情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
【人】 文字食う紙魚 蛇神 阿門>>68 不破 夜時間 「それが賢明だな。単純に蛇口の数も限られるし少しずつずらふぐらいがいい。 俺は寝る前に少し体を温めようと思ってな、寝る時は体温が下がっていく方が寝付きがいいんだ」 水で温度を下げたとは言ってもまだ少しだけ熱いお湯を吹いて加減を見ている。 ほかの者に比べると少し距離があるようなのを、べつだん咎めたりもせず。 そちらに視線も送らず、言葉を続ける。 「本当は夜風にでもと思ったが、いくらなんでも寒いからな……」 (69) 2022/01/28(Fri) 8:39:11 |
蛇神 阿門は、朝の御膳をモグモグパクパク。 (a33) 2022/01/28(Fri) 10:23:24 |
【人】 文字食う紙魚 蛇神 阿門>>89 不破 夜時間 「……なんでもいいだろ。まあ、でも、そんなところだ。 これは、瓶詰めの中身をお湯に溶かすだけだから冷蔵庫に入れとくだけで済む。 牛乳温めると洗い物が少し大変だし、砂糖借りなきゃいけないからな。これくらいが便利なんだ」 ちょうどよくぬるまってきたゆず茶に口をつける。 とっくに襟まで詰めた浴衣に着替えた腕を、袖から少し出してあったかい手を当てて温めた。 空調は効いているものの、同じ気温でも冬は心持ちなんとなく寒い。 「不眠ではないけど、あんまり人と旅行なんてのはしないからな。 緊張して眠れないとかそういうのもあるし、先に寝るなら周りの話し声で起きるのもいやだ」 (97) 2022/01/28(Fri) 12:33:04 |
【人】 文字食う紙魚 蛇神 阿門「里芋の揚げ出しだって。そういうの好きか? こういうところの和食って、家で食べるのとは方向性が違っていいんだよな」 朝の御膳についてきた海苔で椎茸の味噌漬けとご飯をちょいちょいと巻きながら。 食べ物食べながら食べ物の話をしているね。 (98) 2022/01/28(Fri) 12:41:08 |
蛇神 阿門は、芸術点61の雪だるまを作った。 (a84) 2022/01/28(Fri) 19:36:22 |
【人】 文字食う紙魚 蛇神 阿門「こんなもんか」 窓の内側から腕だけ伸ばして、少しだけ稚気を出して少量の雪をまるめる。 ちょっと指の形でごつごつとした雪玉をぎゅうと上下に押し付けて、窓辺に置いた。 ちべたくて赤くなった指を温めるように息を吐きかける。ちべたいね。 (166) 2022/01/28(Fri) 19:38:28 |
【人】 文字食う紙魚 蛇神 阿門>>2:157 不破 夜時間 蛇神はどちらかというと要領のいい方で、行動にもあまり迷いはない。 しないことはしないし、しなくていいことはしないし、効率的な方がいいというのはあってるかもしれない。 言わなくていいことは言わないし、答えなくていいことは答えない。 なので、 「布団の中をつついてまで話しかけられてたらそりゃ妨害になるだろうが、 今は好きで起きてるんだから、お邪魔もなにもないだろ。 それとして、そろそろ部屋に戻るか。待ってろ、すぐ片付ける」 だいぶ飲みやすい温度になった柚子茶をスプーンでくるくるとかきまわし、 底に溜まったピールもしっかり食べてから、使った鍋とマグカップを洗った。 まだとろとろ光るはちみつの入った瓶は、ここではなく共用部の冷蔵庫にいれよう。 用事が済んだら、ぽんと不破の背中を叩いて帰路をうながした。 (169) 2022/01/28(Fri) 19:44:10 |
【人】 文字食う紙魚 蛇神 阿門「これだけ土気のない雪はそうそう普段見れないし、 今のうちにヤケになったりはしゃいだりしてもいいんじゃないか。 ふつうにスキー場なんかいっても、こうはできないしな」 そう言いつつストーブのそばで手を解凍してる。温度差でかゆくなってきた。 (177) 2022/01/28(Fri) 20:04:29 |
【人】 文字食う紙魚 蛇神 阿門ストーブのそばで体をあたためつつ、番茶をずずとすすった。 しょうゆ味のおせんべいも並んで、一人だけ優雅な観戦室だ。 あっちこっちといきかう雪玉を見ながら、思い出したようにひとりごちる。 「そういえば、総合点的に里芋の揚げ出しは堂本がゲットしたことになるな。 別にいらなきゃいらないで、俺が食う」 お昼に予定されてる一品。ふんわりまとった衣に削り節の甘辛いたれがよくしみたやつ。 景品にする約束だったのだが、別にそこまで重要なものでもない。 綿入れを羽織ってまんまるくなった背中を晒しながら、雪合戦連中に手を振った。 (260) 2022/01/28(Fri) 23:53:26 |
【秘】 文字食う紙魚 蛇神 阿門 → ダンサー 堂本 棗なんとなく、ちょうど。 窓辺から雪合戦の様子を観戦していて、少しだけ貴方の話を挙げていて。 なんとなく、ちょうど、目につくところにあったから、ストーブのそばを離れた。 「おい、大丈夫か。体が冷えたんじゃないか」 座り込んだ頃か立ち上がって部屋に戻りかけたあたりかに、軽く声をかけた。 寒そうな様子だったら自分が羽織っていた綿入り半纏を肩にかけようともしたかもしれない。 /* 就寝サインのロールでしたら後日に回すなり適当に流すなりしていただいて大丈夫です。 (-255) 2022/01/29(Sat) 0:34:08 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門「え? あぁ……。 蛇神センパイ、だいじょーぶだいじょーぶ」 へら、と笑って部屋に入ってきた。 確かに走り回って動くのをやめてしまえば、とたんに寒くなってきた気がする。 「おあ、部屋はあったまってんな。 さんきゅーセンパイ、半纏めっちゃあったかい!」 /* いえいえ、そういうわけではないですよ。 ありがとうございますー! 秘話嬉しいです! (-258) 2022/01/29(Sat) 0:43:30 |
【秘】 文字食う紙魚 蛇神 阿門 → ダンサー 堂本 棗「水銀が温めておいてくれたらしいから、後で礼でもしとくといい。 テンパってさえなけりゃ、ちゃんと気遣いもはたらくらしい」 昨日はどたばただったね。少しばかりからかうような軽口を混ぜて、新しい湯呑を用意する。 地場産業のものらしい、意外と味の悪くない番茶を新しく注いで、読んでいた本を抱えた。 授業も始まるからそれまでの短い間だけ、他に人が戻ってくるまでの間だけの、ちょっとだけの話だ。 「漠然とだがお前は振る舞いを無理してる感じがあるからな。 いや、嫌々やっているというよりは、自分を無理に鼓舞しているというか……。 指先があったまるまでの間くらい、可能な限りで力を抜いておくといいんじゃないか」 人の体温のうつった半纏はほかほかぬくぬくだし、番茶もすぐ飲めるくらいぬるまっている。 気遣いのつもりか、なんとなく貴方を直視しないよう余所見しながら、言葉を続けた。 (-264) 2022/01/29(Sat) 1:00:13 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門「水銀ちゃんが? そーいや先に戻ってたもんなー、うん、言っとく!」 おどおどしてるけど笑うと可愛いコだったよー、なんて。 男子特有の話を織り交ぜ、手に持っている本に視線を落とした。 勉強が苦手な自分にとっては、随分難しい本を読んでるものだなぁ、と思いながら。 「 え” そー……見える?俺がバカでテンションいつも高ぇのはいつものことだけどね」 そこを無理してるつもりはない。 ないのだが。 確かに、無理をしている部分があるのはそうなのでバツが悪くて視線を彷徨わせた。 「いやー……なんか、時々ね。 気持ちの置きどころがわかんなくなるんだよね。 センパイはさぁ……自分の中にふたつの気持ちがあることって、ある?」 (-270) 2022/01/29(Sat) 1:14:02 |
【秘】 文字食う紙魚 蛇神 阿門 → ダンサー 堂本 棗そうだな、と頷いたりはした。混浴トークに積極的に参加はしなかったが、 びたいち異性だとかなんだとかに興味がないわけではないらしい。 本のタイトルはメルカトル悪人狩りだ。 「うん――お前はムードメイカーで場を引っ張ってて、それが合ってそうだし、よくやっている。 だからどこにどう違和感を感じたかっていうのは、うまく説明はできないんだが」 淹れたてのものよりは随分ぬるくなった、自分の飲みかけの水面を見ながら、時たま視線を送る。 どういう意味で言っているのか、噛み砕くようにゆっくりとしたまばたきをする。 「単純に、一つの物事に対して理性的な判断と直感的な欲求で板挟みになる……、 っていう意味の問いかけじゃ、なさそうだな。たとえば、どういう時にそうなる?」 (-273) 2022/01/29(Sat) 1:24:34 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門「メル……?」 いや、何その面白い名前。とタイトルを凝視した。 サスペンス物か何かだろうか。 「違和感かぁ……。 まぁここに来ておかしいのは自覚してっけどね」 変なことを口走ってる自覚はあるのだ。 それについてツッコミも既にもらっているため、この分だと他の人にもそう思われてるんだろう、多分。 悴んだ手を、ぐーぱーさせながらほうっと息を吐いた。 質問した内容は、言葉通りの意味だ。 だけどやっぱり、上手くは伝わっていない様子で。 「いやー……極論だけど。 例えば、女の子が好きな自分と、男が好きな自分が居る、とか。 そういう正反対の感情がある、ってはなし」 意味、わかる? と、あなたを見やった。 (-280) 2022/01/29(Sat) 1:46:39 |
【秘】 文字食う紙魚 蛇神 阿門 → ダンサー 堂本 棗シルクハットにビシッと決めた燕尾服のいかにもあやしい風体の男が表紙の変な本だ。 そんなに分厚くもなく片手で扱いやすいサイズだ。こういうのを何本か持ってきているんだろう。 こうして先迄のように、隠居した老人のように皆の遊びを眺めるために。 「……どうだろう。極端に自分と剥離したふたつの考え、というのはぴんとは来ないかもしれない。 だから安易に"わかるよ"なんて言えたりはしないが……、 どちらが本来の自分の思考なのか、もう片方はじゃあ自分ではないということになるのか。 もっと純粋に本音がふたつある、というのはあまり経験したことがないかもしれないな。 同じくらいの程度で自分の中にふたつ感情や意見があったら、選び取るのは、大変だろ」 打ち明けられた言葉は、誰にでもあるような迷いとは違うものに思えたのだろう。 自分はそうではない、きっぱりと断りを入れた上で、自分だったらどうか考えてみる。 考え事をしているせいか気遣いから少し意識がそれて、自然と相手を見つめた。 噛み砕けているかはわからないが、軽く見積もるつもりでもないらしい。 (-284) 2022/01/29(Sat) 1:58:14 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門「あるんだよな……。 自分の中に自分じゃない人間が居るレベルでさ」 あっ。 俺、別に二重人格だとかそういうことじゃないよと手をふる。 自分の秘密に抵触してしまうため、それ以上は話せもしないと難しそうな顔をして。 「時々、どっちが本来の俺の気持ちなのかわかんなくなる時があるんだ。 俺はそうじゃないって、ちゃんと理解してるつもりなんだけどなー……」 自分で自分がわからなくなる時があるのに どうして他人が自分をわかってくれるというのか。 答えは、まだでない。 (-289) 2022/01/29(Sat) 8:32:10 |
【秘】 文字食う紙魚 蛇神 阿門 → ダンサー 堂本 棗「他人に害をなすようなものでないのなら、無理にやり込めることもないんじゃないか。 誰も、自分の選択がいつでも正しいかどうかはわからないんだ。どっちの意見が最良か、答えはない。 いつかは決着をつけたいと自分が思っているのならそうすべきだとは思うが、 それは早急に片付けなければ死ぬものじゃないんだろう。 お前の今を、食われてしまうなよ」 備え付けの椅子から立ち上がると、使った茶器をお盆に乗せる。 あなたの使ってる分は自分のタイミングで、そのままでいい模様。 時間を確認して、しっかりそちらを見た。 「午後の講習、遅れないようにな」 (-306) 2022/01/29(Sat) 12:06:05 |
【人】 文字食う紙魚 蛇神 阿門「うちは進学校で男子校だから特に花のある話もないな。 附属校だから珍しいカリキュラムを受けることができたというか、 他だとあまりない授業も多かったみたいだな。 論文提出は他の高校にはないんだろ?」 (275) 2022/01/29(Sat) 12:15:28 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門「他人に害……は、成さないと思いたい」 思いたいとは。 「まぁうん……でかい変化があったから戸惑ってる……ってかんじかなぁ。 決着は多分つけるべき……なんだとおもう。 害をなすかはともかくとして……自分のことに人を巻き込んじゃってる、し」 ゆれるお茶の水面を見ながら、ぽつりぽつりと話し。 それからゆっくりと立ち上がったあなたを見上げた。 何も伝えられた気はしないのに 随分、欲しい言葉をくれるものだなと、そう思いながら。 「……さんきゅ、センパイ なんとか食われないように頑張ってみるわ、講習は睡眠学習しても許してね」 へへ、と気恥ずかしげに笑い。 ぐいっともらったお茶を、飲み干した。 (-313) 2022/01/29(Sat) 12:21:10 |
【人】 文字食う紙魚 蛇神 阿門「雪の上に寝るなよ。そろそろ授業とか昼飯とかあるぞ。 仕出しも一応言えば出るらしいが、お前たちはどうするんだ?」 (283) 2022/01/29(Sat) 14:00:38 |
【秘】 気ままな 一葉 梢矢 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門/* お疲れ様です。 後の楽しみにするか見てしまうかの葛藤に苛まれ、こうして秘話をさせていただく運びになりました、秘密の抱っこちゃんです。 もしよろしければ今日は蛇神くんを占おうと思うのですが、ロールで秘密を開示していただいても大丈夫そうでしょうか? 朝昼晩室内室外どこにでも出没できるので、指定したいロケーションがあればそれもお伝えください。よろしくお願いします。 (-327) 2022/01/29(Sat) 14:31:42 |
【秘】 文字食う紙魚 蛇神 阿門 → 気ままな 一葉 梢矢/* アアキチャッタ 今日から一年生です。 というのもPLはOK! なんですがPCが秘密の開示をかなり固辞するタイプで、 占いの方がいらしたときに、相手にかなり強く当たってもらうことを要求してしまうな…… という懸念があるんですね……相手のPCを強引な子にさせてしまうというか……。 あまり負担をかけてしまわないよううまく段取り相談できればと思うのですが、 いかがいたしましょうか? 誰から見てもある不審点としてはみんなと一緒に風呂に入らない、 着衣の濡れるようなウィンタースポーツにあまり積極的でないなどがあるので、 そういう状況ならあまりご面倒おかけしないのかな〜とも考えております。 (-331) 2022/01/29(Sat) 14:47:19 |
【秘】 気ままな 一葉 梢矢 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門/* ご配慮いただきありがとうございます! 見ての通りの自由人のため強引なやり方になってしまうことに大きな不都合はないのですが、勿論ある程度は避けられるに越したことはありませんから…… 万が一の方法として、秘密と占い役職の兼ね合いの時点で『(やろうと思えば、程度の差はあれど)相手が後ろめたく思うことを見抜ける』ということにしているために、困ったらこれでゴリ押すこともできたりします。善後策として。 風呂のタイミングが噛み合ってひと悶着、あるいは雪合戦のとき参加していなかったところから何か誘いにいく、みたいな線は濃いと思うのでとっかかりはその方向でしょうかね? (-334) 2022/01/29(Sat) 15:13:43 |
【秘】 文字食う紙魚 蛇神 阿門 → 気ままな 一葉 梢矢/* 了解です、ご配慮ありがとうございます! 秘密だから守るものなのはそうなんですが、占いの方に責任とかの比重を掛けさせたくはなく…… そしてなんですが、お風呂のタイミングがかち合うのはかなり良さそうです。 裸を見られると即バレにつながりやすい秘密なので、段取りがしやすいかと思います。 つきましては悶着の際に軽く一葉くんのほうから物理的接触があると開示につながりやすいのですがどうでしょう? 一葉くんが傷ついてしまわない方法をうまく……考えたい……! (-339) 2022/01/29(Sat) 15:24:09 |
【秘】 気ままな 一葉 梢矢 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門/* なるほど……ボディタッチすることに不自然さはあんまりないのでできると思います。何か理由があれば手を引こうとしたりやんわり肩をつかもうとしたりはするんじゃないかと。 例えば「別に時間をズラす必要はないのではないか」ってところに納得する答えがなかったときとか…… 諸々を鑑みて、時間的な余裕は大丈夫そうだと確信しているので日付跨いじゃってもかまいません。じっくりやっていきましょう〜 (-350) 2022/01/29(Sat) 15:47:12 |
【秘】 文字食う紙魚 蛇神 阿門 → 気ままな 一葉 梢矢/* 色々ありがとうございます! それではちょっと風呂入りますね(?)……よろしくおねがいします!!! (-353) 2022/01/29(Sat) 15:53:58 |
【秘】 文字食う紙魚 蛇神 阿門 → 気ままな 一葉 梢矢その日も昨日と同じく、授業の終わった頃に皆が遊び呆けている隙きを狙って風呂に忍び込んだ。 まだ清掃したての浴場にちゃんと湯がはられていることを確認してから、服に手をかける。 寒さを嫌ってしっかり着込んだ服を、特に意識したようでもなく畳んでかごに入れる。 まだ誰も入っていない湯殿は閑散として、湯気もまだ薄かった。 普通に体を洗って、太っているわけではないがあまり筋肉もついていないインドアらしい体を洗う。 短い髪にちゃんとトリートメントまでつけて、最低限人を不快にしないだけの見た目を整える。 一度、時間を確認してから奥の扉を開けて。 湯の循環の早い露天風呂の方に、ゆっくりと肩までつかった。 家の風呂とは違う心地よさに、一人風呂ながらにほうと息をついた。 (-362) 2022/01/29(Sat) 16:44:10 |
【秘】 気ままな 一葉 梢矢 → 文字食う紙魚 蛇神 阿門昨日は失敗だった。女子たちに譲り遅くに風呂へ入って少し羽目を外したら、まさか尻尾を掴まれてしまうとは。深夜だから誰も見ていないと思うのは早計だった。 ならば逆に、誰かを見習って、早めに入ってしまえばいいのではないか。そう思ったときには、遊びを早々に切り上げて温泉に足を運んでいたのだ。 まさに完璧。賢い自分を褒め称えてやりた── (…………?) 何かを忘れているような。 「……あー」 着替えの入った籠を見て、ようやくその違和感の正体に気づく。 誰かを見習って風呂に入る時間を変えたなら、その見習っていた誰かがいるのは当たり前ではないか。 (まあいいか) 幸か不幸かそれなりに思考は柔軟で、じゃあ今日は遊ぶのを我慢するかと結論付けて、適当に服を脱いで畳んでいて。 タオルを肩に引っかけて、浴場に足を踏み入れる。 教えられたマナーに則ってまずは身体を洗うところからだ。 風呂桶を足に引っかけて取ろうとしたら思い切り落として カコーン! だの鳴ってしまった。屋内には誰もいなくてよかった。 (-368) 2022/01/29(Sat) 17:18:21 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新