「連絡すっかり忘れとったわ……朝のこともギリギリになってしもてごめん〜」
一緒になって平謝るなどした。
あんまり味の違いが分からないため、朝食は井上くんと全く同じラインナップ。食べっぷりはよい。

「せやな〜だいぶ広そう。あんま見て回ってへんし、帰る前にちょっと探検してみよかなあ」

「あ〜かわいそうなお野菜……」
スライドされた小鉢をもらってひょいぱく。

「じゃあ市川くんには代わりにこれあげよな」
自分の小鉢を市川くんに差し出した。
堀江は井上くんと同じものを取ってるので、小鉢も全く同じものだ。

「えらいえらい、食べれたなあ」
うんうんと頷いたけど巡り巡って他人の小鉢。

井上くんと同じでいいや〜との返事だった。
わ〜いと喜んでコーヒーを貰ったことだろう。

>>26　井上
「こだわるやん…………うわほんまにビタ。ありがと〜」
なんとなく傍らで固唾をのんで見守ってしまった。
そしてお礼とともに頭を撫でくりまわす。癖毛がわしゃしゃ〜かも。