ 耳に届けた囁きは魅了の楔に囚われた甘さはなく、
  無邪気なまでの悪辣さを含んだ、自己の発露。

  夜を殺す術の真偽など試す気はなく、
  けれど、夜への好奇心を殺すつもりはなかった。

  全てに裏切られ、捨てられ、捧げられ、
  居場所など、この夜の城以外にどこにもないとしても。

  夜を排してひとり生きることなど望んでもいない。
  ならば己の価値を彼に認めて貰わねば意味がない。

  もし、夜がそれを望んでいたとしても。
  彼の為であっても殺しはしない、そして生きてみせる。
   
  ―――夜が、己を望むまで  ]**
 
(754) 2019/04/12(Fri) 5:17:42

【秘】 古城の吸血鬼 ニクス → 生贄 セレン


  …………、私の願いを理解したね?
 
(-290) 2019/04/12(Fri) 11:49:42

【秘】 古城の吸血鬼 ニクス → 生贄 セレン


  (死にたい、だけなんだよ。)
  
(-291) 2019/04/12(Fri) 11:51:00

【人】 生贄 セレン

 
   変わっているなら、良かった。


[ 紅茶を受け取る謝辞の響きに頬を緩めて、>>768
  無駄に敏い感覚は言外の存在を嗅ぎ取り瞬いた。

  ふたりきりといった彼の言葉を思い出す。
  この城にふたりきり──ならばその存在は何なのか、
  そこまで悟れる程には未だ彼を知らずに。

  今は変わり者の評価にただふわりと花を咲かせて、
  笑った自覚はないまま、己の言葉にいい添える ]
 
(787) 2019/04/12(Fri) 14:50:26

【人】 生贄 セレン

 
   ただの生贄でも子供でも玩具でもない、
   そういうことでしょう……?


[ 無関心に近ければ変わり者など装飾を紐付けない。
  無意識に零れ出た感想だとしても、
  彼の記憶を過ぎ去る数多の子供とは僅かに違う。
  そう思ってもらえたなら己にしては上出来の部類だ。

  他人の無関心には慣れていた。
  他人に突き放されるのも、拒絶されるのも。
  それでも、辛うじて生き繋いで、
  未来などないと告げられながらここにいる。

  そう、後はない。
  未来はないからこそ、冷たい夜の怪物へ ]
 
(788) 2019/04/12(Fri) 14:51:06

【人】 生贄 セレン

 
   ……なら、なぜ貴方は死なないんですか。

   ぼくに貴方を殺す方法を教えるくらいなら、
   自死を選ぶこともできたはずなのに?


[ 正解に近しかったのだろう返された答えにも、
  語り継がれる人と怪物の違いにも小首を傾げて。>>771

  繋がれていない自由な身体はゆらりと揺れて寝台へ、
  浅く腰掛け見上げながら明確に意識し口端を上げ、 
  投げ出すようにしていた足を揺らしながら言葉を紡ぐ ]
 
(789) 2019/04/12(Fri) 14:51:59

【人】 生贄 セレン

 
   ぼくには生きる意味を考える余裕なんて、
   いままで許され無かったんです、ニクスさま。

   ただ死なないために生きることしか出来なかった。


[ 淡々と事実を並べて、言葉の意味の薄さに苦笑した。
  そういった人生だったのを振り返る余裕があるのが、
  未来が閉ざされた城の中だというのが妙におかしくて ]
   
(790) 2019/04/12(Fri) 14:53:13

【人】 生贄 セレン

 
   誰に、赦されたいんですか。
   何を、赦されたいんですか。


[ 男にしては高めの声を玲瓏に響かせた。
  少女のように身飾られた理由の一つだが、
  夜に囁く心地は後がない故の度胸で落ち着いている ]
 
(791) 2019/04/12(Fri) 14:53:56

【人】 生贄 セレン

   
   ……他人に殺され続け、
   自分を殺すことで生きてきたんです。

   そのぼくに意思がなければ意味がないって……
   つまり、ぼくの意思であなたを殺せと言いたかった?


[ 側にいたいと訴えた子供に狼を与え、>>773
  自分を知れと囁く夜の冷たさに今更指の痛みを知って。
  舐めて血は止まったけれど傷はそのまま。
  
  じわじわと広がる痛みの理由が分からなかった。
  視線は指先に落ちて白い肌に穿たれた痕跡を見るも、
  棘に毒でもあるまいし苦痛には慣れて居るはずなのに ]
 
(792) 2019/04/12(Fri) 15:07:58

【人】 生贄 セレン

 
   ……教えてください、もっと、たくさん。

   あなたの好きなこと、好きなもの、厭うこと、
   今、何を考えているかとか……そういうことも。


[ 狼の気配は安堵を呼ぶものの、
  欲しいものはそれではなくそっと溜息を吐きながら。

  ああ、世の中はいつだって残酷で、
  望むものに手を伸ばそうともこの手は届かない ]
 
(793) 2019/04/12(Fri) 15:11:15

【秘】 生贄 セレン → 古城の吸血鬼 ニクス


  ……手を、繋いで


[ 救いがないのは永遠の夜か、
全て
に裏切られた人間か。
  届かないと知りながら差し伸べた掌は、
  傷つくことに慣れた証の棘に刺された傷がある ]**
 
(-297) 2019/04/12(Fri) 15:24:18

【秘】 古城の吸血鬼 ニクス → 生贄 セレン


[ 差し伸べられた手は傷だらけの手だ。
 丸くて清らかで優しい少女の手とは違う。
 男がくちづけを落とした骨だけの思い出と違う。

 その手を取ればどうなる?
 赦されるのか? 裁かれるのか?
 そんな事すらも自分で判別をつけず、
 他者に裁きを求め生き永らえる方が楽だった ]

  ……いやだ。

[ 未だ記憶の少女は色濃く。
 彼女を裏切る事はしたくないと望む。
 しかして伸ばされた手を払う程に男は ]
(-300) 2019/04/12(Fri) 16:19:34

【秘】 古城の吸血鬼 ニクス → 生贄 セレン


[ それでもこの男を赦した少女の言葉が ]

  ……赦すな。

[ 男にとって何よりも許せない呪いだ ]**
(-301) 2019/04/12(Fri) 16:21:15

【人】 生贄 セレン


   違うでしょう。


[ 冷えた言葉を、息吐くように囁いた。
  螺旋階段のように捻れて続く矛盾に気付いてか、>>807
  それに返す音を夜の漣に浮かぶ船のように揺らす。

  馬鹿ではなかったとは褒め言葉なのだろうか。>>806
  或いは安堵なのか曖昧な主に対して、
  それを見詰める双眸は濡れかけているけれど。

  声音は震えることなく静かに、そっと。
  己の意外な頑固さを知りながら柔らかく音を継ぐ ]
 
(813) 2019/04/12(Fri) 16:50:41

【人】 生贄 セレン

 
   罪を償わねば死ねないと信ずるなら、
   ぼくに貴方を殺せる手段を告げたことは──…


[ 彼の苦悩を知らない、知るはずもない。>>807
  故に、子供らしい残酷さで、行き着いた結実を ]
 
(814) 2019/04/12(Fri) 16:52:42

【人】 生贄 セレン


   それを、あなたは償ったと云える……?


[ 嗚呼、でも、本当に逃避なのだとしたら。
  死にたくないから生き延びた己との差は何だろう?

  終点のない螺旋を下る彼と、
  いつでも階段から突き落とされれば死ぬ己と。
  
  ……そう、殺されるのは慣れている。
  殺すことも慣れ親しんでいるのだから今更だ。

  死にたくないならば己を殺してしまえばいい。
  それを彼が望むのなら叶えればいい、その筈なのに。

  痛苦は指から広がり全身へ、
  ひどく痛む想いに瞼を落として首を横へ振り ]
 
(815) 2019/04/12(Fri) 16:55:19

【人】 生贄 セレン

 
   あなたが、ぼくを迎えたから。


[ 問に返す言葉はシンプルだった。>>809

  だってまだ何もしらない。
  手指が冷たく、声は柔らかく響いて、
  薔薇の香気に包まれた、死にたがりの夜の化け物。

  少なくとも己が理解したのは、たったそれだけ。

  過去の楔の存在を察しはしても、>>807
  心を覗くようなことなどできようはずもなく。

  ただ、届かない手を素直に伸ばすだけ ]
 
(816) 2019/04/12(Fri) 16:57:41

【秘】 生贄 セレン → 古城の吸血鬼 ニクス

 
[ 怒号に身を竦ませ、伸ばした手を払われて。

  
──拒絶には慣れているはずなのに。


  浮かび上がった孤独を知り、より頑なに唇を噛みながら ]
 
(-302) 2019/04/12(Fri) 17:06:50

【人】 生贄 セレン


   ………ぼくに、先はないんです。


[ ここが終点。未来の終わり。
  進む道は彼の後にしかないと伝えた言葉は、
  砂糖細工のようにほろりと崩れて夜気へ融かして]
 
(817) 2019/04/12(Fri) 17:07:44

【人】 生贄 セレン


   あなたの傍にしか居場所がない、から……
 

[ 手は未だ我儘な子供らしく払われても伸ばしたまま、
  稚さとは掛け離れた孤独を知る歪さで、笑ってみせて ]
 
(818) 2019/04/12(Fri) 17:19:03

【秘】 生贄 セレン → 古城の吸血鬼 ニクス


   ……あなたの罪を雪ぐ子供の役が終れば、
   ぼくもきっと、居場所を失くして死ぬしかなくなる。

   だから、嫌だ。
   あなたの傍で生きたい、生きていてほしい。 **

 
(-307) 2019/04/12(Fri) 17:22:25

【秘】 古城の吸血鬼 ニクス → 生贄 セレン


[ 見ていない。見えない。感じない。

  この心臓は、人の血が流れていないから ]

  
( 痛みなど 感じる訳がない )

  
(-312) 2019/04/12(Fri) 18:29:48

【秘】 古城の吸血鬼 ニクス → 生贄 セレン


[ 少年は頑なだ。
 何故、出会ってばかりの男に対して
 そこまで執心し、依存してしまうのか。

 狼からの便り>>704を知らぬからこそ
 浮かぶ疑問は尽きぬままだった ]

  ……君の傍で生きたら
  あの子が、ひとりぼっちになってしまう。

[ 生きて欲しいと、傍で生きたいと願う少年に
 男が明かさなかった本音が一つ綻び漏れる ]
(-313) 2019/04/12(Fri) 18:30:48

【人】 生贄 セレン

 
   そうだね。
   
 
[ 苦悩の理由を知らないからこそ残酷に。>>830
  惨めな置き去りが常だった子供の最後の居場所を、
  否定する言葉が届いても喉を震わせたのは一度きり。>>831

  削れていくのは何だろう。
  否定されて、拒否されて、捨てられて、
  孤独であることには慣れていたはずなのに。

  振り払われた掌の痛みより蝕む何かは、>>832
  灰と蒼の瞳を徐々に曇らせ燈る光を消していく ]
 
(847) 2019/04/12(Fri) 20:41:49

【人】 生贄 セレン

 
   どうして貴方がそんなに苦しいのか、
   ぼくには……ぜんぜん、分からないから。
   
   その答えは、ニクスさましか出せないんじゃないかな。


[ 諦めが浸潤した囀りは小夜啼鳥のようには響かず、
  沈むように落ちる視線と共に差し伸べた腕も落として。

  瞼を半ば鎖して細い息を吐く。
  夜気が渦巻く城にひとり佇むような錯覚に呑まれ、
  察したか近寄ってきた狼の姿に勇気を出し言い添える ]
 
(848) 2019/04/12(Fri) 20:43:41

【人】 生贄 セレン

 
   ……なら、あなたもぼくを捨てる?
   捨てられたらぼくはまたひとりぼっちで、
   少し待てばきっと次がくる……くるはず、だよ。
 

[ 生贄の価値すらない。>>831
  そう判断された孤児の行く末など知れていた。

  村に戻ったとしても居場所など在る筈もなく、
  寧ろ、古城の主に粗相でもしたのかと責め立てられて。

  怒りの矛先から逃れようと森へ逃げ込んでも、
  彷徨う内に飢えるか、迷って獣に食われるかだろう。

  彼の手も目も届かない場所で勝手に死ぬ。
  たったそれだけで、鬱陶しい子供は処理できる。

  手を振り払い、縁も所縁もない子を厭うならば。
  願いを叶えないと知り捨てるならば、
  そうして突き放してしまうことが最も後腐れがない ]
 
(849) 2019/04/12(Fri) 20:49:07

【人】 生贄 セレン

 
[ 落ちた手はもはや上がらない。
  思い込みだと言われて寝台の上に落ち、>>833
  力なく狼を撫でるだけの役割を果たすだけ。

  白金の薄幕は視界を覆い、
  化け物だと怖れられた双眸は誰も映さない。
  優しく払う指先が冷たいことだけが寂しくて、
  けれど、その後に続く言葉が抉るのを ]
 
(850) 2019/04/12(Fri) 21:00:00

【人】 生贄 セレン

 
   みんなぼくを気持ちが悪いって言うんだ。
   目も、髪も、普通じゃないから。
   人間じゃないみたいだから要らないって。
   
   誰にもまっすぐ見られたことはないよ。
   誰にも、こんな風に触れられたこともない。


[ 過去をなぞる言葉は抑揚もなく、
  耐え難い何かすら削れて残り滓だけの子供らしく。

  村で詰め込まれた知識に引きずられた丁寧な言葉は失せ、
  素の、幼い口調で、唇は静謐な笑みを象って ]
 
(855) 2019/04/12(Fri) 21:05:54

【人】 生贄 セレン


   愛って、何……?
 

[ そんなもの、己の人生にはないものだったと言外に ]*
 
(856) 2019/04/12(Fri) 21:08:16

【独】 生贄 セレン

/*
こう、なんか、すいませんの気持ちと
ありがとうの気持ちがむにむにしてくる
(-337) 2019/04/12(Fri) 22:40:01