人狼物語 三日月国


87 【身内】時数えの田舎村【R18G】

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【人】 おかえり 御山洗

>>45 鬼走 夜の河原

掛けられた声には大げさなくらいに肩を大きく震わせた。
いつから聞かれていたのだろうか。ほんの一言以外は聞かれて無ければいいけれど。
まだ収まりきらない心臓をおさえたまま、恐る恐るという風に見上げる。

「あ、いえ、別に……なんだろう、その。弾みみたいなもので……」

もはや意味はないだろうとわかっているのに口からついて出るのはごまかしばかりだ。
嘘をついてしまった心苦しさか、一度上がった視線は目も見ないまま下がっていく。
(48) 2021/08/13(Fri) 19:42:12

【人】 おかえり 御山洗

>>49 鬼走 夜の河原

「そんなことは、ないですよ。俺が誰かに言えることなんてのもないし。
 そりゃあ、明らかに間違ってたら指摘したほうがいいなとは思いますけど」

今は耳をそばだてる子どもたちもいないから、或いは冷えた夜気が寂しいから。
昼間の内を過ごしているときよりもずっと消極的な、かつての少年がそこにいる。

「……帰ってきてよかったと思うのはほんとうです。みんなに会えたから。
 こんなに暖かく迎えてもらえるとは思わなかったし、すごくよくしてもらえている。
 でも、それが……怖いんです」

優しさが、久々に会った人々が、子供の頃の記憶が。
そうでない何かを見つめさせて苛むように、胸の外側に暖かく触れてくる。
(54) 2021/08/13(Fri) 21:20:06

【人】 おかえり 御山洗

>>53 添木

添木の声がちゃんと中から聞こえてくるとほっとしたようだった。
10年も経ってしまえば、どこに誰がいるかなんていうのもわからない。
玄関でちゃんと靴を履き揃えて、声を掛けつつに奥の方へと行く。

「掃除中だったんだ、急に押しかけちゃって悪いな……。
 昨日その、気づかないままお酒飲んじゃって、びっくりさせたと思ったから。
 いちおうそのお詫びに来たんだけど……手伝おうか」

お酒に弱いこと、ラベルを確認せずに飲んでしまったこと、結果倒れたこと。
色々と困らせてしまっただろうと、謝罪と共に差し出されたのは時季になりたての梨だった。
ころっと形の良いのがみっつ、ビニール袋の中でネットに包まれて入っている。
(56) 2021/08/13(Fri) 21:32:52

【人】 おかえり 御山洗

百千鳥の言葉を思い出したのは用事が終わってからだった。
海辺の細かな砂を踏む。水着は持ってきていないから着の身着のまま。
観光地のような青々としたきれいな海ではないものの、田舎の海は美しかった。
潮の匂いを抱いた風に長い前髪があおられる。
(64) 2021/08/13(Fri) 23:00:57
御山洗は、ひと方向を見てぎくりとしたように足を竦ませた。
(a24) 2021/08/13(Fri) 23:01:16

【人】 おかえり 御山洗

>>65 添木 昼時間

「大丈夫、あー……そう、本当はほとんど飲めなくて。
 でもそれで成人達で飲んでるのに入れてもらえないのもさ、」

寂しくて。
学生たちのいない場での御山洗の表情はなんだか頼りない。
二つ年下にも関わらず『久(ひさ)さん』と親しくも堅苦しく呼ぶ、少し気の弱い少年の面影があった。

「帰ってきたばかりだし、その。出しっぱなしにはしておけないもんな。
 高いところにしまってあるやつとか出そうか、上から片付けたほうが埃も落ちるし」

彼の家の事情は少しだけ聞いている。だから、何で、なんて聞き返したりはしなかった。
一旦梨を添木に渡し、ひとまず指示を受けなくても手を付けられそうなところから作業し始める。
家に満ちる古い木のにおいに、懐かしいものを感じてすんと鼻を動かした。
(68) 2021/08/13(Fri) 23:35:20

【人】 おかえり 御山洗

>>c14 夕凪

「何持ってるの夕ちゃん。
 溶けるやつもいるから、あんまり振り回しちゃだめだよ」

なぜかペンライト代わりにされているナマコをかわいそうな目で見ている。
自前で履いてきたサンダルのまま、水際のほうまで言ってみる。
岩の間を指で掻いてみると、海の生き物がわっと逃げ出した。

「いろいろいるなあ。山が豊かなんだろうね」
(69) 2021/08/13(Fri) 23:42:42
御山洗は、宵闇の唄に耳をそばだてている。
(a26) 2021/08/14(Sat) 0:42:49

【人】 おかえり 御山洗

>>+18 夕凪

「そうだね、自然の色の移り変わりは、きれいだから……都会のそれとは違うし。
 ゆっくり変化していく山々の表情っていうのは、インスピレーションになるかもね」

都会の色が変わっていくのは、商業戦略と華美主義による目まぐるしさに過ぎない。
テンプレートをなぞっただけの色彩は、自然のそれとは全く違う。

「今はネットも早いしここまで届いてるし、こっちで色々出来たらそうしたいよな。
 そりゃ物資は不便になるけど……駆けずり回るよりずっといいかも」

海を背にして集落の方を見る。屋根が木々の合間から見え、そこに生活があることを思わせる。
太陽の逆光のように青々しく逞しい緑は、都会で同じようには見つけられない。
(78) 2021/08/14(Sat) 0:48:55

【人】 おかえり 御山洗

>>79 鬼走 夜の河原

「……そういうものかな。なんだか昔にも同じこと言われた気がするね」

むずがゆくは感じてもなんとなく自分のことだという気持ちにはっきりとならない。
受け止めたいという気持ちとは裏腹に、一発で立ち直ったりするのは難しい。
少しの申し訳無さを消化するように懐かしさにすり替える。

「俺は。昔に比べて、随分変わったから、――いや、違う、だからじゃ、ない。
 もうこの村にゆかりのある人間じゃないから……それだけでも、なくて。
 ……何を怖がってるのか、どうして怖いのか、わかってるはずなのに」

嘘をついているわけではない、つこうとしているわけでもない。
それらだって理由としてないわけじゃない。
向き合うことを拒否している何かを喉の奥につかえているのだ。
そばにいる鬼走の目をよく見れずにいる。見透かされてしまうのが怖い。
(98) 2021/08/14(Sat) 4:01:42
御山洗は、海を見つめている。
(a43) 2021/08/14(Sat) 4:03:24

【人】 おかえり 御山洗

>>+20 夕凪

「あれ……まだ一人暮らししてないんだっけ。
 俺は東京。何もあるようでないけど、悪いところじゃないよ。
 家賃は高くなるからあんまりおすすめは出来ないけど、近隣ならまた違うかな」

じゃあ、まだどこかしら近くに住んでいるんだろうか。
10年のうちにきちんと把握してなかったんだなと今更ながらに理解する。

「わかんないけど、でも得るものはあるんじゃないかな。
 なんて言えばいいんだろうね……夕ちゃんが幸せになれる場所なら、どこでもいいんだよ」

長らく都会で暮らしてきた御山洗にはここはとても魅力的に見えた。
けれども夕凪がそれを迷うのならば、自分には見えない不安があるのかもしれない。
ぽんぽんと、年下の小さな女の子の肩を二回叩くみたいに触れた。

「自分が好きだと思える場所なら、きっとどこでも大丈夫」
(99) 2021/08/14(Sat) 4:12:22
御山洗は、海に人が飛び込む音に驚いて振り返った。
(a46) 2021/08/14(Sat) 4:14:33

【人】 おかえり 御山洗

>>+20 添木

「そうしようか……はあ。昔はそういうの、憧れて期待してたんだけどな。
 おまつりの後に大人が飲んで上機嫌になってるの、なんか羨ましいなって思ったり。
 ああいうのの仲間入り出来るのが大人だとか思ってたんだな」

普段は日の下で働いている村の人達、といった風の人たちが夜はやたら身近な大人になる瞬間。
酒の力で後押しされて、普段よく話すわけでもないのに大きくなったな、とか言われるやつ。
現実とのギャップを名残惜しみながら天井のすみっこを見つめる。

「よいしょ……一回干したほうがいいか、こういうの。よく晴れてる時期でよかったね。
 久さんも毎年こういうのやってるの?」

鬼走がたびたび盆には帰ってくると言っていたように、彼もそうなのだろうか。
ほんのりと饐えたような匂いのする布団を一抱えにして押し入れから引っこ抜く。
(102) 2021/08/14(Sat) 4:28:24

【人】 おかえり 御山洗

「て、」

遠くを見つめていたその隙を狙われてか、ちょうどタイミングがよかったか。
茜のあげた水しぶき(>>93)は御山洗にも盛大に降り掛かったようだった。
濃色のTシャツは水がかかってぐっしょり濡れた。思わず横を見て、笑う。

「……まあ、周りが見えないくらい元気な方がいいよな」

なかなかうまい距離をはかって話しかけられない学生たちは、自分にとっても大切な子どもたち。
まだ学校に入るか入らないかだった腿くらいまでのちびっこたちは、今やこんなに大きいのだ。
そうした仕草はむしろ快いものに思えて、微笑ましさに口元が緩む。
(103) 2021/08/14(Sat) 4:34:39

【人】 おかえり 御山洗

>>+29 夕凪 海

「……うん」

相槌を時々打つ。滔々と流れる言葉を遮ってしまわないように。
ほんの一言を皮切りに、口にしてしまわなければいかれないものがあるのだろう。
御山洗は一人っ子だ。それでも、家族はずっと一緒ではないということは知っている。
半身とも言えるような存在がつないだ手を放すのは、一体どんな気分なのだろう。

「そうか。そういうことがあったんだね。だから、一人で……。
 ……ひとりきりで決めるのは、難しいことだね。今までふたりで決めてきたんだろ。
 どうしていいか分からなくなってしまうのは、仕方ない。しんどかったね」

手を引いて岩場までゆっくり誘導する。
惑って、混乱を思い出している心のまま、足場の不安定な水場にいるのは危ない。
みんなの世話をしていた優しいお姉さんとしての彼女は嘘ではないけれど、気を張って無理をしていたんだろう。
(107) 2021/08/14(Sat) 9:53:23

【人】 おかえり 御山洗

>>104 鬼走 夜の河原

「はは、今は少し、色々考えちゃったから……明日の昼には、きっとだいじょうぶ。
 雅也さんの言うことや見る目が間違ってるとは、思ったこと無いよ」

今までだって同世代からその下の世代まで、見守ってくれたのは彼だった。
根気よく向き合ってくれた彼が、御為ごかしに滅多な事を言う人ではないのは知っている。

「ううん、違うんです、雅也さん。ここでの思い出はずっといいものだった。
 東京にいってからの俺を支えてくれたのはここでの自分だと思う、みんなだと思う。
 それを後ろめたいもののように思っているのは、俺のせいで、俺が原因だ。
 怖がってるのは……自分です。

 ……帰ってきているのを知っていたら、俺は帰ってこなかったかも知れない。
 ――きっと俺は、会いたくなかった。再会したくは、なかった」

――誰に?
(108) 2021/08/14(Sat) 10:23:03

【人】 おかえり 御山洗

>>+33 夕凪 海辺

「……でも。思い出にばかり生きてはいられないから。子供のようにはいられないから。
 子供のままの関係でいられたらよかったのにね。そうしたら、苦しくなくて済むのに」


(117) 2021/08/14(Sat) 17:10:13
御山洗は、ひとつの横顔を見つめている。
(a54) 2021/08/14(Sat) 17:10:21

【人】 おかえり 御山洗

>>+33 夕凪 海辺

ここに居たいと願う気持ちが安穏を齎すならば、きっと御山洗の言葉は届かないのだろう。
そうとは気づかずにふとこぼれた言葉をかき消すように首を横にふる。

「そっか。仲直りできるなら、それが一番いいと思う。
 なにかひっかかってしまうことがあるのなら取り除ければ問題ないんだしさ。
 おとなになった二人としての関係を、すり合わせられたならいいと思うよ」

前向きに見える貴方の言葉にそれで安心してしまった。
多分ちょうどその頃に、学生たちのあげた掛け水がぱっと御山洗を隠した。
顔から体まで濡れた御山洗が目を丸くした後、おかしなものを見たように吹き出す。

「子供のままだったら、いいかもなあ」
(118) 2021/08/14(Sat) 17:10:35
御山洗は、海水まみれになったTシャツを脱いだ。
(a55) 2021/08/14(Sat) 17:10:59

【人】 おかえり 御山洗

「昨日はしゃぎそびれたし、俺も遊んだほうが良いかな」

乾いた塩がぱさぱさとくっついている。川辺と同じようにはいかない。
スポーツ選手のように美しくとはいかないけど、鍛えた背中は大きかった。
夏のせいか少し日に焼けた肌は、もう10年前の子供のものではないけれど。
(119) 2021/08/14(Sat) 17:16:50

【恋】 おかえり 御山洗

聴こえた旋律に一人を見た。海を思っての曲なら、この風景を見つめているのだろうか。
どんな思いが込められているのか、聞いてみたいような、聞いてみたくもないような。
俺はずっと、翔に話しかけるのを恐れていた。
振り返った視線に見透かされてしまうような気がして、怯えている。
お前がずっと怖いんだ。
帰ってこなければよかったと思う。
もう一度お前の顔を見て、声を聞いて、音を聴かなければ、頭の底に沈んだ思い出のままだったのに。
今でもお前のことを見つめていることを、知りたくはなかった。
(?1) 2021/08/14(Sat) 17:29:05

【恋】 おかえり 御山洗

お前は海がよく似合うと思う。
潮風に吹かれて、誰と同じでもない場所を歩くさまに、憧れていたんだと思う。
それがいつからいびつに歪んでしまったのか、自分でもわからないけれど。
(?2) 2021/08/14(Sat) 17:33:54

【人】 おかえり 御山洗

>>120 宵闇

「……せっかくだしさ。もう濡れちゃったら、関係ないし」

昨日は水辺には入らなかったぶん、はめの外しに拍車がかかったのかもしれない。
臑の浸かるところまで入っていって、潮の匂いに満たされた空気をすんと吸う。
都会の海だったらこうはいかない。遊びに来ただけではあっても、感慨はひとしおだった。

「何やってるんだ、本当。
 あしどけてあげなよ」

なまこが遊び道具になっているんだろうか、みんな。夕凪に振り回されていたのを思い出す。
ざぶざぶと海の中を難なく歩きながら寄っていって、踏まれているナマコの顔を見に行く。
(121) 2021/08/14(Sat) 17:42:19

【人】 おかえり 御山洗

>>123 宵闇

「筋肉質だし、体の作りが独特らしいね。俺はあんまり扱ったことないけど……うわ」

ぶにゅぶにゅの体は種類によっては溶けたりもするし、力を入れて固くもなるらしい。
どんなもんかな、と覗き込もうとした顔を下から水しぶきが襲った。
ぱちぱちと瞬かせて、また海水を浴びた顔を拭う。

「……、やったな」

ひと呼吸ふた呼吸おいてから、反撃の狼煙があがった。
大きい手が同じようにばしゃ、と足元の水をかきあげてふっかける。
(124) 2021/08/14(Sat) 18:13:56

【人】 おかえり 御山洗

>>129 宵闇

いつも素直な大男は耳を貸そうと一旦止まった。
が、和解の姿勢を見せた途端に反撃を喰らい、思わず声を上げて笑った。

「っふ……はは、話す気ないだろ、翔」

つまり望まれているのは継戦なのだ。そう受け取ると、沖の方へと追いかけていく。
同じように深みに行くにつれて水も掬いやすくなって、巻き上がる量も多くなった。
まるで本当に子供に戻ったかのように、遠慮もなしに塩水を掛け合う。
(133) 2021/08/14(Sat) 19:12:30

【恋】 おかえり 御山洗

嘘だ。昔のように無邪気に遊べるわけじゃない。
今だってうまく場を取り繕おうと焦ってるだけだ。
昔のように振る舞うにはどうすればいいんだろう。
お前が望むような状況に乗ってやれば気が済むかな。
悟られないように隠しているのが、お前にバレなければいいと願う。
(?3) 2021/08/14(Sat) 19:22:11

【人】 おかえり 御山洗

>>+39 夕凪

「わあっ」

面白いくらいに体をよじって突かれた箇所をさすった。
前髪を透かして白目が見えるくらい目を丸くして、なんで? みたいな目が夕凪を見ている。
それが悪戯心なのだろうと遅まきに理解すれば、仕方ないな、と姿勢を正す。

「うん、いこうか。なるべくたくさん、楽しんだほうがいいよね。
 これだけみんなが集まることもきっとなかなかないだろうから」

今は忘れてしまおう、心中に抱えておいていくのは思い出だけでいい。
夏のにおいに吹かれながら、はしゃぐ声の中にまぎれていく。
(136) 2021/08/14(Sat) 19:40:52

【人】 おかえり 御山洗

>>135 宵闇 海

「そりゃあ一応、」

水を掛けられれば掛け返し、それにまた掛け返されて。
ラリーのような水遊びが続く。
まだ少し優勢なぶん話を聞く余裕もあったのか、待てとされればぴたりと止まったのに。

「っ、翔!」

叫ぶような声。海辺は底面が急斜面になっていることもある。
海の中に頭を沈めて、手をつかもうと腕を伸ばす。
(139) 2021/08/14(Sat) 20:02:47

【人】 おかえり 御山洗

>>138 添木/添木邸

「みんな、『子供はダメだ』『子供にはまだ早い』って言うもんだからさ。
 大人はいいなあって……現実にはそんなとんでもなく良いもんじゃないけど。
 そうだなあ、瑠夏や翔とも飲もうよって話はしたし。祭りのあとに時間とれるかな」

そのあとになったっていいけれど、折角大人になったのだから積もる話をしたくもある。
もしも場と時間が取れるのならそういうこともしたいと同意した。
きれいに畳まれた布団をその形のまま縁台のある方へ持っていって、
ありもので干してみた。そのままの形で家が残っていても、細かい道具は抜けてるかもしれないから。

「そうだよな、俺も……受け入れてもらえるか不安だったから――……
 ……あ、うん。時間はあるしね」

添木は年も近いほうだから、御山洗が集落を去った理由が親の離縁であることは知っているかもしれない。
それに、ついていかなかった父親のほうがこの田舎に由縁のあるほうだ。
だから帰ってきた御山洗を迎えるものはいないはずだけど、
声を掛けられてそっちへ寄っていった。
(140) 2021/08/14(Sat) 20:20:14

【人】 おかえり 御山洗

>>141 宵闇/海

「危な……頭打ったりしてないか、大丈夫?
 ごめん、よく周り見てなかった……」

引っ張り上げた体をちゃんと足のつくところに立たせて、怪我をしていないか検める。
意気消沈としてはしゃいで遊ぶ気力はすっかりなくなっているようだった。
(142) 2021/08/14(Sat) 20:28:35

【秘】 おかえり 御山洗 → 音楽家 宵闇

――貴方を見る目は、その奥底の虹彩はひどく怯えていた。
それは、貴方が怪我をしたかもしれなかったから?
それは、貴方が溺れたかもしれなかったから?
それだけで、掴んだ手はこんなにも恐れるように震えるだろうか。
逃げるように怖がる色を、するだろうか?
(-136) 2021/08/14(Sat) 20:30:17

【秘】 音楽家 宵闇 → おかえり 御山洗


──男は、怯えたような色をするあなたの目に
震える手に、気づいてはいたけれど、いつもどおりにした。

それはあえてか、みないふりをしたか。
(-142) 2021/08/14(Sat) 20:47:34

【人】 おかえり 御山洗

>>144 宵闇/海

脱いだ上半身はともかくとして、せっかく海に入って良いように履いてきたハーフパンツまで海水漬けだ。
選択する前に真水で塩を抜いたほうがいいのかな、とか考えながら目元を隠した前髪をかきあげた。
普段はほとんど気にしなくとも、濡れて束がくっつき合うと前が見えづらい。

「それならよかったけど……はしゃぎ過ぎるのも考えものだな、やっぱり」

過大に落ち込むのはやめたものの、すっかり気持ちは落ち着いてしまった。
まだまだ元気な学生たちの方を見て、ああいうふうにはいかないんだなと思い直す。
(145) 2021/08/14(Sat) 20:48:26

【恋】 おかえり 御山洗

いびつなものを抱えたままでいるくらいならきっと再会しなければよくて。
かつての思い出を塗りつぶすくらいならきっと帰ってこなければよくて。
でも、海風に巻かれても水浸しになっても、平気で笑っていられる顔は。
昔と同じように、引っ張ってくれて、あの頃と同じままでいるお前は。
(?4) 2021/08/14(Sat) 20:56:35
御山洗は、海が似合うと、そう思った。
(a86) 2021/08/14(Sat) 20:59:17

 




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百千鳥
7回 残 たくさん

もういいよ

涼風
0回 残 たくさん

優くん

鬼走
0回 残 たくさん

いつだってそうだ

花守
1回 残 たくさん

しょうがないか

編笠
21回 残 たくさん

ワンワン。

髪置
0回 残 たくさん

薫くん

犠牲者 (5)

慈姑(2d)
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卯波(3d)
2回 残 たくさん

はい、チーズ!

竹村茜(4d)
4回 残 たくさん

婆ちゃん、

御山洗(5d)
0回 残 たくさん

夢の終りが早く、

清和(6d)
0回 残 たくさん

これからも俺は、

処刑者 (4)

夕凪(3d)
4回 残 たくさん

どこにいるのかな

青嵐(4d)
0回 残 たくさん

またな

宵闇(5d)
1回 残 たくさん

訪れますように。

添木(6d)
0回 残 たくさん

コミット済

突然死者 (0)

舞台 (1)

夜長
7回 残 たくさん

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