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【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朧げな陽光 守屋陽菜/* 察しがついてるか、聞かれても曖昧に肩を竦めるだけ。 ただ少なくとも“単に異能が弱い”者が対象ではなく、何らかの動物が関係する異能の可能性は考えていた。 最もそこまで知っていても幅が広すぎて対処のしようがない。 ないが、朝の光景が── “面白くない状況” だった可能性にも見えたから、飲ませる相手の候補として見出したのは嘘でもない。「それはなによりで。俺も別に黒幕の長でも何でもない下っ端ですから。そう言う理由があるなら、朝日後輩の異能がそうなるように祈っておきますよ。 だってこう言った薬、市場で出回ると効果が薄まるでしょ? そう言う意味でも今の治験時の状態、ハイリスクハイリターンですから。 まあ……“気をつけろ”と言いたくなる意図もわかりますけどね。別に無理やり俺が口に突っ込ませるわけでもない。 選ぶのはご自身ですから」 彼の目元は常に見えない代わりに、口元に無意識に目が生きやすい。その野獣染みた敵愾心にも近い何かに、何処か既視感を覚えつつも、平静を装って目の前の机に薬を置く。 小さな無色透明の液体が入った小瓶が一つ。経口摂取ようなのか、何かに混ぜるのを想定されているのか。小型容器なのに半分すら量は入ってない。 「そりゃあ助かりますよ。だって、自分の異能嫌いな人、 多いでしょう? 俺だってそうですから」 (-3) 2021/10/31(Sun) 21:04:05 |
【神】 朧げな陽光 守屋陽菜ピンポンパンポーン 『おはようございます 朝の放送です 少しずつ、だけど確実に体育祭が近づいてきました 皆さん意気込みの方はいかがでしょうか? 当日は来賓の方や保護者など、 学園外からのお客様もいらっしゃいます 我が校の名前を背負っていると意識し、 当日まで真剣に取り組みましょう それでは朝のHRに遅刻しないように 今日も一日頑張りましょう』 ピンポンパンポーン (G0) 2021/10/31(Sun) 21:06:58 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜「ああ、そうですね。 こんな異能なんてクソ喰らえって思いますよ 」先輩もですか、と僕は笑う。 生まれた瞬間から身についている個性がコレだなんて馬鹿げている。 せめて他の動物だったら良かったんだけどな。 「話が早くて助かりますね。……で、これですか?」 机の上に置かれた小瓶を僕は見る。 瓶の大きさも小ぶりであれば中身も少量。 無色透明の液体を確認すると、1度手に取って自分の前に置いた。 「飲めばいいんでしょう。 ならさっさと飲みますよ。 経過を観察されますか? それとも関わりがバレないよう、先輩のいないところで飲んで後ほど報告に窺うべきですかね」 (-15) 2021/10/31(Sun) 21:39:09 |
【独】 朧げな陽光 守屋陽菜女はこの騒動を、いやそうなる前の一部始終を見ている。 裸の瞳で、決して逸らさずに。 ぼやけた人間たちとすれ違えばぶつかるし、 腕を振り回した拍子には意図せず殴られたりもする。 小さなアザをつくりながらも、近くで見守っている。 遠くから眺める者たちよりも、 混乱する生徒を牽引する者たちよりも、 彼を止めようとする者たちよりも、 誰よりも近くで見守っている。 「……なりたい自分になれた?」 (-51) 2021/11/01(Mon) 0:01:00 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親「────…………ったく」 保健室。 運び込まれたあなたがベッドに預けられ、 同伴した者たちが漸く引き払った後。 何もない丸椅子から声が響いた。 「────何が、穴は空けないだか」 かちゃり。両手で眼鏡をかける女がそこに居た。 台本を確認しようにも、文字が読めなければ話にならない。 あちこちにアザを拵えて、痛む手でページを捲る。 ぱらり。静かな保健室でそんな音が繰り返し。 「────…………今度こそしっかり休めよ」 (-80) 2021/11/01(Mon) 1:38:09 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 遅れて来た 世良健人「世良ぁ、怪我したから看てくれぇ」 ぽんと背中を叩く感触。 振り返れば同学年の放送部の女が立っていた。 言葉通り、いたるところに打ちつけたアザがある。 「いやぁ、色んなとこにぶつけちまってなぁ 保健室は大変そうだから、世良のとこきちまったわ」 けらけらと笑いながら、袖の裾を捲ったり。 (-85) 2021/11/01(Mon) 1:47:05 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜同伴者たちが立ち去るまでに、目を覚ましたり覚まさなかったりしたことだろう。 聞こえた紙の音に目を開けた僕は、ベッドの中から音のする方を見た。 「……──守屋先輩」 妙に頭が重いのは、異能の副作用だろうか。 身体を起こす気にもなれず、僕は掠れた声を先輩に向ける。 (-89) 2021/11/01(Mon) 1:54:39 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創「悪いね、ちょっと席を外してもらえるかい?」 保健室。 付き添いがあなただけになると、不意に聞こえてくる。 声のする方へと視線を向ければ、何もない丸椅子が。 よぉく目を凝らせば、 女のシルエットが浮かんでくるだろうか? (-110) 2021/11/01(Mon) 3:07:06 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親「────そのままでいいよ」 一瞬だけ視線を向けて、また手元に戻す。 ぱらり。また一ページ。 「……気分はどうだい?」 ぱらり。 (-113) 2021/11/01(Mon) 3:11:56 |
【秘】 何処にでも居る 鏡沼 創 → 朧げな陽光 守屋陽菜「あらら、参っちまいましたねぇ。 こっちも、頼まれちまってる言付けがありやがるんですよ。 用件としては滅茶苦茶簡潔なんで、一言二言話したら 即逃げしようと思っちまってるんですが。 その後じゃいけねぇです?」 /* 青じそさんが寝る前に、お目覚めロールをちょっとやり取りしてしまったので (※ロール終わってませんが、用件としては本当にすぐ終わる類) どうしようかなという顔をしております (-117) 2021/11/01(Mon) 3:25:02 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創「あぁ、そのくらいならお安いごようさ ……じゃあ、しばらく待たせてもらうよ」 「それとも、お喋りしながら待ってるかい?」 不確かな女が笑っている。 そんな風に聞こえる。 /* はい!そちらを優先させていただいて構いません! 後からすみませんね……! (-119) 2021/11/01(Mon) 3:34:06 |
【秘】 何処にでも居る 鏡沼 創 → 朧げな陽光 守屋陽菜「そうですねぇ。時間も勿体ねぇですし」 今も分身している様なものなので、勿体ないも糞もないのだが。 あなたの時間が、と考えると惜しく思える。 「話したくねぇなら、拒否ってくれて構わねぇですが。 守屋先輩は、朝日にどんなご用件がありやがるんです?」 (-121) 2021/11/01(Mon) 3:43:57 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創「なぁに、ずっと見てたからね 可愛い後輩の選択と決断を、褒めてやりたいのさ」 もちろんそれだけではないが、大部分はそんなところだ。 「あぁ、そうだ 今朝の様子は、鏡沼クンから見てどうだったかい? 明確に被害が出そうになったんだ、 何かしら思うところはあったんじゃないかな?」 あなたが対処しようとしているところも見ていたから。 それが、君自らの行動だったらいいな、なんてね。 (-123) 2021/11/01(Mon) 4:03:44 |
【秘】 何処にでも居る 鏡沼 創 → 朧げな陽光 守屋陽菜「選択と決断を、でやがりますか。 つまり朝日は自分から例の薬ってヤツを飲むと決めちまって 守屋先輩は、それを見守ってやがったと。 ……ああ、口調がこんなだから誤解させちまいそうですが 咎める気はまるでねぇですよ」 あなたからの問いに、少し考えて 「そうですねぇ。アレを自分からやったって気付いた今は ちょい感想変わっちまいますが。 簡単に言うと、みんな凄げぇなぁって感じで。 異能抑制アクセやら命やら、ポンポン投げ捨てて行きやがる じゃねぇですか。 解決出来んのが自分の異能だけーって状態ならまだしも バンバン集まって来やがるんですもん。 驚いちまいましたよ」 鏡沼は、急いで駆け付けた訳でも何でもなく ただ、通り掛かった所に人が倒れていて、自分は『本体』 だったから、運ぶ手くらいは貸せそうだと姿を現しただけだ。 自分一人か、ターゲットにされたのが自分だったなら 即座に逃げていただろう。 (-125) 2021/11/01(Mon) 4:22:57 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創「そりゃそうだ 私たちは普通の高校生で、同じ学園の生徒だ この制服を着てる限りは知り合いの範疇なんだ 目の前で、苦しんでいる知り合いがいれば、 手を差し伸べたくなるもんだ」 そこにあるのは、打算じゃなくて勇気だろう。 出来ないことで助けるのは難しいが、 出来ることならば、あとは踏み込めるかどうかだ。 「これだけ、助けようとした人がいた 先輩として誇らしいよ ……もちろん、君も含めてね」 よくやったねと頭を撫でてやろう。 触れた時、少し眼鏡のない素顔が見えた気がする。 (-126) 2021/11/01(Mon) 4:35:39 |
【秘】 何処にでも居る 鏡沼 創 → 朧げな陽光 守屋陽菜「手を差し伸べたくなる、でやがりますか。 ……そんなの、僕にはねぇですよ」 手を貸せそうな場所に居て、手を貸して欲しいと望まれたから。 自分が先に逃げだしたら、楢崎が大事になりかねなかったから。 あの場に留まっていたに過ぎないのだ。 本気で誰かを何かを救いたいなら、打てる手は幾らもあった。 自分は、何もしない事を選んだ。 撫でられる手を、拒みはしない。 いつも通りに微笑んでいるその顔は。 どうしてか少し、泣きそうなものに思えたかも知れない。 (-129) 2021/11/01(Mon) 5:19:43 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創「あぁ、…… だろうねぇ 」君の異能について、君の心について昨日聴いたばかりだ。 そう思えない。 いや、そう思っているかもしれないが信じられない。 自分が、自分を把握できてない弱い少年。 そんな認識がどこかである。 だからだろうか? そう見えてしまうのは。 ……だとしたら、こんな表情をするのは望んでない。 「君には、楢崎クンはどう見えたかい? シオンクンは? 彼らだけじゃない、他のみんなは? ────少しでも、 羨ましい と思ったんじゃないかな?」 (-130) 2021/11/01(Mon) 6:34:43 |
【秘】 何処にでも居る 鏡沼 創 → 朧げな陽光 守屋陽菜「駄目ですよ」 あなたが違和感を覚えるのは、口調かも知れないし その震える声にかも知れない。 「僕は、その問いに 頷いてはいけない んです。…………なのに、どうしてそんな事聞くんですか?」 (-131) 2021/11/01(Mon) 8:25:08 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 何処にでも居る 鏡沼 創「────……どうして頷いちゃいけないんだい?」 質問には返さずに、もう一つ重ねる。 覚えた違和感もそのままに、自己分析の手助けだと。 一つ一つ紐解いていこう。 いけないの先には、思考の束縛があるはずだから。 「君の言葉でいい 理由が話せるのなら、聞かせてみてはくれないかな?」 (-134) 2021/11/01(Mon) 8:56:19 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜「……」 いつからそこにいたのだろう。 どこから見ていたのだろう 。暴走中のことは薄らだけど覚えている。 嘆息した僕は、先輩に視線を向けたまま。 「気分は、最悪ですかね。 頭は重いし、……異能はバレるし」 どれだけの人間が、僕の異能を見ただろう。 隠していたからには、知られたくない異能だった。 「………でも、自業自得ですね」 自嘲するようにそう言った。 「先輩は、何を見てるんですか。台本?」 (-136) 2021/11/01(Mon) 9:20:17 |
【秘】 何処にでも居る 鏡沼 創 → 朧げな陽光 守屋陽菜「だって、頷いてしまったら……羨ましいと、 『そうなりたい』のだと認めてしまったら」 あなたの前に居るのは、鏡沼創だ。 では鏡沼創は、こんな声をしていただろうか。 こんな顔をしていただろうか。 違う。 これは、楢崎大地のものだ。 シオン・グレイヴズのものだ。 笹原絵莉のものだ。 御旗栄悠のものだ。 「────『そうなって』しまうんですよ」 何にでもなれる存在にとって、 『そうなりたい』と 『そうなる』は同義 だ。/* こんなタイミングですが、朝日くんとの秘話終わりました! (-137) 2021/11/01(Mon) 9:24:22 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親「…………そっか」 短く相槌のように。 薬を飲んだところで本人の人格が変わるわけもなく。 起きたのは異能の変調。強化されたということだろうかね。 「そう、一通りの流れを覚えておきたくてね」 ぱらり。また一ページ。 プログラムは決まっていようが、ところどころは空欄だ。 何しろ、勝敗まで台本に書いてはいないのだから。 ぱたん。 「────さぁて朝日、ご苦労さん あれに希望は持てた? …… なりたい自分になれたかい? 」 (-141) 2021/11/01(Mon) 9:47:01 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創「……影響されやすいって大変だねぇ」 一人百面相をする君を見ながらつくづくそう思う。 現代社会において、誰とも関わらずに生きることは出来ない。 誰かと関わるということは、影響し合うということだ。 とりわけ影響されやすい彼だからこそ、 そういった気持ちを抑え続けてきたのかもしれない。 「……では、ここで新たに聞こうか 憧れになれた鏡沼クンは、相手と成り代わりたいのか? 楢崎クンとして、シオンクンとして、 笹原クンとして、御旗クンとして、生きてみたいのか? 憧れたものを吸収した鏡沼クンは存在できないのかな?」 姿を、態度を、仕草を同一にして。 そこには君は残らないのかと問う。 /* お疲れ様です! いいタイミングでそちらに噛み合うようにさせたいですね! (-144) 2021/11/01(Mon) 10:00:09 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜そう、と僕は呟く。 紙の音は些か心地良い。 「……──意地の悪いこと、聞きますね。 希望なんてあるはず、ないでしょう」 「先輩の忠告を聞かなかった結果がこのザマですよ。 叱るなら、今です。 どんな言葉だって、聞き入れますよ」 ゆっくりと僕は身体を起こす。 叱られようとしているのに、横になったままではいくらなんでも誠意が足りない。 (-146) 2021/11/01(Mon) 10:12:31 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜/* PL事務連絡です。 守屋先輩と話すまでにここに来たのは、鏡沼くんとシオンくん、現時点で2人となっています。 鏡沼くんは飼い主≠ゥらの『俺が呼んでる』という伝言を伝えてくれました。 シオンくんはまだ訪れたところで会話内容は不明です。 そして青じそは本日労働ですのでレスポンスが限りなく遅くなります。 お昼にはまた応答しますので、よろしくお願いします〜。 (-147) 2021/11/01(Mon) 10:21:06 |
【秘】 何処にでも居る 鏡沼 創 → 朧げな陽光 守屋陽菜「成り代わりは、現実的ではないでしょうね。 僕が彼らになったとして、彼らが消える訳ではありませんから 不気味に思われるだけですよ」 双子よりもよく似た、赤の他人が出来上がるだけだ。 「それに、別にそう生きてみたいって訳でもないんです。 早死にしそうな生き方だなと思いますし」 「……あと、『鏡沼創』は存在し続けるかと。 その中身がぐっちゃぐちゃになって、何が自分だったのか わからなくなりはするでしょうが」 そう言うと、元の『鏡沼創』へと戻り。 「……そんなの、誰も望んでねぇでしょうから。 僕は、誰かに憧れたりしちゃいけねぇんです」 (-148) 2021/11/01(Mon) 10:25:09 |
【秘】 遅れて来た 世良健人 → 朧げな陽光 守屋陽菜「うわっ。どんなぶつけ方と重さしてたらそんなことになんの。 見せられるとこだけでいいから、教えてくれ」 驚いたのは背中の手より、みるからに転げ回ったかのような痣の様子だった。 ちょっとやそっとじゃないだろう怪我の仕方を、一度は茶化してみた。 渋々ながらに痣の上にひとつひとつ手をかざし、或いは指でなぞる。 布の染みが浮いて取れるみたいに、うっ血した色素が肌色にかえっていく。 骨身に響くみたいな打ち身の痛みも、じきに収まっていくことだろう。 ひとつひとつ、治療を施して。そんなふうにしてるとどうしても言葉が途切れる。 ほんの一瞬生じただろう何気ないずれが、息を詰まらせてしまった。 一度飲み込もうとした疑念を、まだ遠いほうから投げかける。 「……なあそれ、聞いちゃダメなやつなの?」 (-157) 2021/11/01(Mon) 18:12:49 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親「……君は、みんなに心配をかけた 覚えているかわからないが、多くの人が対処にあたった そして、今に至るというわけだ」 獣としての朝日元親は見受けられない。 そこに居るのは、ただの後輩の朝日元親だ。 いいというのに姿勢を正してきて。 ……薬は一時的なものだったのだろうか。 「反省はしたかい? 何が悪かったのかはわかっているだろうが ……後悔はしたかい?」 続く言葉はなく。 目を細めて君を見る。 ……答えを訊こうか。 (-186) 2021/11/01(Mon) 22:02:08 |
【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朧げな陽光 守屋陽菜/* 「ええ、俺もですよ。だから手を貸してますから」 異能についての言葉に肩を竦める。 ──己の異能に毒を吐く人間は散々見て来た。遠くにも近くにも。だからこう言う行為が許されるとは言わないけれど、誰かがやる必要があるならやる。それだけだ。 「今すぐ飲んでも構いませんし、 その場合即反応が出たら俺が止められます。 後で飲むなら色々報告お願いする事になりますね。 飲んでさえくれるならどちらでも構いませんよ。 副作用が出るタイミングすら個人差があるみたいですから」 どちらにせよ容器が発見されただけで即自分が、或いは機関が特定されるとは思っていないし、された所で揉み消せる。そう言う担当の人間すらいるくらいなのだから。 あまりここで無理やり押し付けて気が変わられる方が面倒なのだ。 (-188) 2021/11/01(Mon) 22:19:23 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 鏡沼 創「難儀なものだ……君でいてくれてよかったよ」 異能に対して。 元に戻った鏡沼創に対して。 「……鏡沼クン、本当は何者にもなりたくないのかな? 他人の影響から縛られない、ただ一つの者に ……自分で、自分を認められるといいね」 その為には問題が、時間がかかり過ぎたと思う。 ここまできてしまったからこそ、上手くいかないことも。 君には自分を見つめ直す時間が必要だと。 考える。 自らの異能をもって。 「……ところでなんだが、私の前に居る君はどっちだい?」 (-194) 2021/11/01(Mon) 23:00:04 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜「反省は、そりゃ、しましたよ。 ……しています」 僕は獣じゃない。僕は人間だ。 その証明の過程とはいえ、一時的に獣の僕≠ノ好き勝手させてしまった。 突然強くなった獣の本能に僕は逆らえなかった。 「後悔は────」 続く言葉は直ぐには出なかった。 後悔をしたと頷くのを憚られるくらいには、色んなことがあったように思う。 「……まだ、分かりません。 僕はあんな異能のこと嫌いと思いますけど。 でも、隠していたら知ることはなかったことを、いくつか教えてもらったように思いますから」 かっこいい、だなんて。 その言葉が聞こえたのは、耳の良すぎる僕だけなんだろう。 「──それでも」 「 こんな異能はクソ喰らえって思いますけどね 」 (-195) 2021/11/01(Mon) 23:00:35 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜「そうですか。なら──」 今ここで。 そう言おうとした僕の脳裏に、勢喜の言葉が蘇る。 暫く俺の部屋の番犬になってくれよ。 それは使役の命令ではない。 でもその言葉を聞かなければと逸る気持ちも生じていた。 きっと、その前に交わされた命令が、僕をそうさせている。 「────今は、やめておきます。 後日お話に伺いますよ。寮暮らしですっけ?先輩は」 「こんなこと言って逃げたりはしないからご安心を。 先程言った言葉は、嘘じゃありませんから」 ただ逆らえない相手がいるだけだ。 告げられたばかりの言葉を、蹴飛ばすこともできない程度に。 /* ログがわちゃわちゃになりますわね? ですが普川くんとの続きも並行してお送りさせていただきますわ! (-198) 2021/11/01(Mon) 23:15:29 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 遅れて来た 世良健人「おぉ〜……」 視覚的にも、感覚的にも、癒えていく様に声が漏れる。 まるで魔法みたいだなと思いながら、その手を見つめて。 間が空いたところに、かかる疑問。 予想はしていたその質問に、どう答えようかと。 「んー……人にぶつけられた、かな? 私の異能が異能だから、気をつけなきゃいけねぇのは私だ ……ま、それよりも優先せねばいかんことがあったんでな 見た感じでは、私だけみたいで良かったよ」 怪我をしたのは。 (-200) 2021/11/01(Mon) 23:20:55 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親/* あら大変。いえ、本当に。 一度そちらの方を見届けてから再開しようと思います。 というのも、それを経て変わることもあるかもしれませんから。 なので、一度そちらを見守らせていただきます! お手数おかけして申し訳ないですわ……! (-202) 2021/11/01(Mon) 23:24:56 |
【秘】 何処にでも居る 鏡沼 創 → 朧げな陽光 守屋陽菜「そもそも異能が異能でやがりますからねぇ。 “鏡沼創”の定義を変えりゃ、何にでもなれちまいますが それが“鏡沼創”って事にはなっちまうんですよ。 ……例え、鯱になろうが、ハムスターになろうが」 「本気で何者になりたくねぇなら、無能としての人生を とっくに選んじまってますよ。 ……もしかしたら、異能を持ったままそうなりてぇって だけなのかもしんねぇです。 多分、この異能込みで“鏡沼創”なんじゃねぇかなと」 これはたった今、あなたと話して出た推測だ。 結論と呼べるほど、確かな物ではない。 不意の問い掛けに、少々考える。 「どっち、って……。 守屋先輩が二種類居るって情報が、初耳でやがるんですが? あー……確かに、言われてみりゃ放送で流れてる声は 印象違う感じしやがりますね? そういう単純な区別じゃなく、僕みてぇな感じだったら 正直お手上げするしかねぇです」 自分に“本物”と“それ以外”がある様に、目の前の あなたにも、そういう区別があるのだろうと当たりを付ける。 ちなみに、本物の鏡沼創は此処に居ない。 (-204) 2021/11/01(Mon) 23:30:32 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜/* あらお手数おかけしますわ。 ではその隙に、シオンくんとのやり取りを少しだけ。 まだ当人に許可を頂いてませんから、本当に少しだけですけど。 行った会話は、シオンくんの異能について。 暴走中の朝日くんを止めた異能ですわね。 その前後で朝日くんは『嫌いな奴がいる』とシオンくんに断言しています。 それ以上の情報が必要でしたら、沈み沈み狩られシオンくんに情報の横流しの許可を貰いますわ。 ただ、再度朝日くんにシオンくんは異能を使いました。 こんな異能だよ、と説明するためのようなものですけど。 如何いたしましょう? (-205) 2021/11/01(Mon) 23:35:53 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親/* せっかくなので、シオンくん並びに沈み沈み狩られ地獄さんに秘話を飛ばしてみますわ。 その上で、話を聞いていたか決めようかと思いますの。 許可が必要になれば、そのままこちらの方で伺いますので、どうぞごゆるりと! どうなったかはお伝えします! 何から何まで気にかけていただき嬉しい限りですわ! (-212) 2021/11/02(Tue) 0:28:50 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜/* 了解致しましてよ。 許可が出た際にはこちらの発言もお渡ししますわ〜! 大したこと話していない気もしますけど…… (-213) 2021/11/02(Tue) 0:38:07 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 何処にでも居る 鏡沼 創「…………そうだね 異能を含めて……全部含めて君自身だ」 笑ったような雰囲気を感じられるだろう。 「あぁ、いや違う 君のことだよ 今、保健室にいる君は誰かの認識なのかどうか ……もしかしたら、さ」 息を深く吸う音。 「誰にも認識できない世界に行けるかもしれん」 (-214) 2021/11/02(Tue) 0:40:23 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 俺 シオン・グレイヴズ保健室。 あなたが目的の人物に話しかけるよりも先に、声がかかる。 「────用があるなら、席を外そうか?」 見れば誰もいない。 ただ無人の丸椅子があるだけだ。 「……ああ、これじゃわからないかな?」 カチャリ。 ぼんやりと、そこに眼鏡の女がいた。 (-215) 2021/11/02(Tue) 0:48:59 |
【秘】 何処にでも居る 鏡沼 創 → 朧げな陽光 守屋陽菜「あー……今の僕は、守屋先輩の認識してる“鏡沼創”で やがりますよ。 守屋先輩は、僕が朝日の付き添いで保健室に居ると聞いて 此処に居る筈だと思いやがったんでしょう? だから僕は、此処に居ねぇですが居やがるんです」 あなたの言葉に、思わず沈黙する。 時が止まったかの様な、僅かな静寂。 「…………、……それは、 誰 が?」 (-216) 2021/11/02(Tue) 0:49:11 |
【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 朧げな陽光 守屋陽菜「……ん、ん? お?」 声をかけられ、無人の丸椅子を見て。そして眼鏡の先輩の姿を見て、3度に分けて首を傾げた。 「……そういう異能? 面白そうすね。 え〜っと……保健委員さんすか?それともお見舞いの人? お邪魔する気はないんで。ちょっと様子見くらいのつもりですから、いま話し中とかだったらまた別の時間にきますよ。お構いなく」 (-218) 2021/11/02(Tue) 1:06:54 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 何処にでも居る 鏡沼 創「そっか お手数かけて悪いねぇ」 私が顔を出さなければ、君はいなかったのかもしれない。 ……なんて、考えてしまった。 「誰が、というと ────私たち二人が、だ ……あくまで可能性だがね?」 (-226) 2021/11/02(Tue) 2:34:36 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 俺 シオン・グレイヴズ「そういう異能の人だ まだお話もしていないよ、ただ見てただけだから」 かちゃり。 眼鏡を外せばまたぼやけて。 「このままだと盗み聞きになってしまうからね ……先に声をかけさせてもらったわけだ 先程はありがとうね、お陰で大事にならずにすんだよ」 /* PL連絡網です! 青じそドレッシングさんから、保健室にてお話+αをされたとのことで……。 このように近くにいたもので、どうしましょうというご相談でした! あと、お話もできたらいいなと思ってます。 (-227) 2021/11/02(Tue) 2:40:51 |
【秘】 何処にでも居る 鏡沼 創 → 朧げな陽光 守屋陽菜「いえいえ、お手数でも何でもねぇですよ。この程度」 鏡沼にとっては、いつもの事だ。 「……理屈を聞いても構わねぇです? それと、試す気があるのかねぇのかも」 (-229) 2021/11/02(Tue) 2:56:18 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 何処にでも居る 鏡沼 創「理屈という程大した話じゃないんだが…… 簡単なことだよ」 「そこにいなければ、 お互いに認識することも出来ないだろう?」 そうして、女は笑う。 笑っていることが認識できる範囲で、笑う。 「…………試してみる?」 (-231) 2021/11/02(Tue) 3:15:07 |
【秘】 何処にでも居る 鏡沼 創 → 朧げな陽光 守屋陽菜「質問、答えてもらってねぇですよ。 ……試す気、あるんです? ねぇんです?」 誰にも認識できない世界。 そんな所に、本当に行きたいのかと。 男は微笑む。 笑っていると認識されそうな、無表情で。 「アンタが、試したいって言うんなら」 (-232) 2021/11/02(Tue) 3:35:11 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 何処にでも居る 鏡沼 創「……私としては、どうなんだろうねぇ」 「君が楽になるなら、 誰にも邪魔されず自分見つめ直せるなら それもいいかなと思う────いや、」 「それもただの言い訳だ 私は、誰かに知って欲しいのかもしれない ────私だけが見えてる世界を、ね」 質問の答えになっているだろうか。 ……いや、違うだろうね。 そう考えながら、女は在る。 どんな顔をしているかは、見えない。 (-233) 2021/11/02(Tue) 4:42:08 |
【秘】 何処にでも居る 鏡沼 創 → 朧げな陽光 守屋陽菜「……いいですよ。 好奇心や興味本位で行こうとしてる、って訳じゃなくて。 守屋先輩。アンタにとっては既に見えてる世界なんだって 言うんなら、止める理由はねぇです」 先程までとは異なり、確かに微笑んで。 その答えでいいのだと肯定する。 「僕の為だとか、そういうのは一旦抜きにしちまってですね。 誰かに知って欲しいって気持ちが少なからず在るなら こんなん付き合えるの、僕くらいじゃねぇですか。 それに……そういう風に、自分が知って欲しいからだって 正直に言える人間の方がまだ信用出来るって、僕は 思っちまうタイプなんで」 前にも言いましたかね、と。 表情を伺おうとする様子が無いのは、もしかしたら そんなものは当てにならないと思ってるからなのかも知れない。 (-234) 2021/11/02(Tue) 5:41:59 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 何処にでも居る 鏡沼 創「……まぁ、そうだね その点に関しては悪かった」 はぁと、溜息の音。 「……今の君は認識の方だったね 君の異能の力が、無認識の私を捉えられるのなら 私の世界にも君が顕現し続けられるかもしれないね そうでなければ……」 霧散して消えるか。 そうなると、鏡沼クン本人を連れていけば……。 「────……おっけー よろしく頼むよ ただ、もう少し後でいいかな? まだこいつを見ておかないといけないし」 私も覚悟しておきたいからね、と。 (-235) 2021/11/02(Tue) 7:12:12 |
【秘】 何処にでも居る 鏡沼 創 → 朧げな陽光 守屋陽菜「悪く思う必要はねぇですよ」 軽くそう返して 「ええ、認識の方で間違いねぇです。 無認識ってのが、どんくらいの度合かにも因るでしょうが 認識されねぇだけで、脳自体が消えるって訳でもなきゃ 行けるんじゃねぇかとは思いますよ。保証はねぇですが」 「こちらこそ、よろしくお願ぇしますよっと。 そりゃ、勿論。 伝言も済ませずお出掛けしちまったら、流石に 怒られちまいそうなんで」 こちらは特に、気負った様子も無い。 覚悟はする必要も無いのか、或いは既に決まっているのか。 「じゃ、実行するって時に声掛けてもらって構わねぇです? 認識の僕なら、何処にでも居やがりますから。 本体でって事なら……連絡先でも交換しちまいます? 今、物体に干渉できねぇんで、口頭になっちまいますが。 登録してくれたら、本体の方から返信は出来やがるんで」 了承するなら、口頭で自分のIDを伝えるだろう。 (-236) 2021/11/02(Tue) 7:47:16 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 何処にでも居る 鏡沼 創「────あぁ、これで連絡はいってるかな?」 スマホを操作して、メッセージを送る。 目の前の君から通知音がするかもしれないが、 それは送ったと思ったからだろう。 「それじゃあ、しばらくは様子を見させてもらうよ 気長に待っておいてくれ」 そこまで長くはかけないと思うけれど。 それだけ告げると、また静かになった。 誰かさんの寝息が聞こえるほどに。 (-237) 2021/11/02(Tue) 8:14:05 |
【秘】 遅れて来た 世良健人 → 朧げな陽光 守屋陽菜「ん〜〜……そうか。 守屋は目立ってるし、なんだ。人に対して積極的だからな。 相手が怪我してないなら良かったとは手放しには言いづらいけど、気持ちは軽いわな」 少なくとも納得済みの結果に見えるし、自慢げな話でもないようだから口をつぐんだ。 若干の抗議と不満は息遣いに漏れ出すけれど、無神経に言葉を重ねるほど世話焼きなわけでもない。 見える範囲の傷を治しきってしまえば、歩いていて誰かに咎められるような見た目ではなくなるだろう。 「体育祭、ちゃんと出来んのかな。なんか立て続けに問題あって、教師に咎められなきゃいいけど。 なんかもう少しの間、あちこちで変わったことが起きるような気がすんだよ」 (-241) 2021/11/02(Tue) 10:17:55 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 遅れて来た 世良健人「目立ってる、か 君に言われるとこそばゆいものがあるね ……ん、と……どうもありがとう、助かったよ」 自分自身の腕を見直して、君の手際の良さを褒めよう。 可愛い女の子に頼られた方がよかったかな? 付け合わせにそんな軽口でも。 「……あぁ、問題ねぇ 君にも話は届いているんじゃない? 御旗クンとかから いやぁ、どうなるのかねぇ」 かちゃり。 眼鏡を両手でかけ直す。 じっと、あなたの顔を見つめて。 「────君なら、心配ないのかな?」 (-242) 2021/11/02(Tue) 10:39:09 |
【秘】 何処にでも居る 鏡沼 創 → 朧げな陽光 守屋陽菜「ええ、バッチリ来やがってますよ」 そんなセリフと共に、ポケットから取り出したスマホを弄る。 これもそう見えてるだけで、実際にメッセージを受け取ったのは 校舎裏に居る本体だ。 折り返しの返信も、すぐに届いた。 「はいはい、お待ちしてますよっと」 鏡沼もまた静かに、その時を待つだろう。 目を覚ました朝日に伝言を伝えているのだろう鏡沼の声は “伝言”の主に配慮したのだろうか、不思議と聞こえない。 ただ、酷く不機嫌な様子で応対しているのを見るに 朝日には、その声が問題無く届いてるのだろう。 伝言が終わると同時に、声は再び聞こえるようになった。 「伝わったんなら、よかったです。 ……アンタが 理性を持った人間 だっていう、何よりの証拠でやがりますから。 僕の異能、動物相手だと効きが悪りぃんで。 伝言なんて高度な事、出来ねぇんですよねぇ」 「ま、用件は以上ですよっと。 後もつかえちまってますし、 僕はこの辺で失礼しちまいますね」 そんな言葉と共に、鏡沼創は二人の前から姿を消した。 (-243) 2021/11/02(Tue) 11:09:21 |
【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 朧げな陽光 守屋陽菜「おお、寝ている人を眺めるご趣味が……?」 失礼。 「あれは、"うまく収めることが出来ちゃいそうだな"と思ったから行っただけっつーか……。まあどういたしまして。お礼はお菓子でいいっすよ」 失礼の上からふてぶてしさを重ねていった。 (-244) 2021/11/02(Tue) 11:35:22 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 俺 シオン・グレイヴズ「残念だけどまったく面白くはないかなぁ…… アメちゃんでも食べるかい? レモン味だよ」 ほらと、虚空からアメの袋が飛んできた。 「……だとしてもだ うちの後輩を助けてくれてありがとう 怪我はしてない?」 ここなら処置もしやすいだろうさ。 「────さて、何か用があってきたんだろう? それは聞かれたくない話かな? 邪魔ならさっき言ったように、席を立つつもりだが」 (-245) 2021/11/02(Tue) 12:03:33 |
【秘】 遅れて来た 世良健人 → 朧げな陽光 守屋陽菜「御旗? ああ……最近、早出でもあんまり出る時間合わないんだよな。 同室だけど、サッカー部の朝練より早く部屋出てるっぽくて。夜しか話せてない感じ」 薬について持ちかけられるのは、夕方を過ぎてからのこと。まだ、健人はその話を聞いていないようだった。 どこか的を射られていないような顔をしながら、自分の手をじっと見る。今しがた怪我を綺麗に治して見せた、手品のような手のひら。 「守屋は自分の異能が本当に効いてるか、不安になったことってあるか?」 (-246) 2021/11/02(Tue) 12:13:10 |
【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 朧げな陽光 守屋陽菜「わーい飴ちゃんだ。あざす。怪我は全くなしス、まあ運が良かったですよね」 貰ってすぐに包装を開いてゴミ箱に捨てて、口の中へ飴を放り込む。 バキッがりごりごり……。 「俺からは特別聞かれたくねぇってことはないんで、聞きたければお好きにどうぞ……という感じですかねぇ。向こう(朝日)のほうは知りませんけども」 恥も外聞もあんまりないもんで、と緩やかに笑みを浮かべている。 /* ご相談ありがとうございますって返すのを忘れていました。ありがとうございます。 お話もできたらいいなってことでしたが、このタイミングで長々とお話をするのもなんだか違和感があるので、朝日くんとのお話が終わったあとの時間でまたお声かけて頂く感じが自然かなと思いますがどうでしょうか? (-248) 2021/11/02(Tue) 12:34:27 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 遅れて来た 世良健人「……あぁ、そうなのか 彼もかなり練習熱心なようで、 その頑張りが実を結ぶことを願っているよ」 いつぞやに贈った言葉を思い出す。 前を向いているといいなと。 「……? どうしたんだい急に? 私は、そういった不安を感じたことはないなぁ むしろ効きすぎて困ってるくらいだ」 にひひと笑いながら、手をひらひらと振ってみせる。 さて。 「世良は、そういう風に思うことがあるのかな? ……今しがた、私を綺麗にしてくれたのに?」 (-250) 2021/11/02(Tue) 12:42:31 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 俺 シオン・グレイヴズ「あ、すぐ噛むのね……」 豪快な音を立てながら、咀嚼されていくアメの悲鳴を聞いた。 楽しみ方は人それぞれだなぁ。 「そうか、じゃあ待たせてもらうとしよう 朝日は……まぁ、大丈夫だろうさ」 私が言うのもなんだが、もっと自分を大切にしなさいよと。 ちょっとだけ口うるさい言葉もつけようか。 まったく近頃の若いもんは。 /* こちらこそありがとうございます! 確かにおっしゃる通りだと思うので、また改めてお会いしに行けたらと思います! それで、中に居させてくれるとのことで追加のご相談が……! お二方の秘話の内容、いかがしましょうか!? こちらとしても、ここでは聞き耳を立てるつもりもないのですが……。 異能を使用されたとのことなので、そのあたりは気になってしまうかもと……。 何が起こったのかは伺ってもよろしいでしょうか……? (-252) 2021/11/02(Tue) 12:57:01 |
【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 朧げな陽光 守屋陽菜「へいへいさーせん」 軽い返事。気を付けることは無さそうだ。まったく近頃の若いもんは。 /* そうですね〜うーんどうしましょう。かいつまんでお話しして齟齬が出るとアレなので、出来れば全文写すのが私的には楽だなぁなんて思ってます。 その場合だのパソコンからやりたいので、ちょっとお待たせしてしまいますが……。 (-253) 2021/11/02(Tue) 13:06:51 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 俺 シオン・グレイヴズ「うむ では、静かにしておくよ」 そう言って、静かになる。 まるで何もないかのようだ。 /* ありがとうございます……! みんな心優しい……助かります……。 ちなみに、まだ続いてたりするのでしょうか? でしたら終わるまで待ってから、後でまとめての方が楽なのかなぁとか思っているのですが……。 あ、待機することは大丈夫です! 面倒事を押し付けてしまってますし、ありがたい限りですので……! (-254) 2021/11/02(Tue) 13:18:42 |
【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朧げな陽光 守屋陽菜 /* 「──そうですか。信じてますよ?」 何かを今言いかけて、だが撤回した。 それはわかってもその奥の彼に絡みつく言葉を知る術は普川にはない。 後日と決めたならそれはそれ。 信じてない訳でもないがこれもお仕事だ。一定の疑う必要はあるのは許してくれと、誰にも聞こえない謝罪を入れつつ。 あまりに報告がないなら回収がてら覗き(襲い)に来てもいいし。など物騒な事を考えていた。 「はい。寮ですけど、相部屋に副会長がいますからね。まあ三年一緒ですから席を外してもらうくらいはできますし、風紀委員室でも人払いはできます。お好きなタイミングでどうぞ。 ああ、レポート的な形式で文章で提出でも構いませんよ。俺と話すの嫌がる人も多いですから、情報を貰えるほうが助かりますので」 つまるところ要点さえあれば簡易に手紙形式でもいいという事だ。その辺りはあなたに任せて席を立つだろう。 「では、快適な自室に居座るわけにも行きませんからね。俺はそろそろ失礼します。……何かありましたら、また」 それは姿の見えない『彼女』にも宛てて。 引き止められなければ、去っていく。いずれにせよそうして薬は貴方の手に手渡されて、あの日の朝の騒ぎになったのだろう。 (-257) 2021/11/02(Tue) 14:24:14 |
【秘】 遅れて来た 世良健人 → 朧げな陽光 守屋陽菜「あいつ、頑張り過ぎるからなあ。早寝早起きのが調子いいみたいだけど。 子供って本当は八時起きでも早過ぎるらしいって知ってる?……いや、高坊が子供かはわかんないけど」 朝日と共に起きるのが推奨される昨今、それは人間という動物が自然に会得するリズムとは異なるものらしい。 守屋を見る目は少しだけ眩しそうだった。嫉妬というには遠過ぎて、憧れというにはすぐそばで。ああいいなあと、自然と願うもの。 健人の掌は綺麗だった。年頃の男子にしては擦り傷ひとつなくて、皮膚は柔らかくて滑らかだ。外遊びを知らない子供のように。 「俺はたぶん、自分にはできないことがあるのを知ってるから不安になるんだと思う。 たとえば寒さに強い異能の持ち主が深海に潜れるわけじゃないし、 たとえば温泉を掘り当てられる異能の持ち主が、火山のそばにいても平気じゃないように。 どっか近しい現象なんじゃないかと思っても、そこまで広く手を繋がせてはくれないみたいに。 近しいからって、できることがあるわけじゃないのを知っている。 だからかな、あんまり信用してないのかも。 努力して上手くなること、勉強して得られることと、全然違うだろ」 (-260) 2021/11/02(Tue) 14:46:44 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 遅れて来た 世良健人「ん〜……子供と言っていいんじゃないかな? もちろん、その意味での子供ではないかもしれないが」 私たちは子供だと。 間違えることもいい、失敗することもいい、 それは挑戦し続けた証なのだから。 それが許される、子供なのだから。 「ほうほう……出来ないことがある、ね こんな世の中だ、適材適所…… 異能で職業が選ばれるようなこともあるだろう 異能でしか、辿り着けないものもなぁ ……持って生まれたもので何者かになれるのなら、 それはとても幸運なことだろうね」 生憎と、私にはそんな考えは分からないが。 「それで、出来ないを知っている世良はどうしたい? その不安をどう抱えている? ……君は、何者になりたい?」 眼鏡の奥で、細めた瞳が柔らかくあなたを見つめる。 (-261) 2021/11/02(Tue) 15:12:15 |
【秘】 遅れて来た 世良健人 → 朧げな陽光 守屋陽菜そう、今ここにあるのは皆モラトリアムの途中を歩く子供たちで、どんなに力を持とうとも誰かが守るべき存在で。 きっと大人の目の届かないところは、互いに手を取り合うしか救いの手立てはない。そんな自分達だからこそ、口にできることがある。 もうずいぶん大きくなった体、掌、伸び切った背は自動販売機よりも大きい。安っぽい机の下からローファーの黒がはみ出す。 「俺はこの……俺のじゃなくて、異能という力は、実はなんにも役立たないと思ってる。 一人一人違う力は理解を得るのも難しくて、個人ではなくもっと大きなものになった時、助けてくれるものじゃないと思ってる。 そんな曖昧なものに人生を賭けるのは、俺は怖いことだと思ってるよ」 鞄の中の参考書、赤い表紙に、新書の本。 それらでなければ助けられないものがある。 「俺のなりたいものは。俺はさ、頼れる兄になりたいんだ」 それはきっと、どんな異能をもってしても確かな成就をもたらさない願い。 (-265) 2021/11/02(Tue) 16:15:37 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 遅れて来た 世良健人「────…………何にも役立たない力、か」 ぽつり。言葉を反芻する。 意識して出した声ではない。無意識に吐いた声。 思わず、羨望の視線が向いた。 鋭くなる目線を抑えようと、瞼を閉じた。 「────それも、正しいと思う ……いや、私は正しいと信じている 異能とは、読んで字のごとく“異なった能力”だ たとえある分野でそれが優れていたとして、 その分野しか道がないのかと問われれば違う ……選択肢は、自由だよね?」 言葉を紡いで、本心をいくらか混ぜて、間を持たせて。 ようやく、いつものように。 「……あの弟に頼れる兄、かぁ……きっと大変だねぇ」 軽口を。 からからと、渇いた笑いが出てきた。 (-267) 2021/11/02(Tue) 17:01:07 |
【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 朧げな陽光 守屋陽菜/* おまたせして申し訳ないです、朝日さんのほうの許可も無いと不安だったのですが、どうやらお忙しいみたいなので……たぶん大丈夫かな……と思うので秘話コピペしておきます。どのあたりまで認識するかはこちらからはおまかせします シオン・グレイヴズ → 朝日元親 他の誰も見舞いなどに来ていない時を見計らって、保健室の様子を見に来るだろう。 まだ朝日が眠っているならそっと離れていくつもりで。 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ 「……誰?」 ベッドに横になっていても、来客があればすぐ分かる。 僕は、自慢にはしたくないけど鼻が良かった。 時間にして、昼を回ってしばらくした頃くらいかだろう。 暴走中のことも薄ら覚えていたから、もう知った匂いに僕は重い頭を抱えて身体を起こした。 「………さっきの。ごめん、迷惑かけた」 隣のクラスの奴のはずだ。 この通りの性格なので、聞き慣れない横文字の苗字は覚えてはいなかったが。 シオン・グレイヴズ → 朝日元親 「おす。2-Cのシオン」 ひら、と手を振りながらベッドに歩み寄る。 「迷惑とは思ってないし、別に良いぜ。 もう人間になってるみたいだな。……思いっきり共感使っちゃったから、なんか変になってないか見に来た」 まじまじと朝日の顔を見ようとする。 (-276) 2021/11/02(Tue) 18:47:38 |
【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 朧げな陽光 守屋陽菜朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ 「……2-Dの朝日。 やっぱりさっき、なんか使ったのか。 お陰で助かったけど……」 前髪の隙間から僕はシオンを見る。 あまり見られると居心地は良くないけど、どうやら何かしらの心配をしているらしいと知れば無下にもできない。 「変に、って。 変になりかねないような作用なの、あんたの異能」 態度としては凪そのものだろう。 暴れていた姿がまるで嘘のようだ。 でも学年も同じなことだし、普段の僕を知っていてもおかしくはない。 その場合、僕の態度が普段と変わりないことを確信できるかもしれない。 俺 シオン・グレイヴズ → 朝日元親 「あ、覚えてる感じ?うん、そう、なんか使った。俺の異能。 俺はさあ。 感情的なやつのことを知りたいんだよ。俺には無いからさあ。 だからもし俺みたいなやつが増えたら困るわけ」 あなたが聞いているのか、理解しているかはあまり気にせず、たんたんと話続けて。 「でも見てる限り変わりないし、大丈夫そうだな」 (-277) 2021/11/02(Tue) 18:48:07 |
【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 朧げな陽光 守屋陽菜朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ 「…………」 「感情がないって、そんなさらっと言うこと? ああ、いやでも。感情がないならそれを嘆くこともないのか。 楽しそうに人と話してるように見えてたけど、そういうんじゃないんだ」 少なくとも窓際で読書に耽ける僕よりは有意義な学生生活を送っていそうだと思っていた。 僕は異能の都合、目立ちたくないだけだったけど。 「そういう意味なら安心していいけどさ。 …でも、そう。共感か。 アレ≠ェあんたの感情なんだな」 全てに興味がなくなったような凪の感覚は覚えている。 あの時ばかりは助かったが、常にああだと思うと気分のいいものではなかった。 俺 シオン・グレイヴズ → 朝日元親 「あ、ちょっと言い方を間違えたな。 一般に言う感情ってのは、そりゃあ人並みにはあると思うぜ。美味しいもん食ったら美味しいし、楽しいことしたら楽しいし。他人の気持ちなんて知りようがないから、確かじゃないが。 ま、何を伝えるかはある程度選べるんでね。“アレ”ばっかりが全てでもないけど、概ね。 みんなはさ、誰かを羨んだり、憎んだり、執着したり、してるように見えるんだよ。なんつーの、激情ってやつ。あれが知りたい。 お前はある? そういうの」 (-278) 2021/11/02(Tue) 18:48:34 |
【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 朧げな陽光 守屋陽菜朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ 激情と言われても、僕には直ぐにピンと来なかった。 僕が抱いたこの気持ちが激情である自覚は、僕にはない。 「嫌いなやつくらいはいるよ。 変な薬に手を出して、見返してやりたいって思うくらいにはね。 ……まあその結果がこれだけどさ。 バカバカしいよね、本当」 シオンから視線を離す。 前を向き俯いた僕は、無意識に溜息をついていた。 シオン・グレイヴズ → 朝日元親 「へぇ、いいじゃん。変な薬飲むくらいには、ってけっこうそいつのこと想ってそうだなって俺は思うけどな。 バカバカしいかどうかは俺が判断することじゃないけど。結果がどう見えるかなんてのに興味はないし。ああでも、……俺の異能が、そっちの感情をうつすもんだったらなあ」 ぐ、と身を乗り出して、そらされた視線の先へ回り込もうとする。 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ 「……いいわけないだろ。 人を嫌って喜ぶやつがそういるかよ」 視界の中にまたシオンが入る。 僕は顔を上げて、前髪の隙間からその顔を見た。 「そこまで言うほど知りたいの。 僕は精神干渉系の異能には詳しくないけどさ。 自分に共感させられても、人には共感できないもん?」 (-279) 2021/11/02(Tue) 18:49:00 |
【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 朧げな陽光 守屋陽菜シオン・グレイヴズ → 朝日元親 「俺は誰かが誰かを嫌ってたらめっちゃくちゃ嬉しいよ。 他の精神系の異能のことはわかんないけど。俺の異能は俺からの一方通行。もっかい試してみたって良いけど」 手を伸ばして、長い前髪を退けようとしてみる。 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ 前髪に触れられても、僕は拒絶をしなかった。 「……好きにすれば」 自暴自棄なところもあったと思う。 あんなに誰にもバレないように静かに過ごしていたのに、今朝のあの騒ぎだ。 もうこの大嫌いな異能のことを、かなりの人間が知ってしまった。 前髪の奥の黒い目は、シオンに視線をくれている。 触れたまま3秒を経るのは、とても容易い。 シオン・グレイヴズ → 朝日元親 「よしきた」 以前と同じように、右手で頬に触れる。……むにむにと頬を弄んでみた。 見つめ合って、3秒。以前と同じような空虚があなたに訪れる。 今度は、それだけではなかった。空虚の中に薄らぼんやりと漂っているもの。強い感情に向けられた仄かな“羨望”があった。 強い感情をもっている全てが、自分とは違うものが、とても良いもののように思える。 それだけ。あなたの異能は精神系ではないのなら、あなたの感情がシオンに伝わることはない。 (-280) 2021/11/02(Tue) 18:49:20 |
【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 朧げな陽光 守屋陽菜朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ 激情というのが長続きするかはきっと人それぞれだ。 熱しやすく冷めやすいという言葉もある。 僕は確かに熱しやすい方かもしれない。 そしてしつこいハイエナだから、決して冷めやすい方ではない。 でもどんなに熱しても、冷たい凪に晒されればその瞬間は凪は凪。 僕のものではないとはいえ一瞬凪に上書きされた感情は、当人を前にせずまた分かりやすい熱を持つものではない。 今度は僕は、シオンの異能がどんなものか知っている。 その凪を心地良いと思う時間は僕にはない。 だけど、自分とは違う物 はとてもいいものだと、その羨望はまるで自分のもののように感じることができた。 「……触りすぎ」 誰がむにむにしていいとまで言った。 僕は嘆息する。そして。 「変な異能だよな。……ただ、嫌いじゃないよ」 激情も何も抱かない、素直な感情を告げた。 (-281) 2021/11/02(Tue) 18:50:03 |
【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 朧げな陽光 守屋陽菜シオン・グレイヴズ → 朝日元親 「嫌いじゃないって冷たい言葉じゃない?」 と、感慨も余り無さそうな調子で返した。 「“好かれても嫌われてもいない”よりは、嫌われたほうが楽しいしさ。……あーあ。やんなきゃよかったかもな」 避けられたり退けられたりしない限り、頬に触れる手を離そうとはしない。延々と頬を弄ぶようにしている。 「人に触るのって好きなんだ。変な意味じゃなくて、触られたら大体の人は何かしら反応するし。ちょっと間違うと、あっさり恋に落ちちゃったりする。衝動的なものだから、フラレるのも早いけどね」 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ 「そう? ……僕は」 僕は。 「嫌われてるんじゃないなら、そっちの方がいいかな。 でもそろそろ鬱陶しいからやめてくんない?」 凪から少し離れると、僕はシオンの手を振り払う。 「触られるのは嫌いだよ、僕は。本当は。 異能を使うのに触ったのに、恋も何もあるわけないし。 そういう人の反応見て楽しいのかな、あんたは」 (-282) 2021/11/02(Tue) 18:50:19 |
【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 朧げな陽光 守屋陽菜シオン・グレイヴズ → 朝日元親 「もちろん楽しい。でもまだ激情には足りないんだよなぁ」 にま、と口の形を歪めた。 振り払われた手はお手上げの形。もう触らないよという意思表示だ。保健室であんまりごたごたして、第三者に迷惑がかかるのは本意ではないし。 「好かれるのも同じくらい楽しいけど、残念ながら人に好かれるより嫌われる方が難易度低くいからね。 ま、今日はこれぐらいにしておくけど」 一歩引いて、保健室の外へ。 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ 「つくづく厄介な性格してるな、あんた。 激情を抱かれるより、抱く方に目を向ければいいのに。 まあそれがすぐ出来るなら、そんなことにはなってないんだろうけど」 また嘆息した僕は、立ち去ろうとする背中に最後に声をかける。 「────『羨ましい』って気持ちから始まる激情も、あると思うよ。僕は」 「まあとりあえず、今日はありがとう。 僕が言うのもなんだけど、変なことにはあんまり首突っ込むなよ。 それじゃ、また」 (-283) 2021/11/02(Tue) 18:50:38 |
【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 朧げな陽光 守屋陽菜シオン・グレイヴズ → 朝日元親 「ワハハ。……いつ始まるんだろうな。俺はもうずっと待ってたけど……ああ、まあ、いいや」 「どういたしまして。じゃ、また」 ひら、と手を振って去った。 /* 以上です。無修正のままですがご容赦されたい。 (-284) 2021/11/02(Tue) 18:51:25 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな陽光 守屋陽菜「ああ、そうですか。 分かりました、そのうちレポートでも訪問でも」 僕は頷いて、先輩を見送る。 言うか言うまいか悩んだが、業務の妨害になってはならないと、去り行く背中に一言だけ告げた。 「僕、近日中にこの部屋からいなくなると思います。 勢喜と同室になることになりますから」 その言葉通り、翌日にはこの部屋はもぬけの殻となる。 寮長にでも聞けば、僕の言った言葉が真実だったと分かるだろう。 先輩が去った後、僕は小瓶を見下ろして、 「…………」 溜息をひとつ零すと、着替えとカップヌードルを回収して、部屋を立ち去った。 /* 以上で襲撃ロールは終わりかと思います。 そして、シオンくんから状況伺いましたわ。 ログ読みの手間をお掛けして申し訳ありませんが、宜しくお願いしますわね〜! (-297) 2021/11/02(Tue) 19:51:27 |
【秘】 遅れて来た 世良健人 → 朧げな陽光 守屋陽菜怪我を直したのは事実。部員の擦りむいた怪我を塞いでやったこともあるだろう。 騒動の合間に転んだ生徒を助けたりだってした。昨日も、今までも。 それなのに、この力に意味なんて無いと言う。それは過小評価でさえ、ないようだった。 「頼れる力が手の中にあるのは、どんなにか怖いことだと感じる。 とりかえの利かない力を頼って、自分が辿り着けなかったら、俺はどうするつもりなんだろう。 でもさ、医者だったらたくさんの人を助けられるし、 報道カメラマンだったら必要な情報を必要な人に届けられるし、 生身で奇跡のようなプレイをするスポーツ選手がいるのが、現実なんだよ。 俺は、誰かであっても出来ることのほうが、いいなって思う」 柄にもないことを言ってしまったように、わざとおどけた表情を作った。 ひらひらと気を散らすように手が揺れる。放課後の鐘がなる。 「本当、そう。一生追い続ける夢になるんだろうな。 でもこれ以上の未来とか望みなんてないよ」 (-307) 2021/11/02(Tue) 20:35:19 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 俺 シオン・グレイヴズ/* 確認させていただきました! なるほどなるほど……!素敵ですね! 無理を受け入れていただき、ありがとうございました! とても助かりました! (-310) 2021/11/02(Tue) 20:38:34 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 朝日元親/* いえいえこちらこそ〜!ありがとうございます〜! 先に、確認いたしましたのPL報告をさせていただきますわ! 順を追って、ロールの返しをさせていただきますのよ。 (-313) 2021/11/02(Tue) 20:43:18 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 風紀委員 普川 尚久/* PL連絡網です! このたびは襲撃ロール、同伴させていただいて感謝感謝です! 朝日くんPLの青じそドレッシングさんから締めのお言葉をいただいたので、 うなうなダブルピースさんにも感謝の報告をさせていただきます! どうもありがとうございました! (-315) 2021/11/02(Tue) 20:46:58 |
【神】 朧げな陽光 守屋陽菜ピンポンパンポーン 『もうすぐ下校時間になります 校内に残っている生徒は作業を中止し、 速やかに下校の準備を始めてください』 『繰り返します』 『もうすぐ下校時間になります 校内に残っている生徒は作業を中止し、 速やかに下校の準備を始めてください』 ピンポンパンポーン (G2) 2021/11/02(Tue) 20:48:12 |
【秘】 朧げな陽光 守屋陽菜 → 遅れて来た 世良健人「…………あぁ、なんだ ────カッコいいじゃん?」 それなら心配はいらなさそうだと。 この先にある未来に思いを馳せながら、 目の前のあなたを見る。 過負荷な自分がたどり着いた結論に、君もいるのかと。 ……ちょっと、嫉妬しちゃうね。 「私も、君ら二人が仲良くいてくれると嬉しいなぁ ……あぁ、喧嘩した時は君を助けてあげるよ なんていったって、君と私の仲だからね」 鐘が鳴り終われば、体育祭の準備の時間だ。 各々にやるべきことがある、さらっと別れてしまうのがいい。 じゃあねと手を振って、女はどこかへと歩き去った。 (-319) 2021/11/02(Tue) 20:57:31 |
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