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イクリールは、少女はやはり朝食の場には現れなかった。けれど、確かにこのギムナジウムに居る。今もなお。 (c3) 2021/05/30(Sun) 20:08:35 |
甘夢 イクリールは、メモを貼った。 (c9) 2021/05/30(Sun) 20:54:42 |
【墓】 甘夢 イクリール>>+14 中庭 スピカ 「……ごきげんよう、スピカ。 今日も会えてうれしいわ。」 イクリールは、今日も変わらず中庭に居る。 まだ部屋から出てはいけないと言われてはいるけれど、 大人達だって四六時中イクリールに掛かり切りとはいかない。 『イクリールは、大人達のお気に入りだ』 そんな噂が流れるのは、何も今に始まった事ではない。 そして、単なる噂と断言する事もできはしない。 だって、イクリールは現に大人達ととても仲が良くて、 そして何より、その噂はそもそもの話 イクリールから、子ども達を遠ざける為のものだ。 それでも、イクリールにはそんな事は関係無い。 恐れるものなど、やはり無い。 野草を物色するスピカを見て、少し困ったように笑うだけ。 (+16) 2021/05/31(Mon) 12:50:47 |
【墓】 甘夢 イクリール>>+21 スピカ 「なんだと思う?」 その疑問の向けられた先が自分だった事に、 ほんの一瞬だけ、イクリールは瞠目した。 てっきり、スピカは手を差し伸べるべき『誰か』を 探しに来たものだと、そう思っていたから。 けれどそれも一瞬の事で、 その後にはいつものように穏やかな笑みを浮かべていた。 「ここに居る子は……ギムナジウムに居るわたしたちは。 かならずしも『何か』を抱えていなければならないのかしら? それは、全てが全て、解決しなければならないもの? わたしたちの中に、けっしてあってはいけないものかしら」 ねえ、スピカ。 イクリールは、問いに問いを返す事を恐れない。 だって、自分が答えた分、相手だって答えても良いはずだ。 「わたしは……なにも、ではないけれど。 それでも、みんなと比べたらずっと。 悩みごとは、少ないはずよ。不便なことだって、一つも。 だから、みんなのことを気にかけてあげたいの 『せんせい』も、きっとそれを望んでいるわ。」 それでもまだわからないことがあるのなら、 これからもっと知っていけばいいわ。 そう言って、イクリールはもう一度、スピカに笑い掛けた。 少なくとも、それがイクリールにとっての『真実』だ。 (+22) 2021/05/31(Mon) 15:02:10 |
【墓】 甘夢 イクリール>>+23 スピカ 「うん…わたしのこと、わかってくれてうれしいわ、スピカ。 でも……レヴァティのいうように、 きっと、それを受けいれられないことだって 誰かには、受けいれられてもいいはずなのよね。」 でも、と続く言葉はぽつり、独り言のように。 人には誰だって許せない事と許したい事があって、 間違ってしまう事だって、何度でもあって 知らなかったのなら、知った上でそうしたいと思うなら。 自身の誤ちを、正したいと思えるなら。 誰かの事を、好きになりたいと思えたなら。 つまりまったく、それでいいのだ。 「いいわ。わたしにできることなら、なんだって。 なにができるかは、わたしにもまだわからない。 だから、これから一緒に考えましょう?」 大丈夫。 あなたはもう、 弱くて小さな、独りぼっちのスピカではない。 一緒に手を取って、戦ってくれる人が こうして確かに居るのだから。 (+24) 2021/05/31(Mon) 16:08:54 |
【墓】 甘夢 イクリール>>+28 スピカ 「受けいれられればいいのになって そう思えるなら、きっとスピカは大丈夫よ。」 『みんな』がそうかはわからないけれど。 そう言って、少しだけ寂しそうに、 けれどやはり曇り無く笑って見せた。 「…あら、どうかしら。 でもね、スピカ。考えることって、ひとを思いやることって そこに年上とか、年上とかって、そんなに重要なこと?」 3年前より以前にも。 このギムナジウムで、イクリールの姿を見た者が居る。 この学校の関係者の大人に連れられて。 高等部のスピカなら、それを目にした事もあるかもしれない。 イクリールは、その頃から何も変わっていない。 外見の話ではない。その在り方の事だ。 イクリールは、その頃からずっと、『誰か』に手を差し伸べ続けて来た。 「うん……まずは、そこからね。 まだ誰が『いない』のかもわからないのだもの。 これは…手わけをして探したほうがよさそうね。」 まだ幼く、監視の目もあるイクリールの行動範囲は きっと、スピカほど広くはない。 教師や生徒達に聞くという手段も、今や通用しない。 けれど、『わたしたち』には立って歩く足があるのだ。 今はそれだけで十分だ。 (+29) 2021/05/31(Mon) 18:26:51 |
イクリールは、スピカに笑い掛けた。あなたが許す限りは、イクリールはあなたの味方だ。 (c47) 2021/05/31(Mon) 18:28:02 |
【秘】 甘夢 イクリール → 徒然 シトゥラいつかの時、高等部の寮室の前。 そこに現れたイクリールは、 当然ながら二つの意味で奇異の目を引いていた。 けれどその誰もが居ないものとして扱った。 あらゆる意味で、あまりにも場違いだった。 けれどそんな事は些細な問題だった。 「………シトゥラ…」 俯いて、目の前にある扉の下の方。 殆ど扉と足元の間、床の辺りに視線を落とす。 『約束』を守れなかった事を、ただ謝りたくて。 また来るね、その言葉を信じてじっと待って居られるほど 案外、イクリールは『良い子』ではなかったのかもしれない。 「約束……守れなくて、ごめんなさい。 食堂には、もうしばらく行けそうにはないけれど… ……いつかきっと、また…あの席で、会えるから…」 以前とは、逆の立場。 謝るべき相手が不在の可能性の方がずっと高い。 イクリールも、やっぱり返事は期待してはいなくて。 そんな所だけがただ同じだった。 ただじいっと俯いて、いつまでもそうしていた。 誰かにそれを咎められるまで。 (-143) 2021/05/31(Mon) 20:09:37 |
【墓】 甘夢 イクリール>>+35 スピカ 「…きっと、ゆっくりでいいのよ。 今日や明日に何かが変わるなんて、そうないわ。 スピカが無理をしすぎてしまわないように、 疲れてしまわないくらいに。それでいいの」 きっとそれが、誰かをおもうってことよ。 そう言って、スピカの微笑にまた一つ笑顔を返した。 少しずつ、確かに前を向いて、変わりつつある『みんな』を その想いを、イクリールは何よりも愛している。 「わたしの知ってることなんて、ほとんどは 誰かから聞いたことか、それか本人から聞いたことよ。 だから…こうなってしまうと、むずかしいわね。」 でも、大丈夫。 言葉にできる根拠なんて何処にも無いけれど、 それでもきっと、やろうと思ってできない事なんて 優しくて、それでいて向こう見ずな子ども達の世界には ただの一つだって、ありはしないのだ。 (+36) 2021/05/31(Mon) 20:27:11 |
イクリールは、スピカに小さくあたたかな手を差し出した。みんなで一緒に答えを探しに行こう。 (c49) 2021/05/31(Mon) 20:27:44 |
【秘】 甘夢 イクリール → 徒然 シトゥラ近付いてきた生徒の声に、小さな肩が僅かに揺れた。 ギムナジウムの子どもを、大人を、その全ての人々の事を 決して悪いものだとは思っていない。 ただ少し、びっくりしてしまったのと、それと 少しだけ、それでも確かに、 後ろめたい事をしている自覚があったのだ。 「……………」 生徒が去った後、イクリールはそっと紙袋へ手を伸ばした。 その言葉はしっかりと聞いていて、大義名分こそあったけれど やはり、人のものを勝手に覗き見るというのは イクリールにとっても、随分と覚悟の要る事だった。 それから、中にあるものを確かめて 自分へ宛てられた手紙があれば、然と読むだろう。 他の生徒へ宛てられた手紙があれば、然と届けるだろう。 シトゥラの想いを、きっと取り零してしまわないように。 俯いていた顔を上げて、イクリールは前へ進み続ける。 愛するこのギムナジウムを、確かにそこに居る人々を いつかきっと、誰もが正しく愛する事ができるように。 そして、そうしない自由を奪わないように。 (-155) 2021/05/31(Mon) 21:15:07 |
イクリールは、進み続ける。手の中にあるものを、優しく、そして確かに握り締めながら。 (c53) 2021/05/31(Mon) 21:21:09 |
【秘】 甘夢 イクリール → 徒然 シトゥラ/* も〜〜〜〜〜。なんて奴だよ ともあれ諸々了解しました。も〜〜〜〜。 同じ苦しみを人と分かち合い、そして正しく訴える為に 宛名のある手紙は全てイクリールが責任を持って渡して来ます。 多分ルヘナはキャパがヤバくて壊れルヘナ〜〜だと思うし。 とはいえそちら側とか受け取る各PLさん方のキャパの問題とか 色々あると思うので、のんびり…… まあ、うん、のんびり……できるかなぁこれ… とりあえず肉体と精神の健康第一でお願いしますね。 (-193) 2021/05/31(Mon) 23:57:37 |
イクリールは、誰も居ない部屋の前を後にした。きっと、良い子の『悪い子』との約束を果たせる明日を探しに行こう。 (c69) 2021/06/01(Tue) 0:15:41 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 星の加護を得た ルヘナ「────ルヘナ!」 いつだって悠然としている少女には珍しく、 歩みは早足に、息を切らせて捜し人の名前を呼ぶ。 それは寂れた何処かにあなたの姿を見付けたからなのか、 それともただやみくもに探し回っているだけなのか。 そのどちらでもいい、見付かりさえすればそれで。 その声は、あなたに届くだろうか? (-213) 2021/06/01(Tue) 1:07:13 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 星の加護を得た ルヘナ「よかった、ああ、……違うの、わたしは大丈夫 …シトゥラから、あなたに……手紙を預かったの」 ルヘナの姿を見て、一つ息を吐いて それから、おずおずと腕に抱えていた紙束の一つを差し出した。 「……ルヘナが、嫌でなければでいいの 読んでくれる…?」 まるで自分の事のようにも不安に問う。 手紙の内容はわからない。 イクリールは、人へと宛てられた手紙を見るなんて そんな事は、しようとも思わなかった。 (-216) 2021/06/01(Tue) 1:19:25 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 星の加護を得た ルヘナ/* どうも業の配達人です。あいつなんてことしやがったんだ。 ルヘナが手紙を受け取る事を選ぶ場合、 このレスを送った後に中澤からシトゥラPLさんの方へ ルヘナに手紙渡すロールしたよ!って報告をするので 以降はシトゥラから手紙の内容が届くまで震えてお待ち下さいね! (-217) 2021/06/01(Tue) 1:19:57 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 星の加護を得た ルヘナ/* なんか文脈変だな、そのレスを受け取った後に、ですね 多分……なんか……察して頂けてるとは思うけど! (-221) 2021/06/01(Tue) 1:25:58 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ/* 文脈読み違えてて内容開示要請こっちでするって言っちゃった。 まあ多分、秘匿でのロールの切り口はいくらでも やりようあると思いますし。 引き続き誰が手紙読むって言ってたから開示してあげて〜って 報告は中澤が担当しようかなと思います。 わりと余裕あるし。 というわけで。 たった今ルヘナに手紙を渡すロール振って来ました。 ちゃんと受け取って、読んでくれるそうですよ。 責任持って丁寧にへし折ってあげてください。 返信は不要ですよ。 (-228) 2021/06/01(Tue) 1:36:03 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 星の加護を得た ルヘナ「………ありがとう。 ルヘナがそれを読まなければならないと思うように わたしもきっと、これを届けなければならないの 責任をもって、ちゃんとね。」 だから、大丈夫よ。 そう言って、イクリールはやはり笑った。 ルヘナの様子にも、気付いてはいたけれど やはりイクリールの小さな手には、今は荷が勝ちすぎて。 ルヘナがそうであるように、今のイクリールには ただ、それが精一杯だった。 「…じゃあ、わたしはもう行くわ。でも… ルヘナ。あなたもきっと…一人ではないから。」 大丈夫。 言葉にできる根拠なんて、やっぱりただの一つも無いけれど 今はそれを、信じるしかなくて。 (-230) 2021/06/01(Tue) 1:42:19 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 星の加護を得た ルヘナ/* ほんとうにも〜〜〜〜〜。 これは訴えたら勝てますよ。 絶対学級裁判起こしてやりましょう まあ訴える側も生きてなきゃ訴えられないんですがね。 一先ずルヘナ読んでくれるよ〜って連絡は今しがたしましたので。 ここからは恐怖に怯える時間ですね。中澤も怖かったです (-231) 2021/06/01(Tue) 1:44:35 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 演者 シェルタン「────シェルタン、シェルタン……」 息を切らせて、それでもまだまだ捜し人を呼ぶ。 疲労の溜まりつつある足取りは隠せない。 それでもまだ、『やるべき事』は始まったばかりだ。 こんな所で挫ける訳には行かない。 或いは中庭。 或いは森の近く。 或いは高等部の教室。 或いは…… イクリールにとって、奇異の目など扠したる問題ではない。 心当たりのある場所をやみくもに探し回る。 あなたは、何処に居た? (-233) 2021/06/01(Tue) 2:03:49 |
イクリールは、ギムナジウム中を巡る。見付けなければならないものを、捜し人を求めて。 (c73) 2021/06/01(Tue) 2:07:11 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 演者 シェルタン「ああ……よかった、ここにいたのね」 シェルタンに駆け寄って、その顔を見上げる。 一つ息を吐いて、乱れた呼吸を整えた。 その腕には、幾つかの紙束が大切に抱えられている。 「忘れ物……忘れ物、そうね、そうかもしれない ……シトゥラから……手紙を、預かってきたの」 そうして、やはりおずおずと一通の手紙を差し出した。 今の自分とシェルタンの『違い』など気にする余地も無かった。 元よりイクリールにとって、大した問題では無かったけれど。 「シェルタンさえ、嫌でなければ…… …読んで、くれる?」 この手紙だって、確かに『そこにある』のに 誰に読まれる事も無く忘れ去られるなんて、 そんなのは、あんまりな話だから。 (-238) 2021/06/01(Tue) 2:21:39 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ/* シェルタンも手紙の内容に目を通してくれるそうなので シェルタン宛ての手紙の内容を秘匿で送ってあげてくださいな。 優しい人達に恵まれましたね。ちくちく言葉ではなく。 中澤はそろそろ就寝しようかなと思うので 暫くはのんびり構えてて頂いて大丈夫です。 引き続き返信は不要ですよ〜 (-244) 2021/06/01(Tue) 2:42:02 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 演者 シェルタン/* どうも業の配達人です。マジであいつ訴えたら勝てるかな? 手紙の内容自体はシトゥラPLの方から秘匿にて開示されますので 内容とそれに対する反応に胸を膨らませてお待ちくださいね。 今シェルタンに手紙渡すロールして来たよ! ってシトゥラPLに報告をしておいたので。 お楽しみに。 (-245) 2021/06/01(Tue) 2:42:46 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 演者 シェルタン「……よかった シェルタンがそう言ってくれて、うん…よかった。」 手紙を渡すのは、これで『二人目』だ。 見る気になれないと言われる覚悟もしていたけれど だって、イクリールにはもう、彼等の間柄を知る術が無いから。 それも受け入れるつもりではあったけれど。 皆が手紙を、シトゥラの事を知ろうとしてくれる事に やはり安堵を覚えてしまうのだ。 「あ……そうだわ、シェルタン。 メレフと、それから…カストル。 わたし、まだ姿を見ていないのだけれど…」 いそうな場所に、心あたりはないかしら。 封を開く彼を見上げて、そう問うた。 イクリールは、今日も食堂には顔を出していない。 だから、知らないのだ。二人に起きた事を、何も。 (-247) 2021/06/01(Tue) 2:51:34 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 演者 シェルタン/* 豪華客船組は本当にかわいそうだと思う。 まだ転覆せずに済みそうですか? 壁打ちなら聞きますよ。 (-248) 2021/06/01(Tue) 2:52:22 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 『一番星』 スピカ「────スピカ!」 森を散策するあなたにぱたぱたと歩み寄る 少女の声はそれほど張り詰めたものではなかったけれど 呼び掛ける為か、いつもよりは少し大きなものだった。 「よかった、ここにいたのね… 『いない子』は……見つかった?」 ふう、と一つ息を整えて、 それから要件を口にした。 カストルとポルクスと、それからメレフの姿が見えないのだけれど。 自身の見てきたものを、そう続けて。 その腕には、誰かからの手紙が抱えられている。 (-312) 2021/06/01(Tue) 14:45:36 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 『一番星』 スピカ「………そう… ううん、でも、そうね。探すしかないわ。 だってみんな、『いないはずがない』のだもの。」 スピカの言葉に、一度目を伏せた。 けれどすぐに首を振って、また前を見る。 進もうとしなければ進めない。簡単な事だ。 「あ……ええと、そう、シトゥラから… 手紙を、預かってきたの。スピカにって… スピカが嫌でなければ……読んであげてほしい」 それから、スピカの問いにそう答えて、 これまで何度もそうしたように、おずおずと手紙を差し出した。 (-319) 2021/06/01(Tue) 15:21:15 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 『一番星』 スピカ/* どうも業の配達人です。 あいつ訴えたら勝てる気しかしなくなってきました スピカが手紙を読む事を選ぶ場合、 その事を中澤がシトゥラPLへ伝えて、その後に 手紙の内容がシトゥラの方から秘匿にて開示されますので この場では受け取るだけ受け取って 内容は後で読む感じのロールにするのがよいと思います。 (-320) 2021/06/01(Tue) 15:23:45 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ/* スピカからも手紙の内容開示請求入りました。 多分今夜にかけてかなり色々大変だと思いますが まあ、それだけ愛されてるって事ですね。 くれぐれもあまり無理をしない程度に。 引き続き中澤には返信不要ですよ〜 (-323) 2021/06/01(Tue) 15:38:27 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 『一番星』 スピカ「……スピカがそう言ってくれてよかった。」 確かに届くべき先へと届いた手紙に、安堵の息を吐く。 手紙を宛てられた生徒達は、皆それを受け取ってくれた。 その事が、自分の事のように嬉しかった。 確かにシトゥラに歩み寄ろうとしてくれる人が居るのだと。 「じゃあ、わたしはもう行くわね。 カストルも、ポルクスも、それからメレフも… 『みんな』を探しに行かないと」 わたしも無理はしないから、スピカもどうか、無理はしないで。 そう言って、いつものように微笑んで それから小さく手を振って、イクリールはその場を後にした。 (-325) 2021/06/01(Tue) 15:44:44 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 『一番星』 スピカ/* 今しがたスピカに手紙渡すロールして来たよ! ってシトゥラPLに連絡を入れておいたので あとは手紙の内容開示をお待ちください。 業深い爆弾を受け取ってくれてありがとうございました。 (-327) 2021/06/01(Tue) 15:46:48 |
【墓】 夢の続きを イクリール「カストル、ポルクス、それにメレフ…… どこにいるの…?」 携えた想いは、あと二つ。 届くべき先も、あと二つ。 或いは、屋上? 或いは、園芸同好会の花壇? 或いは………… たとえやみくもでも足は止めない。 声を上げる事を、手を伸ばす事を諦めはしない。 大人に何度窘められようと、 傍から見れば気味が悪い程に優しく宥め賺され、諭されようとも。 その度に、我儘を言って屁理屈を捏ねた。 イクリールは大人にとって『都合の良い子』だったけれど だからといって別に、良い子でなんかなかったのかもしれない。 初めから。 (+57) 2021/06/01(Tue) 17:06:25 |
イクリールは、カストルとポルクス、そしてメレフの姿を探している。届けるべきものの為に。 (c81) 2021/06/01(Tue) 17:07:09 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 迷子 メレフ「────メレフ、」 「どこにいるの」 「メレフ」 或いは屋上、 或いは中庭、 或いはあなたの自室、 或いは…… 「──メレフ!」 あなたを探すその声は、あなたの元に届くだろうか (-344) 2021/06/01(Tue) 17:40:54 |
【墓】 夢の続きを イクリール>>@9 『カストルとポルクス』 「──ああ、よかった、ここにいたのね… ……この間?」 二人に謝られるような事をされただろうか。 記憶を手繰り寄せても思い当たる節は無くて、 それでも謝りたいという気持ちは受け入れたくて。 差し出された花を、素直に受け取った。 「……ありがとう、カストル。それからポルクスも… わたしも、あなたたちに渡したいものがあるの」 それから一歩、イクリールは歩み寄って その小さな手に持っていたものを、『二人』に差し出した。 (+58) 2021/06/01(Tue) 17:53:10 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 鏡の前の ポルクス──それは『カストルへ』と宛てられた一通の手紙だった。 宛名の文字から、イクリールによって書かれたものではない それは確かな事だとわかる。 「…シトゥラから、少し勝手だけど…預かってきたの。 もし、二人が嫌でなければ…わたしは、読んであげてほしい」 おずおずと差し出されたそれを受け取るかは、 きっと、二人の自由だ。 (-350) 2021/06/01(Tue) 17:53:42 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 鏡の前の ポルクス/* どうも業の配達人です。 皆で絶対学級裁判起こそうな。 手紙を読む事を選ぶ場合、 その事を中澤がシトゥラPLへ伝えて、その後に 手紙の内容がシトゥラの方から秘匿にて開示されますので この場では受け取るだけ受け取って 内容は後で読む感じのロールにするのがよいと思います。 (-351) 2021/06/01(Tue) 17:54:49 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 迷子 メレフ少女はずっと、ぱたぱたと忙しなく駆け回っていたけれど 確かに名前を呼ばれれば、弾かれたように振り返った。 「よかった…ここにいたのね。 ごめんなさい、メレフ…今は忙しいかしら」 でも、と言葉を続けて、 それから、ずっとその腕に大事に抱えていたものを 今まで何度もそうしたように、やはりおずおずと差し出した。 「…シトゥラから、手紙を預かってきたの。 メレフ宛てのものよ。だから…」 もしメレフが嫌でなければ、読んであげてほしい。 遠慮がちに、それでも確かな意思を込めてそう続けた。 『わたしたち』だって、この手紙だって 今も確かに『そこにある』のに 誰に読まれる事も無く忘れ去られるなんて、 そんなのは、あんまりな話だから。 (-354) 2021/06/01(Tue) 18:01:28 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 迷子 メレフ/* 予定通り爆弾の配達に来ました。 皆で絶対学級裁判起こそうな。 手紙を読む事を選ぶ場合、 その事を中澤がシトゥラPLへ伝えて、その後に 手紙の内容がシトゥラの方から秘匿にて開示されますので この場では受け取るだけ受け取って 内容は後で読む感じのロールにするのがよいと思います。 (-356) 2021/06/01(Tue) 18:02:39 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 演者 シェルタン「そう……わかったわ。それだけでも十分よ。」 そう言って、やはりイクリールもいつものように微笑んだ。 声色には少しばかり残念そうなものが滲むかもしれないけれど 変わらずその表情に陰りは無い。 「じゃあ、見つけたら教えるようにするわ。 わたしも無理はしないようにするから… シェルタンも、無理はしすぎないでね。」 無理をするなとは言えるわけもなかった。 少しくらいの、或いはもっと多くの無理だって この場所を、このギムナジウムを きっと『みんな』が好きになれるような場所にするには。 それくらいはしなければならない事は、わかっているから。 それから、イクリールはもう一度シェルタンに笑い掛けて それから、小さく手を振ってその場を後にした。 (-359) 2021/06/01(Tue) 18:09:29 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 迷子 メレフ「……ありがとう、メレフ あなたが…みんながそう言ってくれてよかった。」 微笑んで、まるで自分の事のようにも謝意を示す。 だって、本当に嬉しかったのだ。 それがどんな理由であろうと、 それを知る事でどんな思いを抱く事になろうと それでも、今こうしてシトゥラの想いを知ろうとしてくれた事は 決して無かった事にはならないはずだから。 「…そうね。ただ、わたしが届けたかっただけよ。 でも…きっと、誰かのために何かをするって、そんなものよ。」 携えていた紙束達は、今や随分とその数を減らしている。 残りの手紙は、あと一つ。 わたしは、もう行くわね。 そう言って、メレフに小さく手を振ってその場を後にした。 (-364) 2021/06/01(Tue) 18:31:31 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 迷子 メレフ/* カストルポルクス達と並行しての対応になったので 手紙読んでもらえるよ報告もそちらと纏めてになると思います! 一本満足の左腕も不満足になってしまったようですから のんびりお待ち頂ければと思います。 更新迫っててもうのんびりしてる場合じゃないですけど。 (-366) 2021/06/01(Tue) 18:35:13 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ/* メレフ、それからカストル(ポルクス)にも 手紙を読んでもらえるようなので、 それぞれにそれぞれの手紙の内容を開示してあげてください。 でも左腕はお大事に。 こちらからの連絡は以上です〜 (-368) 2021/06/01(Tue) 18:39:56 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 鏡の前の ポルクス「カストルは、今は……そう。 じゃあ、あなたはポルクスなのね。」 間違えてしまってごめんなさい。 少し寂しそうに微笑んで、それから素直に謝罪を口にした。 イクリールは、あなた達双子の事情を知らない。 それでも、これから少しずつでも知りたいと思っている。 今すぐにとは、行かずとも。 「よくなかったなら、よくないと そう書き忘れてしまったシトゥラが悪いのよ。 …もし、ポルクスが、一人で読むのはこわいなら。 それならわたし、つき合うわ。」 預かっていた手紙は、これで最後。 ずっと手紙を届ける為に ギムナジウム中を駆け回っていたのだから。 ここで休憩するのも、悪くはない。 (-371) 2021/06/01(Tue) 18:54:10 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 鏡の前の ポルクス/* この爆弾届けた先が軒並み壊れていて 届けておいて何ですけど本当に可哀想。 ともあれ読むって言ってくれたよ〜と連絡はしてきたので もう内容届いてるかな、これからかな。 どちらにせよお楽しみください。がんばって。 (-374) 2021/06/01(Tue) 18:57:17 |
イクリールは、全ての手紙を届け終えて、そして受け取った。それから、まったくもう、とだけ呟いた。 (c83) 2021/06/01(Tue) 19:01:22 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ今の自分にも届ける事ができそうな 幾つかの宛名の手紙を届け終えて、その後。 イクリールはもう一度だけ、シトゥラの部屋の前を訪れた。 今の自分には届ける事はできないと判断した手紙は、 未だドアノブに掛けられた紙袋の中にあるそれは 自身が立ち去った時よりは、 その数を減らしていると良いのだけれど。 そんな願望を胸に、それでもそれを確かめる事はしなかった。 「………シトゥラ。わたしきっと、約束を守るわ それがいつになっても…絶対に」 だってまだ、あなたに言いたい事がうんざりする程にある。 イクリールはもう俯かない。 その表情は、以前にここを訪れた時よりはずっと晴れやかで。 イクリールは信じている。 自分達が、確かにより良い明日に信じている事を、ずっと。 それから、誰も居ない部屋に背を向けて 振り向く事無く、その場を後にした。 (-377) 2021/06/01(Tue) 19:35:16 |
【独】 夢の続きを イクリール消灯時間の少し前。 やはり今日も、自室で机に向かって手紙を綴る。 ギムナジウムに来る以前は手紙ではなく、 普通に、単なる日記を書いていた。 それは誰に言われるでもなく始めた事だった。 もしかすると、心の何処かでわかっていたからかもしれない。 自身がいつかは全てを忘れてしまう事を。 (-383) 2021/06/01(Tue) 19:52:45 |
【独】 夢の続きを イクリール数年毎に、定期的に記憶を失ってしまう。 それが、イクリールが生まれながらに抱える『問題』だった。 最初の喪失は彼女が3歳の時。 その次は6歳、そしてそのまた次は9歳。 そして12歳を迎える今年の冬、四度目の喪失が訪れる。 イクリールは、自身の『問題』を認識していない。 覚えていないのだから当然だ。いつかは気付くかもしれないけれど。 そして、大人達もそれを積極的に『治療』しようとはしていない。 だって、そのままであった方が大人にとって 常に『都合の良い人間』として整形できる。 治療する事ができれば、確かに名声には繋がるだろうが。 (-384) 2021/06/01(Tue) 19:53:37 |
【独】 夢の続きを イクリールけれど、それでも。 イクリールは『それまで』を忘れてしまう度に、 それでも何度だって『みんな』の事を好きになって来た。 たとえ記憶を失っても、言葉を失う事は決して無かった。 たとえ記憶を失っても、 母に習ったピアノの弾き方を忘れた事は無かった。 たとえ記憶を失っても、 イクリールという人間の形は変わらなかった。 イクリールは変わらない。 恐れるものなど何も無い。 これまでも、そしてこれからも。 (-387) 2021/06/01(Tue) 19:54:28 |
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