人狼物語 三日月国


71 【R18】歪んだ愛の形【身内】

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【赤】 大学生 葛葉 桜子

 
   ひぁあああっ、や、だめ、なのにぃ……


  彼を歓迎するかのように中は締め付けて
  そんな中動かれると、声を押さえられないのです。
  勝手にされているのに
  ひどい扱いを受けているのに
  
  それなのに、気持ち良くなってしまっているのです。

  やめて…と小さくつぶやいた声は
  彼に届いたでしょうか?
                    ]*
  
(*4) 2021/05/09(Sun) 0:28:41

【赤】 大学生 葛葉 桜子


   ……そうだね。

[
  彼は口が達者で、その言葉は正論でしたから。
  言い返せませんでした。
  絶対に返金はしようと決めていましたが…
  ……その日が来てほしくなくて
  今の不確かな関係が続いてしまえばいいと
  返したくないと思ってしまったのは

               ――ここだけの話
                        ]
 
(*10) 2021/05/09(Sun) 15:56:15

【赤】 大学生 葛葉 桜子


   おうじくんのキス、好き……


  頬を撫でられて、笑みを浮かべている彼に
  見惚れてしまいます。
  
  傍から見れば恋人でしかない関係なのに
  付き合ってはない関係だということに
  目をつぶりさえするならば
  その一時はとても幸せなものでしたから
  重たい生理を何とかしなくたって
  別にいいのではと思ってしまいました。
                     ]*
  
(*11) 2021/05/09(Sun) 15:56:58

【赤】 大学生 葛葉 桜子

  
  *

   いみ、わかんない……!
  
   ぼくだけってそんなの……
   おうじくんには関係ない!
   
例えケイくんに抱かれてようと――

   


  力で押さえこまれると、焦りで混乱した頭は
  余計に冷静な思考が出来なくなります。
  冷静じゃない私は、言っていいことと
  言ってはいけないことの区別もつかないのです。
  真面目な顔に一瞬なったことにも気づけなくて。


  
……ケイくんとは元恋人のこと。

  
別に未練なんてないんです、あんな人なんて。

  
でも、男の人の交友関係は片手で足りるほどで

  
咄嗟に名前を出してしまった、それだけのこと。


  正常な思考が出来ていたのなら
  彼の言動が表しているものの意味に
  気づけたかもしれないのに。
                    ]
 
(*12) 2021/05/09(Sun) 15:59:47

【赤】 大学生 葛葉 桜子


   ……っ、ちが、う……
   ふ、うぅん……


  言葉とは裏腹に体が熱くなっていって
  不本意な行為のはずなのに
  体だけは、快楽を求めてしまうのです。
  欲を吐き出されるのとほぼ同時に
  体を震わせて達してしまい、
  彼の言葉を否定できなくなってしまいます。
  
  また動き出されるのなら
  唇を噛んで声を我慢しようとしつつ
  声は漏れてしまうでしょう。
                     ]

   
おうじくんは どうせ―――

   
みんなの おうじさまなんでしょう……



  私と会っていない時は、私以外の所に行ってしまうと
  そう思っているから出た言葉でした。
  彼の熱にかき乱されながら絶え絶えに言ったそれは…
  独占欲が滲んだもので―――
 
  私だけを見て欲しい、と思うが故の言葉。
 
                     ]*
 
(*13) 2021/05/09(Sun) 16:02:47

【赤】 大学生 葛葉 桜子


   甘えて……
   ……なら、風邪ひいた時とか、
   頼って、いいの?


  一人暮らしですから、風邪をひいたりすると
  心細かったりするものです。
  別に一人で何か作ったりすることは出来ますけれど。
  傍に誰かいたら安心して寝られるから。

  この日だけでなく、そのあとも
  何日かおうじくんは部屋に来てくれて
  様子を見てくれたのでした。
  お礼になったかはわかりませんけれど
  簡単にできる料理を出して
  和やかに食事をしたりもしたのです。
                         ]
 
(*19) 2021/05/11(Tue) 19:59:32

【赤】 大学生 葛葉 桜子

   
   ……おうじくんは好きじゃないの?


  ふと、心地よさを感じているのが 
  自分だけだったら、なんて不安に駆られて
  思わず口に出してしまったのです。
  
  どうせ口に出すのなら
  もっと決定的な一言にすればいいのに
  踏み込めずにいる理由は…
  
前みたいに失うのが、怖いからにほかならなくて。

                          ]
 
(*20) 2021/05/11(Tue) 20:00:44

【赤】 大学生 葛葉 桜子


  *


   おうじくんにはどうせ……
   んんっ……


  大人しくなどと言われて
  さらにかみつこうとした私を黙らせようと
  唇を重ねられていくのです。
  
  こんな時でも彼のキスは、
  心を溶かされそうになるほど優しくて
  すこし、すこしだけ焦りが消えるのです。

  “ぼくだけ”の意味を分からせるかのような
  彼しか見えなくなる、キス。

  
言われなくたってあなたしか、見ていない。

                       ]
(*21) 2021/05/11(Tue) 20:01:49

【赤】 大学生 葛葉 桜子


   ――――――……。


  否定が欲しかった。
  でも、否定がないのなら……
  私は、やっぱりおうじくんが思うことを
  理解できないのです。
  
  横にされて、何度も突き上げられると
  気持ち良さに流されて
  いつもみたいに、何も考えずに
  愛されている、と錯覚だけする一時を
  過ごしてしまいそうになります。

  
今日もそうしていられるのなら、楽なのに。

  
どうしてでしょう…今日はそうしてはいけないような

  
そんな気がしてくるのです。

                           ]
(*22) 2021/05/11(Tue) 20:04:45

【赤】 大学生 葛葉 桜子


   おうじ、くんっ……
   も、もっと……欲しい、からぁ……


  だから、こっちを見て欲しい。
  そういえば一瞬でも彼は止まったでしょうか。
  もし止まってくれるのなら、
  横に向いていた体勢をもどして
  彼の頬に手を伸ばして、彼をじっと見つめるのです。
                          ]

   あなたにとってのわたしは―――
   何なの……?
   
   わたしは……
   あなたの恋人になりたい、のに……
   恋人が要らないなら……
   叶わないなら、わたしは……
   
   
(*23) 2021/05/11(Tue) 20:05:32

【赤】 大学生 葛葉 桜子




   
……あなただけのわたしでいることはできない




   
*
(*24) 2021/05/11(Tue) 20:06:37

【赤】 大学生 葛葉 桜子


   嬉しいな。
   おうじくんがいてくれたら…
   よく眠れそうな気がする。

[ 
  まさか仕事道具を纏めてでも、
  とまで思っているとは知る由もありませんが
  大切にされているような気がして
  ……気のせいじゃないといいのに、と。

  作ったものは炒飯だとか
  そんな本当に簡単なものでしたが、
  おうじくんは美味しそうに食べてくれました。
  新婚みたいな気分になってしまって
  頬を染めていたのをもしかしたら見られていたかも。
                          ]
 
(*30) 2021/05/11(Tue) 23:40:02

【赤】 大学生 葛葉 桜子


   あったかい、から…


  物理的に、というには少し違和感のある答えで
  
でもそうじゃないとしたら……?


  深く考えるのはやめてしまいました。
  だって、違うかもしれなくて
  私には……確信が持てなくて。
  
  
私はぐずだから、分からないことのほうが

  
多いなんて、彼は多分知らないんです。

                        ]
(*31) 2021/05/11(Tue) 23:40:40

【赤】 大学生 葛葉 桜子



   んーっ、はぁっ……


  腰を動かされるとたまらなくて
  くぐもったような声が彼にも届いたでしょう。
  優しくて、少しだけいつもより激しいような気がする、
  それでも、気持ちがよいものでした。
  ここまで夢中になってしまうのは……
  彼のキスの上手さだけではなくて
  ……元恋人にはほぼ与えられなかったから、でした。
                           ]
  
(*32) 2021/05/11(Tue) 23:41:06

【赤】 大学生 葛葉 桜子


  手を伸ばした時、彼がびくっと反応した気がします。
  それに少しびっくりして手が止まります。
  一瞬躊躇したけれど、それでも手は頬に届いて
  ゆっくりと撫でるのです。

  ……あの時を思い出してしまいます。>>1:*35
                         ]


   ……っ、おうじくんの、ばか……
   だったら、あんなこと言わないでよ……
   私と結婚できないみたいなこと―――

   
好き、あなたが好き!

   他の人のことなんて見てもない
   あなた以外に、好きな人以外に抱かれるような、
   そんな軽い女じゃ、ない……!

   ウェディングドレスを着るなら
   おうじくんの隣がいい……!
   
   
……私だけのおうじさまでいて欲しいの!

 
  
(*33) 2021/05/11(Tue) 23:42:21

【赤】 大学生 葛葉 桜子



  何度も蹂躙された中に入りこまれると
  それだけで息が上がりそうになります。
  でも動かないのであれば何とか耐えられます。

  返ってきた答えは……予想外で
  でも、ようやく私でも確信できるんです。
  ああ、今までの優しさも愛情も
  錯覚なんかじゃなかった、と。
  じわりと想いと共に涙があふれてしまって
  それでも彼をじっと見つめ返しました。
                        ]
  
(*34) 2021/05/11(Tue) 23:42:52

【秘】 大学生 葛葉 桜子 → SE 榊原 皇仁



   ……お願い、
  
   
わたしを、あなたで満たして…?

 
 
*
(-0) 2021/05/11(Tue) 23:43:58

【人】 大学生 葛葉 桜子


   この前……あぁ、あの時の……。
   いえ、こちらこそ。
   
   ……あの時はちょっと色々あったものですから。

[ 
  背の高い男の子と可愛らしい女の子の二人組が
  こちらに近づいてきたかと思うと、>>2:15
  女の子のほうに声をかけられました。
  少し誰だったっけ、と思ってしまいましたが
  あの時隣に座っていた子だと思いだせば
  お礼への返事をするのです。
  ちらりと男の子の方をみると軽く会釈されて。
  そのままどこかへ行ってしまいました。

  もしかしたら気を遣ったのかもしれないと思いつつ
  迷惑そうにしていなければ
  学部はどこ?だとかそんな当たり障りのない話から
  して彼が戻ってくるのを待ったことでしょう。
                          ]*
  
(0) 2021/05/12(Wed) 22:27:29

【赤】 大学生 葛葉 桜子

   
   いらない……


  少し寂しくなって
  そんなことを口走ってしまいました。
  傍にいればいいのに、という言い方も、
  いらないかも、なんて思っていることも。
  私じゃダメなの?とも言えなかったのです。
  
  どんなに仲良くなっても
  怖くて踏み込めなかったから  
  きっと私達は似た者同士だったんです。
  彼の優しさは好意じゃないはずだと
  思い込んで誤魔化していたから。
                       ]
  
 
(*40) 2021/05/14(Fri) 0:40:12

【赤】 大学生 葛葉 桜子

  
   そ、っか……。
   私も、あったかくてすき。


  抱きしめられたりすると
  満たされるような気がして。
  煙草を吸うために離れる一時も
  本当はいつも引き止めたいと思ってたなんて
  彼には言えません。
  確かに目の前で吸われるのは苦手ですが…

  彼がふらりとどこかに行ってしまいそうで
  離れないで欲しい、なんて
  めんどくさいと思われても仕方ないほどに
  彼に心を奪われていました。
                       ]
  
(*41) 2021/05/14(Fri) 0:40:34

【赤】 大学生 葛葉 桜子



   や、おうじ くんっ……
   まだいって……!


  絶頂している瞬間も動きが止められることはなくて
  受けとめきれない快感に、
  私の顔はくしゃくしゃに歪んでいました。
  絶対可愛いなんて顔じゃないはずなのに。
  でも、顔を隠したりする余裕なんてありませんから
  恥ずかしい姿を晒すことしかできませんでした。
                          ]
  
(*42) 2021/05/14(Fri) 0:41:10

【赤】 大学生 葛葉 桜子



   おうじくんが、いい……!
   おうじくんじゃなきゃやだ……


  振られてしまった時みたいに
  一方通行の想いだと知るのがどうしても
  怖くて、好きになったら迷惑なんだと思ってしまって
  ずっと気持ちを隠そうとしていました。
  もしかしたら好意が滲んだことは
  あったかもしれませんが
  決定的な人ことは絶対に言わないようにしていて。

  でも、彼の本音に触れることが出来たから
  私も踏み込むことが出来たのです。
                         ]
(*43) 2021/05/14(Fri) 0:42:03

【赤】 大学生 葛葉 桜子



   おうじ、くん……すき……!


  涙を拭ってもらって再び彼が動き出すと
  もう何度も絶頂しているのに、
  また快感の波に飲まれそうで声をあげてしまいます。
  中に出された瞬間、目の前が真っ白になるような
  そんな感覚に襲われて、
  しばらく放心していましたけれど
  何とか体を動かして、彼と唇を重ねにいくのです。
  私から彼にするのは二度目でしたから、
  ずいぶん下手だったかもしれませんが。
                           ]
  
(*44) 2021/05/14(Fri) 0:42:54

【赤】 大学生 葛葉 桜子


  *


   おーじくん……たーりーなーいー!
   もっとぉ……もっとあついのほしぃ…


  一糸まとわぬ状態で彼に跨ってそんなことを
  言う私は多分人から見たら
  酩酊状態とも言えるでしょう。
  クスリ、なんて嘘だったのだとしても
  私にはしっかりとそれの影響が出ていて
  何度もしているのに体が疼いて仕方なくて、
  おうじくんにひたすら強請っていました。
  勃たない、とか言われるのであれば
  手で握ってみたり口で奉仕してみたりしようと
  するくらいには、体は満足していませんでした。

  もっとも、体力はすでに限界を超えていましたから
  何かきっかけがあれば
  簡単に意識を手放したでしょうけれど。
                          ]*
(*45) 2021/05/14(Fri) 0:43:58

【人】 大学生 葛葉 桜子



   建築学科の、葛葉桜子です。
   たぶん、あなたよりは学年が上、かな。

[ 
  女の子の方はどこかに行ってしまった
  男の子のことが気になっていたようですが
  名前を聞かれるのなら答えましょう。

  ……彼女にとって良かったのかはさておき
  私にとっては立ち去った男の子の選択は
  正しいものだと思いました。
  
仲睦まじげな二人を相手にするのは少し…。

                       ]
  
(4) 2021/05/14(Fri) 23:42:25

【人】 大学生 葛葉 桜子



   幼馴染の恋人……素敵ですね。 
   

  二人とも海の字が入っていて
  幼馴染で、恋人。
  彼のことを話している姿は可愛らしくて、 
  その噂の彼がジュースを手に戻ってきたときは
  素直に怒っていて。

  
―――いいな、と思いました。


  ゆらりと瞳が揺らいだのは
  たぶん彼女には悟られていないでしょうけれど。
  連絡先を教えて、何度か会ううちに仲良しには
  なったものの……
  少しだけ、眩しいなと思うところもありました。
  気づかれないようにはしていましたから
  一緒に買い物にいったりとか
  遊びに行ったこともあったかもしれません。
  
  ある日を境に、羨ましいなという思いは
  消えることになりましたけれどね。
                         ]*
  
(5) 2021/05/14(Fri) 23:44:11

【赤】 大学生 葛葉 桜子



  私が恋人に振られたのは
  自分のせいなんじゃないか。
  そう思っていました。
  だから、彼の涙を流す必要はない、
  というあの一言は、私を救うものにほかならなくて。
  寂しさやむなしさをあの一時は忘れさせてくれて
  その後に過ごした時間もすべて
  ずっとずっと特別な時間だったのです。       ]
  
(*49) 2021/05/15(Sat) 23:32:37

【赤】 大学生 葛葉 桜子


 *

   んんんー!も、だめ、だめっ……!


  おうじくんは動きを止めてくれなくて
  彼が楽しそうな表情をしているところを
  見る余裕もなく何度も達してしまって。

  おうじくんがいい、なんて言葉が
  余計に火をつけることになるなんて
  そこまで意識しているはずもないのです。
                      ]
  
(*50) 2021/05/15(Sat) 23:32:56

【赤】 大学生 葛葉 桜子


 *

   ふ、うぅん……

[ 
  強請っていると、抱き寄せられて
  大好きな彼と口づけを交わすのです。
  夢中でしていましたけれど、そのせいと言うべきか
  酸素がだんだんと足りなくなってしまって
  意識が薄れていってしまいました。
  彼の頬に添えていた手がふっと力を失うのに
  そう時間はかからず、
  眠ってしまうことになるのでした。
                           ]
  
(*51) 2021/05/15(Sat) 23:33:16

【人】 大学生 葛葉 桜子


   ……うん!恋人として!
   おうじくん、好き…!


  翌日は動けなかったので帰れませんでしたし
  それをいいことにその日も抱かれたので
  彼とは二日ほど一緒でした。

  その間に頬を触るのは嫌か、なんて
  聞いたりもしたのです。
  慣れていくからいいよ、と言われて
  嬉しくなって何度も頬を撫でてしまったりも
  しましたが、一緒にいる時間は
  とてもあたたかなものになりました。

  どこか戸惑ってごめんね、と言っている彼には
  なんで謝るの?と笑って
  背伸びをして唇を重ねた後
  笑顔でこう言うのです。
                         ]

   あなたと出会えてよかった。
   
あの出会いは、運命だったね。


  
  
*
(8) 2021/05/15(Sat) 23:34:26