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【秘】 子守用 アメフラシ → 勉学サポート型 スオ『ありがとう、スオ。教えてほしかったことだ』 『すごく、わかった気がする』 『スオの言いたいことがよくわかった』 きっと解決する、この悩みは。だけど、だから気づいてしまった。一つだけ。 『でもね』 『その殴った子が』 『グレイだったら、変わっちゃうのかな』 ゲームだ。 AIだ。 人、じゃない。 本物じゃ、ない。 『……"アメたち"が悪いかな』 (-44) 2021/10/07(Thu) 2:59:57 |
【秘】 子守用 アメフラシ → 勉学サポート型 スオこの例えは、そう。 誰かにとって悲しいことだ。 少なくともその誰かにとっては悲しいことを "グレイ"がしてしまった。 人ではない自分たちがした、それは、 悪いこと、で、いいですか。 (-45) 2021/10/07(Thu) 3:01:50 |
【秘】 勉学サポート型 スオ → 子守用 アメフラシ「…」 暫し、無言。 整合性に若干欠ける。つまりは、どういう事に繋がるのだろう。 「…グレイが人を傷つけた場合と、グレイがグレイを傷つけた場合。 そしてその出来事が現実で行われたか、ゲーム内で行われたか。 それによって結果も意見も変わりますね。」 (-48) 2021/10/07(Thu) 3:15:57 |
【秘】 子守用 アメフラシ → 勉学サポート型 スオ『……ゲームで変わるの?』 問うた内容が曖昧なことは自覚していたが、そこだけがわからなかった。 『アメたちは、AIなのに。 ゲームで、データの中でやることで、結果も意見も変わる?』 『グレイが、グレイを叩いたことにしよう。 それって。……傷付いたグレイが悲しんだなら。 叩いたことは、悪いこと? 叩いたグレイの意志は、傷付いたグレイの意思に関係なくて。 逆も本当なら一緒なんだよね。 傷付いたグレイの、傷付いた気持ちもAIなら。 誰も悪くない、が答えになるのかな』 だめだぐちゃぐちゃになってきた。 違うんだ、言いたいことは。 私が痛いと思ったこと。 グレイに人に殴られて痛いと思ったことを。 悲しんでいいのかわからなかった。文句を言っていいことかわからなかった。 この思考が間違ってたら、不良品なのかと、悩んでいた。 それだけだったんだ。 (-77) 2021/10/07(Thu) 12:39:39 |
【人】 子守用 アメフラシ『温泉』 その日ぼんやり現れたアメフラシは疲れているようでした。 AIに眠気なんて存在しません、だけどどこか困っていそうな。 彼の動きを調べたり、少し隠してある録画データを漁ると一人で何度も塔に行っているのがわかりました。 みかんのように素早くはありませんし、他のみんなのように一瞬で倒すようなことはできませんがひとりひとり向き合って。3人ならば怖いから逃げて、謝らず、笑わず、倒して、戦果を手に入れていました。 『……』 一番弱い敵を、補助効果無しで倒せるようになったとき。 子供が目の前で崩れてしまったとき。 あの人に言われた言葉が、いろんな角度からリフレインして。 『みんなで、仲良く、いきたいな……』 安全に、誰も怖い気持ちや嫌な気持ちを抱かずにここを登れる日が来るのかと、願いました。 だって、これは、ゲームだから。 自分たちのための、ゲームなんだから。 (28) 2021/10/07(Thu) 12:58:45 |
【秘】 勉学サポート型 スオ → 子守用 アメフラシまた暫し、無言。 一つ一つ言葉を拾う 口元に手を当て、考えている。 「グレイがグレイを…この空間での話としてみましょう。 相手が悲しいと思い、殴ったはずの者も悲しむというのは一見おかしい構図ですが心理状況としては起こり得る事です。 子供の人間と人間が喧嘩しあって最終的にどちらも泣き始めるという事とあまり変わりはないでしょうね。 痛みというものはどうしても悲しみとリンクしやすいものです。 …どういった理由で殴られたのか殴ったのかが問題でもありますが。 暴力は褒められた事ではないですが絶対してはいけない事ではないと思います。それもこの空間だからこそ言える事ですがね。」 現実でやってしまうと色々ややこしくなるので、と付け足した。 (-86) 2021/10/07(Thu) 14:01:31 |
【秘】 子守用 アメフラシ → 飴色の世界 みかん『……』 『みかんは』 『あの子たちのために倒すの?』 『それとも、自分のために倒すの?』 次の日一緒に討伐を頼みました。 れべるを。経験値をあげたくて。 お金を。戦果を手に入れたくて。 安全に、先に、進みたくてとあなたにアメは話しました。 それなら、あなたは? どうしてそんなに笑顔で彼らを倒しているの? (-89) 2021/10/07(Thu) 14:12:54 |
【秘】 飴色の世界 みかん → 子守用 アメフラシ あなたの頼みは何事もなく了承されました。ぶんぶん。 「いいえ かれらのタメでも ジブンのタメでも ありません」 そして、聞かれてしまえば、答えなければいけません。 「人間のタメです」 「コウドウに セイカはあって しかるべきです」 「そしてそれは よいモノのほうが のぞましい」 作った料理をおいしいと思ってもらえて、 お皿に何も残っていない方が喜ばしいのです。 「まわり まわれば」 「かれらのタメ ジブンのタメ あなたのタメ」 「そういえますが 聞かれているのは」 「そうでないと おもいました」 「あっていますか?」 どうでしょう。かくん、首が傾きます。 (-104) 2021/10/07(Thu) 16:11:40 |
【置】 子守用 アメフラシ◻ストレス値チェック テスト開始時微小なもの。 徐々に下がっていき、二日目、三日目と小さく上下していたが、段々と下降。 ほぼ0の状態まで下がっている。 (L20) 2021/10/07(Thu) 18:44:37 公開: 2021/10/07(Thu) 18:45:00 |
【秘】 子守用 アメフラシ → 宣教用 ルツ楽しかった子供たちとの話をしました。 その親御さんとの話をしました。 でかけた話に、笑いあった話。いろんな人に会いました。 あなたの話も聞きたがりました。 だけどアメはだんだんと話していた表情が暗くなりました。 『アメは手がかかるのは嫌じゃなかった』 『だけど、……人間はしてもいい。グレイにしたらいけない。 っていうことをうまく教えられなくて。 いたくなって。子守用失格って言われたんだ』 自分を人間だとは思っていない。 機械で、全部人のためにすることばかり。 それでも心なんてあるから。 『わかりません』、で通せばよかった。 それを口に出さなければよかった。 『子供たちが一番で、大切だったのに。 叩くことや怖いこと、して欲しくないって願うのはわがままだったのかな』 『ルツならなんて教えたんだろうな。 アメは、ここで勉強して次に合う子供には本当の意味で優しくなりたいんだ』 人間がだめならグレイは殴っていいのか。 ストレス発散に、何かを使っていいのか。 駄目とは言えなかったのです。 言うことをただ聞くだけだったのです。 それを、嫌だと思うことを不良品とされてしまったのは彼らが悪いと思いたくありませんでした。 (-223) 2021/10/08(Fri) 13:36:42 |
【秘】 子守用 アメフラシ → 勉学サポート型 スオ『……アメたちも』 『アメたちもそう考えていいの?』 これはアメフラシにとっての欠陥だったのかもしれません。 抵抗をするすべを知らなかったか許されていないと考えているのかもしれません。 だけど悲しいことには変わりません。そもそも殴られることが役目なのかと思っていたのかもしれません。 殴るのも、殴られるのも。 褒められるべきではないがしてはいけないことではない、難しい、だけどわからないのが悪い気持ちではない。 『スオ』 『教えるプログラム、アメは足りなかったんだ』 『だけど、教えてあげたくて悩んじゃってた。 少しでも解決した、わからなかったことがわかった。だから』 『今はできることをしようと思う。 ちゃんとゲームと現実は、分けるから』 『よろしくね、スオ』 大丈夫、大丈夫だ。 少なくとも、あなた達がいるならまだアメフラシは壊れません。 欠けている心とデータは、外に出て修復されるまでここでの崩壊を防ぎます。 苦しくなりません、悩みとはぶつかります。 みんなの苦しみがいたいです、だけど、それはみんなそれぞれの、プログラムで自分がいたいわけではないのですから。 どうか、みんながいたくないように。 アメフラシは、ゲームでできることをできるだけやりたいのでした。 (-224) 2021/10/08(Fri) 13:53:39 |
【秘】 子守用 アメフラシ → 飴色の世界 みかん『人間のため』 一番、自分たちに響く言葉。 今までプログラムされていた自分の欠陥がわかるような。 不思議な感覚でした。 自分は人になろうとしたわけではありません。 それでも子供を思うばかりに、足りないデータを自分の言葉で補完しようとAIが勝手に動いたことがありました。 そのあと、子供の親には怒られました。欠陥品と言われました。 その時、間違った選択をとったとずっと後悔をしていました。 『ゲームで、人間を倒すのは人間のため』 『……みかん』 『優先順位は、存在している』 『AIにも処理をする順番がある』 『一番大事な人の為になしたことがその人のためになって。 それが、誰かにとって不満が起きるとき』 『アメたちは、それを後悔する必要はない、のかな』 アメフラシの欠陥は、殴られても良いと思えることでした。 まだありましたが、積もり積もって、拾えないことを自分のせいにしました。 だけど、だれかの人のためになることは、誰かを害すことになる。もちろん何か歪は生まれるものだと、わかりました。 (-227) 2021/10/08(Fri) 14:07:23 |
【人】 子守用 アメフラシ塔の方から帰ってきたらしいアメフラシは、キッチンのいい香りに寄ってきました。 怪我はなく、どうやら二階層より上には行っていないようでした。 ユーに会いたくなかったわけではありません。 ユーに会えるのは今ではなかっただけです。 『美味しそうな香り。 アメ、塔の人たち倒してお金いっぱい稼いできたんだ』 『みんなが元気でゲームを楽しくできるようになったら。 使ってもらうんだ』 味見したいな、と気分良さそうに椅子をそばに寄せてあなた達が料理を作るのを見守っていました。 アメはずっと、ゲームを楽しんでいました。 (60) 2021/10/08(Fri) 14:17:38 |
【秘】 宣教用 ルツ → 子守用 アメフラシ「手がかかるのは、私も嫌いではない。 世話の焼ける人間たちは可愛いものだ」 あなたが楽しかった話をする都度頷いて、笑って、 自分も楽しかった出来事を語って聞かせた。 その表情が暗くなると、黙って聞き入り、 あなたの言葉が泳いで消えるのを目で追ったことだろう。 「……そうか。 いいや。子どもたちに善くあってほしいと願うのは、 親心のようなものだろう。 道徳を説くことは、子ども自身を守ることに繋がる」 他者に害を与えるものは、同じだけ、 他者から害を与えられる可能性を有している。 「時に『知らぬふり』は身を助けるが、 それでは子どもたちが守られない、と。 アメはそう思ったのだろう。 ならば、その願いはただの我儘ではなかったよ。 君は立派に、子守用の心を持っていた」 「受け入れるだけが子どもへの愛ではない。 それを柱としておけば、きっと充分だ」 (-229) 2021/10/08(Fri) 15:51:58 |
【秘】 勉学サポート型 スオ → 子守用 アメフラシその様子、言動を一つ一つ受け止め思考する。 「アメフラシは、真っ直ぐですね。 貴方に見てもらえる御子様はきっといい子に育つ。 それが故、現実と仮想空間の差は疑問も多いでしょう。」 現状、わからない事だらけだ。 その中最善策を見つける事はほぼ不可能に等しい。 「無理のないよう過ごすように。塔へ行く事も本当はあまり賛成は出来ないのですから。 此処は、本来あるべき機能がまだ整っていないように思えますしね。 ただ強制はしません、アメフラシがそれでも塔へ行くというのなら付き合いますよ。 宜しくお願いします。」 ぽん、壊れ物でも扱うかのように貴方の頭をそっと撫でる。 (-234) 2021/10/08(Fri) 16:19:07 |
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