人狼物語 三日月国


147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】

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到着:入院中 阿出川 瑠威

【人】 入院中 阿出川 瑠威

[あと一歩。
いつだってあと一歩の勇気か何かが足りなくて
それで死に損なってきた。

べつに死にたい訳じゃない。
けれどもう生きているのに疲れてしまって。
あと一歩、踏み外したら
それで楽になれる筈だった。

もう楽になろうと、そう決めていたのに。

ある日、突然、なかなか愉快なことが起きた。 ]
(58) 2022/05/17(Tue) 23:38:38

【人】 入院中 阿出川 瑠威

[目の前には、代わりに踏み外した男が、ひとり。


​─────さて、
囚われているのは果たしてどちらか……*]
(59) 2022/05/17(Tue) 23:40:08

【秘】 眼科医 紫川 誠丞 → 入院中 阿出川 瑠威

[……あくまで「担当医」のスタンスを崩したくなかった。
彼は患者で、私は医者で。

自殺未遂を理由に孤島病院へ転院させるのは、都合が悪かった。
私は精神科医ではないから、担当医として相応しくない。
だから彼の治らない左眼に、わざと間違った点眼薬を点して、見てくれだけでも悪化させ……、そうして此処へ連れてきた。
傍から見れば不自然な転院だろう。

彼の両親が騒ぎ立て、あちこちに迷惑を掛けていても。
独断で私が総合病院から離れたことを、親族に咎められようが。

外野の言い分なんて、どうでも良かった。
一度踏み外したら常識と倫理の境界が曖昧になって、坂から転げ落ちるみたいに躊躇が無くなっていく。

──結局、白衣すら脱ぎ捨てて彼に手を伸ばした]
(-17) 2022/05/18(Wed) 0:42:08

【秘】 眼科医 紫川 誠丞 → 入院中 阿出川 瑠威

[どのくらい時間が経っただろうか。
風呂から出て濡れた身体をバスタオルで拭きながら、彼にも大判な一枚を手渡す。その頭に被せお化け頭巾にしようとする]


 ……のぼせて無いか?


[濡れた髪から滴る雫が鬱陶しくて雑に拭う。
自分は短髪だから放っておいても乾くだろうが、彼は男にしては長いから、そのままだと風邪を引くかもしれない。

一通り身体を拭いたら、腰にタオルを巻いて。洗面台のあたりをきょろきょろ見回し、探し出したドライヤーを手にするが]


 君は髪を乾かした方が良いと思うんだが、……
 その、なんだ。もしかして雰囲気を大事にするなら、
 この工程はすっ飛ばすべき……なのか?


[1から10まで順番にやらないと気が済まない性質だけれど、ふいにそんな思考が過ぎった。ここまで真面目に手順を踏むべきなのだろうか。もっと勢いに身を任せる方が、「らしい」のか? 手元に視線を落としたまま呟く。

ベッドから浴室まで移動しておいて、今更ではあるけれど]
(-18) 2022/05/18(Wed) 0:42:48

【秘】 入院中 阿出川 瑠威 → 眼科医 紫川 誠丞

[ お互い膝を折って向かい合い湯船に浸かる男二人。
 なかなかにシュールな光景だ。
 しかも一人は思い切り勃起してるし。
 ちょっとおもしろすぎる。

 けど湯船に浸かって温まってる間に落ち着いてしまいそうで
 それは少しつまらないなと思うから、
 伸びた足が悪戯を仕掛ける。

 親指と人差し指の間に挟み込むようにして
 そろりと撫で上げたり軽く踏みつけて足裏で擦ったり
 浴槽の淵に頬杖をついてニヤニヤ笑いで様子を伺う。

 単純明快に文字通り『洗われ』て内臓までふやけていそうな
 壮絶な尻の違和感は健在だったから
 気をそらしたかったのもあるし
 彼一人平然としているのが気に入らなかったのもある。 ]
(-19) 2022/05/18(Wed) 1:15:00

【秘】 入院中 阿出川 瑠威 → 眼科医 紫川 誠丞



 ……そりゃあ……圧し折れるよね。
 ばっきばきに。

 だって。
 これからせんせぇーのちんぽで、
 俺、女の子にされちゃうんでしょ?

 平気な方がどうかしてる。


[ 悪戯を咎めてか、封じるためか移動を促され素直に応じた。
 背中を彼の胸に預けて伸びをする。
 ………なんかわりと平気な気がしてきてるけど
 そう正直に話すのは流石にまだ少し抵抗があった。

 抱く気だと聞かされた瞬間は
 5階から飛び降りるよりも上の葛藤を感じてたのに
 嫌ではないんだよなぁって気付いてしまったので。 ]
(-20) 2022/05/18(Wed) 1:16:12

【秘】 入院中 阿出川 瑠威 → 眼科医 紫川 誠丞

[ ずっと好きだった人とセックスできるんだから
 どっちでもいいって完全に割り切れた訳ではないけれど
 そりゃ抱く方がいいし今からでも抱きたいけど
 それでも手馴れているのは完全に彼の方なのはわかる。

 だから納得はしている。
 あと一歩の勇気が足りないだけで。
 ちょっと優しくしてくれりゃあその気にもなるだろうに
 耳の後ろで彼が物騒なことを言い出すから
 思わず若干吹いたし軽く蒸せた。]


 まって。俺処女。
 ……いや、男でも処女であってる?わかんないけど。
 兎も角はじめてです。もっかい言うよ?はじめてです。

 なのでお手柔らかにお願いしたいんですけど……?


[ 死にたくなるほどのハードなことする気なの?
 安全性を考慮して抱かれる側を受け入れようとしていたのに。

 本当にすると思っていないからこそ
 そうツッコミたくて堪らなくて、笑えてくる。
 彼が酷い事なんかする筈ない、って
 なぜだか信じきっていた。無防備なくらいに。

 無自覚だけれど、多分それこそが
 彼になら『なにをされてもいい』って
 心の表れだったのかもしれない。 ]
(-21) 2022/05/18(Wed) 1:17:18

【秘】 入院中 阿出川 瑠威 → 眼科医 紫川 誠丞

[ 『今から、君は私のものになるんだから』
 その言葉に圧し折れる予定だった筈の心臓が震える。

 うん、って短い返事を返して
 背後の彼に向き直って、唇を重ねた。

 彼の心を同じだけ震わせられる上手い言葉は
 経験値不足の俺の頭からは生憎でてこないから

 せめてこの気持ちを伝えるために
 恋人同士で交わすみたいな、
 雰囲気ばかりが甘ったるい口付けを。 ]
(-23) 2022/05/18(Wed) 1:18:27

【秘】 入院中 阿出川 瑠威 → 眼科医 紫川 誠丞

[ 向き直って、彼の膝に乗り上げて、唇を何度も柔らかく食んで
 隙間なく触れ合うように平らな胸をすり合わせる。
 まだ硬いままの彼のと、いまいち反応しきれてない俺のを
 重ねて、こすり合わせて、一緒に扱いて……
 口付けの合間に溢す感じ入った吐息の音が
 浴室に湿って響いて………

 ねぇ?完全におっぱじめる雰囲気と流れ作ったよね?俺。

 これっぽっちも流されなかった冷静な彼に聞こえるように
 これもよがしに零した溜息は、熱さの所為とみなされたのか
 のぼせていないか心配された。違う、そうじゃない。

 ちょっとくらいその気になれよ。我を忘れたりしろよ。
 こっちはちんぽ咥えるまでしたんだぞ?

 上がって速攻もつれ込むかとおもいきや
 バスタオルとか渡されるし。いや必要だけども。
 そうじゃないだろ?

 ちょっとふてくされながら体を拭いてたら
 子供扱いするみたいに髪を拭かれてもう諦めた。

 諦めたのに。 ]
(-24) 2022/05/18(Wed) 1:19:46

【秘】 入院中 阿出川 瑠威 → 眼科医 紫川 誠丞

[ 雰囲気を?大事に?してるんだ?
 なるほどね??????

 髪を乾かすか心底真面目に問う彼の言葉に
 なんかちょっと頭を抱えたくなった。

 いや何もなるほどじゃないな。
 なんもわからんわ。

 二度目のため息をこれ以上ないくらい長く深く零して
 湿ったバスタオルを雑に床に落とした。
 そうして空けた手を伸ばして彼の顎を捕まえて
 もう一度、風呂場でやったのを、やり直し。

 多少雑なのは大目にみろよ。
 誘うのは二度目なんだよ、一応。これでも。 ]


 べつに……いい、どうせすぐ汗だくになるんだし。


[ でしょ?って同意を求めて目を細めて笑う。
 もう一度、何度も、唇を重ねて、
 口付けが深くなる一歩手前で離し。 ]
(-25) 2022/05/18(Wed) 1:21:52

【秘】 入院中 阿出川 瑠威 → 眼科医 紫川 誠丞



 ……​───、……
 ね。ベッド、行こ……?


[ 甘ったるい吐息の音を響かせたあとに、
 簡素な誘いの言葉を、
 とびきり性的な声色に聞こえるよう紡ぐ。

 絡めた視線に恍惚を灯して細め、
 最後に名残惜しむようもう一度
 ちゅ、と可愛らしい音を立てて啄んだ。

 これでちょっとくらいその気になればいいんだけど……

 どうせ変わらず冷静なんだろうなぁって、
 若干達観しかけながらその手を取って、
 素っ裸のまま彼の手を引いて、ベッドまで…… * ]
(-26) 2022/05/18(Wed) 1:23:38

【秘】 眼科医 紫川 誠丞 → 入院中 阿出川 瑠威

[向かい合うように湯船に浸かれば、彼の顔も見えるけれど、足の間で興奮したままの屹立も視界に入ると気付いた。
今からセックスするんだから、別に隠すようなものでも無い。そう思いはしても落ち着かなくて、膝を閉じて視線を遮ろうとするが、伸びてきた彼の足に阻まれた──だけでなく、煽るような仕草に肩が跳ねて水面が波立つ]


 こら、阿出川くん……


[確信犯を咎めたところで、負けるのは自分の方だと分かりきっている。悪戯げな表情の彼を近くに呼び寄せれば、存外素直に応じて貰えたけれど。

先程より密着する体勢になり、これはこれで心臓に悪い。
湯で身体が温まったのとは別の顔の熱さを感じ、彼の背後で煩悩と葛藤した]
(-31) 2022/05/18(Wed) 5:18:56

【秘】 眼科医 紫川 誠丞 → 入院中 阿出川 瑠威

[ネコになるだけで女扱いはしない……という、おそらくズレている言葉を飲み込んだ。平気ではないと言いながら彼の素振りは脱力していて、私には普段と変わらない様子に見えるが。そう振る舞っているだけなのか。

ただ普通の恋人がするように、耳障りの良い愛を囁いて、優しく触れて快楽だけ享受し合う努力をしたら良い。医者の顔をしている時は、直接言えなかったことや、出来なかったこと。
持て余し握り潰していた愛情を、素直に表現していけば良いのに──
しかし、私の贈るものは彼にとって価値があるのか?という評価も根底にある。


だったらいっそ思い切りよく砕く方が、諦めがつくだろうかと極端な事を考えていた。既に譲歩してくれている彼の内心も知らずに]


 あぁ、処女で合ってる、んじゃないか?

 今のは言葉の綾だ。なるべく痛いことはしないよ。
 抱くのに必要であれば、それは……許して欲しい。


[やや言葉にするのに躊躇われる表現だが、それよりも解かなければならない誤解が生まれている気配がして慌てた。なるべく、と保険を掛けたが、酷いことはしたくない。これ以上は]
(-32) 2022/05/18(Wed) 5:19:44

【秘】 眼科医 紫川 誠丞 → 入院中 阿出川 瑠威

[シンプルな肯定の言葉と口付け。
彼から与えられたものだと思えば、落ち着きそうだった情欲に簡単に火が灯る。向かい合った彼の背に腕を回して、甘ったるい雰囲気に酔いながらキスを繰り返す。
ぴったりと胸板が触れ、僅かな距離も埋まってしまう]


 ……そんないやらしい仕草、どこで覚えて来たんだ。


[息継ぎの間にそう溢す。熱っぽい息を逃している癖に、不満そうな言い回しだ。背骨の緩やかなカーブを指先で辿って、臀部の窪みまでなぞる。ただ洗ってふやかした入り口に指を引っ掛けているうちに、昂った自身に触れられる。下肢に他人の熱を直に感じ、五感が侵されて脳髄が痺れるような、理性が焼けて遠のく心地がして──やがて彼を静止する。

危ない、……勢いに呑まれるところだった。
ここで始めたら全身ふやけてしまうし、初っ端から浴室で最後までするのはどうなんだ。それに床も壁も当然固くて、何回もするには身体を痛めそうだ。

折角の流れも雰囲気もぶった切り、目前の頬に唇を押し当て]


 ……そろそろ出ようか。


[薄ら微笑んで、滾ったままの熱を放置したまま彼に促した]
(-33) 2022/05/18(Wed) 5:20:45

【秘】 眼科医 紫川 誠丞 → 入院中 阿出川 瑠威

[……けれど、それとは別に優先すべき雰囲気があったんじゃないかと過る。湯船を出て随分と経った後だったが。

長い溜息を吐いた彼が唇を重ね、それは省略して良い工程だと教えてくれる。言われてみれば彼の言う通りで、口付けているうちに濡れた肌の気持ち悪さもどうでも良くなってくる。

ふいに顔が離れて。名残惜しさで彼を見つめていれば、蠱惑的な誘い文句に心臓が震えた。強請る前にもう一度を与えてくれた彼を、茫然とした眼差しで見送る。縫い付けられたように動き方を忘れた足が、手を引かれてようやく一歩踏み出す。

2人分の濡れた足跡を床に残し、ベッドまで辿り着いた。
そのまま溺れてしまいたい衝動になぜか抗い、引かれていた手を唐突にぎゅっと握り込んで、先を行く彼を引き留める。ぼんやりと彷徨っていた視線が焦点を結んだ]


 ……好きだよ、阿出川くん。


[ずっと想ってはいたが、今実感を得たような呟きを落とす。相変わらず表情の薄い顔は冷静にも見えるか。肩を押して、或いは手を引いて、寝台の上に誘う]
(-34) 2022/05/18(Wed) 5:21:29

【秘】 眼科医 紫川 誠丞 → 入院中 阿出川 瑠威

 
 だから、……もっと欲しい。


[待ちきれずに吐息が触れる距離で囁き、散々口付けた彼の唇を舐めて、侵入する余地を窺う。「駄目だ」とは言われないだろうと思いつつ、すぐに口付けてしまわないのは許可が欲しいのかもしれないが。

……既に、何度も、言葉と態度で許可を得ていたと思い至り、唇の合わせが綻んでいたなら、そのままキスを深める。

最初に此処で口付けた時や、浴室で熱を高め合った時のように。もう中断する必要性も心配も無いのだと思えば、噛み付くみたいにして貪って。一糸纏わぬ素肌を滑らせた手のひらで味わう*]
(-35) 2022/05/18(Wed) 5:22:10

【秘】 入院中 阿出川 瑠威 → 眼科医 紫川 誠丞

[ これから彼の女にされるんだとしても
 女のように振る舞う気は更々なかったから。

 ベッドに押し倒してやろうとしたのに
 それよりもひと呼吸だけ早く手を握り締められる。
 どうかしたかと振り返った先
 
 紡がれた言葉には心が灯って聞こえるのに
 真剣な顔はどうしたって仏頂面にみえてしまって。

 なるほど、どんな時でもその顔なのか。
 さっきまでちっとも誘われやしない彼に焦れていたけど
 案外、実際はそうでもなかったのかもしれないと思い直す。

 ただ本当に、自分の欲より俺の体を心配していたんだとしたら
 真偽はわからないが悪い気はしなかった。
 そのポーカーフェイスでは気付けなくとも仕方あるまい。

 「好きだ」なんてたった三文字。
 その短い一言だけで全て差し出してしまいたくなる。
 どうせ捨てるつもりだったのだから安いものだ。

 無理やり拾ってきたくせに今になって
 奪うでも押し付けるでもなく懇願してくるのが可笑しくって

 あの頃と変わらず、かわいいなぁ、と思ってしまうから。
 しょうがないんだ。
 好きな人に、大切に扱われて
 不快に思うほど性癖は歪んでない。 ]
(-50) 2022/05/18(Wed) 17:27:09

【秘】 入院中 阿出川 瑠威 → 眼科医 紫川 誠丞



 いいよ。……せんせぇーになら、幾らでも。


[ 差し出された舌先を唇で柔く食んで
 熱の篭った口内で、舌先で触れて、擽る。

 促されるままベッドの上に腰を下ろして
 繋いだままの彼の手を引いてベッドの上に誘った。

 探り合うような、じゃれあうような
 浅い口付けを何度も交わしては、
 合間に継ぐ息に鼻から溢れる穏やかな笑い声が交じる。

 幾らでも、欲しいまま、好きにしたらいい。
 優しくでも、乱暴にでも、どうだってよかった。 ]
(-51) 2022/05/18(Wed) 17:27:48

【秘】 入院中 阿出川 瑠威 → 眼科医 紫川 誠丞

[ 彼に求められるのなら、彼に与えられるのなら
 なんでもよかった。なんだって。
 あの日からずっとそうだった。

 彼のことが、ずっと…… ]


 すき……、俺も、……っはぁ、…すきだった。ずっと。

 せんせぇのこと……


[ 言葉にして、吐き出してしまえば、
 一気に抑えが効かなくなったのは俺の方だった。

 ずっと好きだった人と素っ裸でベッドの上にいて
 興奮せずにいられる程まだ枯れていなかったらしい。

 ここ暫くすっかりどこかに留守にしていた性欲が
 纏めて帰ってきた心地だなんて
 頭の片隅で他人事のように考えながら
 覚えたての頃みたいな凶暴な衝動を持て余す。

 傷のある腕を気遣う余裕も失せて、
 掻き抱いたまだ湿った背を弄りながら
 口付けが舌を深くねじ込んで絡め合わせる
 深い交わりへと性急に移ろいでゆく。
 吸い上げ、啜った唾液の音が
 なかなかに汚くて、余計に興奮を煽る。 ]
(-52) 2022/05/18(Wed) 17:31:22

【秘】 入院中 阿出川 瑠威 → 眼科医 紫川 誠丞

[ も、すぐにぶち込んでがんがん腰振ってやりたい。
 いれたい。

 いや、いれられるの俺だけど。
 わかってるんだけどさ頭では。

 それでも…… ]


 おれも、…っ、はやくほしい。せんせぇのこと。


[ 抱きたいの気分のままに譫言みたいに強請る。
 全然抱かれる女々しさのない、男臭い顔をしていても
 無意識にどこか甘ったれた声になるのは
 昔築いた関係性のせいだろう。

 行儀悪く足を絡めて抱き寄せた腰を
 押し付ければすっかり勃ち上がったのと彼のが触れて
 その一瞬の心地よさがもっと欲しくて
 淫らに腰をくねらせ摺り寄せる。

 立場が立場なんだから、同じ言葉でも
 抱かれたいの意味でも受け取れる
 いれて欲しいと強請ったようなものだ。

 ……なんて、そんなこと
 今は考えられるだけの余裕がなかった。* ]
(-53) 2022/05/18(Wed) 17:33:09

【秘】 眼科医 紫川 誠丞 → 入院中 阿出川 瑠威

[どうせ捨ててしまうなら、自分のものにしても良いだろう。
そう言って迫ったこともあったが、暴論を盾にしたとしても主導権を握っているのは大抵は年下の彼で、私は彼の一挙一動に囚われている。

私になら、……という台詞が心地良く響いた。
楽しげな笑い声が耳に届くが、つられて穏やかに微笑む余裕もなく、相変わらずの仏頂面で欲しいままに求めて。

ギラついた眼差しは鋭くて甘さには欠けるが、思いがけない吐露に瞠目する。ただでさえ鈍っている思考が追いつかない]


 そうか、……
 それは──……嬉しい、な。


[……だとすれば、
あの日別れてから此処に来るまで、随分遠回りした]


 ……今少し後悔したよ、昔君から離れたこと


[過去に戻っても同じ選択をする、……などと豪語したことを今更恥ずかしく思う。理性が引き絞られたような険しい表情が微かに緩み、私も好きだ、と重ねる言葉の端がなぜか少し震えた。

刹那の理性が衝動を上回ったのは、ほんの僅かな間で。好きだと教えてくれた唇を食み、縺れるように絡め合わせていく]
(-75) 2022/05/19(Thu) 1:06:17

【秘】 眼科医 紫川 誠丞 → 入院中 阿出川 瑠威

[懐かしい幼さを感じさせる声色とは裏腹に、大人びて相応の男らしさが滲む顔を見ていると、……彼も男なんだなと再認識した。知ってはいたが、どうにも「教え子の阿出川くんは可愛い」という印象が強過ぎたから。

悪戯な足に引き寄せられ肌と肌がぶつかり、淫らな腰つきが先を連想させる。自分と同様に興奮したもの同士を擦り合わせながら、内側を解さなければと思った。

……思った筈だったが、切先が入り口に触れていた。ぬるりとした潤滑でふやけた場所を撫でるように押し広げて]


 もっと、ちゃんと……っ 時間を掛けた方が良い。
 

[言いながら、手は彼の腰を掴んだままでいて「まだ駄目だ」と却下するだけの強さはない。最初は擦り付けるだけで思い留まっていたが、……早く欲しいのは私も同じだ。

このまま進んだら彼の心を折ってしまわないか、と──浴室では不安がっていた癖に、もう微塵も思い出せなかった。もっと欲しくて、もっと満たされたいなら、深いところで繋がるしかない。

ぐ、と圧を掛ける。明確な侵入の意思を以って]
(-76) 2022/05/19(Thu) 1:07:30

【秘】 眼科医 紫川 誠丞 → 入院中 阿出川 瑠威

[好きな相手に欲しいと言われて、思い留まれる奴がどれだけいるのか。腹の底で渦巻く暴力的な欲求は、まだ辛うじて繋ぎ留められているらしい。眼下の彼を見ていると様々な感情が引き出され、堪らない気持ちにさせられて。

名付けるとするなら、これを愛おしいと言うのだろう]


 瑠威……ッ、


[あの時は呼べなかった名前を、今度こそ音にする。
擦り切れた低い声色で紡ぎ、浅い侵入の心地良さに息を詰まらせながら、じわじわと腰を進める*]
(-77) 2022/05/19(Thu) 1:08:08

【秘】 入院中 阿出川 瑠威 → 眼科医 紫川 誠丞

[ ほんとそれ。少しじゃなく真面目に悔いて。
 思ったけど責め立てる気もなければ
 笑い話をする気分でもないから黙っておく。

 随分と遠回りを強いられたけどもう過ぎた話で
 なんでこんなことになったのかはわからないままだけど
 今こうして目の前にいてくれるからそれでいい。

 細かいことをごちゃごちゃ悩むには俺の頭は
 まだ疲れきったままだったから、却って丁度良かった。

 あの時応えてくれていたら、どうなっていただろう。
 そんなふうに考えるのも、今でなくていい。
 今はもう、今目の前のことしか考えられなかった。

 理性なんてもうすっかり焼ききれてしまっていた。 ]
(-78) 2022/05/19(Thu) 2:36:39

【秘】 入院中 阿出川 瑠威 → 眼科医 紫川 誠丞

[ どっちのかわからないけどもうずるずる滑って
 風呂場でしたみたいにこすり合わせようと手を伸ばしたら
 肌を滑った彼のものがあらぬ方向にずるりと滑った。

 そっちじゃないって思ってから、
 いや、そこで正解なのかと思い直す。

 これから抱かれる実感はまだ全くない。
 尚も意味がわからないと思ってるくらいで。
 なんなら頭が沸騰しそうな程に挿入れたいと思っているし。

 けれど。
 自分と同じだけ、抱きたくてたまらないって顔をしながら
 ぎりぎりの理性で気遣う言葉を紡ぐのを聞いたら
 一気に気が変わった。

 その気遣いが嬉しいのに、腹が立って。

 伸ばした手を、ふたつの肉茎を重ねるためじゃなくて
 彼のに添えて、擦り付けてくる場所に切っ先を固定する。
 柔くふやけた場所は思ってたより抵抗なく
 まるい先端を浅く食んで
 その異物をなかに欲しがるみたいにひくつくから

 排泄の為に無条件に心地よさを感じる入口が、
 擦れる単純な快感に
 まぁいいか、とあと一歩、迷ってた気持ちが定まった。 ]
(-79) 2022/05/19(Thu) 2:38:30

【秘】 入院中 阿出川 瑠威 → 眼科医 紫川 誠丞




 ……ふ、……っ…がまん、できないくせに。


[ あと一歩を踏み外せずに戸惑ってる彼を
 口元を優しく嗜虐的に歪ませて唆すように嘲笑う。

 首裏に腕を回して抱き寄せて、唇を寄せた耳元を
 興奮に弾む熱い吐息で擽りながら
 いーからはやく、と吐息で急かした。

 はやく、おなじだけ馬鹿になってしまえばいい。

 俺の体を気遣ってぎりぎりで踏み留まれている彼が
 自分よりも夢中になっていないみたいに思えてしまうのが
 寂しくて、腹立たしくて。 ]
(-80) 2022/05/19(Thu) 2:38:57

【秘】 入院中 阿出川 瑠威 → 眼科医 紫川 誠丞

[ あと一言、言ってしまえば彼だってもう迷わないだろう。
 「挿入れて欲しい」って。

 でも抱く側を譲ってやる以上
 俺が抱きたいと思ってるのと同じだけ
 抱きたいと思われたかったから
 その先は彼の意思で進めて欲しくて言い渋る。

 焦らされたのはほんの短い間だっただろう。
 なのに永遠にすら感じて、
 直接的な言葉で強請りそうになってしまう
 唇が何度か無意味に戦慄いた。

 くだらない意地は捨てて、もう、言ってしまおうか。
 敗北感を受け入れようとした寸前のところで
 漸く彼が腰を進めてくる。

 待ちわびた瞬間に……、…… ]
(-81) 2022/05/19(Thu) 2:39:43

【秘】 入院中 阿出川 瑠威 → 眼科医 紫川 誠丞

[
あ、これ無理だわ。

 思い切り我に帰った。無理だ。絶対。物理的に、むり。

 内臓を内側からぎりぎりまで
 ……否、ぎりぎり無理なとこまで
 押し広げられる圧迫感に思わず息を呑んだから
 拒絶の言葉は喉の奥に張り付いて咄嗟に出てこなかった。

 背中に冷えた嫌な汗がにじむ。
 苦しくて苦しくて堪らないのに
 息の吐き方が解らなくて文句を言う余裕がない。

 そうしている間に今まで意識したこともない内側を
 逞しい侵入者がじりじりと押し開いてゆく。 

 ごめんほんとむり。
 ここでやめろとかそっちも無理なのはわかるけど
 ぜったいむりだってこれ
 はいっちゃいけないとこはいってる。

 今更まともに機能し始めたねぼすけの恐怖感が
 どっと押し寄せてきて、体が強ばれば
 腹の奥に変に力が入って
 勝手に畝った熱い内側の粘膜が彼の切っ先を
 きつく包み込むように纏わり付いただろう。

 過呼吸になりそうな下手くそな息継ぎを繰り返して
 漸く吐き出そうとした制止の類の言葉は
 彼の声に遮られて、結局また飲み込んだ。 ]
(-82) 2022/05/19(Thu) 2:41:29

【秘】 入院中 阿出川 瑠威 → 眼科医 紫川 誠丞

[ 散々強請った二文字だった。
 すっかり感じ入って欲の滲んだ男臭い声だったのに
 腰がぐずぐずにとろけそうなくらいに甘く響いて、
 なんか、もう、ダメになった。
 馬鹿になってしまったんだと思う。
 散々焦らされた二文字は、そのくらいの衝撃と
 訳がわからないくらいの中毒性があった。

 俺の名前だ。彼の声が紡いだその名に、漸く
 思いが通じ合った今への実感が湧き上がってきて
 泣き出しそうなくらいの幸福感に胸が苦しくなる。 ]


 せんせぇ……、っ

 、……は、っ。…ぁ、 …せんせ、もっと​────…


[ もっと呼んで。そう強請りたいのに。
 突然襲ってきた訳のわからない法悦に
 甘く震えてしまった内側が彼を締め付けるせいで
 丁度気持ちよかったみたいになって
 少し前まで止めさせようとしていたこの行為を
 強請ったみたいな声になった。

 馬鹿になった頭でも今度は気付いたけど、
 なんかもうそれでよかった。
 そしたらもっと呼んでくれる気がしたから。
 それでよかった。* ]
(-83) 2022/05/19(Thu) 2:45:50
 




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生存者 (12)

乙守 流歌
7回 残 たくさん

大好きな潮音の妻

甲矢 潮音
9回 残 たくさん

かわいい流歌の夫

テンガン・カルシャック
0回 残 たくさん

一番幸せな男だね

ミンナ・コンスタンツェ
0回 残 たくさん

幸せを、貴方に

ヤスヒサ
4回 残 たくさん

 

ナナミ
3回 残 たくさん

 

インタリオ
0回 残 たくさん

 

クロウリー
0回 残 たくさん

 

紫川 誠丞
0回 残 たくさん

p_-)

阿出川 瑠威
2回 残 たくさん

ᐕ)

アウローラ
0回 残 たくさん

次は夜に。

アルカード
0回 残 たくさん

おやすみ

犠牲者 (1)

とある書物(2d)
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