人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡

「……おーおー。
 仮に浮いた話だったとして俺の心配するのはあんただけだ」

懐かしいと感じるにはまだ新しい記憶の赤に目を細めつつ珈琲を求めてカウンターへと。
いつもの場所など可愛らしい言い方ではないが、貴方と来店してくる客の顔が直ぐに確認ができる一角が気に入りの場所だ。
この場所を確立する前、死角から声をかけられる事が苦手なルチアーノが幼少期に何度驚かされたことか。

「子猫ちゃんでも、マジモンの方だ。
 ……今怪我猫の里親探しててなあ、あと残りは黒と白2匹だけ。
 俺がアジトに居られない時黒い方を預かってくれる人を探してる。
 宣伝してるから数日で引取先は見つかると思うが、対応できるかわからんのだ。ああ、部下は一人猫アレルギーだ」

呑気な口調であなたが気づくことがあるのなら、
5年前もルチアーノは発作のように慈善活動に目覚め、怪我猫を探して適切な治療を施した後20匹ほど里親に提供していた。
流石に目立ちすぎて貴方や数人に頼っていたし一時期の夜歩きの起因もそこにある。

しかしルチアーノ自身は、猫と慈善活動が特別好きなわけでもない。
正しく発作なのだ、何かを思い出して、誰かを真似した。

そして今、それすら出来ない状況に至る可能性があることを真面目な男は正直に貴方に話している。
(-150) 2023/09/13(Wed) 14:29:06

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の下で ニコロ

「……お前は平気だなあ? 食ったら早く巣に帰れ」

夜の道で一人の男の声がする、そこにいたのはルチアーノその男と薄汚れた一匹の猫だ。
体をしなやかに動かし跳躍した猫は口元に何やら屑をつけたままあなたの真横を通り過ぎて夜の街に消えていった。

「んあ、ニコロか。Buon giorno」

ひらりと手を振る彼はどうやら猫に餌をやっていたらしい。
普段の姿からすれば少しだけ違う人間に見えるかもしれない。
しかし此処だけ切り取ればまるで猫に優しい男そのものだ。
(-151) 2023/09/13(Wed) 14:46:56

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「心配されて喜んでるのはな、老けた証拠だぞ〜」

軽口にほぼ等しい返答。
話している間にも手際よく作業は進み、
珈琲がカップに注がれていつもの席にことんと置かれる。
ついでとばかり、更に乱雑に広げられたビスコッティがいくつか。
狭いカウンターの中で、長い手足を器用に動かして珈琲を淹れるアレッサンドロの姿は、
確かに当時より手際がよくなったといえるだろう。

「ハァ、またかよ。
 まぁいいがね。
 そんなに今忙しいのか。
 例の法案の関係か?」

自分の分の珈琲を注いで、カウンターに肘をつく。
だらしない恰好で身を乗り出して、首を傾げた。
(-152) 2023/09/13(Wed) 14:49:56

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡

「白い方はロメオが拾ってくれそうなんでなあ? 似合ってんだろ」

今年もまた一人、猫の犠牲者は増えていたらしい。

「ああ、元から調べるつもりだったが関わっちまった。
 ただの噂話じゃなくて本気でマフィア全体に喧嘩を仕掛けてきてやがる、おっと"面倒な女"はここかあ」

くつくつと笑いを零せば香りをかぎながら機嫌良く一口啜る。
本当に貴方はよく当ててくれる、すべてを知っていると思わないが既に知られていてもいいと思うほどには面白がっている。

「そいつは俺たちに迷惑をかけそうにないんで、つい、な。
 法案の賛成者を探していれば金が貰えるんだ、手伝うしかないだろう。美人だったし」

言い訳がましくなっているのはあまりの規模の大きさと見えない勢力に手に負えない可能性があることのせいだ。
無茶をしているつもりもないが、事が起こる前特有の嫌な予感を感じている為こうして恥を忍んで貴方のもとにまで訪れている。

「だから、一番嫌なところに馬鹿正直に聞いてしまおうかと思ったんだ。
 
……どうせこっちが調べ始めたらすぐ気づくだろうし。

 知りたいことは『法案の摘発チーム協力者』であるかだけ」

あなたの性格とこれまでのことを考えれば法案に関わっている確率は限りなく0に等しいと思っている、だからこれは。

「………それに俺とはいえ余計なこと詮索されたくないだろ。

 なぁ、黒眼鏡の旦那。
 本当に、忙しくならんのか」
(-155) 2023/09/13(Wed) 15:40:49

【独】 口に金貨を ルチアーノ

/*
テオドロくんわかってたけど距離感が最高で可愛いし
部下(フィオレ)もわかってるノリだから可愛いし
同僚(ロメオ)も紛うことなく可愛いし
許くん(ペネロペ)はマブだし
ダニエラがめちゃくちゃ手助けしたいぐらい可愛いし

此処にはかわいいしかいねえよ。

エルヴィーノが拗らせてる。俺たちは大人だから……
俺の事情の推察は間違ってるのに押すのは間違ってない。
俺は思ったより子供でもないし性癖がちょっとまずい。
人間扱いをしないでくれ。猫かペットとして見てくれ。
ただただ猫になりたいけど、成人男性27歳職業マフィアは真面目に生きないと駄目なんだ。

黒眼鏡だけ圧倒的包容力だから近寄らないで欲しい。
(-161) 2023/09/13(Wed) 17:40:36

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「あいつそんな暇あんのかよ」

もっと仕事押し付けてやろうかな。
ろくでもないことを呟きながら、カウンターの裏に置かれていたパンをてにとってがぶり、とかじる。
焼いたり、バターを塗ったり、そういう味付けをした様子が全くない…
つまりは味気のないホットドッグ用のパンだ。
ソーセージがはさまれている様子はないが。

「美人さんじゃしょうがない」
「あー……噂通りなら、かなり強引で…リスクまみれだ。
 俺の好みじゃないし」

10年前ならともかく、今の彼ならそういうだろう。
あなたの言葉を、ふうん、とばかり興味無さそうに、
珈琲のお供くらいに聞いて。

「まぁもし俺が関係者なら」
「もっと賢く・・やりな、って言うだろう」

黒眼鏡の奥で、ちら、と瞳が動いて、あなたの顔を見た。


(1/2)
(-168) 2023/09/13(Wed) 20:03:38

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「で」



「そりゃ、俺がファミリーを裏切ってるって意味か。
 ドラ猫」



――あなたなら、よくわかっている。

10年前にがらりと変わった男の中には、
その黒眼鏡の下には、
10年前と同じものがまだ、
赤熱した焔のようにとぐろ・・・を巻いて渦巻いている。

(2/2)
(-169) 2023/09/13(Wed) 20:07:29

【神】 口に金貨を ルチアーノ

「食事に行けたのか、こいつら」

店に珈琲を持ち込むのはピクニック気分過ぎないか?
誰も突っ込みを入れない上に同僚は許可をしてしまった。
もはや何も言えまい。

『魚料理の美味い場所にしてくれ』

#ノッテファミリー
(G6) 2023/09/13(Wed) 20:49:38

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「…驚いた。
まさか今夜の恋人が子猫ちゃんだったとは。」

貴方のいつもの連れは麗しの乙女ばかりだったから。
そんな風に言いながら目を丸くする。

「Buon giorno,ルチアーノ。
今日も元気そうで何よりだな。」
(-175) 2023/09/13(Wed) 20:49:56

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡

「……、っ……」

ビリビリと空気が張り詰めたのがわかる。
ヘビに睨まれたカエルのようにあなたとの視線を外すことなどできなかった。

「……黒眼鏡が俺たちを捨てるわけないだろ」

自分がついていこうと信じた人間の瞳がそこにある。
あの日から一度も疑ってなんかいない。

それでも『知ること』は、
何よりも勝る安心を己にもたらしてくれることを知っている。


「伝があれば連中と繋がれてもおかしくはない。
 ……なにか思惑があって潜入している可能性もあった」

「言い方が悪かった、怒んなよ。あんたの前でまで頭使いたくねえんだ」
(-196) 2023/09/13(Wed) 22:57:36

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の下で ニコロ

「家に待たせてる白いのと黒いのがいるけどなあ。
 なんだ不良警官、可愛い迷子の子猫ちゃん探しか?」

悪いことはしてないぞ、とあえて手のひらを見せてやりながら荷物を抱え直した。
猫が立ち去ってしまえばここに用もない。

「今日は誰にも会う予定はないが、目的がないなら勝手に置いてくからな」

そう言い男が歩き出す先は本当に適当な路地の裏。
店があるのか治安が悪いのかもわからないいくつかの灯りが揺れるそんな街中の一角の方角。何も決めている様子はなさそうだ。
(-202) 2023/09/13(Wed) 23:32:47

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「へえ、好きなのか、猫。
まさか。今日の仕事は終いだよ。」

くすくすと笑って
此方も特に仕事でうろついていた訳じゃない、と
首を横に振るだろう。

「目的がある訳じゃないが、折角会ったんだ。
ちょっと散歩に付き合ってくれよ。
酒を引っ掛けに行っても構わねえけどな。」

何の抵抗もなく、貴方の背を追いかけていく。
見知った相手であるかもしれない。
(-205) 2023/09/13(Wed) 23:45:06

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「――……」

かちゃ、と黒眼鏡を指で押して。

「お前が分ってることくらい、
 分かってるさ」

苦笑。いつものように、ひょうひょうとした笑みが張り付いている。
別にこの顔だって、全くの嘘ではない。
ただアレッサンドロにとっては、どちらも彼の顔だというだけだ。

「……そうだな、サツだけで手いっぱいなのに、
 ファミリー相手に頭を使うなんざまっぴらだよなあ。
 怒っちゃいないさ。
 ただ、俺の立場は明確にしておかねえと、お前も困るだろうから」

とん、とあなたの肩を拳で突いて、珈琲の御代わりを沸かしだす。

「確かに伝手はあるし、この件について…忠告だの、情報共有だのは受けてるよ。
 だがどうにも、摘発チームの内情が見えねえ」

「お前の方の伝手はないのか?」
(-210) 2023/09/14(Thu) 0:56:19

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の下で ニコロ

「猫は別に好きじゃなあない。
 彼らは怪我をしていて里親に出すつもりだ、慈善活動のようなものだと思ってくれ。あと俺が入ってる団体からは金もでる。
 猫を保護する三日月会」

サラリと告げるのは話しかけすらしていた彼らに対する冷静な言葉。そして金のため。
最後の方は適当だったように聞こえるが、好きでやっているよりは違う理由が声色には含まれていた。

「そうだなあ、付き合うのは構わないが……。
 暇つぶしにお前はどうして散歩をする中でも語ってくれえ」
(-211) 2023/09/14(Thu) 0:57:42

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡

「っあ〜〜〜……久々で痺れた。
 今ガチで珈琲の味わかんねえ……」

貴方にひっ付いていたときは向けられることも少なかったそれ。
この威圧感だけは真似できないから、違うものを武器にすると決めたんだったか。

「此方はなんとか、ありはするが……
 どうも街中が監視されてるような気分で地雷を踏んだらお陀仏だ」

それで猫を預けに来たのだと。

「俺が掴んだのはー、警察の署内でも相当な地位の人間が、
 ごく一部の警察の奴らに指示を出していることだけだ。
 何も知らんで捕まえようとしてるだけの集まりかもしれん。
 向こうもそんな真似を新人警官にでも任せた方が始末が楽だからなあ」

選抜理由も、部署も不明、偉い人の考えはわからない。
流石に警察署内だけで完結してると思いたいが、どうだろうか。

「怪しい奴に心当たりがあるなら、俺が時間をかけてでも調べに行っても構わんぞ? まあ、自分で動くか、あんたなら。
 あー、逆に絶対大丈夫そうなやつとか言えるのなら聞いてみたいね……俺は基本どんな可能性も疑っちまうからよ」
(-220) 2023/09/14(Thu) 2:02:28

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「おいおい、鈍ってんな。こんなオッサンにビビってちゃだめだぞ」

しれっと言いながら暢気に笑う。
実際、鈍っているという話ならアレッサンドロこそ、そうだろう。
あなたの知る限り、もう10年はまともな喧嘩もしていない…はずだ。

「どこもかしこも浮足立ってる。
 まぁ、変に動かない方がいいだろう。
 …俺はあまり出歩かないから、猫くらいはどうにかなる。

 前のケージがまだあるはずだしな」

前回預かった際にあわてて揃えたもろもろを思い出しながら、
アア、とあなたの言葉に首肯をひとつ。

「……機密がしっかりしてんだろ。警察内部でも、温度差と情報格差があるのは確かなようだ。
 調べるなら、そこからつくのがよさそうだが」

カウンターに伏せられていたタブレットを持ち上げてとんとん、と何かを操作した。

「耳ざとい奴に頼んではいるが、今のところは誰もかれも…って感じだな。
 とにかく今は、情報が欲しい。お互いある程度調べてみてから共有しよう。

 ……絶対大丈夫なやつなんて」

そして、大げさに――けれどきっと、演技だけではなく、溜息をついて。

「……"自分"くらいだろ?」

皮肉なことだ。
(-223) 2023/09/14(Thu) 2:21:37

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡

「……あのなあ。
 見た目でなめられないようにするのが精一杯だがあ?
 あんたに参ったを言わせるのは夢だけども」

特訓しても貴方に勝てないから、苦手になった。まともな素手ゴロでは敵わないので腕相撲とかになるだろうか。

「それでも動かないわけにはいかなくてな……まあ、最新の注意は払うさ。
 そうだ、無事に情報を渡せそうならその分小遣いは貰うぞ、こっちは一応商品扱いだ。
 そっちのもんに対価が必要なら別で何か支払わせてくれ」

至極真面目に貴方になら問題ないであろう金額を告げる。
ルチアーノから渡す情報は基本金銭でやり取りをすると。
これまで言ったものは換算されない程度のことらしい。
安くない動きをするつもりであることと、暗に今なら調べる能力に関してはかなりの自信があることも重ねて。

「ん」

「あぁ……」

目を伏せて何処かおかしくて笑ってしまう、今日はずっと珍しい姿が見られる。

「違いないです」

永遠と名の付くものに憧れがないわけではないのだけれど。
(-242) 2023/09/14(Thu) 7:51:10

【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ

「あら、それは大変だったわね」
「甘えん坊さんだったのかしら、もう大丈夫なの?」

あなたの横に腰を下ろして。
誰の目もないから、出来る限り傍に寄っている。
以前ここに来た際にも猫を保護していたことがあっただろうから、そう聞けば察することができるはずだ。
今この場にいないその子は、今は落ち着いたのだろうか。

「寝られていないなら、お膝でも貸しましょうか?」
「今日は夕方近くまでここにいるつもりで来ているから、遠慮はいらないわ」

ぽんぽんと、自分の膝を叩いている。上司を甘やかそうとしている状態はちょっと可笑しいかもしれないが。それも最早今更だろう。
(-243) 2023/09/14(Thu) 7:58:55

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ

「俺の甘えん坊の膝が借りれるなんて今日はえらいツいてるなあ。
 猫は問題ない、元よりまともに面倒を見れなくなりそうなんで安心できるところに預けてきた」

その日のルチアーノは酷く素直だったのか横になる姿勢を取れば遠慮なくあなたの柔らかな膝に埋まり動きを止めた。
このまま呼吸音が一定になれば入眠だが貴方との語らう理性がまだ脳裏に残っている。
恋人か家族にでも見せようその仕草は普段の姿からすれば随分力が抜けて見えるだろう。

「そっちにいっても良かったんだが、ラウルがお前につく時もあってだな……」

もう一人のアソシエーテの男の名前をあげる、あなたを迎えに行かせたり主に力仕事を担当する彼は猫アレルギーだ。

「……フィオレはどうだ? 相談事があれば早めに言ってくれえ。
 俺は欲しい情報があってなあ、少しばかりお前にも言えん予定が増えることになった」
(-245) 2023/09/14(Thu) 8:34:27

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「ふうん…ま、上手く見つかると良いな、里親。
きっとその子たちも幸せだろう。」

貴方にどういう意図があるにせよ
此処で深堀するのも野暮だろう、と。
ただ、成功を祈る言葉を掛けておいた。

「俺が散歩する理由?
ん−…大体は考え事してる時か
あとは街の様子を色々見て回るため、かな。」

「毎日歩いてても、全然違うんだよ。
商店街なら並ぶ品だとか、通う人だとか。
スラムなんかに行く時は人が減ったり増えたり。
おまわりさんじゃ聞けない事も聞ける。」

「その人の意外な一面を知る事だってある。
だから散歩を続けてるのがデカいかな。」

もう1つ、隠した理由があるけれど
それは口にせずにそれらしい理由を並べ立てる。
(-251) 2023/09/14(Thu) 9:05:56

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の下で ニコロ

「そうかね、里親が見つかってもそこでどうなるかわからん。
 見るからにおかしい奴とはやり取りはしないが、人間の中身なんてどんなものかわからんからな」

男二人景色なんて気にする必要もないだろうとマイペースに路地を縫って歩いていく。

「考え事ねえ……他はおおむね模範解答みたいだな。
 まあ明るいおまわりさんらしいっちゃそうか」
(-252) 2023/09/14(Thu) 9:54:46

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「ルチアーノだったら
その辺りは見抜けると思うけどな?」

数多くの女性と付き合う貴方だから
人を観察するのは慣れたものだろう?とか。

「俺だって考えることくらいはあるからな。
書類仕事をどうサボろうかとか。
ガキどもに買っていくモンはどうしようかとか。」

「アリーがまたポカやらかしてねえかなとか。
テオが眉間の皺増やしてねえかなとか。
まあ、色々だな。」

特に最近は所長が所長代理に変わって
内部情勢もごたごたしているから、と続けつつ歩く。
(-253) 2023/09/14(Thu) 10:05:47

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の下で ニコロ

「見ないこともあるんだよ。
 ……まあそっちは信頼してる奴が探してきたやつになるがな」

一人で探していないのか、人づてならまあ確かにと。

「だがなあニコロ、俺は見抜くのは苦手なんだよ」

故に、全てを疑っていると言外に言いながら。

「書類仕事はサボるんじゃねえ。
 お前の代わりに誰かが時間を使うんだ、処理を早くする方に尽力するんだな。
 そんなに世話を見ることが多いのなら休みを取ればいいのに」

「ふうん、仲がいい奴らが多いんだな。テオはテオドロか?
 お前みたいなやつは苦手だと思っていたが、あいつは相変わらず面倒見がいいな」
(-254) 2023/09/14(Thu) 10:38:56

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「ふうん…まあそれなら仕方ねえのか。
うぇ。いや、どうやっても書類仕事だけはダメでさぁ。」

この警察官の最も苦手とする事が、デスクワーク。
書類を見るだけで頭が痛くなるとかなんとか。

「やらなきゃ駄目だからやるんだけどさ。
その為けにわざわざ休みなんてとってらんねえよ。
日々マフィアだなんだって忙しいんだからな。」

「テオとアリーは幼馴染で弟妹みたいなもんだ。
昔はかわいかったんだぞ。良く懐いてた。」

「今は何だか思い詰めてるような感じがして
雰囲気も変わっちまったが。
面倒見がいい、とは違う気もするんだよなあ。」

「苦手なら苦手で、上を目指して立派になってくれりゃあ
俺はそれで良いかな。」
(-256) 2023/09/14(Thu) 10:52:14

【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ

「『参った』か。若い奴には大体、ずっと思ってるがね」

歯を見せるようにしてにやにやと、どこかの猫のように笑う。

「ああ。俺が代金を払わなかったことがあるか?
 気にするなよ。必要なら、いつもの口座を使ってもいいぞ」

伝えられた金額については、特に悩むこともなく頷いて。
――かつて君に、『資金が必要なら使え』といってポンと渡した口座がある。
君が今でもそれを覗いているかは分からないが、
どうやらずっと維持しているらしい。


「まったく、お互いトシを取ったな」

勝手におじさん仲間にされそうだ。
ひょいと腕を伸ばして、ぽんぽんとあなたの肩を叩いた。
おじさんはスキンシップも好きだ。
(-259) 2023/09/14(Thu) 11:10:39

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の下で ニコロ

「愚痴も言えなくなる前に書類のない仕事にでも就くんだなあ」

他人事のように自称成金息子は嘯いた。

「ほお……? いいじゃないか。
 幼馴染は一人いるがかわいいとは考えたことはなかったな」

「雰囲気が変わった、ね。
 いい年なんだし将来や結婚を考えているとかじゃないのか?
 テオドロもそのアリー……とやらもやりたいことがあるんだろ。
 案外お前みたいに今の仕事が楽しくないって思ってたりするのかもなあ」
(-261) 2023/09/14(Thu) 11:16:46

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「年が離れてるからな、俺らは。
弟妹って考えりゃあ可愛げもあるだろ。
ルチアーノはそうじゃないのか?」

同い年であればまた考え方も変わるんだろうか。
そんな風に思いながら足は止まらない。

「…テオもアリ―もそんな話は聞かねえなあ。
アリーの方はいつも面白い事やってるし
テオも会議やら何やらで眉間に皺寄せてるが
仕事が嫌、って事は無い、と思う。」

「なんだろうな。
苦手で嫌ってる、って程でもないが
目の敵にされてるような気分になる時がある。」

何とも言えない感想を
貴方に零していく。
(-263) 2023/09/14(Thu) 11:28:07

【念】 口に金貨を ルチアーノ

「まあこの年の新人は大層可愛らしいだろうよ。
 ……囲うだけでもなく、個人的な事情、か」

「いいじゃないか、わかりやすくて」

自分がそうしたいからする、大いに結構。

「俺も身内を漁る躊躇がないわけでもなかったからなあ。
 お陰で美人に色のついた大金を払わせずに済みそうだ」

お金のやり取りがあるとはいえ身内を調べ上げることに躊躇がないわけではない、というような言い方をする。
その言葉と表情と声色は何処まで正直に身の内にある感情を伝えられただろうか。
(!9) 2023/09/14(Thu) 14:08:55

【念】 口に金貨を ルチアーノ

しかし表面上以上に仲良くなろうにも、自分たちはまだ何かを起こす前。
今だけのビジネスパートナーとはいえ男女二人きりのホテルでお気楽にネイルを整えていることに注意をするのはお節介か?

否、今すぐにでもこうるさく叱ってやりたいが考えることが多い。
すべての情報を自分一人で調べ切るような真似もしていない。
部下にも指示を出さねばならないし、と。

「………………イレネオ・デ・マリア」

しばらくして呟いたのは一人の男の名前だ。
近々調べる対象にするのだろう、一応貴方へのひとまずの報告であった。
(!10) 2023/09/14(Thu) 14:11:50

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 黒眼鏡

「……ずっと? だらしない姿を見せすぎの間違いだろ」

「一応聞いただけだよ、払えねえとは思ってない。
 というかあの口座、……使わないなら今のうちに金塊でも買い占めておいたらどうですか」

あの金を最後に使ったのは貴方の直属を離れた直後、促して使わせてきたのはファヴィオだった。
可愛がって貰えているうちに使っておけと、良くも悪くも自分を甘ったれにした原因は俺自身の身の回りのものを他人の金で揃えさせ。
そして、貴方とは違った金の取り扱い方と、他人に
頼る
術を叩き込んできたのだ。


先ほど肩をたたかれたときは保てていた姿勢、それが続けばだんだんと上半身をうつ向かせていく。
最後には机に伏せて黙り込んで深く息を吸わされる羽目に。
普段は隠している
甘えん坊
の記憶が掘り出されていく、決して悪いものではないのだけれど。

「その言い方、本当に歳を取ったなあ……!」

おじさんの仲間にされそうな男はスキンシップに弱くなった。
その上怠惰を許されるともう動きたくなくなってくる甘ちゃんだ。

冗談抜きで腰が抜けると、額を抑えながらふらつくように立ちあがれば「眠いから戻る」と言って出ていこうとした。
ここは、居心地が良すぎる。疲れた時に来ちゃならん。まだ働かなければいけないのだから。

「本当にあんたは、……そういうやつだよ」

何もかも人のせいにしながら次の休日を頭に浮かべる。
結局はすべて事が起きてからでしか時間は取れなさそうだと、深く深くため息を吐くことになった。
(-272) 2023/09/14(Thu) 19:22:36