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【見】 吟遊詩人 フェリックス風がそよぐ墓場の最中、その小高い丘。 昼ですら、ここはあまり人が来ない。 休むにしても、場所が悪いからだ。 昔のことを思い出しながら、弦を爪弾く。 幽かな音色のことを、『あの老人』は『懐かしい』と言った。 このあたりにこんな楽器はないだろうに、と尋ねると、 『美しいが、寂しく、求めても手に入らぬもの』 皴だらけの顔で微笑んでいたように思う。 『そのように言う』、と。 大層その表現が気に入って、『私』はその一節を取り留めておくこととした。多分、あいつも気に入るに違いない。 「はたして、あれはもう孫か」 首を傾げる。 「それとも、息子なのか。」 「いやいや。無粋か。やれやれ………」 (@1) 2021/12/16(Thu) 19:01:21 |
【見】 吟遊詩人 フェリックス>>27 「おやぁ……?」 声をかけられれば、静かに振り返る。 芝居じみた様子だが、何ならいつものことだ。 微笑みながら、片手をあげた。 「なあに、この程度で。第一、昔は船に魔女を載せて謡わせていたぐらいだ。海を鎮めるのに、な。潮風が喉に悪いなんていうのは迷信さ。 楽器はそうだが」 ぺち、とリュートを小さく叩く。 「こいつは特別性、だ。変わったところに来るなあ。ここは、他にはなんにもないようなところだが……」 (@2) 2021/12/16(Thu) 19:33:32 |
【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 埃運び オーウェン「おまじない」 目を瞬かせた。 ふうん、と。1人ごちる。 詩人は、少し目を細めて、口許の笑みをゆるやかにひそめた。 「はは。なるほどな?そりゃあそうだ。 うま〜く隠されてしまったようだ。 ただまあ、今からだと時間もないか。 引きずり込む、のはまあいい。叩くというのはどういうことだ?俺の相貌はな、西の領を傾けたことすらあったのだぞ」 片目を瞑り、小さくウィンクした。そして、緩慢に手を伸ばす。 ▼ (-98) 2021/12/16(Thu) 19:57:56 |
【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 埃運び オーウェンあなたの帽子に手を伸ばし、 少し持ち上げて、目元をじい、と眺めようとする。 「ほう。……いい目をしている。決意を秘めた翡翠の」 そして、帽子を戻すだろう。(そもそも、触れなかったかもしれない。) 「こうして、あとは睦言を囁いてやれば、望まぬ者はいなかったというわけだ。これで数々のご婦人やらと愛についての知見を深めた、というわけよ。 さあて、これで逃げ道に手はつけたな。後は思い残しのないように、身辺整理でもしておくかな」 (-99) 2021/12/16(Thu) 19:59:13 |
【見】 吟遊詩人 フェリックス>>28 スカリオーネ 「どちらもだ。とはいえ、……難しいがあー、ううん」 首を捻る。難しそうに眉を顰めて、 「情報屋が生業。詩人は生き方、といったところかな。なんとなく、お前さんには伝わるだろう。」 骸狩り。 仕事ではあるだろうが、生き方そのものではない。 とはいえ、仕事だからと割り切れるほど自分から遠くもないのではないか、と。 歩くあなたを見遣る。 水平線の光が眩しく、少し目を細めて、笑ったまま問いかける。 「そう言うな。祭りの最中だ、仕方あるまいよ。 ……それで?次のご指名はあったようだが。生活には本当に変わりはないかね」 (@3) 2021/12/16(Thu) 20:02:41 |
【秘】 番犬 エドゥアルト → 吟遊詩人 フェリックス「…………ふやす…………? そんな予定はないな…… そうか、家族というのは、増えることもあるのだった……」 考えもしなかったような面持ちで、ぼんやりと貴方を見返した。まだ、気分がよくなるくらいの酔いだ。ゆるりと尻尾を揺らす。 誘われるがままに隣に座ると、皿と貴方を交互に見つめる。 「これが、かに…………どう食うんだ………?」 匂いを嗅ぎ始める仕草は完全に犬のそれだった。 食ったことは、ないと思う。興味津々。 (-105) 2021/12/16(Thu) 21:06:50 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 吟遊詩人 フェリックス「……ぉぁああぁっ? 変な囁き方やめてください、ほら、こんなに鳥肌がたっちまいました」 片耳を抑えつつ、袖をめくって見せたのは赤く輪のようなもので手首を拘束された傷痕。 そして、鳥肌。すぐに何もなかったかのように隠された。 「何を言い出すかと思えば……ええ? 捕まったってこれまでと大きく環境は変わりんせん。 今更口に出したって、…ああ。 あなたの立場は悪くしてしまうかもしれませんでしたね 迂闊でした〜」 暗にその推理に肯定をしてやった。すべての行動が情報だ。 常に表に見せているものが目立つ分、 裏に持っているものが隠れやすくなる。 己の情報も、他人のものも、 「これ以上手を伸ばさせるわけにはいかないんです。 あなた達にも あたくし達にも、ね」 ゴミとして片付く身分など、いくら犠牲になってもいい。 命さえ欲しいのであれば、媚を売って生きればいい。 革命なんて大袈裟なことは必要ない、 それでもこの現状で許せないことができた。 必要なのは脅威となる情報と行動力、理由と、人材。 知恵が少ない男にとって、できうる限りやらねばいけないことがそこにあったのだ。 (-108) 2021/12/16(Thu) 21:22:43 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 吟遊詩人 フェリックス「ギンヌンガカップ…………ええ、知っているわ…… 実際に、足を踏み入れたことはないのだけれど…… ずっと、その話を聞かせる人間がいたから、嫌でも」 眉をひそめながらも、何かを懐かしむような口調で言って。 「……恋と結びつく様な場所なのかしら? 続けて貰おうかしら」 (-124) 2021/12/16(Thu) 23:04:39 |
【見】 吟遊詩人 フェリックス>>29 スカリオーネ 骸狩りの男の言葉に目を伏せて、 口許の笑みはそのままに、少し悲し気な顔をした。 「だろうなあ」 変わらぬだろう。 この程度の事で在り方が変わる男なら、 割に合わぬアンデッド狩りを生業にすることもないだろうから。 「元凶?ほう。元凶が届くのか……?それは、しらなかった」 人を食ったような口調ながら、聊か驚いたように返した。 遠い船を、自分も見送る。 万年、暑すぎるほどのこの地も。 すこし、涼しさを帯びた風邪が吹いている。 (@4) 2021/12/16(Thu) 23:37:17 |
【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 番犬 エドゥアルト「増えるさ。まあ、普通予定があってそうするもんでもないが」 けらけらと笑いながら、揺れる尻尾に目が行く。 かわいいものだなあ………。そう目を細めてから、 隣に座ったあなたに、皿を少し押して、すすめた。 「蟹はなあ…。こう、茹でた奴を手折って食う」 大きめの蟹爪を掴んで、バキ!と折った。切れ目が入っているので折れやすいようだ。 たっぷりつまった身肉をエドゥアルトの前の皿……、 「………」 興味本位。悪戯心で、口元にもっていった。 茹でた蟹の香りがふわふわとあなたの嗅覚に届く。 狩りたて新鮮、逆に塩味のみで茹でて調味料が加わっていない。 これは、なんとなくのフェリックスの勘だが、 あなたは派手な香辛料の類は食べつけていないのではないかと思ったのだ。 (-132) 2021/12/16(Thu) 23:37:28 |
【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 迷彩掃除屋 ノアベルト「人に聞かれたらまずい話だからなあ。すまんすまん、からかい甲斐がありそうだと思ったのも事実だ」 あっけらかんと笑う。 どうも、この酒場にはこんなからかい方をすると、良くない結果に終わり勝ちだ。 混乱しそうなもの。 ブチギレそうなもの。 無言で拳をお見舞いしてきそうなもの。 泣きだしそうなもの。 丁度、あなたはフェリックスにとって、面白味のある反応をしてくれる相手だったということだろう。 「それは知らなかった。お前さん、酷い主人にでも仕えているのかね? ……俺の立場はなあ、もう悪くはならんよ。俺が衛兵に捕まると都合の悪い御仁も居られることだし。やっておくものだ、不倫旅行のご相伴は。 ――それなりに背負うものがあるということか。大変だな……。 だが、”俺達”にもか?”自分たち”だけではなく。あえて、庇い建てをする必要もないと思うが」 単なる優しさだけではないような気がして。 (-133) 2021/12/16(Thu) 23:37:38 |
【秘】 埃運び オーウェン → 吟遊詩人 フェリックス「……気安いぞ、 今すぐその顔を二度と見れん有様にしてやろうか」 特に抵抗することもなかったが、 鱗に包まれた瞼と、有鱗種の鮮やかな瞳をもった右眼───左眼は勿論のこと。が、不機嫌そうに歪んで。 「おたくみたいなのはタイプじゃない。 入れ込めば入れ込むだけ厄介になりそうなヤツ。 どれだけ顔の作りが良かろうと差し引き0、どころかマイナスに足を突っ込んでいく。 ま、どんだけ仕事しくじろうとお前を運ぶのだけはやり遂げてみせるさ。どうせ……あるんだろ、配達屋一つ動かすくらいのコネは」 (-134) 2021/12/16(Thu) 23:37:53 |
【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 死霊術師 ペトルーシャあなたの言葉に頷いて、静かに音を奏で始めた。 「では、語ろう。……立場の違う二人が落ちた、恋の物語を。」 「恋に、正当性などはない。 恋とはそれだけで尊いものだ。 立場の違いなど、超えられるほどに――」 「――が、本人たちは、なあ」 ぽん。 不協和音が混じる。 「本人達には尊い恋でも、他人からすれば都合の悪い者に過ぎない。 それを多くの者が非難し、葬ろうとした恋だった。」 「……それにな。”彼女”は、他の相手と将来の約束を神に契っていた。 古い時代だ。約束が強い意味を持つ。 当然、神々の怒りを買うと、”彼女”の親も考えたのだよ。 ”彼”の親も、無用な争いは避けたいと、その恋に反対していた。 ……二人は、逃げ出した。 世間から。 他人から。 立場から。 恋の為。否――愛のため。」 悲し気な和音が静かに奏でられた。 「……美しい物語だろう?」 (-136) 2021/12/16(Thu) 23:45:53 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 吟遊詩人 フェリックス「食えないやつですねえ〜……。 たまに気前が良くなければ、頭ぶん殴ってます、 それで何でしたっけ? 主人が酷い、へえ。 そんなわけ無いでしょう…… ワントーン声が低くなり、しまったなと思った瞬間にはごまかせなくなっていた。観念して新しい噺をまた一つ。 「……今仕えている主人には良くしてもらっています。 気味が悪いほどに。 それでも劣悪な環境でも生きられるよう、 自ら悪路に足を突っ込んでいるだけです」 「つくづく思いますが、同じ根無し草を名乗るならば あなたの様に器用な生き方を身につけるべきでした。 次の名を手に入れた時には吟遊詩人を名乗りましょう。 掃除屋は汚い仕事ばかりで、ツテは増えますがなんとも」 ため息をついて 周りに人が、音がなくなったことを確かめれば口をついた。 貴方達のため、もちろん優しさなどではない。 情で動いていれば今頃悲しさで打ちひしがれている。 よって、男が求めているのは奇跡でも革命でもない。 「理由ですか、簡単ですよ。 それは、あなた達が居なくなれば日常が変わるからです。 主人が、主人たらしめなくなる環境にしたくないんです」 男が望むのは不変、もしくは、主人の心の変化が訪れない事だ。 (-140) 2021/12/17(Fri) 0:37:05 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 吟遊詩人 フェリックス 死ぬことも、争うことも。 幸福を得ることも、奪う権利さえ全て、全て。 たったこの数日で奪われようとしている。 それが触れてはならない場所にまで及ぼうとしている。 変わろうとしていること、それが耐えられない。 反乱軍にも政府にも、期待なんてしていない。 手を出す人間を間違える彼らにお灸を据えなければ。 男はもとより罪人になるつもりはこれっぽっちもなく 全て、彼ら[反乱軍]のせいにし、どちらも壊しにかかっている。 誰かの為に、あなた達の境遇を救うことで。 (-141) 2021/12/17(Fri) 0:38:54 |
【秘】 番犬 エドゥアルト → 吟遊詩人 フェリックス「そうか。貴方は増やす予定はないのか……」 新鮮な香りが鼻孔をくすぐられれば、食欲がかきたてられる。口もとにあてがわれた蟹の身肉に、遠慮なしにぱくりとかぶりついた。これは……餌付け? ほんのりと酔っているのもあるのだろう。その行動に、いたずら心に疑問を抱く様子もなかった。そのままもぐもぐと味わう。 「……ん……うまい……」 わずかに口元をつりあげる。笑みの形。 エドゥアルトの纏う空気がどこかやわらかになった。 (-189) 2021/12/17(Fri) 14:34:03 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 吟遊詩人 フェリックス──太陽が正中するよりも前の、どこかの時間。 「フェリックス。頼みたいことがある」 通常の声よりも広がりのない音があなたの耳に届いた。 この声は指向性を持っており、音を伝えたい対象以外に ミズチの発言を聞かれるリスクを大きく下げるものだった。 声のみで姿は見えないが、ミズチの居る方向は見当付けられるだろう。ミズチが政府に連れて行かれたとの噂を聞いているやもしれないが、声色は普段と遜色ない。 それでも、姿を見せないこと自体は珍しかった。 「スチュアート商会のここ暫くの珠響玉の発注に、シュラール商店が関わっていた痕跡をすべて消したい。小生も勿論働きかけるが、小生ひとりでは抜けが出るやもしれない。失敗も出来ず、確認の時間も足りないのだ」 「報酬や担保はすぐに用意できない。 無保証で申し訳ないが、受けてもらえるととても助かる」 「どうだろうか」 (-254) 2021/12/18(Sat) 4:47:15 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 吟遊詩人 フェリックス/* ・スチュアート商会 この街のトップシェアを誇る豪商。トップのスチュアート氏はこのあたりの商人組合のコアメンバーで、商人たちには大旦那と呼ばれている。威張った態度の政府を面白く思っていない。 シュラール商店を潰して自分のものに出来ないかな〜って思っていそう。 ・珠響玉(たまゆらだま) 加工すると術者の思念を遠隔で受け取ることができるようになる魔石。簡単な術式で加工が可能で、組織内部での情報伝達用の道具に使われるのが主だが、ロマンチックな若者たちがペアリングに使用することもある程度には手が出し易い品である。 【ここまでのあらすじ】 政府から監視用の首輪腕輪の発注を受けたスチュアート氏が、革命派側から細工(世界観:吊られた/襲撃された対象の扱いの項のあれ)を依頼され、その細工に使われた素材が珠響玉。 スチュアート氏は珠響玉の原石の発注をシュラール商店にしており、実際の採取をシュゼットから受け、原石を納品していたのはミズチ。このままだとスチュアート氏が自身の革命派との関与をシュゼットに押し付けて甘い汁だけすすりそう〜〜〜〜〜 ミズチはこれから色々やらかす予定なので、シュシュさんの迷惑にならないようにしたいな〜ってしているぞ! (-256) 2021/12/18(Sat) 4:48:40 |
【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 埃運び オーウェン「おお、こわやこわや」 降参、という手で両手をあげて、にこやかに。 「そこまで言うか〜?傷ついてしまうぞ。 ま、今のは俺の眉目秀麗さを湛えているという点で許そう。 無くはないさ。すべてが終わった時に、どうなっているかはわからんがな。 じゃあまたな、埃運びよ」 あえてその名を口にしたのは、あなたが案外、その名を嫌っておらず。 なんなら運びに誇りを持っているとみたからだろうか。 酔っ払いは酒精の香りを漂わせながら、酒場にいるご婦人を口説きに行った……。 節操のない男だ。 (-279) 2021/12/18(Sat) 16:31:15 |
【見】 吟遊詩人 フェリックス>>34 スカリオーネ 「かわらぬものなどないとは思うがな」 目を細めて、あなたの言葉に表情を無くす。 「歴史と同じ。同じように繰り返すことはあれど、 斯様に等しいものはない。 骸狩り、お前もわかっているのだろう?」 「船はもう帰っているだろうよ。 安い蟹が出回っていたからな。貴族どもは喜んで食べるものもあるが、 おぞましい巨大な怪物蟹のものでもあるまいな。ハッハッハ……。」 手にしていた楽器をなぜるようにかき鳴らすと、 旋律と共に、潮風がなだらかになり、 無風になった。 「聞いておきたいのだがな、骸狩りよ。」 「お主は、なぜ死者を討つのか?」 「そして――死者とは、人の域を超えて生きる、死んだはずのものが動けば、死者か?」 (@5) 2021/12/18(Sat) 16:31:44 |
【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 迷彩掃除屋 ノアベルト「……この酒場でぶん殴る、とここ最近言われたのは二人目だなあ」 ううむ。と、顎を撫でて呻いた。 考え込むようなふりをしているが、 この程度で所作を改める男でもあるまいに。 「それは、なんとも。他人事だから勝手を言うが、主人は可愛そうだなあ」 からからと笑いながら、そう返した。 「俺も器用な生き方とは言えないが、まあ、アドバイザーはいるからな。一人で考えて生きる、ということではない。お前さんはお前さんなりに、上手にやっていると思うがな。 掃除屋は、少なくともやる気にはならん。掃除も、俺はまあるく掃いてしまう。 続く言葉は、 主人の安寧を希む言葉。 フェリックスは目を細めて微笑んだまま、暫し間をあけた。 「…………いいことだな。そこまで忠義を尽くせる相手がいる、というのは。 ただ、ノアベルト――わかっているだろう」 少しだけ。 少しだけ、珍しく。悲し気な、しかし落ち着いて。 過去を回顧するような微笑みで、リュートを小さく弄び、ぽろん、と鳴らした。 (-280) 2021/12/18(Sat) 16:32:12 |
【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 迷彩掃除屋 ノアベルト「かわらぬものなどないのだ、ということは。」 「主人は、お前さんが無理をするのは、良い主人だというなら、望んでもいないんじゃあないか。」 ▼ (-281) 2021/12/18(Sat) 16:32:43 |
【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 迷彩掃除屋 ノアベルト「……ふふ。勝手を言ったな」 すまんすまん、と手をふって、あなたの肩を叩いた。 「お前と、お前の主人が、どうか幸福な終わりを遂げられるように祈っている。」 そして、いつもの調子で、酒場にいる女性に声をかけにいくだろう。 (-282) 2021/12/18(Sat) 16:33:04 |
【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 番犬 エドゥアルト「なかったが……。お前は愛いな〜〜〜〜〜。」 思わず、酔っ払いは頭を撫でようとした。 「ここ最近、少しからかっただけで”顔の形を変えてやる”だのなんだの。 やんちゃな輩が多すぎる。お前さんのように、素直で若い者が万が一領事に捕えられたら、俺は悲しいなあ〜〜〜〜。」 ……なでなでなでなでなで。 拒まなければずっと撫でている。 「よかったな。ヨルムガンドは色々と物騒だが、こうして風味のいい蟹を食うなら海辺が一番だ。匂いのきついものは腐っているから、食べないようにな!」 「いつまで、お前や他の連中と、こうして蟹でも食えるかはわからんからなあ…。」 (-283) 2021/12/18(Sat) 16:33:27 |
【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 錆鉄御納戸 ミズチおや、と眉をあげたが、 表向きの所作には出していない。 こういった連絡になれているのかもしれない。 ”あいわかった” ――それは口の形だけにみえるが、 あなたの耳元にも届くかもしれない。 音を届けるという事に関しては、 詩人の古い呪文は長けている。 ”ただ、俺に頼みごとをするならば、それなりの対価を貰うぞぉ” ”いいな?” 愉快そうな口調で、そのように返す。 届いているかどうかは不明として、 フェリックスは席を立つ。 尋ねたのは、それなりの大商会の主であるロゼルダート。 そして色事好きで知り合ったラスコー子爵だ。 そして、ロゼルダート商会は、 そのままスチュアートを追い落とさんばかりに徴募の不正証拠集めを始め、動き始めた。 シュラール商店の痕跡は、恐らく中に通じたものが、静かにこの世から消していく。 (-284) 2021/12/18(Sat) 16:34:52 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 吟遊詩人 フェリックス「……ええ。私は好きね、そういう話……正気ではないところが」 正気ではない、と。 おおよそ、物語への感想としては、物々しく形容して。 「……恋は盲目、あるいは病。言い得て妙よね、本当に。 ……そうして、愛するふたりの、逃避行の行く末は?」 (-290) 2021/12/18(Sat) 17:15:00 |
【秘】 番犬 エドゥアルト → 吟遊詩人 フェリックス「……ん。うまいものを知れて、よかった」 されるがまま、頭を撫でられている。 撫でられ続けている。嫌でもないので、拒まない。 段々とかぶっていたフードがずれていき 折りたたまれた獣の耳が露わになった。 「…………。貴方は、酔っているか?」 貴方の顔を覗き込む。 「……腐っているものくらいでは腹は 壊さないが、覚えておこう」 エドゥアルトは「ならば、食えるうちに食っておこう」と 貴方がやっていたとおり、ぱきと足を折り、酒よりも ひたすら蟹を食べるほうに夢中になっていたのだった。 (-298) 2021/12/18(Sat) 18:20:52 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 吟遊詩人 フェリックス「ああ、それは勿論。相応のものを返したいが故、 小生は担保に足るものも浮かべられなかったのだ」 ふ、と息を吐く音がした。 「ありがとうフェリックス、それではまた」 互いが了承を返した以上、ミズチにも留まる理由はなかった。 この暫く後にスチュアート商会から見つかる取引の記録には、 珠響玉の原石を煙の魔女に受注したと記載されていた。 そしてミズチは彼女からの依頼で原石を採取した。 そういうことになったのだ。 (-303) 2021/12/18(Sat) 18:32:08 |
【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 死霊術師 ペトルーシャ「ああ、死んだ。」 「要するにな。人間の姫と竜の男の恋路だったのだよ。 人間の姫は約束を違え、神の怒りに触れて呪われた。 そして、死ぬ前に、竜は自害した。 姫は人間の王子の元へ戻り、暮らした。 ”らしい”。 ……これを、どのように捉えるかは、人次第なのだろうなあ」 (-331) 2021/12/18(Sat) 20:56:37 |
【秘】 吟遊詩人 フェリックス → 番犬 エドゥアルト「よかったなあ。これからもっと知るといい。 きっと、この街は――変わるからなあ」 なでなでりとなでていくと、 獣の耳が見える。 その毛並みにほう、と溜息を零し、指先で耳をむに、と撫でてみた。 犬を撫ぜるように、愛おし気に。 強く引っ張らず、ひっかくように丁寧にだ。 「俺は、じつは酔わんのだよ」 ふそり、と柔らかに微笑んだ。 確かに酒精の香りはするのだが。 「沢山お食べ。また食べたければ食わせてやろう。 俺も、そろそろここを出発つからな」 (-333) 2021/12/18(Sat) 20:58:45 |
フェリックスは、エドゥアルトの耳をモフモフした。 (t1) 2021/12/18(Sat) 20:58:57 |
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